JPS6260601B2 - - Google Patents

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JPS6260601B2
JPS6260601B2 JP18126680A JP18126680A JPS6260601B2 JP S6260601 B2 JPS6260601 B2 JP S6260601B2 JP 18126680 A JP18126680 A JP 18126680A JP 18126680 A JP18126680 A JP 18126680A JP S6260601 B2 JPS6260601 B2 JP S6260601B2
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JP
Japan
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water level
valve opening
feed water
drain
water heater
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JP18126680A
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Tokunori Matsushima
Shozo Nakamura
Tatsuo Imaizumi
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS57105602A publication Critical patent/JPS57105602A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火力又は原子力発電プラントにおけ
る給水加熱器の異常診断方法及びその装置に係
り、特に給水加熱器の伝熱管の破損による給水の
漏れを運転中に探知する異常診断方法及びその装
置に関する。
一般に、火力又は原子力発電プラントにおいて
は、プラントの熱効率を高めるため、複数個の給
水加熱器が設けられ、その熱源は蒸気タービンか
らの抽気蒸気であり、これによつて蒸気発生装置
へ送られる高圧給水を予熱する。抽気蒸気は給水
との熱交換により凝縮してドレンとなり、高圧給
水加熱器から順次流入合流しながら低圧給水加熱
器又は脱気器へと流れる。この従来の給水加熱器
の運用方法について、第1図により説明する。
蒸気タービン(図示せず)から第2抽気管2を
通つて第2高圧給水加熱器1に流入する抽気蒸気
は、第1高圧給水加熱器4から送られて来る給水
との熱交換により凝縮してドレンとなり、第3高
圧給水加熱器(図示せず)のドレン配管3から送
られるドレンと合流し、第2高圧給水加熱器1の
内部に溜められ、一定の水位に制御されながら流
出する。
同様に、第1抽気管5を通つて第1高圧給水加
熱器4に流入する抽気蒸気は、給水ポンプ7から
送られて来る給水との熱交換により凝縮してドレ
ンとなり、前記高圧給水加熱器1のドレン配管6
から送られるドレンと合流し、第1高圧給水加熱
器4の内部に溜められ、一定の水位に制御されな
がら流出する。
このような系統において、給水加熱器1,4の
ドレン水位制御は次のように行われる。第2高圧
給水加熱器1のドレン配管は、第1高圧給水加熱
器4に接続されるドレン配管6と、脱気器14に
接続されるドレン配管27とに分岐し、各ドレン
配管には水位調節弁8,9が設けられ、一方の水
位調節弁8は、ドレンの水位検出器12により検
出される水位と設定値NWLとの偏差を得る水位
設定器21からの信号を入力とする水位調節器1
7により開度調節される如く構成される。また他
方の開度調節弁9は、水位検出器12により検出
される水位と設定値HNWLとの偏差を得る水位
設定器20からの信号を入力とする水位調節器1
6により開度調節される如く構成される。
また、第1高圧給水加熱器4のドレン配管も第
3低圧給水加熱器15に接続されるドレン配管2
9と前記脱気器14に接続されるドレン配管26
とが設けられ、各ドレン配管29,26には水位
