JPS62500672A - 移動用の建築構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 移動用の建′！Ｊ、構造物 発明の技術分野 本発明は壁体および屋根体を有する移動用建築構造物に関する。

背景技術 軍事情況下にあっては、コンテナ等の移動用の建築構造物であって、床と４つの 壁体と屋根体とを備えた建築構造物が広く用いられる。これらのコンテナは、例 えばトラックやヘリコプタ−等で異なる場所の間を運搬することができ、軍人の 職務室あるいは無線室等のあらゆる目的のために使用される。

また、この種のコンテナは、一般に数種類の部材を１ナンドイツヂして形成され ており、２つの堅いパネルであって、例えば合板あるいは金属板等の間にプラス チックを核として挟み込んで形成されている。しかし、サンドイッチ部材は爆撃 あるいは発砲等の攻撃に対してその抵抗力が極めて弱いという難点があり、その ため、移動用の建屋どして用いられる従来のコンテナは、戦場や軍事行為が行な われる場所においての使用に適したものではないという問題があった。

発明の概要の簡潔な説明 本発明の目的は異なる場所の間を容易に移動させることができ、爆発あるいは発 砲等の外部からの攻撃に対して確かな保護を得ることができる移動用の建築構造 物を提、供することにある。

上記目的を達成するために、本発明は、特に、建築構造物の壁体は間隔を隔てて 配設された２枚の壁板またはパネルを有し、これらは広い空隙室を形成し、空隙 室の上部には砕石あるいはじやり等の集合材料を詰め込むための少なくとも１つ の間口が形成され、前記空隙室に集合材料を詰め発砲、爆撃等に対して特に抵抗 力のある安全な壁体を形成し、さらに少なくとも１つの適合する排出口（５）を 設け、望みに応じて前記空隙室（４）から前記集合材料（１３）を排出できるよ うにし、詰め込まれた集合材料を排出して壁体のｆｆ１ｆｆｌを軽減させ一つの 場所から他の場所への建築Ｉ！！造物漬物送を容易にできるようにしたものであ る。

先行技術の更らなる説明 ２重の壁板を設け、両者の間に空隙室を形成し、この空隙室をコンクリートで満 たすようにして壁体を製造したものは知られている。しかしながら、このような 壁体は完全に静止した構造物の場合に適するものであり、その重量が重くなるた めに、どのような状況下であってもトラックやヘリコプタ−等の輸送１関で輸送 することが不可能になり、ひとたびコンクリ−１〜が詰められれば設置状態にａ ３かれることになる。

図面の簡単な説明 第１図は本発明による建築構造物の一部を欠截して断面図とした斜視図、第２図 および第３図はそれぞれ構造物を輸送する手段を示した斜視図、第４図は壁体に 集合材ｒ１を詰め込む手段を示した分解斜視図、第５図は所定の場所に建築構造 物を最終的に設置した状態を示す斜視図、第６図は構造物の他の実施例を示す分 解斜視図、第７図は第６図に示した実施例のものを互い違いに使用した一例を示 ｌ斜視図である。

発明の好適な実施例 第１図において、符号１は壁体を示しており、この壁体１は図示されるように長 方形状を有し、壁体１は所定の間隔を隔てた２枚の壁板、すなわち、外側壁板２ と内側壁板３とで形成されている。これらの２つの壁板２゜３の間には広い空隙 室４が形成され、実際には前記空隙室４は２００〜４００ｍｍの幅を有し、とり わけ約２５０層の幅が最適である。また、空隙室４の上部は開口されている。

前記外側壁板２の下方領域には複数の排出口５が形成され、こめ排出口５は通常 時に回動ドア６で閉じられており、この回動ドア６は閉じられた位置で適宜の形 状の錠７で緊締されている。有利な形態では、前記排出口５は壁体１の全高の１ ／１０〜１／３の高さを有し、とりわ、け、１１５の高さが最適である。

