JPS62296386A - 電気的抵抗加熱エレメント及び電気ヒータ - Google Patents

電気的抵抗加熱エレメント及び電気ヒータ

Info

Publication number
JPS62296386A
JPS62296386A JP62143423A JP14342387A JPS62296386A JP S62296386 A JPS62296386 A JP S62296386A JP 62143423 A JP62143423 A JP 62143423A JP 14342387 A JP14342387 A JP 14342387A JP S62296386 A JPS62296386 A JP S62296386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resistance
magnetic
heating element
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62143423A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0632273B2 (ja
Inventor
フィリップ エス カーター ジュニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Metcal Inc
Original Assignee
Metcal Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Metcal Inc filed Critical Metcal Inc
Publication of JPS62296386A publication Critical patent/JPS62296386A/ja
Publication of JPH0632273B2 publication Critical patent/JPH0632273B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/10Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor
    • H05B3/12Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/12All metal or with adjacent metals
    • Y10T428/12465All metal or with adjacent metals having magnetic properties, or preformed fiber orientation coordinate with shape
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/12All metal or with adjacent metals
    • Y10T428/12493Composite; i.e., plural, adjacent, spatially distinct metal components [e.g., layers, joint, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/12All metal or with adjacent metals
    • Y10T428/12493Composite; i.e., plural, adjacent, spatially distinct metal components [e.g., layers, joint, etc.]
    • Y10T428/125Deflectable by temperature change [e.g., thermostat element]
    • Y10T428/12521Both components Fe-based with more than 10% Ni

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、強磁性体材料を用いた温度自己調節機能を有
するヒータに関する。より具体的には、性能を向上させ
るための補助的な層を有する強磁性体材料で作製された
自己調節型ヒータに関する。
〔従来の技術〕
本発明は、CarterおよびKrummeの米国特許
第4.256,945号に記載されているような形式の
自動調節機能を有する強磁性体ヒータに関し、上記米国
特許の記載内容の一部である表皮効果(5kin ef
fect) 、侵入度(5kin depth ) 、
自動調節比(autoregulaLing rati
o )等の概念は本発明においても援用されるものであ
る。
低抵抗の非磁性体材料から成る基板上に高抵抗且つ高透
磁率の磁性体材料から成る表面層を設けた自動調節型ヒ
ータは、多くの分野において利用される段階まで開発が
なされている。これらのヒータの作動が良好な理由は、
上記磁性体の表面層中を電流が流れ、且つこの表面層が
高い抵抗率を有するため加熱層としての役割も果たして
いるということに起因するものである。従って、磁性体
表面層としては、高い透磁率番先臣高い抵抗率を有する
ものが要求される。更にまた、所望の利用分野に対応し
得る適切なキュリー温度を有することも要求される。然
しなから、このような構成にしたときの一つの欠点は、
高出力レベルにおいて上記磁性体表面層内の磁場が極め
て高くなり、エルステッド値が高くなると飽和現象を生
じて実効透磁率が相対的に低下することである。
更にまた、キュリー温度以下においては上記磁性体表面
層の発熱部分のインピーダンスの力率(PF)が、例え
ば0.7というように比較的低くなり、そのため同調回
路内に無効力率補正エレメントを設ける必要がある。ヒ
ータの形状を改善し、磁性体層の厚さを増加させても、
力率は最大0.707程度にまでしか達しない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記の構造体に対して更に別の層を追
加することにより上記の制約を克服する手段を提供する
ことにある。このような追加層を設けることによって次
のような多くの改善がなされる。即ち、キュリー温度以
下において高い力率が得られること、インピーダンスマ
ツチングが容易になること、全体的な形状としてさまざ
まな形態のものが可能となること等々であり、その場合
においても、磁性体層の実効透磁率は高く保持され、広
い周波数レンジにおいて良好な性能、即ち、高い自己調
節比(S/R)と高力率が確保されるものである。
而して、上記自己調節比(S/R)は、本発明にか\る
自動調節ヒータを設計する上で重要なパラメータとなる
。この比率は、実効キュリー温度以下におけるヒータの
全抵抗と実効キュリー温度以上におけるヒータの抵抗と
の比率と密接な関連性を有している。電流が一定に保た
れているときにこのような抵抗の変化が生じると、ヒー
タの温度がキュリー温度を超えるとき、当該一定電流に
おける発熱量が急激に減少する。従って、上記自己調節
比(S/R)の値が自動調節性能を決定するものである
JacksonおよびRu5sellは、米国特許第2
.181.274号において磁性体基板上に非磁性体材
料(真鍮が好適とされている。)のシーズを設けたもの
を開示している。彼等はこれを誘導電流で作動させるよ
う提案しており、その場合の最大効率若しくは最大力率
を得るための条件、即ち、効率と力率の最も良好な組合
せを達成するための条件を開示している。然しながら、
Jacksonはオーム結合で使用できるヒータは開示
しておらず、また、自己調節機能についても何ら言及し
ていない。低周波を用いるJacksonの発明は、キ
ュリー温度前後における自己調節機能について何ら考慮
しておらず、また、自動調節効果の重要なファクタであ
る強磁性体材料の実効透磁率の向上がもたらす利点につ
いても何ら言及していない。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明の前記の目的は、電気的抵抗加熱エレメントにお
いて、所定の温度範囲内でその抵抗値が固有の変化特性
に従って変化することにより上記温度範囲内で温度調節
するための手段と、上記範囲の上限域において上記加熱