調節弁11,10が設けられ、各水位調節弁1
1,10に対し、それぞれ水位調節器13からの
信号により開度調節する水位設定器22,23と
水位調節器18,19とが設けられている。
ここで、水位設定器21の設定値NWLは水位
設定器20の設定値HNWLより低くしてあり、
また水位設定器23の設定値NWLは水位設定器
22の設定値HNWLより低くしてあるので、高
負荷の場合、第2高圧給水加熱器1のドレン水位
制御は、水位設定器21からの信号で作動する水
位調節器17により水位調節弁8を操作すること
により行われ、第1高圧給水加熱器4のドレン水
位制御は、水位調節器23の信号で水位調節器1
9により水位調節弁10を操作することにより行
われる。この時、水位調節弁9,11は全閉とな
つている。
しかしながら、低負荷の場合、第2図に示す如
く、第1高圧給水加熱器4の内部圧力と脱気器1
4の内部圧力との差圧Eがこれら機器の静水頭F
よりも小さいか又はほぼ等しくなつてしまうの
で、高負荷の場合とは逆に、前記水位調節器17
と19から水位調節弁8,10に強制閉止の信号
を送つて全閉させ、第2高圧給水加熱器1の水位
は、水位調節弁9により、高位水位(HNWL)
に制御され、ドレン量G2に相当する弁開度を保
持するように制御する。また第1高圧給水加熱器
4の水位は、水位調節弁11により、高位水位
(HNWL)に制御され、ドレン量G1に相当する弁
開度を保持するように制御する。
このような方法により運用される給水加熱器
1,4は伝熱管28の内部を高圧の給水が流れ、
該伝熱管28のみ外部を抽気蒸気及び前段給水加
熱器からの流入ドレンが流れて熱交換を行う多管
式熱交換器構造となつている。このため、該給水
加熱器内の飽和凝縮水を加熱用の抽気蒸気が巻込
むことによつて生じるエロージヨン等の原因によ
り伝熱管28が破損したりすると、伝熱管内の高
圧給水が漏れ、器内のドレンと合流し、該給水加
熱器からの排出ドレン量が多くなる。この場合、
各給水加熱器に対する水位調節弁は、給水加熱器
の水位を一定に保持するようにそれぞれ作動する
ので、水位調節弁の弁開度は排出ドレン量の増加
と共に大きくなる。更に、前記伝熱管28の破損
による給水の洩れ量、いわゆるチユーブリーク量
が増加すると、弁開度が全開となつてもドレンを
排出できなくなり、急激に水位が上昇する。
このような水位上昇に対して、一般に、各給水
加熱器においては、ドレン水位が標準水位から数
百mm上昇すると警報を発するようになつており、
さらに水位が上昇側に変化し警報水位を越えてあ
る水位に到達すると、抽気管2,5に設置されて
いる電動弁24,25を強制的に全閉してしまう
ようになつている。これは、各給水加熱器ドレン
が逆流して蒸気タービンに重大な事故が発生する
ことを防止するためである。従つて、第1高圧給
水加熱器4のドレン水位が異常上昇すると、電動
弁25が全閉し、熱源が供給されないために、器
内圧力が低下してますますドレンの流出ができな
くなつてしまう。しかも、第2高圧給水加熱器1
のドレンも第1高圧給水加熱器4へ流出できなく
なるので、連鎖的に高圧給水加熱器のドレン水位
は異常上昇することになり、結局、プラントを停
止せざるを得なくなる。
このように、従来の給水加熱器の運用では、前
記チユーブリークなどの事故に対して、ドレン水
位の異常上昇という結果でしかそれを感知でき
ず、この時点ではプラントを緊急トリツプせざる
を得ない。また、チユーブリークが小さく、水位
上昇がないとき、即ち水位調節弁の作動範囲内の
チユーブリーク事故の場合は、それを全く感知で
きず、給水加熱器の性能が低下した状態で運転す
ることとなり、プラント性能低下の原因になる等
の欠点があつた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を解
決するために、蒸気発電プラントにおける運転中
の給水加熱器の伝熱管の破損等による給水の洩れ
を早期に発見し得る異常診断方法及びその装置を
提供することにある。
この目的を達成するため、本発明の給水加熱器
の異常診断方法は、給水加熱器の水位調節弁の弁
開度がプラント運用上タービン負荷の変化に相応
して変化することに注目し、定常運転中の該弁開