実施例に示されるように、排出口５は壁体１の全周囲に亘って形成され、この排 出口５は複数の独立した回動ドア６で閉じられるようになっている。なお、壁体 １の全周囲に亘って形成された排出口５を１枚の長いドアで開閉するようにして もよい。また、類似のドア６′は壁体１の短手方向の側にも設けられドアは長手 方向の側にのみ設けられているのではない。

外側壁板２は有利にはコルゲイト板、あるいは断面が薄板状の金属板で形成され ている。内側壁板３は有利には薄板状の金属で形成されるが、これは、必ずしも 断面が薄板状の金属であることを要しない。両者の壁°板２゜３は補強板あるい は複数のスペーサビン８によって連結され、このスペーサビン８は壁板２，３に 少なくとも１つ穴を通して挿入され、壁板２，３のそれぞれに例えば溶接で結合 されている。壁体１の角部には適宜の形状の補強板９を有し、この補強板９は例 えば平板で形成されている。壁体１は底部に矩形状のフレーム１０を有し、この フレーム１０は例えば縦断面が箱状に溶接で結合されている。このフレーム１０ は完全に間口し、少なくとも引渡し時に建築構造物は特別に固着された底板を有 していない。底部あいろは底板が必要な場合には、引渡しののらに固着されるよ うになっている。

内側壁板３はパネル１１を有し、パネル１１は天井板を形成し、パネル１１には 複数の横片１２が結合され、この横片１２は例えば薄板状の金属で形成され端部 は内側壁板３上に載置されている。天井板を形成するパネル１１は外側壁板２の 上端部より下側に水平に載置され、同様に外側壁板２の上方部位で結合され、く ぼみ状の空間には集合材料１３が詰められている。この集合材料１３は壁板２， ３の間に詰められたものと同様のものである。

実際には、集合材料１３は砂あるいはじやりからなり、材料１３で両省の壁板２ ，３は結合されこれによって安全性の高い壁体あるいは種々の砲、複合兵器、小 型兵器等の通常兵器に対する障壁となっている。また、砂あるいはしきりよりも 嵩のある材料として他の材料を詰め込むことら可能である。

本発明による建築構造物の作用 第１図に示された建築Ｉ！ｉＩ造物は漬物室４および１１にそれぞれ集合材料が 詰められていない状態で工場から引渡される。そして、建築構造物は特定の場所 へ運搬され、その場合には、例えば第２図および第３図に示されるように、ヘリ コプタ−あるいはトラックで運搬される。この場合、敷地内に置かれたのら、屋 根パネル１５は壁体１に形成された空隙室４をさらすように動かされる。この空 隙室４には集合材料が手あるいは第４図に示されるよ、うな例えばフロントロー ダ１４で詰め込まれる。壁体に完全に材料が詰め込まれたとき、天井パネル１１ と外側壁板２の上方端部によって画成される水平面との間のくぼみ状の空間にも 同様に材料が詰め込まれる。次いで、屋根パネル１５は建築構造物を形成するよ うに所定の場所に固着され、この建築構造物はあらゆる発砲、遠隔攻撃等の軍事 上の攻撃に対して高い抵抗力を有するものになる。そして、化学兵器、建築物の 崩壊、原子法の降下、妨害行為等のあらゆるものに対する充分な保護を得ること ができる。

しばらくして、その建築構造物を他の場所へ移動させる場合には、ドア６が開か れ、少なくとも壁体１に詰められた集合材料１３は重力によって壁体の外部に排 出され、壁体はからにされる。天井パネル１１が完全に平坦であるならば、屋根 パネル１５は持ち上げられ天井パネル１１上の集合材料１３はショベル等を用い て人手により排出される。これによって、建築構造物は集合材料の実質的な重さ から解放され、構造物は例えば、前述のトラックあるいはへリコアター等の一般 的な輸送手段によって容易に３１ｉｌ！搬される。新しい場所では建築構造物に 上ｊボしたような方法で再び集合材料１３が保護のため詰め込まれる。

