JPS62249062A - 分析素子 - Google Patents

分析素子

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JPS62249062A
JPS62249062A JP9129886A JP9129886A JPS62249062A JP S62249062 A JPS62249062 A JP S62249062A JP 9129886 A JP9129886 A JP 9129886A JP 9129886 A JP9129886 A JP 9129886A JP S62249062 A JPS62249062 A JP S62249062A
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JP
Japan
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substance
label
fluid sample
layer
specific component
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Pending
Application number
JP9129886A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Ito
司 伊藤
Satoru Kawakatsu
川勝 哲
Akira Onishi
明 大西
Masayo Takekoshi
竹腰 匡代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流体試料中の微量成分測定用分析素子に係り
、特に生物学的流体試料中の特定微量成分全分析するた
めの分析素子に関する。
〔従来の技術〕
生物学的流体試料中に極微量含有される物質?検出する
方法として、各種分析法の開発がなされてきた。その分
析方法は、主として免疫反応をその原理とするものであ
る。上記原理?用いる測定法として、種々の4のが開発
されてきたが、最も精度の高いものとして、免疫測定法
(イムノアッセイ)が知られている。
免疫測定法は、1958年、ベルソン(Ber−son
 )とイア口I7(Yallow )  が、放射性ヨ
ードで標識した、ウシインシュリンと糖尿病患者血清中
の抗インシュリン抗体?用いて、血清中のインシュリン
?測定することに成功して以来、放射免疫測定法が広く
用いられている。
これ以後標識化合物として、放射性同位元素以外のもの
が種々開発がなされてきた。他の標識化合物として#−
j:例えば、酵素、酵素基質、補酵素、酵素阻害物質、
バクテリオファージ、循環反応体、金属及び有機金属の
錯体、有機補欠分子族、化学発光性反応体、及び蛍光性
分子等が挙げられる。
上記免疫測定法に関する技術上の重要な問題の1つとし
て、結合を起した物質(以下、Bと略記する)と起さな
かった物質(以下、Pと略記する)の分離(以下B /
 F分離と略記する)がある。
従来、免疫測定法における問題点全解決するために各種
の方法が開発されてきた(例えば、特開昭53−386
19号、同53−79024号、同55−90859号
、同57−67860号、同57−200862号、同
58−18167号、同59−77556号及び同59
−170768号各公報参照〕。
しかし、これらの方法は、B/F分離が不完全である、
ノイズが多く信号の信頼度に問題がある、測定可能な物
質が低分子物質に限られる等の欠点があった。
一方、ウェット・ケミストリーにおいて、固定相を用い
た競合法による免疫測定法が開発されている(例えば特
開昭58−209994号及び同59−202064号
各公報参照)。しかし、それらの測定法では、比較的多
量の水溶液中において、担体に固定相を分離して固定し
た2種の物質と溶液中の物質との競合反応2行っている
ため、意図した結合を起すことなく溶液中に残存する物
質が多く、しかも両固定相を区別することなく全体の酵
素活性?測定しているため、バックグランドやノイズの
問題から、感度、精度及び再現性について満足な結果が
得られているとは言い稚い。
他方、ドライ・ケミストリーにおいて、第2抗体?用い
る免疫測定法が開発されている(特開昭57−8276
6号及び同57−82767号各公報参照)。しかし、
これらは、操作が煩雑であること、再現性の良い展開を
行う技術が必要であること等、改良の余地がある。更に
、特開昭59−34155号公報記載の発明では、未結
合物収納シートを用いる方法が開示されている。しかし
、この方法でも、反応用シートと未結合物収納シートと
を密着させたままで測定を行おうとすると前述した問題
が生じ、また測定時に両シートを分離するのは煩雑であ
り、特に測定を自動化する際、障害となる。
〔発明が解決しようとする問題点] 本発明者等は、特願昭60−131955号、同60−
229799号及び同60−229799号発明におい
て、上記のような従来技術における欠点が、分析素子内
で積極的なり/IP分離を行うこと、そのためには分析
素子が特定の構成を有することによって解消することを
見出した。すなわち、流体試料中の特定成分A全、該特
定成分Aと特異的に結合し得る物質B1特定成分A、特
定成分Aの類縁体及び特定成分ムと特異的に結合するが
該物質Bとは異なる物質よりなる群から選ばれた物質と
標識とが結合した標識物01及び該標識物Cの標識部位
に特異的に結合して該標識に起因する信号を変調させる
物質DQ用いて該標識に起因する信号によって測定する
方法で使用する、該物質B及びDが担体に固定化された
形でそれぞれ多孔質反応層の一部及び/又は全部に含有
されている分析素子により、積極的なり/IF分離を分
析素子内で実現することができた。
本発明者らはその後頁に検討を重ねた結果、前述の分析
素子においては、該物質B及びDの含有量が極めて重要
であり、この含有量の変化に伴って分析素子の測定可能
領域、感度、再現性、等が大きく変動することを発見し
た。
本発明の目的は、前記発明の分析素子において、該物質
B及び該物質りの含有量?好ましく設定することによシ
、パックグランドやノイズが少なく、感度、精度及び再
現性に優れた、流体試料中の特定成分を定量するための
分析素子を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明?概説すれば、本発明は、分析素子に関する発明
であって、流体試料中の特定成分A?、該特定成分Aと
特異的に結合し得る物質Bと、特定成分A又はその類縁
体と標識とが結合した標識物Cとの競合反応によって測
定し分析するための分析素子であって、該物質Bに結合
していない該標識物Cの標識部位に特異的に結合して該
標識に起因する信号全変調させる物質DQ用い、該物質
B及び該物質りが、担体に固定化された形でそれぞれ多
孔質反応層の一部及び/又は全部に含有されている分析
素子において、該特定成分Aを実質上含有しない流体試
料?用いて所定の分析操作を終了した時点で、分析素子
内の反応に関与した該標識物Cの総量のうち3〜70チ
が該物質Bと結合し、かつ[11〜10%が該物質B及
び該物質りと結合していないように、該物質B及び該物
質りの含有量が設定されていることを特徴とする。
本発明において、流体試料としては、あらゆる形態の浴
液、コロイド溶液が使用しうるが、好櫨しくは生物由来
のm1体試料例えば、血液、血漿、血清、脳を髄液、唾
液、羊水、乳、尿、汗、肉汁等が挙げられる。
本発明により測定しうる流体試料中での特定成分Aとは
、その存在又は、その流体試料中での量が測定され、そ
の特定成分Aに特異的に結合する物質が得うる物質又は
物質群である。す々わち、ポリペプチド、タンパク質、
複合タンパク質、多糖類、脂質、複合脂質、核酸、ホル
モン類、ビタミン類、薬剤、抗生物質、農薬等が挙げら
れる。具体的には、下記の物質又は物質群?挙げること
ができるが、これらに限定されるものではない。
(タンパク質、複合タンパク質) プレアルブミン、アルブミン、α!−酸性糖タンパク質
、α、−アンチトリプシン、αi−糖タンパク質、トラ
ンスコルチン、αビアンチキモトリズシン、α!−リポ
タンパク質、チロキクン結合グロブリン、セルロプラス
ミン、zn−C2−糖タンパク質、Gc−グロブリン、
インター−α−トリズシンインヒビター、α!−マクロ
グプロリ/、C2−H3−糖タンパク質、C2−Tクロ
グロブリン、ハプトグロビン、町−リボタンバク質、ヘ
モベキシン、トランスフェリン、β−リホタンパク′u
1β2−糖タ/バク質、β、−マクログロブリン、C−
反応性タンパク質、ミオグロビン、エリスロボイエチン
、免疫グロブリン(工go。
工FEMp IgA p 工gD、IgE)、補体系成
分(c、q。
car P  CR2#  C2+ as l C41
(3,# c、 I a、 l c、 IC9等)、フ
ィブリノーゲン、ヘモグロビン、グリコヘモグロビン、
血液凝固因子、HBa抗原、11Be抗体、酵素(例え
ば、酸性ホスファターゼ、アルカリ性ホスファターゼ、
アルカリ性ボス7アターゼアイソエ/ザイム、α−アミ
ラーゼ、アミラーゼアイソエンザイム、アルドラーゼ、
コリンエステ2−ゼ、タレアチンホスホキナーゼ、クレ
アチンホスホキナーゼアイソエンザイム、トランスアミ
ナーゼ(GOT 、 GPT )、乳酸脱水素酵素、乳
酸脱水素酵素アイソエンザイム、1−− GTP 、 
 リパーゼ、モノアミンオキシダーゼ、ロイシンアミノ
ベプチダ・−・ゼ、ブドウ糖6リン酸脱水素酵素等)等