度を、その運転状態におけるタービン負荷の関数
としてデータ処理することにより、弁開度データ
を作り、該弁開度データと予め記憶しておいた正
常データとの偏差値により、給水加熱器の伝熱管
の破損による給水の洩れを運転中に探知するよう
にしたことを特徴とするものである。
また本発明の給水加熱器の異常診断装置は、高
圧給水加熱器内のドレン水位を検出する水位検出
器と、プラント負荷検出器と、高圧給水加熱器と
脱気器及び低圧給水加熱器との間にそれぞれ設け
られる各ドレン配管に設置される第1,第2水位
調節弁の弁開度をそれぞれ検出する第1,第2弁
開度検出器と、高圧給水加熱器の出口部のドレン
圧力、温度をそれぞれ検出するドレン圧力検出器
及びドレン温度検出器と、前記第1水位調節弁の
弁前部の圧力を検出する弁前圧力検出器と、これ
らの各検出器からの信号により前記第1水位調節
弁の弁前部の飽和水のフラツシユ率を演算し、該
フラツシユ率に基づく信号によつて求められる弁
開度修正係数と各水位調節弁の弁開度データ及び
プラント負荷信号から、各負荷に対応した水位調
節弁の弁開度データを作成し、該弁開度データと
予め記憶しておいた正常データとを比較してその
偏差値により異常を診断する演算装置とを備えた
ことを特徴とするものである。
以下本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
第3図に本発明を実施した給水加熱器の異常診断
装置の一例を示す。図中、従来例と同一構成部分
は同一符号で示してあり、第1図で示した第2高
圧給水加熱器1については図示を省略している。
本実施例における給水、蒸気、ドレンの流路の
構成については従来例と変りがない。即ち、抽気
管5からの抽気蒸気は給水ポンプ7により送られ
る給水と熱交換し、凝縮してドレンとなり、第2
高圧給水加熱器からドレン管6を通つて送られて
来るドレンと合流し、高負荷の場合は、ドレンは
ドレン配管26を通して脱気器14に送られ、ド
レン水位は水位調節弁(以下これを第1水位調節
弁という)10によつて制御される。一方低負荷
の場合は、ドレンはドレン配管29を通して低圧
給水加熱器15に送られ、ドレン水位は水位調節
弁(以下これを第2水位調節弁という)11によ
つて制御される。また、ドレン量は、第2図に示
したように負荷に応じて変化する。
次に本発明により付加された部分について説明
する。30はプラント負荷を検出する負荷検出器
であり、本実施例においては第1高圧給水加熱器
4に流入する抽気管5内の蒸気圧力を検出するも
のについて示しているが、この代りに該給水加熱
器4内の圧力またはタービン第1段圧力を検出す
る圧力検出器あるいはタービン負荷検出器であつ
てもよい。31は該給水加熱器4のドレン出口の
ドレン温度を検出するドレン温度検出器、32は
同じくドレン圧力検出器であり、これらは該給水
加熱器4の出口部ドレンのエンタルピを算出する
ために設けられたものである。33は前記第1水
位調節弁10の弁前圧力を検出する弁前圧力検出
器である。35,36はそれぞれ第1水位調節弁
10、第2調節弁11の弁開度を検出する第1,
第2弁開度検出器である。40はこれらの検出器
の出力信号を入力として異常診断を行う演算装置
であり、ドレン温度検出器31、ドレン圧力検出
器32及び弁前圧力検出器33の出力信号によつ
て第1水位調節弁10の弁前部のフラツシユ率を
演算し、このフラツシユ率に基づく信号によつて
求められる弁開度修正係数と、弁開度検出器35
または36による弁開度データと、負荷検出器3
0によるプラント負荷信号とから、該負荷に対応
した水位調節弁10,11の弁開度データを作
り、該弁開度データと予め記憶しておいた正常デ
ータとを比較することによつて該給水加熱器4の
伝熱管の破損による給水の洩れを運転中に探知す
るものである。
従来例でも述べた如く、該給水加熱器系統にお
いては、各給水加熱器からの排出ドレン量はほぼ
タービン負荷に相応して変化し、かつ各給水加熱
器及び脱気器の内圧もプラントのヒートバランス
によりほぼタービン負荷に比例する。従つて、水
位調節弁10,11の弁開度はタービン負荷によ
