JPS62502061A - バルク導電率を用いた配位子/反配位子の相互干渉の測定 - Google Patents

バルク導電率を用いた配位子/反配位子の相互干渉の測定

Info

Publication number
JPS62502061A
JPS62502061A JP61500834A JP50083486A JPS62502061A JP S62502061 A JPS62502061 A JP S62502061A JP 61500834 A JP61500834 A JP 61500834A JP 50083486 A JP50083486 A JP 50083486A JP S62502061 A JPS62502061 A JP S62502061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ligand
liquid sample
conductivity
determining
antiligand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61500834A
Other languages
English (en)
Inventor
ミツチエル デビツド エイチ
ミツチエル ラルフ エム
Original Assignee
センサ− ダイアグナステイツクス インコ−ポレ−テツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by センサ− ダイアグナステイツクス インコ−ポレ−テツド filed Critical センサ− ダイアグナステイツクス インコ−ポレ−テツド
Publication of JPS62502061A publication Critical patent/JPS62502061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/5302Apparatus specially adapted for immunological test procedures
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54366Apparatus specially adapted for solid-phase testing
    • G01N33/54373Apparatus specially adapted for solid-phase testing involving physiochemical end-point determination, e.g. wave-guides, FETS, gratings
    • G01N33/5438Electrodes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/806Electrical property or magnetic property
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/807Apparatus included in process claim, e.g. physical support structures

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
バルク導電率を用いた配位子/反配位子の相互干渉の測定 (発明の背);)) この発明は、分析方法及び装置に関し、特に液体試料における対象の物質を検出 する方法、装置及びセンサに関する。 液体における特定の物質の存在及び/又は濃度を検出するために、多くの典型的 な標準試験又は検定が存在している。最近まで、これらの検定の多くは、検出す べき各物質に対して異なる試薬とプロトコルを必要とするものでありだ。これら の手段の例には、生物化学研究所における種々の酵素検定プロトコル及びSM八 八ツマシン、シュボン自動的臨床分析器と、臨床化学研究所におけるコダック・ エクタケム700マシンとが含まれている。 過去20年間において、新しい秤類の診断試験又は検定に、反配位子に基づく検 定や、免疫学的検定を利用することが増加している。免疫学的検定においては、 反配位子を用いて、例えば特定の抗原、パブテン又は他の分子のイを在を試験す ることができる。 免疫学的検定は従来お検定よりもいくつかの効果を潜在させている。 (a)免疫学的検定は処理手順を一般化することができる。即ち、同一の形式の 検定手順及び試薬を用いて、特定の反配位子の化学的な特性がどのようなもので あっても大抵の反配位子を検出することができる。 (b)免疫学的検定は高度に特定的である。即ち構造的に関連する成分を良く識 別することができる。 (C)免疫学的検定は感受性が潜在的に非常に高い。 免疫学的検定は、特殊な形式のより一般的な特殊な検定方法、即ち配位子/反配 位子の検定である。全ての配位子/反配位子の検定は、2つの前提、即ち(+) ある対の物質(配位子及び反配位子)は互いに強力かつ特殊な親和力を有し、互 いに結合しようとすると共に、他の物質には全くか又は殆ど結合せず、また(2 )複合体が形成されたときは、配位子/反配位子の結合の相互作用を検出するよ うにした方法及び装置を開発できるということに基づいている。配位子は、ここ で用いているように、検出可能な物質と定義され、また反配位子は配位子の存在 を試験するのに用いる物質と定義される。(ある配位子/反配位子の検定におい ては、検出すべき物質に打ち勝って反配位子の部位を結合させる、多分変化させ た付加的な配位子を用いることができる。) 多くの場合、配位子/反配位子の複合体は、ある方法により複合体の一成分に標 識を付け、これによって検出可能にされ、適当な検出計器に対して複合体の全体 を「可視的」なものにする。例えば、放射線免疫検定方(旧約は標識としてラジ オアイソトープを用いる。米国特許第3.555 、143号及び第:l、64 6.:146号を参照のこと。酵素免疫検定方(141A)は適当な条件で検出 可能なカラーを発生させることができる。米国特許第3J54.090号、第: 1,791,932号及び第3,850,752号を参照のこと。同様に、蛍光 免疫検定方(FI八)は蛍光、体の標識を用いる。 川に、他の配位子/反配位子の検定は核酸交雑検定、即ちDNAプローブ検定で あり、これは反配位子とし゛C核酸の「プローブJ 2rlを用いて相補的なり NA配列のJr !Eにつし)て試験するものである。このDNAプローブ検定 は、免疫検定方のように、しばしば放射線標識、蛍光標識又は酵素標識を用いる 。 最近、標準標識の使用を少なくした他の配位子/反配位子検定技術が開発された 。例えば、粒子計数免疫検定方は小さなラテックス球を用いるものであり、この 球は抗原−抗体の相互作用により凝集するときに、既知の方法により光を乱反射 させる。免疫検定方及びDNA検定方は、共に発光性の標識を使用するものであ った。 標識は、検出可能な信号に標識を付けた複合体の存在を関連させることにより、 配位子/反配位子の検定の感受性を非常に高めることができる。すかし、標識を 利用した検定方も関連して問題がよく発生する。 第1に、標識をつけた免疫試薬を準備しなければならず、これには時間と費用が 掛る。更に、検定中に、例えば標識の付加、成分間で反応できるようにするイン キュベーション、余分な標識の洗浄、検出計器の移動、及び標識を付けた複合体 の検出のような種々処理段階を必要とする。これらは比較的複雑なので、これら の検定の多くは、かなりの時間が掛り、かつ熟練した技術的な支援が必要である 。また、このような検定は、高価な装置は別として、自動化するのが比較的に困 難である。また、一般にこれらの検定は、同時に一つの配位子のレベルを監視す るだけである。更に、標識を付けた試薬は、不安定、不便、又はアイソトープ1 126又はp32及び発がん性の酵素基質のように取扱いに危険がある。更に、 前記又は現在入手可能な標識に依存した検定を用いると、反配位子のレベルを連 続的に監視することが不可能である。従って、長期間にわたり抗原又は抗体のレ ベルに追従するためには、試料を間隔を置いて引揚げ、標識により処理をし、か つ試験をしなければなない。 商業的に使用されている、又は標識を使用しないようにしたり、標識を使用する 方法を変更することにより、以上で述べた問題のいくつかを解決しようとする開 発中の多数の技術がある。このような技術の多くのは、光学系手段により配位子 /反配位子の複合体の形成について試験をするものである。例えば、比濁速度分 析力、ある種の免疫検定方は、ある条件で抗原及び抗体が集合体を形成するので 、散乱光の角度的な分布における変化を測定している。この方法は、非常に感受 性が良いとはいえないが、その試料についての2つの希釈を試験する必要がある 。 なによりも、妊娠検査、梅毒検査、及び血液及配位子検査では、沈澱又は凝集し た抗原/抗体複合体の形成をしばしば視覚検査により検・渣している。しかし、 厳密にいうと、集合体を可視的にするこれらの試験において用いられるセル即ち 粒子を標識と呼んでもよい。いずれの場合でも、これらは、以上で説明した標識 に関連する欠点、例えば連続的な測定の可能性がない、又は同一・の試料につい て多重配位子を同時的な判断ができないというがある。他の多数の免疫検定装置 は、沈降素子の形成、凝集又は標準的な標識に依存することなく、ある形式の光 学的な検出を用いている。米国特許第3,975,2:18号、第4,054, 646号及び第4.:121,057号を参照のこと。 また、配位子/反配位子の複合体を電気的に検出することに基づいた種々の免疫 検定がある。これらの免疫検定は以上で述べた欠点を1つ以上解決することに専 念している。このような方法の一つには、米国特許第4,191,739号に開 示された、バルク導電率測定を行なう抵抗性パルス技術がある。この技術はコー ルタ−計数方法を変形したものであり、非導電性粒子を含む導電性液を狭く絞っ たチャネルを通過させ、その総合的な(バルク)抵抗を測定している。総合的な 抵抗は、非導電性の粒子がチャネルを通過するときに、増加し、発生ずる「パル ス」の大きさがその粒子の体積に比例している。従って、例えば抗体により覆わ れた粒子は、適当な条件において抗原にさらされたときは、集合し、その集合体 の数を抗原量に関係付けることができる。しかし、この技術の感受性は、抗体被 覆の粒子それ自身を作り出す際に形成される自己集合体の存在により制限される 。米国特許第4,191.739号はこの問題をなくすことを目的としているの で、抗体により異なる大きさの2粒子の調整を被覆し、かつ抗原の存在を示すも のとして大小の粒子を含む集合体のみを計数することにより、この技術の感受性 を増加させている。しかし、開示された技術は、高価な装置を必要とする。更に 、この技術は、標識(抗体、又は他の反配位子を付着させた粒子)を必要とし、 また一つの試料液から同時に多重配位子を測定するように対応させたり、また連 続的に変化する試料を測定するように容易に対応させることもできない。米国特 許第4.236.893号、及び第4,242,096号は、抗原により被覆さ れた圧電発振器の利用に関連するものであり、液体試料における抗原又は抗体の 存在を検出している。 特に、液体試料の表面上の抗原に抗体が結合することにより、その質量が変化す るに従って発振器の周波数が変化する。この検定は、標識を付けた試薬又は複雑 な計器を必要としないが、開示によると、液体試料にさらした後に溶液からセン サを取去り、かつ測定可能とする11「にこれを乾燥させることを含む複雑な手 順が必要である。 米国特許7JtJ4.054.646号は、抗原/抗体の生物分子層の相対的な 厚さを測定するようにした種々方法のうちの一つとして、容量の利用に関連する ものである。 特に、導電性基質を抗原、抗体又は他の反配位子にさらし、これによって乾燥時 に通常、電気的な絶縁体となる導体表面上に反配位子の単分子層を形成1−る。 次に、この表面は目的の配位子を含む溶液にさらされる。最後に、水銀適下又は 他の電極を乾燥配位子層と接触させる。導電性基質及び水銀遡上は絶縁層により 分離されているコンデンサの2つの極板からなり、この絶縁層の厚さは反配位子 に結合する配位子の量に依存している。次に、このコンデンサの容量は適当な計 器により測定される。この技術は標識を付けた免疫学的試薬又は高価な計器を必 要としない。しかし、前記圧電検定のように、配位子を含むコンデンサを溶液か ら除去し、測定を可能とする前に乾燥させることが必要である。 他の種類の電気的な検定は、電解液と接触して表面又は界面に関連した電気的な 特性の変化を測定することにより、簡単な配位子/反配位子の検定手順を簡単化 することを1]的とするものであった。例えば、金属電極のような表面が電解液 にさらされたときは、電極/電解液の界面領域に局部的に大きな荷電及び電位の 勾配が発生する。この勾配及び関連する電位は大きいので、免疫学的試薬、又は 界面に固定された他の反配位子と相互に作用する配位子の分子は、界面において 電気的な総合特性にかなりの影響を与えるので、種々の強力な電気信号を発生さ せることができる。 前記現象に基づく検定例には、米国特許第4,233,144号に開示している 電解電圧計検定と、米国特許第4.238,757号及び第4,334,880 号に開示している電界効果トランジスタに基づく検定及び他の半導体に基づく検 定と、米国特許第4,219,335号に開示している電気的なりアクタンス検 定と、抗体電極検定(分析化学、56.801 (1984) 、化学及び工学 ニュース、1984年、4月2日p、32)と、例えば米国特許第4,151. 049号及び第4,081,334号に開示しているように、他の電位差計検定 とが含まれている。 試料が界面と接触している限り、この試料を監視することができるので、このよ うな界面に基づく検定を高速に、簡単に実行し、かつ連続的にすることができる 。また、このような検定を標識から独立とすることができ、かつ同時に多重分析 を監視するように適応することができる。しかし、界面の電気的特性は、多くの 非特定的な方法により、例えばph、又は電解液組成の変化や、表面即ち界面へ 又は内への溶液における複数種の非特定的な吸収により影響されることがある。 従フて、このような特性の測定に基づく方法は、しばしばγ・測不可能な又は制 御困難な干渉を条件としている。更に、こわらの方法の多くは、配位子又は反配 位子を含む界面において又は−トで、膜又は分子層の調整を必要とし、これを再 現可能に実行するのは困難である。 従って、特長を保持し、かつ前述の検定に関連する欠点を克服する配位子/反配 位子検定システムを有するのが都合が良い。特に、迅速(1分以内に完了するこ とができる)、連続的にすることが可能、液体試料において同時的に多重配位子 の存在を検出することが可能、実行が簡単、かつ標識から独立であるという経済 的な検定を有するのが都合が良い。また、このような検定を実行することができ 、かつ極端に小さな体積において配位子/反配位子の相互的な作用の測定ができ る意味において、ミニチュア化可能な装置を有するのが都合が良い。 (要 約) この発明によれば、試験体のバルク電気的な導電率における変化を測定すること により、液体試料における配位子の存在を判断する方法、装置及びセンサが提供 される。所定領域の試験体内に、又はその近傍に、局在化された反配位子又は配 位子を含む存在により、導電率の変化は配位子固有のものになる。この所定領域 は、液体試料にさらされ、配位子/反配位子の相互作用が発生し、その結果の導 電率の変化が適当な導電率測定計器により監視される。 また、この発明は、i)試験体の導電率を近傍の正又は負の制御体と比較するこ とにより、またii) O電流、4電極の測定技術及び引込め電極を用いること により、電極/電解液の界面に発生する現象による影響を最小化することにより 、不特定の雑音及びドリフトを除去する方法及び装置に関する。 特に、−実施例において、液体試料はマトリクスからなる所定領域を介して流れ 、このマトリクスに反配位子又は配位子が固定化される。適当な制御分子は近傍 の所定領域に固定化することができるものである。試験及び制御体の所定領域は 小さく(典型的には0.1μI)、試験体の導電率は、0電流、4電極の技術、 引込め電極、及び適当な導電率測定計を用いて監視される。 この発明は、迅速かつ使用が容易であるという効果がある。その測定は連続的で あり、種々の配位子を同時に監視することができる。この発明は、所望により、 標識から独立とすることができ、また種々の便利にして安全に、かつ速度を全く 、又はあフても僅かな損失でもって感受性を増加させるための経済的な標識を使 用することができ、使用を容易にすることができる。また、この発明は、電極/ 電解液の界面に発生する現象の影響を最小化するものである。更に、電極を局在 化した反配位子又は配位子を含む領域から物理的に分離することができる。これ によって、電極及び局在化した反配位子又は配位子の組成の調整を分離させるこ とができ、これらを潜在的に簡単かつ経済的に調整1j−ることができ、かつ方 法、技術及び物質の選択を柔軟にすることができる。最後に、配位子/反配位子 の相互作用によるバルク導電率の変化を測定するように、使用又は変更すること ができる計器は種々の存在する。 (図面の簡単な説明) 第1八図は配位子の一定濃度を含む液体試料を加えた後の試験センサと制御セン サとの間の導電率比における変化を示す。第1n図は液体試料における配位子の 既知濃度に対して導電率比の変化の初期速度を関連させた較正曲線である。 第2八図は時間と共に配位子の濃度が変化する液体試料における導電率比の変化 を示す。第2B図は液体試料のパルスの後における導電率比の変化を示す。 第3八図は配位子の既知濃度に対して平衡状態の所定領域内を占有する結合部位 を百分率に関連させた較正曲線である。第3B図は平衡状態で測定したときに観 測された導電率比の変化を示す。 第4八図は試験体を少なくとも所定領域の表面に有するときに、その所定領域に 対する配位子/反配位子の複合体の結合状態を示す。第4B図は試験体を所定領 域の一部に含まないときに、その所定領域に対する配位子/反配位子の複合体の 結合状態を示する。 第り図は液体試料における配位子の存在を判断する際に用いる典型的な装置を示 す。第5B図は電気的な等価回路を示す。第5C図及び第5D図は可能とする他 の構成の装置を示す。 第6八図は練々の試験セル及び正負の制御を備え、各セルが固有の電気的な通路 及び流路を有する多重センサ装置を示す。第6B図は直列の複数のセルを備え、 全てのセルが共通の通路及び流路を共イrしている多重センサ装置を示す。 第7図は2形式の引込め平板センサ及び装置のを示す。 第8A図はIVEPセンサ(定義を参照のこと)における測定手段の一部分及び 複数のセンサに挿入した生物層を示し、第8B図はIVEPセンサにおける検知 領域の拡大図を示す。 第n図はE V E l)センサの測定手段を介する一部分を示し、第911図 はIVIEPセンサ及びEVEPセンサを用いた水種を示す。 第10図はTVEPセンサを用いてうさぎIgGに対する反配位子を特定的に検 出し、続いて粒子を用いて信号を増幅したものを示す。 第11図は異なる2つの配位の同時的な検出及び正制御の使用を示す。 第12図は1−V E 11センサを用いたことを除き、第1O図と同一・の図 である。 第1:1図はカラム・センサを用いた反配位子の特定検出を示す。 第14図は4つの電極測定を用いる試験セル及び制御セルに適用した測定導電率 回路のブロック図である。 第15図は第14図の比較回路を更に詳細を示す概要図である。 第16図は第14図の変圧器回路を更に詳細を示す概要図である。 第17図は第14図のシールド及び保護駆動増幅器を更に詳細を示す概要図であ る。 第18図は第14図の回路に用いたAC2対4増幅器を更に詳細を示す概要図で ある。 第11)図は第15図の位相シフト回路を更に詳細を示す概要図である。 第20図、第21図及び第22図は導電率の測定をここで説明する回路により実 行することができる一実施例を示すフロー・チャートである。 第23図は第14図に示す実施例に対する他の実施例を示1−0 (発明の詳細な説明) 以下の定義は、この発明の理解を容易にするだめのものである。この定義が当該 技術分野における意味と異なるものに対しては、以下の説明は調整すべきもので ある。 配位子とは、他の物質、即ち反配位子と特定的に結合している検出すべき物質を 意味する。 反配位子とは、配位子に特定的に結合している配位子の存在を検出するときに用 いられる物質を意味する。 試験体とは、導電率を測定して所定領域における配位子/反配位子の発生を検出 する塊りを意味する。 所定領域とは、その中に配位子又は反配位子を局在させている領域を意味する。 局在化手段とは、所定領域に反配位子又は配位子を局在化させるときに用いる手 段である。 接触手段とは、局在化手段と、対象の配位子を含む液体資料との間の接触を確保 するときに用いる手段である。 測定手段とは、試験体の相対的な導電率を測定するときに用いる手段である。 センサ手段とは、局在化手段と、手段手段とを一緒にして指すことを意味する。 センサの効果Eとは、試験体の抵抗値により割算した所定領域の抵抗値を意味す る。 導電率比Cとは負制御体の導電率により割算された試験体の導電率を意味する。 l V l: +)センサとは、内部電圧平衡点センサ装置を意味する。 IEV口)センサとは、外部電圧平衡点センサ装置を意味13−る。 バイオ領域とは、生物層上に搭載された局在化手段を意味する。 生物層手段とは、1以上の生物領域と、生物層を検知装置に挿入、又はその上に 配置するのが容易となるように作成された適当な支持固定との組合せを意味する 。 この発明は、電気的なバルク導電率における配位子注入の変化を測定することに より、液体試料における配位子の存在を決定する方法、装置及びセンサに関する 。 好ましい実施例においては、対象の配位子に対する反配位子を所定領域内に局在 化させている。この所定領域は分析する液体試料にさらされ、少なくとも部分的 に所定領域を含む塊り(試験体)のバルク導電率が測定される。所定領域におけ る配位子−反配位子の相互作用の結果、生じるこのような試験体のバルク導電率 の変化を用い、液体試゛料における配位子の存在を決定することができる。 更に、一般的には、種々の空間的な関係が所定領域と試験体との間に存在し得る 。例えば、試験体を完全に所定領域に包含させたり、逆にこの所定領域を試験体 に完全に包含させたりすることができる。所定領域及び試験体は、互いに重畳す ることなく近接させることができ、又は互いに距離を置くことができる。 しかし、この発明の方法及び装置は、液体試料内に配位子の存在を検出するよう に設計されていおり、これらはガスに、例えば適当な液体を通過させて前記ガス を溶解又は泡立てることにより、又は固体中に、例えば適当な液体に固体を溶解 させることにより、配位子の存在を容易に検出することができる。 理論に拘束されたくはないが、配位子の存在又は欠如が試験体を介して電流を流 る荷電された種の分配、及び/又は濃縮に影響を与えるので、配位子に固有な導 電率の変化は試験体に発生すると信じられている。 例えば、試験体内の所定領域に固定された反配位子に配位子が結合しているとき は、結合され配位子は、その時点でもはや電流を流すことができない試験体の空 間を占める。 配位子/反配位子の複合体生成により生じるバルク導電率の変化は、多くの場合 、小さい(1%又はそれ以下程度)。導電率における大きな不特定変化は、局部 的な環境変化、例えば温度、液体試料の組成、粘性の変化、又は所定領域や試験 体に対する蛋白質や他の物質の不特定結合から発生することがある。これらの変 化は検出しようとしている配位子の特定の変化を消してしまうことがある。例え ば、1”Cの温度変化は、多分検出しようとしている全配位子に固有の影響より も大きい、導電率の2%〜3%の変化を発生することがある。 々Tましい実施例においては、不特定な変化が存在する対象の配位子に固有の導 電率を検出し、かつ正確に定量化できるようにするために、少なくとも一つの制 御量のバルク導電率と試験体のバルク導電率とを比較する。 一般に、負制御量はバルク導電率の変化をもたらす非特定的な相互作用がないよ うにするべきである。少なくとも負制御量は、目的の配位子と反応′1−る反配 位子を含まないようにすべきである。制御量の場合は、局在化した物質を含まな いだけで十分であろう。しかし、このように差動的、又は比較的な原理を強力に 利用する場合は、試験及び負制御は可能な限り同じであるべきである。例えば、 好ましい実施例において、少なくとも部分的に負制御体は、液体試料にさらされ る少なくとも一つの所定領域を含み、この所定領域はその物理的な特性が試験体 の所定領域に局在化する反配位子の物理的な特性と同一・の分子に局在化してい るが、これが対象の配位子を特に拘束するものではない。例えば、所定領域の試 験がウィルス性肝炎抗体に向けられたマウスIgGを含むときは、良好な負制御 は実験に利用されていない動物のマウスIgGでもよい。 このような差動技術の使用により、外部温度の正確な測定及び制御の必要性が緩 和される。これは、非常に導電率の測定を簡単にするものであり、測定をより正 確にするのに役立つ。差動技術を使用した特定の装置は以下で開示されている。 試験体の導電率を種々の方法により負制御体の導電率と比較することはである。 例えば、各導電率の値を測定し、次に負制御の導電率を試験体の導電率から手動 により、又は電気的に引算することができる。好ましくは、導電率は導電率比C を用いて時間の関数として比較測定により表わされる。ただし、C=試験体の試 験体/負制御体の導電率である。試験体及び/又は負制御体は、更に、正制御体 と比較される。この場合、正制御配位子は液体試料において既知の濃度で存在し 、少なくとも部分的に正制御は、正制御配位子と反応する反配位子をその内部に 局在化させた所定領域を含む。試験体及び正制御体は、負制御と比較して非特定 的な導電率の変化を互いに訂正することができる。フローを監視する方法として 、又はこの発明方法及び装置が適正に機能していることについてのチェックとし て、正制御信号を用いることができる。 反配位子の局在化を種々の方法で達成することは可能である。例えば、局在化は マトリックス上に固定することからなる。商業的に用意された種々のマトリック スが入手可能である。このような物質は取扱いが簡単であり、反配位子は当該分 野に習熟した者に知られている直接的な方法でこれらの物質に結合されている。 マトリックスには、ゲル・ビード、重合体のビード、微小孔膜、多孔性の紙、ろ 過材、又はそれらの混合物が含まれる。例えば、ろ過材は多孔性の膜、即ち種々 の反配位子、例えば、ニトロセルローズ・フィルタ(米国マサセチューセッッ州 ベッドフォード、ミルポア社)を結合させる紙である。異なる反配位子をマトリ ックス物質の所定領域に結合させて、一つの液体試料から多くの配位子を検出す ることは可能である。 反配位子の局在化を達成することは、反配位子ではなく、少なくとも配位子に対 して透過性である半透過性の境界により定められる領域内に反配位子を閉じ込め ることにより、可能である。例えば、所定領域を透析部材により閉じ込められた 抗体溶液から構成することができる。 液体試料及び所定領域を、以下で更に、詳細に説明する種々の方法により、接触 させることは可能である。例えば、液体試料の流れを所定領域のマトリックスと 接触させることができる。この液体を、マトリックスを介し、又はマトリックス を通過して流して、分散によりマトリックスに対象の配位子を搬送することがで きる。 所定領域が半透過性部材内に閉じ込めた反配位子かうなる場合は、半透過性部材 を介して液体をて液体を流す。 この発明は、配位子−反配位子の対が連合している場合に用いることができる。 この装置を用いて検出することができる配位子の例は、細胞表面又は他の粒子に 結合している抗原、自由抗原、ハブテン、抗体、核酸、酵素又は突然変位酵素、 コファクター、酵素基質、受容器官蛋白質、透過酵素、輸送蛋白質、原型質蛋白 質のような特殊な結合蛋白質、受容器官蛋白質又は他の結合蛋白質により結合さ れた分子、炭化水素、レシチン、金属イオン、金属結合蛋白質又は他の特殊な結 合物質である。以上のそれぞれの場合において、先に述べた配位子に特に結合す る物質がある。例えば、配位子が反配位子の場合は、反配位子を抗体とすること ができる。配位子が核酸配列のときは、反配位子を相補的な核酸配列であっても よい。配位子がホルモンのときは、反配位子をそのホルモン等に対する受容蛋白 質であってもよい。このような配位子及び反配位子のリストは限りがあることを 意味するものではなく、この発明を用いて反配位子が存在すると、既知である、 検出可能である、又は構築可能である配位子を検出することができるという一般 的な原理を単に示すものである。 この発明が特に有用とする実施例においては、細胞の表面の配位子を用いて全細 胞や、例えば赤血球、細菌、又はこれらより抽出した膜片のような粒子の存在を 検出することができる。この発明方法は、配位子がその(分子の大きさの)もの より大きい非導電率体と既に関連付けられているので、このような場合に特に効 果がある。 特5〜!な類縁性即ち特異性のような特殊な反配位子に望ましい特性を得るよう に、分子を合成及び/又は変成させることが益々可能となって来た。例えば、突 然変異酵素を変化した親和力、特異性又は酵素活量から分離させることは可能で ある。反配位子の特性を変更させるためにこれらを化学的に処理することは可能 である。例えば、遺伝子工学の技術を用いることにより、核酸配列の合成、特殊 なペプチド配列の合成、又は特殊な蛋白質の合成を指令する核酸配列の特殊な変 更を行なうことは可能であるので、変質蛋白質の合成が可能になる。これらの技 術、及び当該の技術分野に習熟している者に知られている他の技術によって、こ の発明による種々の反配位子の利用を増大させることを可能にしている。これら の技術のいくつかを、次の文献、即ち、酵素技術の進歩:「人工的な半合成成酵 素及び設計酵素」、(米国ニュージャジー州、テクニカル・インサイツ社、FL 、リー):モリナガ他著、生物工学、1984、6月、636頁)に見ることが でき、ここでは引用によりその開示を関連させる。5配位子に対して高い親和力 又は低い親和力を有する反配位子を用いることは可能である。高い親和力とは反 配位子が配位子に対して強く結合しようとする反配位子を意味し、低い親和力と は結合が弱いものを意味する。