JPS6250395A - 硼酸塩化合物とヒドロキシ含有石けん増粘剤を含むグリ−ス組成物 - Google Patents

硼酸塩化合物とヒドロキシ含有石けん増粘剤を含むグリ−ス組成物

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JPS6250395A
JPS6250395A JP19700786A JP19700786A JPS6250395A JP S6250395 A JPS6250395 A JP S6250395A JP 19700786 A JP19700786 A JP 19700786A JP 19700786 A JP19700786 A JP 19700786A JP S6250395 A JPS6250395 A JP S6250395A
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JP
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sulfur
compound
hydroxy
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group
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JP19700786A
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ジョン・フィリップス・ドナー
アンドリュー・ジーン・ホロディスキー
ジョン・アントン・ケラー・ジュニア
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ExxonMobil Oil Corp
Original Assignee
Mobil Oil Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はグリース組成物に関する。さらに詳しくは、油
、ヒドロキシ含有石けん増粘剤およびある種の硼酸塩化
オキサゾリン化合物、並びに任意に燐成分および硫黄成
分からなるグリース組成物に関する。
米国特許第4,374,032号は潤滑油の成分として
オキサゾリンの硼酸塩化付加物の使用を開示している。
C,J、ボナーによる刊行物“潤滑性グリースの製造と
応用”(レインホルト出版株式会社)、1954年、1
55.436および437頁にはグリースを作るうえで
リチウム石けんの使用全開示して、いる。C,V、スマ
ルノ・−等による刊行物”潤滑剤添加物″(レイウスー
ヒルズ社)1967年、1〜11頁には潤滑剤への添加
物としてホスホネートおよびチオホスホネートの使用全
開示している。7コンデンスド ケミカルディクショナ
リー”第9版(バンノストランドレインホルド社)の5
20および938頁にはグリースを作るうえでのヒドロ
キシステアリン酸リチウムおよび潤滑油添加剤としての
ジアルキルジチオ燐酸亜鉛の使用全開示している。
米国特許第4,389,322号は潤滑油あるいはグリ
ースの成分としてのエトキシル化アミドの硼酸塩化付加
物の使用全開示している。この特許を参考のために本明
細書に含める。
エトキシル化アミドの硼酸塩化付加物は、以下の一般構
造式: しくは8ないし30)のヒドロカルビル基であり;Rは
アルキル、アルケニル、アルアルキル、アルキルアリー
ルなとであってもよく;zと1は同じでも異なっていて
もよく、そしてこれらは各々0ないし約15、好ましく
は1ないし15の整数であり、2と1の合計は1または
それ以上、好ましくは2ないしそれ以上であり−R6は
水素または炭素原子数1ないし6のアルキルまたはアル
ケニル基であり、好ましくは水素またはメチル基である
)を有するエトキシル化化合物から作られる。
硼酸塩誘導体は、本明細書に参考のために含める米国特
許第4,490,256号の開示に従って、または上記
アミド全ブタノールあるいはペンタノールなどのアルコ
ール溶媒中で、あるいは任意にベンゼン、トルエン、キ
シレンまたはこれらの混合物などの炭化水素溶媒中で硼
酸で処理することにより作られる。70ないし260℃
の反応温度を使用できるが、110ないし170℃が好
ましい。反応時間は工ないし10時間またはそれ以上で
あることができる。化学量論量以下または過剰の硼酸全
便用して0.05ないし8重量%またはそれ以上の硼素
を含む誘導体全書ることができる。
他の方法も同様の硼酸塩化誘導体を作るのに役立つ。例
えば、エトキシル化アミドを硼酸トリブチルなどのトリ
アルキル硼酸塩でもってエステル父換(しばしば硼酸の
存在下で)により硼酸塩化してもよい。
知りうる限りにおいて、ヒドロキシ含有金属石けん増粘
剤および燐−硫黄化合物と結びついた硼酸塩化アルコキ
シル化アミドを用いる努力はなされなかった。本明細書
で述べる既知添加剤と本明細書で開示する特定のヒドロ
キシ含有増粘剤および硼酸塩化アルコキシル化アミドを
組合せることKより得られる予想外の結果を教示しある
いは示唆する従来技術は仰られていない。
本発明は: 潤滑成分、3ないし20重世%のヒドロキシ含有増粘剤
、2よび帆2ないし10重量%の硼酸塩化合物からなる
グリース組成物でろって、この硼酸塩化合物は硼素化合
物と以下の物質(A)〜CC)から選ばれる化合物とを
反応させることにより作られ、 (A)以下の構造式: (式中、Rは炭3e原子数コないし50のアルキル基ま
たはアルケニル基であり、R1またはR2の少なくとも
一方は水素でありかつ他方は水素または−C−R’(R
’は水素または炭素原子数1ないし50の炭化水素基で
ある)の一般構造式含有するものである)を有するオキ
サゾリン; (Bン以下の構造式: (式、中、R7は炭素原子数1ないし60の炭化水素基
でありそして硫黄、酸素および/または窒素をさらに含
んでもよ〈;RaおよびRIlはそれぞれ炭素原子数2
ないし6のアルケニル基またはアルキレン基類の混合物
であり;2は0ないし15でありそしてVはOないし1
5であり、ただし2+yは少なくとも1に等しい)を有
するヒドロキシ含有アミド;または (C’)以下の構造式: 〔式中、RloおよびA)11は各に水Z”iタハc、
 −C,。
の炭化水素基であってもよく、HI5は、(1)酸素、
窒素、硫黄または硼素原子金さらに含んでもよいC,−
