JPS6244999B2 - - Google Patents
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- JPS6244999B2 JPS6244999B2 JP55030115A JP3011580A JPS6244999B2 JP S6244999 B2 JPS6244999 B2 JP S6244999B2 JP 55030115 A JP55030115 A JP 55030115A JP 3011580 A JP3011580 A JP 3011580A JP S6244999 B2 JPS6244999 B2 JP S6244999B2
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- sludge
- septic tank
- human waste
- tank
- aerated
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- Expired
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Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
し尿浄化槽汚泥（以下浄化槽汚泥とする）は、
従来からし尿処理施設でし尿と混合されて処理さ
れているが、浄化槽汚泥は質量とも変動が大き
く、定常的な活性汚泥処理が困難なため、近頃で
は浄化槽汚泥貯留槽をし尿とは別に設けてその流
入量を平均化したり、浄化槽汚泥を単独に前処理
したりしている。しかしながら、浄化槽汚泥を前
処理してもその性状は例えばBODで1000〜10000
mg／程度の範囲で変動するため、浄化槽汚泥流
入量の大きい施設では汚濁物の負荷が変動し安定
した処理が困難となり、大きな問題となつてい
る。 また、浄化槽汚泥の処理法として浄化槽汚泥を
直接遠心脱水し、分離水を活性汚泥処理し、汚泥
は別途処分するなどの方法が考えられているが、
浄化槽汚泥の汚泥濃度の変動が大きく、平均槽を
設けても安定した脱水が困難であるばかりでな
く、脱水処理、脱水汚泥処分時に悪臭が発生する
こともあり、また上記した如く分離水水質の変動
によつて安定した活性汚泥処理が困難な状態にあ
る。 本発明は、上記従来の欠点を解消し、常に処理
を安定して効率よく行わせるとともにその設備を
も節減しようとすることを目的とするものであ
る。 本発明は、し尿と浄化槽汚泥を処理する方法に
おいて、浄化槽汚泥とし尿の二次処理工程の余剰
活性汚泥とを同時に曝気することによつて浄化槽
汚泥の分離水水質を改良するとともに沈降，濃縮
性状を向上し、然る後に濃縮工程で濃縮し、濃縮
汚泥を脱水処理，処分することを特徴とするもの
である。 さらに沈降性，濃縮性を向上するために、曝気
後、高分子凝集剤を添加してフロツク径を増加し
たところ沈降，濃縮性が向上したばかりでなく曝
気，沈降だけでは分離水に残留してしまうSS分
をも捕捉され、極めて澄明な分離水を得ることが
できる。 さらに本発明の一実施態様を図を参照しつつ説
明すれば、次の通りである。 し尿１は一次処理を受けたのち活性汚泥曝気槽
２に流入し、活性汚泥処理が完了したのち固液分
離工程３において固液分離された汚泥の一部は返
送汚泥４として活性汚泥曝気槽２に返送され、活
性汚泥処理水５は放流される。一方、浄化槽汚泥
６は余剰活性汚泥７とともに汚泥曝気槽８に導入
され酸素を含有する気体、例えば空気で曝気され
る。曝気日数は余剰活性汚泥に対する浄化槽汚泥
の量と曝気強度によつて決められるが、浄化槽汚
泥と生し尿の流量が１：１のとき３日前後の曝気
が適当である。曝気された混合汚泥は濃縮工程９
に流入し、濃縮汚泥１０は要すれば高分子凝集剤
１１と混和されたのち脱水工程１２で脱水され
る。濃縮工程９，脱水工程１２の分離水１４，１
５は雑廃水として活性汚泥曝気槽２に流入し、処
理され、脱水ケーキ１６は別途処分される。濃縮
工程９における濃縮性，分離水水質を一層向上さ
せるためには汚泥曝気槽８から流出する汚泥に高
分子凝集剤１１を混入しフロツク形成槽１３でフ
ロツクを増強させるとよい。 さらに濃縮汚泥１０は、高分子凝集剤１１を混
和する前に、貯留槽を設けて一旦貯留してから脱
水してもよい。また固液分離工程３から流出する
活性汚泥処理水５をさらに例えば凝集処理工程１
７において三次処理をした場合に生ずる凝集汚泥
１８を汚泥曝気槽８で混合曝気してもよいが、こ
の場合酸で混合液のPHを中性以下にした方が凝集
汚泥１８中のPO4の溶出を防止するうえで都合が
よい。また凝集汚泥１８を汚泥曝気槽８と脱水工
程１２の間いずれの工程に注入しても上記のPO4
の溶出を防止することができる。 次に実施例を示す。 浄化槽汚泥は腐敗式，曝気式を１：１に混合し
たものを用い、余剰活性汚泥はし尿処理をしてい
る活性汚泥、パイロツトプラントの返送汚泥、凝
集汚泥はし尿処理水を回分式に凝集して発生した
ものを用いた。これらの汚泥を３日間それぞれ空
気，酸素で曝気したのち、汚泥を遠心分離
（2000rpm5分）して得た分離水水質を測定した。 さらに曝気した汚泥にスミフロツクFC300（商
品名、カチオン性高分子凝集剤）を添加し単純沈
降（12時間）後の上澄水を分析に供した。単純沈
降およびSV（Sludge Volume）の測定は1000ml
のメスシリンダーで行つた。実験条件と結果を次
表に示す。
従来からし尿処理施設でし尿と混合されて処理さ
れているが、浄化槽汚泥は質量とも変動が大き