エレメントの実効リアクタンスを減少せしめる手段と、
を備えた上記の電気的抵抗加熱エレメントによって達成
される。
また、本発明の目的は、自己調節型ヒータにおいて、当
該ヒータの電気抵抗値の固有の変化特性に基づいてその
抵抗加熱による最大発熱量を自動調節する手段と、抵抗
値の顕著な変化特性を維持しつ\上記自動調節型ヒータ
の力率を改善する手段と、を備えた上記の自動調節型ヒ
ータによって達成される。
更にまた、本発明の目的は、電気的抵抗加熱エレメント
において、高い熱伝動性及び導電性を有する非磁性体基
板と、上記基板に対し熱的及び電気的に緊密な接触状態
を保った第1の平面を有する強磁性体層と、上記強磁性
体層の反対側の平面に対して熱的及び電気的に緊密な接
触状態を保った高い導電率を有する非磁性体層と、を備
えた上記の電気的抵抗加熱エレメントによって達成され
る。
また、本発明の目的は、自己調節型ヒータの力率を比較
的高い値に保つための方法において、高抵抗層に電気的
および熱的に接触せしめられた磁性体層が実効キュリー
温度以下にある当初の期間中は、電流の大部分を電気的
高抵抗層に集中して通過させるステップと、上記磁性体
層の温度がそのキュリー温度に達したときには電流の大
部分を低抵抗材料中に拡散させて通過させるステップと
、から成る上記の方法によって達成し得る。
更にまた、本発明の目的は、非磁性体から成る低抵抗の
層と高抵抗の屓並びにこれらの層と電気的な接触を保っ
てこれらの層の間に設けられる磁性体層とから成る自己
調節型の多層構造の加熱エレメントの力率を高く保持す
る方法において、上記磁性体の実効キュリー温度以下に
おいては電流の大部分を上記高抵抗層に集中せしめ、上
記磁性体層がその実効キュリー温度に達したときには電
流の大部分が低抵抗層を流れるように切り換えることを
特徴とする上記の方法によって達成し得る。
而して、本発明の第1の実施例においては、強磁性体材
料から成る層に高抵抗の非磁性体材料から成る表面層が
取り付けられる。これら2つの層に平行に高周波電源が
接続され、供給電力の抵抗加熱によって熱が発生する。
而して、上記の如く強磁性体材料に高周波電流を通じる
と、その磁気特性に基づいて表皮効果を生じ、電流の大
部分は上記構造体の表面の浅い領域に集中して流れる。
高抵抗の非磁性体表面層が存在しない場合には、電流の
大半は上記強磁性体層の表面の狭い領域に集中する。従
って、その場合の力率および発熱量は、上記強磁性体材
料の電流の大半が流れる部分の抵抗率とりアクタンスに
よって決定される。
而して、上記構造体に非磁性体表面層が追加されると、
電流の大半は表皮効果によって上記非磁性体表面層にシ
フトされる。上記表面層として、より好適な抵抗値およ
びリアクタンス特性を有するものを選択することにより
、上記構造体全体の抵抗加熱の力率を向上させることが
可能となる。
強磁性体材料は、実効キュリー温度を有しており、この
温度おいて実質的に非磁性体になる。この温度に達する
と表皮効果は減退し、そのため電流は強磁性体層を含む
構造体全体に均等に分配されて流れるようになり、多く
の電流が強磁性体層中をも流れるようになる。上記構造
体を流れる全電流は常時実質的に一定のレベルに保たれ
るようになっている。
上記の如く、電流の流れる領域の断面積が増加しても電
流の供給量を一定に保持しておくことにより、抵抗加熱
によって発生する熱量を減少させることができる。これ
によって予め設定された実効キュリー温度付近における
自動調節機能が達成されるものである。
上記構造体に供給する電流に関して、本明細書中で用い
られる“定電流”もしくはこれに類する用語は、電流が
増加することができないという意味ではなく、次の式に
従って導かれる電流のことを指している。
この式の詳細については、Rodney Derbys
bireの米国特許出願筒568,220号に記載され
ており、その記載内容は本発明にも援用されるものであ
る。
具体的には、自動調節機能を達成するためには、キュリ
ー温度以上において負荷に与えられる電力が、キュリー
温度以下において負荷に与えられる電力よりも少なくな
ければならない。若し、電流が一定不変に保たれるなら
ば、電流を減少させて電力供給を制御する場合は別とし
て、最も良好な電力調節比が得られるものである。電力
を実効キュリー温度以上の温度に維持するのに必要な発
熱量以下に減少させるならば、電流を若干増加させても
差し支えなく、その場合でも温度自動調節機能は達成さ
れる。従って、大きな自動調節比を必要としない場合に
は、電流制御の程度についての抑制を弱めることにより
電源装置のコストを安くすることができる。
本発明の第2の実施例においては、単一の磁性体層の周
囲を、低抵抗の非磁性体から成る内側の層と、その外側
の高抵抗の非磁性体層によって被覆する。上記磁性体層
は、表皮効果の作用により、実効キュリー温度以下にお
いては電流の大部分が 。
上記高抵抗の領域を流れるようにし、キュリー温度以上
においては電流の大部分が上記低抵抗の領域を流れるよ
うに切り換える役割を果たす。どの場合においても、電
流の大部分が上記磁性体層を流れることはない。
この第2の形態のものにおいては、実効キュリー温度以
下において最大の抵抗加熱が必要とされるときに、上記
高抵抗層において高い力率が得られるものである。そし
て、電流の大部分が上記低抵抗層に切り換えられたとき
には、抵抗加熱は大幅に減少し、これにより自動調節機
能が向上するものである。
強磁性体を用いた自己調節型ヒータの形状に関する通常
の要件はこの場合においても通用されるものであり、被
覆されていない磁性体電流経路の厚さに対する幅の比率
(約50:1)についても通常の要件が通用され、これ
によって強磁性体材料の高透磁率もその最大値若しくは
それに近い値に維持されるものである。上記ヒータにA
C電流を通じる手段としては誘導形式のものも採用し得
る。
上記構造体の形状は、改善された所望の力率と共に、妥
当な自己調節電力比等のヒータに必要な他の特性も保持
されるように設計されなければならない。上記抵抗層を
追加することによって自己調節比は低下するが、それで
もなお充分な自己調節比が得られるものであるから、殆
どの場合において問題は生じない。
抵抗層を追加することによってキュリー温度以下におけ
るヒータの抵抗値は減少するが、自己調節比との間でそ
れほど重大な競合関係を生じるものではない。
ヒータの特性、即ち力率や自己調節比は、層の選択され
たバラメーク、即ち透磁率、抵抗率、誘電定数、厚さに
依存し、また選定されたAC周波数(通常はMHzのレ
ンジ)に依存する。
力率、自己調節比および抵抗レベルRsの相互間の聞合
関係は個々のヒータの設計目的に応じて異なってくる。
然しなから、本明細書においては、改善された自動調節
型ヒータを各種通用面に応じて設計する場合に必要且つ
充分な基本的原理を述べることにする。
〔作 用〕
上記の如き構成とすることにより、本発明に係るヒータ
によるときは、キュリー温度以下において高い力率が得
られること、インピーダンスマツチングが容易になるこ
と、全体的な形状としてさまざまな形態のものが可能と
なること等々であり、その場合においても、磁性体層の
実効透磁率は高り保持され、広い周波数レンジにおいて
良好な性能、即ち、高い自己調節比(S/R)と高い力
率が保持されるものである。
〔実 施 例〕
本発明の特質および目的を一層明瞭にするため、以下添
付図面を参照しつ\詳細に説明する。なお、各図中間−
の参照番号を付したものは同等の構成要素を示している
第1図は、本発明にか\る2層型のヒータの望ましい実
施例の側方断面図、 第2図は、オーバーラフピングコネクタの近接効果を利
用した本発明にか\る21i型のヒータの望ましい実施
例を示す側方断面図、 第3図は、第2図に示した実施例の端部近くの断面図、 第4図は、本発明にか\る3層型のヒータの望ましい実
施例の側方断面図、 第5図は、2層型ヒータにキュリー温度以下において1
0MHzの高周波電流を通じたときの電流密度をヒータ
の表面からの距離の関数として示すグラフ、 第6図は、2層型ヒータにキュリー温度以下において2
 Mllzの高周波電流を通じたときの電流密度をヒー
タの表面からの距離の関数として示すグラフ、 第7図は、自動調節比(S/R)と力率(P F)との
関係を、外側の抵抗層の厚さの関数として示すグラフ、 第8図は、抵抗層の厚さおよび磁性体層の厚さとS/R
(自動調節比)との関係を示すグラフ、第9図は、抵抗