つて一義的に決まる。しかし、タービン負荷変化
時、つまり給水加熱器排出ドレン量が変化してい
る時、並びに水位変動がある時には、前述の如
く、この水位調節弁は水位を安定にさせるため作
動するので、瞬時または短い時間では、水位調節
弁の弁開度とタービン負荷との関係は一義的には
決定できない。また、前記脱気器14は第1高圧
給水加熱器4に比べて非常に高い位置に設置され
ているので、第2図に示した如く、第1高圧給水
加熱器4から水位調節弁10の弁前部分に至る配
管圧力損失が大きい。そのために、運転条件によ
つては、この弁前部分の飽和ドレンがフラツシユ
し、気液二相流の状態となることがある。従つ
て、この弁前フラツシユ時には、プラント運転が
定常状態で、かつ水位が安定していても、水位調
節弁10の弁開度はタービン負荷によつて一義的
に決定できず、この弁前フラツシユ時のドレンの
フラツシユ率に弁開度が比例して増加する。つま
り、従来例で述べた加熱器のチユーブリーク時の
現象と同じ動きをこの水位調節弁10がすること
になる。
このような物理現象を適確に把握し、給水加熱
器の異常診断の信頼性を向上させるため、本実施
例においては、演算装置40にて前記フラツシユ
率を算出し、このフラツシユ率に基づく信号によ
つて求められる弁開度修正係数を求め、弁開度デ
ータを修正しているのである。第4図はこの演算
装置40の構成を示す。第4図において、41は
前記ドレン温度検出器31からの信号とドレン圧
力検出器32からの信号により第1高圧給水加熱
器4の出口部のエンタルピを算出するエンタルピ
演算器である。42は該演算器41からのエンタ
ルピと、前記弁前圧力検出器33からの信号によ
つてフラツシユ率を算出し、かつこのフラツシユ
率に基づく信号によつて弁前フラツシユが発生し
ないと仮定した時の弁開度を算出する為に必要な
修正係数を求める弁開度修正係数演算器である。
43は負荷検出器30からの信号をタービン負荷
信号に換算する負荷換算器、44は該負荷換算器
43からの信号から負荷が変化しているか否かを
検出する負荷変化率演算器である。45は水位検
出器13からの信号から水位が変化しているかど
うかを検出する水位変化率演算器、46は該演算
器45からの信号と前記負荷変化率演算器44か
らの信号によりプラントが定常運転状態か否かを
判定する定常運転判定器である。47は弁開度演
算器であり、該演算器47は、前記負荷換算器4
3からのタービン負荷信号により、第1,第2の
弁開度検出器35,36のいずれかの弁開度信号
を選択し、その選択された弁開度信号と前記弁開
度修正係数演算器42からの弁開度修正係数とか
ら、弁前フラツシユが発生していないと仮定した
時のタービン負荷に対する弁開度データを作成す
るものである。49は前記定常運転判定器46の
信号が定常運転を意味するものである場合にの
み、前記弁開度演算器47からの弁開度データ
と、弁開度記憶装置48に記憶されている弁開度
の正常データとを比較し、弁開度が適切であるか
否かを判別する弁開度異常判別器である。50は
該判別器49からの信号が弁開度異常を意味する
ものである場合に、給水加熱器の異常診断結果を
表示すると共にブザー等の手段により警報を発す
る異常表示警報器である。51は前記判別器49
からの信号が異常なしを表示するものであつて、
かつプラント建設直後または分解点検直後から一
定期間後に初期基本データを集録し、予め記憶し
ておいた正常データの修正を行う基本データ修正
器である。
次にこの第4図の演算装置を構成する各演算器
の詳細について説明する。前記エンタルピ演算器
41は、第5図に示す如く、前記ドレン温度検出
器31からの温度信号THと、前記ドレン圧力検
出器32からの圧力信号PHとによつて、この圧
力信号PHをパラメータとする温度―エンタルピ
線図(TH―iH線図)から算出する関数近似法に
よつて求めるデイジタル演算器60により構成さ
れる。
前記弁開度修正係数演算器42は、第6図に示
す計算フローに従つて演算するデイジタル演算器
から構成され、入力xと出力yについて、y=f
(x)の関係が成立する各関数近似計算は、第7
図に示す如く、曲線近似法によつて求める関数近
似演算器61より成る。つまり、第6図におい