C4゜炭化水素基、(21NR”(R”は酸素、硫黄ま
たは窒素原子をさらに言んでもよいC,−C,。炭化水
素基である)、 (310R”(R”は酸素、硫黄または窒素原子上さら
に言んでもよいc、  C40炭化水素基である)、ま
たは +41  OR”(R”は硼素、またはカテコール、エ
ステルまたはヒドロキシを含有する基である) である〕全有する化合物を形成するカテニール;前記硼
素化合物は硼酸、硼素酸化物あるいは式=(Rlo O
)より(OR)、(式中、R”は炭素原子数1ないし6
のアルキル基であり、慣は1ないし3であり、外は0な
いし2であり、これらの合計は3である)のアルキル硼
酸塩である、グリース組成物を提供する。
本発明はさらにグリース組成物の滴点を高める方法であ
って、潤滑成分に3ないし20重量%のヒドロキシ含有
増粘剤、および硼素化合物と以下の(A)ないしCC)
から選ばれる化合物と全反応させることにより得られる
硼酸塩化合物0.2ないし10重量%を含めることから
なり、 (A)以下の構造式: 〔式中、Rは炭素原子数1ないし50のアルキルまたは
アルケニル基であり、R1またはR2の少なくとも一方
は水素でちりそして他方は水素であるかあるいは−C−
R’の一般構造式(R’は水素または炭素原子数1ない
し50の炭化水素基である)含有する〕を有するオキサ
ゾリン; (B)以下の構造式: (式中、R7は炭素原子数1ないし60の炭化水素箔で
ありそして硫黄、酸素および/または窒素をさらに含ん
でもよく;R8およびR9は各々炭素原子数2ないし6
のアルケニル基またはアルキレン基類の混合物であり、
2はOないし15であり、そしてVは0ないし15であ
るが、ただしz + yは少なくとも1に等しい)を有
するヒドロキシ含有アミド;または (C)以下の構造式: 〔式中、R10およびE”は各々水素またはC,−C4
0炭化水素基であってもよく、そしてR′5は、(1)
酸素、窒素、硫黄または硼素全さらに宮むことのできる
C1−C,炭化水素基;(2]  NB 12基(R1
2は酸素、硫黄または窒素原子をさらに含むことのでき
るC、−C,。炭化水素基である); +31 0R13基(R13は酸素、硫黄または窒素原
子をさらに富むことのできるc、  C40炭化水累基
である);あるいは (41OR”基(R14は硼素、゛またはカテコール、
ニスデルまたはヒドロキシ含有基である)である〕を有
する化合物を形成するカテコール;前記硼素化合物は硼
酸、硼素酸化物、あるいは式: (R′60)、、B(
OH)% (式中、R′6は炭素原子数1ないし6のア
ルキル基であり、慣は1ないし3であり、nはOないし
2であり、これらの合計は3である)のアルキル硼酸塩
から選ばれる、方法を提供する。
本発明で用いるオキサゾリン化合物は以下の一般構造式
二 しki2−υ     υ□シ、u2 (式中、RおよびR3は炭素原子数1ないし50のヒド
ロカルビルまたけヒドロカルビレン基でありかつ任意に
硫黄、酸素、屋索、またはハロゲロを含む)を有する。
好壕しくはR3よびR3は炭素原子数8ないし20であ
る。R’ &よびR2は同じでも異なっていてもよくか
つ水素あるいは−C−R’の一般式(R4は水素lたは
炭素原子数1ないし50のヒドロカルビル基である)で
あることができる。好1しくばRltたはR2の少なく
とも一万は硼酸塩化に有用な水素である。
さらに詳しくは、本生成物は、′ig、トモル量または
それ以上の式: %式% のカルボン酸とトリ(ヒドロキシメチル)アミノメタン
などのヒドロキシアミンとを形成するオキサシンが以下
の式: (Rは上記した通りである)を有するように反応させ、
次いでこのオキサゾリンを適当な硼酸塩化剤と反応させ
ることにより作ることができる。硼酸塩化は部分的であ
ってもあるいは完全であってもよく、または大過剰の硼
酸塩化剤を使用できるが、最大の効果を得るためにはよ
り高水準の硼酸塩が一般には好ましい。
カルボン酸は、示す通り、カルボキシル炭素原子を含む
10ないし50の炭素原子を有していてもよい。これら
は飽和のデカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、オク
タデカン酸、エイコサン浚など、並びに特にオレイン酸
を冨む不飽和酸を包含する。
第一の反応、すなわちモノカルボン酸とアミンとの反応
は約80ないし約250℃、好ましくは約120ないし
約190℃で実施できる。選ばれる温度は多くの場合選
ばれる反応体および温媒を用いるか否かに依存するであ
ろう。Cの反応を行ううえで、硼素化合物との反応にお
いて少なくとも1つそして好ましくは2つのヒドロキシ
基が残るように反応体の番を選ぶことが肝要である。例
えば、説明する反応において、1モルの酸と1モルのア
ミンを必要とする。所望によりわずかに過剰のアミンを
用いてもよいが、この温合に過剰の酸は好ましいオキサ
プリンに加えてモノエステルオキサプリンの生成をもた
らすであろう。オキサゾリンの混合物を用いることもで
きる。
硼素生成物を生成する反応を行う際、化学量論量以下の
オキサゾリンと硼素化合物を用いてもよい。すなわち、
硼酸塩化は部分的であってもあるいは完全であってもよ
い。過剰の硼酸塩化剤は1000パーセント過剰lでで
用いることができる。この反応の温度は約50ないし約
300℃、好プしくけ約70ないし約230℃であるこ
とができる。
大気圧が一般に好ましいが、硼素化合物との反応を30
ないし203 KPα(約0.3ないし約2気圧)で好
適に実施できる。さらに、溶媒も望ましい。一般ニ、ト
ルエン、キシレン、1.4−’/オキサン、あるいはよ
り極性の反応溶媒、例えばブタノール−1および4ンタ
ノールなどを宮むあらゆる極性2よび非極性の溶媒を使
用できる。
反応時間は臨界的でない。こうして本方法のあらゆる面
は工ないし48時間で実施できる。
硼酸塩化オキサゾリン化合物を作るための池の詳細は米
国特許第4.374,032号に示されている。
ヒドロキシ含有アミドは以下の一般式:(式中、87は
炭素原子数1ないし6o、好1しくは2ないし50の、
最も好1しくは8ないし20のヒドロカルビル基であり
、アルキル、アルケニル、アルコキシル、シクロアルケ
ニル、シクロアルキル、アル・カリール、アルアルキル
などを含む)を有する。R7はまた酸素、認素または硫
黄原子な言む。