率と層の厚さとの比率がS/R(自動調節比)に対して
与える効果を示すグラフ、第10図は、供給される電流
の周波数がPF(力率)、S/R(自動調節比)および
表面層の抵抗値(Rs)に対して与える影響を示すグラ
フ、第11A図および第11B図は、本発明の更に改良
されたヒータのもう一つの実施例を示す側方および端部
近くの側面図、 第12図は、本発明にか\るヒータのキュリー温度以下
におけ、るインピーダンスを示すグラフ、第13図は、
異なった周波数におけるヒータの温度と抵抗の関係を示
すグラフ、 第14図は、周波数と抵抗の関係を示すグラフ、第15
図は、一定の周波数13.65MHzにおいて温度と抵
抗およびリアクタンスの関係を示すグラフ、第16図は
、第3図および第4図に示した実施例の変更例を示す端
部近くの断面図、 第17図は、所定の抵抗率を有する表面層の厚さとS/
R(自動調節比)、Rs(抵抗値)およびPFC力率)
との関係を示すグラフである。
なお、第5図ないし第10図および第17図のグラフは
実験データではなく計算値に基づくものである。
而して、第1図に示したような本発明の第1の実施例は
、強磁性体層2とこれを囲繞する高抵抗の非磁性体から
成る表面層1とから構成されている。これら2つの眉の
間に高周波電源10が接続される。然るときは、これら
の眉に供給される電力の関数としての抵抗加熱による熱
が発生する。
そのとき、強磁性体層2の磁気特性と高周波電源10に
よって“表皮効果(5kin effect)  ”を
生じる。CarterおよびKrummeの米国特許第
4.256,945号に詳細に述べられている如く、“
表皮効果”とは、高周波電流が導電体の内側の主体部よ
りもその表面領域に集中して流れる現象を指している。
導電体の表面領域への電流の集中度は周波数が高くなる
ほど顕著となる。然しなから、上記表皮効果は導電体の
透磁率にも依存している。平坦な表面と、厚さTを有す
る“厚い”導電体に、その表面と平行な方向に電流が流
れるように高周波電源を接続した場合、表皮効果の影響
下における電流密度は、下記の式で示す如(、導電体の
表面からの距離に応じて指数関数的に減少する。
j(X)  ”  joe−必 (ここで、 j  (x)は、導電体の表面からの距離Xにおける電
流密度(単位:A/m”)、 joは、表面の電流量、 Sは、mks単位系において下記式で示される“侵入度
(5kin depth ) ”である。
s=2/μσω(ただし T>>5)  )ここで、μ
は導電体材料の透磁率、グは導電体材料の導電率、ωは
高周波電源の角周波数(radian frequen
cy )である。材料の磁気特性と表皮効果の関係を論
じる場合には、相対透磁率μrという概念を用いるのが
便利であり、ここでμrは真空中の透磁率μv=4πX
102Bヘンリー/メートルに標準化された透磁率を表
す。従って、μrμ/μV=μ/4π×102Bとなる
。非磁性体においてはμr=1である。
前述の材料の表面からの距離の関数としての電流密度の
関係は、平面伏の厚い導電体について導かれたものであ
るが、侵入度Sに比べて極めて大きな曲率半径を有する
円筒状の導電体についても成立する。
非磁性体層1が存在しない場合には、電流の多くは強磁
性体層2の表面近くの狭い領域に集中して流れる。従っ
て、その場合の力率は、上記強磁性体層2の電流の流れ
ている部分の抵抗率および透磁率によって決定される。
上記の構造に対して、非磁性体層1が追加される場合に
は、層1の厚さは、電流の大部分が表皮効果によって層
1の側ヘシフトされるように適切に選定される。強磁性
体層2に対する表面層として、より望ましい抵抗率およ
び透磁率特性を有する材料を選定することによって、構
造全体において生じる抵抗加熱の力率を向上させること
ができる。
上記強磁性体材料2は、これが実質的に非磁性体となる
ような実効キュリー温度を有している。
従って、この温度に達したとき表皮効果は減少し、これ
によって電流は強磁性体層2全体に均等に分配され、こ
れによって強磁性体2内を電流の大部分が流れるように
なる。上記構造物中を流れる全電流は、常に実質的に一
定のレベルに保持されるようになっている。
電流を一定に保ち、しかも上記電流が流れる断面積が増
大する場合には、発生する抵抗熱は実質的に減少する。
従って、予め定められたキュリー温度近くにおける自動
温度調節機能が達成されるものである。上記層は層2よ
りも抵抗率の高いものを選択しなければならないから、
これらの層の相対抵抗率を考慮しなければならない。
第4図に示した変更実施例においては、単一の強磁性体
層8が、外側の高抵抗の非磁性体層7と内側の低抵抗の
非磁性体層9によってカバーされている。上記強磁性体
層8は、キュリー温度以下においては電流の大部分を高
抵抗領域7を流れるように切り換え、キュリー温度以上
においては低抵抗層9を流れるように切り換える役割を
果たす。
従って、強磁性体層8中を電流の大部分が流れることは
殆どない。
上記の如き形態においては、キュリー温度以下において
最大限の抵抗加熱が必要とされるときに、上記高抵抗層
7によって上記ヒータは高い力率を達成するものである
。そして、電流の大部分が低抵抗Fi9の側へ切り換え
られたときには、抵抗加熱は大幅に減少せしめられるも
のである。
即ち、キュリー温度以下においては、磁性体層8および
電流の周波数に起因して生じる表皮効果によってAC電
流の大部分は表面の高抵抗層7を流れ、これによって比
較的高い力率を生じる。温度が上昇してキュリー温度に
達すると、磁性体層8の透磁率が減少し、上記のような
電流の分配はもはや効果的に保持されず、電流の大部分
は下側の層9を流れるようになり、その場合この層の抵
抗値が低いために僅かな熱しか発生しなくなる。
強磁性体による自己調節機能を有するヒータの設計上の
通常の配慮がこ\でも適用されるが、その場合、平坦な
層を用い、且つ電流帰還路を設ける場合には、強磁性体
材料の消磁効果を回避するために強磁性体材料の寸法に
関して厚さに対する幅の比率に対する配慮がなされなけ
ればならない。
第2図には、平坦な層の使用を可能にするオーム接続が
示されている。
第1図に示したように、磁性体層2の厚さが厚い(T〉
〉δ)場合の電流分布の計算結果が第5図および第6図
に示されている。これらのグラフは、ヒータの表面から
の距離が増加するにつれてどのように電流が減少するか
を示している。曲線12および14はキュリー温度以下
における透磁率が300の磁性体基板上に、厚さが1/
2ミルの10μΩ・cmの材料の層を設けたものを示し
ている。抵抗層における電流密度は、2 MHzおよび
10MHzのいずれにおいても、またキュリー温度以下
若しくはキュリー温度以上においてもほぼ均一である。
第1図に示したような2層構造のヒータの2つの層にお
ける理論上の電流積分値11および■2が、キュリー温
度以上および以下において(比率12 / I rとし
て)第5図および第6図に示されている。いずれの場合
においても、キュリー温度以下においては電流の殆どが
抵抗層1に集中し、またキュリー温度以上においては磁
性体層2に集中することが理解される。
第1表には、第1図に示したような構造のヒータにおけ
る電気特性が掲げられている。即ち、磁性体の透磁率μ
2の値が200から1の間の幾つかの場合について、表
面インピーダンスRs+jXsと自己調節比および力率
が一覧表にして示しである。この透磁率の範囲は、合金
42や、インパール36 (Invar36 )や、キ
ュリー温度が60℃ないし400℃の範囲にある他のニ
ッケル・鉄合金におけるそれと差程変わらない。磁性体
層の抵抗率ρ2の75×10″″8Ω・cmという値は
、合金42や、幾つかの他のニッケル・鉄合金のそれに
近似するものである。
磁性体層について選択されたこれら2つの抵抗率の値は
、オーステナイト系ステンレス鋼とニクロムのような材
料のそれぞれと対応するものである。
層の厚さを適切に選定すれば、第1表に示す如く、透磁
率の値が高い場合には力率は成る一定の値にまで増加す
るものであり、このことは第7図ないし第9図および第
17図の様々なグラフにも示される通りである。従って
、ヒータの寸法を適切に設定することによって、入力イ
ンピーダンスは殆ど純粋な抵抗とみなすことが可能であ
り、多くの場合においてこれを所望の値に設定すること
が可能であり、これによってインピーダンスマツチング
