JPS6267151A - 小入熱およびシヨ−トビ−ド溶接用高張力鋼 - Google Patents

小入熱およびシヨ−トビ−ド溶接用高張力鋼

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JPS6267151A
JPS6267151A JP20537485A JP20537485A JPS6267151A JP S6267151 A JPS6267151 A JP S6267151A JP 20537485 A JP20537485 A JP 20537485A JP 20537485 A JP20537485 A JP 20537485A JP S6267151 A JPS6267151 A JP S6267151A
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welding
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Nobuo Fukushige
福重 信雄
Toyofumi Kitada
北田 豊文
Kozo Fukuda
耕三 福田
Makoto Watanabe
誠 渡辺
Katsutoshi Mukai
向井 勝利
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、小入熱およびショートビード溶接用高張力
鋼に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
鋼材を溶接した場合、その溶接熱影響部が硬化する程、
溶接熱影響部に割れが発生し易すいことから、溶接熱影
響部の硬さが、その指標として従来から用いられている
。一般に、溶接熱影響部の硬さは、JIS Z 310
1で規定された試験法によって、熱影響部最高硬さくH
v、1.&x)として求めている。
上記溶接熱影響部の硬さは、鋼の化学組成および溶接時
における冷却速度によって決定される。
鋼の化学組成が、溶接熱影響部の硬化に及ぼす影響を定
量的に示す代表的なものとして、下記炭素当童弐がある
上記炭素当量(ceq)と上記熱影響部最高硬さくHv
max)との関係を第1図に示す。
なお、上記JIS Z 3101の試験架1件は、板厚
20闘以下、入熱16.3 KJ/crn、溶接ピード
長さ125I、800℃から500℃までの冷却時間6
秒である。
また、溶接熱影響部の硬化性と溶接割れ感受性とは本来
具なるものであるという観点から、次の炭素当量式があ
る。
=3− Mn   Si   Ni   Cr   Mo   
V    CuPCM: C+ −+ −+ −+−+
 −+ −+ −+5B(%)           
 ・・・ (2)この他、最近では、精度向上の観点か
ら新しい炭素当量式が提案されているが、溶接熱影響部
の硬度および割れ感受性に影響を及ぼす合金元素の関係
式は、上記(1)、(2)式に代表される。
熱影響部最高硬さくHvmax)は、上述したように、
溶接熱サイクル中の冷却速度に依存するため、鋼材の初
期温度や入熱等の溶接条件の他、ビード長さや板厚等に
よっても変化する。即ち、ビード長さが短かくなるにつ
れて、溶接熱影響部の冷却速度は速くなる。この傾向は
、ビード長さが約50闘以下の場合、特に顕著に現われ
、熱影響部最高硬さくHvmax)も急激に上昇するこ
とがわかっている。(第2図参胛) このために日本鋼船工作法精度標準(JSQS)では、
ビード長さの許容値を50Kff/−級高張力鋼の場合
、50.以上に制限している。
一力、最近、造船業界の一部では、例えば、船体外板に
補強材を仮付は溶接する場合、仮付は溶接のビード長さ
を10113から50Mと短かくして、即ち、ショート
ビードにして、仮付は溶接時間の短縮化を図り、且つ、
入熱もできるだけ少なくできる(例えば、ビード長さ1
011では入熱14KJ/cm、ビード長さ20gから
30Ulでは入熱7KJ/cm)鋼の開発が望まれてい
る。
しかし、例えば、第2図に示すように、通常圧延によっ
て得られる50KPf/−級の従来鋼では、ビード長さ
を1OIIJから50鰭とした場合の熱影響部最高硬さ
くHvma工)を割れ発生の虞れがない350以下にす
ることはできない。
また、近年、加工熱処理(TMCP )技術によシ、炭
素当量(ceq)を小さくした鋼が開発されているが、
第2図に示すように、全ての鋼がHvIIla工≦35
0を満足することはできない。
[発明の目的〕 従って、この発明の目的は、ショートビード溶接を行な
っても溶接熱影響部の硬化、即ち、溶接硬化を抑制でき
、且つ、小入熱で溶接を行なうことができる、小入熱お
よびショートビード溶接用高張力鋼を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
この発明は、c:o、o5〜0.1マ%、  Si :
0.02〜0.60%、 Mn : 0.30〜2.0
0%、 Ti :0.003〜0.020 %、 B 
: 0.0005%以下、 N : 0.0010〜0
.0150 % 、 Ti/N :1.5〜3.0.残
部鉄および不可避不純物からなる基本成分組成に、さら
に、Ag:0.10%以下、Nb : 0.005〜0
.08チ。
V : 0.010〜0.10%、Ni:2.0%以下
、Cu:0.5%以下(以上、重量%)のうち少なくと
も1種を含有し、快素当量(Ceq)が0.28−0.
