JPS6245857Y2 - - Google Patents

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JPS6245857Y2
JPS6245857Y2 JP1979141873U JP14187379U JPS6245857Y2 JP S6245857 Y2 JPS6245857 Y2 JP S6245857Y2 JP 1979141873 U JP1979141873 U JP 1979141873U JP 14187379 U JP14187379 U JP 14187379U JP S6245857 Y2 JPS6245857 Y2 JP S6245857Y2
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JP
Japan
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thin
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melted
walled
thin wall
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JP1979141873U
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JPS5657817U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は薄肉長尺化粧材、さらに詳しくは、家
具の周り縁や額縁等の化粧材として、或いはその
他建材等として幅広く利用できる薄肉長尺化粧材
に関する。
(従来の技術) 従来、本考案に最も近似する先行技術として、
たとえば特開昭54−40859号公報所載の発明があ
る。
すなわち、この発明は、成形物の一部をキヤビ
テイ内に残して次の成形物を成形すると同時に両
者の成形物間を連設して長尺化粧材を形成するも
のである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この発明には次のような問題点
があつた。
(イ) すなわち、上記発明においては成形物と成形
物間の連設面の連設強度を大ならしめるため
に、リブを設けてリブにて成形物を固定するも
のであり、リブが成形できないような薄肉の成
形物の成形には不向きであつた。
(ロ) また、連設部のリブに次の成形物のリブを被
覆するようにして連設強度を増大させるもので
あるため、連設部のリブ孔及びリブの形状を考
慮しなければならず、作業性において難点があ
つた。
(ハ) さらに、連設強度を増大するためには、連設
部を加熱するための加熱器を必要としていた。
このように、上記発明においては、連設部間の
強度を増大させるために極めて煩雑な構成とな
り、特に金型もリブ孔が必要となる他、加熱器を
要する等、構成上種々の問題点があつた。
特に薄肉の長尺成形物の成形ができないことは
最大の問題点となつていた。
本考案は、上述のような問題点をすべて解決す
るためになされたもので、成形物(単材)と成形
物(単材)間の連設状態が格別強固で堅牢な状態
で接合でき、しかも成形物が薄肉であつても何ら
その接合状態に支障のない、全く新規且つ有用な
薄肉長尺化粧材を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような目的を達成すべく上記問題
点を解決せんとしてなされたもので、その問題点
を解決するための手段は、単材の後方端部を金型
のキヤビテイ内に残した状態で、次の単材を射出
成形しながら前方の単材と連設し、順次成形され
る複数の単材の連設によつて形成される長尺化粧
材において、前記単材は全体が薄肉状の薄肉単材
4として形成され且つ表面が所望の凹凸等の形状
に形成されてなるとともに後方端部に断面略L字
状の被溶融部5が突出形成されてなり、次の薄肉
単材4′の射出成形時に前記被溶融部5の上方の
ゲート7から射出される合成樹脂材料の溶融熱を
利用して、該ゲート7の直下の被溶融部5を一方
向に流れる材料熱によつて溶融せしめて熱融合に
より前記薄肉単材4と次の薄肉単材4′とを一体
連設し、順次多数の薄肉単材4、……の熱融合連
設により且つ表面に所望の凹凸形状等を具備せし
めて構成してなることにある。
すなわち、本考案を要約すると、薄肉単材の後
方端部に突出形成された被溶融部を溶融しながら
次の薄肉単材の前方端部を熱融合一体接合するこ
とにより次の薄肉単材を成形し、これが繰り返さ
れて形成された薄肉長尺化粧材にある。
(実施例) 以下本考案の実施例について図面に従つて説明
する。
第1図にいて、1は家具の周り縁に使用される
薄肉長尺化粧材で、この薄肉長尺化粧材1は、射
出成形時に基板2の表面に連続した円孤面の山形
状の突起3が形成されてなり且つ長手方向の後方
端部に前記射出成形時にわずかに下端縁を突出し
て断面略L字状に形成された被溶融部5を有する
薄肉単材4に、これと同形状の薄肉単材4′が先
送りされた薄肉単材4の被溶融部5を、該被溶融
部5の上方のゲート7から射出された合成樹脂材
料の溶融熱によつて溶融しながら熱融合により前
方の薄肉単材4の後方端部と後方の薄肉単材4′
の前方端部を一体的に連設せしめて射出成形する
とともに、続いて多数の同形状の薄肉単材4、…
…が一体成形されて構成されている。
従つて、このように多数の薄肉単材4、……を
連続成形して構成された薄肉長尺化粧材1は、所
望の寸法に切断されて家具の周り縁に使用される
もので、しかも薄肉単材4、……間の連設部6は
先送りされた薄肉単材4の断面略L字状の被溶融
部5を一方向に流れる材料の余熱によつて溶融し
ながら、熱融合により一体成形さるため、極めて
強靭で優れた耐久性を有するものである。尚、こ
のような薄肉長尺化粧材1の成形は、次の方法に
より容易に実施できる。
先ず、第3図のように可動金型側の雄型9を固
定金型側の雌型8に移動させて両型を閉鎖し、そ
の後、成形機本体よりゲート7から雄型9及び雌
型8によつて形成されたキヤビテイ10内へ樹脂
を圧入する。このようにして樹脂を圧入すると前
記両型8,9によつて被溶融部5が第2図のよう
に薄肉単材4の後方端部の下端縁から突出して成
形される。しかも該薄肉単材4の表面には円孤状
の突起3、……が連続して成形されるのである。
次に、このようにして被溶融部5を有する薄肉
単材4を成形した後、可動金型を逆移動させて固
定金型から開放し、同時に送り機構11を動作せ
しめて固定金型側の雌型8内にある薄肉単材4
を、そのピストンロツドにてゲート7を通過した
直後まで押送せしめる。その際、第3図のように
薄肉単材4の被溶融部5が、雌型8内、すなわち
キヤビテイ10内のゲート7の下方直下に必ず残
るようにそのピツチを送り案内する。送り案内後