本発明による建築構造物は最初は軍事上に適用されることを意図したものである が、それは長期間に亘る平時にも使用されるようになっている。建築構造物はド アを打ら破って入ったり、火事になったり、軽打を加えられたりすることに対し ても安全性が確保される。これは、盗まれがらな書類の書庫、無線室、コンピユ ータ室、軽打に対する障壁、産業上の情報スパイ等に対する保護のために好適な ものとなっている。

第６図は本発明による建築構造物の他の実施例を示しており、この実施例に示し たものは単位構成体であり、実際の使用では他の類似の単位構成体と結合して組 立τられ、防空壕あるいはそれ゛に類似のものを形成する。

この建築構造物は２つの壁体１ｒ、１ｎを有し、各壁体１’、１″は外側壁板２ ′と内側壁板３′とを有している。上記両者の壁体１′、１“は天井パネル１１ ′と、一対の対向する側壁板１６．１６’　とで互いに堅固に結合され、側壁板 １６．１６’　は平扱で形成されている。

屋根構造の一部を形成する側壁板１６．１６’　と同一の平面内には、側壁板１ ７．１７’　を有し、この側壁板１７．１７’　は壁体１’、１″の一部を形成 し、上記外側壁板２′および内側壁板３′と結合されて空隙室４′を形成してい る。

有利には、側壁板はそれらの外側角部で補強部材１８゜１８′を介して結合され ていることが好ましい。また、空隙室４′はその底部を底板１９で閉されている ことに注意すべきである。

ｊｊＳ１図に示した外側壁板２に対して、第６図に示した外側壁板２′は分解可 能であり、外側壁板２′は屋根パネル１５′にヒンジ２０を介して結合され、こ のヒンジ２０によって壁板とパネルとは互いに回動可能となっている。外側壁板 ２′と屋根パネル１５′とを単位構成体のフレーム（例えばＬ形ビーム２１）に 結合させるため、フレームには複数の突起２２が設【プられ、この突起２２は壁 板とパネルとに形成された長孔２３に係合可能であり、かつ、かぎ２４を受け入 れ、これによって壁板とパネルとはフレーム２１にλ１して確実に把持される。

図示の単位構成体はフレーム２１に外側壁板２′および屋根パネル１５′を固着 して、からの状態で運搬される。この単位構成体は目的地に設置され、他の類似 の複数の単位構成体と結合されたのら、屋根パネル１５′が開放され、空隙室４ ′および天井パネル１１′の上部に形成されたくぼみ状の空間内に集合材料が詰 め込まれる。

Ｒ終段階において、屋根パネル１５′はフレーム２１に対してかぎ２４を掛けら れる。

特定の場所で単体構成体の使用が終ったのち、重い集合材料はからにされる。こ の際、外側壁板２′はフレームから外され、外側に向かってヒンジ２０まわりを 揺動される。

第７図に示された障壁は３方に壁を有する単位体２５と、側縁に置かれた一対の 壁を有する単位体２５′とで構成され、この単位体２５′は最初に述べた単位体 と結合されている。この実施例において、側縁に置かれた単位体２５′には集合 材料が詰め込まれ、また、単位体２５′は側壁板１６．１７（第７図では図示せ ず）を備えている。

発明の可能な変態 本来、本発明は上述の実施例および図面にのみ限定されるものではない。上述し た壁体には２以上の壁板を備えたものが考えられ、これによれば、２つあるいは それ以上の空隙室を得ることができ、各空隙室には異なる種類の保護材料を詰め ることができる。さらに、集合材料をからにするだめの排出口としては多くの異 なった手段を採り入れることができる。図示されたドアは可能な手段としての例 示であるとのみ考えるべきである。例えば、排出口は排出筒でもよく、集合材料 を機械的に排出させる手段としてスクリューのような特別の排出機構を備えるも のでもよい。