(ホルモン及びホルモン様物質) 卵胞刺激ホルモン(FSH) 、黄体刺αrホルモy(
LH)、成長ホルモン(GH)、甲状腺刺激ホルモン(
TSH) 、にII 腎11 質ill mホルモン(
A、C!Tl()、メラニン刺激ホルモ7 (Mf3H
)、パンプレツシン、オキシトシン、インシュリン、グ
ルカゴン、アンギオテンシンI及び11 、プロラクチ
ン、セクレチン、ドーパミン、セロトニン、ソマトスタ
チン、サイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(
T3)、ガストリン、コルチゾール、アルドステロン、
カテコラミン、エストロゲン、フロゲステロン、テスト
ステロン、胎盤性ゴナドトロピン、胎盤性ラクトーゲン
、下垂体ホルモン放出因子(TRH、FSH−RH。
ORH、LH−RH等)等。
(ビタミン類) ビオチン、チアミン、ビタミンA1 ビタミンB8、ビ
タミンB6  、ビタミン13tzs  ビタミンC1
ビタミンD1 ビタミンE5 ビタミンに1葉酸等。
(lit!瘍マーカマ− カーフェトプロティン、癌胎児性抗原、フェリチン、ポ
リアミン、腺癌胎児抗原、塩基性フェトプロティン、M
−タンパク、前立腺酸性ホスファターゼ、糖鎖性抗原(
CA19−9、CA125等)、ガングリオサイズ (各種の薬剤及び代謝産物) ペンゾイルエクゴニン、コカイン、コディン、デキスト
ロメトロファン、ヘロイン、リセルグ酸、モルヒネ、キ
ニジン、キニーネ、アミカシン、ゲンタマイシン、カナ
マイシン、ネオマイシン、トブラマイシン、アクチンマ
イセチン、カナマイシン、クロラムフェニコール、クロ
ロマイセチン、クロルテトラサイクリン、エリトロマイ
シン、オキシテトラサイクリン、ペニシリン、ポリミキ
シンB1テラマイシン、テトラサイクリン、ストレプト
マイシン、ジフェニルヒダントイン、エトスクシミド、
フエノバルビタール、フリミドン、セコバルビタール、
アセタミノフエン、アミトリブチリン、カルバマゼピン
、ジゴキシン、ジンピラミド、リドカイン、メントレキ
セート、N−アセチルプロカイナミド、フェニトイン、
プロカイナミド、プロプラノロール、テオフィリン、カ
ナピノール、テトラヒドロカナピノール、コリン抑制薬
剤、抗ヒスタミン剤、アトロピン、ブチロフェノン、カ
フェイン、クロロプロマシン、エヒネフリン、グリセオ
フルビン、イミダ2ミン、L−ドーパ、メペリジン、メ
プロバメート、メタトン、ナルセイン、ノルトリブチリ
ン、オキサゼパム、ババベリン、フロスタグランジン、
テグレトール、バルプロン酸等及びこれらの代謝産物。
(微生物表面マーカー) バクテリア抗原、菌類抗原、寄生虫抗原、ウィルス抗原
(農薬) ハロゲン化ビフェニル、リン酸エステル類、チオホスフ
ェート類、及びこれらの代謝産物。
(その他) 血液型物質、カルシオリビン、アレルゲン等。
本発明に使用しうる流体試料中の特定成分ムと特異的に
結合する物質Bとしては、測定対象により抗体、抗原、
レクチン、プロティンA1特定酵素の阻害物質などが挙
げられるが、該特定成分ムと該結合物質Bの結合反応が
抗原−抗体反応である場合が特に好ましい。本発明で使
用する抗体は、その由来を特に限定されるものではなく
、補乳動物等に抗原を投与、免疫して得られる抗血清、
腹水液とそのままか、あるいは従来公知の方法である(
右田俊介編「免疫化学」中山書店第74〜88頁参照)
硫酸ナトリウム沈殿法、硫酸アンモニウム沈殿法、セフ
ァデックスゲルによるゲル濾過法、イオン交換セルロー
スクロマトグラフィー法、電気泳動法等で精製して用い
ることができる。
あるいは抗原で感作した哨乳動物等(mlえばマウス)
牌#I細胞と骨髄腫細胞(ミエローマ)とから雑種細胞
(ハイプリドーマ)を得てモノクローナル抗体をつくっ
ても良い。
また、これらの抗体は工gG 、 工gM 、 IgA
 。
工gD、工gIc各分画を用いることができ、あるいは
これらの抗体を酵素処理してFab % Pab’又は
  −IF (ab”hといった活性抗体フラグメント
にして使用してもよい。更にこれらの抗体は単一で使用
しても、複数の抗体を組合せ使用してもよい。
流体試料中の特定成分Aと特異的に結合する物質Bとし
て抗体又は抗原を用いた場合、本発明分析素子の測定原
理は免疫測定法に属する。
本発明の分析素子は免疫測定法において特に好ましく使
用できるので、以下免疫測定法を例にとって本発明の詳
細な説明するが、本発明はこの説明に限定されるもので
はなく、種々の応用が可能であることは以上に述べてき
た内容からも明らかである。
本発明に適用し得る標識としては、例えば酵素、蛍光物
質などが挙げられる。更に好ましくは下記に開示された
酵素及び蛍光物質が用いられる。(これらの標識に起因
する信号については後述する) 1、 酵素 EC,1,t 1.1   アルコールデヒドロゲナー
ゼ1、11.6   グリセロールデヒドロゲナーゼ 1、1.1.8   グリセロール−5−リン酸デヒド
ロゲナーゼ(NAD) 1、 t 1.27   乳酸デヒドロゲナーゼ1.1
.1.s7   リンゴ酸デヒドロゲナーゼt t 1
.40   リンゴ酸デヒドロゲナーゼ(NADP ) 1、1. t 47   グルコースデヒドロゲナーゼ
1、t t 48   ガラクトースデヒドロゲナーゼ 1、 t t 49   グルコース−6−リン醗デヒ
ドロゲナーゼ 1、1.2.3   乳酸デヒドロゲナーゼ(チトクロ
ーム) 1、1.11   グリコール酸オキシダーゼ1.1.
5.2   乳酸オキシダーゼ1、j、 i 4   
グルコースオキシダーゼ1、 t i 6   コレス
テロールオキシダーゼ1.1.五9  ガラクトースオ
キシダーゼ1.1.五17   コリンオキシダーゼ1
.1.五−L−α−グリセロリン酸オキシダーゼ 1、2. j、 1   ホルムアルデヒドデヒドロゲ
ナーゼ t 2.1.12   グリセルアルデヒドリン酸デヒ
ドロゲナーゼ 1、2. & 2   キサンチンオキシダーゼ1、2
. i 3   ピルビン酸オキシダーゼ1、2. A
 4   オキサル酸オキシダーゼ1、ム五−アシルC
oAオキシダーゼ t 4.1.1   アラニンデヒドロゲナーゼ1、4
. t 5   グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(NA
Dω)″)) 1、4.1.4   グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(
NADP”) 1.4.工2  L−アミノ酸オキシダーゼ1.4.五
3  D−アミノ酸オキシダーゼ1、4. X 4  
 アミンオキシダーゼ(フラビン含有) 1、4. i 6   アミンオキシダーゼ(銅含有)
1、5.1.5   テトラヒドロ葉酸デヒドロゲナー
ゼ 1、5. !L1   サルコシンオキシダーゼ1、6
.42   グルタチオンレダクターゼ(NAD(P)
H) 1、6.4.3   ジヒドロリボアミドレダクターゼ
(NAD”)(ジアホラー ゼ) 1、Z五3  尿酸オキシダーゼ 1、11.1.6   カタラーゼ j、 11.1.7   ペルオキシダーゼ1、 j3
.12.4  乳酸2−モノオキシゲナーゼ1、13.
12.5  レニラルシフェリンー2−モノオキシゲナ
ーゼ 1、1X12.6  シプリジナルシフエリンー2−モ
ノオキシゲナーゼ 1、1.% 12.7 7オチヌスルシフエリンー4−
モノオキシゲナーゼ(ATP 加水分解) 1、14.1五24−ヒドロキシ安息香酸6−モノオキ
シゲナーゼ t 14.99.21  ラチアルシフエリンモノオキ
シゲナーゼ 2.1.311   メチルマロニルCoAカルホキシ
トランスフェラーゼ 2.12.2  7−グルタミルトランスフェラーゼ 2、7.1.1   へキソキナーゼ 2、7.1.2   グルコキナーゼ 2.7.1.15   リフt!牛ナーゼ2.7.1.
28   )リオキナーゼ2、7.1.40   ピル
ビン酸キナーゼ2、7.5.1   ホスホグルコムタ
ーゼ五1. t 3   リバーゼ 五1.1.4   ホスホリパーゼA。
五1. t 7   アセチルコリンエステラーゼ五1
,1.8  コリンエステラーゼ 5.1. i 1   アルカリホスファターゼ工1.
五2  !2ホスファターゼ 3.1.五9  グルコース−6−ホスファターゼ At3.11   フルクト−スジホスファターゼ i 1. i 21   α−グルセロールホスファタ
ーゼ 五1.4.1   ホスホジェステラーゼ■3w 1.
4.3  ホスホリパーゼC五2.1.1   α−ア
ミラーゼ i 2. t 2   β−アミラーゼ五2.1.17
   ライノザイム 五2.1.18   ノイラミニダーゼ3、2.1.2
0   α−D−グルコシダーゼ!L 2. t 21
   β−D−グルコシダーゼ&2.1.23   β
−D−ガラクトシダーゼA 2.1.55   ヒアル
ロノグルコサミニダーゼ A4.11.6   アルギニンアミノペプチダーゼ 五4.22.4   プロメライン 工!IL 1.1   アスパラギナーゼ五a t 5
   ウレアーゼ 五5.4.2  7デニンデアミナーゼ3、5.4.4
   アデノシンデアミナーゼ五a4.6   AMP
デアミナーゼ 4、11.3   オキサロ酢酸デカルボキシラーゼ 4、1.1.1   プロピオニル−CoAカルボキシ
ラーゼ 4、1.2.13   フルクトースニリン酸アルドラ
ーゼ 4、2.1.20   トリプトファンシンセターゼc
J、A 1.9   グルコースリン酸インメラーゼ 6、!L4.14   ピオチンカルボキシラーゼ& 
4.1.1   ピルビン酸カルボキシラーゼ6、4.
