JPS6257993A - 高強度ロ−プ - Google Patents
高強度ロ−プInfo
- Publication number
- JPS6257993A JPS6257993A JP19555485A JP19555485A JPS6257993A JP S6257993 A JPS6257993 A JP S6257993A JP 19555485 A JP19555485 A JP 19555485A JP 19555485 A JP19555485 A JP 19555485A JP S6257993 A JPS6257993 A JP S6257993A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- fibers
- mol
- strength
- aromatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は高強度、高弾性率を有し、耐摩耗性にすぐれた
高強度ロープに関する。
高強度ロープに関する。
〈従来の技術および問題点〉
ロープ用の繊維としては、これまで麻などの天然繊維、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなどの合成繊
維が用いられてきた。これらの繊維は単糸強度でl O
f/dをとまわるものはなく、高強度ロープを作るには
、ロープの径を太くしたり、鋼線を用いたりする必要が
あった。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなどの合成繊
維が用いられてきた。これらの繊維は単糸強度でl O
f/dをとまわるものはなく、高強度ロープを作るには
、ロープの径を太くしたり、鋼線を用いたりする必要が
あった。
ロープ径が太くなると、取扱いに問題−を生じたり、重
くなるという問題があり、鋼線が入ると、重さに加え絶
縁不良が生じ、電気を使用する分野に用いることはでき
ず、又、錆びるという問題があった。
くなるという問題があり、鋼線が入ると、重さに加え絶
縁不良が生じ、電気を使用する分野に用いることはでき
ず、又、錆びるという問題があった。
近年、開発された芳香族ポリアミド繊維は軽量で、20
g/dを超える強度を持つが、吸水性のため乾湿時で
ロープの物性差が生じたり、使用中の耐摩耗性が劣す、
寿命が短く、さらには、硫酸や、高価な溶剤を用いる湿
式紡糸のため、経済的に高価で又15μmを超える太い
繊維を得ることができないといった問題点があった。
g/dを超える強度を持つが、吸水性のため乾湿時で
ロープの物性差が生じたり、使用中の耐摩耗性が劣す、
寿命が短く、さらには、硫酸や、高価な溶剤を用いる湿
式紡糸のため、経済的に高価で又15μmを超える太い
繊維を得ることができないといった問題点があった。
く本発明の目的〉
本発明の目的は軽量、高強度、高弾性率を有し、乾湿時
の物性差もなく、耐摩耗性にも優れ、目的により単M4
m径や、断面形状を変更しうる繊維から成る高強度ロー
プを提供することにある。
の物性差もなく、耐摩耗性にも優れ、目的により単M4
m径や、断面形状を変更しうる繊維から成る高強度ロー
プを提供することにある。
く問題点を解決するための手段〉
すなわち本発明は、溶融時に異方性を示す芳香族ポリエ
ステルであって、その構成モノマ一単位のうち、20〜
80モル%がp−ヒドロキシ安息香酸の残基である芳香
族ポリエステルを溶融紡糸することにより得られた繊維
を主成分として形成されることを特徴とする高強度ロー
プに関するものである。
ステルであって、その構成モノマ一単位のうち、20〜
80モル%がp−ヒドロキシ安息香酸の残基である芳香
族ポリエステルを溶融紡糸することにより得られた繊維
を主成分として形成されることを特徴とする高強度ロー
プに関するものである。
本発明における溶融時に異方性を示すポリエステルとは
90°直交した2枚の偏光板の間にある加熱試料台上に
ポリエステル試料粉末を置いて昇温していった時に、流
動可能な温度域において光を透過しうる性質を有するも
のを意味している。
90°直交した2枚の偏光板の間にある加熱試料台上に
ポリエステル試料粉末を置いて昇温していった時に、流
動可能な温度域において光を透過しうる性質を有するも
のを意味している。
このような芳香族ポリエステルとしては芳香族ジカルボ
ン酸、芳香族ジオール及び/又は芳香族ヒドロキシカル
ボン酸やこれらの誘導体から成るものが多く知られてい
るが本発明には、その構成モノマ一単位の内20〜80
モル%がp−ヒドロキシ安息香酸の残基であるものが用
いられる。
ン酸、芳香族ジオール及び/又は芳香族ヒドロキシカル
ボン酸やこれらの誘導体から成るものが多く知られてい
るが本発明には、その構成モノマ一単位の内20〜80
モル%がp−ヒドロキシ安息香酸の残基であるものが用
いられる。
芳香族ジカルボン酸としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、4.4−ジカルボキシジフェニル、2.6−ジカル