く、定常的な活性汚泥処理が困難なため、近頃で
は浄化槽汚泥貯留槽をし尿とは別に設けてその流
入量を平均化したり、浄化槽汚泥を単独に前処理
したりしている。しかしながら、浄化槽汚泥を前
処理してもその性状は例えばBODで1000〜10000
mg／程度の範囲で変動するため、浄化槽汚泥流
入量の大きい施設では汚濁物の負荷が変動し安定
した処理が困難となり、大きな問題となつてい
る。 また、浄化槽汚泥の処理法として浄化槽汚泥を
直接遠心脱水し、分離水を活性汚泥処理し、汚泥
は別途処分するなどの方法が考えられているが、
浄化槽汚泥の汚泥濃度の変動が大きく、平均槽を
設けても安定した脱水が困難であるばかりでな
く、脱水処理、脱水汚泥処分時に悪臭が発生する
こともあり、また上記した如く分離水水質の変動
によつて安定した活性汚泥処理が困難な状態にあ
る。 本発明は、上記従来の欠点を解消し、常に処理
を安定して効率よく行わせるとともにその設備を
も節減しようとすることを目的とするものであ
る。 本発明は、し尿と浄化槽汚泥を処理する方法に
おいて、浄化槽汚泥とし尿の二次処理工程の余剰
活性汚泥とを同時に曝気することによつて浄化槽
汚泥の分離水水質を改良するとともに沈降，濃縮
性状を向上し、然る後に濃縮工程で濃縮し、濃縮
汚泥を脱水処理，処分することを特徴とするもの
である。 さらに沈降性，濃縮性を向上するために、曝気
後、高分子凝集剤を添加してフロツク径を増加し
たところ沈降，濃縮性が向上したばかりでなく曝
気，沈降だけでは分離水に残留してしまうSS分
をも捕捉され、極めて澄明な分離水を得ることが
できる。 さらに本発明の一実施態様を図を参照しつつ説
明すれば、次の通りである。 し尿１は一次処理を受けたのち活性汚泥曝気槽
２に流入し、活性汚泥処理が完了したのち固液分
離工程３において固液分離された汚泥の一部は返
送汚泥４として活性汚泥曝気槽２に返送され、活
性汚泥処理水５は放流される。一方、浄化槽汚泥
６は余剰活性汚泥７とともに汚泥曝気槽８に導入
され酸素を含有する気体、例えば空気で曝気され
る。曝気日数は余剰活性汚泥に対する浄化槽汚泥
の量と曝気強度によつて決められるが、浄化槽汚
泥と生し尿の流量が１：１のとき３日前後の曝気
が適当である。曝気された混合汚泥は濃縮工程９
に流入し、濃縮汚泥１０は要すれば高分子凝集剤
１１と混和されたのち脱水工程１２で脱水され
る。濃縮工程９，脱水工程１２の分離水１４，１
５は雑廃水として活性汚泥曝気槽２に流入し、処
理され、脱水ケーキ１６は別途処分される。濃縮
工程９における濃縮性，分離水水質を一層向上さ
せるためには汚泥曝気槽８から流出する汚泥に高
分子凝集剤１１を混入しフロツク形成槽１３でフ
ロツクを増強させるとよい。 さらに濃縮汚泥１０は、高分子凝集剤１１を混
和する前に、貯留槽を設けて一旦貯留してから脱
水してもよい。また固液分離工程３から流出する
活性汚泥処理水５をさらに例えば凝集処理工程１
７において三次処理をした場合に生ずる凝集汚泥
１８を汚泥曝気槽８で混合曝気してもよいが、こ
の場合酸で混合液のPHを中性以下にした方が凝集
汚泥１８中のPO4の溶出を防止するうえで都合が
よい。また凝集汚泥１８を汚泥曝気槽８と脱水工
程１２の間いずれの工程に注入しても上記のPO4
の溶出を防止することができる。 次に実施例を示す。 浄化槽汚泥は腐敗式，曝気式を１：１に混合し
たものを用い、余剰活性汚泥はし尿処理をしてい
る活性汚泥、パイロツトプラントの返送汚泥、凝
集汚泥はし尿処理水を回分式に凝集して発生した
ものを用いた。これらの汚泥を３日間それぞれ空
気，酸素で曝気したのち、汚泥を遠心分離
（2000rpm5分）して得た分離水水質を測定した。 さらに曝気した汚泥にスミフロツクFC300（商
品名、カチオン性高分子凝集剤）を添加し単純沈
降（12時間）後の上澄水を分析に供した。単純沈
降およびSV（Sludge Volume）の測定は1000ml
のメスシリンダーで行つた。実験条件と結果を次
表に示す。
【表】
【表】
以上述べたように、本発明は浄化槽汚泥をあら
かじめし尿の二次処理工程の余剰活性汚泥と混
合、曝気することによつてその浄化効果を促進
し、これら汚泥を濃縮、脱水することによつてし
尿処理における水質、水量を安定たらしめて処理
の効率化をはかり、さらにその負荷を軽減させる
ことができるから設備の節減を可能にするととも
に操作を容易にすることができるものである。
かじめし尿の二次処理工程の余剰活性汚泥と混
合、曝気することによつてその浄化効果を促進
し、これら汚泥を濃縮、脱水することによつてし
尿処理における水質、水量を安定たらしめて処理
の効率化をはかり、さらにその負荷を軽減させる
ことができるから設備の節減を可能にするととも
に操作を容易にすることができるものである。
第１図は本発明の一実施態様を示す系統説明図
である。 １……し尿、２……活性汚泥曝気槽、３……固
液分離工程、４……返送汚泥、５……活性汚泥処
理水、６……浄化槽汚泥、７……余剰活性汚泥、
８……汚泥曝気槽、９……濃縮工程、１０……濃
縮汚泥、１１……高分子凝集剤、１２……脱水工
程、１３……フロツク形成槽、１４……分離水、
１５……分離水、１６……脱水ケーキ、１７……
凝集処理工程、１８……凝集汚泥。
である。 １……し尿、２……活性汚泥曝気槽、３……固
液分離工程、４……返送汚泥、５……活性汚泥処
理水、６……浄化槽汚泥、７……余剰活性汚泥、
８……汚泥曝気槽、９……濃縮工程、１０……濃
縮汚泥、１１……高分子凝集剤、１２……脱水工
程、１３……フロツク形成槽、１４……分離水、