1.2   アセチルCoAカルボキシラーゼ & 4.1.3   プロピオニルーCoAカルボキシ
ラーゼ(ATP−加水分解) & 4.1.4   メチルクロトニル−CoAカルボ
キシラーゼ & 4.1.5   ゲラノイル−CoAカルボキシラ
ーゼ        等 Z 蛍光物質 フルオレセイン イソチオシアナート(F’ITC)テ
トラメチルローダミン インチオシアネート (TR工
TC) ローダミンB インチオシアネート(RB工TO)リサ
ミンローダミン−B200スルホリルクロライド(RB
200SC) ウンベリフェロン 4−メチルウンベリフェロン(4MU )フルオレセイ
ンチオフルバミル(FT(3)フルオレセインチオカル
バミル−ジフェニルグリシン(PTO−DPG ) テトラメチルローダミン(TMR) 5− ((a、 6−シクロロトリアジンー2−イル)
−アミノコフルオレセイン ジメチルアミノナフタレン−5−スルホニルクロライド
(DNB−CL ) フルオラム 2−メトキシ−2,4−ジフェニル−3(2H)−72
ノン(MDPF ) 7−クロロ−4−二トロペンゾ−2−オキサ−1,3−
ジアゾール(uBD−at )1−アニリノ−8−ナフ
タレンスルホン酸(Al1) N−(3−ピレン)−マレイミド(NPM )N−(7
−シメチルアミノー4−メチル−2−オキシ−3−クロ
ロメチル)−マレイミ  ド (DAOM   ) N−(p−2−ベンズイミダゾイル−フェニル)−マレ
イミド(B工PM ) アントラセンインチオシアネート フルオロアンチルマレイミド(boAM)希土類元素?
含む各種キレート 及びこれらの誘導体 特定成分A及び特定成分Aの類縁体よりなる群から選ば
れた物質(以下[物質LJと略称する)と標識とが結合
した標識物Cとは、該物質Eと、特定成分Aと特異的に
結合する物質B又は特定成分Aとの間の特異結合能力?
保持し、かつ前述の標atその信号を発する能力全保持
したiま化学的手段等で、該物質Eと該標識を直接又は
間接的に結合した物質の総称である。
実際には該物質Eと核種mを当業者間で良く知られてい
る公知の試薬と公知の方法で結合させることにより得る
ことができる。更に拝しく述べると、石川栄治、回合忠
、宮井゛潔編「酵素免疫測定法(第2版)」(医学書院
、1982年刊)及び日本臨床病理学金輪「臨床病理」
臨時増刊特集第53号「臨床検査のためのイムノアッセ
イ−技術と応用−」(臨床病理刊行会、1985年刊)
などに記載された方法を参考にすることができる。本発
明の理解全助けるため以下に具体列?挙げて説明するが
、これは本発明?限定するものではない。
(])該物質E及び該標識を下記のような架橋剤と反応
させる方法 ■ 2.4. b −トリクロロ−1,3,5−hリア
ジン ■ 4.4′−ジフルオロ−45′−ジニトロジフェニ
ルスルホン ■ トルエン−2,4−ジインシアネート■ Nl’−
ジシクロへキシルカルボジイミド■ 1−(5−ジメチ
ルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド ■ ビスジアゾ−〇−ジアニシジン ■ グルタルアルデヒド など (2)該物質Eと該標識のうち少なくともどちらかが糖
鎖を有している時、該糖鎖を過ヨウ素酸で処理し、生じ
たアルデヒド基を結合すべき相手物質のアミノ基と反応
させる方法。
(必要に応じて、過ヨウ素酸処理の際の不要な結合の形
成を阻止するために1−フルオロ−2,4−ジニトロベ
ンゼン等で該物質E若しくは該標識を前処理しておくか
過ヨタ素酸処理反応のpHを4〜5に制御する、あるい
は該物質Eと該標識間で形成されたシック塩基による結
合を水素化ホウ素ナトリウムやエタノールアミン等で処
理し安定化する、といった処置全とってもよい) (3)該物質E及び該標識がチオール基を有しているか
、あるいは還元等(よりチオール基を生ずる、あるいけ
適当な化合物で処理することによりチオール基?導入で
きる場合、マレイミド試薬として知られている種々の架
橋剤と該チオール基と反応させる方法。
〔ここでチオール基を導入する化合物としては次のよう
な例が挙げられる。
■ 無水8−アセチルメルカプトスクシン酸■ メチル
−5−メルカプトプロビオンイミデート (リ メチル−4−メルカプトブチルイミデーート ■ 2−イミノチオラン ■ 3−(″2′−ジチオピリジル)プロピオ/r1!
N−ヒドロ″キシスクシンイミドエステル■ メチルs
 −(4’−ジチオピリジル)プロビオンイミデートな
ど また、前述のマレイミド試薬としては次のような例が挙
げられる。
■ N、N’−Q−フェニレンジマレイミド■ N、N
’−p−フェニレンジマレイミド■ N、 N’ −I
Q−フェニレンジマレイミド■ N、 N’−オキシジ
メチレンシマレイミド■ N−スクシンイミジル−N−
マレイミドアセテート ■ N−スクシンイミジル−4−(N−マレイミド)ブ
チレート (3w−スクシンイミジル−5−(N−マレイミド)ヘ
プタノエート ■ N−スクシンイミジル−6−(N−マレイミド)ヘ
キサノエート ■ N−スクシンイミジル−4−(N−マレイミドメチ
ル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート [相] N−スクシンイミジル−m−(N−マレイミド
)ベンゾエート ON−スクシンイミジル−p−(H−マレイミドフェニ
ル)−4−ブチレート o N−スルホスクシンイミジル−<−(ll−マレイ
ミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート ON−スルホスクシンイミジル−m−(N−マレイミド
)ぺ/シェード ON−スルホスクシンイミジル−p−(N−マレイミド
フェニル)−4−ブチレート■ N−スクシンイミジル
−4−(N−マレイミドメチル)ベンゼン−1−カルボ
キシレート              など〕(4)
該物質E又は該標識にピリジル・ジスルフィド基と導入
し、結合すべき相手化合物に導入した、あるいは元々存
在するチオール基と反応させる方法。
〔ピリジル・ジスルフィド基の導入は3−(2′−ジチ
オピリジル)プロピオン酸N−ヒドロキシスクシンイミ
ドエステルやメチル−5−(a’−ジチオピリジル)プ
ロピオ/イミデートなどで処理すれば良い。またチオー
ル基の導入は(3)項で述べた方法などが利用できる〕 (5)  該物質コ及び該標識がチオール基を有してい
るか、あるいは還元等にょジチオール基を生ずる、ある
いは適当な化合物で処理することによりチオール基?導
入できる場合、その片方の物質のチオール基?ピリジル
・ジスルフィド基に変換し、結合すべき相手物質のチオ
ール基と反応させる方法。
(チオール基のピリジル・ジスルフィド基への変換は、
4.4’−ジチオジピリジンなどにより行うことができ
る) (6)該物質E及び該標識に、存在する又は導入した、
アミン基又はチオール基と、p−ベンゾキノリン全反応
させる方法。
(7)  モノヨー)’酢酸n−ヒドロキシスクシンイ
ミドエステルを、該物質E及び該標識に、存在する又は
導入した、チオール基に反応させる方法。
(8)該物質Eに対する抗体、該標識に対する抗体、及
び前2者の抗体に共通に特異結合する抗体を反応させる
方法。
(9)該物質E・該標識の片方をアビジンと残シをビオ
チンと結合しておき、両者をビオチン・アビジン結合に
より結合させる方法。
本発明に使用する物質D2すなわち、前述の標識物Cの
標識部位に特異的に結合して、該標識に起因する信号?