親和力の有用な定量化には、親和力Kがある。 この親和力には、(配位子分子の総数が結合部位の総数よりも大きい限り)平衡 状態で反配位子結合部位の半分を飽和させるのに必要とする自由配位子の濃度に 等しい。この親和力が高いのときは、親和力定数は低く、逆のときは高くなる。 得に、親和力定数が10− ” Mより小さい反配位子は親和力が一般に高いと みなされ、親和力定数が10−8Mより大きい反配位子は親和力が低いとみなさ れる。この発明の目的から、親和力の大小は状況により決定されるのを典型的と する。即ち、反配位子は、液体試料における対象の配位子の濃度が親和力定数よ りもかなり高いときは、高い親和力があるとみなされ、そうでないときは低いと みなされる。理論に拘束されたくはないが、配位子/反配位子の相互作用の定量 化を可能にする方法を理解する役立つモデルを以下に説明する。 高い親和力の状態では、複合体を形成するための配位子及び反配位子の会合率j 、= Kl(L)、(AL)は、結合部位のかなりの部分を占めていない限り、 配位子/反配位子の複合体の脱会台率r2=に2を超え、更に平衡状態において ほぼ全ての結合部位を占める。[これらの式において、に、は順方向の速度定数 、に2は逆方向の速度定数、(L)は自由配位子の濃度、(AL)は非結合及配 位子の濃度、(1,ハ1.)は所定領域における配位子/安置複合体の濃度]で ある。これは、親和力にの定義に従う。ただし、 K=に2/に、] 従って、第1近似のときは、配位子/反配位子複合体の脱会台率r2は無視する ことができ、配位子及び反配位Y・の会合率は本質的に可逆的ではない。液体試 料がこのような状況でマトリックスを通過すると、液体試料が1−分にゆっくり と通過する限り、結合はかなり定:jt的であり、また結合部位のかなりの部分 が利用できる。即ち、実質上100%の配位子が固定された反配位子に結合し、 液体試料から除去される。実際には、定:1動的な結合に必要な流速は、塩分濃 度、温度、及びマトリクスの厚さ及びマトリックスの細孔の大きさのような反応 条件に依存すると共に、公称順方向の反応速度に依存する。典型的には、毎秒数 nun又は数10mm程度による線形な流速により、厚さが0.1mm 、細孔 の大きさが0445μm、及び固定された反配位子が10−’Mのマトリックス に対して結合している定π化又はほぼ定量化させている。 結合を定量化させる必要はない。ある場合では、定量化結合に対して時間・を与 えない速度で所定領域を介して液体を流すことが適当なことがある。このような 場合には、例え発生ずる結合の百分率が100%でなくても、その百分率を知る ことで十分なことがある。極端な場合、液体が所定領域を介して急速に通過する ために、配位子のごく一部のみが所定領域に侵入してその遷移時間内で結合する 。 定量化の結合条件は、マトリックスが飽和しない限り、固定化した反配位子の正 確な濃度や、所定領域の正確な厚さに結合量が余り依存しないという効果がある 。極端な非定量結合の飽和は、均質な動力学のものを近似するものであり、流速 に余り依存しないという効果がある。 定量結合に場合、単位時間当りの配位子の結合量は、液体試料中の配位子の濃度 と、流速とに比例したものとなる。これによって、高い親和力や、動力学的な配 位子の測定が得られる。例えば、導電率比Cは(以上説明したように)時間の関 数としてプロットされるときは、合成した線の傾斜は配位子の濃度と、流速との 関数である。従って、流速が既知のときは、配位子濃度を決定することができる 。例えば、第1A図を参照するに、一定の流速を仮定すると、所定領域が飽和1 2となるまでは、傾斜lOが一定である。 傾斜dC/dTの観測値は液体試料及び流速における特定の配位子の濃度に依存 するだけではなく、(1)所定領域の細孔の大きさ、(2)イオン流に適用可能 な生物領域における液体の総量、(3)複数のセンサの効率E、(4)固定され た配位子の実効大きさく例えば、配位子が分子やイオンのときは部分的な分子容 量、又は配位子が細胞表面に結合しているときは細胞の容jli:) 、 及び (5)結合に」^づく配位子及び反配位子の構造における変化に基づく配位子、 反配位子又は両者の特定の分子量における変化のような、実験的な設定の他の特 異性にも依存している。従って、第1Bめような基べ1111線は、使用した実 験条件の特定組合せについて決定されなけわばならない。しかし、これを決定し たときは、基準曲線を参照することにより、未知の液体の発明をこのような特性 を調べ、かつ決定するのに用いることができる。こ才1は、学術研究、例えば反 配位子が反配位子に結合しているときに、反配位子における構造的な変化のり[ 究にイエ川であろう。(刺堕俵号上しての’J′−3″″晶゛告、セラダ外著、 米国ニューヨーク州ブレナム(1983年)を参照のこと)当詠の技術分野に習 熟している者には明らかなように、既知の流速を確認するために、種々の手段を 用いることができる。例えば、適当な流体抵抗及び/又はぜん動ポンプを使用す ることにより、測定の過程を通じて既知の一定流速を保持するように設計するこ とができる。流れについては、商業的に得られる種々の装置(例えば、ギルモン ト・インスッルメンツ社(米国ニューヨーク州グレート・ネック)の調節弁付き 流量計G−1000マイクロ・リットル7分)により測定することができる。特 定の液体試料及び配位子の場合、両者の変化が液体試料の物質結合のような共通 した原因から発生することがあるので、既知の方法では、液体試料からの物質の 特定及び非特定の結合によるマトリックスの導電率の変化を、与えられた加圧で フィルタを介する流速の変化とうまく相関させることができる。 従って、ときには導電率比それ自体を流速の基準として用いることができること もある。 第2A図を参照するに、所定領域を通過する液体の配位子濃度が時間と共に変化 するときは、傾斜d(:/dTは時間と共に変化する。例えば、時点17におい て、装置を通過する液体の配位子濃度はかなりのものであり、その結果、配位子 が所定領域に結合し、かつその空間を占めるに従い、濃度比はかなりの速度で減 少する。 その後、時点19で、配位子濃度は非検出レベルに低下し、導電率比は検出可能 な変化をしない。更にその後、時点21において、配位子濃度は非常に高いレベ ルに上昇し、最後に時点23において非常に低いレベルに再び低下する。濃度比 の変化の瞬時的な比、即ちここでも流速が一定、又は少なくとも既知であると仮 定してその時点でのグラフの傾斜を測定することにより、特定の時点での配位子 濃度を決定することができる。 これにより、配位子濃度の連続的な測定をする。 液体試料もパルス形式により所定領域と接触させることができ、第2B図に示す ような曲線となる。例えば、商業的に標準的な弁装置(例えば、米国カルフォル ニア州コタディ、レオダイン計器社の試料注入ループ付きレオダイン弁)を用い て、液体試料をそれと同一の導電率の緩衝流に注入することができる。既知の時 間後に、試料の量及び流速に従い、試料パルスはセンサを介して完全に通過する 。配位子結合が定量な場合、所定領域が飽和していない限り、導電率比の変化速 度l;1か、又は導電率比の総合的な変化14により配位子の濃度を定量化する ことができる。後者の方法は、正確な流速知らなくてもよいという効果がある。 前者は速度が速いという効果がある。特定の実験的条件により、いずれの方法も 最適なものとなる。 以上述べたように、ある状況では、その配位fに対して低 い親和力の反配位子を用いるのが望ましいことがある。このような状況は、例え ば対象の配位子が液体試料に高い濃度で1例えば10−’Mで存在するときに発 生し、また長期間に亙り連続して配位子の濃度を監視するのが望ましい。所定領 域は配位子を結合する能力が限定されているので、濃度を監視し、定量的な結合 を与える時間は限定されたものとなる。このような大きな問題は、親和力定数K が典型的には液体試料において期待される配位子の濃度値程度、即ち低い親和力 の環境にある反配位子を用いて対処される。このような状況では、配位子/反配 位子複合体の解1i1tr2の速度は、会合速度「1に比較してかなりのもので あり(即ち、結合は可逆的である。)、平衡状態で結合部位のかなりの部分を占 有している。非占有又は占有された部位部分は、第3八図に示すように、与えら れた実験条件により配位子の濃度の既知関数となる。(この図ではに、定数15 は、以上で述べたように、平衡状態で所定領域の結合部位の半分を飽和させるた めに必要な配位子の濃度を表わす。)従って、第3八図のような曲線を、液体試 料における配位子の存在、即ち濃度を決定する標準曲線として用いることができ る。異なる親和力を有するが、同一の配位子に対1−る反配位子を含むいくつか の所定領域を用いること、又は1つの所定領域においてこのようないくつかの反 配位子を固定することにより、必要のときは、このような低い親和力のダイナミ ック範囲、又は平衡方法を増加することができる。 第3B図を参照すると、液体試料における配位子の濃度変化を検出するときに、 低い親和力の反配位子を用いる例が示されている。センサ介する液体試料におけ る配位子の濃度が上昇すると(16)、配位子が結合し、所定領域の空間を占有 するに従い、導電率比が低下し、その空間を液体試料が通過できないようにする 。 配位子の濃度が低下すると(18)、導電率の比が上昇する。(25)において 、配位子濃度は親和力定数よりもずっと低い、非常に低いレベルになるので、配 位子は殆ど、又は全く所定領域に結合せず、従って、導電率比はその元に値に近 ずくか、又は等しくなる。その後、史に、配位子濃度は再び上昇しく20)、新 しいレベル(27)達した後、再び降下する(22)。 この方法の応答時間は、配位子/反配位子の複合体の解離速度r2 = k2  (L/ 八L)に依存する。抗体の場合は、その2 X 10’ 1モル/秒の 順方向速度にあり、これは10−’M又はそれ以上の親和力定数の抗体が1分又 はそれ以下の応答時間を有することを意味している。 注口ずへきは、便利にして再使用可能な高速のセンサにおけるセンサ素子として 、抗体及び他の高速の時間を任する反配位子を用いることができる。このような センサは結合配位子を除去するのに殆ど又は全く処置を必要としない。 当該の技術分野に習熟している者には高い親和力の反配位子を適当に選択するこ とができる。先に述べたように、反配位子それ自身を変更してその親和力を変更 することができる。また、親和力の定数を、例えば、塩濃度、温度、又は実験に 含まれるデタージェント量、及び反配位子を固定化するマトリックスの化学的な 変化のような種々の他の方法により変化させることもできる。 高い親和力方法の感受性は、所定領域の量に逆比例している。この所定領域が大 きければ、それだけ結合部位の総数が大きくなる(重さによる所定領域の指定部 分が反配位子であると仮定している)。従って、占有した結合部位の与えられた 部分に大きな配位子分子数を必要とする。従って、試料の大きさが限定され、又 は試料における配位子の濃度が低いときは、所定領域は小さいことが望ましい。 更に、測定の感度も特定の検出装置の効率Hに比例している。従って、試験量及 び所定領域は共に最大感度に対して小さくなければならない。試験量は、0.1 μm〜1μl又はこれ以下の程度であるのが好ましく、所定領域の量もこの程度 か、これ以下であり、効果Eは10%〜約100%である。このような装置は以 下で説明される。 −例として、1μg/m 1の配位子を含む11の液体試料がセンサを介して流 れ、その所定領域の量が配位子の定量的な結合により約1m1dと仮定し、配位 子の特定重量が1の程度にあると仮定すると、結合配位子の1μgは所定領域内 で約11景を占める。即ち、所定領域の0.1%量により約0.1%(センサの 効率Eが低いときは、これ以下)の導電率の変化が発生する。一方、所定領域の 量が10倍も小さいときは(0,1m1)、同一・の1μgの配位子は所定領域 の0.1%ではなく1%を占めるので、大きな導電率の変化が発生する。 ある場合では、配位子及び反配位子が互いに結合するときに発生する導電率の変 化を増幅するのが好ましい。先に述べたように、導電率の変化はしばしば結合配 位子により占められた量に比例している。従フて、付加的な高い導通量の存在( 不存在)を配位子の結合と関連させることができるときは、この(a号を増幅す ることができる。導電率が変化した結果、この付加的な量の4?在(又は不存在 )に影響がある。種々の方法により、これを達成することができる。 特に、複合体を、反配位子と相互作用する配位子と粒子との間に形成することが できる。この粒子を、種々の物質、例えば対象の配位子と相互作用をする反配位 子、増幅物質に結合された対象の配位子と相互作用を1−る反配位子、高分子化 合物、分子複合体、ラテックス・ビード、脂質小嚢、非導電性ポリマー・ビード 、他の非導電性粒子、部分的に非導電性の粒子、磁性粒子又はその混合物のよう な種々の物質から構成することができる。適当な粒子に配位子を付加させる種々 の方法は、当該の技術分野に習熟している者には知られている。 バルク導電率の変化を強める粒子のもつとも簡単な使用は、液体試料における配 位子を粒子にインキュベーションにより直接結合させたものである。続いて、液 体試料における配位子/反配位子複合体を所定領域にざらして、配位子のみが結 合したときよりも配位子−/反配位子複合体の゛結合に従って大きな信号を発生 させる。以上の変形においては、反配位子と相互作用をする配位子の既知量を液 体試料に加えることができる。このような配位子を反配位子に対する配位子/反 配位子複合体に匹敵させることができるので、競合粒子−増強した導電率検定の ための基礎を形成する。 他の変形においては、反配位子と相互作用をする既知配位子の既知量がまず粒子 に結合され、この複合体を液体試料に加え、次に液体試料からの配位子を配位子 濃度と競合させて、粒子増強の競合検定の別形式を形成1−る。 更に、他の変形おいて、固定された反配位子を含む所定領域を配位子及び粒子か らなり、実行した複合体にさらし、この複合体を所定領域に結合させるようにす る。次に、この所定領域を配位子を含む液体試料にさらし、これは配位子/粒子 複合体に打勝つことができる。このような技術の変形においては、所定領域から 開放された配位子/粒子複合体をそれ自身、例えばこのように開放された複合体 を捕えるようにしたフィルタ・マトリックスと関連する試験体の導電率を監視す ることにより、検出することができる。この場合の試験体は所定領域(即ち下流 )への距離に位置している。この検出をカラーの変化又はフィルタ・マトリック スの圧力変化を監視することにより、又は他の手段により達成することができる 。 更に、他の手段において、第4A図を参照すると、既知量の配位子が粒子と複合 される。このように形成された複合体24は所定領域28に隣接する少なくとも 一つの領域26に区分けされる。領域26それ自身は、試験体30内に少なくと も部分的に存在しなければならない。 これによって、他の形式の粒子強調の競合埠電甲検定についての」1(礎が形成 される。これを、液体試料において配位子を連続的に監視することに用いること ができる。領域26を、例えば対象の配位子に浸透可能な半浸透部材32内に複 合体24を閉じ込めることにより、形成することができる。液体試料が自由配位 子である複合体24を含まないときは、複合体24はその試験体内に存在する傾 向がある。液体試料が高いレベルの配位子を含むときは、多くの複合体24は、 液体試料における配位子により所定領域28に打勝ち、領域26介して自由に移 動するので、試験体30の外側にあって試験体30の導電率を変化させる。配位 子/粒子の複合体24は所定領域の表面に対してのみ結合可能であり、又は所定 領域の内部に結合可能である。 試験体及び所定領域を重複させることなく、作業可能な方法が作り出されること の注目すべきである。第411図において、例えば、試験体30及び所定領域2 8は重複しないが、互いに十分に近いので、所定領域に発生ずる配位子−反配位 子の相互作用は、試験体の導電率に影?する。 特に、配位子は領域26及び所定領域28に拡散し、配におけ配位子の濃度が低 いときは、複合体24の大部分は所定領域28に結合されている。これが高いと きは、複合体24の大部分は領域26を介して自由に移動できる。試験体30が 第4B図に示すように、所定領域28の表面からの離れている場合は、配位子の 濃度が低いときに、複合体24が試験体30を灘1れ、かつ所定領域28に結合 する従って、試験体の比導電率は増加する。試験体30が結合複合体により占有 された所定領域の表面上の領域の少なくとも一部に含まれているときは、試験体 の導電率は、配位子の濃度が低いときは、複合体がその表面に結合し、かつ試験 領域の体部分を占有するに従って、試験体30の導電率が減少する。いずれの場 合も試験体30の導電率の測定を用いて液体試料における配位子の存在及び濃度 を決定することができる。 配位子と複合している磁気粒子を粒子の機能を修飾するように磁場と関連して用 い、所定領域に結合させ、又は所定領域に近いそれらの分布を修飾することがで きる。例えば、第4A図又は第4B図における所定領域28に置かれ磁石は、配 位子/反配位子の複合体24が磁性材を含むときは、複合体24を吸引しようと する。 この磁石の強さ又は距離を変化させることにより、所定領域28に結合するよう に粒子の機能及びこの領域上の異なる距離における粒子の平均濃度を変更するこ とができる。 同様に正接方向の流れの場を用いて表面に付着するように粒子の機能に影響を与 えることができる。例えば、固定された反配位子を含むフィルタを介して急速に 試料を通過させることにより、液体試料から粒子を除去する間に、存在する配位 子量を測定することができる。即ち、フィルタの細孔の大きさが粒子よりも小さ いときは、これらの粒子はフィルタから除去され、かつその表面な正接方向に流 れる液体の「掃引」作用により、フィルタにEl詰まりを防止する。一方、粒子 自由の流体を搬送する配位子は、このフィルタを通過ずることができ、固定され た反配位子に配位子を結合できるようにする。他方、それらの表面に配位子を結 合している粒子の存在を測定したいときは、不特定の粒子の接着を最小化させる に十分な強さがあるが、配位子/反配位子の結合を介して所望の粒子を接合させ るほどの強くはない遅い流れを用いることができる。 導電率の変化を、粒子と対象の配位子に特定の反配位子との間の複合体を形成す ることにより、増幅することができる。このような実施例において、反配位子及 び粒子の既知Jitをインキュベージジン処理をして予備成形した複合体を形成 1−る。試料における配位子は複合体における反配位子に結合し、また所定領域 に局在している反配位子にも結合する。所定領域に結合された粒子数は試料にお ける自由配位子の量に依存している。これによってサンドイッチ形式の免疫粒子 増強の導電率検定が1!?られる。この発明の変形において、粒子は反配位子そ れ自身であるか、又はポリマー化された反配位子の複合体である。 反配位子と複合可能な粒子は、配位子と複合可能な粒子と同様であり、この発明 によるこれらの方法は当該の技術分野に習熟している者には周知の技術である。 例えば、ハイブリチクのサンドイッチ直列検定(米国、カルフォルニア州すンデ ィエゴ、米国特許第4,376.110号)の導電率が容易に得られる。拡張し た抗体のモノクロン抗体を、例えば硝酸セルローズ・フィルタにより固定化する 。抗体を含む液体試料をフィルタにさらして、抗体が結合できるようにする。次 に、所望するならば、粒子と複合し、抗体に特有な第2の非干渉モノクロナル抗 体を抗体に結合するようにして、その結合による導電率の変化を監視する。 更に、他の変形においては、対象の配位子に対する反配位子と相互作用のある配 位子を所定領域内に局在化させている。所定領域を液体試料と、かつ液体試料中 の配位子及び所定領域に局在している配位子の両者に相互作用のある反配位子と にさらす。少なくとも部分的に所定領域を含む置換体のバルク導電率を測定する 。 所定領域に反配位子を局在させている前述の実施例のように、試験体のバルクの 導電率を1以上のバルクの導電率と比較することができる。局在している配位子 を、マトリクス上に固定することができ、このマトリクスを液体試料の流れと接 触させることができる。 他の実施例として、配位子を膜の境界内に、例えば粒子複合体として、又はポリ マー形式に閉じ込めることにより、局在化することができる。この膜は、検出す る配位子と、検出する配位子と相互作用する反配位子とに対して透過可能である 。これらの実施例は局在している反配位子を用いる前記説明の実施例と同様のも のである。複数の変形は、当該の技術分野に習熟している渚には明らかであり、 この発明の部分とするものである。 従来の標識技術もこの発明と関連させて用いることができることを理解すべきで ある。例えば、液体試料からの配位子が固定化された反配位子に結合されて、第 2の反配位子を含む実行した粒子−複合体にさらされたサンドインチ検定におい ては、複合体がELIS八検定へ同じような方法により、酵素標識を含むことが できる。次に、酵素基質を形成されサンドインチ検定に渡され、これによって所 定領域の部位において所望の導電率を変化させることができる。 例えば、酵素は酵素基質の一部を気泡に変換することができる。これらの気泡は 非導電性なので、試験体の導電率を低くする。他の実施例として、酵素により、 基質を用い、これを所定領域に結合し、かつ試験体の導電率を減少させる不溶性 の沈澱物に変換させることもできる。これらの処理は、高度に局在している領域 から先に述べたように、生成された標識を検出することができるので、特に優れ た実施例である。勿論、他の酵素、基質及び標識を用いることは可能である。例 えば、荷電された種を発生させる酵素を用いることにより、導電率を変化させる ことができる。 配位子/反配位子の検定パフォーマンスを改善することができる他の技術は、当 該の技術分野に習熟している者とり既知の技術であり、これらの多くのものをこ の発明に適用することができる。例えば、米国特許第4,092,408号には 、第2の抗体の前外殻を用いることにより、マトリクスに対する抗体の効果的な 結合をより再生可能にさせる方法を開示している。また、ビオチン又は酵素によ り標識を付けた第2の複数の抗体を用いることを示す技術もあり、これらの多く のものは、所望方法により標識が導電率を変化させる限り、用いることができる 。 以上の配位子/反配位子の検定の感受性を、非特定の結合のような干渉効果を減 少させることにより、大きくすることができる。習熟している者は、導電率に基 づく検定の感度を高める際に、同じような非導電率に基づく検定に用いた技術を ガイドとして用いることができる。例えば、固定化された抗体に結合をする特定 の抗体結合を検出しようとする際は、蛋白質へ、即ち第2の抗体のような抗体を 結合させる蛋白質を適当なマトリクスにまず固定化することが可能である。次に 、第1の抗体は蛋白質A、即ち第2の抗体に結合することにより固定化される。 この結果、第1の抗体が直接マトリクスに結合されているときよりも、抗体が結 合するときは、低い非特定結合となる。 この発明は、試験体の導電率における変化を測定することに基づいているので、 実施する者は、汚染粒子、細胞及び気泡のような測定の妨げとなる物質を試験体 に導入しないようにする注意が必要である。例えば、ある状況では、試料又は緩 衝液の予備フィルタ処理及び脱気処理するのが好ましい。その他の場合では、1 1(、ゲル、又は粒子を透過させない多孔質物質を用いることにより、試験体の 全部又は一部から好ましくない部分を除去することができる。例えば、試験体に おける赤血球細胞の数又は配向の変動による導電率の変化に基づく干渉なしに、 血液の分子の濃度を測定するために、例えば拡散により血漿は入り込むが、細胞 は入り込めない多孔性マトリクスにより、試験体を出任1−ることかできる。 試験体のバルクの導電率は、種々方法により測定をすることができる。好ましい 実施例においては、0電流、4電極測定方を用いた電解液に接触している電極に より、導電率を測定1−る。この方法では、電流電極、又は電力電極と呼ばれる 2つの電極を用いて導電率を測定中の試験体に電流を流して、電圧電極又は作業 ′I′if極と呼ばれる他の2つの電極を用いて試験体の両端に発生するの電圧 降下を測定する。この電圧電極は本質的に無限大のインピーダンスを有する回路 の一部なので、この電圧電極の表面を介して実質的に総和がOの電流が流れる。 従ってO電流、4電極技術と呼ばれる。これは、分極インピーダンスのように電 極表面における現象と関連する問題を軽減する傾向がある。 即ち、分極インピーダンスを介して正味の電流は流れないので、この分極インピ ーダンスの存在に関連する電圧は小さくなければならない。このような方法の詳 細については、ここで参照文献とするC、D、フェリス著、米国ニュージャージ 州りリフトン、ヒューマナ出版の−、′” (f、 W、 ’+ j−人 に説 明されている。 好ましくは、電圧電極は電流の流れから引込めておき、分極インピーダンスに関 連する問題を低減するようにしている。これらの原理に関連する特殊装置は、以 下に開示されている。他の引込め式の4導電率セルは、ここで参照文献とする米 国特許第3.963.979号、及び第3,939,408号に説明されている 。 2電極方法も導電率を測定するのに用いることができる。(ペデルソン及びブレ ツブ著、IEEE海洋技術学会、第OE4巻、第3号(1979年)。結反を高 くするためには、これらのものは一般に高い周波数を必要とする。 導電率を測定する他の方法には、電解液−電極インタフェース効果を避けるため に絶縁物により被覆された電極を使用するものもある。被覆された電極が、薄い 絶縁被膜を介して電極に静電結合されている。このJf法は1通常、更に高い周 波数を必要とする。(ここでは参照文献と1−るヒユーブナ−16,1,著[テ キサス大学Δ及びM大学における無線周波数塩分測定装置J 、 1958年、 出版600.ナチジナル・アカデミ−・才ブ・サイエンス・ナチミ1ナル・リサ ーチ・カランシルを参照のこと。) 更に高い周波数、即ちギガヘルツ周波数では、導電率特性よりも液体試料の誘電 特性を測定することが可能である。 電極と電解液とが直接接触するのを防1]−する他の技術に誘導結合がある。誘 導基分計は、深海研究におけるブラウン及びハンソンによる論文、旦、65〜7 5(1971年)に説明されている。また、商業的な誘導基分計は、特にベック マン・インスツルメンツ(米国力ルホルニア、フルトン)及びアーンデラー計測 器社(ノールウェイ、ベルゲン)により製造されている。 一つの(絶縁された)コイルを用いて試験体に誘導により電流を発生させること ができる。即ち、この電流の大きさは、試験体の導電率の測定対象であり、他の ピック・アップ・コイルの誘導により検出することができる。この方法は、・通 常、大きな試験体を必要と1−る。更に、コイルはミニチュア化するのが困難で ある。 注意1−べきことは、以りで説明した種々の方法と関連させて、種々の計器を用 いることにより、特定の導電性センサ又は−組みのセンサからの信号を処理する ことができる。ここで説明した0電流、引込み4電極方法、装置及びセンサに特 に有用な計測器を実施例8及び9に示す。この発明が用いるために修飾すること ができる0電流、4電極測定をする簡単なアナログ回路を前記のフエリスの第1 15頁に示す。 この発明によれば、液体試料における配位子の存在を決定する装置も備えられて いる。その最も簡単な構成では、前記装置は3つの基本的な要素を有し、各要素 が液体試料における配位子の存在を決定する際に特殊な機能を実行する。これら は、前記装置の所定領域における配位子と相互作用する配位子又は反配位子を局 在化させる手段(「局在化手段」)と、前記局在化手段と前記液体試料とを接触 させる手段(「接触手段」)と、少なくとも部分的に所定領域を含む試験体のバ ルク導電率を測定する手段(「測定手段」)とである。前記局在化手段及び測定 手段は一緒にセンサを構成する。 第5A図を参照すると、試験体のバルク導電率を測定することにより、液体試料 における配位子の存在を判断する際に用いられる典型的な装置を表わす概要図を 示されている。試験体109は少なくとも部分的に対象の配位子と相互作用をす る反配位子を局在させる局在化手段をそれ自身に含む所定領域108を備えてい る。 この試験体の導電率は制御所定領域110を含む制御体111の導電率と比較さ れて、測定の感度を高めている。第2八図はこの装置の物理的な構成を示し、第 5B図は′−゛U気的な等価回路を示す。第5C図及び第5D図は、測定゛[段 及び接触手段の変形を示す。 好ましくは、局在化手段は、これに固定化された反配位子を含み、液体を通過さ せるマトリクス物質からなる。このマトリクスの位置は、試験体109の所定領 域108が定められる(第5A図)。同様に、反配位子と同様の分子をこれに固 定化しているが、導電率に影響する特殊な相互作用からはほぼ無関係なマトリク スの位置は、制御体Il+の所定領域+10を決定する。所定領域+08におけ る所定領域108は、前記マトリクスを液体試料が梳れるに従い、対象の配位子 を結合させ、所定領域108及び試験体109の導電率を変化させる。 以下で説明する種々の実施例における局在化手段としC用いられる典型的なマト リクス物質は、ニトロ・セルロース又はニトロ・セルロースの混合エステルと、 セルロース・アセテートと(米国マサセチューセッツ州ベッドフォードのミリポ ア社、ニューハンプシャー州キーンのシュライヒャー・アンドジュール)から作 られた微孔性フィルタである。これらの微孔性フィルタの孔の大きさは0.1μ mから12μmまでの範囲にある。この孔の大きさは、通常、単位体積当り多く の反配位子を結合させるが、流速はRい。適当とするマトリクスを選択する際は 、特定の仕様、例えば流速、結合容量、及び実験に許容される非特定結合の量に ついて考慮しなければならない。 ニトロ・セルロース・フィルタは蛋白質を吸収する優れた物質として以前から知 られていた(クツ及びキハラ著、ネイチュアー、215−1974〜975、ま たミリポア社発行、rミリリットル法」も参照のこと)。いずれも蛋白質及び核 酸は実質的に瞬時に結合するので、固定化は容易である。このような固定化処理 及びその他の固定化処理は、当該の技術分野に習熟している者には周知の技術で ある(例えば、ここで参照文献とするサイエンス223,474〜476 、( 1984)を参照のこと)。 