１５……分離水、１６……脱水ケーキ、１７……
凝集処理工程、１８……凝集汚泥。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ し尿とし尿浄化槽汚泥を処理する方法におい
て、浄化槽汚泥をし尿の二次処理工程の余剰活性
汚泥と混合し、酸素を含有するガスで曝気したの
ち汚泥を濃縮し、脱水処理することを特徴とする
し尿浄化槽汚泥の処理方法。 ２ 前記曝気した汚泥に高分子凝素剤を混合し、
フロツクを増強したのちに汚泥を濃縮し、脱水処
理する特許請求の範囲第１項記載のし尿浄化槽汚
泥の処理方法。 ３ 前記浄化槽汚泥にし尿の二次処理工程の余剰
活性汚泥と三次処理工程として凝集処理を行つた
場合に発生する鉄あるいはアルミニウムを含有す
る凝集汚泥とを混合曝気する特許請求の範囲第１
項、第２項記載のし尿浄化槽汚泥の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3011580A JPS56126498A (en) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | Treatment of sludge in night soil purifying tank |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3011580A JPS56126498A (en) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | Treatment of sludge in night soil purifying tank |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56126498A JPS56126498A (en) | 1981-10-03 |
| JPS6244999B2 true JPS6244999B2 (ja) | 1987-09-24 |
Family
ID=12294776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3011580A Granted JPS56126498A (en) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | Treatment of sludge in night soil purifying tank |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56126498A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH045400A (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-09 | Osaka Kizai Kogyosho:Kk | エアーバック・ジャッキ・システムによる、トンネル内・管運搬・芯出し接合方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5861890A (ja) * | 1981-10-07 | 1983-04-13 | Nishihara Environ Sanit Res Corp | 汚水処理方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49109264A (ja) * | 1973-02-21 | 1974-10-17 | ||
| JPS5133517A (ja) * | 1974-09-17 | 1976-03-22 | Hitachi Ltd | Pataankoseiho |
| JPS5435414A (en) * | 1977-08-22 | 1979-03-15 | Chronister Clyde H | Selffoperated fluid seal valve |
-
1980
- 1980-03-10 JP JP3011580A patent/JPS56126498A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49109264A (ja) * | 1973-02-21 | 1974-10-17 | ||
| JPS5133517A (ja) * | 1974-09-17 | 1976-03-22 | Hitachi Ltd | Pataankoseiho |
| JPS5435414A (en) * | 1977-08-22 | 1979-03-15 | Chronister Clyde H | Selffoperated fluid seal valve |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH045400A (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-09 | Osaka Kizai Kogyosho:Kk | エアーバック・ジャッキ・システムによる、トンネル内・管運搬・芯出し接合方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56126498A (en) | 1981-10-03 |
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