変調させる物質りは、使用する標識に対応して選ばれる
べきものであり、下記のような物質1r 91に挙げる
ことができる。
1、 都識が「酵素」である場合 0標識に起因する信号 該酵素活性による基質の減少・生成物の増加、エネルギ
ーの放射及びそれらに起因する変化 0好ましい物質り 該酵素に対する阻害剤 該酵素に対する抗体で、酵素に結合してその活性に影響
を与えるもの 2 標識が「蛍光物質」である場合 O標aI/c起因する信号 該蛍光物質に励起光をあてた際に発する蛍光、 0好ましい物質り 該標識に対する抗体及びその誘導体で、該標識の蛍光波
長・強度を変化させるもの。
上記の各種吸収物質の具体別はいずれも当業者によぐ知
られておシ、あらためて開示するまでもないが本発明の
理解を助けるために、代表的な例を以下に示す。
本発明に使用しうる酵素阻害剤としては、ジャーナル 
オプ ジ アメリカン ケミヵルソサイアティ(:r、
 am、 Chem、 SOC)第80巻、第456頁
(1958年);同第82巻、第596頁(1960年
):アカウンツ オブ ケミカル リサーチ(ACC,
Chem、 Res )  第9巻315頁(1976
年):サイエンス(5cience )第185巻32
0頁(1974年):化学工業1985第21頁(19
85年)などに記載された、若しくは引用された酵素阻
害剤などが好ましく用いられ、また以下に開示した阻害
剤も好ましく用いられる。
酵素阻害物質の例 フィソスチグミン メチオニン スルホキシミン ワイルドファイア(wi1+1fire )毒素ブルー
デキストラン 0−ジアニシジン−セルロース 0−ジアニシジ/−デキストラン 2−プロピニルアミン 2−クロロアリルアミン フェニルグリシン p−ニトロフェニルグリシン アミノアセトニトリル 2−アミノ−3−ヒドロキシプロビル−1,3′−カル
ボキシ−3′−アミノ−1′−プロペニル−1エーテル L−2−アミノ−4−メトキシ−トランス−5−ブテン
酸 エタノールアミン 0−サルフェート アルビシイン アザセリン ジアゾオキソノルロイシン ジアゾオキソノアノルバリン Δ3−7−アミノセファロスポリン酸 ミモシン 2−アミノ−4−ペンテン酸 2−アミノ−4−クロロ−4−ペンテン酸3.3−ジク
ロロアラニン 43.3−トリクロロアラニン D−シクロセリン 2−ヒドロヤシルー5−ブチン酸 N、N−)ジメチル−2−プロピニルアミンβ−アミノ
プロピオニトリル 2−ブロモエチルアミン 3−デシメイル−N−アセチルシステアミンλ5−デカ
ジェノイル−N−アセチルシステアミン β−クロロ−L−アラニン L−セリン−〇−サルフェート β−フルオロアラニン L−ビニルグリシン D−ビニルグリシン プロパルギルグリシン ガバクリン 5−ニトロ−L−ノルバリン N−ベンジル−N−メチル−2−プロピニルアミン 3−ジメチルアミノ−1−プロピン グリセa−ル ジイソプロピルホスホロフルオライド フェニルメタンスルホニルフルオライドクラプラン酸 アロプリノール ブチルチン ヨード酢酸 ヨードアセトアミド ペスタチン ピリドキサールリン酸 ヒドラジンとその誘導体 ニトロフランとその誘導体 ニトロベンゼンとその誘導体 プリン誘導体 キレニド化剤 重金属イオン 水銀化合物       等 本発明における多孔質反応層とは、該特定成分A、該物
質B、該標識物C1及び該物質りの間に起きる結合反応
を行う層であり、該物質B及びDは反応層の一部若しく
は全部に固定化されている必要がある。また、反応時間
中流体試料?保持するために、反応層の一部若しくは全
部に、流体試料と自由に接触し得る相互連絡空隙孔(短
径5μm〜500μmが好ましい)fj!:有する多孔
性構造が存在していることが必要である。
上記の条件2満たしていれば、該多孔質反応層の素材は
特に限定されない。
好ましい例としてはサイズ10〜350μmの粒状体あ
るいけ40〜400メツシユの繊維から1つ以上選ばれ
た素材によシ構成される構造体が挙げられる。
該粒状体の材料としては、例えばケイ藻土、二酸化チタ
ン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化鉛、微結晶セルロー
ス、ケイ砂、ガラス、シリカゲル、架橋デキストラン、
架橋ポリアクリルアミド、アガロース、架橋アガロース
、キチン、キトサン、各種合成樹脂(ポリスチレンなど
)などの他、下記のような反応性基を持つ化合物から成
る自己結合型粒子が挙げられる。
例示化合物 (1)  ポリ(スチレン−コーグリシジルメタクリレ
−ト )[90/10F (2)  ポリ(スチレ/−コーメチルアクリレートー
コーグリシジルメタクリレート) C80/1515] (3)ポリ(スチレン−ツーn−ブチルメタクリレート
−コーグリシジルメタクリレート)〔75/15/10
〕 (41ホIJ(スチレンーコービニルベンジルクロライ
ドーコーグリシジルメタクリレート)〔80/10/1
0] (5)  ポリ(スチレンーコージビニルベンゼンーコ
ーグリシジルアクリレー))〔90/2/8〕 (6) yte I) (p−ビニルトルエン−コーグ
リシジルメタクリレ−) ) [90/ 10 ](7
)  ポリ(メタクリレート−コーグリシジルメタクリ
レ−))[:so/zol (8)  ポリ(スチレンーコーN、14−ジメチルア
ミノエチルメタクリレ−) ) C95153(9)ポ
リ(スチレンーコーアジリジルエチルメタクリレート)
〔9515〕 叫 ポリ(スチレンーコーメチルアクリレート−コーア
クロレイン) C9o/s/s ]αル ポリ(スチレ
ンーコーアクリルアミド)[9515] (6) ポリ(スチレンーコービニルチオール)[95
15コ α:l ポリ(スチレンーコーメチロール化アクリルア
ミド)(9515] Q4  ポリ(スチレン−ツーをブチルアクリレート−
グリシジルメタクリレ−))(901515〕 (至) ポリ(スチレンーコービニルイソシアネート 
) 〔9515〕 αQ ポリ(メチルアクリレートーコースチレンーコ−
N−メfローA/ 73y Iフルアミド)〔5゜15
5/15〕 αη ポリ(スチレンーコーグリシジルメタクリレート
ーコーN、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート)
〔901515〕 α神 ポリ(スチレンーコーメタクIJ ル酸−コーア
クリルアミド) C95/215 ]西 ポリ(スチレ
ンーコーN−メチロールアクリルアミドーコーアクリル
酸メトキシエチル)[901515] z  ボ+7(p−ビニルトルエン−ツー1!−メチロ
ールアクリルアミドーコーアクリル酸)[90/ 8 
/ 2 ] ?珍 ポリ(メチルメタクリレートーコーグリシジルメ
タクリレートーコーをブチルアクリレ−ト ) 〔80
/ 10 / 10 ]HボlJ(スチレンーコーp−
ビニルペンジルクロライドーコーアクリル酸−コーアク
リル酸ウレイドエチル)[75/1015/101に)
ポリ(スチレンーコーメタクロレインーコーα−ヒドロ
キシエチルメタクリレート)C9o / 5 / 5 
] (ハ)ポリ(スチレンーコーアクロレインーコーアセト
アセトキシエチルメタクリレート)[: 8515/1
0 ] (ハ) ポリ(スチレンーコーN、N−ジメチルアミノ
エチルアクリレートーコービニルスルホニルエチルメタ
クリレー))[901515コ@、t’1J(p−ビニ
ルトルエンーコーアミノスチレンーコービニルスルホニ
ルエチルメタクリ レー ト )  [s  5 / 
 1 o  /  s  3(社) ポリ(スチレンー
コーN、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート)[
90/10F(ハ) ポリ(スチレンーコーアクリル酸
)〔97/3〕 四 ポリ(スチレンーコーアクリルアミド)[97/ 
sコ (至) ポリ(p−ビニルトルエン−ニーをブチルアク
リレ−) ) [9515]G η ポリ(メチルアクリレートーコーメタクリルアミド
) [: 9515 ]0 9  ポリ(スチレン−ツーN−メチロールアクリルア
ミド)1:9515] (33ポ!J(p−ビニルベンジルクロラfドーコ−N
−メチロールアクリルアミド)[” 96/4〕 (ロ) ポリ(スチレンーコーイタコン酸) [1,9
8/2 〕 (至) ポリ(スチレンーコーを−・ブチルアクリレ−
ト ) 〔92/ 8 〕 (至) ポリ(メチルアクリレートーコースチレンーコ
ーアクロレイン) (s o / 6 s / s 〕
(6口ポリ(メチルメタクリレートーコースチレンーコ
−2−ヒドロキシエチルメタクリレート ) 〔25/
70 / 5 〕 (至) ポリ(スチレンーコービニルスルホニルエチル
アクリレート)[ao/2o〕 に) ポリ(スチVンーコーN、N−ジメチルアミノエ
チルアクリレート)〔90/10〕顛 ポリ(スチレン
−メチルアクリレート−コーアセトアセトキシエチルア
クIJV−ト)〔901515〕 O])  ポリ(スチレンーコーメタクリル酸)(q 
s / s ] 各例示化合物の稜の括弧内は重合反応に用いた単量体の
重塁%を示す。
あるいは、これらの粒子数種?混合して用することもで
きる。
また、本発明の多孔質反応層に用いる繊維としては、パ
ルプ(粉末戸紙など)、綿、麻、絹、羊毛、キチン、キ
トサン、セルロースエステル、ビスコースレーヨ/、銅
アンモニアレーヨン、ポリアミド(6−ナイロン、6.