理論に拘束されたくはないが、ニトロ・セルロース・フィルタから作られ、実施 例1に説明したように、反配位子により負荷されたマトリクスに配位子を最大に 結合させることによフて期待される近似的な導電率の変化をここで計算する。 商業的に得られる厚さが約0.15mmの典型的なフィルタの場合(これは約0 .15mm3のフィルタ体積、又は0.15m1/n++n2面積に対応する。 )は、)IAミリポア(ミリポア社)のようなニトロ・セルロースは蛋白質約1 μg/mm2の面積を結合させる。また、HAミリポアックスは79%の隙間体 積があり、残りの21%は固体のマトリクス物質からなる。従って、液流、電流 、又は反配位子の結合に利用可能なマトリクスの体積は、マトリクス領域の約0 .12μl1011112である。反配位子を含む多くの水和蛋白質の特定分子 容は約0.7cc/gである。(S<の打機体は粒子分子容及び約1の密度を有 1−る。)従って、tμgの蛋白質は約0.7 x 1O−6cc、即ち約0. 7 nlを占める。従って、0.7 nl/ 0.12μm= 0.0007μ l 10.12μ!−0,6%であるから、蛋白質及配位子の1μg/mm”の マトリクス領域を固定化することによる導電率の予測減少は、 1%程度である 。 この濃度は、約100,000ダルトンの典型的な大きさの蛋白質及配位子、例 えば150,000ダルトンの反配位子に対し、10−’M程度で所定領域にお ける反配位子の局在的な濃度に対応している。 各固定化された反配位子の分子それ自身が他の蛋白質のように、はぼ同一の大き さの約l配位子分子を結合させるときは、最大配位子結合と関連する配位子の比 導電率も約1%でなけわばならない。 場合によっては、反配位子は多重結合部位を有する(例えば、実施例1において 、反配位子は種々の反配位子決定因子により拡張した反配位子であり、配位子は 免疫動物のポリクローン反配位子集団である)。配位子の種々の塊りが固定化さ れた反配位子の体積毎に結合するので、予測最大信号強度は増加し、結合配位子 の最大濃度も増加する。逆に、配位子が小さな分子であるときは、結合配位子分 子の最大濃度が例えば101となるので、予測最大信号強度は小さくなる。 理論に拘束されたくはないが、通常、導電率の比Cにおいて観測される変化は、 結合配位子の分子濃度す及びこの配位子の部分的なモル体積Vの両者に比例する 。即ち、C=sbv ただし、Sは信号強度に関係する比例定数である。Sその ものは、使用するセンサの効率Eのような種々の係数であり、第1B図のような 較正曲線から決定することができる。 ニトロセルロースと同様に他のマトリクス物質も用いることができる。例えば、 実施例4の柱状センサはマトリクス物質として臭化シアン活性化セファローズ・ ビード(米国ニューシャーシー州ビスキャタウエイ、ファーマシア社)を用いる 。このようなマトリクス物質も多くの反配位子の重量又は体積により約1%結合 し、結合についてはファーマシア社出版の親和力タラマトグラフイーの原理及び 方法、1979年にやさしく。かつ詳細に説明されている。増幅方法を用いない ときは、多くのマトリクス物質における最大導電率の変化が1%程度であるとい う事実は、正確な測定を可能とし、かつ外で説明されているような負制御を用い る方法及び装置の有用性を指摘することにより、不特定な影響による信号の劣化 を防ぐのに役立つ。 選択された特定のマトリクス物質は、結合容量、結合の容易さ、取扱いの容易さ 、所望の所定領域及び関連する装置の大きさ及び形状、所望の流速、所望の速度 及び感度等のような多くの特性に依存している。 以上で説明したように、便宜的な局在化手段を用いることにより、容易に1?ら れる多くの反配位子を1%局在化させている濃度を低く1−ることができ、かつ 発生ずる多くの生物学的分子の調製にとり実際に極めて高いものとなり、以上で 説明したように100,000ダルトンの大きさの反配位子に対して10−’  M程度である。 対象の多くの配位子は、血清、尿等の目的の液体試料においてもっと低い濃度、 例えば10−’M以下である。 従って、このような1ml試料における配位子の全てを濃縮させて、結合部位の 濃度において10−’Mである0、1μlの局在化手段に結合させることができ る。ここで説明する装置を用い、所定領域を介して液体を流1−ことにより、液 体試料がこのような局在化手段を備えている所定領域と密接に接触させることが できる。 従って、このような形式の装置により、ポテンシャル配位子濃度係数 所定領域における配位子のこのような濃度は、標識を必要とすることなく、この 発明の方法及び装置が相当な感受性、また標識により更に大きな感受性を得てい る一つの理由である。 第5八図を再び参照すると、電解液+00により満たされ貯蔵&v102が示さ れている。2つのチャネル104及び106はそれ゛ぞれ試験所定領域10B及 び制御の所定領域110を介して貯蔵器102から電解液を最終的に廃棄コンブ ナ(図示なし)に流すことができる通路を形成している。電解液の流れは矢印1 20により示されている。チャネル104及び106を介する流れは、重力、空 気圧、油圧、又は他の手段により駆動することができる。所望により、前記貯蔵 器には磁気攪伴棒又は他の手段を備え、電解液の均質な組成及び温度を得るよう にすることができる。前記貯蔵器、チャネル104及び106を形成する物質は 非導電性である。 先に述べた0電流、4電極方法を用いて引込められた電流及び電圧電極による測 定手段が備えられている。出口チャネル112の第1の電流電極116及びチャ ネル114の第2の電流電極118は、それぞれ端子CI及びC2に接続されて いる。端子Ct及びC2には信号発生器が接続されており、これによって電流電 極116から電流が出口チャネル112 、試験の所定領域108、チャネル1 04 、貯蔵器102、制御所定領域110及びチャネル114を介して電流電 極l18に流れる。この電流によって、測定可能な電圧降下が試験所定領域10 8及び制御所定領域110に生じ、電解液における特定の配位子の存在を判断す ることができる。 2つの電極122及び124は端子Vl及びv2に接続され、試験所定領域10 8の両端における電解液に接触している。端子■1と端子v2との間の電圧を測 定することにより、所定領域108の導電率を測定することができる。同様に、 電圧電極126及び+28は、端子v3及び■4に接続されて制御所定領域+1 0端の電圧降下を測定する手段をとなる。 電極+22.124 、126及び128は電解液電流及び電流が流れるチャネ ル104 、106 、+12及び+14から引込められている。第5八図のチ ャネル130はこのような引込めを表わしている。 引込めは、電極−電解界面の特性、例えば分極インピーダンスの変化の影響によ る誤りを少なくする。分極インピーダンスはこの界面の可変コンデンサ及び可変 抵抗として表わすことができる。このように複雑な、かつしばしば変化するイン ビニダンスの電圧降下は、電極における測定電位値の大きな誤差となり得る。全 ての又は大部分の電流が流れる電解液体から電極が除去され(即ち、引込められ )だときは、この界面の近く又はこわを介して電流は殆ど又は全く流れない。従 って、界面の電圧降下は殆ど又は全くないにで、電極により測定された電圧につ いて界面の特性を変化させる影響は殆ど又は全くない。 理論に拘束されたくはないが、次のモデルは、どのようにして電極122及び1 24が試験所定領域108の導電率を測定し、また試験所定領域108及び電圧 電極!2Fi及び12Bが制御の所定領域110の導電率を測定しているのかを 理解するのに役立つであろう。 電圧電極122.124.126 、+28はこれらに対応する引込みチャネル 130の人口の電位と約等しい電位を検知する。検知された電位は、引込めチャ ネルの入口端の平均電位である。典型的に、この平均電位は電圧平衡点と呼ばれ る人口端のl/2点で測定されるものと考えることができる。即ち、これは同一 の電位にある電極及び電圧の平衡点である。点131 、133 、135及び 137は電圧平衡点を表わしている。点131は電極124と同一の電位、点1 33は電極122と同一の電位、点135は電極126と同一の電位、点137 は電極128と同一の電位が測定される。対応する典型的な平衡電位は点線12 5.123 、127及び129によりそれぞれ示されている。平衡電位123 と 125との間の体積内に局在化させる導電率の変化は、電極122及び12 4により測定された電圧降下に大きく影響するが、この塊りから遠く離れると、 このような変化により殆ど又は全く影響されない。平衡電位123及び125は 試験体109を配置する助けとなり、この試験体109の導電率を測定して所定 領域】08における配位子/反配格子の相互作用の発生を判断する。同様に、平 衡電位127と129との間の体積は制御体積IIIを位置付けする助けとなる 。 配位子が所定領域108に固定された反配位子に結合し、この領域の導電率を変 化させるに従い、試験体109が少なくとも部分的に所定領域108を含むので 、試験体109の導電率も変化する。 電流電極111;及び118は、典型的に試験体109及び制御体Illを判断 する引込めチャネル13oから出口チャネル+12及びINを下降される。この ような引込めは電流t
【を極116及び118の表面の変化に基づく電流分イ1 ■の変化を原因とする誤りを減少させる。その理由は、電流電極の表面における 電流密度の局部的な変化にも拘らず、試験体109及び制御体Illに電流が到 達する時点では、引込めにより電流密度が均一に、又はほぼ均一・どなるように するためである。 電流電極及び電圧電極の両者を効果的に引込めるために、電極は引込めチャネル の入口の幅の3倍以上引込められるのが好ましくい。 以上又はこれと同等のスッデプにより、測定装置を高粒度にすることが可能とな る。このようなステップなしには、to、oooの 1部の117度を達成1− るのが困難又は不可能となる。 特定の試験体又は制御体に対応する装置の部分は「セル」と呼ばれる。例えば、 第5A図における試験体は、所定領1Ii108.接触チャネ)Li104及び +12 、電極+22及び124と共に、それらの各引込めチャネル130、及 び対応する試験体 109からなる。制御セル電i 126及び128と共に、 それらの各引込めチャネル1:10 、及び対応する制御体111からなる。こ の実施例において、電流電極116 、+18及び貯蔵器+02は試験セル及び 制御セルの動作に必要な共通部品である。 選択により、電解液の流れを測定するために、流量測定装置を備えてもよい。第 5A図においては、2木の熱線流量センサ132及び134が出口チャネル11 2及び114に示されている。回路136は熱線流量センサ132及び]34を 介して電流を導き、液体の流れにより熱線流量センサ132及び134を通過す るように導かれた熱を測定して、試験体109及び制御体111を介する流速を 測定する。流速を判断するために、他の手段を用いてもよい。例えば、出口チャ ネル112及び114に流量計又は流体抵抗器+33及び135を配置して液体 の流れを調節してもよい。 第513図は第睦図の構成の電気的な特徴をいくつかを表わす簡単な電気的模型 図である。第5B図において、R×は抵抗であり、試験体109の抵抗値を表わ している。(抵抗及び導電率は互いに他方の逆数であるので、抵抗か又は導電率 を測定すればよい。)同様に、Rcは制御体111の抵抗値を表わしている。試 験抵抗Rxには、所定領域108の抵抗ばかりでなく、所定領域108と引込め チャネル130との間にある入口チャネル+04及び出口チャネル112の部分 に関連する抵抗も含まれている。同様に、制御体抵抗Rcには、全制御体111 と関連する抵抗が含まれている。明らかに、この形式の多くの効果的なセンサは 、所定領域■8の抵抗が全試験体109の抵抗をできる限り大きな部分としたも のであり、効率EがL=所定領域の抵抗/試験体+09の抵抗と定義されている ときは、100%に近い。 抵抗R2、l(3,1(5及びR6は引込め130における電解液の抵抗を表わ している。抵抗n、及びR2は電流電極116及び1111と制御体109及び illとの間電解液の抵抗を表わしている。抵抗R4は試験体+09と制御体I llとの間′電解液の抵抗を表わしており、これには貯蔵器内の電解液の抵抗が 含まれている。 第511図に示した模型は簡単化された模型であることを理解すべきである。( 例えば、各電極に関連された分極インピーダンスは省略されている。所望により 、抵抗器〜R7と直列に一つのインピーダンスを配置することにより、分極イン ピーダンスを明確に示すことができる。)しかし、このモデルは、試験体109 及び制御体I11において導電率(又は抵抗)が変化するのを測定する電子回路 の理解の助けとなるものであり、その好ましい実施態様は実施例8に説明されて いる。 先に説明したように、電解液に特定の配位子を存在させることにより、試験体の 導電率を変化させている。これを実行するプロセスを簡単に説明するために、所 定領域108には、選択した配位子の存在を検出する固定化した受容体又は反配 位子を含むマトリクスが含まれている。これらの反配位子は、所定領域108を 介して電解液が流れるに従い、所定領域108内の配位子の分子を結合させる。 理論に拘束されたくはないが、所定領域108内に拘束されている配位子の量が 増加するに従って、電流を流し得る利用可能な塊りが対応して減少し、その結果 、所定領域108の導電率、従って全試験体109の導電率が減少すると考えら れる。これと等価的に、端子v1と端子v2との間の抵抗Rxが増加する。 詳細に説明した前記方法のように、液体試料における配位子の存在を決定する際 に、試験体109の導電率における変化を用いることができる。典型的には、定 常状態に到達するまでに、試験セルを介して純粋の電解液の流れを確立して導電 率を測定する。電解液の導電率は配位子の存在について調べる液体試料の導電率 と一致するのが好ましい。次に、液体試料を貯蔵器102の電解液に加えて、流 速に従い、試験体109の時間による導電率の変化を監視する。測定した導電率 の変化を、例えば第18図のような標準曲線と比較して、液体試料における配位 子の濃度を判断する。 接触手段には、貯蔵器の代りに試料液注入用の試料ループを備えることができる 。この場合、最初は、液体試料の導電率と同じような導電率のブランク溶液、即 ちラニング・バッファを液体吸込ポートを介して試料ループ、導入チャネル及び 所定領域を通過させる。 次に、商業的に得られ、通常使用されている切替弁を用い(例えば、米国マサチ ューセッツ州つォバーン、レイニン・インスツルメントから入手可能な液体クロ マトグラフにおいて)、ブランク溶液の代りの液体試料を液体吸入ポートに注入 する。導電率の変化が発生ずる速度13.又は液体試料センサを介して完全に通 過した後、導電率における総合的な変化量14を注目することにより、配位子に 固有の変化を監視することができる。(第211図を参照のこと)液体試料の導 入を調節する弁を用いることにより、更に大きな効果が得られる。このような弁 技術は高度に開発されており、コンピュータ制御により自動化することが可能で ある。従って、液体試料又は−組の液体試料に対するセンサの浸潤の予定を自動 的に制御することができる。 多くの要因が端子V】と端子v2との間の抵抗、更に。 所定領域tOaにおける物質の導電率における変化に影響を与え得る。液体試料 それ自身はラニング・バッファの導電率と導電率が異ってもよいが、導電率はラ ニング・ブファの導電率と同一に調整するのが好ましい。温度の小さな変化、蒸 発による組成の変化、マトリクスに対する液体成分の結合等もマトリクスのこれ らのl(差に対する補正に役立てるために、第2のセル、即ち第5八図に示す制 御セルが備えられる。その;し]御御所領領域】0、電圧電極126及び12B 及びこれに関連する引込めチャネル130、接触チャネル106及び出口チャネ ル114は、試験体セルのものと同様に作成されている。制御所定領域110に は、制御セル・マトリクスは反配位子物質を含まず、従ってバルク導電率におけ る変化に影響のある配位子固有の相互作用に影舌されないことを除き、所定領域 108におけるマトリクス物質まれている。fl、II御体111の導電率に相 対する試験体109の導電率を測定することにより、所定領域108における反 配位子部位に対する配位子の固有結合以外の影響による導電率の変動を低減又は 除去することができる。 第5A図及び第5B図において、試験セル及び制御セルは一つの電流路を介して 電気的に直列であるが、水圧的にはある種の部分的な並列状態にあり、各セルは それ自身の流路を有する。しかし、他の電気的な構成を用いて試験セル及び制御 セル端に電圧降下を発生させてこれを測定することができる。例えば、第5C図 において、各セルは固有の電流路を有し、かつ2つの共通電流電極144を共有 している。第5D図において、各セルは固有の電流路を有し、更に各セルは対を なす固有の電流電極を有する。 第5C図を参照するに、信号発生器は電極140の端子C1及び共通電流電極1 44の端子C2に接続されて、出口チャネル112を介する電極140から、所 定領域108及び試験体109 、接触チャネル104及び貯蔵器102を介し て、貯蔵器102における共通電流電極144に試験セルを介する電流を流す。 同様に、信号発生器は電極+42の端7−CI及び共通電流電極144の端子C 2に接続されて、出[1チヤネル+14を介する電極142から、制御所定領域 +10及び試験体111、チャネル106及び貯蔵器102を介して共通電流電 極144に制御セルを介する電流を流ず。従)て、共通1°「流電様!44は2 つのセルに対する共通電極である。電極122及び+24.126.12B、及 び電圧電極の引込めチャネル130は第5A図のように機能して、電流により発 生した試験体109及び制御体11+端の電圧降下、従って抵抗を測定する。第 50図における装置の試験体及び制御体の抵抗変化を測定する回路を実施例9に より説明する。 第5D図を参照するに、試験体及び制御体に共通の貯蔵2)における電流電極が 存在する代りに、各セルはその導入チャネルに(又はその導入チャネルと電気的 に接触する引込めチャネルに)電流電極、及び出口チャネルに(又はその出口チ ャネルと電気的に接触する引込めチャネルに)電流電極を有する。特に、第5D 図において、試験体は電流電極の引込めチャネル131を介して人口チャネル1 04と電気的に接触する電流電極148、及び対応する電流電極の引込めチャネ ル131を介して出1」チャネル112と電気的に接触する電流電極146を有 する。同様に、制御セルは入口チャネル106と電気的に接触する電流電極15 2、及び出口チャネル114と電気的に接触し、かつ引込めチャネル131を介 する電流電極150を有する。電流電極146の端子C1及び電流電極148の 端子C2に接続された信号発生器により、電流電極146から、出口チャネル1 12、所定領域108、試験体109及び接触チャネル104を介して電流電極 148に電流を流す。同様に、電流電極150の端子CI及び電流電極152の 端子C2に接続された信号発生器により、電流電極150から出口チャネル11 4、制御所定領域110、及び制御体111、接触チャネル106を介して電流 電極152に電流を流す。電極122.124.126及び128、電圧電極の 引込めチャネル130は第5A図のように機能して電流により発生した試験体1 09及び制御体111端の電圧降下を測定する。 共通液体源人口153は共通の貯蔵器の代りに、接続チャネル105及び107 を介して入口チャネル104及び106に接続する。共通液体源人口153それ 自体は既知量の液体試料を含む試料ループに典型的に接続する。 第5D図の装置の試験体及び制御体における抵抗変化を測定する回路は、実施例 9に説明されている。 第6図を参照するに、液体試料における配位子の存在を判断する際に用い、種々 の異なる配位子の存在を一時に判断することができる他の装置のブロック図が示 されている。第6八図は各セルが第5D図に示す方法でそれ自身の電流及び流路 有する多重セル構造を示す。 第11図は複数のセルが電気的に、かつ水圧的に直列に接続された多重セル構造 を示しており、全てのセルは共通電極及び流路を共有している。 第6八図を参照するに、名セル+52.154 、158及び160は、例えば 所定領域+62.164 、168又は170に反配位子を固定化したマトリク スからなる局在化手段を備えている。一つのセル、例えばセル156は、例えば 所定領域166の少なくとも一部を含んでおり、この所定領域166には負のi 制御として用いるための液体試料の成分と特別に反応する既知の反配位子を含ん ではいない。各セルの測定手段は第50図に示されている方法により、端子Ct 及びC2に接続された2つの引込め電流電極と、端子Vl及び■2に接続された 2つの引込め電圧電極とからなる。全てのセルの試験体端の電圧降下は、所望の 2つのセルの電流電極に信号発生器を接続してこれらのセルを介する電流を発生 することにより、制御セル156の電圧降下、又は他のセルの電圧降下と比較さ れる。例えば、所望の:FL数対のセルを急速に比較するために、スイッチング 手段が備えられている。例えば、セル+52の所定領域162は、液体試料にお ける対象の第1の配゛位子に結合する反配位子を含んでおり、一方セル154及 び158の所定領域164、及−び168は液体試料においてそれぞれ対象の第 2及び第3の配位子に結合する第2及び第3の固定化及配位子を含んでもよい。 他の所定領域、例えばセル160の所定領域170には、液体試料の既知の濃度 に結合する固定化した安置が含まれてもよく、また正制御として用いることもで きる。第6A図のような構造により、液体試料における多重配位子を同時に検出 し、負の制御、正制御により、又は互いに試験セルを比較することができる。 関連する形式の装置において、各セルは第6A図の方法によりそれ自身の流路を 有するが、第5八図及び第5Bを共有する。即ち、比較をする2つのセルを第5 8図に示すように、互いに直列に配置する。これは、2つのセルの端子CIの電 流電極に信号発生器を接続してこれらのセルを介する電流を発生させることによ り達成される。 第6B図に参照するに、対象の異なる配位子に固有の一連のセルを電気的及び水 圧的に直列に接続する装置が示すされている。ここでも所定領域204が液体試 料の成分と特に反応をする既知の反配位子をは含んでいない負の制御セルの場合 を除き、典型的には、各セルには、所定領域200.202.206 、又は2 08において固定化された反配位子を有するマトリクスを備えている。全てのセ ルに対する入口チャネル175及び出口チャネル173には、貯蔵器102から 、解液100をセル及びそれらの所定領域200.202 、2′o6.204 .208及び対応するそれらの試験体190.192 、196又は制外灯19 4 、198を介して廃棄コンテナ(図示なし)に流すことができる。各セルの 測定手段は名所定領域の谷面の2つの引込め電圧電極により形成され、−万全て のセルは2つの電流電極172及び174を共有している。人口チャネル173 内又は外の共通の第1の電流電極172、及び人口チャネル175内又は外の共 通の第2の電流電極+74はそれぞれ端子Ct及びC2に接続されている。端子 CI及びC2には信号発生器が接続さねており、これによって電流電極172か ら出口チャネル173に、所定領域200、202、204、206及び208 を介して入「1ヂヤネル175、電流電極174に電流を流す。この7Ft流の 流れにより、試験体+90.192.196及び制御体194 、198端の電 圧を降下させ、これらによって電解液における対象の配位子の存在を判断するこ とができる。゛電流電極172の分極インピーダンスを低下させるために電流電 極室171を備えることができる。 前記の構造は全てのセルを介して同一の電流及び同一の液流が1:Pられる。゛ これはによって電気的な計器及び液流測定装置の設計を簡単にするのに役立てる ことができる。(実際は、信号が異なる時間に異なるセンサで発生し始めるので 、このような時間差の観測そのものを用いて流速を測定することができる。)し かし、連続的な形式では、与えられた速度で液体を流すようにするのに必要な総 合圧力を典型的に増加させる。いずれの条件が支配的であるかは、特定の実験に 必要な条件による。 電圧電極176 、178 、180.182 、184及び186はそれぞれ 端子Vl−V6に接続され、所定領域200.202 、204.206及び2 08の両側の電解液に接する。 隣接′1−る2つの電圧電極vnと電圧電極vnや、との間の電圧を測定するこ とにより、対応する電圧電極を含む所定領域及び試験体又は制御体の導電率を測 定することができる。前記構造のように、電圧電極176.178 、180. 182.184及び186は、典型的には電解液及び電流が電圧引込めチャネル 188を介して流れるチャネル173及び175から引込められる。隣接する引 込めチャネル188の入口から中間の点は、隣接するチャネル間に含まれる試験 体190.192.196及び制御体194 、198の位置を典型的に定める 。更に、電流電極172及び174は典型的に引込め下流チャネル173及び1 75である。 第6八図の装置のように、第6B図における装置の所定領域200、202、2 04、206及び208には典型的に正負制御と同じように、液体試料における 対象の種々の異なる配位子に対する反配位子が含まれている。 第6B図に示す形式の連続するグループのセルを配置することができるので、各 グループのセルは第6A図に示す方法によりそれ自身の電流路及び流路を有し、 同時に監視することができる試験体の総数を増加させている。 直列に接続されたセルの構成は、第5八図に示す形式を変形した種々のセルを( 水圧的に、かつ電気的に)直列に接続することにより、第6B図に示すものより も薄くさせることが可能であり、この場合は貯蔵器をチャネルにより置換し、一 つのセルの液体出口を次の液体入L1に接続する。これによって、セルが直列に どのような数であっても、かつ液流及び電流が2つのレベル間で前後に波立もの となっても、各電圧電極は2つのレベルのうちの−とすることができる。 第7図を参照するに、更に、他の実施例の装置が示されており、この装置は配位 子が試験体内において少なくとも部分的に存在1−る所定領域に局在している反 配位子と相互作用をするときに、試験体のバルク導電率における変化を測定″′ 4−ることにより、液体試料における配位子の存在を’l−11断する際に用い られる。この実施例において、測定手段は局在化手段の同一の側面の同一・の面 に配置される。第7A図には、局在化手段及び測定手段が電解液を含む井戸の底 に配置される構成が示されている。第7B図において、局在化手段及び測定手段 が井戸に浸す支持固定具、試験管、又は電解液を含む他の空間に取付けられるこ とを除き、同じような構成が示されている。′frJ7B図の構成により、セン サに液体試料を容易に注入することができる。 第7八しlを参照するに、電解液210を満たした非導通物質から作られた井戸 215(実寸ではない)示されている。試験所定領域214及び制御所定領域2 16は井戸215の底に配置されている。好ましくは、試験所定領域214には 、対象の配位子と相互作用をする反配位子を固定化したマトリクスからなる局在 化手段、又はこのような反配位子を取囲む半透′J!i膜からなる局在化手段が 含まれている。制御所定領域216は試験所定領域214と同じように構成され ているが、その上うな反配位子を含んでおらず、はぼバルク導電率を変化させる 固有の相互作用からは自由である。配位子は拡散により所定領域214及び21 6に侵入する。液体と所定領域との間の接触を助けたいときは、かきまわしプロ ペラ212又は他のバルク流すようにさせる他の手段を用いる。 端子CI及びC2に接続されている電流電極218 、220、及び端子v1及 びv2に接続された電圧電極226及び228により試験セルの測定手段が備え られている。端子CI及びC2に接続されている電流電極222.224 、及 び端子Vl及びv2に接続された電圧電極230′ELび232による試験セル の測定手段が備えられている。これらの測定手段は所定領域214及び216の 下、非導通物質234における井戸215の底211に配置されている。 試験セルの導電率を測定するために、信号発生器が ゛電極218及び220の 端子C1及びC2に接続されており、電流を電極218から所定領域214を介 して電解液210へ、再び所定り1域214を介して電極220に流す。このよ うな電流通路は点線及び矢印で237により示されている。史に、いくらかの電 流は所定領域214に完全に残留している。このような電流通路は点線及び矢印 で239により示されている。この電流は電流通路におGプる電圧降下と相関さ れる。各電流通路の少なくとも一部は試験所定領域214を通過し、電圧降下の 少なくとも一部はこの領域の導電率により影響される。電極226及び22Bに 接続されている端7−v1と端子v2との間の電圧を測定することにより、所定 領域の導電率を測定することができる。 同様に、制御セルの導電率を測定するために、電極222及び224の端子Ct 及びC2に信号発生器が接続され、これによって電流を点線及び矢印241によ り示すように、電極222から制御所定領域216を介して電極210へ、再び 領域216を介して電極224に流す。更に、ある電流は点線及び矢印243に より示すように、制御局在化手段216内に全て残留する。この電流の流れは電 流通路における電圧降下と相関される。電極230及び232に接続されている 端子Vlと、端子v2とめ間の電圧降下を測定することにより、制御所定領域2 16の4電率を測定することができる。 好ましくは、他の実施例のように、電圧電極及び電流電極を引込めている。例え ば、第7図に示すように、これらの電極はチャネルの幅の3倍以上の距離だけチ ャネル235を下げる。 電流は半径が電流電極との間の距離の程度にある塊りの中を流れる。第7図のセ ルのような構成を有するセルの場合は、試験体がこのような距離又はこれより少 し大きい距離の井戸の底の上から伸びるものと考えることができる。即ち、セル の実効寸法は電流電極との間の距離程度にあると考えることができる。有用な説 明である。試験体は、点線フィールド237内の体であると考えることができ、 また制御体は点線フィールド241内の体であると考えることができる。