JPS62278224A - 金属成品の表面加工熱処理法 - Google Patents

金属成品の表面加工熱処理法

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JPS62278224A
JPS62278224A JP12114186A JP12114186A JPS62278224A JP S62278224 A JPS62278224 A JP S62278224A JP 12114186 A JP12114186 A JP 12114186A JP 12114186 A JP12114186 A JP 12114186A JP S62278224 A JPS62278224 A JP S62278224A
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JP
Japan
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product
hardness
shot peening
metal product
fatigue strength
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JP12114186A
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Keiji Mase
恵二 間瀬
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Fuji Manufacturing Co Ltd
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Fuji Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
【産業上の利用分野】
本発明は工具類、機械部品などの金属成品の表面加工熱
処理法に関し、より詳しくは、ショットピーニング自体
によって成品の表面に対する熱処理を行い、この熱処理
の組織変態による金属成品の表面の改質と共に従来のシ
ョットピーニングによる圧縮残留応力の発生に伴う表面
の加工硬化、疲労強度の増加といった効果を同時に得る
金属成品の表面加工熱処理方法に関する。
【従来技術及び問題点】
ばねや成品形状に鋳造した鋳鋼品、鍛造成品、ステンレ
ス鋼などの金属成品等を、その全部あるいは一部におい
て、焼入れ焼き戻し処理した後に冷間加工を施すショッ
トピーニングはすでに実施されており、公知である。 これらの方法は、高周波誘導加熱等tこより成品に約8
50℃前後で焼入れし、600℃前後で焼もどすという
熱処理を行って、表面組織の変態を行わせた後、空冷し
、常温あるいは1間で通常のショットピーニング加工を
施して圧縮残留応力を生ぜしめて、疲労強度を増加させ
ろものである。 従来手段はかように、熱処理工程とショットピーニング
工程とを別個に行わなければならず、温度制御を伴う工
程管理が繁雑でコスト高となる他、熱処理とショットピ
ーニングのそれぞれの効果の和を上回ることができず、
所望の組織を得るための熱処理および成品表面への圧縮
残留応力の発生といつな一方の工程が他方の工程の効果
を減殺しないようにするため、各工程間の繁雑な工程管
理を要し、各方法による最大の効果を得るためには適用
対象が限定されるという短所を有するものであった。
【発明の概要】
本発明は、サンドブラストないしはショットピーニング
においてショツト粒径を小さくしていくと、噴射速度が
増大すると共に、被加工物たる成品の噴射面に発熱が生
じ、噴射表面温度が噴射速度の増加に伴って、上昇する
ことに基づいて為されたものである。 すなわち、微小な合金鋼、炭素鋼などの球状物体から成
るショットをエア式、遠心式などの吹付加工機により相
対的に非常に大きな金属製物体の平らな部分に衝突させ
るとはね返えるが衝突後は速度が遅くなる。衝突前と衝
突後の速度の比すなわち反発係数は成品の材質硬度によ
り異なるが、衝突前の速度をvl、衝突後の速度をv2
とするとエネルギーの減少Eeは鋼球等のショット重量
をWとすると、 E e =W72 g X (V 12−V 22) 
トナル。 反発係数をeとすると、 V2=VIXeとなるので Ea=W/2gXV12 (1−a2)0<a<1 上記減少エネルギーは、エネルギー不変の法則から、音
以外にその大部分は熱エネルギーに変換される。熱エネ
ルギーは衝突時に衝突部が変形することによる内部摩擦
と考えられるが、鋼球等のショットの衝突した変形部分
のみで熱交換が行われるので部分的には高温になる。シ
ョット及び成品の表面硬度が共に高い場合の衝突におい
ては反発係数eは1に近いが変形部分が小さいため局部
的にはより高温になる。 同じ加工においてeは一定であるとすると、Ea=W/
2gXV1”  (1−e2)K1=(le−e”)と
すると E e =W72 g xV 12K 1変形して温度
上昇する部分の重量を衝突物体の重量に比例するとして
に2Wと考えその比熱をCとし温度上昇をtとすると、
Eeと温度上昇は比例すると考えられろ。 従って、 Ee=W/2gXV12に1=に2WXCXtt=W/
2gXV12に1÷に2WXC=V1”K1/2gK2
C =に3Vl かように、変形して温度上昇する部分の重量は速度が早
くなるに従って大きくなるがその比率は小さい。速度に
比例するとしても温度上昇tはVlに比例することにな
る。 実験により、ノズルから圧縮空気とともに噴射するエア
式の場合、圧縮空気の速度を音速で噴射することは容易
である。鋼球のショットを小さくすることにより圧縮空
気に乗りやす(なe)200m / s程度までの噴射