また、２つの壁板に排出口もドアも全く設けることなく、イの代わりに、壁体の 基礎フレーム１ｏに排出口を形成するようにしてもよく、このようにすれば集合 材料はこれらの排出口を通して、壁体がわずかな距離を持ら上げられたのち排出 が開始され、輸送機関の上に置かれる前に完全にその排出は完了する。さらにま た、屋根構造０体は必ヂしも図示されたように設計されている必要はないことが 指摘されるべきである。１枚またはそれ以上のコンクリート板を壁体の上部に置 いたものでもよく、それによって、図示の屋根と実質的に同等の保護する効果が 与えられるであろう。また、−例として、天井パネル１１は屋根パネル１５のよ うなものを不要にするかもしれない。建築構造物への入口ドアは一般的なもの、 例えば、コンクリートの詰め込まれたドアでよく、その重量は建築構造物を輸送 機関に載置するとき、減少させる必要のないことは言うまでもない。ドアの大き さは壁体や屋根の全体の大きさのうら少しの部分を構成ケるにす第３図 第５７Ａ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．壁体と屋根体とを備えた移動用の建築構造物において、前記壁体は間隔をも って配設されて広い空隙室を画成する２枚の壁板またはパネル（２，３）を有し 、前記空隙室の上部には砕石、じゃり等の重い集合材料（１３）を詰め込むため の少なくとも１つの開口を形成し、前記空隙室に集合材料を詰め発砲、爆撃等に 対して特に抵抗力のある安全な壁体を形成し、さらに、少なくとも１つの適合す る排出口（５）を設け、望みに応じて前記空隙室（４）から前記集合材料（１３ ）を排出できるようにし、詰め込まれた集合材料を排出して壁体の重量を軽減さ せ一つの場所から他の場所への建築構造物の輸送を容易にできるようにしたこと を特徴とする移動用の建築構造物。 ２．前記排出口（５）を前記２枚の壁板（２，３）の一方に形成し、この排出口 （５）を回動ドア（６）で閉塞可能に構成したことを特徴とする請求の範囲第１ 項記載の建築構造物。 ３．前記回動ドア（６）と排出口（５）とを前記２枚の壁板（２，３）のうち外 側壁板（２）に設けたことを特徴とする請求の範囲第２項記載の建築構造物。 ４．前記回動ドア（６）を外側壁板（２）の下端縁の領域から上方に向けて、壁 板（２）の一部をなすように、かつ、前記壁体の高さの１／５の高さで形成した ことを特徴とする請求の範囲第２項または第３項記載のいずれか１項に記載の建 築構造物。 ５．前記２枚の壁板（２，３）を複数のビン（８）を介して相互に連結し保持し たことを特徴とする請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか１項記載の建築構造 物。 ６．内側壁板（３）は天井を形成する少なくとも１つのパネル（１１）に結合さ れ、パネル（１１）は集合材料（１３）が詰め込まれるくぼみ状の空間を形成す るように外側壁板（２）の上端より下に水平に置かれ、集合材料（１３）は天井 パネル（１１）と屋根パネル（１５）と一体となって前記壁体（１）と同様な構 成の屋根を形成することを特徴とする請求の範囲第１項乃至第５項のいずれか１ 項に記載の建築構造物。 ７．前記ドアを外側壁板（２′）で形成したことを特徴とする請求の範囲第２項 または第３項のいずれか１項に記載の建築構造物。 ８．壁板を形成するドア（２′）を屋根を形成するパネル（１５′）にヒンジ結 合したことを特徴とする請求の範囲第６項または第７項のいずれか１項に記載の 建築構造物。 ９．前記ドアおよび屋根パネルに、壁体に載せこれらを連結するための手段（２ ２，２３）を設けたことを特徴とする請求の範囲第８項記載の建築構造物。