即ち、 電圧電極226.228 、2:10及び232は、典型的に、この領域の外側 で発生する全ての導電率変化に対して感度が低いか、又は全く検出しない。 先に説明したセルのように、平坦な引込めセルの効率をE=所定領域の抵抗/試 験体の抵抗と定義することができる。典型的には、所定領域の厚さがセルの大き い程度であるときは、このセルは効率が良い。一方、所定領域が約0.1mmの ときは、拡散は非常に遅い。従って、効率が良く、配位子の存在に急速に応答す るためには、試験体及び所定領域は試験体に対しては小さく、即ち厚さが40. 5mm 、所定領域に対しては厚さが<0.1mmでなけらばならない。典型的 に、これには、密接に配置された電流電極及び電圧電極を構築することが必要で あり、これをフィルム処理、薄膜処理及びシリコン・チップ技術を含む種々の方 法により行なうことができる。 試験体214の導電率の変化、即ち、比率上では制御対21Hの導電率における 変化に対して比較をし、また変化する導電率比Cを用いて液体試料における配位 子の濃度を判断する。典型的に、純粋の電解液は井戸215に注入され、導電率 比Cが安定する撹拌する。好ましくは、電解液210の導電率は配位子の存在に ついてよ1べる液体試料の導電率に一致する。次に、液体試料は井戸215の電 解液210に加えられ、時間と共に導電率比Cにおける変化を監視する。 特定の実験中に観測される導電率比Cにおける変化は、所定領域の厚さ、配位子 に対する反配位子の親和力、配位子の拡散定数、配位子の濃度等のような種々の の要因による。従って、対象の配位子の濃度に対する標準曲線は、既知の実験条 件に基づいて構築される。同一・の条件により作られた導電率比において観測さ れた変化は、標準曲線と比較されて液体試料における濃度を判断する。 所定領 域214及び216のマトリクスは、そのマトリクスの孔の大きさよりも大きな 粒子を除去する。これによって、どのような粒子が試験体2′I7及び制御体2 41に侵入することがあっても、例えば撹拌により粒子が均質に分散されたまま でも、好ましくない粒子の負荷が重い液体試料の測定に役立てることができる。 所定領域214及び216がその体積よりも厚みがあるときは、試験体237及 び24】の粒子な除去するように所定領域214及び216そのものを作成する ことができる。逆に、一つ又は複数の層を所定領域214及び216の上に置く ことができる。この層が電解液に存在する粒子を透過しないとき、及び所定領域 及びこの層を組合せた厚さが試験体及び制御体のものより大きいときは、この層 は先に述べたように、試験体から粒子を除去する。以上の装置及びこれらに基づ く変形は、測定の際の雑音原因となる粒子を含む液に存在する配位子を測定させ るのに有用と思われる。第7A図の装置におけるセルのように、平坦な引込めセ ルを用いて所定領域214の表面(又は内部)に対する粒子/配位子の複合体の 固有を測定する。このような状況において、試験体は、所定領域214の表面を 含むように、所定領域214の厚さよりも攻意に大きく保持される。次に、試験 体は所定領域214の表面の上の空間に伸びている。所定領域214の表面の反 配位子に粒子/配位子の複合体が結合するに従って、これらの複合体はその表面 の上の試験体373の一部を占有し、このために試験体の導電率を減少させる。 同様の構成を用いてセルの固有結合、小胞1.膜片、又はそれらの表面に固有の 配位子を運搬する他の構成の固有の結合を測定し、従って液体試料におけるそれ らの存在及び濃度を判断する。 試験体がその所定領域よりかなり大きい引込め平坦センサの効率を増加させるた めに、非導電性物質の反対印の壁を所定領域の表面の近くに配置して電場を閉じ 込め、これによって試験体を小さくしている。他の実施例として、配位子には透 過性であるが、その導電率がヌクレポア(米国カルフォルニア州ブレアサントン )の多孔性ポリカーボネート・フィルタのように、所定領域の導電率よりも小さ い変調層を、その所定領域のにに置くことができる。これは、電場を閉じ込めよ うとするので、変調層に隣接する所定領域の部分における電流密度を増加させる ことになる。このような所定領域の部分に発生ずる電圧降下も増加するので、セ ンサの効率が増加する。 第70図を谷照するに、電解液210を貯えている試験管又は他の液貯蔵空間2 09が備えられている(実寸ではない)。この構成のセンサは、第7八図のセン サと対応する要素を同一の番号により示すように、形式的には同一のであるが、 接触手段のみが異なりている。 局在化手段は、第7八図に示すように、試験所定領域214及び制御所定領域2 16の位置を定めるマトリクスからなる。試験所定領域214及び制御所定領域 216は非導電性層234の上に取付けられ、この非導電性層234は支持固定 具247の上に取付は可能である。このような装置は、液210にセンサを容易 に挿入できるように設計されている。 測定手段は、試験所定領域2!4及び制御所定領域216のにおける局在化手段 の下にある。液210と試験所定領域214及び制御所定領域216の表面との 間の接触をうながしたいときは、非環撹拌棒213又は他のバルク液を流す他の 手段を用いる。 測定手段の上の位置に確実にかつ便宜的に一組の局在化手段を固定化するために 、種々の構造、又は生物層を用いることができる。これによって、測定をした後 、使用した局在化手段を除去し、同一の測定手段を使用している間に新しいセッ トを所定箇所に固定することができる。例えば、局在化手段をブロック234に はめ込むホルダーの上に取付けてもよい。 第7八図のセルのように井戸に、又は第7B図のように埋め込みセンサ上に、多 数の試験体セル及び正負制御セルを配置することができる。セル間の相互作用を 避けるために、互いに隣接するセルを離すことが必要である。即ち、セル間の距 離は、一つの信号セルの電流電極間の距離よりもかなり大きくなければならない 。 従って、ミクロタイター板、又は種々な検定を各井戸、又は各プローブに実行す る埋め込みプローブにこの形式の平板センサを形成することができる。カテーテ ルを内蔵するセンサに形成することもでき、又は液体試料が流れるチャネルの表 面又は内側に配置することもできる。 実際の試験体及び計器は、種々の液に迅速にかつ安価に連続的な試験体を実行す ることができるものでなけらばならない。好ましくは、試験体セル及び制御セル における所定領域は容易に交換できるものでなければならない。更に、先に述べ たように、各センサは感度が増加できるように、小さな所定領域、例えば1μI 、史には0.1μm以下であるのが好ましい。更に、センサの効率Eは、所定領 域が小さくっても高いことである。 以上の特徴が得られ2つの好ましい構造を第8図及び第9図に示す(実・1゛法 ではない)、rlVEPJ (内部電圧)ト衡点)センサ装置と呼ばれる第8図 に示す装置は、厚さがO,to+m、体積が0.1μl、又はそれ以下の程度に ある非常に薄い導体、層状の所定領域(第8図の256〜259)及び試験体( 第1111図の307)を正確にnlす定することができる。r F、VEPJ  (外部電圧平衡点)センサ装置と呼ばれる第9A図に示す装置は、所定領域の 近傍と共にこの中に発生ずる事象の便宜的な測定を可能とし、非常に簡単な生物 層を有する可能性が有る。 第8八図を谷照するに、前部250及びアクリル樹脂のような非導電性物質から なる後部252からなるIVEP装置が示されている。前部250及び後部25 2を中心線254により表わす面に沿って分離することがてきる。 生物層と呼ばれる中間層261は、試験所定領域256ELび257と、絶縁層 260上に取付けられた制御セル所定領域258及び259とからなる。生物層 261は、装置の動作中では前部250と後部252との間に挿入されている。 局在化手段は、例えばニトロ・セルロースの多孔性の薄膜又は他の多孔性のフィ ルタ物質からなるマトリクス・フィルタからなり、所定領域256〜259を定 めている。生物層の所定領域は生物領域と呼ばれている。絶縁層それ自体は、好 ましくは、固定支持(図示せず)上に取付けられて、生物層の取扱い及び位置決 めを支援している。 第8A図はIV[:Pセンサが「開放位置」にある状態を示し、かつ1而センサ ・ブロック 250及び252が生物層261の挿入を容易にするように十分に 離されている(典型的には約1716インチ)。第8B図は試験体セルの検知領 域の詳細を示すものであり、生物層261の上を閉じるセンサ・ブロック250 及び252が、センサ・ブロック250の表面291、絶縁層260及び後セン サ・ブロック252の表面293の間に形成されたチャネル266及び268に おける上部生物層256及び下部生物層257を絞り込んでいる。 第8八図の装置は第5八図の装置と同様の方法で動作する。(しかし、注意すべ きことは、IVEPセンサ装置が第56又は第5D図の構成と同じように作成可 能なことである。)試験体セル及び制御セルは直列に接続され、試験体セル及び 制御セルの通路は対称である。第8八図を参照するに、貯蔵器102は電解液1 00により満たされている。2つのチャネル104及び106により、電解液1 00が試験所定領域256.257 、制御所定領域258、25!l 、 2 つの出[1チヤネル112及び114を介して、最終的に廃棄コンテナ(図示な し)に流れる経路が得られる。液の流れを、重力、空気圧、油圧又は他の手段に より駆動することができる。 試験体の場合は、流れは液体導入[1262及び貯蔵器+02を介してから、チ ャネル+04 、上側試験生物領域256、絶縁層260に設けられた開[12 64、下側試験生物領域257を介して、次にチャネル+12を介して流71す る。制御セルの場合は、液体導入口262及び貯蔵器102から、流れは、入口 チャネル106、−F側制御生物領域258、絶縁層260に設けられている開 口265、下側制御生物領域259、及びチャネル+14を介する。 測定手段は引込め電圧電極及び引込め電流電極からなる。ヂャンル112におけ る第1の電流電極116及びチャネル+14における第2の電流電極118はそ れぞれ端子C1及びC2に接続されている。端子CI及びC2には信号発生器が 接続されており、電流を電流電極116からチャネル112 、下側試験生物領 域257.開口264.上側試験生物領域256.チャネJL/+04.貯蔵& HOO,チャネル106、上側試験生物領域258.開[」265、下側試験生 物領域259.及びチャネル]14を介して電極118に流す。この電流の流れ によって、名セルの頂部生物領域と底部生物領域との間の電圧降下を測定して電 解液における特定の配位子の存在を判断することができる。 絶縁層260の上下の2つの液体チャネル266及び268は電解液により満た されている。これを便宜的に、電解液槽に前センサ・ブロック250及び252 を浸し続けることにより、行なうことができる(第9B図を参照のこと)。チャ ネル266及び268は第5A図に示す引込めチャネル130に等価である。第 8B図に明確に示すように、引込めチャネル266により、流れている電解液と 、端子■2に接続されている主圧電g1124との間が接続される。引込めチャ ネル268により、電解液と、端子v1に接続されている電圧電極124との間 が接続される。同様に、制御セルは電解液と、端子v3に接続されている電解液 電極126、及び端子v4に接続されている電圧電極128との間にそれぞれ電 気的な通路を形成する引込めチャネル270及び272と一緒に動作する。 0リング274〜281は試験セル及び制御セルにおける液体を分離するための シールとなる。表面290 、292.294及び296は、絶縁層260に対 して配置することによりセルの大きさを判断する。表面29B 、300 、3 02及び304もこのような機能に用いることができる。全ての引込めチャネル 、電圧電極及びOリングは(試験セルのときは)入口チャネル104及び出口チ ャネル112、及び(制御セルのときは)入口チャネル106及び出口チャネル 114の周りで対称かつ円形である。更に、電圧電極122 、124.126 及び128は、引込めチャネル/液体チャネル266.268.270及び27 2に接続された引込め室273に配置することにより引込められ、これによって 電極を大きく、かつ分極インピーダンスを低くするようにしている。 動作において、第8八図の構造は、中心!!+!254に沿って開11され、新 しい生物層261を新しい試験セル生物領域及び制御セル生物ダミ域により挿入 される。次に、前センサ・ブロック250及び後センサ・ブロック252は11 ¥度アッセンブリされ、0リング274〜281に各セルのシールをしている。 このような3つの部分の構造により、容易かつ安価な生物層の置換が可能となる 。 0リングにより得られるシールは完全にすることはできず、0リングを通過する 電解液の浸出が発生し得る。第8八図を参照するに、例えばOリング274 、 275゜276及び277があるときは、試験セルと制御セルとの間の導通路は セルの導電率を測定する際の誤差となり得る。このような浸出による誤差を減少 させるために、各電圧測定の端子Vl−V4と、その隣接する0リングとの間に シールが必要ならば、保護型Vi2112 、284.286及び288を端子 61〜G4に接続する。これらの保誰リングについての動作は実施例8及び9に 詳細に説明されている。 第8n図を再び参照するに、試験セルの検知領域を拡大して、閉じた位置にある IVEPセンサ装置と共に示されている。試験所定領域256及び257の生物 領域マトリクス・フィルタ物質はそれぞれ引込めチャネル266及び268を満 たしている。同様に、図示していないが、制御所定領域258及び259の生物 領域マトリクス・フィルタ物質は引込めチャネル270及び272を満している 。これは、使用する特定の生物層の厚さよりも薄い共通の表面290 、292  、294 、296 、298 。 300 、302及び304(第8A図)の下の距離に引込めチャネル266. 268.270及び272を形成する表面291 、293.295及び297 が来るように確保することにより達成される。厚さが0.125〜O,150+ nmの生物領域により、この距離は典型的に0.1mmである。マトリクス物質 により引込めチャネル266.268.270.272は、泡の形成、及び引込 めチャネルから試験体への液の対流による雑音及びドリフトを最小化する。これ は、またチャネルが導通し続けるのに役立ち、チャネルが非常に浅いものであっ ても、例えば泡によって阻止されることはない。 第8B図を再び参照するに、TVEP装置の構造により、引込めチャネル266 及び268の入口における電圧電極122及び124が検知した電圧を電圧等価 点306及び308により示すように、試験所定領域256及び267の近傍ば かりでなく、実際は内部にも存在させる。従って、「内部電圧等価点」、又はr lVEJセンサと呼ばれる。電圧等価点306及び308は、導電率を測定して 所定領域256及び257にける配位子/反配位子の相互作用の発生を判断する 試験体307の位置決めを支援する。このような簡tイーなモデルの場合は、試 験体307は、典型的に頂部引込めチャネル266の厚さの半分と、絶縁層26 0のJ(、(さと、底引込めチャネル26Bのnざの719分とを加えたものか らなると考えらることができる。同様に、制御セルの場合は、引込めチャネル2 70及び272の入口において電圧電極126及び128が検知した電圧により 、制御センサの電圧等価点が制御所定領域258及び268の内部に存在させ、 頂部引込めチャネル270の〕11さの半分と、絶縁層260の厚さと。 底引込めチャネル272のJゾさの半分とを加えたものからなる対応試験体(図 示なし)を定める。 1VliPセンサ装:δは、導電率が電圧電極の位置及び大きさが引込め室及び 引込めチャネルを使用することにより測定される塊りのものとの結合を効果的に 遮断可能なことを示している。このようにして獲得したセンサ設計の柔軟性は、 この発明の重要な効果である。 第8八図を再び参照するに、薄い試験体を作成する能力は、所定領域256〜2 59に対する薄いマトリクス物質の利用可能性と、薄い絶縁層物質260と、引 込めチャネル266 、268 、270及び272を形成する表面291.2 93 、295及び297を表面290 、292 、294.29ti 、  29B 、300 、302及び304の下の短い距離に配置することに利用可 能な技術の積度とによってのみ、限定されるものとみなすことができる。 先に述べたように、薄い試験体により、試験体及び制御体を非常に小さくするこ とができ、これがこのIVEP実施例の重要な効果である。試験体は、典型的に 、ミリボア社(米国マサチューセッツ州ベッドフォード)のニトロセルロース・ マトリクス物質を用いて作成されたものであり、厚さが135〜150μm、引 込めチャネルの厚さが100μm、ゼネラル・エレクトリック(シェネクタディ  ニューヨーク)のレフサンの絶縁層の厚さが75μm、かつ絶縁層における開 口が直径が0.8 mmである。これによって、頂部引込めチャネルの厚さの半 分と、絶縁層の厚さと、底引込めチャネルの厚さとを加算したもの1.即ち総計 175μmの電圧等価点間の距離となる。開口の領域が約0.5tnm”であり 、試験体の予測寸法は0.09μmである。 更に、小さな試験体を作成することも可能である。 例えば、厚さが約25又は30μmのマトリクスと、厚さが約25μlの絶縁層 と共に用いることができる厚さが25μlの引込めチャネルとである。更に、生 物層の絶縁層における0、5mm半径の穴を用いたときは、その領域は3716 mm2である。電圧等価点間の距離は総計0.05nunである。従って、試験 体の総計は9nl又は0.009μlとなる。 □ 更に、薄い厚さの適当な絶縁層及び計器縁の工作技術、注入モールド部品、 薄いフィルム即ち薄膜技術、シリコン・チップ技術、又は他の当該の技術分野に 習熟している者に知られた技術を用いることにより、小さいτ1′法のセンサを 作成することができる。このような技術を用いることにより、引込めチャネルの 開口の幅が10μmから約5μm又は更に小さい範囲にあり、またこわらの開[ 1が互いに10μm又はそれ以上離れて、更に小さい試験体を導出するIVEP センサを作成することが可能である。 生物層261は多くの方法により変更可能である。例えば、■f1部所定領域2 56か、底部所定領域257かのいずれかを、反配位子を局在させないマトリク スの置換、又は全くマトリクスではないものの置換により省略することができる 。絶縁層における開口264は、これに直接ニトロ・セルロース又は他のマトリ クス物質を圧縮することにより、又は直接鋳込むことにより、局在化手段のマト リクスによって実質的に完全に満たされる。局在化手段により満たされた開[1 264により、はぼ全ての試験体が局在化手段を含む効率がおよそ100%のセ ンサを作成することができる。更に、このようなセンサにおいて、はぼ全ての試 験体が局在化手段内に含まれる。 第9八図を参照するに、非環電性物質、例えばアクリル樹脂から作られ、かつ中 心線354により表わされた面に沿って分離可能な前部350及び後部352の 一部をなず典型的なUVEIIセンサ装置が示されている。中央層の生物層35 5は、取扱いの便宜のために必要ならば、絶縁裏張360上に取付けた試験所定 領域356及び制御所定領域358からなる。生物層355は前部350と、及 び後部352との間に挿入される。 この実施例において、局在化手段は、典型的に試験所定領域356及び制御所定 領域358を決定するニトロ・セルロース又は他の多孔性フィルタ物質からなる マトリクス物質からなる。 第9A図の装置ゆ、第5C図の装置と同じような方法で動作する(ただし、第瞳 図又は第5D図の構成と同じような構成により、又は第6B図の構成のような直 列的な流れ構成においても同様に、EVEPセンサ装置を作成することができる ことに注目すべきである。)試験セル及び制御セルはそれぞれ2つのセルと共に それ自身の電流通路を有し、共通の電流電極を共有し、試験セル及び制御セルは 対称である。 第9八図を参照するに、貯蔵器102液導入口349介して電解 液100により満たされている。2つのチャネル104及び106はそれぞれ、 電解液が貯蔵器102から試験所定領域356及び制御所定領域358.2つの 出口チャネル112及び114を介して、最終的な廃棄コンテナ(図示なし)へ 流れる通路となる。液流を矢印120により示す。この流れを重力、空気圧又は 油圧、又は他の手段により駆動することができる。 試験チャネルの場合は、流れは貯蔵器102から、人ロヂャネル+04 、所定 領域356、生物層355の絶縁層360における開口362、及びチャネル1 12介して排出される。同社に、制御セルの場合は、流れは貯蔵器102から、 人口チャネル+06、所定領域358、生物層355の絶縁層360における開 r:I:164、及びチャネル114を介して排出される。 測定手段は引込め電圧電極及び引込め電極からなる。イ6ζ号発生器が電極14 0の端子C1、及びリング状又はアーク状電極144の端子C2に接続され、電 流を電極目0からチャネル112.開口362、試験所定領域356、チャネル +04及び貯蔵器100を介して電極144に流すようにしている。同様に、信 号発生器が電極142の端一/−CI及び電極144の端子C2に接続され、電 流を電極142からチャネル114、開口:164、試験所定領域358、チャ ネル106及び貯蔵器+02を介して電極144に流す。従って、電Ni144 は2つのセルに対して共通電極となる。この電流によって、各セルの所定領域及 び試験体(以下を参照のこと)の電圧降下を測定して電解液における特定の配位 子の存在を判断することができる。 液体チャネル366は電解液により満たされており、引込め電圧電極368 、 370.372及び374に対する電気的な通路となる。これらのチャネルは第 5A図に示す電圧電極引込めチャネル130、及び第5C図に示す同様のチャネ ルと等価である。チャネル366の点374及び376は試験セルの電圧等価点 であり、点378及び380は制御セルの電圧等価点である。端子v1及びv2 に接続された電圧電極368及び370は電圧等価点374と376との間の電 圧降下を測定する。 EVEP構造においては、電圧等価点374と電圧等価点 376との間の試験体、従って試験体357には典型的に所定領域356が完全 、に含まれていることに注目すべきである。同様に、端子v1及びv2に接続さ れている電圧電極372及び374は、制御体359を定めるのに役立つ電圧等 価点378と電圧等価点380との間の電圧降下を測定する。 電圧電極引込め室382は更に電圧電極を引込めて、その分極インピーダンスが 更に低くなるようにする。 同様に、電流電極引込め室383は電流電極に対して作用する。所望により、電 圧電極引込め室382の液出口384は、電解液によるフラシュを可能にさせ、 かつ電流電解液室の液出口385は電解液を廃棄コンテナへ排出させるのを可能 にさせている。 電圧電極引込め室の液出口384に対して更に、又はそれに対する他の実施例と して、引込めチャネル366多孔性の紙又はゲルのような導電性マトリクスによ り満し、電圧電極引込め室382の内容を試験体357及び制御体359へ、例 えば対流による泡による、又はその導入による雑音を減少させる。同様に、入口 チャネル104及び106、出口チャネル112 &び114は、液流と好まし くない相互作用をしない限り、同じような理由により、多孔性のマトリクスを含 めてもよい。 第9八図の装置装置における電圧等価点は所定領域356及び358の外側であ る。従って、外部電圧等価点(1ミVliP)センサと呼ばれる。 0リング386及び388は試験体セル及び制御セルにおける液を遮断するシー ルとなり、電気的な漏洩を防ぐ。 生物層の構造は、マトリクスを定める所定領域356及び358の取扱い及び位 置決めを容易にさせている。 生物層355は所定領域356.358及び絶縁裏打層360に取付けられたス ペース層390からなる。スペース層;190は所定領域365及び358(典 型的には0.135〜0.150の程度)よりかやや薄い(典型的にはには0. 1mm程度)ので、生物層355はセンサが閉じたときに、確実に保持される。 スペース層390及び絶縁層360は表面392と表面394との間をはさむ込 み、0リングをシールし、試験セル及び制御セルの大きさを判断している。 第9B図は液槽を示しており、この液槽を用いてr v を乞pセンサ又はli  V E Pセンサのいずれかに対する試験セル及び制御セルの湿度平衡を保持 し、生物層を挿入すときに況;らし、かつ液によ°り満したセンサのチャネルの 保持をしている。具体的には、電解液398を含む液槽396の平面図が示され ている。典型的には、EVEPセンサの1′I「ブロック350及び後ブロック 352は、ねじ404、取付は片406及び408又は他の手段を用いて、液槽 396の可撓性壁400及び402に取付けられている。前ブロック350及び 後ブロック352は、常時液面下にある測定手段(図示なし)から離れた高さに あるので、生物層が挿入されたとき又は除去されたときに、センサのチャネルは 液により満たされたままとなる。以上で述べたように、液槽は、試験セル及び制 御セルの温度平衡を保持するのに役立ち、生物層を挿入するときに生物層を濶ら すものである。また取付は片406及び408もセンサ・ブロック350及び3 52を液槽の壁402及び404から離したままとすることにより、温度平衡を 維持している。通常、100箇所/1,000,000゜又は以上に対して感度 のある導電率測定であっても、付加的な温度調節は必要としない。 第9B図の構成はセンサ・ブロック350及び352を確実に保持し、生物層の 挿入を容易にさせる。生物層が挿入された後、クランプ410及び他の手段は液 槽の壁と共にはさみ込みをし、従ってセンサ・ブロック350と、センサ・ブロ ック352との間の生物層をはさみ込み、友メ述べた0リングの作用により試験 セル及び制御セルを互いに電気的にも油圧的にも切り離す。 EVEP形式のセンサは種々のの方法により変更可能である。貯蔵器あり、又は なしで、液体試料を注入するために、資料ループ・システムを用いることができ る。必要により、絶縁層390の開口362を、第9A図に示すように、チャネ ル104.106.112及び114の直径よりも小さくすることができる。こ れは、開口362の極く近傍領域における総合抵抗(電圧平衡点間)に対して相 対的に増加させる効果一部分的なジョーンズ・セル効果がある。すぼめた開口に 関連させた抵抗の大部分は、開口そのものに関連した塊り内と、1直径R+1離 内の開E1の両側の領域とに発生ずる。この方法は、所定領域356の厚さが絶 縁層360の厚さ、及び開UI:162の直径の厚さと同等か、又それより大き いときは、即ち電圧平衡点374 、376.378及び380が離れていると きでさえも、効率の悪いEVIEPセンサの効率を30%〜50%に改善するこ とができる。 rp v +: pセンサ構造の効率を増加する他の方法は、中空の管状シース な接触手段の出入口の下へ挿入し、電圧電極に対する引込めチャネル366を部 分的にふさぎ、電圧等価点を生物層の更に近くに移行させることにより、電圧等 合点374 、376 、 :178をそれらの所定領域へ近ずけることである 。EVEPセンサの「シース・カラム」構造を用いている実施例を実施例3に示 す。 局在化手段の近傍に電流変調手段を配置することにより、EVEP、 rVEP 及び他の実施例の効率を増加することが可能であり、この電流変調手段は局在化 手段と関連する断面導電領域より小さい断面導電領域を有する。このような物質 の例には、ヌクレボア社(米国カルフォルニア州ブレアサントン)から購入可能 なヌクレボア・フィルタ、放射線照射のアルカリ消化多孔性ポリカーボネートが ある。この物質は90%非導電性固体及び10%導電性孔からなる。この物質は 絶縁層390における絞り開口362の効果と同じように、マイクロポーラスの 部分的なジョーンズ・セルを作成するためと考えられる。局在化手段と関連する ものよりも狭い導電性領域を介するように電流を変調物質に集束させる必要があ るので、大きな電流密度及び局在する抵抗により、大きな電圧降下を発生させる 。局在化手段が少なくとも部分的に高電流密度の領域にあるべき電流変調物質に 十分接近している限り、配位子−反配位子作用の結果としてこの領域に発生ずる 局在化手段の導電性の変化に関連した電圧変化は大きなものとなる。 局在化手段はそれ自身を電流変調物質にさせる特性を有することができる。例え ば、ヌクレボアそのものは蛋白質を結合することができる。即ち、これは局在  7化手段、かつ電流変調手段として共に使用される。 IVEP形式のセンサにヌクレボアが使用されたときは、ヌクレポアはその表面 に平行な方向に電流を流さない構造なので、ヌクレボア層の頂部に付加的な導電 層を配置する。 注意すべきことは、所定領域が反配位子の代りに固定化させた(さもなければ局 在化させた)配位子を有する局在化手段を含む前記形式の装置を明らかに構築可 能なことである。 この発明は、特に、1以上の局在化手段と、残りの検知装置内に又はその上に局 在化手段を容易に挿入又は配置するように設計した適当な支持固定共との組合せ からなる生物層を構築する構想を有するものである。この生物層は、使い捨て可 能である。測定手段から独立して、このように変形した局在化手段を備える能力 は、この発明の重要な特徴である。ある場合では、生物層に電極のような測定手 段を備えてもよい。 局在化手段は結合された反配位子分子からなるものでもよい。生物層は、局在化 手段を取付けることができる少なくとも一つの絶縁層からなるものでもよい。絶 縁層は電流を変調することができる。以上で開示した装置と共に適当な生物層を 用いることもできる。特に、装置が差動的な又は多重測定用に設計されていると きは、生物層は2以上の生物層からなるものでもよい。 〈実施例1〉 この実験においては、固定化した抗原、うさぎガンマ・グロブリン即ちRへX( rうさぎ抗−X」の略語)を含む生物領域領域の導電性変化を測定することによ り、特定の抗原の存在、やぎ(うさぎガンマ・グリプリン)抗体、即ちGAI( を液体試料から検出する。第5D図のように各試験セル及び制御セルがそれ自身 の電流路及び71L流電極を有すること、また第5D図のように貯蔵器なしに液 体試料が試料ループを介して液入口に加えられることを除き、第8図に示すよう なIVEP装置の形式を用いた。