40%、溶接割れ感受性組成(PCM)が0.24%以
下を満足する、入熱4〜20KJ/cmおよびビード長
さ10〜50.の溶接条件下で、熱影響部最高硬さくH
vmax)を350以下にすることに特徴を有するもの
である。
〔発明の構成〕
次に、この発明において、成分組成を上述した6一 範囲に限定した理由について説明する。
C: Cは、鋼の強度を向上させる作用を有し且つ安価な元素
であるが、0.05%未満では所望の強度゛が得られず
、−力、0.17%を越えると溶接硬化が著しくなる。
従って、0.05〜0.17%の範囲に限定した。
Sl : Siは、溶鋼の脱酸および強度付与効果を有するが、o
、o2%未満では、その効果が十分に現われない。一方
、0.60%を越えると、鋼の清浄性が劣化し且つ溶接
性や靭性が低下する。従って、0.02〜0.60%の
範囲に限定した。
Mn : Mnは、鋼の強度および延性を向上させる作用を有し、
且つCにつづいて安価な元素であるが、0.30%未満
では、その効果が十分に現われない。
−力、2.00%を越えると、溶接硬化が著しくなる。
従って、0.30〜2.00%の範囲に限定した。
T1 ; ち、溶接熱影響部において、TiNのピンニング効果に
よるγ粒粗大化を阻止して溶接硬化を抑制する作用を有
する。TiNにおけるTi/Nは、3.43であるが、
実際に最も加熱粒が細粒になるTi/Nは、1.5〜3
.0である。従って、この発明においては、Ti/Nを
1.5〜3.0の範囲に限定した。T1含有量が0.0
03%未満であると、上述した溶接硬化の抑制効果が十
分に現われず、−力、0.020%を越えると、通常方
法では微細なTiNが得られず、やはり溶接硬化を十分
に抑制することが困難である。従って、この発明におい
ては、T1の含有割合を0.003〜0.020%の範
囲に限定した。
B : Bは、鋼の強度低下を補なう作用を有するが、BNとな
るためのNは、TiNで固定されている。
このために過剰に4Bを含有させると、固溶Bが溶接硬
化を助長する。従って、この発明においては、B含有量
をO’、 OOO5%以下とした。
N : Nは、TiNを有効利用するために不可欠な元素であり
、T1/Nを1.5〜3.0の範囲にするためには、0
.0010〜0.0150%の範囲にすべきである。
次に、上述した成分組成に、さらに選択的に含有させる
成分組成の限定理由について説明する。
Al: Anは、溶鋼の脱酸作用および結晶粒の微細化作用を有
するが、O,10%を越えてもその効果の向上は望めな
い。従って、0.10%以下に限定した。
Nb : Nbi、鋼の強度および靭性向上に役立つが、0.00
5%未満では、その効果が十分に現われない。−力、0
.08%を越えても上述した効果の向上は望めない。従
って、0.005〜0.08%の範囲に限定した。
■ : ■は、鋼の強度向上効果を有するが、0.010チ未満
では、その効果が十分に現われない。一方、0.10%
を越えても、上述した効果の向上は望めない。従って、
0.010〜0.10%の範囲に限定した。
N1 : N1は、鋼の強度および靭性を向上させる作用を有する
が、高価な元素であり、経済性の観点から2.0%以下
に限定した。
Cu : Cuは、鋼の強度を向上させる作用を有するが、0.5
チを越えると、溶接割れ感受性が高まる。従って、0.