のための回路は省略可能となる。
第1表には、また、表面層1の抵抗率が60μΩ・cm
から 100μΩ・cmへ増加すると、100μΩ・c
m且つμ2=200における力率が減少して、60μΩ
・cmにおける値より僅かに低くなり、その自己調節比
(μ2=1における)は60μΩ・canにおけるもの
よりも40%向上することが示されている。
これは重要な変化である。
第2表には、抵抗層を取り除いた単一の磁性体層におけ
る表面インピーダンス、力率および自己調節比の計算値
が示されている。この場合、自己調節比は向上するが、
μ2=200において力率は非常に低下し、そのためヒ
ータと電源を効率良く接続するためにインピーダンスマ
ツチングが必要となる。更にまた、第1表を比較、参照
すれば明らかな如く、第1表のμ2=1.ρ1=100
μΩ・cmにおける力率が67.5%であり、これが第
2表のμm1における力率68.9%よりも僅かに低下
しているという唯一の例外を除けば、抵抗層を設けた方
が力率は常に良好であることが理解される。
第1表 〔合金42と同等の磁性体材料上に非磁性体抵抗層を設
けたヒータの自己調節比および力率の計算値〕μ2 ρ
1   Rs   Xs  自動調節比  力率P(μ
m200) −Ω・clIl   Ω   Ω   /P (μ) 
 %200 60xlO”  、0359 .0080
5  −    97.610  ”  〃、0170
 .00999 2.11   86.21〃〃、00
615 .00615 5.8    70.7200
 100xlO′3.0502 .0159  −  
  95.310  〃〃、018B  、0133 
 2.7    81.41  〃〃、0062 .0
06B   8.1    67.5第2表 〔抵抗層を設けない単一層から成るヒータの自己調節比
および力率の計算値〕 μ2 ρI   Rs   XS  自動調節比  力
率P(μm200) −Ω’ cm   Ω   Ω   /P (μ)  
%200 75X10”  、0897 .0896 
 −    70.610  〃〃、0200 .02
00  4.5    70.71  〃〃、0061
 .0064 14.7    68.9第3表 〔2層構造の自己調節型ヒータに非磁性体層を追加した
ヒータの自己調節比および力率の計算値〕μ2 ρ+ 
   Rs   Xs  自動調節比  力率P(μm
200) −Ω、。1  Ω   Ω   /P (μ)  %2
00 60X10”  、036  .0Q8L   
−9139〃〃、0051 .012  7.1   
 385  〃〃、0026 .00B3 13.9 
   301  〃〃、0011 .0035 32.
7    30200(層なし)   、087  .
1−669     〃、0022  .015   
39.6      155    〃     、0
015  .008   58        181
.0010.002287旧 複数の層から成るヒータにおける抵抗層の有効性は第3
表から明らかであり、その具体例を示す第4図において
、非磁性体から成る上部層7は、温度感応性の磁性体材
料から成る第2の層8と結合され、その下に非磁性体か
ら成る導電性の基板9が設けられている。上部層7は例
えば非磁性のステンレス鋼であり、第2の層8は合金4
2であり、第3の層9は銅である。最初の4つの計算値
はρ1=60μΩ・cmについてのものである。次の4
つの計算値はρ厘=1o!Oの場合、即ち、上部層が存
在しない場合に等しい計算値である。ここでも、μ2=
1の場合を除くすべての場合について、第3の層を設け
たことによって力率が自己調節比(S/R)を若干犠牲
にするだけで実質的に大幅に改善されていることが理解
される。
再度第5図および第6図を参照すれば、第1図に示した
実施例において、2 MHzの場合には自己調節比(S
/R)が11.0であり、また10Mflzにおいては
6.7であることが理解される。キュリー温度以下にお
いて10MHzにおける力率(PF)は2MHzにおけ
る力率の値0.94よりも若干良好な値、部ち0.9日
を示している。これは、自動調節比を僅かに犠牲にする
だけで達成されるものである。抵抗層なしで、このヒー
タは自動調節比17.3を確保することができる。この
ように、厚さおよび表面抵抗率を適切に選定することに
よって、自己調節比S/Rを極めて僅かに減少させるだ
けで力率を実質的に増大させることが可能となるもので
ある。
第4図に示した第2の実施例は、磁性体層8の対向面に
、低抵抗且つ低透磁率の第3の層9を設けである。キュ
リー温度以下においては、(表皮効果により)電流の大
部分は高抵抗の表面層7中を流れる。キュリー温度以上
においては電流の殆どは低抵抗の第3の層9中を流れる
。表面抵抗および自己調節比S/Rの計算によれば、キ
ュリー温度以上において電流の大部分は第3の層9中を
流れることを示している。
3層構造のシステムにおいては、選択すべき設計上のパ
ラメータは多数存在する。3層構造のシステムの利点を
得るために2つの質的に異なった作動モードが可能であ
る。第1のモード、即ちモードAにおいては、磁性体層
の厚さは侵入度の1倍ないし数倍の範囲に設定される。
他のモード、即ちモードBにおいては、磁性体層の厚さ
は侵入度の1/3ないし2/3の範囲に設定される。こ
れらについて以下順次論述する。
第7図には、モードAの場合が描かれており、このグラ
フでは、所定の材料で作製された磁性体層8の厚さt8
が約0.311Ii1、即ち侵入度の約1.5倍である
場合において、周波数f = 13.56 MHzにお
いて上記S/RおよびPFが抵抗層7の厚さt7の関数
として描かれている。この場合(および磁性体層が更に
厚い場合)、S/Rは抵抗N7の厚さt7の単調な夜ダ
関数であり、力率は厚さt7の単調な1鳳関数である。
第7図は抵抗層の2つの異なった抵抗率ρ7 =  1
00μΩ・Cl11と200μΩ・Cl11の計算値に
ついても示している。これら2つの曲線は、ρ7=10
0の厚さの軸(t7)の目盛を拡張したとき、即ちt7
 (ρ7 =100 ) = 1/2t7 (ρ7=2
00)としたときに、2つの曲線が互いに重なるような
状態となることを示している。
このような変換を行なった場合に両者が同じような曲線
を描くということの物理的な意味は、両者とも表面層7
の(底嚢が等しいということである。
換言すれば、層の抵抗率に対する層の厚さの比率が両者
を変更しても一定に保たれるということ、即ちt7/ρ
7=一定というのが変換公式であり、これによってヒー
タの電気的特性を変えることなくこれら2つのパラメー
タを変更することが可能となることを示している。上記
式は3次元の一般法則の特殊な場合を示すものであり、
3次元の法則は12/ρ−一定(こ\でlは外形の“ス
ケール”である。)となるものである。(なお、上記の
ような1次元の場合には直線次元であり、従って、t7
は平方化されない。) 磁性体層の厚さを侵入度の約1.5倍より大きくしたこ
の“A”モードの有用性は、例えばロールクラッド法、
スパッタリング法によって薄い磁性体層を形成するのが
困難な高周波領域において有用である。これによって、
キュリー温度以下における例えば0.9以上というよう
な高い力率を維持しつ\大きな自動調節比(90)を確
保することができる。
モードB このモードにおいては、磁性体層は侵入度の
1倍よりも薄く形成される。表面の抵抗層7を追加する
ことによって、当該抵抗層7の厚さt7の増加に伴い当
初は自動調節比S/Rも1入するが、上記厚さt7が成
る上限値を超えると、それ以後は抵抗層7の厚さt7の
増大に伴ってモードAの場合と同様にS/Rは次第に減
少する。
第8図には3つの異なった磁性体層8の厚さt8につい
ての状態が示されている。磁性体層の厚さが侵入度(δ
)の1倍より小さい場合には非常に高いS/R値が得ら
れる。この状態は、前述のモードへの作動において述べ
た切換え動作がモードBにおいても適用されることを示
している。
モードBの作動は、特に低い周波数において通用可能で
あり、その場合、δの見地から磁性体層8の厚さが薄い
ことが望ましい。
第9図は、厚さ0.15m1lの磁性体層に抵抗層を設
けた場合における抵抗層の厚さとS/Rおよび力率の関
係を示しており、抵抗層7の抵抗率の広い範囲において
高いS/Rが得られることを示している。更にまた、抵