ボキシナフタレン、1,2−ビス(4−カルボキシフェ
ノキシ)エタン等や、こしilE+のアルキル、アリー
ル、アルコキシ、ハロゲン基の核置換体があげられる。
酸、4.4−ジカルボキシジフェニル、2.6−ジカル
ボキシナフタレン、1,2−ビス(4−カルボキシフェ
ノキシ)エタン等や、こしilE+のアルキル、アリー
ル、アルコキシ、ハロゲン基の核置換体があげられる。
芳香族ジオールとしては、ヒドロキノン、レゾルシン、
4 、4’−ジヒドロキシジフェニル、4.4′−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン、4 、4’−ジヒドロキシジ
フェニルメタン、4 、4’−ジヒドロキシジフェニル
エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、4 、4’−ジヒドロキシジフエニルエーテル、
4.4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4 、4
’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、2.6−ジヒ
ドロキシナフタレン、l、5−ジヒドロキシナフタレン
等やこれらのアルキル、アリール、アルコキシ、ハロゲ
ン基の核置換体があげられる。
4 、4’−ジヒドロキシジフェニル、4.4′−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン、4 、4’−ジヒドロキシジ
フェニルメタン、4 、4’−ジヒドロキシジフェニル
エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、4 、4’−ジヒドロキシジフエニルエーテル、
4.4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4 、4
’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、2.6−ジヒ
ドロキシナフタレン、l、5−ジヒドロキシナフタレン
等やこれらのアルキル、アリール、アルコキシ、ハロゲ
ン基の核置換体があげられる。
芳香族ヒドロキシカルボン酸としてはp−ヒドロキシ安
息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、これらのアルキル、
アリール、アルコキシ、ハロゲン基の核置換体があげら
れる。
息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、これらのアルキル、
アリール、アルコキシ、ハロゲン基の核置換体があげら
れる。
これらの構成単位以外に場合により、脂環族ジカルボン
酸、脂環族ジオール、脂肪族ジオールから誘導される単
位が含まれていてもよい。
酸、脂環族ジオール、脂肪族ジオールから誘導される単
位が含まれていてもよい。
そして脂環族ジカルボン酸としてはtrans −1,
4−ジカルボキシシクロヘキサン、cis−1,4−ジ
カルボキシシクロヘキサン等やこれらのアルキル、アリ
ール、ハロゲン基の置換体があげられる。
4−ジカルボキシシクロヘキサン、cis−1,4−ジ
カルボキシシクロヘキサン等やこれらのアルキル、アリ
ール、ハロゲン基の置換体があげられる。
脂環族及び脂肪族ジオールとしてはtrans −1,
4−ジヒドロキシシクロヘキサン、cis−・ 1.
4−ジヒドロキシシクロヘキサン、エチレングリコール
、1.4−ブタンジオール、キシリレンジオール等があ
げられる。
4−ジヒドロキシシクロヘキサン、cis−・ 1.
4−ジヒドロキシシクロヘキサン、エチレングリコール
、1.4−ブタンジオール、キシリレンジオール等があ
げられる。
これらの組合せの内で本発明の対象として好ましい芳香
族ポリエステルとしては、例えば(1)p−ヒドロキシ
安息香酸残基20〜80モル%と上記芳香族ジカルボン
酸残基10〜40モル%と芳香族ジオール残基10〜4
0モル%から成るコポリエステル、 (2)p−ヒドロキシ安息香酸残基20〜80モル%と
2−ヒドロキシナフタレン−6−カルボン酸残基20〜
80モル%から成るコポリエステル などがあげられる。
族ポリエステルとしては、例えば(1)p−ヒドロキシ
安息香酸残基20〜80モル%と上記芳香族ジカルボン
酸残基10〜40モル%と芳香族ジオール残基10〜4
0モル%から成るコポリエステル、 (2)p−ヒドロキシ安息香酸残基20〜80モル%と
2−ヒドロキシナフタレン−6−カルボン酸残基20〜
80モル%から成るコポリエステル などがあげられる。
p−ヒドロキシ安息香酸からの残基が20モル%を下ま
わると、ロープの耐摩耗性が劣り、逆に80モル%を超
えると溶融紡糸が安定的に行なえない。これは20〜8
0モル%のp−ヒドロキシ安息香酸の残基があると、高
結晶性繊維となることが一因と考えられる。
わると、ロープの耐摩耗性が劣り、逆に80モル%を超
えると溶融紡糸が安定的に行なえない。これは20〜8
0モル%のp−ヒドロキシ安息香酸の残基があると、高