5チ以下に限定した。
次に、この発明において、炭素当量(Ceq)を0.2
8〜0.40%の範囲に限定し、且つ、溶接割れ感受性
組成(PCM)を0.24%以下に限定したのは、本発
明鋼は、50Kpf/−級の高張力鋼を対象としている
ため、母材および溶接継手部の強度確保と溶接熱影響部
の硬化性を確保するためである。即ち、炭素当量(ce
q)が0.28%未満であると、母材の強度が低下し且
つ溶接熱影響部の軟化が大きく現われ、一方、0.40
%を越えると溶装熱影響部が硬化しすぎて割れが発生し
易くなるからである。また、溶接割れ感受性組成(PC
M)が0.24チを越えると、化学成分組成が本発明範
囲内であっても、溶接熱影響部の硬化性が増して、耐溶
接割れ性および溶接延性が著しく劣化するからである。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
第1表に示す成分組成を有する鋼材をビードオンプレー
ト溶接に供した。このときの条件は、板厚18〜48m
11.入熱4〜20 KJ/cm、ビード長さ10〜1
25.であった。このようにして溶接した後の鋼材の溶
接熱影響部における熱影響部最高硬さくHvmax)の
結果を、引張り試験結果と合わせて第2表に示す。
なお、第1表中(Ceq) 、  (PCM)は、前述
した(1)。
(2)式の通りである。
第2表から明らかなように、本発明鋼1〜5は、比較鋼
6〜10に比べて、熱影響部最高硬さくHvma工)が
40〜80程度低減しており、何れの鋼”!Is HV
max≦350を満足していることがわかる。
次に、本発明鋼(1)の溶接熱影響部の顕微鏡写真を写
真(1)に、そして、比較鋼(6)の溶接熱影響部の顕
微鏡写真を写真(2)に示す。これらの写真から明らか
なように、本発明鋼(1)の金属組織は、TiNのピン
ニング効果によってγ粒の成長が阻止される結果、比較
鋼(6)の金属組織に比べて微細化されていることがわ
かる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、ショートビー
ド、小入熱の溶接条件下で、溶接熱影響部の硬化を抑制
することができるといったきわめて有用な効果がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、熱影響部最高硬さくHvmax)と(Ceq
)との関係を示すグラフ、第2図は、熱影響部最高写真
1 (rJ:、本発明鋼(1)の金属組織の顕微鏡写真
、写真2は、比較鋼(6)の金属組織の顕微鏡写真であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 C:0.05〜0.17%、 Si:0.02〜0.60%、 Mn:0.30〜2.00%、 Ti:0.003〜0.020%、 B:0.0005%以下、 N:0.0010〜0.0150%、 Ti/N:1.5〜3.0 残部鉄および不可避不純物 からなる基本成分組成に、さらに、 Al:0.10%以下、 Nb:0.005〜0.08%、 V:0.010〜0.10%、 Ni:2.0%以下、 Cu:0.5%以下(以上、重量%) のうち少なくとも1種を含有し、炭素当量(Ceq)が
    0.28〜0.40%、溶接割れ感受性組成(P_C_
    M)が0.24%以下を満足する、入熱4〜20KJ/
    cmおよびビード長さ10〜50mmの溶接条件下で、
    熱影響部最高硬さ(H_V_m_a_x)を350以下
    にすることができる、小入熱およびショートビード溶接
    用高張力鋼。
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