6−ナイロン、6.10−ナイロンなど)、ポリエステ
ル(ポリエチレンテレフタレートなど)、ポリオレフィ
ン(ポリプロピレン、ビニロンなど)、ガラス繊維、石
綿など。植物性・動物性・鉱物性・合成・半合成・再生
繊維を用いることができ、あるいはこれらを混合して用
いても良い。
このような粒状体、繊維、あるいは粒状体と繊維の混合
物を塗布及び/又は製膜することKより、流体試料と自
由に接触し得る相互連絡空隙孔?有する多孔性構造が存
在する多孔質反応層?形成する。自己結合性全方しない
粒子は適当な接着剤?用いて粒子同志が点接着する形で
製膜することができ、例えば特開昭49−55888号
、同55−90859号、同57−67860号各公報
の方法?適用することができる。自己結合性全方する有
機ポリマー粒子は特開昭57−101760号、同57
−101761号:同58−70163号各公報に記載
の方法によシ同様に製膜できる。繊維又は繊維及び粒子
の混合物については特開昭57−125847号、同5
7−197466号各公報に記載された繊維分散液?塗
布することにより多孔質反応層を形成できる。また特願
昭59−28571号明細書で行われている方法のよう
にゼラチンやポリビニルピロリドンのような水溶性バイ
ンダー全使用した繊維分散液を塗布することも可能であ
る。
このような分散液を製造するためには、多くの方法を単
独又は組合せて用いることが可能である。例えば有用な
方法の1つとして、界面活性剤?液体キャリヤーへ添加
し、粒子及び/又は繊維の分散液中における分布及び安
定化?促進することができる。
使用可能な代表的な界面活性剤の例としては、トライト
ンX−1aa(ローム アンド )−一ス社製、オクチ
ルフェノキシポリエトキシエタール)、サーファクタン
ト10G(オリーン社製、ノニルフエノキシボリグリク
ドール)等の非イオン性界面活性剤がある。
上記界面活性剤は、広範に選択された舒全用いることが
可能であるが、粒子及び/又は繊維の重?に対して10
重l優〜n、oos重険係、好ましくは6重4%〜10
5重囲鳴用いることができる。更に別の方法として、該
粒子及び/又は繊維と液体キャリヤーの音波処理、物理
的混合、及び物理的かくけん処理、pH¥i4整などが
ある。これらは前記の方法と組合せることにより、更に
有用である。
また、繊維や粒子等に固定された該物質B及びD2又は
該標識物Cの活性を保持し、多孔質反応層又は後述の層
中に含有させるために、特願昭60−19524号明細
書に記載の方法と用いることができる。
あるいは別の態様としては吸水性の洋紙、和紙、F紙、
プラッシュポリマー、あるいはガラス繊維、鉱物性繊維
(石綿など)、植物性繊維(木綿、麻、パルプなど)、
動物性繊維(羊毛、絹など)、合成繊維(各種ナイロン
、ビニロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロビ
レ/ナト’) 、再4jJll維(レーヨン、セルロー
スエステルなど)などを単独あるいは混合して製造した
織物、不織布、合成紙などを該多孔質反応層に用いるこ
ともできる。
該物質B及びDの多孔質反応層への固定化は、種々の公
知の方法により、該物質?数多孔質反応層の表面に物理
的に吸着させるか、化学反応により直接あるいは間接的
に結合させることにより達成される。この際該物質の該
特定成分に対する特異的結合性が失われなhように留意
する必要があり、例えば石川栄治、回合忠、宮井潔編「
酵素免疫測定法(第2版)」(へ学書院、1978年刊
)、千畑一部、土佐四組、松尾雄志著「実験と応用 ア
フイニテイクロマトグラフイー」(講談社 1976年
刊)に記載されている方法を、好ましい方法の例として
挙げることができる。
また、多孔質反応層への該物質B及びDの固定化は、特
異結合部位が保持されており、かつ流体試料中に遊離、
溶解した状態でなければよく、流体試料中に不溶の状態
で分散されていてもよい。また、カラー写真で用いられ
るカプラーの分散に用いられる方法〔例えば日本写真学
会綿[写真工学の基礎、銀塩編」(コロナ社1978年
刊)〕、脂質二分子膜中に含有させる方法等も使用でき
る。
また、該特定成分と特異的に結合し得る物質を固定化し
た後に、必要に応じて免疫反応における非特異的反応を
排除する目的で、測定すべき特異的反応に関与しないタ
ンパク質を担持することが可能である。それらの代表的
な岡としては、哺乳動物の正常血清タンパク質、アルブ
ミン、ゼラチン及びその分解物等が挙げられる。
これらの固定化操作は、前述の粒状体あるいは繊維にあ
らかじめ行っておいた後、多孔質反応層を形成しても良
く、あるいは多孔質反応層を形成した後に該固定化操作
2行うことも可能である。
前者の場合、該物質Bを固定化した粒状体又は繊維及び
該物質りを固定化した粒状体又は繊維の他に前述の特異
的反応に関与しないタンパク質のみを固定化した粒状体
又は繊維を調節の九めに加えることも可能である。
本発明による分析素子において、標識酵素に起因した信
号は、吸光度法(比色法)、蛍光法又は、発光法で検出
することができ、測定法としては信号の経時的変化を測
定するレート測定法又は、一定時間後の信号を測定する
エンドポイント測定法で測定することができる。吸光度
法(比色法)では、紫外光、可視光、近赤外光を利用す
ることができ、例えば流体試料として血清を用いる場合
には、血清による吸光の影響を小さくするために緑色光
、赤色光又は近赤外光全利用するのが好ましい。
本発明の特徴はここで用いられる「該特定成分Aと特異
的に結合し得る物質B」及び「該物質Bに結合していな
い該標識物Cの標識部位に特異的に結合して該標識に起
因する信号を変調させる物質D」の含有量に関する。本
発明者らは検討を重ねた結果この含有量が分析素子の性
能に極めて大きな影響を与えること?見出した点にある
すなわち、該物質Bの含有量が不足していると流体試料
中の特定成分ム及び#標識物Cが該物質Bと充分結合せ
ず、また逆に該物質Bの含有量が過剰である場合は該特
定成分ムのむにかかわらず該標識物Cのほぼ一定量が該
物質BIC結合する現象が起き、どちらも満足な検量線
を与えない。
また、該物質りの含有量が不足していると、該物質B及
びDと結合せず分析素子中の流体試料中に残存する該標
識物Cが増加することによシ信号のパックグラセンドが
増大する。逆に該物質りの含有量が過剰であると該物質
Bと結合する該標識物Cが極めて少なく々す、いずれの
場合も測定が困難となる。
そこで、該物質B及びDの好ましい含有量について、本
発明者らは検討?更に重ねたところ、次の事実が見出さ
れた。すなわち、該物質B及びDの好ましい含有量は、
該標識物Cの量、該標識物Cと該物質Bのアフィニティ
ー、該標識物Cと該物質りのアフィニティー、該特定成
分Aと該物質Bのアフィニティー、該物質B及びDの多
孔質反応層への固定化方法、等の要因により変動する。
また、単位面積当りの多孔質反応層に含まれるべき該物
質B及びDの含有量は、該流体試料の一定量を該多孔質
反応層に適用した際の、該流体試料の展開面積にも左右
されることは言うまでもない。
また、該物質B及びDけ生体由来の物質?用いる場合が
多く、こうした場合核物質の完全な純品を入手するのは
事実上不可能であり、またロットによる純度のバラツキ
も避は得ない。このような場合、該物質B及びDの好ま
しい含有itt質量やモル数など物理的な単位で規定す
るのけ無意味であり、むしろ該物質の総活性などを単位
として規定されるべきである。
本発明者らはこうした多数複雑な要因により変動する該
物質B及びDの好ましい含有量について明確かつ簡単な
基準を見出すべく、更に努力2重ねた結果、本発明全完
成するに至ったのである。
すなわち、該物質B及びDの好ましい含有量は既に概説
したように規定される。
該標識物Cの総量のうち、3〜70%、好ましくけ3〜
50s1更に好ましくは10〜25惨が該物質Bと結合
しているのが必要である理由は、この数値より不足又は
逆に過剰のいずれの場合にも、満足な検量線を与えない
からである。
また該標識物Cの総量のうち、0.1〜10幅、好まし
くけQ、1〜5%が、該物質B及びDと結合しないフリ
ーの状態とするのけ、10%?越えると信号のバックグ
ラ紮ンドが増大し、逆にQ、1%未満となると、該抗原
又は抗体と結合する該標識物が極めて少なくなり、いず
れの場合も、測定が困難となるからである。
読物’J’(B及びDに結合していない該標識物Cけ、
信号の測定の際のバックグラ〜ンドとなるので、少ない
方が好ましいと予想されるが、本発明者らは検討を重ね
た結果、この該物質B及びDに結合していない該標識物
Cが、分析素子内の反応に関与した該標識物0の総量の
[11%未満である場合は検9線の形状に好ましくない
影響(測定可能範囲が非常に狭くなるなど)を与えるこ
とを発見した。
すなわち、このような場合は、いわゆるS字状曲線型の
検m線の曲がり方がきつくなり、測定可能範囲が非常に
狭くなる。しかも、該物質B又はDの固定化0若しくは
活性のわずかな変動によって、検量線が著しく変動する
たぬ、一定な検量線?与える該固定化物の1.L産が著
しく困難になる。これは全く予想できない驚嘆すべき結
果であった。
更VC、本発明について詳説する。
該特定成分Aを実質上含有しない流体試料とは、該流体
試料から特定成分Aをアフィニティークロマトグラフィ
ー等で完全に除去したものが好ましいが、該流体試料中
に含まれる特定成分Aが本発明の実施者が意図する目的
に対して無視しうる量であることが確認されておれば充
分であり、場合によっては蒸留水、生理食塩水、特定成
分Aを含まない適当なタンパク溶液などで代用すること
も可能である。
所定の分析操作とは、実施を意図する態様において、該
流体試料の一定量を該分析素子に滴下、所定の時間所定
の温度でインキュベートすることを意味する。態様によ
り、該標識物Cなど必要な試薬が分析素子に内蔵されて
いない場合、必要に応じて該試薬を一定量添加すること
も該分析操作のうちに含まれるのは言うまでもない。
「所定の分析操作?終了した時点」というのは、いわゆ
るエンドポイント測定法の態様においては該分析素子の
信号を測定し終えるべき時刻を意味し、レート測定法の
態様においては最終の信号測定を終えるべき時刻を意味
する。
「反応に関与した該標識物0の総量」とは、該標識物C
が分析素子に内蔵されている態様においては、該分析素
子内に展開した流体試料により溶出し、実際に反応に関
与した該標識物Cの総量?意味し、該標識物C含有層に
おける該標識物Cの面積濃度及び該流体試料の展開面積
よりそれを知ることができる。該標識物Cをあらかじめ
流体試料に添加しておく態様においては分析素子に適用
された流体試料中に含有される該標識物Cの量がすなわ
ち反応に関与した該標識物の総量である。
この該標識物の総量は実施者が意図する測定範囲に応じ
て設定されるべきもので、該反応において測定下限濃度
における流体試料中の該特定成分Aの絶対量の10〜2
0倍となるように設定するのが好ましい。
以上の条件により設定される該物質B及びDのtft具
体的に知るには種々の方法がある。
該多孔質反応層に固定化された状態における該物質B及
びDと該標識物Oのアフィニティーが結合反応の平衡定
数等、定量的な形で判明している場合は、シュミレーシ
ョン等の方法において好ましい量?知ることができる。
しかし、よシ簡便かつ確実な手段としては、好ましいと
予想される範囲で、あらかじめ該物質B及びDの量を変
化させた予備試験用分析素子を数種類作成し、該特定成
分Aを実質上含有しない流体試料を用いて実際に検定す
ることが挙げられる。
この場合、該予備試験用分析素子は本発明の実施者が意
図する態様において作成するべきであるのは言うまでも
ないが、該標識物Cと該物質B及びDの結合反応に実質
的に影響を与えない範囲において該検定が容易に行える
よう変更を加えることができる。(例えば標識が酵素で
ある場合、該酵素の基質、発色試薬は分析素子に内蔵さ
れていない方が該検定が容易となる場合がある。) 該検定の方法は標識の種類により、細かい点で若干異な
る場合があるが、当業者は、本発明の実施例を参考に、
該検定を容易に行うことができる。
また、数種類の条件について検定を行えば、前述の該物
質B及びDの過不足によって起きる現警についての記載
を参考に本発明が設定する該物質B及びDの具体的な!