て、弁入口エンタルピiHからそのエンタルピに
相当する飽和圧力P1vを求め、該飽和圧力P1v
前記弁前圧力検出器33による弁前圧力P1よりも
小であれば弁前フラツシユ状態であるため、以下
の演算を行い、P1>P1vであれば単相流であるた
め、弁開度の修正は行わない。弁前フラツシユ状
態と判別されると、検出した弁前圧力P1に対する
飽和蒸気のエンタルピi1gと比容積v1g及び飽和
水のエンタルピi1gと比容積v1eをそれぞれのデ
ータが格納されている関数近似演算器61によつ
て求め、これらの値と前記弁入口エンタルピiH
より次の(1)式によりボイド率Vrを演算する。
ここに、Xは(2)式より求められるフラツシユ率
である。
X=i−i1l/i1g−i1l ……(2) このボイド率Vrより弁前フラツシユによる水
位調節弁の弁開度増加分を算出する係数Fnを求
める。この場合、前記弁前フラツシユ判別におい
て、弁前フラツシユ状態でない時はFn=0とす
る。
前記弁開度演算器47は、第8図に示すよう
に、前記負荷換算器43からの負荷信号PWと、
第2図で示したドレン切替点におけるドレン切替
負荷信号PWAとを比較し、PW>PWAであるとき
は高負荷システム72を起動し、反対にPW<
PWAであるときは低負荷システム71を起動さ
せるシステム起動設定器70を備え、これによつ
て第2図で説明したように負荷によつて切替わる
水位制御中の水位調節弁を選択し、その弁開度信
号を前記弁開度異常判別器49へ伝達する。但
し、前記高負荷システム72は、前述した如く、
弁前フラツシユ現象を伴うので、前記弁開度修正
係数演算器42からの信号Fnと前記弁開度検出
器36からの弁開度信号AVNとによつて弁前フラ
ツシユによる弁開度増加分を算出する掛算器73
と、該掛算器73からの信号と該弁開度信号AVN
とによつて弁前フラツシユが発生しないと仮定し
た時の弁開度を算出する減算器74とによつて構
成され、弁前フラツシユに伴う弁開度増加分を修
正した弁開度信号を前記弁開度異常判別器49へ
伝達することとなる。
前記定常運転判定器46は、第9図に示す計算
フローに従つて演算を行い、前記負荷変化率演算
器44からの負荷変化率信号の絶対値|dPW/
dt|が負荷変化判定値PWnioより大きいか、また
は前記水位変化率演算器45からの水位変化率信
号の絶対値|dL/dt|が水位変化率判定値Lnio
よりも大きい時は、過渡状態であると判別され、
前記弁開度異常判別器49へ過渡状態判定信号
d/dt=1を伝達する。一方、前記負荷変化率信
号の絶対値|bPW/dt|が負荷変化判定値PWnio
よりも小さく、しかも前記水位変化率信号の絶対
値|dL/dt|が水位変化率判定値Lnioよりも小
さい時は、定常状態であると判別され、前記弁開
度異常判別器49へ定常状態判定信号d/dt=0
を伝達する。
前記弁開度異常判別器49は、第10図に示す
如く、前記弁開度演算器47より得られるそれぞ
れの負荷に対応した水位調節弁の弁開度データ信
号Avを、前記定常運転判定器46によつて前記
定常状態判定信号d/dt=0が伝達された時のみ
定常状態(YES)と判定し、前記弁開度記憶装
置48からの正常弁開度データ信号AVOと比較
し、この偏差信号ΔAVが後述する弁開度偏差許
容値δA〜δBよりも大きい時は、弁開度異常と判
定し、前述の処理を異常表示警報器50で行わ
せ、そうでない時は正常と判定し、前述の処理を
基本データ修正器51で行わしむるように動作す
るデイジタル演算器から構成される。
次に本発明の全体の動作を第11図のフローチ
ヤートと第12図及び第13図の弁開度特性曲線
を用いて説明する。第4図で示した各検出器から
の信号をスキヤンニングタイムごとにデイジタル
式の演算装置40に取り込んだ後、次のように処
理される。まず、負荷変化率演算器44及び水位
変化率演算器45により得られる負荷及び水位の
変化率から、定常運転判定器46により、前述し
た方法で定常運転状態であるか否かを判断し、否
であれば何の処理も行われない。
一方、定常運転状態に達したら、エンタルピ演
算器41と弁開度修正係数演算器42により、水
位調節弁の弁前がフラツシユしているかどうかを