速度を容易に得ることができた。又エア式の場合噴射密
度を濃(することができるため温度上昇が助長されると
考えられる。 金属のように比熱の小さい物は1度上昇部の面積が小さ
いため温度上昇も大きいが温度降下(冷却速度)も早い
。衝突物体の速度が早くなると上昇温度が金属の変態点
を越えて(る。闇突時に、黄色の火花が見えるのは衝突
部分が瞬間的1にも1000℃前後になることを示して
いる。 同じ条件で、プラスチックをブラスト加工すると表面が
焼けて黒くなってくる。 本発明は、1回のショットピーニングによって、熱処理
及びショットピーニングの二つの工程を同時に行わせ、
金属成品の表面付近の組織を変化させると共に、圧縮残
留応力を生ぜしめて、極めて高い表面硬度と疲労強度を
得ることを目的とするもので、金属成品の表面に、成品
硬度と同等以上の硬度を有する40〜200μのショッ
トを噴射速度100 m / s e c以上で噴射し
、表面付近の温度をA3変態点り上に上昇させることを
特徴とする。 従って、A3変態点以上での加熱、ピーニング加工、焼
入れ焼きもどしが繰り返し成品表面に対して行われ、所
望の組織と硬度及び疲労強度の向上を図ることができる
。本発明において、シ1ット径を40μ〜200μとし
ているのは、噴射速度及び噴射密度との関係からで、噴
射速度を高速とするには、ショット径が余り大きいもの
では無理であり、又、噴射密度が低いと、噴射圧力を大
きくしても、涼工層が著しく不均一となる。又、成品の
被加工面の粗さによる影響を少なくするためである。
【実施例】
成品     撃針 成品材質   炭素鋼 成品硬度   Hrc60 噴射圧力   4 kg / cd   エア式%式% シ璽ット径・材質  177μ カーポランダム唾射距
離   170m 噴射時8  30秒 上昇温度   870〜900℃ 加工効果 表面硬度   Hrc65 疲労強度   3000回 → 20000@加加工品
の腐食後の′am鏡による観察では、前記ショットピー
ニングにより、成品の被加工面表層がA3変態点以上に
加熱されマルテンサイト変態が生じておゆ、ちょうど、
焼入れ、焼もどし処理が行われたと同様のマルテンサイ
ト組織の焼入れ層となり、その下部にトルースタイト又
はベイナイトの再焼もどじ層を成す軟化層が生ずるが、
素地が元のままの状態で存在する。 すなわち、ピーニング装置内部で上記ショットピーニン
グによって成品が加熱され、同時にピーニング加工され
ると、一種の恒温変態に似た現象で、表層は残留オース
テナイトがマルテンサイトに変態し、表面から30μの
間にマルテンサイトが多く析出し、該層が硬度を高め、
表層下部はベイナイト及び又はトルースタイト(結節状
)に変態する。換言すれば、表層はマルク工ンチによっ
てマルテンサイト変態が起こり焼きもどし、焼き割れや
変形が無いマルテンサイト組織が得られ、表層下部は常
温まで冷却されるうちに、マルテンパーによりマルテン
サイトとベイナイトの混合した硬度の高いしん性に富む
組織が得られ、また、表層下部付近でオーステンパーに
より焼き割れ、曲がりの生じないベイナイト組織が得ら
れると同時に一種の焼きもどしに似た現象で、一旦マル
チンサイト変態した組織が400℃付近で焼きもどしさ
れてマルテンサイトが分解し、じん性に富む二次トルー
スタイト組織となる。また特殊鋼においても空気焼き入
れ性が作用して上述のマルテンサイト変態の発生が見ら
れる。
【効果】
かように、熱処理効果と、鍛錬効果及び加工強化によっ
て、表面から数10ミクロンはす(なくも焼入れの時の
硬度になりモロサをだすことなく硬度を高めることがで
き、耐摩耗性向上と同時に、シ、ットピーニングによる
圧縮残留応力の発生で疲労強度を増加させることができ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属成品の表面に、成品硬度と同等以上の硬度を有する
    40〜200μのショットを噴射速度100m/sec
    以上で噴射し、表面付近の温度をA_3変態点以上に上
    昇させることを特徴とする金属成品の表面加工熱処理法
JP12114186A 1986-05-28 1986-05-28 金属成品の表面加工熱処理法 Granted JPS62278224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12114186A JPS62278224A (ja) 1986-05-28 1986-05-28 金属成品の表面加工熱処理法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12114186A JPS62278224A (ja) 1986-05-28 1986-05-28 金属成品の表面加工熱処理法

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Publication Number Publication Date
JPS62278224A true JPS62278224A (ja) 1987-12-03
JPH0217607B2 JPH0217607B2 (ja) 1990-04-23

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ID=14803876

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12114186A Granted JPS62278224A (ja) 1986-05-28 1986-05-28 金属成品の表面加工熱処理法

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