R6およびR9は各々炭素原子数2ないし6のヒドロカ
ルビレ7基またはヒドロカルビン7基類の混合物である
。2はOないし15でありそしてyは0ないし15であ
るが、z+yは少なくとも1に等しい。好1しくはZ 
+yは2ないしlOlより好’EL<a2ないし6に等
しい。このアミドを硼素化合物と反応させる。本グリー
スを作るのに用いるヒドロキシ含有石けん増粘剤は滴点
を高めるのに十分す量で存在しそしてこれは通常は全増
粘剤組成物の少なくとも15重量%であり、増粘剤自身
は全グリース組成物の2ないし30%を構成する。滴点
の増加は一般には少なくとも8℃(15下)であること
ができそして111ないし139℃(200ないし25
0?)と大きいことができる。燐および硫黄化合物を任
意に添加してさらに高い滴点を提供することもできる。
用語1ヒドロカルビル7および”ヒドロキシヒドロカル
ビル“はアルキル、アリール、アルアルキル、アルカリ
ール、2よびシクロアルキル基を含みセして酸素および
硫黄をも含んでもよい。
好1しくけヒドロキシ含有アミドな過硼酸塩化する。“
過硼酸塩化”とは化学量論量以下で100ないし100
0パーセント過剰の硼素を硼酸塩化生成物中にまわるこ
とを意味する。
ヒドロキシ含有アミドは商業源から好都合に得ることが
できそして当業界で升られた方法で作ることができる。
例えば、エトキシル化アミドは、適当なヒドロカルビル
アミドとエチレンオキサイドとを任意に触媒の存在下で
反応させて対応するエトキシル化アミドな形成すること
により作ることができる。エトキシル化アミドはまた、
ヒドロカルビルカルボン酸とエトキシル化アミン、例え
ばオレイン酸とジェタノールアミンとの反応により作る
ことのできるビス(2−ヒドロキシエチル)−オレアミ
ド、との反応により作るOともできる。
本発明で用いる硼故塩化生成物を作るのに適したアミド
はビス(2−ヒドロキシエチル)オレアミド;ビス(2
−ヒドロキシプロピル)オレアミド;2−ヒドロキシエ
チルオレアミド;2−ヒドロキシプロビルオレアミド:
ポリエトキモル化(7)オレアミド:ポリプロポキシル
化(7)オレアミド:上記相当するタローアミドの何れ
か;水添タローアミド;ステアルアミド;イソステアル
アミド;リノールアミド;デカノアミド;ドデカノアミ
ド;ココアミド;ナフテンアミド;および上記のおよび
同様のアミドの混合物;ビス(2−ヒドロキシエチル)
−タローアミド、ビス(2−ヒドロキシプロピル)水添
タローアミド、2−ヒドロキシエチルステアルアミド、
2−ヒドロキシプロピルインステアルアミド、ポリエト
キシル化(7)リノールアミド、ポリプロポキシル化デ
カノアミド、並びにポリエトキシル化(5)−ポリプロ
ポキシル化(5)ドデカノアミドおよびこれらの混合物
ヲ営む。
本発明の組成物で用いる硼竣塩化ヒドロキシ含有アミド
は、上記定義したアルコキシル化アミドと硼素化合物、
例えば硼素酸化物、メタ硼酸塩、硼酸(これは好ましい
)、アルキル硼酸塩あるいはこれらの混合物とを反応さ
せることにより作ることができる。アルキル硼酸塩はモ
ノ、ジおよびトリアルキル硼酸塩、例えばモノ、ジ、お
よびトリメチル硼酸塩;モノ、ジ、およびトリエチル硼
酸塩;モノ、ジ、およびトリプロピル硼酸塩;モノ、ジ
、およびトリブチル硼酸塩;モノ、ジ、およびトリペン
チル硼酸塩;およびモノ、ジ、およびトリヘキシル硼酸
塩を富む。この反応は70ないし270℃の昇温下で、
任意に溶媒才たは触媒の存在下で行なわれる。
ヒドロキシ含有増粘剤全硼酸塩化アルコキシル化アミド
とともに用いると、このグリースの滴点は同様のグリー
スビヒクルおよび同様の硼酸塩化化合物とともに用いる
よりも、また例えばヒドロキシ金倉まない増粘剤などの
異なる増粘剤を用いるよりも、−貫して予想外に高いこ
とに気づくべきだ。こうして、本発明の一態様は硼酸塩
化アルコキシル化アミドとヒドロキシ含有増粘剤とを含
むグリース組成物である。燐成分および硫黄成分をさら
にさめて滴点の埒らに実質的改良を図ることができる。
本発明に有用なカテコール(オルトジヒドロキシベンゼ
ン)は: (al  カテコール硼酸塩 (bl  カテコール−アルコール硼酸塩化合物、およ
び (61カテコール−アミ硼酸塩化化物金含含む。
カテコール硼酸塩および硼酸塩化カテコールアルコール
または硼酸塩化カテコールアミン化合物はこれら生成物
を得る以下の反応: R” により得られる。大中、HIQおよびR”は各々水素ま
たはC,−C,。ヒドロカルビルであることができる。
RIOおよびR”はまた硫黄、酸素、窒素、あるいは添
加化合物に負の影響企及ぼさないかぎり他の基を含むこ
とができる。
R′1はC,−C,。ヒドロカルビルであることができ
そしてさらに酸素、硫黄、および/または窒素を含む基
’kfむことができる。
R”はCI−〇4゜ヒドロカルビルであることができそ
してさらに酸素、硫黄、および/または窒素を含む基を
含むことができる。
R14は硼素および/またはカテコールおよび/または
エステルおよび/またはヒドロキシ含有基であることが
できる。
こうして本発明に有用なカテコール硼酸塩の群は以下の
非限定的一般構造式: (式中、R”はR”、R”またはE”であることができ
、そしてさらに上記したように酸素、窒素、硫黄および
硼素ヲ富むことができる)により示すことができる。
これらの硼酸塩化化合物、並びにカテコール硼酸塩の混
合物を作る反応は、2ないし3種類の反応体を等モル割
合であるいは1ないし2種類の反応体Th1oooモル
パーセント以下の過剰で混合することにより行うことが
できる。反応を70ないし270℃の温度で実施する。
有用なアミンはヒドロカルビルアミン、例えばオレイル
アミン、ステアリルアミン、タローアミン、水添タロー
アミン、アニリン、および他の芳香族アミン;ジアミン
、例えばN−ココ−1,3−プロピレンジアミン、およ
びN−ココ−1,2−エチレンジアミン、およびこれら
のN−リルイルー、N−オレイル−1N−ステアリル−
1N−インステアリルー、N−タロー、N−トリイソス
テアリル−1N−デシル−同様物、N−ヒドロカルビル
オキシプロピルヒドロカルビレンジアミン、トリアミン
、ポリアミン、およびポリアミンの誘導体、例えばジエ
チレントリアミン、トリエチレン、テトラアミン、およ
びテトラエチレンペンタアミンのポリエチレンアミン誘
導体を含む。
