JPS62271623A

JPS62271623A - 厚肉鋼管の切断刃物

Info

Publication number: JPS62271623A
Application number: JP11230686A
Authority: JP
Inventors: Takuo Hosoda; 細田　卓夫; Hakobu Yadohisa; 宿久　運; Masaaki Takeuchi; 正明竹内
Original assignee: Kobe Steel Ltd
Current assignee: Kobe Steel Ltd
Priority date: 1986-05-16
Filing date: 1986-05-16
Publication date: 1987-11-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明［産業上の利用分野］本発明は、厚肉鋼管の製造工程において鋼管を切断する
ための刃物に関する。

［従来技術］一般に、電縫鋼管の製造工程において、鋼管を切断する
ことがある。

この切断方法には、 ■砥石による切断方法。

■金銅による切断方法。

■プレスによる切断方法。

■プレスによる突っ切り切断方法。

がある。

しかし、■〜■の切断方法は、加工速度、切り口のゆが
み、ぼり等の問題から厚肉鋼管の切断には適用されてお
らず、■のプレスによる突っ切り切断方法が使用されて
いる。

この突っ切り切断方法は、第３図に示すように、鋼管７
の移動速度に合わせて走行台車２．３が移動し、下台車
３上の円筒型に割った下刃４により鋼管７を固定すると
同時にプレスで圧下された突っ切り刃物６が下がり、鋼
管７を切断する。そして、この場合の突っ切り刃物６の
形状は第２図に示すように刃先はＶ型である。

このような、従来における突っ切り切断方法では、厚内
鋼管になるほど、第２図に示すような突っきり刃物の刃
先６ａが欠けたり、刃先側面６ｂの焼き付きが起こる。

そのため、管肉厚４ＩＩＩＩＲ以上の厚肉鋼管になると
突っ切り刃物の寿命が短いため、刃物取り替え回数が多
くなり、生産性が悪く、また、コスト高となる。

［発明が解決しようとする問題点］本発明は上記に説明した従来１こおける鋼管切断方法に
使用する突っ切り刃物の問題点のに鑑み、本発明者が鋭
意研究を行い、検討を重ねた結果、刃先が欠けることが
なく、また、刃先側面の焼き付きもなく、さらに寿命を
長くできる厚肉鋼管の切断刃物を開発したのである。

［問題点を解決するための手段］本発明に係る厚肉鋼管の切断刃物の特徴とするところは
、鋼管の外周に沿った円筒工具の一部を割り、その隙間
にＶ字型突っ切り刃物を入れて鋼管を切断する刃物であ
って、突っ切り刃物の硬さがＨＲＣ６０〜６５、刃先角
度が９０〜１２０’とすることにある。

本発明に係る厚肉鋼管の切断刃物について、以下詳細に
説明する。

先ず、本発明に係る厚肉鋼管の切断刃物における突っ切
り刃物硬さおよび刃先角度について説明する。

刃物の硬さは突っ切り刃物の刃先の欠けに対して大きな
影響をおよぼすものであり、切断初期の突き破る力（衝
撃力）に耐える靭性が必要で、硬さＨＲｅＯ４を越える
と靭性が低下し、また、ＨＲＣ６０未満では靭性は増加
するが、硬度不足になり刃先がつぶれ切断不可能となる
。従って、突っ切り刃物の硬さはＨＲＣ６０〜６５とす
る。

刃先の角度は、突っ切り刃物の刃先側面の焼き付き、さ
らに、刃先の欠けに大きく影響を及ぼすものであり、刃
先角度が小さ過ぎると切断中間工程で切断屑は内巻きに
なり、刃先側面と切断屑の抵抗が大きくなり焼き付きが
起こりやすくなる。

また、刃先角度が大きくなると剪断力が高くなり突っ切
り刃物が割れる場合がある。従って、突っ切り刃物の刃
先角度は９０〜１２００とする。

このような特性を有する厚肉鋼管の突っ切り刃物の表面
処理について説明する。

即ち、厚肉鋼管の切断刃物ζこおいては鋼管切断時の突
っ切り刃物の耐焼き付き性、耐摩耗性を向上させるため
に表面硬化処理を行う必要がある。

そして、この処理は、チタンナイトライド（ＴｉＮ）、
チタンカーバイド（Ｔｉｃ）、イオン窒化等で充分に目
的を達成できる。

［実　施　例］本発明に係る厚肉鋼管の切断刃物の実施例を比較例と興
に説明する。

実施例第１図に示す突っ切り刃物の硬さ、刃先角度を第１表に
示すように変化させて、材質５ＫＩ−９でＮｏ、ｌ〜１
４４こついて厚肉鋼管５０φＸＩＧｔ（Ｌ／Ｄ：２Ｇ％
、ｔ：板厚、Ｄ；外径）をプレスによる突っ切り切断を
実施した。

これらの突っ切り刃物寿命を第２表に示す。

この第２表から明らかなように、切断寿命は刃先角度８
０°までは従来の突っ切り刃物と変化はないが、刃先角
度１００〜１２０°と大きくなると従来の刃先角度６０
°に比較して６〜ｌＯ倍に伸びている。逆に、１４０°
では低下している。

即ち、刃先角度１００〜１２０°で従来の刃先角度に比
べて優れていることがわかる。

また、硬さにおいてはＨＲＣ５７以下およびＨ１０６８
以上で刃物寿命が著しく低下するので硬さはＨＩ’ＬＣ
６０〜６５が良好な範囲である。

第１表　　　　　第２表＝７− ［発明の効果］以上説明したように、本発明に係る厚肉鋼管の切断刃物
は上記の構成であるから、厚肉鋼管の製造工程における
鋼管の切断を円滑に行うことができ、生産性を向上させ
、かつ、コストを低減することができるという優れた効
果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る厚肉鋼管の切断刃物の概略図、第
２図は従来の切断刃物の概略図、第３図はプレスによる
突っ切り切断の概略図である。２．３・・走行台車、５・・突っ切り刃物保持体、６・
・突っ切り刃物、７・・鋼管。

Claims

【特許請求の範囲】

鋼管の外周に沿った円筒工具の一部を割り、その隙間に
Ｖ字型突っ切り刃物を入れて鋼管を切断する刃物であっ
て、突っ切り刃物の硬さがＨＲＣ６０〜６５、刃先角度
が９０〜１２０°であることを特徴とする厚肉鋼管の切
断刃物。