JPS6230106A - 重合体の回収法 - Google Patents

重合体の回収法

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JPS6230106A
JPS6230106A JP16923185A JP16923185A JPS6230106A JP S6230106 A JPS6230106 A JP S6230106A JP 16923185 A JP16923185 A JP 16923185A JP 16923185 A JP16923185 A JP 16923185A JP S6230106 A JPS6230106 A JP S6230106A
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JP
Japan
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polymer
latex
parts
weight
coagulation
Prior art date
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Application number
JP16923185A
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English (en)
Inventor
Shigeru Murayama
滋 村山
Kenichi Urabe
占部 健一
Yoshitaka Kawahara
義隆 川原
Mikio Takeuchi
幹雄 竹内
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、熱可塑性樹脂ラテックスからスクリュータイ
プ絞り脱水機を用いて連続的に重合体を回収する方法に
関する。
b、 従来の技術 従来、熱可塑性樹脂ラテックスから重合体を回収する方
法として、通常、最も多く採用されている方法は、熱可
塑性樹脂ラテックスに含まれる乳化剤を失活させる、い
わゆる凝固剤の添加により凝固し遊離した微細な重合体
を合着造粒し、濾過あるいは遠心脱水し、ある程度水分
を除いたのち、さらに気流および流動乾燥機で熱風乾燥
後、押出機にて重合体を回収するという極めて多種多様
の工程を必要とし、かつ多大なユーティリティーや労力
を費やすこと、工程中の重合体のロスが大きいこと、異
物の混入を防ぐことが困難なこ七などの好ましくない点
が多い。
そこでこれらの欠点を改良するために、たとえば熱可塑
性樹脂ラテックスを凝固処理したのち、スラリー状態の
ままでスクリュータイプの絞り脱水機に供給し、スクリ
ュー内部で機械的絞りを行い、大部分の水をスクリュー
後部に設けた脱水機構部より排出し、さらにスクリュー
先端部に位置するベントロより残りの水分を蒸発せしめ
て排出し、溶融した重合体を連続的に回収するという、
従来の凝固−説水一乾燥一造粒工程の内、脱水、乾燥、
造粒を一気に行なって、工程を簡略化する方法が提案さ
れている。(特公昭50−17227号、特開昭56−
131656号等) C3発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の凝固法で得られる凝固物は、凝固剤
に無機酸を用いた場合、回収した粒子は粗いものも含ま
れるが、微粒子もかなり存在して巾の広い粒径分布を呈
し、また無機塩を用いた場合は、微細粒子を多(含んだ
粒径分布となる。したがってスクリュータイプ絞り脱水
機を使用する方法では、工程の簡略化という点ではすぐ
れているものの、微細粒子が脱水機構部から水に同伴し
て洩れ、それがロスとなり重合体を効率よく回収できな
い。また、脱水機構部からの重合体のロスを減らすため
に、脱水機構の目開きを小さくしたり、絞りの圧力を低
くしたりすると、脱水率が悪くなって脱水後の重合体の
水分が高くなり、後工程で、蒸発にて水分を除去するに
際し、余分なエネルギーを消費することになる等の欠点
がある。
そこで本発明者らは、如何にしてスクリュー絞り断水機
の脱水機構部からの粒子の洩れを防止して回収効率を上
げ、かつ吐出安定性を向上させるという点について鋭意
検討した。
その方法として、 ■ 脱水機構をフィルターまたはスリット構造とし、フ
ィルターの目開きやスリットの隙間を小さくすること ■ 凝固粒子を肥大化させるべく凝固法を改善すること の2つの方策が考えられた。
しかしながら、脱水機構のスリット隙間を小さくするこ
とは、機械的強度上の制約ならびに脱水量の減少による
能力低下、目詰りなどのため、おのすと限界がある。
そこで、粒子を肥大化するための凝固法の改善    
゛について種々鋭意研究を行った。その結果、特定の凝
固法とスクリュータイプの絞り脱水機とを組合せること
によって回収効率および吐出安定性が著しく向上するこ
とを見出し、本発明に到達した。
d1問題点を解決するための手段 本発明は、熱可塑性樹脂ラテックスから重合体を回収す
る方法において、 (イ)熱可塑性樹脂ラテックス(A)に、沸点50〜2
0℃の有ja溶媒を、(A)の重合体100重量部に対
して0.5〜20重量部含有もしくは添加させ、凝固剤
を(A)の重合体100重量部に対し0.1〜IO重量
部加えて凝固処理し、必要に応じて脱水して好ましくは
含水率lO〜70%の重合体を得、(ロ)上記(イ)の
工程で得られた凝固物をスクリュータイプ絞り脱水機に
供給する ことを特徴とする重合体の回収法を提供するものである
。。
本発明が適用される熱可塑性樹脂ラテックスとしては、
例えば一般の乳化重合法で得られた■スチレン、α−メ
チルスチレン、P−メチル−スチレン等のビニル芳香族
単量体の単独重合体あるいは共重合体ラテックス、■ア
クリロニトリル、メタアクリロニトリル、メチルアクリ
レート、メチルメタアクリレート、ブチルメタアクリレ
ートなどのアクリル系単量体の単独重合体あるいは共重
入!表−15,,力η 谷し晋コ吊早ノ↓バー(≦l!