ヒドロキシ官有アミンおよび硫黄含有アミンも含まれる
有用なアルコールはアルカノール、不飽和アルコール、
環状アルコール、硫黄含有アルコール、アルコキシル化
およびポリアルコキシル化アルコール、フェノール、硫
黄含有フェノール類、およびこれらの混合物を含む。こ
れらの例はオレイルアルコール、ステアリルアルコール
、インステアリルアルコール、a合c+s  CIaア
ルコール、フェノール、ドデシルフェノール、ノニルフ
ェノール、混合C@  (’II アルカノールジェト
キシレートなど、並びに構造中に窒素または硫黄を含む
アルコールを含む。
有用なヒドロキシエステルはエチレングリコールモノオ
レエート、ジエチレ;ノグリコールモノオレエート、グ
リセロールジオレエート、グリセロールモノオレエート
、トリメチロールプロパンジオレエート、ペンタエリス
リトールトリオレエート、および相当するステアレート
、インステアレート、タローエート、および他のCIO
C?0酸訪導エステルを含む。
硼素源すなわち硼酸塩化剤は適当な硼素化合物であるこ
とができ、限定されないが硼酸、硼素酸化物、メタ硼酸
塩または式: %式%) (式中、R111はC7ないしC6アルキを基であり、
2はOないし3でありそしてyはOないし3であり、こ
れらの合計は3である)の化合物kcKむ。この式が示
すように、硼酸およびアルキル硼酸塩、例えばモノ、ジ
およびトリアルキル硼酸塩を含む。
狭い群の増粘剤を用(・て本発明のグリース合作る。こ
の増粘剤はヒドロキシ官有脂肪酸のアルカリ金属、アル
カリ土類金属あるいはアミンの石けん、脂肪グリセリド
および脂肪エステル例えば分子当り12ないし約30の
炭素原子?有するメチルエステル、の少なくとも一部全
含む。上記金属はナトリウム、リチウム、カルシウムお
よびバリウムが代表的である。好ましくはリチウムであ
る。
これらの酸および脂肪のなかで好ましい成分は12−ヒ
ドロキシステアリン酸およびグリセリド、並びに12−
ヒドロキシステアリン酸塩全含むメチルエステル、14
−ヒドロキシステアリン酸、16−ヒドロキシステアリ
ン酸および6−ヒドロキシステアリン酸を含む。
増粘剤の全量上上記成分に白米する必要はない。
重要な利点は全増粘剤のわずか約5ないし15重量%で
あってそして100%以下で用いることにより達成され
る。補充量、すなわち約85重量%までの広範囲の種類
の増粘剤全本発明のグリースに使用できる。他の有用な
増粘剤はメチル−12−ヒドロキシステアレートのアル
カリおよびアルカリ土類金属石けん、C3ないしC+z
ジカルボン醒のジエステルおよびタル油脂肪酸金言む。
炭素原子数12ないし30でかつ遊離ヒドロキシル基金
宮1ない他のアルカリおよびアルカリ土類金属脂肪酸全
使用してもよい。これらはステアリン酸およびオレイン
酸の石けん金言む。
硼酸塩化添加剤から利益を得るグリースは開放型゛また
は密封型釜によるケン化を含む慣用的に用いられている
製造技法により製造できる。ケン化はまた接触器として
一般に知られている圧力容器内で種々の温度、圧力で実
施できる。連続グリース製造法置を使用して硼酸塩化添
加剤で処理されるグリースを作ることもできる。操作温
度および圧力は、反応体の種類に対してケン化を行うの
に通常用いられる条件とともに変わり、温度は一般には
25℃の室温から232℃の範囲でありそして圧力は1
310 kPαゲージ圧(190psiy)と高い値か
ら真空と低い値゛までの範囲である。
他の増粘剤は塩および塩−石けん複合体、例えばカルシ
ウムステアリン酸塩−酢酸塩(米国特許mz、197,
263号)、バリウムステアリン醒塩−酢酸塩(米国特
許第2,564,561号)、カルシウムステアリン醒
塩−カプリル酸塩−酢酸塩複合体(米国特許第2,99
9,065号)、カルシウムカプリル酸塩−酢酸塩(米
国特許第2,999゜066号)、および低、中、およ
び高分子量醒および堅果油酸のカルシウム塩および石け
んを含む。
他の群の増粘剤は置換尿素;フタロシアニン;インタ“
スレン:ペリルイミド、ピロメリットジイミド、および
アメリンなどの顔料;並びにある櫛の疎水性粘土’jr
宮む。これらの増粘剤は粘土から作られ、この粘土は最
初は親水性であるが、グリース組成物の成分としての使
用の前に粘土粒子の表面に長鎖炭化水素基金導入するこ
とにより、例えばオニウム化合物などの有機カチオン性
表面活性剤でもって一次処理金施すことにより、疎水状
態に変える。代表的なオニウム化合物はジメチルジオク
タデシル塩化アンモニウム、ジメチルジベンジル塩化ア
ンモニウムおよびこれらの混合物などのテトラアルキル
アンモニウムクロライドである。当業界で周矧のこれら
のグリース製造法はさらなる説明を必要としないと思わ
れ、そして本発明の一部を形成しない。
本グリース組成物に含めることのできる第三の成分は燐
成分と硫黄成分である。これらは両方とも式: (式中、R17は炭素原子数3ないし18のヒドロカル
ビル基またはこれらの混合物である)の金属または非金
属ホスホロジチオエートなどの同一分子中に存在しても
よい。R17はまたヒドロキシ官有するいはエステル含
有ヒドロカルビル基であることもできあるいはさらに硫
黄を含んでもよい。
Mは好”ましくは金属であるが以下で述べるものの1つ
などの非金属であってもよく、外はMの原子価でありそ
してZは酸素または硫黄であり、少なくとも1つのZは
硫黄である。ホスホロジチオエートはまた1、2−ドデ
カンジオール、1.3−ベンタンジオールおよび同様の
c、−c’?oジオールおよび混合物などのジオールか
ら誘導できる。ホスホロジチオエートはまた酢酸亜鉛錯
体化ホスホロジチオン酸亜鉛として錯体化することもで
きる。
この化合物において、R”は好”ましくはアルキル基で
あるがプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチ
ル、デシル、ドデシル、テトラデシル、またはオクタデ
シル基;イソプロパツール、プロパツール、ブタノール
、インブタノール、第二ブタノール、4−メチル−2−
ペンタノール、2−エチルへキサノー・ル、オレイルア
ルコール、およびこれらの混合物から誘導されるものヲ
営む。
さらにブチルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェ
ニルおよびドデシルフェニル基などのアルカリール基を
含む。