前記演算によつて求め、フラツシユ状態であれば
フラツシユ率を算定後、弁開度演算器47によ
り、フラツシユによる弁開度増加分を修正し、弁
前フラツシユが発生していない時の弁開度を算出
する。これは第12図に示す如く、弁前フラツシ
ユ無しの時のタービン負荷に対する弁開度特性曲
線a0に対し、弁前ボイド率Vrが増加するとその
特性曲線がa1〜a3で示すように上方向に移動する
ために、前述した如く、給水加熱器のチユーブリ
ーク事故によるドレン量の増加に伴なう水位調節
弁の弁開度増加と全く区別がつかなくなるのを防
止するためである。しかも、初期に正常データを
作成する時、タービン負荷とその時の弁開度は、
1組のデータとして演算装置40の弁開度記憶装
置48に集録され、異常診断に供されるが、この
場合、過大なデータ貯蔵を避けて処理効率を向上
させるために、弁前フラツシユ無しの時のデータ
を基本としていることによる。従つて、弁前フラ
ツシユが発生していない時は、弁開度データは取
り込みデータそのものになる。
このようにして得られた弁開度データは、弁開
度異常判別器49により弁開度記憶装置48に記
憶しておいた正常データと比較され、その偏差値
ΔLxが基準偏差値δA〜δB(第13図)と比較
される。この基準偏差値δA〜δBは、第13図に
示すように、正常データ曲線a0と各検出器の誤差
及び弁開度のバラツキと水位制御装置の不感帯な
どによつて決められた正常データバラツキの上限
値を示す特性曲線C0から求めたものである。こ
のような処理を行うことにより、異常診断の誤動
作を防止すると共に、少ないチユーブリーク事故
であつても早期にしかも水位制御可能なうちに発
見できるようにすることができる。
この弁開度偏差値比較において、弁開度データ
の偏差値が基準偏差値を上回つていた時は異常表
示警報器50により直ちに異常の表示と警報を発
し、チユーブリークを早期に発見し、プラントを
緊急トリツプさせることなく停止することがで
き、非常に安全である。また、チユーブリーク量
が運転可能範囲であれば、その対策期間が十分に
あるので、それに対する処理時間も短縮できる。
このように、本発明においては、タービン負荷
と弁開度との特性曲線を基本とし、弁開度データ
を予め記憶されている正常データと比較し、その
偏差の大小によつて異常診断を行うのであるか
ら、この正常データをいかに精度よく求めておく
かが重要である。一般に、弁通過流量と弁開度と
の関係は、流体の物性値が一定でかつ弁前後の差
圧が一定の場合は、弁CV値特性によつて設計段
階で求めることができる。しかし、発電プラント
のように、複雑な配管と各機器のヒートバランス
が部分負荷の場合のように設計値と少し異なつた
値をもつと、弁通過流量が同じであつても、弁前
後の圧力及び温度などが計画値とはずれてくる場
合が多い。そのために、タービン負荷と弁開度と
の関係は実測データによつて求めるのが良い。従
つて本発明においては、プラント建設直後または
分解点検直後から一定期間内に、初期の正常デー
タが作成されていない場合には、データロガーを
介して初期正常データの作成を行う。しかしここ
で考慮しなければならないことは、プラント試運
転時や分解点検直後においても異常データを示す
こともあり得るということであり、このことを考
慮して設計データを試運転データで補正して正常
データを作成するが、仮に設計データと試運転デ
ータとの差が大きい場合には異常と診断する。
以上述べたように、本発明による給水加熱器の
異常診断方法は、水位調節弁の弁開度をタービン
負荷の関数としてデータ処理し、予め記憶してお
いた正常データと弁開度データとの偏差値によつ
て異常を探知する方法であるから、プラント運転
中であつても給水加熱器の微妙な異常を検出する
ことができる。また、本発明は、プラントに何ら
じよう乱を与えることなく異常を検出できる上、
加熱器から離れた場所において、給水加熱器の異
常を検出できる。また本発明による異常診断装置
は、弁前フラツシユ率を求めて弁開度を修正する
手段を有するので、信頼性の高い装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の給水加熱器のドレン水位制御装