I L小ダ日人物からなる共重合体ラテックス、■上記
単量体の少なくとも一種とブタジェン、イソプレン等の
ジオレフィン系単量体との共重合体ラテックス、■上記
■、■に記載の単量体の少なくとも一種と上記■を含む
一種以上のジオレフィン系共重合体とのグラフト重合体
ラテ・ノクス、■上記■、■に記載の単量体の少なくと
も一種とジオレフィン系重合体および/または上記■と
のグラフト重合体ラテックス、■上記の、■の単量体の
少なくとも一種とN−置換マレイミド化合物との共重合
体ラテックス、■上記■、■の単量体の少なくとも一種
とN−置換マレイミド化合物とポリブタジェンまたはブ
タジェンとモノオレフィン系単量体のブタジェン系共重
合体とのグラフト重合体ラテックス、■上記単量体の少
なくとも一種とポリブタジェンとブタジェン系共重合体
の混合物とN−置換マレイミド化合物とのグラフト重合
体ラテックス、[相]上記の重合体ラテックス、共重合
体ラテックスおよびグラフト重合体ラテックスの二種以
上の混合ラテックスが挙げられる。
上記以外に、バルク重合、溶液重合、溶液バルク重合、
懸濁重合等により得られた重合体を乳化剤により乳化し
て得られる再乳化ラテックスであってもよい。しかし好
ましくは乳化重合法で得られる重合体ラテックスである
本発明における沸点50〜200℃の有機溶媒(以後、
粘結剤という)を用いる凝固法とは、以下に述べる方法
である。
熱可塑性樹脂ラテックスは、粘結剤を含有もしくは添加
し混合したのち、凝固槽に供給される。
凝固槽においてラテックスは、一定温度に加温され、か
つ撹拌され、ここに凝固剤を滴下することにより、ラテ
ックスは凝固されて、熱可塑性樹脂粒子を含んだ水スラ
リーが得られる。
粘結剤はこれを予め上記ラテックスに含有または添加さ
せておくと、粘結剤によってラテックス中の樹脂微粒子
の表面が膨潤し、樹脂微粒子が凝固する際に、その粘結
効果によって粘結剤を含有または添加しない場合より大
粒径の樹脂粒子が得られる。粘結剤は上記ラテックスに
添加するのが好ましい。
上記粘結剤は、通常、ラテックスに添加するが、ラテッ
クス中の未反応の残留単量体等が上記作用を引き起すに
充分な量含有しておれば、これらを新たに添加する必要
はない。ただし、有機溶媒および/または有機車量体の
回収工程、および循環して再利用する工程を考慮すると
、有機単量体はこれらの工程中で重合し、装置等を閉塞
させることがあるので、粘結剤はラテックスに別途含有
または添加することが好ましい。
本発明における凝固法に用いられる粘結剤は、50〜2
00℃の沸点をもつ有機溶媒およびモノマーであり、代
表的なものを挙げれば、トルエン、シクロヘキサン等の
炭化水素溶媒、スチレン等のビニル系モノマー、ハロゲ
ン化炭化水素等かあるいはこれらの混合物である。有機
溶剤の沸点は、好ましくは70〜150℃であり、さら
に好ましくは80〜120℃の沸点のものであり、水に
難溶性のものが好ましい。その含有量または添加量は、
一般に重合体100重量部に対して0.5〜20重量部
、好ましくは1〜5重量部、さらに好ましくは1.5〜
3.5重量部である。
粘結剤の水に対する溶解度(20℃)は、好ましくは5
重量%以下、さらに好ましくは3重量%以下、特に好ま
しくは1重量%以下である。この条件のものを使用する
と、さらに優れた本発明の効果かえられるので好ましい
。また粘結剤の沸点が上記範囲より低くまた含有量が上
記範囲より少ないと、得られる本発明の効果は少な(、
上記範囲より沸点が高い場合や含有量が多いと、後工程
の押出機での脱気負荷が過大になって、製品中に粘結剤
が残留する恐れがある。
凝固槽に供給する熱可塑性樹脂ラテックスと粘結剤混合
物の温度は常温でも良いが、好ましくは70〜90℃に
加熱した方が、粒径肥大化の効果は大きい。またラテッ
クスと粘結剤との混合には、単に配管の途中にて添加す
るよりは、強制的に混合を促す装置を用いて行なった方