結晶性繊維となることが一因と考えられる。
これらの出発原料を用い、本発明の目的とするポリエス
テルに至るには、そのままであるいは脂肪族もしくは芳
香族モノカルボン酸又はそれらの誘導体、脂肪族アルコ
ールもしくはフ工ノール類又はそれらの誘導体等による
エステル化により重縮合反応を行なう。
テルに至るには、そのままであるいは脂肪族もしくは芳
香族モノカルボン酸又はそれらの誘導体、脂肪族アルコ
ールもしくはフ工ノール類又はそれらの誘導体等による
エステル化により重縮合反応を行なう。
重縮合反応としては既知の塊状重合、溶液重合、懸濁重
合法等を採用することができ、150〜860−Cで、
常圧又は10〜0.1 torrの減圧下に8b 、
Ti 、 Ge 化合物等の重合触媒、リン系化合物等
の安定剤、Ti0g 、 CaC0a 、タルク等の充
てん剤等を場合により添加して行なうことができる。
合法等を採用することができ、150〜860−Cで、
常圧又は10〜0.1 torrの減圧下に8b 、
Ti 、 Ge 化合物等の重合触媒、リン系化合物等
の安定剤、Ti0g 、 CaC0a 、タルク等の充
てん剤等を場合により添加して行なうことができる。
得られたポリマーはそのままで、あるいは粉体状で不活
性気体中又は減圧下に熱処理して紡糸用試料とする。あ
るいは一度、押出機により造粒して用いることもできる
。
性気体中又は減圧下に熱処理して紡糸用試料とする。あ
るいは一度、押出機により造粒して用いることもできる
。
本発明における溶融紡糸を行なうための装置は既知のも
のを使用できる。紡糸温度は280〜420℃、好まし
くは300〜400℃である。この範囲より温度が低い
と装置に負荷がかかったり、溶融体の均一性が十分でな
かったり、逆に温度が高いと分解反応等を生じ、安定な
紡糸ができない。
のを使用できる。紡糸温度は280〜420℃、好まし
くは300〜400℃である。この範囲より温度が低い
と装置に負荷がかかったり、溶融体の均一性が十分でな
かったり、逆に温度が高いと分解反応等を生じ、安定な
紡糸ができない。
溶融紡糸された繊維はそのままで、又は油剤や処理剤を
付着させた後、巻取るか引落とす。
付着させた後、巻取るか引落とす。
得られた繊維はそのままでも使用できるが、延伸や熱処
理、或はこれらの組合せの操作を適宜施してやっても良
い。
理、或はこれらの組合せの操作を適宜施してやっても良
い。
本発明で用いる芳香族ポリエステル繊維は溶融紡糸で得
られるため、紡糸口金、吐出条件、巻取条件等を変更す
ることにより、用途、物性に応じた単繊維の径や断面形
状を制御することができる。
られるため、紡糸口金、吐出条件、巻取条件等を変更す
ることにより、用途、物性に応じた単繊維の径や断面形
状を制御することができる。
例えば、断面形状については「+」、1人J 、 r−
Jといった口金断面をもつ紡糸口金を使うことにより、
表面積の大きいものとか、側条溝を有するものとか、偏
平形状のものとかを得ることができる。
Jといった口金断面をもつ紡糸口金を使うことにより、
表面積の大きいものとか、側条溝を有するものとか、偏
平形状のものとかを得ることができる。
芳香族ポリエステル繊維の単繊維の強度としては20y
/d以上のものが好ましく、クリープ変形などを防ぐた
めには、弾性率が800 f/d以上、好ましくは60
0 fed以上のものが望まれる。
/d以上のものが好ましく、クリープ変形などを防ぐた
めには、弾性率が800 f/d以上、好ましくは60
0 fed以上のものが望まれる。
本発明におけるロープは、ロープを形成する繊維のうち
、少くとも50 vo1%以上、好ましくは70 vo
1%以上が上記芳香族ポリエステル線維から構成される
ことが望ましい。
、少くとも50 vo1%以上、好ましくは70 vo
1%以上が上記芳香族ポリエステル線維から構成される
ことが望ましい。
用途、目的によっては、他の繊維を50 vo1%以下
混入することもできる。
混入することもできる。
ロープの構造としては、三つ打ち、四つ打ち、六つ打ち
、バラ打ちといった撚合せロープや、細索ロープ、ある
いは合糸、延縄の様な特殊構造のロープなどをあげるこ
とができる。単繊維のもつ高強度、高弾性率をできるだ
け生かすためには、撚り数の少いものを選ぶ方が好まし
い。
、バラ打ちといった撚合せロープや、細索ロープ、ある
いは合糸、延縄の様な特殊構造のロープなどをあげるこ
とができる。単繊維のもつ高強度、高弾性率をできるだ
け生かすためには、撚り数の少いものを選ぶ方が好まし
い。
撚りをかけたり、繻みあげたりする時には、フィラメン
トに集束剤、油剤、表面処理剤をっけたり、場合によっ
てはポリマー被覆を施すことが効果的である。一度、ロ
ープを作った上で、これらの処理を行なっても良い。
トに集束剤、油剤、表面処理剤をっけたり、場合によっ
てはポリマー被覆を施すことが効果的である。一度、ロ
ープを作った上で、これらの処理を行なっても良い。
このような表面処理は、ロープを構成する繊維間の摩損
・摩耗による物性低下や、ロープ製造時、使用時のロー
プ、m#:の金属等、他の材料との接触による摩耗や、
