JPS623812Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パンフレツトを開いた時にある形を
したものがパンフレツト面より立ち上るようにし
て、読者に対して関心を惹起させようとするもの
である。

今迄に飛び出し絵本などとして本を開いた時に
絵などが立ち上るようにしたものはあるが、その
製作には手数がかかり、価格を安くできなかつ
た。本考案は非常に簡単にこのようなものが製作
できるようにしたものである。

本考案について以下一実施例について説明す
る。

第１図はパンフレツト１の中央２葉を示すもの
で、左葉２と右葉３との中央線４に対して対称的
にそれぞれビン形５，５′、コツプ形６，６′の外
形を中新線４近くの底部分７，７′，８，８′を残
して切込９を入れ、また、ビン形５，５′および
コツプ形６，６′の中央線４より最も離れた部分
１０，１０′，１１，１１′に糊を付けて（片方だ
けでもよい）、各ビン形５，５′、コツプ形６，
６′を切込線より起して相互に貼り合せて、第２
図に示すように構成する。そうすれば、ビンとコ
ツプが底部分７，７′，８，８′を支線として折れ
曲つて立ち上つたまま安定する。左葉２と右葉３
を中央線４に従つて閉じると、ビン形５，５′、
コツプ形６，６′はそれぞれもとの切込部に戻
り、一枚の紙となる。それゆえ、第３図のよう
に、左葉２、右葉３にそれぞれ表表紙１２、裏表
紙１３を設ければ、表紙により覆われてパンフレ
ツトを構成し、これら各頁に適宜必要とする説明
文を印刷しておけば、読者がパンフレツトを開く
と、ビンとコツプが立ち上つて、読者の商品への
興味を一層そそることになる。

なお、本考案による前記実施例のものを工業的
に製作するには、例えば第４〜６図に示すような
工程で行えばよい。

即ち、第４図に示すように、一枚の紙よりなる
パンフレツト１の両側縁１４，１４′に糊を付
け、その糊付部分近くに底部分７，７′，８，
８′を残して図形切込９を入れ、これを第５図に
示すように線１５，１５′で折り畳み、糊付した
両側縁１４，１４′を中央線４に沿つて貼り付け
る。次に第５図において、切り込まれた図形の中
央線４より離れた部分１０，１０′，１１，１
１′に糊を付けて（片方の１０，１１のみに付け
てもよい）、中央線４に沿つて再び折り畳んで第
６図のよにする。こうすれば、部分１０，１０′
と１１，１１′はそれぞれ貼り合されるので、そ
の後、中央線４とは反対側縁近くの線１６に沿つ
て切断すれば、本考案のホツプアツプパンフレツ
トができあがる。

上記したように、本考案によるホツプアツプパ
ンフレツトは、パンフレツト中央部を開けばその
宣伝対象となる製品図形が立ち上つて飛び出し、
読者の興味を高めるので、その印刷された宣伝文
などとともに読者に対する効果を増大する。ま
た、その製作も容易であるので安価に需要に応じ
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図は本考案による一実施
例の説明図で、第１図、第２図はその製作原理を
示す図、第３図は完成したパンフレツトを開いた
状態を示す斜視図、第４図、第５図、第６図は工
業的に製作する場合の一例を示す工程図である。 １……ホツプアツプパンフレツト、２，３……
中央２葉部分、４……中央線、５，５′，６，
６′……切抜図形部、９……切込線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ４葉よりなるパンフレツトの中央２葉部分にお
   いて、その中央線に対し対称的に中央線より遠い
   部分を中央線附近部を残して必要図形に切り抜
   き、その切り抜き部分の先端部同志を接着してな
   るホツプアツプパンフレツト。