lを決定することも極めて容易である。
本発明の分析素子の形態は分析を行いうるものであれば
よく、特に制限されるものではないが、製造上及び操作
・測定上、フィルム状、あるいはシート状であることが
好ましい。
更に詳しく言えば、従来の生化学用分析素子に用いられ
ているマウント付スライド状の形態、あるいは尿試験ス
トリップに用いられているような細長い支持体の一端に
分析素子が形成されている形態などはいずれも好ましい
VAIであり、また多検体連続分析用等にはロールフィ
ルム状の形態?とることも好ましい。
本発明の分析素子の理解を助けるために、以下図向に基
づいて具体的に説明するが、これは本発明?限定するも
のではない。
本発明の態様は、該物質B及びDが多孔質反応層の同一
部分に固定化されて含有される場合、及び多孔質反応層
が2層以上に分れており該物質B及びDがそれぞれ別の
層に固定化されている場合?含む。
以下、これ?区別するため、該物質B及びDが含まれる
多孔質反応層全[多孔質反応層B・DJ、該物質Bのみ
?含む多孔質反応に1?[多孔質反応層BJ、該物質物
質み?含む多孔質反応層を「多孔質反応層D」と称する
第1図は本発明による分析素子の最も単純な態様の断面
図の一例である。この場合は多孔質反応rf4B −D
 Iのみで分析素子が構成されている。
第2図は第1図の拡大図である。第2図において符号2
は該物質Bが固定された粒状体、3は該物質りが固定さ
れた粒状体セして4は調整のため添加された粒状体であ
る。
第2図は粒状体2.3及び4が均一に混合され点接着す
ることにより多孔質反応層B−Dが構成されていること
?示している。
第3図は標識物Cの模式図であり、符号8は流体試料中
の特定成分A又はその類縁体、9は標識、10は標識物
C?意味する。
第4図は本発明?説明する模式図であり、符号5は該物
質B、6は該物質D、7は流体試料中の特定成分ムを意
味する。
第1図〜第4図により本発明の分析素子の反応機構全説
明する。
まず流体試料の一定量をはかりとり、前述の標識物Cの
一定量と混合し、第1図の分析素子に滴下する。
流体試料中の特定成分ム及び添加された標識物Cは、第
2図の粒状体20表面に固定化された「流体試料中の特
定成分Aに特異的に結合する物質」Bと競合的に反応す
る。更に標識物Cは粒子5の表面に固定化された該物質
りとも反応する。(第4図) 一定の反応時間の後のe4識物Cは イ、流体試料中の特定成分Aに特異的に結合する物質B
’)固定化した粒子に該物質を介して吸着される 口、該物質Di固定化した粒子に該物質を介して吸着さ
れる ハ、流体試料中に残存する 03通りの状態にある。
流体試料中の特定成分ムと標識物Cの競合反応の結果に
、イの割合は支配され、該特定成分Aの濃度が高いほど
イの割合は低くなり、口の割合が高くなる。口の状態の
標識物Cはその標識部位と該物質りとの結合により該標
識に起因する信号が変調されるので、流体試料中の特定
成分Aの濃度と、標識物C全体の信号強度の間には関数
関係が成立する。そこであらかじめ特定成分Aの濃度が
わかっている流体試料(標準試料)全数種類用いて検量
線を作成しておけば、未知の流体試料中の特定成分の濃
度を知ることができるようになる。
信号の測定方法は標識の種類により異なる。
f91Jえば標識が蛍光物質であれば、分析素子に励起
光?当て、蛍光強度?測定すれば良い。標識が酵素であ
れば適当な基質、必要ならば酵素や発色試薬?含む溶液
を添加し一定時間インキユベートした後に、該発色系に
適合した波長の光の反射濃度(基質の種類によっては蛍
光強度、発光強度)を測定することにより信号強度を測
定できる。
酵素活性測定に必要な基質、発色試薬は、標識酵素ごと
に異なり、各酵素について多くの公知の試薬音用いるこ
とができる。これらは標識酵素に触媒される化学反応に
よφ、分光特性の変化を生じる成分を含んでいる。分光
特性の変化とは、可視光に対する吸光度の変化のみなら
ず、紫外光、赤外光に対する吸光度の変化も意味するし
、蛍光等吸収波長と異なる光の発光、吸光?伴わない発
光も意味する。史には消光も意味する。また、これらの
分光特性変化は該酵素が触媒する化学反応により直接的
に生じるもののみではなくて、該酵素反応の生成物が更
に他の触媒、酵素により別の化学反応?起こし、その結
果該分光特性が変化するような場合も含む。本発明にお
ける基質、発色試薬とは、こうした分光特性変化を生じ
るために必要な、標識と異なる触媒、酵素や反応系に必
要な種々の基質、補酵素、緩衝剤といったものをも含む
混合物を意味する。
一例?挙げれば、標識がペルオキシダーゼである場合は
、過酸化水素を(LOO1〜110憾含む緩衝液(pH
4,0〜9.0)に下記に例示した化合物のうちの1種
若しくは数種を選んで溶解したもの?用いることができ
る。
(]) ]0−シアニジ ン2)0−トリジン又はその酸塩 (3)0−フェニレンジアミン又はその酸塩(41グア
ヤク (5)  アドレナリン (6) フェノールフタレイン (7) フェロシアン化物 (3) 4−アミノアンチピリン、及びその誘導体又は
それらの酸塩とフェノール又はナフ) −ル又はそれら
の誘導体との組合わせ (9)  アニリン及びその誘導体 QIIO−)ルイジン、p−トルイジン等のモノアミン
類 α10−フェニレンジアミン、N、N′−ジメチル−p
−7二二レンジアミン、N、N’−ジエチルフェニレン
ジアミン、ベンジジン、ジアニシジン等のジアミン類 (ロ) フェノール、チモール、0−lm−及びp−ク
レゾール、a−す7トール、β−ナフトール等のフェノ
ール類 (至) カテコール、グアヤコール、オルシノール、ピ
ロガロール、p、p−ジヒドロ、キシジフェニル、フロ
ログルシノールのようなポリフェノール類 α◆ サリチル酸、ビaカテキン酸、没食子酸のような
芳香族の酸 (至) ロイコマラカイトグリーン、ロイコフェノール
フタレインのようなロイコ染料 αQ  2.6−シクロロフエノールインドフエノール
のような着色染料 αη エピネフリン、フッダン類、チロシン、ジヒドロ
キシフェニルアラニン、トリプトファンのような種々の
生化学物質 (至) 2.2′−アジノジ(3−エチル−6−スルホ
ペンジチアゾリン)又はその塩、及び3.sl −ジア
ミノベンジジンのような特殊染料 a1  その他、グアヤゴム、グアヤコール、ヨウ化カ
リウム、ヨウ化ナトリウム及び他の水溶性ヨウ化物、並
びにビリルビンのような物質本発明の分析素子は前述の
多孔質反応層が最低必要構成要素であるが、発明の効果
をより一層発揮するために種々の補助層を設けることが
できる。第5図〜第11図及び第13〜第15図に本発
明の分析素子の1実施の態様を表す断面概略図を示す。
なお第12図は、第11図の分析素子の斜視図である。
第5図に示した本発明の分析素子は光透過性支持体11
の上に多孔質反応層B−Dが積層されており、支持体の
存在により素子の取扱い性が向上している。
このような目的で使用し得る支持体は、例えば酢酸セル
ロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト及びポリビニル化合物(例えばポリスチレン)のよう
な高分子化合物、あるいけガラスのような透明無機化合
物が挙げられる。該多孔性反応J′VIB−Dはこのよ
うな支持体の上で直接塗布及び/又は製膜するか、ある
いはいったん多孔質反応層B−Dを別に形成した後に前
述の支持体に貼りつけても良い。第5図に示した態様の
場合、流体試料は多孔質反応層B−D側から滴下する必
要があるが、信号の測定は両側から行うことが可能であ
る。
第6図に示した本発明の別の態様では、光反射性支持体
12の上に多孔質反応層B−Dが設けられている。この
態様では、試料滴下、信号測定とも多孔質反応層E−D
側から行い、信号を反射濃度で測定する際に光反射性支
持体がそれを容易にしている(信号を蛍光強度で測定す
る際は黒色の吸光性支持体を同じように用いることで同
様な効果を得ることができる)。
このような目的で使用し得る支持体の材質としては前述
の支持体の材質に加えてセラミックス、金属、あるいけ
樹脂被覆等で防水処理?施した紙等が挙げられ、これら
の材質に必要ならばT107、Ba5Oいマイカなどの
白色顔料等ta布するか含有させることにより目的?果
すことができる。
第7図の態様も同様な目的によるもので、光透過性支持