は、送り機構11のピストンロツドを元の位置に
復帰させる。尚、送り案内された薄肉単材4に
は、連続して円孤状の突起3、……が表面に突設
されている。
次に、前記と同様の操作にて可動金型を閉鎖せ
しめて合成樹脂材料を前記被溶融部5の上方の位
置に形成されたゲート7から圧入すると、キヤビ
テイ10内の一側面は前記先送りされた薄肉単材
4にて区切られ、且つ他側面は送り機構11の先
端部にて区切られ、この状態にてゲート7から圧
入されたごせ合成樹脂材料は第3図(ロ)のように先
に成形された薄肉単材4の断面略L字状の被溶融
部5の表面をその余熱によつて溶融しながら薄肉
単材4と逆方向すなわち一方向に流れ、次の薄肉
単材4′を成形すると同時にその前方端部と前記
先送りされた硬化後の薄肉単材4の後方端部に形
成された被溶融部5が熱溶融により、両者が第3
図(ハ)のように完全に融合一体連設状態となる。
次に、この状態から再び可動金型を開放して薄
肉単材4を押送せしめる。その後は、順次可動金
型の閉鎖、成形、融合、可動金型の開放、薄肉単
材4の押送を繰り返して行うことにより第1図の
ように長尺基板2の面に連続して円孤状の突起3
が成形された薄肉長尺化粧材1を得ることができ
る。
尚、薄肉長尺化粧材1の表面形状は、該実施例
のような円孤山形状の連続突起に限らず、第4図
のような草花模様や単体突起であつてもよいもの
で、その用途に応じて任意に形成できる。また、
薄肉単材4、……間の連設手段も該実施例のよう
な面接触に限らず、第5図のような嵌合融合であ
つてもよく、要は薄肉単材4の後方端部に形成さ
れた断面略L字状の被溶融部5を次の薄肉単材4
の成形時に合成樹脂材料の一方向に流れる溶融熱
によつて溶融しながら融合一体化して薄肉単材4
を連設せしめて形成すればよいものである。
(考案の効果) 本考案は以上のような特徴を有するものなるた
め、次のような効果を有するに至つた。
(イ) 薄肉単材の後方端部に突出形成された断面略
L字状の被溶融部と、次の薄肉単材の前方端部
が熱融合により一体的に接合されて構成された
ものなるため、薄肉単材間の接合部の強度は非
常に大となり、その接合面は堅牢であるととも
に決してその部分から剥離、割れ、反り等が一
切生じることがない格別な実用的効果を得た。
(ロ) 薄肉単材間の接合は、射出材料の溶融熱によ
つて熱融合されるため、従来のように別途加熱
器等の器具を必要とすることもなく融合一体化
できるという効果がある。
(ハ) さらに、リブの形成等がないため、成形金型
の構造が簡単となる他、薄肉成形物が容易に成
形できる従来にない実用的効果がある。
(ニ) また、本考案に係る薄肉単長尺化粧材は、家
具の周り縁や額縁等の他、建材その他の材料と
して幅広く使用できる等の実用性がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例としての薄肉長尺化粧材を示
し、イは平面図、ロは正面図、ハはイのA−A線
断面図、ニはイのB−B線断面図。第2図は薄肉
単材の概略断面図。第3図は成形作業を説明する
ための図で、イは概略平面図、ロは拡大縦断面
図。第4図は他実施例としての化粧材を示し、イ
は平面図、ロは拡大縦断面図。第5図は他実施例
としての連設手段を示す縦断面図。 1……薄肉長尺化粧材、4……薄肉単材、5…
…被溶融部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 単材の後方端部を金型のキヤビテイ内に残した
    状態で、次の単材を射出成形しながら前方の単材
    と連設し、順次成形される複数の単材の連設によ
    つて形成される長尺化粧材において、前記単材は
    全体が薄肉状の薄肉単材4として形成され且つ表
    面が所望の凹凸等の形状に形成されてなるととも
    に後方端部に断面略L字状の被溶融部5が突出形
    成されてなり、次の薄肉単材4′の射出成形時に
    前記被溶融部5の上方のゲート7から射出される
    合成樹脂材料の溶融熱を利用して、該ゲート7の
    直下の被溶融部5を一方向に流れる材料熱によつ
    て溶融せしめて熱融合により前記薄肉単材4と次
    の薄肉単材4′とを一体連設し、順次多数の薄肉
    単材4、……の熱融合連設により且つ表面に所望
    の凹凸形状等を具備せしめて構成してなることを
    特徴とする薄肉長尺化粧材。
JP1979141873U 1979-10-13 1979-10-13 Expired JPS6245857Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979141873U JPS6245857Y2 (ja) 1979-10-13 1979-10-13

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JP1979141873U JPS6245857Y2 (ja) 1979-10-13 1979-10-13

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Publication Number Publication Date
JPS5657817U JPS5657817U (ja) 1981-05-19
JPS6245857Y2 true JPS6245857Y2 (ja) 1987-12-09

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ID=29373186

Family Applications (1)

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JP1979141873U Expired JPS6245857Y2 (ja) 1979-10-13 1979-10-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5440859A (en) * 1977-09-07 1979-03-31 Asahi Chem Ind Co Ltd Mold for connection molding

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5440859A (en) * 1977-09-07 1979-03-31 Asahi Chem Ind Co Ltd Mold for connection molding

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JPS5657817U (ja) 1981-05-19

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