この装置は実施例9に説明した導電性ブリッジ に接続される。 試験生物層及び制御生物層は、レフサン(ゼネラル・エレクトリックのポリカー ボネート)の0.003インチのシートに配置された0、8mmの穴に直接取付 けた厚さ150μmニトロセルロース・フィルタにューハンプシャー州キーネ、 シュライヒャー及びジュールから供給されている孔の大きさ5.0μm)から打 ち抜きされた直径が3.5mmの円盤を用いて、構築される。 やぎIgG (“ボート・アンチX”の略語“GAX”、ミズーリ州セント・ル イス、シグマ化学(株))の2.5mg/mlのうちの50μlを負制御として 制御生物層に加えた。これは、室温で約10分保温してニトロ・セルロースに蛋 白質を結合させるようにした。同様に、うさぎ[gG (“Rへ×”、シグマ)  2.5mg / [111溶液のうちの50μlを試験生物層に加えた。(R へXがそれ自身抗体粒子であっても、ここでは抗原として機能して、GARの存 在の試験を可能としている。)2つの蛋白質被覆生物層を含む生物層をランニン グ・バッファ(0,2MのNaCl、 0.02 M NaPO4、pH0,7 )により洗浄し、センサ室に配置した。 特定のGへR抗体の検出は、約609μl/分の速度で各生物層を介してラニン グ・バッファを流して気体を抜くことにより、開始されると共に、導電率比を監 視した。この処置により安定な基準線を確立した。センサの上の約30”に位置 するラニング・バッファを含む11)1壊可能なバッグにより、実験中に適当な 流れを与える圧力ヘッドを保持した。ボーバイン血清アルブミン(シグマのBS 八へV)のうちの50Mg、バイオティンレーテッドGへR(シグマ)の12M g1アビイディン(シグマ)の50Mgを第10図に示すように順次加え、かつ 導電率を監視し続けた。100μIの試料ループを介して100μmに各試料を 加えた。その結果(第i。 図)は、l)基準線信号の僅かな振れによる特定蛋白質11s八を示している。 しかし、バイオティンニレ−テッドGARを加えたときに、導電率比C又は0. 5%に約5,000部分/ l 、 000 、000 (ppm)の負の振れ となり、これを1分以内に行なった。 前記の信号を増幅するために、4量体の蛋白質アビジンからなる粒子を用いた。 アビジンはビオチンに対して高い親和力があるので、固定化したビオティニレ− デッドGAI(に対して結合しなければならい。第10図に示すように、アビジ ンを付加することにより、:l、000〜4,000 ppmの増幅又はほぼ係 数が2となった。大きな粒子、例えばグルタルアルデヒドを有する架橋アジピン 分子により作られたポリアビジンを付加すると、更に大きな信号を発生したと思 われる。注意すべきは、このような増幅例がサンドインチ検定の変形ということ である。第1に固定化した反配位子はRAXであり、配位子はビオティニレ−テ ッドG A Rであり、第2に相互干渉しない反配位子はアビジンであった。 〈実施例2〉 この仮想例においては、2つの試験配位子GAR及びベータ・ガラクトシダーゼ 、及び圧制御配位子DNP卵アルブミンの存在が同一の液体試料に同時に検出さ れる。試験及び正制御生物層の導電率を負制御の導電率と比較する。従って、こ の装置は全部で4つのセルを含む。各セルが第6八図の方法により独立した液路 を有するが、第5八図及び第5B図の方法により比較をするセルと共通の電気的 な通路を共有している多重TVEPセンサ装置を用いる。即ち、画見のような測 定中に負制御と電気的に直列に、各試験セル及び正制御セルを配置する。この装 置は実施例8に説明した形式の導電率ブリッジに接続される。 先の例のように、GAX及びRAXを制御生物層及び試験生物層に適用する。ア ンチGNP抗体の2.5mg/mlのうちの50μmを第3の生物層に加え、こ れを正制御として利用する。酵素ベータ・ガラクトシダーゼ抗体の2.5mg/ mlのうちの50μlを他の生物層に加え、これを第2の試験制御として利用す る。 4つの蛋白質被覆生物層を含む生物層を実施例1のように洗浄して、センサに配 置する。ラニング・バッファを約50μl/分の速度で実施例1のように各生物 層を介して流して、約1秒に1回、各試験セル及び正制御セルの導電率を監視す る。導電率比が安定したときは、100μlの液体試料を100μmの試料ルー プ介、してセンサ装置に注入する。この試料には、ラニング・バッファ、更に、 12MgのGへR,6μgのベータ・ガラクトシダーゼ、DNPにより高度に置 換された3μgの卵アルブムンが含まれている。第11図は各センサに予想され る応答を示す。固定化したIIRAX含むセンサがGへRに特に応答する同時に 、抗ベータ・ガラク]・シダーセを含むセンサは特にベータ・ガラクトシダーゼ に応答する。正制御はセンサを介する流速の予仮想実験は、この発明が同一の多 重配位子を測定するばかりでなく、正制御を使用することにより装置の正しい動 作及び詳細な機能も試験することができる。 〈実施例3) この実験では、抗体GARの存在が液体試料に再度検出された。試験及び制御生 物層がセンサ装置に個々に配置されるように、絶静層360又は生物層355が 存在しないことを除き、第9図のEVIEPを使用した。この装置は実施実施例 9に説明した形式の導電率ブリッジに接続された。 米国マサチューセッツ州ベッドフォードのミリボア社から慧大したニトロセルロ ース・フィルタの混合0.45μm)から、直径が5I[l[11かつ厚さが1 50μmの円盤からなる局在化手段を打ち抜いた。従って、このような円盤は、 面積が19.6mm2、かつ体積が2.9mm3.又は約3μlである。液体試 料が流れる活性のマトリクス領域を、入口及び出口(直径が1 mm)の断面積 により決定し、約0.75mm2であった。従って、所定領域の体積は、約0. 11μl又は110 nlであった。 それぞれ5mmの円盤は約20μgの蛋白質であり、各円盤に対して100μg の蛋白質が加えられるので、フィルタは 完全に飽和することになる。室温で5 分間円盤を置くように(大きな蒸発を防止するために蓋をした状態で)し、次い でリン緩衝液による塩化ナトリウム溶液1 ml (PBS、O,fiOM N a(1,0,01M NaPO4、pt(8,3,0,1%ナトリウン・アジド )により洗浄して、使用するときまでこの塩化ナトリウム溶液に貯えた。特に、 試験円盤に対して、10μlのnAX溶液(ミズーリ州セント・ルイスのシグマ 化学(株)から購入した)を加えて、RAXが10mg/ ml、 NaC1が 0.60M 、 NaPO4が0.01M 、 pH7,3、ナトリウン・アジ ドが0.1%に調整される。負制御の円盤に対しては、これもシグマから購入し たやぎのIgG (GAX )の溶液の10μlを加え、GAXが10mg/  m1%Na(:lが0.6 M%NaPOaが0.01M。 pH7,3、ナトリウン・アジドが0.1 %に調整される。 この円盤は第9図の装置に挿入される。この装置をアッセンブルして、l’ I I Sにおし)て&BS八、GAX及びGARの50μmを5mlの門3Sを含 む貯蔵室に順次加えて、それぞれ100 、100及び:16/mlの貯蔵器に 最終的+(へX/GへXの複合生成の結果としてRへX生物層の導電率における 特定の減少を検出することを示している。 ここでは示していないが、導電率の減少は更に数分間継続し、その後に生物層の 導電率において約−20,000ppln、又は2%の総合減少で平坦となる。 〈実施例4〉 この実験では、固定化した抗原、やぎ抗(ヒト・ガンマ・グロブリン)抗体、又 は“li A 11”を含む生物層の導電率における変化を測定することにより 、反配位子、ヒ]・・ガンマ・グロブリン(“11八X”はヒト・アンチXの略 語)の存在を検出した。第5C図に示す形式の装置を用いた。この装置は、ここ て引用により関連され、自動的温度測定回路と題する1982年9JJ24日出  ・願の米国特許出願番号第423,281号に示1−形式の2つの導電率回路 を用いて、ネイル・ブラウンにより作られた差動導電率ブリッジに接続された。 これらの2つの回路を、手動切替の正確な比変成器(オレゴン州ボートランドの エレクトロサイエンティフィク・インスツルメンツのデカトラン・ディケード変 成器)を用い、次のものからなる検出回路と関連させて比較した。即ち、ハイ・ ゲイン増幅器、動作周波数における移送シフトが0の帯域通過フィルタ、及び出 力がテープ式のチャート記録装置に接続された位相敏感検波器である。 直径が1’++++nのカラム1o+m及び長さが10mmからなる試験体及び 制御体を非導電性アクリル・プラスチックに穴を開けることにより作り、CNB r活性化ビード調製にュージャジー州ピスカタウエ・rのファーマシア・ファイ ン・ケミカルズ)により満たし、これを局在化手段として利用した。これらのビ ードは遊離Nll□類を含む蛋白質又は他の分子を共有結合させている。シグマ ・ケミカル社(米国ミズーリ州セント・ルイス)から購入したHAXを、ファー マシア社が出版した標準波141に従って(親和力クロマトグラフィーの原理及 び方法、1979年を参照のこと) 、CNBr活性化セファローズ4Bのゲル ・ビードに共有結合させで、充填ビード9mgのIIAX/mlを含むビード懸 濁液を得た。これらのビー・ ド即ちHAX (w / v )における0、9 %を制御生物層に負荷させた。(この実施例では、HAXそれ自身は負制御とし て利用される。)同様に、56%純調製としてカルフォルニア州デービスのアン テイポデーズ社から購入した蛍光やぎ抗(ヒト・ガンマ・グロブリン) IgG (GAI+ )をCNBr活性化セファローズ4Bのビードに共有結合させて、 9IIIgの蛋白質と、充填ビード=0.5%のGAH(w/v) 5mgのH AX/mlとを含む懸濁液を得た。これらのGへ■ビードを試験生物層にロード させた。 貯蔵器にリン酸IAi:L衝塩化ナトリウム溶液(PBS、0.110M Na C1、O,OIMのNaPO< 、 pH8,:l 、0.1%又は0.05% NaN5)の1mlのために、次の蛋白質液を加えた。 (+) llBsにおける15mg/μlの濃度による牛の血清アルブミン(1 3s八)、!00μl。 (2) I”IIs ニおける同一の濃度によルGへX、100 μl、(:l ) Il[lS 1.:おケル同一の濃度によルIIへX、 100 μl。 第13図にグラフにより示す結果は、GAXを付加した後でも、典型的な蛋白質 のUSAを付加した後でもなく、固定化したGAI+により特定的に結合された 配位子11八Xの試料液に加えた後に、導電率比に変化があったことを示す。こ の実験で注目すべきことは、(a)抗体が実施例1及び3の抗原よりもこの時に 固定化されたものである。これは、配位子/反配位子複合体の成分の結合に関し て一般的であるというこの発明の見解を支持するものである。 (b)固定化した抗原そ第1自体を用いて、ヌル・センサを調整した。物理的か つ化学的に試験センサと同様となるように、負制御センサを準備する限り(勿論 、試験センサの特殊な結各特性を除き、)、かつ負制御の固定化された物質が本 質的にバルク導電率の変化に影響1−る特殊な相互作用を受けない限り、非特殊 結合用の制御として利用することがてきる。 (c)測定中に液体試料における他の蛋白質(GAX及びUSA)の存在により 、貼×に対する肯定的な応答を不明確にすることはなかった。 〈実施例5〉 この発明による配位子/反配位子結合の測定がセンサの試験体における電気的な 導電率(又は抵抗)の変化に基づいているので、特殊な配位子/反配位子結合に より試験体に蓄積した非導電性物質は導電率測定を変化させる。赤直球、ラテッ クス・ビード、プラスチック・ビード、又はガラス・ビードのような粒子は検出 可能であり、又はこれを増幅因子として用いることにより、他の種を検出するこ とができる。しかし、増幅因子として粒子を用いると、ある条件では非特定的な フィルタ目詰りのを起すことがある。配位子/反配位子結合の結果として完全に 溶解性の試薬体から不溶性の粒子、又は他の非導電体を形式する方法により、こ の問題を解決することは可能である。 −例として、酵素カタラーゼはグルタルアルデヒドト架橋結合のような標準方法 によりやぎ反(うさぎ・ガンマ・グリプリン)抗体(GAR)に共有結合する。 例えば、このような複合体をTS2の抗体として用いることにより、サンドイッ チ検定などのおいて、生物層に結合した液体試料中の配位子についての試験をす る。 結合G八R/カタラーゼ複合体、従フて結合配位子の存在を検出するために、過 酸化水素(0,01%)をセンサを通過させて、酵素の酵素活性により02及び 1120に変換する。発生した02はq生物層内又は近傍に泡を形成するが、こ れらの泡が非導電性なので、装置が計測している電気的な導電性を減少させる。 金の電極、黒い即ちカーボンの表面を用いて白金電極を用いたときに発生ずる  I+ 202分解の非特定触媒作用を最小化する。 この方法は、非増幅測定に比較して大きさが数倍程度の配位子/反配位子結合の 検出感度をかなり増加させる。この測定を得るために必要とする総合時間は、短 くなければならない(約2分)。またこの方法は、経済的、かつ危険のない薬剤 を使用するように設計することもできる。同様に、ガスを発生ずる種々の他の酵 素を用いることもでき、不溶性沈澱物を生成する酵素でもよい。 〈実施例6〉 不溶性のマトリクスに固定化された相補的な核酸に対するプローブ核酸(rlN 八又はDNA)の交雑は一般的な研究処理である。しかし、この処理は高度に特 殊化され、微妙なものであって、実行が比較的困難であり、高価かつ手数を要し 、°しかも多量の放射性試薬を必要とする。導電性の変化を測定することにより 、放射性トレーサを使用することなく、核酸の交雑を迅速に検出できるならば、 これは有用である。以下の仮想的な実jfi例においては、モデル装置にアデニ ル酸及びウリジン酸の合成ポリマーを用い、このような概要的な原理を示してい る。 ニトロ・セルロース・フィルタ(孔径5μm)からなる制御生物層及び試験生物 層をポリウリジン酸及びポリアデニル酸によりそれぞれ処理する。未反応の結合 部位を各生物層に50μgのBSA又は子牛の胸腺DNAを付加することにより 遮断する。生物領域を含む生物層をIVEPセンサに配置し、特定の配列及び処 理を調べる塩濃度及び温度条件を適当に組合゛せて、各センサを介して60μl /分のラニング・バッファの流れを開始し、基準線を確立する。次に、100μ mのラニング・バッファにポリウリジン酸の1g試料を装置に加える。固定化し たポリアデニン酸に対してポリウリジン酸が結合するに従い、試験生物領域の導 電率が明確に減少することにより、交配の発生が示される。 〈実施例7) このような仮想実験においては、力学的な方法よりも平衡法を用いて液体試料に おける特定のアミノ酸、フェニルアラニンの存在及び濃度を検出する。第7B図 において示すように、「浸せき」形式のセンサ装置を用いる。この装置を、実施 例9に説明した装置のように、導電率ブリッジに接続する。 試験生物領域及び制御生物領域を次のように構築する。試験生物領域の場合は、 ホワットマン・フィルタ紙No、54 (英国、ホワットマン(株))を活性化 して臭化シアンにより処理して、蛋白質を結合させる。このCN1lr活性化紙 を適当なホルダー又は支持具に取付け、次に1)検出すべきフェニルアラニンの 濃度に値が同一の親和力定数Kによりフェニルアラニンを結合1−る蛋白質、及 び2)フェニルアラニンの新陳代謝しない蛋白質(例えば、酵素を不活性にする ように、また所望により、その親和力定数を変化させるように弱めたフェニルア ラニン・ヒドロキシラーゼを用いてもよい。)溶液にさらした。制御生物領域の 場合は、ホルダーに取付けたCNBr活性化紙をフェニルアラニンを結合又は代 謝しない蛋白質の溶液にさらす(例えば、フェニルアラニンを結合も代謝もしな いように弱めたフェニルアラニン・ヒドロキシラーゼを用いてもよい)。両者の 生物領域を洗浄した後、生物領域が装置の検知手段の上に来るようにホルダーを 配置して、センサを形成する。このセンサは、導電率がフェニルアラニンの存在 について試験する液体試料の導電率に一致する!衝塩化ナトリウム溶液の1 m lに浸して、試験生物領域及び制御生物領域の導電率比を測定する。この導電率 比の値が安定した後、液体試料の0.1mlを撹拌しながら加え、導電率比の変 化に注目する。導電率比が再び安定したならば、その変化を標準の曲線と比較し て液体試料におけるフェニルアラニンの濃度を判断する。 〈実施例8) 試験体及び制御体の相対導電率を測定する計器の好ましい実施例を以下に説明す る。試験セル及び制御セルが電気的に直列になっているときは、この実施例が用 いられる。 特に、この計器は、配位子分子が試験セルの生物領域における反配位子部位に結 合した結果による試験セル生物領域の導電率変化として、前記試験セル生物領域 及び制御生物領域を含む2つのセル間の相対的な導電率変化を測定する回路を備 えている。この計器は、各セルを介して電流を駆動して、試験セル及び制御セル の電圧降下を時間の関数として測定する回路を備えている。この計器は、約1% の精度により2つのセルの間の相対的な導電率の10−’変化を測定することが できる。 この計器には、2段の交流アナログ・ディジタル変換回路が備えられており、こ れにより初期導電率を連続的な概算処理により測定し、また試験期間において相 対的な導電率をトラッキング技術により測定する。 この回路は、異なるセル構造及び/又は電解液を用いて、広範な種々の物質を測 定できるように、測定処理のパラメータを変更することができるディジタル制御 器により制御されている。測定の精度を確保するために、多くの較正及び診断機 能が備えられている。 第14図は試験セルと制御セルとの間の相対的な導電率変化を測定することがで きる回路のブロック図である。第58121のように、試験セル及び制御セルの 抵抗は、Hx及びllcにより表わされ、端子v1〜v4は電圧測定端子であり 、端子C1及びC2は電流の入力端子であり、また抵抗旧〜1(7は液体チャネ ルのインピーダンスを表わしており、これは液体のインピーダンス及び他の影響 により左右される。 第14図において、信号発生器2200は周波数:184 llzの非常に純粋 な正弦波の出力信号を発生している。周波数を更に高くすると、測定回路の設計 が更に簡単になると思われるが、容量的な影響及び他の誤差発生源にJ、(づく  4端子測定の精度を保持する問題により、使用周波数が低くなっている。 信 号源の出力信号は、スイッチ2208の選択により、抵抗2202.2204又 は2206のうちの一つを介して端子Ctに印加される。説明の実施例において 、抵抗2202.2204及び2206の抵抗値は5にΩ、10 KΩ、及び1 5 KΩである。使用している電解液及びセルの構造による試験セル及び制御セ ルのインピーダンスに対して出力信号を整合させためにスイッチ2280及び抵 抗2202〜2206を使用している。第14図ではスイッチ2208を手動操 作スイッチとして示しているが、他の実施例と・して、ディジタル・プロセッサ バッファ増幅器221Oに供給され、これより端子CIの電圧に等しいバッファ 出力信号を出力させている。 端子C2は増幅器2212の出力により駆動される。以下で更に詳細に説明する ように、増幅器221zは端子C2を駆動するので、C2の電圧は端子C1の電 圧と逆相かつ値が等しく、これによって第5A図及び第50図の説明で述べたよ うに、試験セル及び制御セルを介して端り最小化させている。 端子v1と、端子v2との間の電圧は増幅器2214、変圧器2216及び22 18からなる高入力インピーダンスの差動増幅器2213に印加される。このよ うな回路は第16図と関連して以下で更に詳細に説明する。端子v3及びv4の 電圧は変圧器2236.2238及び増幅器2240を含む同様の増幅器回路2 215に印加される。増幅器回路2215の動作は増幅器回路2213の動作と 同一である。実際の場合は、試験セル及び制御セルを含む装置を電子測定回路か らいくらか距離があってもよい。端子V、〜v4からの信号をシールド・ケーブ ル2220.2222.2232及び2234を介して差動増幅器2213及び 2215に印加する。 端子V、をケーブル2220の信号導体即ち中心導体に接続し、端子Vlの信号 を変圧器2216の一次巻線の一端に供給している。ケーブル2220の中心導 体の信号は、物理的に電子測定回路の近傍に配置されているゲイン1の高インピ ーダンスのバッファ増幅器2224の入力に印加されている。バッファ増幅器2 224の出力はケーブル2220のシールドに接続され、このシールドの電圧を ケーブル2220のイ3号導体の100号と同一レベルに保持する。第14図に 示すように、増幅器2224の出力も変圧器2216の一次巻線周りのシールド 、及び変圧器22I6及び2218の巻線を接続するワイヤ周りのシールドを駆 動する。第2のゲイン1の高インピーダンス・バッファ増幅″/+2226は変 圧器2218に対する接続に近いケーブル2222の13号導体に接続されてい る。増幅器2226の出力はケーブル2222のシールドを駆動する。シールド 導体を能動的に駆動する構成により、雑音の取込みを減少させ、ケーブル222 0及び2222における容量結合による損失を最小化している。 ケーブル2220及び2222のシールド導体は、試験セルの保護リングに接続 され、更に誤差を減少させるている。これについては、第8図に示す試験セル及 び制御セルの構成図を参照することにより、理解が容易となる。以上で説明した ように、0リング・シール周りの液浸透は、抵抗性の漏洩回路を形式することに なり、導′1「率測定に誤差をもたらす。保護電極G1−G4はこのような誤差 を減少又は除去している。この保護電極は各端子に対するケープ°ルのシールド における信号により駆動される。0リング周りの漏洩により形成された電気的な 回路の抵抗は、比較的に高い。保護電極は増幅340224〜2230の低いイ ンピーダンスによって関連する端子V、−V4の電圧に等しい電圧に保持されて いるので、2つのセル間に流れる電流は、主に保護電極から供給されるののとな る。これは、0リングのシール周りの液浸透な基づく通路に沿った電気的な漏洩 により発生する誤差を減少又は除去するものである。 増幅器2224及び2226の出力からの信号E、及びC2は、端子v1及びv 2の電圧に等しい又はほぼ等しいバッファ信号である。信号GL、及びGL、は 診断ルーチン期間に増幅器2224及び2226に印加されて、各増幅器に対し てシールド及び保護電極回路からの漏洩電流を以下で説明するように測定できよ うにする。 端子v3及びv4の電圧は端子V1及びv2に接続され、以上で説明した回路と 同一・の回路により処理される。端子■、及びv4の信号はシールド・ケーブル 2232及び2234により変圧rji2236及び2238の一次巻線に接続 される。 ケーブル2232及び2234の中心導体の信号は増幅器2228及び2z30 に印加され、これによりケーブルのシールドを関連する端子の信号に等しい電位 に保持し、また端子v3及びv4の電圧に等しいバッファ信号E3及びC4を供 給させる。増幅器2280.2230及び2240、変圧器2238及び変圧器 2236の一次巻線は、端子v3及びv4が逆極性でこの回路に接続されている ことを除き、木質的に端子V、及びv2に接続された対応の回路と同一である。 換言すれば、試験セル及び制御セルを介して流れる電流により発生する変圧器2 216及び2236の出力信号は、位相が互いに逆である。 以上に説明したように、望ましいのは、);;1子vl及びVイにおける信号が 極性は逆であるが、大きさが等しくなるようにする′−′「圧を端子C2に印加 することである。 このようなことは、増幅器2212により形成される行帰ぷループにより得られ る。E、信号は抵抗2248を介して増幅器2212の入力に印加される。同様 に、E44信は抵抗z250を介して増幅器2212の人力に印加される。増幅 に+2212は比較的に高ゲインの反転交流増幅器である。 説明の実施例では、増幅器2212のゲインは38411zの動作周波数におい て約10,000である。増幅器2212に印加されるEl及び[4人力信号は 、増幅器2212により試験セル及び制御セルを介して駆動される電流の関数で あり、この回路は増幅器2212の人力における信号レベルを強制的に0即ち接 地電位にする閉ループ帰還回路を形成している。このように′1−るために、E 44信は、所望条件にあるE44信に等しく、かつ逆位相でなければならない。 各ケーブルの信号導体はスイッチ2246及び抵抗2242を介して共通ノード 2244に選択的に接続することができる。第14図には示してないが、ケーブ ルに対するスイッチ2246は、物理的°にバッファ増幅器2224〜2230 のでは、各抵抗2242の値が1 にΩである。スイッチ2246は電子的に制 御されたスイッチである。4つのスイッチ2246はそれぞれディジタル・コン トローラの信号S6、S、、 S、及びSHにより制御されている。診断ルーチ ンにおいてスイッチ2246を選択に閉成して、ケーブルの信号導体間に既知の 抵抗ている。端子■1〜v4の電圧をスイッチ2246を開閉して比較すること により、これらの端子間の漏洩通路を以下で詳細に説明するように決定すること ができる。 変圧器2216の出力巻線2270は、128ターンであり、試験セルの電圧降 下に比例した信号を得ている。変圧器2236は多数の出力巻線を有し、各巻線 から制御セルの電圧降下に比例した信号を得ている。直列に変圧器2236の巻 線を選択的に接続することにより、変圧器2236の出力レンジを変圧器221 6の出力に対して設定すことができる。 変圧器2236の出力巻線2272は64ターンであり、その一端が接地されて いる。64ターンの出力巻線2272の他端は変圧器2216の出力巻線227 0の一端に接続されている。更に、変圧器2236は、それぞれ64.32.1 6.8.4及び2ターンからなる6つの2進重み付は巻線2274〜2284を 有する。スイッチ2275〜2285は単極2投スイツチであり、典型的には電 子的に制御された低雑音FATスイッヂである。この実施例では、ディジタル・ プロセッサが6信号S、 −S6をスイッチ2275〜2285に印加してこれ らスイッチの状態を制御している。これらのスイッチは第14図に示すように巻 線2274〜2284に接続されているので、あらゆる組合せの巻線を信号51 〜S6の設定に従って直列に接続することができる。従って、スイッチ51〜S 6を適当に設定することにより、2〜+26偶数ターンを直列接続して制御セル 生物層の電圧降下に比例し、1 : 126の範囲にレンジ設定することができ る出力信号を得ている。 2つの変圧器2216及び2236の種々の出力巻線の信号は次の方法により総 和される。変圧器2236の64タ一ン巻線の第15:i5を接地する。巻線2 272の第2端を変圧器2旧11の1)t−・出力の巻線2270の第1端に接 続する。2つの石線を直列、かつ同一位相接続となるように、これらの巻線を接 続する。巻線2270の第2端をスイッチSIの共通端子に接続することにより 、2進重み付は巻fi2274〜2284から選択した巻線を巻線2270及び 2272に直列接続する。巻線2274〜2284の出力も巻線2270の出力 と同一位相である。以上で説明したように、変圧器2216及び2236の人力 信号は逆関係あるので、2つの変圧器の出力信号も逆位相関係にある。 以」〕説明した接続は、結局、出力巻線z270の信号を直列接続して、スイッ チS、 −S6の設定に従って変圧器22:15の64〜190ターンの出力信 号から(逆相出力により)引算することである。換言すれば、スイッチS、〜S 6を適当に設定することにより、制御セルの電圧降Fの約50%〜150%範囲 にある試験セルの電圧降−ドに対し、変圧W22:16の出力信号が変圧器22 16の出カイ11号にほぼ等しくなるように、変圧器2236の出力信号をレン ジ設定することができる。線2290の信号は変圧器2216及び2236から の出力信号の差を丁度表わして幅器2294を介して14ビツトの乗算ディジタ ル・アナログ変換回路(DAC)2296のアナログ人力に印加される。 DAC2296は、例えばIL7134集積回路により実現することができる。 14ディジタル入力信号o、 ” 014はディジタル・プロセッサによりDA Cに印加される。このディジタル・プロセッサの信号に応答して、制御セルの電 圧降下に比例している巻線2272の出力を214のレンジに設定することがで きる。DAC2296からの出力は、抵抗2298及び2299からなる64対 1の抵抗分圧器に印加される。この分圧器は、DAC2296の第1のMSBは 変圧器2236の巻線の1ターンの出力に等価となるように、DAC2296の 出力レンジを設定する。このようにして、変圧器2236の選択可能な出力巻線 及びDAC2296により制御セルの出力を220ビツト範囲に設定させている 。 抵抗2298〜2299による分圧器の出力は比較回路2292の第1人力に印 加される。この比較回路の第2人力はスイッチ2287〜2290により選択さ れる。これらのスイッチはそれぞれディジタル・プロセッサの信号SA〜Soに より制御されている。スイッチ八を閉成すると、比較回路2292の第2人°力 を接地する。スイッチS11は64ターンの巻線2272の出力に第2人力を接 続し、スイッチScは2ターンの巻線2286の第2出力に、かつスイッチS。 は直列接続の8線2270.2272及び2274〜2284の出力にスイッチ 51〜S6の設定に従って接続される。較正中にはスイッチ5A−5cを用い、 これらのスイッチの動作については第20図〜第22図と関連して詳細に説明す る。 導電率測定中は、スイッチSnを閉成して比較回路の第2人力を直列接続の巻線 2270〜2272及び2274〜2284に接続する。このモードでは、選択 可能な巻線2274〜2284に印加した信号S、〜S6に従い、約0.5〜1 .5の範囲にスケール設定した制御セル信号から128ターンの巻線2270の 試験セル出力信号を引算す・ る。信号S、 −S、はディジタル・プロセッサ により設定されるので、変圧器2236の巻線の制御セル出力は変圧器2216 の試験セルの出力信号を可能な限り近似したものとなる。比較回路の第1入力は 、64:1の分圧器2298〜2299によりスケール設定したDへC2296 から供給される。