Mが含む金属は周期律表のIA、llAl1.および■
族のものを含む。言及できるものはリチウム、ナトリウ
ム、カルシウム、亜鉛、カドミウム、銀、金およびモリ
ブデンである。非金属イオンは酢酸ビニルナトノヒニル
エステル、ブチルビニルエーテルなどのビニルエーテル
およびプロピレンオキサイドおよび1,2−エポキシド
デカンなどのエポキシドから誘導される有機基を含む。
非金属イオンはまたオレイルアミンおよびN−オレイル
−1,3−プロピレンジアミンを含み、イミダシリンお
よびオキサゾリンなどのヒドロカルビルアミンおよびジ
アミンから誘導されるものなどの窒素化合物からも誘導
できる。
燐および硫黄はまた2つの別々の化合物の組合せ、例え
ば(1)各ヒドロカルビル基に炭素原子音2ないし10
有するジヒドロカルビル亜燐酸塩または亜燐酸塩の混合
物および(2)硫化インブチレン、二硫化ジベンジル、
硫化テルペン、二硫化ホスホロジチオニルおよび硫化ジ
ョジョバ油などの硫化物、の組合せなどから供給しても
よい。亜燐酸塩はジプチル、ジヘキシル、ジオクチル、
ジデシルおよび同様の亜燐酸塩を含む。各ヒドロカルビ
ル基に4ないし20の炭素原子金言む燐酸エステル、例
えば燐酸トリブチル、燐酸トリデシル、燐酸トリクレジ
ルおよびこれら燐酸エステルの混合物も使用できる。硫
黄および燐の両者を化合物、例えば二硫化ホスホロジチ
オニルも使用できる。
結局、改良された滴点含有するグリースを得る本発明の
実施において、少なくとも摩擦低下硼醒塩化合物とヒド
ロキシ含有増粘剤全零グリース組成物罠含ませることが
肝要である。こうして、第一に、グリースの製造に関し
て増粘剤は少なくとも約15重量%の金属あるいは非金
属ヒドロキシ含有面けん全有し、全増粘剤はグリース組
成物の約3ないし約20重量パーセントである:第二に
、(A)硼酸塩化オキサゾリン化合物あるいは硼酸塩化
オキサゾリン化合物の混合物;(B)アルコキシル化ア
ミドが少なくとも5化学当量パーセントそしてより好ま
しくは少なくとも等モル量のあるいは過剰の硼素化合物
と反応した硼酸塩化アルコキシル化アミドあるいはこれ
らアミドの混合物;または(の硼酸塩化カテコール化合
物またはこれらの混合物、を約0.1’Zいし約10重
量パーセント、好ましくは約帆5ないし約2.0重量パ
ーセントグリースに加え、そしてさらに改良するために
任意に第三成分として、燐および硫黄を含む化合物また
は燐成分と硫黄成分を別々罠供給する2種類またはそれ
以上の化合物の混合物全組成物に0.2ないし約10重
量%、好ましくは1ないし2重量パーセント宮ませても
よい。別々の化合物を用いるならば、上記濃度水準に等
しい量の混合物を用いて所望量の燐と硫黄全供給する。
本グリースに用いるベースオイルは鉱油、合成油、炭化
水素流体あるいはこれらの混合物である。加えて、二塩
基酸エステル、ポリオールエステル、ポリクリコールあ
るいは燐酸エステルなどの酸素官有流体を使用できる。
アルキルベンゼン型の潤滑剤も含めることができる。使
用できる他の流体はハロゲン化流体、シリコーン、珪酸
エステル、またはポリフェニルエーテルである。これら
の潤滑剤流体を混合しであるいは単独でグリースのベー
スオイル部分として使用できる。一般に、パラフィン系
、ナフテン系およびこれらの混合物全含む鉱油は適当な
潤滑粘度範囲のものであり、例えば38℃(100’F
)において約45ないし約60008SU、好ましくは
99℃(210下)において約50ないし約250SS
Uである。これらの油は約100またはそれ以上の範囲
の粘度指数を有していてもよ(・。約70ないし約95
の粘度指数が好ましい。これらの油の平均分子量は約2
50ないし約800の範囲であることができる。グリー
スを作るうえで、グリース全作る潤滑油は、一般にはグ
リース配合物に含める増粘剤および他の添加成分を所望
1.計量した後、全グリース組成物全バランスさせるの
に十分な1用いる。
鉱油よりも合成油を所望する場合、このタイプの種々の
化合物を好適に利用できる。代表的な合成ビヒクルはポ
リインブチレン、ポリブテン、水添ポリデセン、ポリプ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール、トリメ
チルロールプロパンエステル、ネオペンチルおよびペン
タエリスリトールエステル、ジ(2−エチルヘキシル)
セバケート、ジ(2−エチルヘキシル)アジペート、ジ
ブチルフタレート、フルオロカーボン、珪酸エステル、
シラン、燐含有酸のエステル、液状尿素、フェロセン誘
導体、水添合成油、鎖状ボリフエニル、シロキサンおよ
びシリコーン(ポリシロキサン)、ブチル置換ビス(p
−フェノキシフェニル)エーテルにより代表されるアル
キル置換ジフェニルエーテル、フェノキシフェニルエー
テルを含量。
1つまたはそれ以上の硼酸塩化摩擦低下化合物とヒドロ
キシ含有石けん増粘剤、そして任意に1つまたけそれ以
上の硫黄と燐の組合せ物を含む金属石けんグリース組成
物は滴点の上昇、グリースコンシスチンシーの改良、抗
錆性および潜在的な抗疲労性、抗摩耗性および抗酸化性
という従来のグリースでは得られない利点を与える。本
発明のグリースは添加量の硼酸塩化化合換金ケン化が完
了した後に十分に形成した石けんグリースへ混合するこ
とにより好適に製造できる点で独特でりる。
実施例 ヒドロキシ含有増粘剤と硼酸塩化化合物との組合せでも
って達成される改良された滴点を示すために以下のグリ
ースを作った。
グリース 本例はヒドロキシ含有増粘剤と燐−硫黄化合物を含むが
、硼酸塩化化合物のないグリースの製造を説明している
。このグリースは従来のグリースにほぼ近似している。
59 重量バー七ントの12−ヒドロキシステアリン酸
を含むこの酸とこの酸のグリセリンとの混合物全鉱油ビ
ヒクル中で177℃(351下)で密封接触器内で水酸
化リチウムでもってケン化することによりヒドロキシス
テアリン酸リチウムグリース増粘剤を作った。増粘剤を
開放釜で減圧しそして脱水素した後、十分の鉱油を加え
て増粘剤室fk全約9.0%に低下させた。グリースを
99℃に冷却した後、アミン抗酸化剤、フェノール抗酸
化剤、金属ジチオホスフェート(ホスホロジチオエート
)硫黄富有金属失活剤、および窒素宮有抗錆剤からなる
代表的なグリース添加剤を加えた。
これにより十分に配合したヒドロキシ含有石けんグリー