が効果があり、その’AHとしては、スタティックミキ
サー、ラインミキサー等が好ましく用いられる。
本発明に用いられる凝固剤は、無機塩類では、たとえば
CaCE z 、BaCN z 、MgCN z 、M
gSO4、無機酸類ではたとえばHC7!、tlzsO
nなどから選ばれた化合物またはそれらの混合物である
が、特に製’T4 ’; −$ 1 ’ @凝T、f:
l頚りメ〕・量7;、心可望性樹脂ラテックスの重合時
に使用される乳化剤の種類または量により決定される。
一般に重合体100重量部に対して0.1〜10重量部
、好ましくは0.5〜5.0重量部、さらに好ましくは
1.0〜3.0重量部である。0.1重量部未満ではラ
テックスの凝固が不十分であり、使用量が10重量部を
越えても、得られる凝固状態および粒径には殆ど変りが
なく、不経済である。 こうした凝固法で得られた大粒
径の樹脂粒子からなるスラリーを、シフター、遠心分離
機などで予備脱水したのち、スクリュータイプの絞り脱
水機に供給する。スラリーは、絞り脱水機内で機械的に
圧搾され、絞り出された水分は、脱水機内に設けられた
脱水機構部から排出される。スラリー中の樹脂粒子の粒
径を大きくしたことにより、排出水中への微粒子の同伴
は非常に少なくなり、樹脂粒子は殆んど全量が絞り脱水
回収される。
スリットから漏洩した僅かな微粒子は、再び凝固槽へ戻
すことにより、粒径が肥大化し、系内に微粒子が蓄積さ
れることなく回収可能となる。
微粒子を凝固槽へ戻すとき、微粒子に本発明で用いるト
ルエン、スチレンなどの有機単量体ある・、゛、;有機
溶1である粘結剤を/f−1すれば粒径肥大化の効果は
さらに向上する。
このように、粘結剤添加凝固法と絞り脱水機とを組合わ
せることで、樹脂のロスの非常に少ない、かつ工程の簡
略化された効率のよい重合体の回収プロセスを構成でき
、しかも回収された重合体の品質は、従来の凝固法で得
られるものと何ら変わることはない。また、絞り脱水機
に、混練ベント押出機構を直結して一体化した絞り脱水
押出機とすれば、脱水後の樹脂に溶融され残存する少量
の水は、ベントロから蒸発して排出され、乾燥した樹脂
は先端より押出され造粒されて製品となる。
この製品に副原料(たとえば、アクリロニトリル、スチ
レン共重合体)や各種の添加剤を混合する場合であれば
、絞り脱水押出機の途中にこれらの供給口を設けて、脱
水、乾燥後の該重合体と上記副原料および添加剤とを混
練してブレンド製品化することにより、中間製品を経ず
して目的とする製品を得ることが出来る。
また、脱水機にベントロを設けず、同機出口より水分1
〜15%を含有したベレットなどを取り出し、これと、
上記の副原料や添加剤などを混合して別のベント押出機
にて処理し、製品として回収することも可能であり、種
々の副原料とブレンドした製品を多種類かつ少量製造す
る場合には、貫用される構成である。
さらに、本発明の優れた効果として、押出工程において
、脱水機構部よりの樹脂洩れが少なくなり、絞りが安定
し、同工程への樹脂の供給量が一定となるため、いわゆ
るサージング現象が、従来の方法に比べ大幅に改善され
、吐出安定性が向上する。この効果は、実生産規模では
重要な効果である。
e、実施例 以下に実施例および比較例によって本発明の詳細な説明
する。なお断らないかぎり、以下の実施例、比較例にお
ける部および%は、重量部および重量%を意味する。ま
たスクリュータイプ絞り脱水押出機の型式は、実施例に
記載のものに限定されるものではなく、−軸または多軸
、スクリューの噛み合い、非噛み合い、回転方向、ベン
トの有無、段数など特に制約されるものではない。
実施例1 (熱可塑性樹脂ラテックスの製造) ポリブタジェンラテックス40部(固型分)にステアリ
ン酸ソーダ1部、蒸留水200部およびラジカル重合触
媒を混合し、これにスチレン43部、アクリロニトリル
17部からなる混合物を滴下し、反応温度85℃、反応