耐候性に効果を有する。
・摩耗による物性低下や、ロープ製造時、使用時のロー
プ、m#:の金属等、他の材料との接触による摩耗や、
耐候性に効果を有する。
く本発明の作用及び効果〉
本発明に基づいて作られたロープは軽量で、晶強度、高
弾性率を有し、非吸水性、電気絶縁性、耐摩耗性にすぐ
れる。そして従来のロープに比べて、細くて、強く、柔
軟性をもつため取扱いやすい。
弾性率を有し、非吸水性、電気絶縁性、耐摩耗性にすぐ
れる。そして従来のロープに比べて、細くて、強く、柔
軟性をもつため取扱いやすい。
かかる高強度ロープは、気球、ブイ、船舶のけい留、曳
航、アンテナ等の支柱線、レンジャー、登山ロープ、荷
役用ロープ、海洋探索、水産、アンカー、漁業用ロープ
、海底ケーブル、リフト用ロープ等の用塗分野に用いる
ことができる。
航、アンテナ等の支柱線、レンジャー、登山ロープ、荷
役用ロープ、海洋探索、水産、アンカー、漁業用ロープ
、海底ケーブル、リフト用ロープ等の用塗分野に用いる
ことができる。
〈実施例〉
本発明をさらに詳細に説明するため実施例及び比較例を
以下に示すが、これらはあくまで例示的なものであり、
これらに限定するものではない。
以下に示すが、これらはあくまで例示的なものであり、
これらに限定するものではない。
なお、例中の繊維の引張り試験はインストロン社万能試
験機A 1180を用い、試料間隔20■、引張り速度
0.5 m / mjllで測定した。
験機A 1180を用い、試料間隔20■、引張り速度
0.5 m / mjllで測定した。
ロープの強度はJI8−L−2705により測定した。
ロープの耐摩耗試験はロープに80に9の張力をかけ、
砥石を長さ20mの範囲を往復運動させることにより破
断回数を測定することにより、破断しない場合にはロー
プ強度を測定することにより行った。そして乾湿差をみ
るため、25℃の水中にロープを15時間つけ、測定中
も水をかけることにより湿状態を作りだした。
砥石を長さ20mの範囲を往復運動させることにより破
断回数を測定することにより、破断しない場合にはロー
プ強度を測定することにより行った。そして乾湿差をみ
るため、25℃の水中にロープを15時間つけ、測定中
も水をかけることにより湿状態を作りだした。
なお、光学異方性の測定は加熱ステージ上に試料を置い
て、錫光下26”C/ minで昇温して肉眼観察を行
なった。
て、錫光下26”C/ minで昇温して肉眼観察を行
なった。
実施例1
p−7セトキシ安息査酸7.20kg(40モル)、テ
レフタル酸2.49kg(15モル)、イソフタル酸0
.88&g(5モル)、4 、4’ −ジアセトキシジ
フェニル5.45t9(20,2モル)をくし型攪拌翼
をもつ上台槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しなが
ら昇温し、880″Cで8時間重合した。この間、生成
する酢酸を除去し、強力な攪拌で重合を行ない、その後
、徐々に冷却し、200°Cで重合体を系外へ取出した
。重合体の収量は10.88に9で理論収量の97.8
%であった。
レフタル酸2.49kg(15モル)、イソフタル酸0
.88&g(5モル)、4 、4’ −ジアセトキシジ
フェニル5.45t9(20,2モル)をくし型攪拌翼
をもつ上台槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しなが
ら昇温し、880″Cで8時間重合した。この間、生成
する酢酸を除去し、強力な攪拌で重合を行ない、その後
、徐々に冷却し、200°Cで重合体を系外へ取出した
。重合体の収量は10.88に9で理論収量の97.8
%であった。
これを線用ミクロン社のハンマーミルで粉砕し、2.5
■以下の粒子とした。これをロータリーキルン中で窒素
雰囲気下に280”Cで5時間処理した。このポリエス
テルは850℃以上で光学異方性が観察された。
■以下の粒子とした。これをロータリーキルン中で窒素
雰囲気下に280”Cで5時間処理した。このポリエス
テルは850℃以上で光学異方性が観察された。
このポリエステルを用い25鱈径のスクリュー型押出機
によって溶融紡糸を行なった。
によって溶融紡糸を行なった。
用いたノズルは孔径0o08曽、孔数650のもので、
865°Cで紡糸を行なった。
865°Cで紡糸を行なった。
淡黄色透明繊維が得られ、これを窒素中で820℃8時
間処理した。得られた繊維はほぼ真円に近い断面を持ち
、2.8d、強度80.4f/d、伸度2.7%、弾性
率1150 f/dであった。
間処理した。得られた繊維はほぼ真円に近い断面を持ち
、2.8d、強度80.4f/d、伸度2.7%、弾性
率1150 f/dであった。
得られたロープの物性を表1に示す。
実施例2
実施例1と同様の方法でp−アセトキシ安息香酸60モ
ル%と2−アセトキシ−6−ナフタレンカルボン酸40
モル%からポリマーを合成した。
ル%と2−アセトキシ−6−ナフタレンカルボン酸40
モル%からポリマーを合成した。
810℃以上で光学異方性が観察され、825℃で溶融
紡糸し、800”Cで12時間熱処理したところ、2.