スを得た。この配合グリースの滴点は202℃(395
?)であった。このグリースの滴点を試験して本発明に
より作られたものと比較した。
ス 本例はヒドロキシ含有増粘剤を含んでいるが、硫黄およ
び燐の化合物並びに硼酸塩化化合物の添加剤金言まない
グリースの製造全説明している。
このグリースは添加剤のない従来のグリースに近似して
いる。
実施例Aで述べたよ5Kしてヒドロキシステアリン酸リ
チウムで増粘したベースグリースを作った。このグリー
スに添加剤を加えなかった。増粘剤fta−約10%に
低下させた後、グリース(添加剤なし)を冷却して次の
試験のために保持した。
このベースグリースの滴点は202下(395″F)で
あった。
石けん増粘剤中にヒドロキシル基を全く含まないステア
リン酸/バルミチン酸リチウム(50%ステアリン酸塩
150%パルミチン酸塩)を実施例Bで述べたようにし
て評価のために作った。全増粘剤含量は約10%であっ
た。滴点は207℃(404’F)であった。
以下で述べる各々の硼素化合物2%をヒドロキシステア
リン酸塩増粘グリースおよびヒドロキシ?含まないステ
アリン酸塩/パルミチン酸塩増粘グリースに配合する効
果を、混合グリースの滴点全測定することにより試験し
た。グリースの他の混合物も試験した。試験データ全以
下の表に要約する。ヒドロキシ官有増粘剤と硼酸塩化化
合物との組合せは滴点が大いに改良されたグリースをも
たらすことに気づくであろう。硫黄および燐の化合物音
さらに添加すると滴点をさらに高めるように作用した。
本例並びに実施例1(b)は本発明のグリース組成物に
用いるオキサゾリン硼酸塩化合物の製造を説明している
約1211.4グラムのトリス(ヒドロキシメチル)−
アミノメタン、5649グラムのオレイン酸、および1
000tJLtのキシレン全加熱器、撹拌器および凝縮
器付のゾーンスターク管全備えた12リツトルのガラス
製反応器に装填した。水分の発生(合計s 4 s−)
がなくなるまで反応体を195℃(383下)に加熱し
た。130−140℃(266−284下)で真空蒸留
して溶媒を除去シてヒドロキシ含有へブタデセニルオキ
サゾリンモノオレエートエステルヲ得た。
大略4000グラムの上記オキサゾリン、130.5グ
ラムの硼酸、および200グラムの九−ブタノールを上
記と同様の反応器に入れそして水分の発生がなくなるま
で160−170℃の温度に16時間加熱した。粗生成
物を160−170℃で真空蒸留しそして珪藻土で濾過
してオキサゾリンエステル硼酸塩を得た。生成物はこは
く状の色の流体であり冷却するとより粘稠になった。
大略1400グラムのオレイン酸、70グラムのインス
テアリン酸、635グラムのトリス(ヒドロキシメチル
)アミノメタンおよび300グラムのキシレンを実施例
1(α)で述べたものと同様の反応器に装填した。水分
の発生がなくなるまで反応体上180℃(356下)に
加熱しそして真空蒸留して溶媒を除去して混合ジヒドロ
キシメチルヒドロカルビルオキサゾリンw m t、:
 ’。
大略150グラムの上記ジヒドロキシメチルオキサゾリ
ン、40グラムの硼酸、および100グラムのトルエン
を、共沸蒸留期間中に水の発生がなくなるまで上記と同
様の反応器中で160℃(320’F)に加熱した。溶
媒を160℃(320下)で真空蒸留して溶媒を除去し
そして10〇−110℃(212−230″F)で珪藻
土を通して濾過してこはく色のオキサゾリン硼酸塩を得
た。この生成物は約4.9%の硼素を含んでいた。
実施例5゜ ドの製造 本例は硼酸塩化ヒドロキシ官有アミドの製造を説明して
いる。1800グラムのビス(2−ヒドロキシエチル)
オレアミド(アーマクケミカル社からエトミドO/12
として入手した)、200グラムのトルエンおよび26
6グラムの硼酸からなる試料金、加熱器、撹拌機、およ
び#縮器付ゾーンスターク管全備えた反応器に入れそし
て反応において生じる全ての水分が共沸するまで(最大
温度は大略175−180℃であった)約75A時間還
流させた。溶媒を約180℃で真空蒸留により除去しそ
して生成物’lr−濾過して暗オレンジ色の粘稠流体を
得た。
実施例6゜ 本例は本発明のグリース組成物の一例の製造を説明して
いる。
2%の実施例5の硼酸塩化ヒドロキシ含有アミドを実施
例Bのヒドロキシステアリン酸リチウム増粘グリースに
127ないし138℃(約260ないし280’F)I
C混ぜた。
本例は硫黄と燐の化合物を含む本発明のグリース組成物
の第二の態様の製造を示している。実施例5の硼酸塩化
アルコキシル化アミド2%およびジアルキルジチオリン
酸亜鉛1.5%を実施例Bのヒドロキシステアリン酸リ
チウム増粘ペースグリースに配合した。
実施例8゜ 実施例5の硼酸塩化ヒドロキシ含有アミド2%t[施例
Cのステアリン酸/パルミチン酸リチウムtli(ヒド
ロキシル基を含まない)ベースグリースに混ぜた。本例
は、ヒドロキシル基を含まないベースグリースに硼酸塩
物質を加えたときに達成される滴点を説明している。滴
点の改良はみられなかった。
ASTM  D−2265−78試験でもって配合グリ
ースを試験して得られた結果を第U表に要約する。
実施例6および7は本発明から生じる改良された滴点を
明瞭に示している。実施例6は硼酸塩化エトキシル化ア
ミド化合物の使用により24%の滴点の上昇を示してい
る。実施例7は、硼酸塩化ヒドロキシ含有アミドと硫黄
−燐化合物の両者全ヒドロキシ官有増粘剤とともに用い
たときに、47%の上昇を示している。
ル硼酸塩) 526グラムのカテコールに1875グラムの1−テト
ラデセンおよび500グラムのトルエンと50グラムの
酸触媒(スーパーフィルトロール)を用いて170−1
.80℃で反応させることによりジ−テトラデシルアル
キル化カテコールを作った。気相クロマトグラフィーに
より監視して反応が完了しだら、蒸留により溶媒會除去
しそして生成物を珪藻土で濾過しだ。生成物は、11%
のモノアルキル化カテコールとより少量のテトラデセン
およびテトラデセンのオリゴマーを含む生としてジアル
キル化カテコールであった。この生成物の一部を以下の
(61で述べる製造のために保有した。
約90グラムのこのカテコール生成物、30グラムのト
ルエンおよび22グラムの硼酸を、加熱器、撹拌機、お
よび凝縮器付ゾーンスターク管全備えた反応器に装填し
た。水分の発生がなくなるまで反応体を150℃で6時