体11の上に多孔質反応層B−DI、光反射層13が順
に積層されている。この態様では試料は光反射層側から
滴下され、信号測定は光透過性支持体側から行われる。
光反射層は公知の分析素子及びその類似品に用いられて
いたもの?いずれも使用できるが、好ましくは多孔質反
応層B−Dに用いられるのと同様な粒状体及び繊維に前
述の白色顔料等?含有させ念もの?塗布又は製膜するか
貼りつけることができる。史に好ましくは内部に白色顔
料?含有する粒状体の表面に多孔質反応層B−Dに用い
る時と同様に流体試料中の特定成分に特異的に結合する
物質B及び物質D’lH固定化し、下層の多孔質反応層
B−Dと同様の機能を持たせた光反射層?設けることが
できる。このような特殊な光反射層を用いると、光反射
層内に多くの未反応標識物Cが残ることを防止できる。
第8図の態様では多孔質反応層B−DIの上に標識物C
含有層14が設けられている。標識物C含有層は多孔性
媒体に面積濃度が一定となるように標識物cl含有させ
た層であり、流体試料の一定量を滴下すると一定量の標
識物Cが溶出され、多孔質反応層に試料と共に拡散する
ものである。素材としては多孔質反応層B−Dと同様の
ものを塗布、製膜、貼付しても良く、あるいけ吸水性の
洋紙、和紙、p紙、プラッシュポリマー、あるいけガラ
ス繊維、鉱物性繊維(石綿など)、植物性繊維(木綿、
麻、パルプなど)、動物性9.維(羊毛、絹など)、合
成繊維(各種ナイロン、ビニロン、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレンなど)、再生繊維(レーヨン
、セルロースエステルナト)ナト?単独あるいは混合し
て現遺したi魔物、不織布、合成紙などで作成した標識
物C含有層?貼付しても良い。また必要に応じてこの標
識物C含有)に前述の光反射層の効果を合せ持たせるこ
とができる。第8図の態様の場合標識が蛍光物質であれ
ば、流体試料のみを滴下し、インキュベートすれば直ち
に測定が可能である。標識が他の物質の時は、流体試料
?滴下後一定時間インキユベートした後、必要な基質、
発色試薬等?含む溶液を滴下することにより測定できる
第9図も標識物C含有層?有する別な報様である。この
場合は下から順に光透過性支持体11、標識物C含有層
14、タイミング層15、多孔質反応層B−DIが積層
されている。タイミング層は写真化学の分野で広く知ら
れている技術であり、例えば硬膜度を適当に調節したゼ
ラチン層などが用いられる。本態様においては流体試料
滴下後、試料中の特定成分が多孔質反応層B−D中の対
応する粒子の表面にある程度吸着された後に!Q識物C
が多孔質反応層に放出される。このような方法はディレ
ードアディジョンとして広く知られ、本発明においては
特に有効である。
本態様のように標識物C含有層が最上層以外の部分にあ
る場合、標識物C含有層に用いる素材としては前述のも
のの他にゼラチン、ゼラチン誘導体、多糖類(アガロー
スなど)、カルボキシメチルセルロース、とドロキシエ
チルセルロースなどの親水性高分子物質、あるいはビニ
ルピロリド/、アクリル酸誘導体、メタクリル酸誘導体
、ビニルアルコール、スルホニルスチレンなど全モノマ
ーとしたホモポリマーあるいはコポリマーといった連続
バインダーを塗布して用いる方法がある。更に別な態様
としてはこうした親水性高分子物質やポリマーの膜厚及
び組成を調節することにより標識物C有層からの標識物
溶出速度?制御し、タイミング層の機能全も兼ねさせる
ことが可能である。
第10図に示した態様は標識が蛍光物質以外の際(信号
測定に当り何らかの形で酵素反応を利用する標識の場合
)特に有用なものである。
試薬層16は、酵素活性測定の際に必要な基質、発色試
薬?含有させた少なくとも一層の親水性コロイドからな
る。
本発明による分析素子において、基質や発色試薬は、親
水性コロイドから成るバインダー中に溶解、あるいは分
散して塗布液とすることができる。特に疎水性化合物の
分散には、写真業界で多用されているオイルプロテクト
分散法、直接分散法等種々の公知の分散法を用いること
ができる。
更に、本発明に係る試薬層に用いられる親水性コロイド
は、ゼラチン、フタル化ゼラチン等のゼラチン誘導体、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルイミダゾール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル
酸ナトリウA%の合成高分子物質、ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩等
のセルロース誘導体等の多糖類等が挙げられる。そして
好ましくはゼラチン、フタル化ゼラチン等のゼラチン誘
導体が挙げられる。
更に、本発明に係る試薬層のバインダーは、その膜物性
、例えば膨潤度や熱による溶解性の改良のために、一部
?他の水分散性高分子重合体、すなわち高分子ラテック
スと置換することができる。好ましい高分子ラテックス
の例としては、例えば特願昭56−1931号、同56
−177596号各明細書に記載のものが有用である。
これらの高分子ラテックスは、親水性コロイドバインダ
ーの最大70%を置換することが可能であるが、好まし
くは約55%以下の置換でよい。
試薬層には、他の添加剤、例えば緩衝剤、保恒剤、硬膜
剤、界面活性剤、媒染剤等を、目的に応じて添加するこ
とができる。
緩衝剤は、特異的結合反応、酵素反応、発色反応等に適
したpHとするために使用される。
使用可能な緩衝剤の例としては、日本化学金線、「化学
便覧基礎編」〔丸善■1966年刊〕第1312〜13
20頁、N、IC,グツド(N、 K、 Good)ほ
か、バイオケミストリー(Biochemistry 
)第5巻@ 46 y頁(1966)、金材、斉藤、化
学の領域第30巻(2)第79頁(1976)、W、 
J、ファーグツy (w、 J、 Ferguson 
)  ほか、アナリチカル バイオケミストリー(An
al。
Biochem、 )第104巻第500頁(1980
)等の文献に記載されているものを挙げることができる
。具体的な例としては、ホウ酸塩、リン酸塩、炭酸塩、
トリス(tria)、バルビタール、グリシン、グツド
緩衝剤等が挙げられる。
これらの緩衝剤は、必要に応じて、試薬層以外の層に含
有させてもよい。
保恒剤は、基質、発色試薬の保存安定化のために含有さ
れ、酸化防止剤などがある。
また本試薬)Mに限らず、すべての層において固定化さ
れた物質BやD、及び酵素標識物Cの活性保持のために
、固定化酵素、アフイニテイクロマトグラフイーの吸着
体、固定化抗体及びタンパク質や酵素等の保存に用いら
れる保恒剤を含有させることができる。その物質として
は、日本生化学金輪[生化学実験講座1、タンパク質の
化学1」(東京化学同人@ 1976年刊)第66〜6
7頁前述の嘆験と応用アフイニテイクロマトグラフイー
」第103〜104頁、特開昭60−149927号公
報等に記載されているものが挙げられる。
具体的な例としては、ゼラチン、ゼラチン分解物、アル
ブミン、B19A、シフロブキストリylJ、非還元糖
類(スクロース、トレノ・ロース)、ポリエチレングリ
コール、アミノ酸、各種イオン、アジ化ソーダ等が挙げ
られる。これらの保恒剤は、固定化された物質B、D及
び酵素標識Cの近傍に存在させることが好ましい。
硬膜剤としては、写真業界で多用されている物iff 
を用いることができ、T、H,ジエイムス(T。
HoJames ) lkn rザ・セオリー・オプ・
ザ・フオトゲラフイック・プロセスJ(ThθThθo
ry ofthe Photographic Pro
cess )(第4版)第77〜87頁に記載されてい
るものを挙げることができる。具体的な例としては、ア
ルデヒド類、活性オレフィン類、活性エステル類等が挙
げられる。
界面活性剤としては、前述のものが挙げられる。その他
の層中に含有させる試薬としては、溶解助剤、ブロッカ
−試薬などがある。これらの添加剤は、必要に応じて適
当量添加する。
婬染剤は、酵素活性測定のための検出物質?、発色試薬
層に集中的に集めたり、検出物質が色素の場合、吸光度
係数?高めたり、波長をシフトさせる物質であり、検出
物質と強い相互作用を示す。
カチオン性ポリマー、アニオン性ポリマー及びこれらの