抗率の値が低い場合には、抵抗層7の厚さt7と抵抗率
の比率を一定に保つことによって同等の効果が得られる
ことを示している。この点においては、前記モードへの
作動と同様である。
モードBの作動は力率の観点からすれば、モードAのそ
れほど良好ではない。力率0.9という値を得るために
、モードAにおいてはS/R値が約100となるが、モ
ードBにおいてはS/R値は約50である。
次に第10図は、“モードA″の作動を周波数の関数と
して示しである。第10図は、この形態のものにおいて
は一般的に10ないし40MHzの範囲の周波数が好適
であることを示している。この範囲において力率PFは
0.9より大きく、表面抵抗値Rsも充分に高く、S/
R値も50より大きい。
周波数を上記帯域の下躍近くまで減少させると、δの見
地から上記磁性体層の厚さが薄くなり過ぎて効率良く電
流を切り換えることができなくなるためS/R値も減少
する。
第11A図は、誘導電流によって作動する本発明にか\
るヒータの試験品の一例を示している。アニール処理さ
れたTC30−4合金17から成る直径0.345“(
インチ)のシリンダ部材上に無電解メッキにより形成さ
れた厚さQ、0O05“のニッケル層15が長さ3.7
5“にわたって設けられている。このメッキによって2
層構造の円筒状のヒータ16が形成される。
上記2層構造のシリンダ部材16の外周には27回巻き
のヘリカルコイル18が巻き付けられ、これに高周波電
流を通じることによりヒータに対して誘導電流が生じる
ようになっている。上記コイルは、その断面を第11B
図に示す如く、カプトン(Kapton)製の絶縁被f
f19を施した0、0035“X O,040/′の矩
形断面を有するワイヤ20から成っている。上記巻線は
シリンダ部材16の外周に実用上可能な累りきつく且つ
互いに密接して巻かれ、これによって磁場漏れリアクタ
ンスを最小限にし、最良の力率が確保されるようになっ
ている。
この試験回路の室温における微小信号によるインピーダ
ンスの測定値が第12図に示されており、キュリー温度
以下における高力率特性が確認された。20MHz以上
の周波数における力率PFの若干の減少は、コイル巻線
間のキャパシタンスに起因するものである。周波数の関
数としてのインピーダンスの変化は緩やかである点に着
目すべきであり、これはヒータにとって有益な特性であ
る。2MHzから10MHzの間の区間では抵抗値は4
0%しか変化しない。
第13図は、幾つかの異なった周波数における0℃から
70℃の範囲内における温度の関数としての抵抗の測定
値を示している。これらの測定は、短いケーブルを用い
て試験すべきヒータを試験チャンバ内にセットし、上記
試験チャンバの外側に設けたベクトルインピーダンスメ
ータによって得られた値である。インピーダンスの測定
値は、ケーブルの影響のために補正しである。
第14図にはO′Cと70℃における抵抗値の比率が周
波数の関数として描かれている。第12図を併わせで参
照することにより、高い力率と高い抵抗値比率との間に
は競合関係が存在することが理解される。
抵抗比率の最大値は透磁率の平方根と等しく、抵抗層の
厚さがOの場合に発生する。TC30−4の微小信号に
よる透磁率は約400(予め測定された値)である。従
って、抵抗値比率の最大値は20であり、予期した通り
抵抗層が加えられた場合よりも高くなっている。
第15図のデータは、無線周波数(RF)電流の大部分
が抵抗層を流れることを示しており、また従って、磁性
体材料の実効透磁率は高力率下においては抵抗層を設け
ない場合に比べて高くなることを示している。6.7と
いう抵抗値比率の測定値は、微小信号条件下において測
定された比率(第14図参照)よりも高くなっている。
この比率は磁性体基板の透磁率が約400であることに
対応するものである。
第10図および第12図は、所定の構造(即ち、寸法お
よび電気的特性が一定のもの)を有するヒータが、は、
相当に広い周波数帯域において作動可能であり、その範
囲内で有用な使用特性を保持し得ることを示している。
然しなから、これらの曲線は非常に異なった周波数にお
いてどのようにすれば肌二夙電気的作動が得られるかに
ついては示していない。これを行なうためには、状況に
応じて電気的な類似性の法則を適用しなければならない
。これらの類似性若しくは比率の法則は、5Lrat 
tonの論文(” Electromagnetic 
Theory″ Sec t ion 9.3+ pp
488−490.  McGraw Book Co、
、 New York、 1941 )に記載されてお
り、この記載内容は本発明において援用されるものであ
る。
第16図は、磁性体層が全体的に高抵抗層によって覆わ
れ、これらの2つの層が連続的に結合され、これによっ
て閉じられた層が形成された実施例を示している。具体
的には、銅の主体部25の周囲に磁性体層27が設けら
れ、その周囲に非磁性体材料から成る高抵抗層29が設
けられている。このような構造のヒータの作動は第4図
に示した構造のものと殆ど同等であるが、磁性体層が連
続的に形成されているため、消磁のために悪影響を受け
ることがない。
このヒータの作動に対する磁性体層の厚さの影響は第1
7図に示しである。侵入度の約3倍に相当する0、7m
1lの厚さにおいては、S/R比は外側の層T1の厚さ
の増加の関数として急速に低下する。即ち、T1が0か
ら0.4 milへ増加すると、S/Rは115から5
4まで低下する。一方、力率PFは磁性体層に流れる電
流のパーセンテージが増大するのに伴って急速に増加す
る。即ち、0.5から0.96、更にはプロット範囲を
超えて増加する。
なお、本発明はその目的の範囲内において様々な変更実
施例が可能であり、またこれまで詳しく述べた実施例の
範囲内においても様々な設計変更等が可能であるから、
上記の説明は単に例示的なものに過ぎず本発明の範囲を
限定するものと解してはならない。
〔発明の効果〕
本発明は叙上の如く構成されるから、本発明によるとき
は、キュリー温度以下において高い力率を有し、インピ
ーダンスマツチングが容易で、ヒータの全体的な形状と
してさまざまな形態のものが可能となること等々多くの
利点を有する自己調節型ヒータが提供されるものであり
、その場合においても、磁性体層の実効透磁率は高く保
持され、広い周波数レンジにおいて良好な性能、即ち、
高い自己調節比と高い力率を保持するヒータを提供し得
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にか\る2N型のヒータの望ましい実
施例の側方断面図、 第2図は、オーバーラフピングコネクタの近接効果を利
用した本発明にか\る2層型のヒータの望ましい実施例
を示す側方断面図、 第3図は、第2図に示した実施例の端部近くの断面図、 第4図は、本発明にか\る3層型のヒータの望ましい実
施例の側方断面図、 第5図は、2層型ヒータにキュリー温度以下においてl
OMIIzの高周波電流を通じたときの電流密度をヒー
タの表面からの距離の関数として示すグラフ、 第6図は、2層型ヒータにキュリー温度以下において2
 MHzの高周波電流を通じたときの電流密度をヒータ
の表面からの距離の関数として示すグラフ、 第7図は、自動調節比(S/R)と力率(PF)との関
係を、外側の抵抗層の厚さの関数として示すグラフ、 第8図は、抵抗層の厚さおよび磁性体層の厚さとS/R
(自動調節比)との関係を示すグラフ、第9図は、抵抗
率と層の厚さとの比率がS/R(自動調節比)に対して
与える効果を示すグラフ、第10図は、供給される電流
の周波数がPF(力率) 、S/R(自動調節比)およ
び表面層の抵抗値(Rs)に対して与える影響を示すグ
ラフ、第11A図および第11B図は、本発明の更に改
良されたヒータのもう一つの実施例を示す側方および端
部近くの側面図、 第12図は、本発明にか\るヒータのキュリー温度以下
におけるインピーダンスを示すグラフ、第13図は、異
なった周波数におけるヒータの温度と抵抗の関係を示す
グラフ、 第14図は、周波数と抵抗の関係を示すグラフ、第15
図は、一定の周波数13.65MHzにおいて温度と抵
抗およびリアクタンスの関係を示すグラフ、第16図は
、第3図および第4図に示した実施例の変更例を示す端
部近くの断面図、 第17図は、所定の抵抗率を有する表面層の厚さとS/
R(自動調節比)、Rs(抵抗値)およびPF(力率)