間にわたり加熱した。
合計13グラムの水分全捕集した。約37.5グラムの
混合線状CI2 CI5アルカノール(シェルケミカル
社からネオドール25として商業的に入手した)を加え
そして反応を150℃でさらに4時間αけた。さらに5
グラムの水分全敗り出した。溶媒全蒸留により除去しそ
して生成物全珪藻土で濾過した。生成物は約2.5%の
硼素?Il−営んでいた。
硼酸塩) 前記した保存カテコール生成物のカテコール約100グ
ラム、75グラムのトルエンおよび20ダラムの硼酸全
、水分の発生がなくなるまで上記((Elで述べたよう
にして約130℃で約6時間反応させた。約56グラム
のオレイルアミンを加えセして再び水分の発生がなくな
る壕で反応をさらに2時間続けた。溶媒を約140℃で
真空蒸留により除去し、そして生成物全珪藻土で濾過し
だ。生成物は1.7%の硼素金言んでいた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)潤滑成分、3ないし20重量%のヒドロキシ含有増
    粘剤、および0.2ないし10重量%の硼酸塩化合物か
    らなるグリース組成物であつて、この硼酸塩化合物は硼
    素化合物と以下の物質(A)〜(C)から選ばれる化合
    物とを反応させることにより作られ、 (A)以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素原子数1ないし50のアルキル基また
    はアルケニル基であり、R^1またはR^2の少なくと
    も一方は水素でありかつ他方は水素または▲数式、化学
    式、表等があります▼(R^4は水素または炭素原子数
    1ないし50の炭化水素基である)の一般構造式を有す
    るものである)を有するオキサゾリン; (B)以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^7は炭素原子数1ないし60の炭化水素基
    でありそして硫黄、酸素および/または窒素をさらに含
    んでもよく;R^8およびR^9はそれぞれ炭素原子数
    2ないし6のアルケニル基またはアルキレン基類の混合
    物であり;xは0ないし15でありそしてyは0ないし
    15であり、ただしx+yは少なくとも1に等しい)を
    有するヒドロキシ含有アミド;または (C)以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1^0およびR^1^1は各々水素または
    C_1−C_4_0の炭化水素基であつてもよく、R^
    1^5は、(1)酸素、窒素、硫黄または硼素原子をさ
    らに含んでもよいC_1−C_4_0炭化水素基、(2
    )NR^1^2(R^1^2は酸素、硫黄または窒素原
    子をさらに含んでもよいC_1−C_4_0炭化水素基
    である)、 (3)OR^1^3(R^1^3は酸素、硫黄または窒
    素原子をさらに含んでもよいC_1−C_4_0炭化水
    素基である)、または (4)OR^1^4(R^1^4は硼素、またはカテコ
    ール、エステルまたはヒドロキシを含有する基である) である〕を有する化合物を形成するカテコール;前記硼
    素化合物は硼酸、硼素酸化物あるいは式:(R^1^6
    O)_mB(OH)_n(式中、R^1^6は炭素原子
    数1ないし6のアルキル基であり、mは1ないし3であ
    り、nは0ないし2であり、これらの合計は3である)
    のアルキル硼酸塩である、グリース組成物。 2)Rはさらに硫黄、酸素、窒素またはハロゲンを含む
    、特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 3)増粘剤は少なくとも15重量%のヒドロキシ含有あ
    るいはポリヒドロキシ含有増粘剤を含む、特許請求の範
    囲第1項に記載の組成物。 4)グリースは燐および硫黄含有化合物を約0.2ない
    し約10重量%含む、特許請求の範囲第1項に記載の組
    成物。 5)硼酸塩化合物は、トリス(ヒドロキシメチル)アミ
    ノメタンとオレイン酸とを反応させることにより得られ
    るp−t−ブチルフェノールの硼酸塩生成物であるオキ
    サゾリン化合物からなる、特許請求の範囲第1項に記載
    の組成物。 6)硼酸塩化合物は、トリス(ヒドロキシメチル)アミ
    ノメタンとイソステアリン酸とを反応させることにより
    得られる硼酸塩反応生成物からなる、特許請求の範囲第
    1項に記載の組成物。 7)ヒドロキシ含有増粘剤はヒドロキシステアリン酸リ
    チウムである、特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 8)燐および硫黄化合物はジヒドロカルビルジチオ燐酸
    亜鉛である、特許請求の範囲第4項に記載の組成物。 9)R^1^0またはR^1^1は硫黄、酸素あるいは
    窒素原子を含む、特許請求の範囲第1項に記載の組成物
    。 10)ヒドロキシ含有アミドはビス(2−ヒドロキシエ
    チル)オレアミド;ビス(2−ヒドロキシプロピル)オ
    レアミド;2−ヒドロキシエチルオレアミド;2−ヒド
    ロキシプロピルオレアミド;ポリエトキシル化(7)オ
    レアミド;ポリプロポキシル化(7)オレアミド;上記
    相当するタロ−アミドの何れか;水添タロ−アミド;ス
    テアルアミド;イソステアルアミド;リノールアミド;
    デカノアミド;ドデカノアミド;ナフテンアミド;およ
    び上記の混合物;およびビス(2−ヒドロキシエチル)
    −タロ−アミド、ビス(2−ヒドロキシプロピル)水添
    タロ−アミド、2−ヒドロキシエチルステアルアミド、
    2−ヒドロキシプロピルイソステアルアミド、ポリエト
    キシル化(7)リノールアミド、ポリプロポキシル化デ
    カノアミド、並びにポリエトキシル化(5)−ポリプロ
    ポキシル化(5)ドデカノアミドから選ばれる同様のア
    ミド;から選ばれる、特許請求の範囲第1項に記載の組
    成物。 11)ヒドロキシ含有カルボン酸塩増粘剤はヒドロキシ
    ステアリン酸リチウムである、特許請求の範囲第10項