時間5時間で乳化重合することにより、重合転化率98
%、固型分含有量33%の熱可塑性樹脂ラテックス■を
得た。
(凝固) 上記ラテックスを用い、第1図に示す凝固装置により、
表−1の凝固条件で粘結剤添加凝固法を実施した。この
工程を第1図を参照しながら説明する。
熱可塑性樹脂ラテックスは、貯蔵タンクlからフィード
ポンプ2によりラインミキサー7に供給される。その途
中に粘結剤貯蔵タンク3からフィードポンプ4にて粘結
剤を添加し、ラインミキサー7でラテックスと混合した
後、凝固槽8に供給される。一方、凝固剤水溶液を貯蔵
タンク5から凝固槽8に添加する。供給された材料は凝
固槽8において加熱用蒸気管10および攪拌翼9により
加温、攪拌され、ここでラテックス/粘結剤混合物は凝
固し、大粒径の粒子を形成する。
表−1に凝固条件を記す。
表−1 以上の凝固条件で実施した結果、表−2に示す粒径分布
の粒子からなるスラリーを得た。
表−2 (スクリュータイプ絞り脱水機による造粒)前記凝固法
で得られたスラリーをシフターにて水切り後、絞り脱水
押出機による絞り脱水、乾燥および造粒を実施した。
スクリュータイプ絞り脱水押出機は第2図に示す形式の
ものであり、スクリューは2軸非噛合い異方向65酊φ
、L/D =32、ヘントは2段、脱水機構としては脱
水スリットを用い、目開き0.20(70メツシユに相
当)を用いた。
第2図において、フィードホッパー11から投入された
スラリーは、スクリューフィーダー12を経てスクリュ
ータイプ絞り脱水機13へ供給される。
スラリーは絞り脱水機内で機械的に圧搾され、絞り出さ
れた大部分の水は、脱水スリット14から排出される。
脱水された重合体は、そののち溶融状態となり、残存す
る少量の水および残留溶媒は、ベントロ15.16から
蒸発して排出17され、重合体は押出機先端で造粒され
て連続的に回収された。
得られた重合体は発泡もなく乾燥も十分で、従来の凝固
−説水一乾燥一造粒で得られるものと比較しても何ら遜
色はなかった。図中、Mはモーターである。
この実施例−1の凝固工程において得られたスラリー粒
径は、前記表−2の如<0.2n以上の粒子が全粒子の
97%を占めており、絞り脱水機からの脱水液中への洩
れ粒子は表−6の結果となった。
実施例2 (熱可塑性樹脂ラテックスHの製造) ポリブタジェンラテックス25部(固形分)に、ステア
リン酸ソーダ1部、蒸留水200部およびラジカル重合
触媒を混合し、これらスチレン53部、アクリロニトリ
ル22部からなる混合物を滴下し、反応温度85℃、反
応時間1.5時間で乳化重合することにより、重合転化
率98%、固型分含有量30%の熱可塑性樹脂ラテック
ス■を得た。
(凝固) 上記ラテックスを用い、粘結剤をシクロヘキサンに変え
た以外は、実施例1と同一条件にて凝固を実施した。
上記の凝固によって得られた粒子の粒径分布は表−3の
如くであった。
表−3 上記凝固法で得られた粒子を、実施例−1と同条件で絞
り脱水押出機にて造粒した。結果は表−6の如く、実施
例−1とほぼ同様となった。
比較例1 実施例−1で得られた熱可塑性樹脂ラテックス■を用い
、粘結剤を添加しない従来の凝固法により凝固を実施し
た。凝固条件は粘結剤を添加しない以外は実施例−1と
同条件である。
上記の凝固によって得られた粒子の粒径分布は表−4の
如くであった。
表−4 (スクリュータイプ絞り脱水押出機による造粒)上記凝
固法で得られた粒子を、実施例−1と同条件で絞り脱水
押出機にて処理した。上記凝固によって得られた粒子は
、微粒子が多く、脱水スリットの目開き(0,2fl、
70メツシユ相当)より大きな粒子が約64%と実施例
−1および2に比べ少ないため、脱水スリットよりの粒
子洩れが多く、その脱水液は白濁していた。この洩れ量
は供給した樹脂量に対して19%であり、重合体の回収
方法としては非常に効率が悪かった。
実施例3 実施例−1の絞り脱水押出機のスリットより洩れた微粒