8 d 、強度28.8f/d。
紡糸し、800”Cで12時間熱処理したところ、2.
8 d 、強度28.8f/d。
伸度2.8%、弾性率840 f/dであった。
この繊維を用いて、実施例1と同様にロープを作製し、
その物性を表1に示した。
その物性を表1に示した。
比較例1
ポリ−ルーフユニレンテレフタルアミド繊維を用い、実
施例1と同様にロープを作り、評価した。この繊維は1
.52 d、 1.000フイラメント、強度28.2
1/d 、伸度8.696、弾性率6829/dである
。結果を表1に示す。
施例1と同様にロープを作り、評価した。この繊維は1
.52 d、 1.000フイラメント、強度28.2
1/d 、伸度8.696、弾性率6829/dである
。結果を表1に示す。
比較例2
実施例1と同様の方法で2.5−ジアセトキシビフェニ
ルとテレフタル酸からポリエステルを合成した。(p−
ヒドロキシ安息香酸残基は含まれていない。)このポリ
エステルは340℃以上で光学異方性が観察され、86
0℃で紡糸した。他の条件は実施例1と同じであった。
ルとテレフタル酸からポリエステルを合成した。(p−
ヒドロキシ安息香酸残基は含まれていない。)このポリ
エステルは340℃以上で光学異方性が観察され、86
0℃で紡糸した。他の条件は実施例1と同じであった。
熱処理も同条件で行なったところ、2.4d、強度20
.8f/d、伸度8.8%、弾性率640 f/dとな
った。これからロープを作り、物性評価した結果を表1
に示す。
.8f/d、伸度8.8%、弾性率640 f/dとな
った。これからロープを作り、物性評価した結果を表1
に示す。
Claims (1)
- 構成モノマー単位のうち20〜80モル%がp−ヒドロ
キシ安息香酸残基である溶融時に異方性を示す芳香族ポ
リエステルを溶融紡糸することによって得られる繊維を
用いたことを特徴とする高強度ロープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60195554A JPH0699876B2 (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 高強度ロ−プ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60195554A JPH0699876B2 (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 高強度ロ−プ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6257993A true JPS6257993A (ja) | 1987-03-13 |
JPH0699876B2 JPH0699876B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=16343036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60195554A Expired - Lifetime JPH0699876B2 (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 高強度ロ−プ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699876B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007533791A (ja) * | 2004-01-22 | 2007-11-22 | ロディア インダストリアル ヤーンズ アーゲー | ヤーン用組成物、改善された特性を有するヤーン及びこれらのヤーンの使用 |
JP2014192771A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Kuraray Co Ltd | イヤホンコード |
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JPS5865629A (ja) * | 1981-10-15 | 1983-04-19 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 新規なポリエステル繊維またはフイルムおよびそれらの製法 |
JPS58191219A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-08 | Sumitomo Chem Co Ltd | 芳香族ポリエステル繊維の製造方法 |
JPS599270A (ja) * | 1982-06-21 | 1984-01-18 | ファイバ−・インダストリ−ズ・インコ−ポレ−テド | サ−モトロピック液晶性ポリマ−繊維より成る高強力糸およびこの糸より成る強化用コ−ド並びにその製法 |
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