    に記載の組成物。 12)燐および硫黄化合物はジヒドロカルビルジチオ燐
    酸亜鉛である、特許請求の範囲第10項に記載の組成物
    。 13)硼酸塩化カテコール生成物は以下の構造式:▲数
    式、化学式、表等があります▼ (R^1^5はC_1−C_4_0ヒドロカルビル基で
    ある)を有する、特許請求の範囲第1項に記載の組成物
    。 14)R^1^5は酸素、硫黄、窒素、硼素、ヒドロキ
    シあるいはカテコールを含む基を含む、特許請求の範囲
    第13項に記載の組成物。 15)硼酸塩化カテコール生成物は以下の構造式:▲数
    式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1^5はC_1−C_4_0ヒドロカルビ
    ル基である)を有する、特許請求の範囲第1項に記載の
    組成物。 16)R^1^5は酸素、硫黄、窒素、硼素、ヒドロキ
    シまたはカテコール含有基を含む、特許請求の範囲第1
    5項に記載の組成物。 17)増粘剤はヒドロキシ含有またはポリヒドロキシ含
    有増粘剤を少なくとも15重量%含む、特許請求の範囲
    第15項に記載の組成物。 18)グリースは燐および硫黄含有化合物を約0.5な
    いし約10重量%含む、特許請求の範囲第15項に記載
    の組成物。 19)カテコール化合物はp−t−ブチルフェノール、
    カテコール、1−テトラデセンおよび混合C_1_2−
    C_1_5アルカノールの硼酸塩化反応生成物である、
    特許請求の範囲第15項に記載の組成物。 20)カテコール化合物はカテコール、1−テトラデセ
    ン、硼酸およびオレイルアミドの硼酸塩化反応生成物で
    ある、特許請求の範囲第15項に記載の組成物。 21)ヒドロキシ含有増粘剤はヒドロキシステアリン酸
    リチウムである、特許請求の範囲第15項に記載の組成
    物。 22)燐および硫黄化合物はジアルキルジチオ燐酸亜鉛
    である、特許請求の範囲第15項に記載の組成物。 23)グリース組成物の滴点を高める方法であつて、グ
    リースにこの組成物の3ないし20重量%のヒドロキシ
    含有増粘剤、および硼素化合物と以下の(A)ないし(
    C)から選ばれる化合物とを反応させることにより得ら
    れる硼酸塩化合物0.5ないし10重量%を含めること
    からなり、 (A)以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは炭素原子数1ないし50のアルキルまたは
    アルケニル基であり、R^1またはR^2の少なくとも
    一方は水素でありそして他方は水素であるかあるいは▲
    数式、化学式、表等があります▼の一般構造式(R^4
    は水素または炭素原子数1ないし50の炭化水素基であ
    る)を有する〕を有するオキサゾリン; (B)以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^7は炭素原子数1ないし60の炭化水素基
    でありそして硫黄、酸素および/または窒素をさらに含
    んでもよく;R^8およびR^9は各々炭素原子数2な
    いし6のアルケニル基またはアルキレン基類の混合物で
    あり、xは0ないし15でありそしてyは0ないし15
    であるが、ただしx+yは少なくとも1に等しい)を有
    するヒドロキシ含有アミド;または (C)以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1^0およびR^1^1は各々水素または
    C_1−C_4_0炭化水素基であつてもよく、そして
    R^1^5は、(1)酸素、窒素、硫黄または硼素をさ
    らに含むことのできるC_1−C_4_0炭化水素基;
    (2)NR^1^2基(R^1^2は酸素、硫黄または
    窒素原子をさらに含むことのできるC_1−C_4_0
    炭化水素基である); (3)OR^1^3基(R^1^3は酸素、硫黄または
    窒素原子をさらに含むことのできるC_1−C_4_0
    炭化水素基である);あるいは (4)OR^1^4基(R^1^4は硼素、またはカテ
    コール、エステルまたはヒドロキシ含有基である);で
    ある〕を有する化合物を形成するカテコール;前記硼素
    化合物は硼酸、硼素酸化物、あるいは式:(R^1^6
    O)_mB(OH)_n(式中、R^1^6は炭素原子
    数1ないし6のアルキル基であり、mは1ないし3であ
    り、nは0ないし2であり、これらの合計は3である)
    のアルキル硼酸塩から選ばれる、方法。
JP19700786A 1985-08-27 1986-08-22 硼酸塩化合物とヒドロキシ含有石けん増粘剤を含むグリ−ス組成物 Pending JPS6250395A (ja)

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JP2008507607A (ja) * 2004-07-21 2008-03-13 ケムチュア コーポレイション アルキルヒドロキシカルボン酸ホウ酸エステルを含む燃料及び潤滑添加剤
JP2012233169A (ja) * 2011-04-27 2012-11-29 Xerox Corp 置換オキサゾリン化合物または置換オキサゾリン誘導体を組み込んだインク組成物
JP2012232973A (ja) * 2011-04-27 2012-11-29 Xerox Corp 置換オキサゾリン化合物または置換オキサゾリン誘導体
JP2015147868A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 Nokクリューバー株式会社 潤滑グリース組成物
JP2015147867A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 Nokクリューバー株式会社 潤滑グリース組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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