との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)電気的抵抗加熱エレメントにおいて: 所定の温度範囲内でその抵抗値が固有の変化特性に従っ
    て変化することにより上記温度範囲内で温度調節するた
    めの手段と、 上記範囲の上限域において上記加熱エレメントの実効リ
    アクタンスを減少せしめる手段と、を備えた上記の電気
    的抵抗加熱エレメント。 2)自己調節型ヒータにおいて: 当該ヒータの電気抵抗値の固有の変化特性に基づいてそ
    の抵抗加熱による最大発熱量を自動調節する手段と、 抵抗値の顕著な変化特性を維持しつゝ上記自動調節型ヒ
    ータの力率を改善する手段と、 を備えた上記の自動調節型ヒータ。 3)電気的抵抗加熱エレメントにおいて: 高い熱伝動性及び導電性を有する非磁性体基板と、 上記基板に対し熱的及び電気的に緊密な接触状態を保っ
    た第1の平面を有する強磁性体層と、上記強磁性体層の
    反対側の平面に対して熱的及び電気的に緊密な接触状態
    を保った高い導電率を有する非磁性体層と、 を備えた上記の電気的抵抗加熱エレメント。 4)上記加熱エレメントが、 強磁性体材料を含む第1の層と、 上記強磁性体層に対して熱的及び電気的に緊密に接触せ
    しめられた高抵抗の非磁性体材料から成る第2の層と、 から成る特許請求の範囲第1項または第2項に記載の加
    熱エレメント。 5)キュリー温度以下においては電流が表皮効果の作用
    によって実質的に上記低透磁率の抵抗層に集中して流れ
    る特許請求の範囲第4項記載の加熱エレメント。 6)上記低抵抗層が、上記第1の層に対して、当該第一
    の層が上記外側の層と接触している側とは反対側の側面
    において熱的及び電気的に緊密な接触状態を保つよう取
    り付けられた特許請求の範囲第4項記載の加熱エレメン
    ト。 7)実効キュリー温度近くにおいては、上記ヒータ中を
    流れる電流の大部分が上記高抵抗層から上記低抵抗層へ
    切り換えられる特許請求の範囲第6項記載の加熱エレメ
    ント。 8)上記加熱エレメントが実効キュリー温度以下にある
    ときには、電流の大部分が上記高抵抗層へ集中せしめら
    れる特許請求の範囲第3項記載の加熱エレメント。 9)上記加熱エレメントが実効キュリー温度に達したと
    き、上記強磁性体層が電流の流れを上記高抵抗層から低
    抵抗層へ切り換える特許請求の範囲第8項記載の加熱エ
    レメント。 10)上記強磁性体層の厚さが、所定の作動周波数にお
    いて侵入度の1/3ないし2/3の範囲内に設定された
    特許請求の範囲第3項記載の加熱エレメント。 11)上記外側の層の抵抗率が、60μΩ・cmないし
    5000μΩ・cmの範囲内に設定された特許請求の範
    囲第3項記載の加熱エレメント。 12)上記外側の層が非電解ニッケルから成る特許請求
    の範囲第3項記載の加熱エレメント。 13)上記外側の層がニクロムとして知られているよう
    な高い抵抗率を有する各種の合金の一つから成る特許請
    求の範囲第3項記載の加熱エレメント。 14)上記外側の層が導電性の有機ポリマーから成る特
    許請求の範囲第3項記載の加熱エレメント。 15)自己調節型ヒータの力率を比較的高い値に保つた
    めの方法において、 高抵抗層に電気的および熱的に接触せしめられた磁性体
    層が実効キュリー温度以下にある当初の期間中は、電流
    の大部分を電気的高抵抗層に集中して通過させるステッ
    プと、 上記磁性体層の温度がそのキュリー温度に達したときに
    は電流の大部分を低抵抗材料中に拡散させて通過させる
    ステップと、 から成る上記の方法。 16)非磁性体から成る低抵抗の層と高抵抗の層並びに
    これらの層と電気的な接触を保ってこれらの層の間に設
    けられる磁性体層とから成る自己調節型の多層構造の加
    熱エレメントの力率を高く保持する方法において、 上記磁性体の実効キュリー温度以下においては電流の大
    部分を上記高抵抗層に集中せしめ、上記磁性体層がその
    実効キュリー温度に達したときには電流の大部分が低抵
    抗層を流れるように切り換えることを特徴とする上記の
    方法。
JP62143423A 1986-06-10 1987-06-10 電気的抵抗加熱エレメント及び電気ヒータ Expired - Lifetime JPH0632273B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/872,694 US4814587A (en) 1986-06-10 1986-06-10 High power self-regulating heater
US872694 1986-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62296386A true JPS62296386A (ja) 1987-12-23
JPH0632273B2 JPH0632273B2 (ja) 1994-04-27

Family

ID=25360123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62143423A Expired - Lifetime JPH0632273B2 (ja) 1986-06-10 1987-06-10 電気的抵抗加熱エレメント及び電気ヒータ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4814587A (ja)
EP (1) EP0250094B1 (ja)
JP (1) JPH0632273B2 (ja)
AT (1) ATE70688T1 (ja)
CA (1) CA1303104C (ja)
DE (1) DE3775284D1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535100A (ja) * 2004-04-23 2007-11-29 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 地下累層を加熱するために使用される温度制限加熱器
JP2019516207A (ja) * 2016-03-02 2019-06-13 ワットロー・エレクトリック・マニュファクチャリング・カンパニー 過渡的システムにおける温度制御のためのセンサとしてのヒーターエレメント
KR20200019858A (ko) * 2017-06-28 2020-02-25 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. 전기 가열 조립체, 에어로졸 발생 장치, 및 에어로졸 형성 기재를 저항 가열하기 위한 방법
KR20200019856A (ko) * 2017-06-28 2020-02-25 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. 전기 가열 조립체, 에어로졸 발생 장치 및 에어로졸 형성 기재를 저항 가열하는 방법

Families Citing this family (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0433364B1 (en) * 1988-09-09 1995-01-04 Metcal Inc. Temperature auto-regulating, self-heating recoverable articles
US5319173A (en) * 1988-09-09 1994-06-07 Metcal, Inc. Temperature auto-regulating, self-heating recoverable articles
US5059756A (en) * 1988-11-29 1991-10-22 Amp Incorporated Self regulating temperature heater with thermally conductive extensions
US5010233A (en) * 1988-11-29 1991-04-23 Amp Incorporated Self regulating temperature heater as an integral part of a printed circuit board