この分圧器の最大出力は、スイッチSI〜S6の設定により得 られる最小増分の172に等しい。 従って、変換用の基準電圧として制御セル信号を用い、変圧器−,6線のスイッ チ51〜S6から供給されも6 MS[1と、〇へC2296から供給される+ 4LsBとの組合せにより、試験セル信号の220ビツト変換を実行する。 説明した回路は、変化の少ないLSBを決定する際に、精密比変圧器を高精度に すると共に、かつ乗算DAC2296を用いて試験セル信号の変化を高速にトラ ッキングさせて最小位ビットを得る効果がある。 第15図は更に詳細に比較回路を示す。比較回路2292の2人力は2つのゲイ ン1のバッファ増幅器2300及び2302に印加され、それらの出力は精密増 幅器2304に印加される。増幅器2304の出力はマルチプレクサ2324の 第1入力に直接印加される。増幅器2304の出力も2つの増幅段2306及び 2308を介してマルチプレクサ2324に印加される。増幅段2306及び2 308のゲインはそれぞれ8であり、その総合ゲインは64である。ゲイン制御 信号Glはマルチプレクサ2324に印加され、増幅器2304の出力信号のた めに1又は64のゲインを選択する。 増幅器2306及び2308は、第15図に示すように、反転増幅器として接続 された演算増幅器2320及び2322からなる。抵抗231O〜2316は各 増幅器のゲインが8となるように選択されている。複数のダイオード2318は 、第1段の増幅器2306のフィードバック抵抗の両端に逆極性で並列接続され 、出力信号の振幅を制限している。 増幅器2306〜2308及び次の回路の動作を線形領域に保持するようにゲイ ンの値を選択しても、スパイク雑音は存在する。このようなスパイクにより比較 回路2292の回路の駆動を飽和させると、誤差が大きくなってしまう。ダアイ オード2318はこのようなスパイク雑音を抑圧するように働く。 マルチプレクサ2324の出力はバッファ増幅器を介して交流帯域通過フィルタ 回路に印加される。交流帯域通過フィルタ回路2328は38411zの信号周 波数を除く、?M数の周波数を大きく減衰させると共に、非常に平坦な(1ン相 特性を確保している。フィルタ2328を実現する適当な回路の一つとして、  N、ブラウンによる1982年9JJ24日米国特許出願第422,7:12号 の「帯域通過増幅器フィルタ」に説明されている4次増幅器がある。 フィルタ2328の出力はマルチプレクサ2330の第1人力に印加される。マ ルチプレクサ2330に印加される他の信号には、端子v1〜v4の電圧を表わ すE1〜E4信号、電流端子61〜C2の電圧を表わすEC9〜IEc2信号、 各試験セル及びルリ御セル内の流れを表わすF1〜F2信号、及び接地がある。 マルチプレクサ2330は通常、回路が試験セル及び制御セルの導電率を測定し ているときに、増幅段2334の入力にフィルタ2328の出力を接続する。デ ィジタル・プロセッサは、マルチプレクサ2330に適当にSEL入力を供給し て、以下で説明するように、較正及び診断を目的としてこのマルチプレクサに印 加される他の信号の測定をする。マルチプレクサ2 :l 30に印加された( Z号は、測定する前に復調しなければならない交流信号であることに注意すべき である。 マルチプレクサ2324の出力は増幅段2334の演算増幅2332の非反転入 力に印加される。フィードバック抵抗2336は演算増幅器2332の出力と反 転入力との間に接続される。第2の抵抗2338は演算増幅器2332の反転入 力に接続され、またスイッチ2340を介してアースにも選択的に接続される。 抵抗2336及び2338の比は8対1である。スイッチ2340を閉成すると 、増幅器2334に対してゲイン1又は8を選択することができる。スイッチ2 340は、典型的にディジタル・プロセッサから供給される信号G2により制御 されている低雑音ETである。 増幅器2334の出力は直接、復調回路2342の第1人力、及び演算増幅器2 350からなるゲイン1の反転増幅段2344を介して復調回路2342の第2 人力に印加される。復調回路2342は、例えばAD 5341.平衡乗算回路 により実現できる。反転増幅器2344は増幅器2332の信号と同一だが、1 80度位相を異にする信号を供給する。 この18号は平衡型復調回路の第2人力に印加される。 この平衡型復調回路の出力において可能な限り信号が安定な信号を得るためには 、平衡型の復調回路を用いること、が望ましい。復調回路の出力信号は試験セル の電圧と制御セルの電圧との間の差を表わしている。 復調回路2342の基準入力信号はマルチプレクサ2352により選択される。 マルチプレクサ2352の信号は信号発生回路2200から生成した基準クロッ ク信号であり、これを用いて復調回路2342の平衡入力に印加されたA信号を 復調する。信号発生回路2200から直接取出した0反基準信号は、マルチプレ クサ2352の第1人力に印加される。以下で説明するように、通常、試験セル 及び制御セルの導電率を測定するときは、この0度基準(1i号を用いて復調回 路2342に対する入力を復調する。 理論的に、比較回路2292に印加する信号は信号発生回路2200の出力信号 と正確に同一位相でなければならず、位相シフト誤差が小さくても回路や他の誤 差発生源に寄生インピーダンスを発生させる。基準信号が復調されるべき信号と 正確に位相が一致しなければ、これらの位相誤差は復工1イ3号の振幅に誤差を 発生させる原因となる。マルチプレクサ2352は、このような誤差の測定が可 能な他の2つの基準信号を選択することができるので、適正な補正は可能である 。 制限増幅器2354は第2の43号をマルチプレクサ2352に印加する。この 信号は、クロック信号に対する位相関係が正確に解っていないので、ランダム基 準信号と呼ばれる。マルチプレクサ2330の出力は、変調されるべき信号であ り、コンデンサ2360及び抵抗2358を介して演算増幅器2354の第1入 力に印加される。逆極性の2つのダイオード2356°は、演算増幅器の入力と 接地とを制限している。この演算増幅器は開ループ・モードで動作しており、マ ルチプレクサ2330の出力と同一位相の矩形波信号を発生している。この信号 によりマルチプレクサ2330の出力を変調することにより、前段の回路が導入 したかも知ねない未知の位相シフトに無関係に、その大きさを判断することがで きる。 第3の信号は90度位相信号シフト回路2362からマルチプレクサ2352に 印加される。0度基準信号は90度位相信号シフト回路2362の入力に印加さ れる。位相シフト回路2362は384 II zの人力信号を正確に90度の 移相し、0度基準信号に直交する基準クロック信号を出力する。診断中において 、ランダム及び90度基準信号と共に、0度基準信号を用いて、復調回路の入力 を復調して、試験セル及び制御セルから測定すべき信号に導入された直交成分を 正確に判断することができる。 ディジタル・プロセッサはこの情報を用いて、直交誤差は誤りのある測定となる 程には大きくないことを確認し、また測定した導電率値の補正が必要なときはそ の値を補正するようにしてもよい。 復調回路の出力は精密リセット積分回路2364に印加される。積分回路236 4は高ゲイン精密増幅器2372、入力抵抗2368及び積分コンデンサ236 6を用いて実現することができる。コンデンサ2366はポリプロピレン、又は 高い安定性を有する他の同じようなコンデンサでなければならない。抵抗236 8及びコンデンサ2366の典型的な値は、100に及び1.0μである。電子 スイッチ2370はコンデンサの両端に接続され、積分回路のリセット信号IR により制御されている。 第2のスイッチ2378は積分回路の人力と直列接続され、インバータ2311 0の反転[(信号により制御されている。従〕て、11(信号が不活性のときは 、スイッチ2370は積分回路をリセットし、かつスイッチ2378は積分回路 に対する入力信号を切り離す。111(3号が活性となると、入力イλ号は積分 回路に印加され、リセット・ス、rブチ23フ0は開となり、積分回路2364 に復調回路からの出力信号を積分させ、フィルタ処理をさせる。 復調回路の出力信号はアナログ・ディジタル変換回路23b7の入力に印加され る。変換回路2376は、例えばバー・ブラウンにより製造されているへD57 4八、1012ビット・バイポーラA/D変換回路により実現することができる 。この変換回路は約25μsで変換をする。 この25μsは積分回路2364の出力における変化速度にとり、本質的に瞬時 的なものである。へ/D変換回路2376はディジタル・プロセッサと授受する 信号であり、第15図の変換回路2376と授受するTL低信号より表わした信 号により制御される。ディジタル出力値は各変換を実行した後、ディジタル・プ ロセッサにより読込まれる。 第20図〜第23図と関連し、以下で説明する測定手順の説明を読めば、更に明 確になるが、この発明は、試験セルの導電率における変化を回路がトラッキング する期間に木質的に安定時間を必要としない方法を用いるており、試験セル及び 制御セルの導電率を非常に低雑音に測定することができる。更に、積分回路23 64が行なう存限時間積分により、セルの信号に存在する雑音の近最適フィルタ 処理が得られる。 第16図は端子V、及びv2に接続された入力増幅回路2213の更に詳細を示 す。以上で述べたように、変圧器2236が多数の2次巻線を有し、かつ変圧器 2216が単一の第2巻線を有することを除くと、端子v3及びv4に接続され た増幅回路2215の動作は、同一である。精度を□保持するために、変圧器2 216の出力信号は変圧器2236の信号と厳密な関係にあることが重要である 。変圧器2216及び2236として精密比変圧器を用いることにより、種々の 巻線の出力電圧をto’分の!よりも精密にすることができる。 第16図において、変圧器2218は2タップ付きの入力巻線を有し、それぞれ 165.125及び235ターンの3つの巻線セグメント2402.2404及 び2406と、1つの1650タ一ン出力巻線2408とを有する。変圧器22 16は精密比変圧器であり、224ターンの出力巻線241Oと、3つの1タ一 ン出力巻線2412.2414及び2416を有する。 巻線2416の一端はスイッチ2422を介して変圧器2218の低側タップに 接続されている。同様に、巻線2412と巻線2414との間を接続する2つの タップはスイッチ2418及び2420を介して巻線2218の2つのタップに 選択的に接続されて・いる。スイッチ2418〜2422のうちの一つは、動作 中、に閉成されて、増幅器のゲインを選択している。変圧12218の巻線端の インピーダンスは、1ターンの巻12412〜2416 i4%のインピーダン スより大きく、変圧12218はセンサに対して十分にハイ・インピーダンスと なるようにしている。変圧器2218はアナログ接地から4つの電極を絶縁する ために用いている。 変圧器2218の第2の巻線は交流増幅器2214の人力に接続されている。交 流増幅器2214は384Hzの動作周波数において非常に高いゲイン、典型的 に100,000の程度のゲインを有し、かつ位相シフトを非常に安定させてい る。交流増幅器2214の出力は224ターンを存する変圧器2216の入力巻 線2424に接続されている。増幅器2224の人力は端子■1に行く線に接続 されている。その出力は変圧p5221Bに入力を供給するケーブルのシールド に接続されている。これらのシールドには、線222゜のシールドと、lターン の巻線2412〜2416の各シールドとが含まれている。同様に、端子v2の 線2222のシールドは、第16図には示していない増幅器2226により駆動 されている。変圧器2218の人カ巻11402〜406はシールドされており 、このシールドも増幅器2226に接続され、これにより駆°動されている。 増幅器2213は端子vI及びv2端をハイ・インピーダンスにするために用い られ、また増幅器2214の入力が比較的高いインピーダンスとなるようにして いる。増幅器2213のゲインは出力241oの1ターンの巻線2412〜24 16の比により決定されるので、非常に正確かつ安定である。これは1次の方法 により得られる。 増幅器2214の出力から変圧器2216及び2218を介して増幅器2214 の人力に対する接続により、負帰還を行なう。増幅器2216のゲインが高いの で、この負帰還は増幅器2214の入力を実質的に接地させる。従って、変圧器 2218の出力巻線の電圧は本質的に0でなければならず、変圧器2218の選 択した入力巻線の電圧も0でなければならない。変圧器22】8の入力巻線24 02〜24o6及び1ターンの巻線2412〜2414の電圧降下は端子■、及 びv2端の電圧に等しいくなければならないので、木質的に端子v1及びv2の 全電圧は1ターンの巻線2412〜2416端に現れる。線2220〜2222  (増幅器2213の入力に接続されている)から出力巻H24]0までのゲイ ンは、本質的にスイッチ2418〜2422により選択された巻線数と、128 タ一ン出力巻線241oとの間の比のみによって決定される。選択的にスイッチ 2418〜2422を閉成することにより、128.128/2及び128/3 を選択することができる。スイッチ2418〜2422と、変圧器2216及び 24】8の異なるタップとにより、増幅器2214のゲインが変化したときでも 増幅器2214に対する入力インピーダンスを比較的一定に保つようにしている 。 第17図は端子V、〜v4及び保護電極のケーブルを駆動する増幅器2224. 2226.2228及び223oに適当な一回路を示す。入力信号はコンデンサ 502を介して演算増幅器504の非反転入力に印加される。演算増幅器504 はL F :l 56増幅器により実現される。演算増幅器504の出力はその 反転入力に接続され、ゲインlの増幅器を得てにる。大きな抵抗値の2つの抵抗 506及び508は、演算増幅器の非反転入力と接地との間に直列に接続され、 その入力に直流基準レベルを得ている。コンデンサ518は抵抗506 、50 8の接続点と、演算増幅器の出力とを接続している。 演算増幅器の出力は、スイッチ514と並列接続の抵抗510及びコンデンサ5 12を介して接続されて増幅器の出力信号を供給している。抵抗510は典型的 なもので1 にΩである。スイッチ514はFETスイッチのように電f的に制 御されたスイッチであり、導電率測定中は通常閉成されている。診断ルーチンに おいて、ディジタル・プロセッサは保詑漏洩測定信号G!、を供給し、これによ ってスイッチ514を開放して、シールド及び保護電極に対する出力信号と直列 に抵抗510を挿入する。採掘及びシールド回路から流れ出る漏洩電流が存在し ないときは、スイッチ514が閉成されでも、E、〜E4電圧は同一値を保持す る。もしかなりの漏洩電流が存在するならば、この漏洩電流は抵抗510に電圧 降下を発生させる。スイッチ514を開閉してE、−E、電圧を測定することに より、各シールド及び保護電解液回路における漏洩電流を判断することができる 。 第18図は交流増幅器2212に用いることができる交流増幅回路の回路図であ る。この交流増幅回路は第18図に示すように、4次増幅器/フィルタ回路に接 続された4つの5532演算増幅器641〜644からなる。この交流増幅器の 構成はN、ブラウンによる1982年9月24日米国特許出願第422,732 号の「帯域通過増幅器フィルタ」に詳細に説明されている。この回路によって、 約30.000の開ループゲインが得られ、かつ384Hzの動作周波数領域で 非常に安定な0位相シフト特性を保持している。第18図に示す部品の典型的な 値は、次のようである。 602 100Ω 618 4.99に604 10K 630 0.0082 mfd。 606 150に 632 0.002mfd。 608 10に 641 2.2mfd。 610 1K 641 5532 612 10K 642 5532 614 51K 643 5532 61fi 49.9K 644 5532交流増幅器2241及び2240の回 路は2段の4次増幅回路により実現することができる。説明の実施例に用いるの に適し、かつ直流オフセット誤り補正を含む回路の一つは、第8図及び第9図の 「帯域通過増幅器フィルタ」の前記引用の特許出願に示されている。 第19図は90度の位相シフタ2362を実施した一回路の回路図である。この 位相シフタ回路の入力信号は直列接続のコンデンサ708及び抵抗702を介し て瀘算増幅714の反転入力に印加される。この演算増幅器の反転入力は接地さ れている。抵抗704及びコンデンサ712は演算増幅器714の反転入力とそ の出力との間に並列接続されている。演算増幅器716はゲイン1のバッファ増 幅器として接続されている。演算増幅器714の出力は抵抗706を介して第2 の演算増幅器716の人力に印加されている。コンデンサ710は演算増幅器7 16の人力と接地との間に接続されている。第19図の部品の典型的な値は次の ようである。 702 40K 710 0.001mfd。 704 4M Ω 712 0.01+nf+1゜706 8.2に 714  LF356708 1.0mfd、 716 LF356第20+7J〜第22 図は導電率を測定するためにディジタル・プロセッサにより実行されるステップ 及び方法を示す流れ図である。スタートでは、セル及び装置の貯蔵器は電解液に より満たされ、溶液はシステムを介して流れ、分析すべき物質は未だ電解液に加 えられていないと仮定する。 第20八図は導電率の測定をする眞に計器が実行した初期診断ルーチンを示す。 第1に、ディジタル・プロセッサは、流れがこれにより制御されているときは、 全てのスイッチのリセットを含むマシンの初期化をする(ブロック801)。ス イッチ55〜Sl+を全てそれらの開放位置に設定する。スイッチGC2はハイ ・ゲイン位置に設定され、種々の信号の大きさを測定する初期測定のために、マ ルチプレクサ2352によりランダム基準信月を選択する。 次に、4器はEC,、EC2及びE、〜E4の値を測定する。ディジタル・プロ セッサはこれをマルチプレクサ2330に信号を送出することにより行ない、マ ルチプレクサ2330は増幅器2332の人力にこれらの信号を逐次印加し、次 いで測定をする(803)。ディジタル・プロセッサは各信号について調べ、こ れらの電圧がそれぞれ所定の範囲にあることを確認する(ブロック805)。ノ ーのときは、ディジタル・プロセッサは分岐点Eにより示す誤りルーチンに行き 、オペレータに適当な誤りメツセージを出力し、この測定処理を無効に′4−る 。 第208図は、ブロック803により実行したような診断ルーチンにおける電圧 測定の実行方法についての流れ図である。第1に、マルチプレクサ2330に適 正な信号を選択するように指令を出す(ブロック813)。次に、In信号をハ イにセットして積分器をリセットする(ブロック旧5)。ディジタル・プロセッ サは少なくとも1ms待機して、積分器のコンデンサを完全に放電させる。次に 、In信号をローにセットして変調信号の積分を開始する(ブロック817)。 ディジタル・プロセッサは所定の時間について待機しくブロック819)、次い でへ/D変換器に変換指令を出して積分器の電圧を測定−4−る(ブロック82 1)。 第20A図に戻るが、ブロック805において測定した電圧が適正な制限内にあ るときは、ディジタル・プロセッサは処理を進めて、セルを介する電流を判断す る。これは、信号発生器2200の出力におけるEC0電圧を測定1−ることに より実行する(ブロック821)。次に、ディジタル・プロセッサはEC,、E G、 、及びSRにより選択した信号発生器の抵抗の値からセル電流の値をLt 算する(ブロック823)。 次に、ディジタル・プロセッサは端子v1と端子v2との間のインピーダンスを ↓lべる。これは、スイッチS、:及びSF−を閉成することにより開始され( ブロック11 :l I )、端子v1と端子v2との間にlKQの抵抗224 2を2つ接続する。次に、El及びF2を測定する(ブロック833)。曲に計 算した電流値と、抵抗2242の接続あり、なしのときのし!及びF2の値とか ら、端子vIと端子v2との間のインピーダンスを計算する(ブロック835) 。次に、この値を再びその制限値について調べる(ブロック8 :l 7 )。 このインピーダンスが制限値内であるときは、スイッチS6及びSPを開放しく ブロック839)、以上の処理を反復して端子■2と端子■3との間のインピー ダンスを計算しくブロック841〜849)、端子v3と端子■4との間のイン ピーダンスを計算する(ブロック851〜859)。 次に、保護電極の漏洩電流を調べる(ブロック871〜877)。第1に、スイ ッチGL、〜GL4を閉成しくブロック871)、電圧E、〜E4を保護電極と 直列の第17図°に示す抵抗510から測定する。保護電極と直列に抵抗510 あり、なしのときの電圧E1〜E4の各変化から、4木の線の各漏洩電流を計算 しくブロック875)、制限値に対して比較をする(ブロック877)。 流速を調べるときは、次にこれを実行する(ブロック881〜887)。必要な らば、流量測定装置なFE信号によりエネーブルする(ブロック881)。次に 、流速信号F、及びF2を測定しくブロック883〜885)、それらの制限値 に対して調べる(ブロック887)。 診断ルーチンのために、セルの信号の位相は適正であるかについて調べる(ブロ ック891〜899)。このチェックにより短絡又は他の誤動作が端子■、〜■ 4の信号のうちの一つの位相をシフトさせていないことを確認する。復調のため にマルチプレクサ2352により選択したランダム基準により前の測定のE1〜 E4を復調する。最初に、ディジタル・プロセッサはマルチプレクサ2352に 指令を出して0度基準信号を選択する(ブロック891)。次に、 E、 −F 4の値を測定する(ブロック893)。マルチプレクサに指令を出して90度基 準を選択する(ブロック895)。E1〜E4の値を再び測定する(ブロック8 97)。最後に、゛測定値を調べて端子V、〜v4が許容範囲内にあることを確 認する(ブロック899)。イエスのときは、ディジタル・プロセッサは較正ル ーチンに進む(ブロックg00)。 第21図は較正ルーチンをふ1−0最初に、DA(: 2296のゼロ・オフセ ット誤差を測定する(ブロック901−L915)。まず、マルチプレクサ23 30に指令を出して測定用のt: M 4;;号を選択しくブロック901)、 またマルチプレクサに指令を出して復調信号として0度りロック信号を選択する (ブロック903)。ゲイン制御信号GC,及びGC2の両者をハイ・ゲイン状 態に設定する(ブロック905)。スイッチSAを閉成して比較器2292の第 1人力に対する接地基準を得る(ブロック907)。次に、DAC2291iに 対1−るディジタル人力を全て0にリセットする(ブロック909)。比較器2 292の差動入力端子はアースとDへC2296の0出力電圧との間の差である 。この電圧を測定しくブロック911)、DAC2296の0オフセツト誤差を ′Ai算する(ブロック!+13)。この値はその制限値により調べる(ブロッ ク915)。誤差が許容範囲であるならば、オフセット誤差の値を記憶して、後 の測定を訂正するのに用いる。 次に、へ/D変換器を較正して、変圧器2236の第2の巻線の1ターンに等し いへ/D変換器の出力を判断する。ゲインが未だハイであり、DAC出力が末だ 0にあるので、スイッチSAを開放し、スイッチScを閉成して2ターンの巻線 2286の出力を測定回路に接続する(プロ・Iり921)。この電圧を測定し くブロック923)、比較器2292の人力からへ/D出力までのゲインを計算 する(ブロック925)。 次に、GCl及びGC2により制御されたゲイン低減係数を計算する。最初に、 スイッチSCを開放し、スイッチSBを閉成する(ブロック927)。変圧12 L16の出力の粒度により、比較器の入力はここで丁度32倍大きくなる。次に 、ディジタル・プロセッサはGC,及びGC2信号をセットし、ハイ・ゲインを 選択する(ブロック929)。この電圧を測定しくブロック931)、2つのゲ イン設定間の比を計算して記憶する(ブロック935)。 次に、DAC229Bのゲイン及び抵抗分圧器2298〜2299を較正する。 スイッチSRを開放し、スイッチScを閉成して2ターンの巻線を比較器に接続 する(ブロック943)。ディジタル・プロセッサはDAC2296に対するD 1〜DI4を全てハイにセットする(ブロック945)。この値とブロック92 3により測定した電圧とを比較することにより、DAC及び抵抗からなる64: lの分圧器のゲイン係数を計算可能となる(ブロック949)。これによって、 較正ルーチンを終了する。較正中に判断した桂々の訂正を用いて以下で説明する 測定ルーチンにおける測定電圧の実際の電圧を判断する。 第22八図及び第228図は導電率の変化を測定するルーチンを示す。第22B 図に示すように、最初に初期ルーチンを実行してスイッチSr”’ Ss及びD ACをそれめに、スイッチScを開放し、スイッチSDを閉成して巻線2270 .2272及び2274〜2284の直列接続による電圧を測定する(ブロック fool)。DACに対する01〜08人力なOにセットしくブロック+003 ) 、スイッチS、〜S6をセットして変圧器2236の選択可能な6巻線の全 てを選択から外す(ブロック1007)。 この時点で、測定回路に印加される信号は試験セル電圧と制御セル電圧との間の 差である。マトリクスに反配位子のあり、なしのときの生物領域間の差により、 又は対照な2液体チャネル間の他の差により、この電圧の値は比較的大きいのが 典型である。このために、ゲインは低い値セットされ(ブロック1007) 、 測定回路の飽和を防止する。この測定から、較正中に決定された係数により訂正 したので、ディジタル・プロセッサはスイッチS、〜S6及びDAC2296の 2つのMSBに対1−る適正な設定を較正するくブロック1011及び10t: l)。 S、〜S6及びMSBのDl及びD2はディジタル・プロセッサによりセットさ れる(ブロック+015及び+017) 。このゲインをハイにセットしくブロ ック10t!]) 、その電圧を測定する(ブロック1021)。次に、ディジ タル・プロセッサはDACの121SBの値を計算しくブロック+023) 、 ディジタル・プロセッサはDA[:線D3〜014をこれらの値にセットする( ブロック1025)。この時点で、比較32292に対する7B圧間の差はDA C出力のILSBより小さくなければならない。次に、ディジタル・プロセッサ は第220図に示すトラッキング・ルーチンに行く。 トラッキング・ルーチンの最初に、分析すべき液体試料を電解液に加える(ブロ ック1041)。これをディジタル・プロセッサの指示に応答して、ディジタル ・プロセッサの制御により又は手動により実行する。次に、積分器をリセットす る。最初に、ディジタル・プロセッサはIR信号をハイにセットして、積分器を リセットする(ブロック1045)。このディジタル・プロセッサは約1msの 短期間について待機して積分器のコンデンサを十分に放電させる(ブロック10 45)。次に、ディジタル・プロセッサはIR信号をローにセットして(ブロッ ク1947) 、測定している電圧の積分を開始する。 選択した期間、典型的には50〜500m5の間、積分器を積分できるようにす る(ブロック1049)。積分期間の終りで、ディジタル・プロセッサはD/A 変換器に変換指令を出す(ブロック1051)。この変換処理には約225μs を要し、積分器の出力信号の変化速度の点から本質的に瞬時的なものである。D ハディジタル出力を後の処理のために記憶する(ブロック1053)。 次に、ディジタル・プロセッサはD/A変換器がダイナミック・レンジの限界に 近すいているかについて調べる(ブロック1055)。ノーのときは、ディジタ ル・プロセッサはブロック1043に戻り、以上の処理を反復1″る。A/D変 換器がその測定限界近くに来ているときは、ディジタル・プロセッサは、スイッ チS1〜S6及び/又はDへC入力h〜DI4に対し、その測定範囲の中心にへ 10変換器により測定される電圧を復帰させる新しい設定を計算しくブロック+ 057) 、これらの値をスイッチ及びDACに送出する(ブロック1061) 。次に、ディジタル・プロセッサはブロック1043に復帰し、以上のディジタ ルを反復する。 〈実施例9) 試験体及び制御体の相対導電率を測定する計器の回路についての他の実施例を第 23図に示す。先に述べたように、この特許出願に説明したいくつかの実施例に おいて測定をする際に、この回路を使用した。第23図の回路は例8の回路に多 くの点で同一であり、下記説明は第23図の回路と既に説明した回路との間の相 違を指摘している。 第23図の回路は試験セル及び制御セル構造により動作するように設計されてお り、その各セルは第5D図の装置のように、それ自身の電流路を有し、この電流 路によって試験セルの流路及び制御セルの流路に対する個々の電流電極を形成し ている。これらの電極を第5D図に試験セルに対する電極146及び148、制 御セルに対する電極150及び152を概要的に示している。第23図の回路も 、第5C図の装置のような装置により動作しており、試験セル及び制御セルは共 通電流電極144を共有している。 第23図において、信号発生器1200はコンデンサ1203介して変圧器12 02の入力巻線1201に正弦波信号を印加する。この実施例では、溶分発生器 1200の周波数は3 K II zである。変圧器1202は2つの同一出力 巻線1204及び1205を有する。巻線1204は4つの出力タップを有し、 これらのタップの1つから4極スイツチ1206を介して出力を取出している。 変圧器1202の一次巻線は140ターンをスーパーマロイのトロイダル・コア に巻き付けたものであり、二次巻線1204及び1205の各タップは1ターン の巻線である。2つの二次巻線を試験セル及び制御セル用の個々の電流源として いる。 スイッチ1206の選択により、巻線1204の複数のタップのうちの一つの出 力を変圧器1201の入力巻線1212の一端に印加している。巻線1212の 他端を試験セルの第1の電圧測定端子v1に接続ている。試験セル及び制御セル の抵抗をそわぞれRx及びRcにより表わしている。 試験セルの第2の電圧端子v2を巻線1204の共通端に接続している。 変圧器1201は600ターンの第2の巻線+214を有し、これによってハイ ・ゲインの同調交流増幅器1216を駆動している。増幅器1216は第18図 に示した交流増幅器と同じであるが、3KHzの中心周波数で動作するように変 更されている。