置の系統図、第2図は該装置のドレン切替点の負
荷特性曲線図、第3図は本発明を実施した給水加
熱器の異常診断装置の一例を示す系統図、第4図
は該実施例の異常診断装置の詳細な系統図、第5
図ないし第10図は第4図の各部の動作及び構成
を示す詳細図、第11図は該実施例の全体の動作
を説明するフローチヤート、第12図及び第13
図は水位調節弁の弁開度特性の一例を示す説明図
である。 4,15…給水加熱器、5…抽気管、10,1
1…水位調節弁、13…水位検出器、14…脱気
器、26,29…ドレン配管、30…負荷検出
器、31…ドレン温度検出器、32…ドレン圧力
検出器、33…弁前圧力検出器、35,36…弁
開度検出器、40…演算装置、41…エンタルピ
演算器、42…弁開度修正係数演算器、43…負
荷換算器、44…負荷変化率演算器、45…水位
変化率演算器、46…定常運転判定器、47…弁
開度演算器、48…弁開度記憶装置、49…弁開
度異常判別器、50…異常表示警報器、51…基
本データ修正器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蒸気発電プラントにおけるタービンからの抽
    気蒸気により給水を加熱する給水加熱器におい
    て、該給水加熱器内のドレン水位を制御する水位
    調節弁の定常運転中の弁開度を、その運転状態に
    おけるタービン負荷の関数としてデータ処理する
    ことにより弁開度データを作り、該弁開度データ
    と予め記憶しておいた正常データとの偏差値によ
    り、前記給水加熱器の異常を探知することを特徴
    とする給水加熱器の異常診断方法。 2 特許請求の範囲第1項において、前記弁開度
    データ及び正常データが前記水位調節弁の弁前部
    のフラツシユ率により修正されたデータであるこ
    とを特徴とする給水加熱器の異常診断方法。 3 特許請求の範囲第1項において、前記弁開度
    データ及び正常データを作成する時に、タービン
    負荷変化率及び水位変化率から定常運転状態を感
    知し、該定常運転状態にて異常診断を行うことを
    特徴とする給水加熱器の異常診断方法。 4 特許請求の範囲第1項において、前記正常デ
    ータを必要に応じて逐次修正することを特徴とす
    る給水加熱器の異常診断方法。 5 タービン抽気蒸気を熱源とする高圧給水加熱
    器からのドレンを、負荷に応じて脱気器又は低圧
    給水加熱器に切換えて流出させ、かつドレン量が
    負荷に応じて変化する蒸気発電プラントにおい
    て、高圧給水加熱器内のドレン水位を検出する水
    位検出器と、プラント負荷検出器と、高圧給水加
    熱器と脱気器及び低圧給水加熱器との間にそれぞ
    れ設けられる各ドレン配管に設置される第1,第
    2水位調節弁の弁開度をそれぞれ検出する第1,
    第2弁開度検出器と、高圧給水加熱器出口部のド
    レン圧力、温度をそれぞれ検出するドレン圧力検
    出器及びドレン温度検出器と、前記第1水位調節
    弁の弁前部の圧力を検出する弁前圧力検出器と、
    これらの各検出器からの信号を入力とし、前記第
    1水位調節弁の弁前部の飽和水のフラツシユ率を
    演算すると共に、該フラツシユ率に基づく信号に
    よつて求められる弁開度修正係数と各水位調節弁
    の弁開度データ及びプラント負荷信号から、各負
    荷に対応した水位調節弁の弁開度データを作成
    し、該弁開度データと予め記憶しておいた正常デ
    ータとを比較してその偏差値により異常を診断す
    る演算装置とを備えたことを特徴とする給水加熱
    器の異常診断装置。
JP18126680A 1980-12-23 1980-12-23 Abnormality diagnosis method of and apparatus for feed water heater Granted JPS57105602A (en)

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