US5103071A (en) * 1988-11-29 1992-04-07 Amp Incorporated Surface mount technology breakaway self regulating temperature heater
US5032703A (en) * 1988-11-29 1991-07-16 Amp Incorporated Self regulating temperature heater carrier strip
US5065501A (en) * 1988-11-29 1991-11-19 Amp Incorporated Generating electromagnetic fields in a self regulating temperature heater by positioning of a current return bus
US4990736A (en) * 1988-11-29 1991-02-05 Amp Incorporated Generating electromagnetic fields in a self regulating temperature heater by positioning of a current return bus
US5223689A (en) * 1989-06-13 1993-06-29 Metcal, Inc. Profiles to insure proper heating function
US5125690A (en) * 1989-12-15 1992-06-30 Metcal, Inc. Pipe joining system and method
CA2034239C (en) * 1990-01-16 2000-09-19 Thomas H. Mcgaffigan System for producing heat in alternating magnetic fields
DE69119381T2 (de) * 1990-12-21 1996-11-14 Whitaker Corp Verfahren für die Befestigung eines Verbinders an einem Stromkreiselement sowie Lötanschlussrahmen dazu
DE69129705T2 (de) * 1990-12-24 1999-04-08 Ford-Werke Ag, 50735 Koeln Verfahren und Vorrichtung zum Verbinden eines leitenden Gegenstandes mit einem nichtleitenden Gegenstand.
US5223684A (en) * 1991-05-06 1993-06-29 Ford Motor Company Method and apparatus for dielectrically heating an adhesive
US5844212A (en) * 1991-10-23 1998-12-01 Gas Research Institute Dual surface heaters
US5528020A (en) * 1991-10-23 1996-06-18 Gas Research Institute Dual surface heaters
EP0563374A1 (en) * 1991-10-23 1993-10-06 Uponor Aldyl Company Dual surface heaters
US5878403A (en) * 1995-09-12 1999-03-02 Cmsi Computer implemented automated credit application analysis and decision routing system
US7181427B1 (en) 1995-09-12 2007-02-20 Jp Morgan Chase Bank, N.A. Automated credit application system
US5883565A (en) * 1997-10-01 1999-03-16 Harris Corporation Frequency dependent resistive element
US7407175B2 (en) * 2000-03-01 2008-08-05 Deka Products Limited Partnership Multiple-passenger transporter
AU5481501A (en) 2000-04-24 2001-11-07 Shell Int Research Method and system for treating a hydrocarbon containing formation
US6915850B2 (en) 2001-04-24 2005-07-12 Shell Oil Company In situ thermal processing of an oil shale formation having permeable and impermeable sections
CA2463109A1 (en) 2001-10-24 2003-05-01 Shell Canada Limited In situ thermal processing of a hydrocarbon containing formation using a natural distributed combustor
US8224164B2 (en) * 2002-10-24 2012-07-17 Shell Oil Company Insulated conductor temperature limited heaters
US7121342B2 (en) * 2003-04-24 2006-10-17 Shell Oil Company Thermal processes for subsurface formations
US20060277123A1 (en) * 2003-07-31 2006-12-07 William Kennedy Integrated electronic credit application, contracting and securitization system and method
US7259356B2 (en) * 2003-11-07 2007-08-21 Delaware Capital Formation, Inc. Temperature self-regulating soldering iron with removable tip
US7986869B2 (en) 2005-04-22 2011-07-26 Shell Oil Company Varying properties along lengths of temperature limited heaters
WO2007111642A2 (en) 2005-10-24 2007-10-04 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Systems , methods , and processes for use in treating subsurface formations
JP5166402B2 (ja) 2006-04-21 2013-03-21 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 炭化水素含有地層内の多重層の時系列加熱
MX2009004126A (es) 2006-10-20 2009-04-28 Shell Int Research Calentamiento de formaciones de hidrocarburos en un proceso por etapas de patron en damero.
MX2009011190A (es) * 2007-04-20 2009-10-30 Shell Int Research Calentador con conductor aislante electricamente.