増幅器1216の出力は変圧器1220の112クーンの人力巻 線1218を駆動する。変圧器1220は結審比変圧器である。64ターンの負 帰還巻線+214を2つの電流電極C1及びC2の可変抵抗1226と直列接続 している。変圧器1220の64ターンの出力巻線から出力信号を得ている。 変圧器12 l o、1220及び増幅器1220を負帰還ループを形成1−る ように接続している。ハイ・ゲインの増幅器1216と、変圧器を介する負帰還 とによって、増幅器1216の人力を仮想短絡回路であると考えることができ、 また巻線1212の電圧降下は本質的に0である。従って、端子−vl及びv2 は変圧器の巻線I204の電圧にほぼ等しい。フィードバック巻線1224は抵 抗1226及び試験セル抵抗R×を介して電流を流して電圧端子v1及びv2端 の電圧降下が巻線1204の電圧降下に等しくなるように保持している。試験セ ルを介する電流及びその両端の電圧をスイッチ1206及び可変抵抗I226の 値の設定により決定する。抵抗1226の値を試験セルのインピーダンスよりも 大きくして試験セルのインピーダンスが変化したときに、比較的一定したレベル のインピーダンスとなるように保持している。抵抗1226は典型的には20〜 50にΩ程度である。抵抗1226及び1246は増幅器から所望の信号レベル を得るように調整されるので、次段の回路は飽和することなく、試験セル及び制 御セルの出力の振幅と一致する。 試験セルと関連して以上で説明した、タップ付きの変圧器巻線1205、変圧器 1230.1240及び増幅器1236を含む回路と同一の回路に、制御セルの 電圧端子v3、v4及び電流端子C3、C4を接続して駆動している。 変圧器1220及び1240は、第14図を参照して前記に示し、かつ説明した 変圧器2216及び1240に類似するものである。変圧器1220は一つの6 4タ一ン出力巻線1222を有し、これによって試験セルのインピーダンスの電 圧降下を得ている。変圧器1240は32ターンの巻線1250と、それぞれ3 z、16.8.4.2及び1ターンを有する6つの2進重み付は巻線1252と を有する。6つのスイッチ1254は選択的に変圧器1220の64ターンの出 力巻線と、変圧器1240の固定された32ターンの巻線I250とに直列に巻 線1252を接続している。これらの巻線は、スイッチ1252の設定に従い、 6ビツト精度により、制御セルの出力を試験出力の約0.5〜1.5倍の範囲に レンジ設定させている。 これらの巻線の直列接続及び位相は、試験セル出力信号からの切替設定によりレ ンジ設定したときに、制御セル出力信号の引算をしている。差信号は以下で説明 するように、線1253及び1257のものであり、自動変圧器1278を介し て比較回路1280に印加される。比較器1280の回路の動作は第15図に示 し、説明した比較回路と同様のものである。 スイッチ1254は6ビツトのレンジ設定をしている。 レンジ設定の付加的な14ビツトを第14図のものと同一の方法により、14ビ ツトの乗算り八CI260から得ている。Dへc126oはIC1,7134ユ ニポーラD/A集積回路により実現することができる。独立した32ターンの巻 線12 ’、+ Iiの出力は、D八(: 1260の人力に印加される。Dへ CI 2 [i 0は第14図のDへi: 1296と同様のディジタル・プロ セッサにより制御されている。D八(: 1260の出力は抵抗1262〜12 68及びコンデンサ1276を含む抵抗回線網を介してゲイン1のバッファ増幅 器1270に印加される。 バッファ増幅器1270の出力は自動変圧器1278の一端に印加されている。 自動変圧器1278の他端は接地されている。自動変圧器の2つのセクションの 巻線比は128 : 2である。これは係数64によりDAC1260の出力を レンジ設定1−るので、DACのI MSBは変圧器1240の1/2タ一ン巻 線の出力に相当するものとなる。IOKのポテンショメータ1269は、225 0にの抵抗1260及び10.2にの抵抗1262と関連してDACの全ての出 力を調整するので、この出力は正確に172ターンに等しい。 従って、スイッチ1254及びD八(: +260により、制御セルが試験セル の出力をトラッキングするようにレンジ設定が可能な20ビツト・レンジを得て いる。 第2のDAC1282も巻°線1256により駆動されている。 DAC1282はIC17134BバイポーラD/A変換器の集積回路により実 り’eh可能である。DAC1256の出力は90度X位相シフト回路1284 及び10にの抵抗1268を介してバッファ増幅器1270に印加される。従っ て、増幅器1270の総合入力は同相成分及び直交成分からなる。診断及び較正 フェーズにおいて、ディジタル・プロセッサは試験セルの出力における直交成分 を測定し、DAC1282のディジタル入力をセットするので、直交成分は打ち 消され又は減少して次段の測定回路の飽和を防止している。 更に、直交成分を、信号源1290の出力端子に接続されているポテンショメー タ1290と、可変抵抗1290の可動接点を端子■3に接続しているコンデン サ1292とにより選択的に加算することが可能である。これらの部品の典型的 な値は、5にΩ及び1oOpfである。ポテンショメータ1290の設定を調整 して容量性負荷による小さな直交誤りを補正してもよい。 第23図の示した他の実施例を用いる導電率の測定において続く処理手順は、第 20図〜第22図に示し、かつ前記で説明したものと同一である。第23図の実 施例によりこれらの処理手順を実施するプログラムのソース・コード・リストを 付録へに添付する。このソース・コード・リストはBASI(:により書かれて おり、ヒユーレット・パラカード・コンピュータ・モデル9845を制御し、説 明した測定を実行するものである。 竹表昭62−502061 (43) ’4b’Jg 62−502061 (46)FIG、IA FIG、旧 FIG、2A 配粒子り既短膿1従。 FIG、3A FIG、3B FIG、4B FIG、7A FIG、7B FIG、9B FIG、2OA FIG、 20B FIG、20C。 FIG、20D FIG、 20 E FIG、2+A FIG、21 B FIG、22A FIG、 22C 国際調査報告 ( 1m□“’=−’ pCT/II”5R61nnL1ζ)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液体試料における配位子の存在を判断する方法において、 (a)試験体のバルク導電率を測定すると共に、前記試験体は少なくとも部分的 に少なくとも一つの所定領域を有し、前記所定領域は前記液体試料にさらされ、 かつ前記配位子と相互に作用をする局在化された反乱位子も有し、 (b)前記試験体のバルク埠盆率における変化を検出することにより、配位子・ 反配位子の相互作用の発生を検出する ことを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する方法。
  2. (2)請求の範囲第1項記載の方法において、バルク導電率の前記変化は前記試 験体のバルク導電率を少なくとも一つの制御体のバルク導電率と比較することに より判断されることを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する方法 。
  3. (3)請求の範囲第1項記載の方法において、前記所定領域における前記反配位 子の前記局在化はマトリクス上に前記反配位子を固定化することからなることを 特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する方法。
  4. (4)請求の範囲第3項記載の方法において、前記マトリクスは前記液体試料の 流れと接触しており、前記接触は前記マトリクスを介して前記液体試料を流すよ うにすることからなることを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断す る方法。
  5. (5)請求の範囲第1項記載の方法において、前記配位子は反配位子、セル表面 の抗原、抗原決定基、ハプテン、抗体、抗体断片、1価の抗体片、核酸配列、酵 素、コファクター、酵素基質、遺伝的又は化学的に変化した蛋白質、受容体蛋白 質、他の輸送蛋白質、結合蛋白質、透過酵素により結合した分子、輸送蛋白質又 は結合蛋白質、炭化水素、レクチン、金属イオン、金属結合蛋白質、又は他の金 属結合物質のグルーブから選択されたことを特徴とする液体試料における配位子 の存在を判断する方法。
  6. (6)請求の範囲第1項記載の方法において、前記反配位子と相互に作用する配 位子と、増幅基質との間の複合体を形成するステップを含むことを特徴とする液 体試料における配位子の存在を判断する方法。
  7. (7)請求の範囲第1項記載の方法において、判断されるべき前記配位子に固有 の反配位子と、増幅基質との間の複合体を形成するステップを含むことを特徴と する液体試料における配位子の存在を判断する方法。
  8. (8)請求の範囲第1項記載の方法において、4つの電極は前記試験体のバルク 導電率の測定に用いられると共に、前記電極のうちの2つはバルク導電率を測定 している前記試験体を介して電流を供給し、かつ前記電極のうちの2つは前記試 験体の電在降下を測定することを特徴とする液体試料における配位子の存在を判 断する方法。
  9. (9)液体試料における配位子の存在を判断する方法において、 (a)前記試験体は少なくとも部分的に少なくとも一つの所定領域を有し、前記 所定領域は前記液体試料にさらされると共に、局在化された配位子を有し、更に 前記所定領域は前記液体試料と、前記局在化された配位子との両者に相互に作用 する反配位子にさらされて、前記試験体のバルク導電率を測定すること、 (b)前記試験体のバルク導電率における変化を判断することにより配位子−反 配位子の相互作用の発生を判断することからなる ことを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する方法。
  10. (10)液体試料における配位子の存在を判断する方法において、 (a)前記試験体は少なくとも一つの所定領域の近傍にあり、前記所定領域は前 記液体試料にさらされると共に、前記配位子と相互作用をする局在化された反配 位子を有し、前記試験体のバルク導電率を測定すること、 (b)前記試験体のバルク導電率における変化を判断することにより、配位子・ 反配位子の相互作用の発生を判断することからなる ことを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する方法。
  11. (11)液体試料における配位子の存在を判断する方法において、 (a)前記試験体は少なくとも一つの所定領域から離れており、前記所定領域は 前記液体試料にさらされると共に、前記配位子と相互に作用する局在化された反 配位子を有し、前記試験体のバルク導電率を測定すること、 (b)前記試験体のバルク導電率における変化を判断することにより、配位子− 反配位子の相互作用の発生を判断することからなる ことを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する方法。
  12. (12)液体試料における配位子の存在を判断する装置において、前記装置は、 (a)前記装置の少なくとも一つの所定領域において、前記配位子と相互に作用 する反配位子を局在化させる局在化手段と、 (b)前記液体試料を前記局在化手段に接触させる手段と、 (c)少なくとも部分的に前記所定領域を含む試験体のバルク導電率を測定する 手段と からなることを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する装置。
  13. (13)請求の範囲第12項記載の装置において、前記接触手段は、 (a)前記液体試料を前記局在化手段に転送する入口チャネルと、 (b)前記局在化手段から前記液体試料を除去する出口チャネル手段とを有する 構造からなることを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する装置。
  14. (14)請求の範囲第13項記載の装置において、前記構造は少なくとも3つの 構成部品からなり、第1の前記構成部品は前記入口チャネルからなり、第2の前 記構成部品は前記出口部品からなり、第3の前記構成部品は前記局在化手段から なり、前記第1の及び第2の構成部品は前記第3の構成部品の周りにサンドイッ チ形式により固定化され、前記第3の構成部品は前記第1の構成部品と前記第2 の構成部品との間に挿入可能である ことを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する装置。
  15. (15)請求の範囲第13項記載の装置において、バルク導電率を測定する前記 手段は少なくとも4つの電極からなり、前記電極のうちの2つは前記試験体から 引込められて、前記試験体を介して電流を供給し、2つの電極は前記電流から引 込められ、前記試験体端の電圧降下を測定する ことを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断する装置。
  16. (16)液体試料における配位子の存在を判断するセンサにおいて、前記センサ は、 (a)前記配位子と相互に作用する反配位子を局在化させる手段と、 (b)部分的に前記局在化手段を有する試験体のバルク導電率を測定する手段と からなることを特徴とする液体試料における配位子の存在を判断するセンサ。
  17. (17)請求の範囲第12項記載の装置に用いる挿入可能な生物層において、前 記生物層は1以上の局在化手段と、支持固定具とからなることを特徴とする液体 試料における配位子の存在を判断するセンサ。
JP61500834A 1985-01-14 1986-01-13 バルク導電率を用いた配位子/反配位子の相互干渉の測定 Pending JPS62502061A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/691,271 US4713347A (en) 1985-01-14 1985-01-14 Measurement of ligand/anti-ligand interactions using bulk conductance
US691271 1991-04-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62502061A true JPS62502061A (ja) 1987-08-13

Family

ID=24775852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61500834A Pending JPS62502061A (ja) 1985-01-14 1986-01-13 バルク導電率を用いた配位子/反配位子の相互干渉の測定

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4713347A (ja)
EP (1) EP0210224A4 (ja)
JP (1) JPS62502061A (ja)
CA (1) CA1249026A (ja)
DK (1) DK438486A (ja)
FI (1) FI863679A (ja)
NO (1) NO863643L (ja)
WO (1) WO1986004147A1 (ja)

Families Citing this family (139)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4822566A (en) * 1985-11-19 1989-04-18 The Johns Hopkins University Optimized capacitive sensor for chemical analysis and measurement
US5137827A (en) * 1986-03-25 1992-08-11 Midwest Research Technologies, Inc. Diagnostic element for electrical detection of a binding reaction
US5114674A (en) * 1987-05-01 1992-05-19 Biotronic Systems Corporation Added array of molecular chains for interfering with electrical fields
US5121050A (en) * 1987-07-04 1992-06-09 Horiba, Ltd. Method of measuring physical properties by super-thin liquid membrane forming mode and interface reaction detection type boisensor by super-thin liquid membrane forming mode
US4956610A (en) * 1988-02-12 1990-09-11 Pgm Diversified Industries, Inc. Current density measurement system by self-sustaining magnetic oscillation
US5120648A (en) * 1988-05-26 1992-06-09 Lim Technology Laboratories, Inc. Chemical analyzer using rf radiation attenuation measurements
US5149661A (en) * 1988-06-08 1992-09-22 Sarasep, Inc. Fluid analysis with particulate reagent suspension
DE68929334T2 (de) * 1988-06-23 2005-08-18 Associates of Cape Cod, Inc., Falmouth Verfahren zumm Assay von Endotoxin-Konzentration
US5594113A (en) * 1988-06-23 1997-01-14 Associates Of Cape Cod, Inc. Endotoxin binding and neutralizing protein and uses thereof
US5218312A (en) * 1988-07-20 1993-06-08 Ricardo Moro Measurement apparatus for measuring a biological substance within a fluid substrate
AU3984089A (en) * 1988-08-03 1990-03-05 Battelle Memorial Institute Methods and devices for carrying out multiple simultaneous conductometric analyses
AU4647589A (en) * 1988-11-10 1990-05-28 Midwest Research Technologies, Inc. Method for electrical detection of a binding reaction
US4927502A (en) * 1989-01-31 1990-05-22 Board Of Regents, The University Of Texas Methods and apparatus using galvanic immunoelectrodes
US6416952B1 (en) 1989-06-07 2002-07-09 Affymetrix, Inc. Photolithographic and other means for manufacturing arrays
US5744101A (en) 1989-06-07 1998-04-28 Affymax Technologies N.V. Photolabile nucleoside protecting groups
US6551784B2 (en) 1989-06-07 2003-04-22 Affymetrix Inc Method of comparing nucleic acid sequences
US6955915B2 (en) 1989-06-07 2005-10-18 Affymetrix, Inc. Apparatus comprising polymers
US6346413B1 (en) 1989-06-07 2002-02-12 Affymetrix, Inc. Polymer arrays
US6309822B1 (en) 1989-06-07 2001-10-30 Affymetrix, Inc. Method for comparing copy number of nucleic acid sequences
US6919211B1 (en) 1989-06-07 2005-07-19 Affymetrix, Inc. Polypeptide arrays
US5800992A (en) 1989-06-07 1998-09-01 Fodor; Stephen P.A. Method of detecting nucleic acids
US5143854A (en) 1989-06-07 1992-09-01 Affymax Technologies N.V. Large scale photolithographic solid phase synthesis of polypeptides and receptor binding screening thereof
US5424186A (en) 1989-06-07 1995-06-13 Affymax Technologies N.V. Very large scale immobilized polymer synthesis
US6406844B1 (en) 1989-06-07 2002-06-18 Affymetrix, Inc. Very large scale immobilized polymer synthesis
US5547839A (en) 1989-06-07 1996-08-20 Affymax Technologies N.V. Sequencing of surface immobilized polymers utilizing microflourescence detection
US6506558B1 (en) 1990-03-07 2003-01-14 Affymetrix Inc. Very large scale immobilized polymer synthesis
GB2247220A (en) * 1990-08-24 1992-02-26 Gaastra Sails Int Ltd Adjustable connection of batten and sail to mast to vary camber of sail
EP0834576B1 (en) 1990-12-06 2002-01-16 Affymetrix, Inc. (a Delaware Corporation) Detection of nucleic acid sequences
US5514601A (en) * 1991-02-22 1996-05-07 Boehringer Mannheim Gmbh Detection of target species in a sample or liquid flow using diodes and an electrical signal
WO1992021959A1 (en) * 1991-06-06 1992-12-10 Diagnostic Concepts International, Inc. Method and apparatus for electrochemical determination of biological substances
US6468740B1 (en) 1992-11-05 2002-10-22 Affymetrix, Inc. Cyclic and substituted immobilized molecular synthesis
US5710011A (en) * 1992-06-05 1998-01-20 Medisense, Inc. Mediators to oxidoreductase enzymes
US6664114B1 (en) * 1992-08-03 2003-12-16 Sapidyne Instruments, Inc. Solid phase assay for detection of ligands
US5372783A (en) * 1992-08-03 1994-12-13 Sapidyne, Inc. Assay system
JP3261388B2 (ja) * 1992-09-17 2002-02-25 本田技研工業株式会社 センサ電圧読取回路
WO1994020855A1 (en) * 1993-03-04 1994-09-15 Sapidyne, Inc. Assay flow apparatus and method
US6893816B1 (en) 1993-10-28 2005-05-17 Houston Advanced Research Center Microfabricated, flowthrough porous apparatus for discrete detection of binding reactions
US6071699A (en) 1996-06-07 2000-06-06 California Institute Of Technology Nucleic acid mediated electron transfer
AUPM950094A0 (en) 1994-11-16 1994-12-08 Australian Membrane And Biotechnology Research Institute Detection device and method
US5658802A (en) * 1995-09-07 1997-08-19 Microfab Technologies, Inc. Method and apparatus for making miniaturized diagnostic arrays
AU1360297A (en) * 1996-01-11 1997-08-01 Australian Membrane And Biotechnology Research Institute Ion channel sensor typing
US5914613A (en) 1996-08-08 1999-06-22 Cascade Microtech, Inc. Membrane probing system with local contact scrub
US7381525B1 (en) * 1997-03-07 2008-06-03 Clinical Micro Sensors, Inc. AC/DC voltage apparatus for detection of nucleic acids
US6096273A (en) * 1996-11-05 2000-08-01 Clinical Micro Sensors Electrodes linked via conductive oligomers to nucleic acids
US7014992B1 (en) 1996-11-05 2006-03-21 Clinical Micro Sensors, Inc. Conductive oligomers attached to electrodes and nucleoside analogs
US6087088A (en) * 1997-01-31 2000-07-11 Bayer Corporation Binding assays using more than one label for determining analyte in the presence of interfering factors
US6060327A (en) 1997-05-14 2000-05-09 Keensense, Inc. Molecular wire injection sensors
US6699667B2 (en) 1997-05-14 2004-03-02 Keensense, Inc. Molecular wire injection sensors
US7220550B2 (en) * 1997-05-14 2007-05-22 Keensense, Inc. Molecular wire injection sensors
WO1998057159A1 (en) 1997-06-12 1998-12-17 Clinical Micro Sensors, Inc. Electronic methods for the detection of analytes
US7407811B2 (en) 1997-12-22 2008-08-05 Roche Diagnostics Operations, Inc. System and method for analyte measurement using AC excitation
US7390667B2 (en) 1997-12-22 2008-06-24 Roche Diagnostics Operations, Inc. System and method for analyte measurement using AC phase angle measurements
BR9814386B1 (pt) * 1997-12-22 2009-08-11 aparelhos e métodos para determinar a concentração de um componente medicamente significante de um fluido biológico.