子を凝固槽ヘリサイクルさせながら、実施例−1の凝固
と同一条件で凝固を継続した。
得られた樹脂粒子の粒径分布は表−5の如(で、実施例
−1で得られた粒径とほぼ同等であり、微粒子は蓄積さ
れることなく回収できた。
表−5 ニ冨 実施例4 実施例−1で用いた稜り脱水押出機の第1ベント15と
、第2ベント16の間に、ASペレットおよび滑剤の供
給口を設け、実施例−1で得られた凝固スラリーをスク
リューフィーダー12で押出機に供給し、脱水された重
合体60重量%に対し、ASペレント40重量%および
滑剤を押出機途中より供給し、ブレンドしたのち造粒し
た。
得られた製品は、従来の方法と比較して何ら遜色はなく
、1台の押出機で絞り脱水、乾燥、ブレンドが可能であ
った。
f1発明の効果 本発明による凝固法とスクリュータイプ絞り脱水押出機
との組合せによる重合体の回収方法を用いれば、従来の
方法に比ベニ程が簡略化され、重合体の回収率が大幅に
向上し、かつ押出機での吐出安定性が一段と向上し、省
エネルギー化されたプロセスが可能となり、工業的生産
性にすぐれた重合体の回収方法を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例において使用した凝固装置を
示す概略図であり、第2図は、スクリュータイプ絞り脱
水機の概念図である。 1・・・ラテックス貯蔵タンク、 3・・・粘結剤貯蔵タンク、 5・・・凝固剤貯蔵タンク、7・・・ラインミキサー、
8・・・凝固槽、  10・・・加熱用蒸気配管、12
・・・スクリューフィーダー、 13・・・絞り脱水機、14・・・脱水機構部。 15、16・・・ベントロ。 特 許 出 願 人  日本合成ゴム株式会社(ほか2
名) 第1図 第2図 手 続 争甫 正 書印発) 昭和60年 9月 3日 1、事件の表示 昭和60年特許願第169231号 2、発明の名称 重合体の回収法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称  (417)日本合成ゴム株式会社4、代理人 
〒107 (ほか2名) 5、補正の対象    明細書の「発明の詳細な説明」
の欄。 補正の内容 (11明細書第4頁第6行「断水機」を「脱水機」と訂
正する。 (2)同書第5頁第5行「50〜20℃」をr50〜2
00℃」と訂正する。 (3)同書第8頁第3行「粘結剤はラテックスに別途」
を「有機溶剤を」と訂正する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂ラテックスから重合体を回収する方
    法において、 (イ)熱可塑性樹脂ラテックス(A)に沸点50〜20
    0℃の有機溶媒を、(A)の重合体100重量部に対し
    て0.5〜20重量部含有させもしくは添加し、凝固剤
    を(A)の重合体100重量部に対し0.1〜10重量
    部加えて凝固処理し、必要に応じて脱水し、(ロ)上記
    (イ)の工程で得られた重合体凝固物を、スクリュータ
    イプ絞り脱水機に供給する ことを特徴とする重合体の回収法。
  2. (2)上記(イ)の工程で凝固処理し、脱水して含水率
    10〜70重量%の重合体にすることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の重合体の回収法。
  3. (3)上記(イ)の工程で有機溶媒を(A)に添加する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の重合
    体の回収法。
  4. (4)上記(ロ)の工程で、絞り脱水機より排出する水
    に同伴する重合体微粒子を、上記(イ)の凝固処理工程
    へ再循環することを特徴とする特許請求の範囲第(1)
    項記載の重合体の回収法。
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