US7866388B2 (en) 2007-10-19 2011-01-11 Shell Oil Company High temperature methods for forming oxidizer fuel
JP5566371B2 (ja) 2008-04-18 2014-08-06 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 地表下炭化水素含有地層を処理するための鉱坑及びトンネルの使用
US20100155070A1 (en) 2008-10-13 2010-06-24 Augustinus Wilhelmus Maria Roes Organonitrogen compounds used in treating hydrocarbon containing formations
US8434555B2 (en) 2009-04-10 2013-05-07 Shell Oil Company Irregular pattern treatment of a subsurface formation
US8356935B2 (en) * 2009-10-09 2013-01-22 Shell Oil Company Methods for assessing a temperature in a subsurface formation
US8257112B2 (en) * 2009-10-09 2012-09-04 Shell Oil Company Press-fit coupling joint for joining insulated conductors
US9466896B2 (en) * 2009-10-09 2016-10-11 Shell Oil Company Parallelogram coupling joint for coupling insulated conductors
US8875788B2 (en) 2010-04-09 2014-11-04 Shell Oil Company Low temperature inductive heating of subsurface formations
US8631866B2 (en) 2010-04-09 2014-01-21 Shell Oil Company Leak detection in circulated fluid systems for heating subsurface formations
US9033042B2 (en) 2010-04-09 2015-05-19 Shell Oil Company Forming bitumen barriers in subsurface hydrocarbon formations
US8701769B2 (en) 2010-04-09 2014-04-22 Shell Oil Company Methods for treating hydrocarbon formations based on geology
US8939207B2 (en) 2010-04-09 2015-01-27 Shell Oil Company Insulated conductor heaters with semiconductor layers
US8967259B2 (en) 2010-04-09 2015-03-03 Shell Oil Company Helical winding of insulated conductor heaters for installation
US8943686B2 (en) 2010-10-08 2015-02-03 Shell Oil Company Compaction of electrical insulation for joining insulated conductors
US8732946B2 (en) 2010-10-08 2014-05-27 Shell Oil Company Mechanical compaction of insulator for insulated conductor splices
US8857051B2 (en) 2010-10-08 2014-10-14 Shell Oil Company System and method for coupling lead-in conductor to insulated conductor
EP2695247A4 (en) 2011-04-08 2015-09-16 Shell Int Research SYSTEMS FOR CONNECTING INSULATED LADDER
US9016370B2 (en) 2011-04-08 2015-04-28 Shell Oil Company Partial solution mining of hydrocarbon containing layers prior to in situ heat treatment
JP5812486B2 (ja) * 2011-10-06 2015-11-11 国立研究開発法人海洋研究開発機構 溶断装置
US9080917B2 (en) 2011-10-07 2015-07-14 Shell Oil Company System and methods for using dielectric properties of an insulated conductor in a subsurface formation to assess properties of the insulated conductor
CN103958824B (zh) 2011-10-07 2016-10-26 国际壳牌研究有限公司 用于加热地下地层的循环流体系统的热膨胀调节
JO3141B1 (ar) 2011-10-07 2017-09-20 Shell Int Research الوصلات المتكاملة للموصلات المعزولة
JO3139B1 (ar) 2011-10-07 2017-09-20 Shell Int Research تشكيل موصلات معزولة باستخدام خطوة اختزال أخيرة بعد المعالجة الحرارية.
AU2012367347A1 (en) 2012-01-23 2014-08-28 Genie Ip B.V. Heater pattern for in situ thermal processing of a subsurface hydrocarbon containing formation
EP3128533A1 (en) * 2014-03-31 2017-02-08 SPP Technologies Co., Ltd. Heating device and plasma treatment device provided with same
US10708979B2 (en) * 2016-10-07 2020-07-07 De-Ice Technologies Heating a bulk medium
ES2952373T3 (es) 2018-08-27 2023-10-31 De Ice Tech Inc Sistemas de deshielo

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2181274A (en) * 1938-05-11 1939-11-28 Utilities Coordinated Res Inc Induction heater construction
US3579313A (en) * 1967-10-25 1971-05-18 Olin Mathieson Composite of steel and aluminum containing zinc and boron,and a cable sheath made therefrom
US4701587A (en) 1979-08-31 1987-10-20 Metcal, Inc. Shielded heating element having intrinsic temperature control
US4256945A (en) * 1979-08-31 1981-03-17 Iris Associates Alternating current electrically resistive heating element having intrinsic temperature control
US4752673A (en) * 1982-12-01 1988-06-21 Metcal, Inc. Autoregulating heater
CA1249623A (en) * 1983-05-26 1989-01-31 Metcal, Inc. Self-regulating porous heater device
EP0130671A3 (en) * 1983-05-26 1986-12-17 Metcal Inc. Multiple temperature autoregulating heater
EP0156545B1 (en) * 1984-03-06 1990-09-12 Metcal Inc. Heat treatment with an autoregulating heater
US4771151A (en) * 1984-10-05 1988-09-13 Metcal, Inc. Self-heating lid for soldering to a box
US4626767A (en) * 1984-12-21 1986-12-02 Metcal, Inc. Constant current r.f. generator

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535100A (ja) * 2004-04-23 2007-11-29 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 地下累層を加熱するために使用される温度制限加熱器
JP4806398B2 (ja) * 2004-04-23 2011-11-02 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 地下累層を加熱するために使用される温度制限加熱器
JP2019516207A (ja) * 2016-03-02 2019-06-13 ワットロー・エレクトリック・マニュファクチャリング・カンパニー 過渡的システムにおける温度制御のためのセンサとしてのヒーターエレメント
KR20200019858A (ko) * 2017-06-28 2020-02-25 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. 전기 가열 조립체, 에어로졸 발생 장치, 및 에어로졸 형성 기재를 저항 가열하기 위한 방법
KR20200019856A (ko) * 2017-06-28 2020-02-25 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. 전기 가열 조립체, 에어로졸 발생 장치 및 에어로졸 형성 기재를 저항 가열하는 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0632273B2 (ja) 1994-04-27
US4814587A (en) 1989-03-21
ATE70688T1 (de) 1992-01-15
EP0250094A1 (en) 1987-12-23
DE3775284D1 (de) 1992-01-30
CA1303104C (en) 1992-06-09
EP0250094B1 (en) 1991-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62296386A (ja) 電気的抵抗加熱エレメント及び電気ヒータ
US4695713A (en) Autoregulating, electrically shielded heater
US4752673A (en) Autoregulating heater
JPS59226490A (ja) 複数の温度についての自動調節機能を有する発熱体
JPS61501354A (ja) 自動温度調節ヒータ
JPH0218559B2 (ja)
EP0107927B1 (en) Autoregulating electrically shielded heater
US5101086A (en) Electromagnetic inductor with ferrite core for heating electrically conducting material
US11272582B2 (en) Coaxial smart susceptor
Christiansen et al. Practical methods for generating alternating magnetic fields for biomedical research
US6781100B2 (en) Method for inductive and resistive heating of an object
JP2002237423A (ja) 漏洩インダクタンス低減トランス、これを用いた高周波回路及びパワーコンバータ並びにトランスにおける漏洩インダクタンスの低減方法
US20180359818A1 (en) Susceptor Wire Array
CN100589912C (zh) 具有可拆卸的尖端的自调节温度的烙铁
JPH0828272B2 (ja) 温度自己調節ヒータ
JPS61108470A (ja) 効率の良い自動温度調節型ヒータ
US5380989A (en) Inductive heating element with magnetic and thermistor materials
KR0124979Y1 (ko) 유도가열 조리기의 워킹코일
JPS62287591A (ja) 誘導加熱調理器
JPH01239791A (ja) 電磁調理器の誘導加熱装置
JPH01134892A (ja) 電磁誘導加熱コイル
Takura et al. Miniaturization of micro implantable devices with thermosensitive ferrite for soft-heating hyperthermia
JPH0644511B2 (ja) 高周波誘導加熱炉