US8071384B2 (en) 1997-12-22 2011-12-06 Roche Diagnostics Operations, Inc. Control and calibration solutions and methods for their use
US7494816B2 (en) 1997-12-22 2009-02-24 Roche Diagnostic Operations, Inc. System and method for determining a temperature during analyte measurement
US7220596B2 (en) * 1998-04-15 2007-05-22 Utah State University Real time detection of antigens
US7087148B1 (en) 1998-06-23 2006-08-08 Clinical Micro Sensors, Inc. Binding acceleration techniques for the detection of analytes
US6256882B1 (en) 1998-07-14 2001-07-10 Cascade Microtech, Inc. Membrane probing system
US6545264B1 (en) 1998-10-30 2003-04-08 Affymetrix, Inc. Systems and methods for high performance scanning
US6432723B1 (en) 1999-01-22 2002-08-13 Clinical Micro Sensors, Inc. Biosensors utilizing ligand induced conformation changes
US7312087B2 (en) * 2000-01-11 2007-12-25 Clinical Micro Sensors, Inc. Devices and methods for biochip multiplexing
US20020177135A1 (en) 1999-07-27 2002-11-28 Doung Hau H. Devices and methods for biochip multiplexing
US6578264B1 (en) 1999-06-04 2003-06-17 Cascade Microtech, Inc. Method for constructing a membrane probe using a depression
CA2380258C (en) 1999-07-26 2008-07-15 Clinical Micro Sensors, Inc. Sequence determination of nucleic acids using electronic detection
US6875619B2 (en) 1999-11-12 2005-04-05 Motorola, Inc. Microfluidic devices comprising biochannels
US6361958B1 (en) 1999-11-12 2002-03-26 Motorola, Inc. Biochannel assay for hybridization with biomaterial
US6824669B1 (en) 2000-02-17 2004-11-30 Motorola, Inc. Protein and peptide sensors using electrical detection methods
US6838890B2 (en) 2000-02-25 2005-01-04 Cascade Microtech, Inc. Membrane probing system
US7351376B1 (en) * 2000-06-05 2008-04-01 California Institute Of Technology Integrated active flux microfluidic devices and methods
US6602400B1 (en) 2000-06-15 2003-08-05 Motorola, Inc. Method for enhanced bio-conjugation events
US6914423B2 (en) 2000-09-05 2005-07-05 Cascade Microtech, Inc. Probe station
US6965226B2 (en) 2000-09-05 2005-11-15 Cascade Microtech, Inc. Chuck for holding a device under test
DE10143173A1 (de) 2000-12-04 2002-06-06 Cascade Microtech Inc Wafersonde
GB0029590D0 (en) * 2000-12-05 2001-01-17 Univ Heriot Watt Bio-strings
WO2003052435A1 (en) 2001-08-21 2003-06-26 Cascade Microtech, Inc. Membrane probing system
DE10229210A1 (de) * 2002-06-28 2004-01-29 november Aktiengesellschaft Gesellschaft für Molekulare Medizin Vorrichtung zur Detektion eines Analyten
US20040018611A1 (en) * 2002-07-23 2004-01-29 Ward Michael Dennis Microfluidic devices for high gradient magnetic separation
US7745203B2 (en) * 2002-07-31 2010-06-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Base sequence detection apparatus and base sequence automatic analyzing apparatus
US7183055B2 (en) * 2002-11-01 2007-02-27 Wisconsin Alumni Research Foundation Direct radio-frequency detection of nucleotide hybridization at microelectrodes
AU2003900285A0 (en) * 2003-01-20 2003-02-06 Universal Biosensors Pty Limited Electrochemical detection method
US7492172B2 (en) 2003-05-23 2009-02-17 Cascade Microtech, Inc. Chuck for holding a device under test
US7057404B2 (en) 2003-05-23 2006-06-06 Sharp Laboratories Of America, Inc. Shielded probe for testing a device under test
US7645421B2 (en) 2003-06-20 2010-01-12 Roche Diagnostics Operations, Inc. System and method for coding information on a biosensor test strip
US8206565B2 (en) 2003-06-20 2012-06-26 Roche Diagnostics Operation, Inc. System and method for coding information on a biosensor test strip
US7718439B2 (en) 2003-06-20 2010-05-18 Roche Diagnostics Operations, Inc. System and method for coding information on a biosensor test strip
US8148164B2 (en) 2003-06-20 2012-04-03 Roche Diagnostics Operations, Inc. System and method for determining the concentration of an analyte in a sample fluid
US8058077B2 (en) 2003-06-20 2011-11-15 Roche Diagnostics Operations, Inc. Method for coding information on a biosensor test strip
US7488601B2 (en) 2003-06-20 2009-02-10 Roche Diagnostic Operations, Inc. System and method for determining an abused sensor during analyte measurement
US7604721B2 (en) 2003-06-20 2009-10-20 Roche Diagnostics Operations, Inc. System and method for coding information on a biosensor test strip
US7645373B2 (en) 2003-06-20 2010-01-12 Roche Diagnostic Operations, Inc. System and method for coding information on a biosensor test strip
US7597793B2 (en) 2003-06-20 2009-10-06 Roche Operations Ltd. System and method for analyte measurement employing maximum dosing time delay
US7452457B2 (en) 2003-06-20 2008-11-18 Roche Diagnostics Operations, Inc. System and method for analyte measurement using dose sufficiency electrodes
US7250626B2 (en) 2003-10-22 2007-07-31 Cascade Microtech, Inc. Probe testing structure
JP2007517231A (ja) 2003-12-24 2007-06-28 カスケード マイクロテック インコーポレイテッド アクティブ・ウェハプローブ
US7187188B2 (en) 2003-12-24 2007-03-06 Cascade Microtech, Inc. Chuck with integrated wafer support
JP2007523326A (ja) 2004-02-06 2007-08-16 バイエル・ヘルスケア・エルエルシー バイオセンサのための内部標準としての酸化され得る化学種、及び使用方法
US7556723B2 (en) 2004-06-18 2009-07-07 Roche Diagnostics Operations, Inc. Electrode design for biosensor
US7569126B2 (en) 2004-06-18 2009-08-04 Roche Diagnostics Operations, Inc. System and method for quality assurance of a biosensor test strip
DE202005021386U1 (de) 2004-07-07 2007-11-29 Cascade Microtech, Inc., Beaverton Prüfkopf mit einem Messfühler mit Membranaufhängung
US7595170B2 (en) * 2004-08-05 2009-09-29 Modrovich Ivan E Apparatus and method for measuring concentrations of molecules through a barrier
WO2006031646A2 (en) 2004-09-13 2006-03-23 Cascade Microtech, Inc. Double sided probing structures
US20060154372A1 (en) * 2004-12-21 2006-07-13 Arter Thomas C Providing additional motion in assays
US7535247B2 (en) 2005-01-31 2009-05-19 Cascade Microtech, Inc. Interface for testing semiconductors
US7656172B2 (en) 2005-01-31 2010-02-02 Cascade Microtech, Inc. System for testing semiconductors
US7534394B1 (en) * 2005-07-11 2009-05-19 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Potentiometric titration method for quantitative determination of hydrogen peroxide
ES2717135T3 (es) 2005-07-20 2019-06-19 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Método para señalar al usuario para que añada una muestra adicional a una tira de prueba, método para medir la temperatura de una muestra y métodos para determinar la concentración de un analito basados en amperometría controlada
DE102005046910B4 (de) * 2005-09-21 2009-03-19 Technische Universität Ilmenau Verfahren und Anordnung zur berührungslosen Inspektion bewegter elektrisch leitfähiger Substanzen
US8906609B1 (en) 2005-09-26 2014-12-09 Arrowhead Center, Inc. Label-free biomolecule sensor based on surface charge modulated ionic conductance
US8855955B2 (en) * 2005-09-29 2014-10-07 Custom Array, Inc. Process and apparatus for measuring binding events on a microarray of electrodes
CN101273266B (zh) 2005-09-30 2012-08-22 拜尔健康护理有限责任公司 门控伏特安培法
US7403028B2 (en) 2006-06-12 2008-07-22 Cascade Microtech, Inc. Test structure and probe for differential signals
US7723999B2 (en) 2006-06-12 2010-05-25 Cascade Microtech, Inc. Calibration structures for differential signal probing
US7764072B2 (en) 2006-06-12 2010-07-27 Cascade Microtech, Inc. Differential signal probing system
US20080012578A1 (en) * 2006-07-14 2008-01-17 Cascade Microtech, Inc. System for detecting molecular structure and events
US7837866B2 (en) * 2006-10-12 2010-11-23 Burrows Bruce D Drainless reverse osmosis water purification system
US8398852B2 (en) * 2006-10-12 2013-03-19 Bruce D. Burrows Drainless reverse osmosis water purification system
US9371245B2 (en) 2006-10-12 2016-06-21 Bruce D. Burrows Drainless reverse osmosis water purification system
US7876114B2 (en) 2007-08-08 2011-01-25 Cascade Microtech, Inc. Differential waveguide probe
WO2009076302A1 (en) 2007-12-10 2009-06-18 Bayer Healthcare Llc Control markers for auto-detection of control solution and methods of use
GB0806771D0 (en) 2008-04-12 2008-05-14 Spd Swiss Prec Diagnostics Gmb Assay devices comprising bubble-forming means
US8753868B2 (en) * 2008-08-04 2014-06-17 General Electric Company Method and system for selective isolation of target biological molecules in a general purpose system
US7888957B2 (en) 2008-10-06 2011-02-15 Cascade Microtech, Inc. Probing apparatus with impedance optimized interface
WO2010059247A2 (en) 2008-11-21 2010-05-27 Cascade Microtech, Inc. Replaceable coupon for a probing apparatus
US8319503B2 (en) 2008-11-24 2012-11-27 Cascade Microtech, Inc. Test apparatus for measuring a characteristic of a device under test
US8324914B2 (en) 2010-02-08 2012-12-04 Genia Technologies, Inc. Systems and methods for characterizing a molecule
US9678055B2 (en) 2010-02-08 2017-06-13 Genia Technologies, Inc. Methods for forming a nanopore in a lipid bilayer
US20120052188A1 (en) 2010-02-08 2012-03-01 Genia Technologies, Inc. Systems and methods for assembling a lipid bilayer on a substantially planar solid surface
US9605307B2 (en) 2010-02-08 2017-03-28 Genia Technologies, Inc. Systems and methods for forming a nanopore in a lipid bilayer
US20110312592A1 (en) * 2010-06-17 2011-12-22 Geneasys Pty Ltd Microfluidic device with incubation chamber between supporting substrate and heater
US8962242B2 (en) 2011-01-24 2015-02-24 Genia Technologies, Inc. System for detecting electrical properties of a molecular complex
WO2012125727A1 (en) * 2011-03-14 2012-09-20 Yale University Calibration of nanostructure sensors
EP2584349A1 (en) * 2011-10-19 2013-04-24 Nxp B.V. A method of sensing a molecule, an apparatus and a semiconductor chip therefor
US8986629B2 (en) 2012-02-27 2015-03-24 Genia Technologies, Inc. Sensor circuit for controlling, detecting, and measuring a molecular complex
US9759711B2 (en) 2013-02-05 2017-09-12 Genia Technologies, Inc. Nanopore arrays
CN109187656B (zh) * 2013-03-15 2021-11-16 伊利昂科技有限公司 测量物质的电学性能的装置和方法
US9551697B2 (en) 2013-10-17 2017-01-24 Genia Technologies, Inc. Non-faradaic, capacitively coupled measurement in a nanopore cell array
US10183874B2 (en) 2013-12-18 2019-01-22 Ds Services Of America, Inc. Water purification system with active vibration
WO2015111441A1 (ja) 2014-01-27 2015-07-30 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
GB201902884D0 (en) * 2019-03-04 2019-04-17 Micromass Ltd Transformer for applying an ac voltage to electrodes

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3963979A (en) * 1974-08-05 1976-06-15 Canadian Patents And Development Limited Liquid conductivity measuring apparatus
JPS58184540A (ja) * 1982-04-21 1983-10-28 Mitsubishi Electric Corp 生化学センサ及び生化学センサを用いた化合物濃度の測定方法

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE343949B (ja) * 1966-06-02 1972-03-20 Pharmacia Ab
NL154600B (nl) * 1971-02-10 1977-09-15 Organon Nv Werkwijze voor het aantonen en bepalen van specifiek bindende eiwitten en hun corresponderende bindbare stoffen.
US3654090A (en) * 1968-09-24 1972-04-04 Organon Method for the determination of antigens and antibodies
US3646346A (en) * 1968-12-26 1972-02-29 Pharmacia Ab Antibody-coated tube system for radioimmunoassay
NL154598B (nl) * 1970-11-10 1977-09-15 Organon Nv Werkwijze voor het aantonen en bepalen van laagmoleculire verbindingen en van eiwitten die deze verbindingen specifiek kunnen binden, alsmede testverpakking.
US4053646A (en) * 1972-06-14 1977-10-11 Walton Reid Wright Water stable starch-lipid composition and method for preparing same
US4054646A (en) * 1973-07-30 1977-10-18 General Electric Method and apparatus for detection of antibodies and antigens
US3939408A (en) * 1974-08-05 1976-02-17 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Conductivity cell and measuring system
US3975238A (en) * 1975-06-26 1976-08-17 General Electric Company Method and apparatus for detecting molecules in solutions
US4092408A (en) * 1975-08-28 1978-05-30 New England Nuclear Corporation Method for solid phase immunological assay of antigen
DE2711270A1 (de) * 1976-03-16 1977-09-22 Ici Ltd Organische materialien mit spezifisch reaktiven gruppen
CA1086225A (en) * 1976-03-18 1980-09-23 Masuo Aizawa Syphilis antibody diagnosis by antigen membrane and potentiometric method
US4238757A (en) * 1976-03-19 1980-12-09 General Electric Company Field effect transistor for detection of biological reactions
US4191739A (en) * 1977-10-17 1980-03-04 General Electric Company Antigen-antibody reaction assay employing particle aggregation and resistive pulse analysis
US4219335A (en) * 1978-09-18 1980-08-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Immunochemical testing using tagged reagents
US4242096A (en) * 1977-11-14 1980-12-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Immunoassay for antigens
US4236893A (en) * 1979-04-09 1980-12-02 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method for the assay of classes of antigen-specific antibodies
US4233144A (en) * 1979-04-16 1980-11-11 Technicon Instruments Corporation Electrode for voltammetric immunoassay
US4321057A (en) * 1979-09-20 1982-03-23 Buckles Richard G Method for quantitative analysis using optical fibers
US4402819A (en) * 1980-03-17 1983-09-06 University Of Delaware Antibody-selective membrane electrodes
GB2077437A (en) * 1980-06-07 1981-12-16 Emi Ltd Ammonia gas sensors
US4376110A (en) * 1980-08-04 1983-03-08 Hybritech, Incorporated Immunometric assays using monoclonal antibodies
US4444892A (en) * 1980-10-20 1984-04-24 Malmros Mark K Analytical device having semiconductive organic polymeric element associated with analyte-binding substance
US4334880A (en) * 1980-10-20 1982-06-15 Malmros Mark K Analytical device having semiconductive polyacetylene element associated with analyte-binding substance
US4473456A (en) * 1981-04-08 1984-09-25 National Research Development Corporation Conductimetric gas sensor
US4452773A (en) * 1982-04-05 1984-06-05 Canadian Patents And Development Limited Magnetic iron-dextran microspheres
GB8308389D0 (en) * 1983-03-26 1983-05-05 Cambridge Life Sciences Assay technique
US4571543A (en) * 1983-03-28 1986-02-18 Southwest Medical Products, Inc. Specific material detection and measuring device
US4554257A (en) * 1983-04-29 1985-11-19 Aladjem Frederick J Assaying immunoreactive and like substances by measurement of aggregate classes
GB8314523D0 (en) * 1983-05-25 1983-06-29 Lowe C R Diagnostic device
US4652830A (en) * 1985-04-18 1987-03-24 Eg&G Ocean Products, Inc. Analyzer for comparative measurements of bulk conductivity

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3963979A (en) * 1974-08-05 1976-06-15 Canadian Patents And Development Limited Liquid conductivity measuring apparatus
JPS58184540A (ja) * 1982-04-21 1983-10-28 Mitsubishi Electric Corp 生化学センサ及び生化学センサを用いた化合物濃度の測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
US4713347A (en) 1987-12-15
CA1249026A (en) 1989-01-17
FI863679A0 (fi) 1986-09-11
NO863643D0 (no) 1986-09-12
NO863643L (no) 1986-11-12
FI863679A (fi) 1986-09-11
EP0210224A1 (en) 1987-02-04
DK438486D0 (da) 1986-09-12
WO1986004147A1 (en) 1986-07-17
EP0210224A4 (en) 1988-08-23
DK438486A (da) 1986-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62502061A (ja) バルク導電率を用いた配位子/反配位子の相互干渉の測定
Otieno et al. On-line protein capture on magnetic beads for ultrasensitive microfluidic immunoassays of cancer biomarkers
CN104203808B (zh) 具有纳米结构电极的生物传感器
Shaikh et al. Electrochemical immunosensor utilizing electrodeposited Au nanocrystals and dielectrophoretically trapped PS/Ag/ab-HSA nanoprobes for detection of microalbuminuria at point of care
EP0311768B1 (en) Immunosensor
US20070224604A1 (en) Method of Determining the Presence and/or Concentration of Substances of Interest in Fluids
JP2006516721A (ja) 多孔質層上に試薬を含む複層化された電気化学系微小流体センサー
JP2001524673A (ja) 検体検出のための装置およびプロセス
Maupas et al. Direct immunosensing using differential electrochemical measurements of impedimetric variations
EP0245477A1 (en) Capacitive sensor for chemical analysis and measurement
Valverde et al. Electrochemical immunoplatform to improve the reliability of breast cancer diagnosis through the simultaneous determination of RANKL and TNF in serum
CN103649719A (zh) 用于检测分析物的装置
Wehmeyer et al. Electrochemical investigation of hapten-antibody interactions by differential pulse polarography.
TWI338781B (en) Electrochemical detection method
Ameur et al. Impedimetric measurements on polarized functionalized platinum electrodes: application to direct immunosensing
US7910063B2 (en) Drift compensated magnetic permeability detector
US20040067502A1 (en) Multiplex assays using nanoparticles
EP0693181A1 (en) Biological species detection method and biosensor therefor
JP2004077387A (ja) タンパク質検出方法及びタンパク質検出装置
US20040110230A1 (en) Method for determining concentrations of analytes
CN105492622A (zh) 用于诊断的平面共形电路
WO1994023287A1 (en) Immunoassay and immunoassay cell used therefor
Osman et al. Label-Free, Non-Optical Readout of Bead-Based Immunoassays with and without Electrokinetic Preconcentration
Abdel-Hamid et al. Flow-Through Immunoassay System for Rapid Clinical Diagnostics
JP2003254978A (ja) 測定方法およびその装置