ポリマーのラテックスが用いられる。
試薬層と標識物含有層を設けることにより、蛍光物質以
外の標識?用いる場合でも、流体試料のみを滴下しイン
キュベートするだけで測定が可能となる。
この場合、多孔質反応層B−Dにおける反応が充分に進
行した後に試薬層の内容物が溶出されるのが好寸しく、
そのためには前述のタイミング層全試薬層の上に設ける
か、あるいは試薬層の組成を調整してタイミング層の効
果全持たせることが債ましい。また、同様の理由から試
薬層は分析素子の最下層(支持体がある場合はその上)
に設けることが好ましい。
なお、酵素反応系にベルオキシダーゼヲ用いる場合は、
基質として過酸化水素と適当な還元物質が必要である。
このうち前者は揮発性であり、そのまま素子の中に含有
させるのけ困難であるので、クメン・H!02  など
の形で含有させるか、流体試料が滴下された時点で過酸
化水素?発生させるのが好ましい。後者は、FBIえは
グルコースオキシダーゼ、尿酸オキシダーゼ、アミンオ
キシダーゼに代表される酸化酵素(反応生成物として過
酸化水素を生じるタイプのもの)と、その酵素の基質全
乾燥状態で試薬層に含有させるか、あるいは該酸化酵素
及び基質のうち片方?試薬層に片方をそれと異なる層に
含有させることによシ達成できる。
第11図及び第12図は、本発明の好ましい態様の一列
について断面図、斜視図を示したものである。分析素子
の取扱いが容易になるよう、全体がプラスチック製のマ
ウント17で覆われており、マウント上部に試料注入孔
、下部に信号測定孔が開いている。
第13図に示したのは本発明の別な態様である。符号1
8は光反射性多孔質反応層D5符号19は多孔質反応層
B?意味する。この第13図の分析素子の多孔質反応層
D18に、流体試料一定量と標識物C一定量の混合物を
滴下する。
19に固定化された「特定成分Aに特異的に結合し得る
物質B」に対して、流体試料中の特定成分と標識物Cが
競合的に反応した結果、該標識物Cのうち一部は19に
固定化される。前記反応にあずからなかった標識物Cは
光反射性多孔質反応層D18に固定化された該物質りに
結合することにより18に固定化される。ここで19に
固定化された標識物Cのp H&に起因する信号の強度
と測定する。飼えば標識が酵素であるなら、素子の上面
(18側)から酵素基質及び適当な発色試薬?含む溶液
を加え、一定時間インキュベートした後に素子の上面か
ら適当な波長の光の反射apJLt測定する。この際、
18に固定化された酵素はその活性が低下している上、
18が光反射性を有しているために入射光がほとんど届
かないのでここに固定化された酵素に起因する色素は測
定に実質上形l!!?及ぼさない。
ここに挙げた例からも明らかなように、本態様の分析素
子の特徴は多孔質反応層Bで特異結合反応にあずからな
かった標識物Cを、標識に対する特異結合反応を利用し
て光反射性多孔質反応層D18へ分離し、史に該層に固
定化された該標識に起因する信号を消滅するか減じるこ
とにある。また、必要に応じ該吸収層に光反射性又は遮
光性?持たせるか、反射層あるいは遮光層?別に設ける
ことにより前述の光反射性多孔質反応/4D18に固定
化された標識がわずかに信号2発してもそれが多孔質反
応層BK存在する標識に起因する信号を測定する際の障
害にならないようにすることができる。したがって測定
の際のバックグラ欺ンドやノイズが著しく減少し、感度
、精度、再現性に優れた測定が可能となる。
これらの反応層B及び反応層りは、同様又は別の多孔質
反応層に用いられる素材?、塗布、製膜、貼付けをして
もよい。
第14図に示した本発明の1実施の態様では、多孔質反
応層B19と光反射性多孔質反応層D18の間にタイミ
ング層15が設けられている。
この素子の上部に流体試料を適用すると、標識物C含有
層14から溶出した標識物Cと、流体試料中の特定成分
が競合的に該多孔質反応層Bに固定化された該物質Bと
反応する。充分に該反応が完結した時点でタイミング層
15が溶解することにより、流体試料は光反射性多孔質
反応層D18に拡散し、該反応にあずからなかった標識
物Cは該Jす4に固定化される。このようにタイミング
層を用いて多孔質反応IノBにおける競合反応を充分に
行わせるのは分析素子の感度を高める意味で好ましい1
実施の態様である。
第15図に示した本発明の1実施の態様も、同様の趣旨
に基づくものである。分析素子はa、b2つの素子から
構成されている。流体試料をaの上面に添加して充分圧
反応させた後、bの光反射性多孔質反応7118’に密
着させることにより該反応にあずからなかった標識物C
を級収するものである。
その他、aとbとを、測定時にひきはがして用いてもよ
い。すなわち、aとbとを、流体試料の適用前には、一
体又は別離しておき、適用時には両者を接触させて反応
を完結させ、測定時に両者?別離して測定を行ってもよ
い。
本発明の分析素子は更に、流体試料を素子に適用した際
にその展開全補助する展開層、流体試料が血液(全血)
の際に必要となることがある血球分離層、必要に応じて
設ける接着層、保護層といった補助層を設けることがで
きる。これらの補助層及び前述の発色試薬層、標識物含
有層、タイミング層は独立して設けても良く、あるいは
複数の機能を併わせもった層として設けても良い。これ
らの層はその機能に応じて設けられるべき位置が容易に
決定できる。
〔実施例〕
以下、本発明全実施例によって更に具体的に説明するが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 (υ 抗ヒトエgGの固定化 F紙粉末D[東洋F紙■製] 100 f、蒸留水30
0m、 2NNaOH130TI#t、 1.4−ブタ
ンジオールジグリジルエーテルSCJmを混合し、室温
で18時間かくはん後、7紙粉末を戸別、乾燥した。
α5 M NaHCOl 溶液25−にヤギ抗ヒトエg
G(グロブリン分画)150ayを溶解し、先に作成し
た活性化繊維5fを加え室温で24時間かくはんした。
繊維を戸別、水洗後にI M −) IJス塩酸溶液1
5〇−中に加え室温で19時間かくはんし、戸別、水洗
し、(L 01 M IJン酸緩衝液(pH7,6)中
で冷蔵保存した。
(2)o−ジアニシジンの固定化 戸紙粉末D〔東洋F紙■製〕11?を、2.5Mリン酸
カリウム緩衝液(pH12,1)200−中に浸漬し3
〜10℃においてかくはんしながら、100−の臭化シ
アン溶液(0,05f/−)を徐々に加える。10分間
反応させた後にF紙粉末を戸別し、氷冷した蒸留水及び
[11M炭酸水素す) IJウムで唄に洗浄した。この
7紙粉末と0−ジアニシジンfpH9において暗所室温
で6時間反応させた後戸別し、IMl−アミノ−2−プ
ロパノールと1晩室温で反応させ、水洗後乾燥した。
(3)予備試験用分析素子の作成 下引済ポリエチレンテレフタレートの1イルム上に、下
記のような組成の疑似発色試薬層?、水系塗布、乾燥に
より作成した。
次に(1)及び(2)で作成した戸紙粉末と未処理のF
紙粉末を種々の比率で混合し、5%牛血清アルブミン(
BAA )溶液中に懸濁し、4℃で3時間かくはん後凍
結乾燥した。この処理済F紙粉末を用いて次の組成の繊
維分散液を調製し、該疑似発色試薬層上に塗布乾燥した
以上のようにして、処理済p紙粉末の組成の異なる予備
試験用分析素子■〜■を作成した。
(4)予備試験用分析素子の検定 50 mM  クエン虐緩衝液(pHs、o)にO−フ
二二レンジアミンと過酸化水素水全顎え、発色試薬液と
する。
−iり、POD−工gG (西洋ワサビペルオキシダー
ゼey4識ヒトエgG )の3μV/−溶液を作成する
該溶液10μtを該発色試薬液−宇部に加え、含有され
る総POD活廿を測定し、これを「該標識物Cの総41
Jwとする。
次に予備試験用分析素子■〜■に各々、該POD −1
gG液10μを全滴下し、15分放置後素子全体を前述
の発色試薬液一定量に浸漬し、その総POD活性を測定
し、Xとする。
また、同様に予備試験用分析素子■〜■に各々、該PO
D −1gG液10μtを滴下し、15分放置後、Q、
14ポリオキシエチレン翰ノルビタンモノオレート溶液
で洗浄し、素子全体?同じく発色試薬液一定11c浸漬
し、そのa p OD活性を測定し、yとする。
ここで「該標識物Cの総量のうち質物′nEと結合した
ものの比率(@」は÷×100で近似され、[該標識物
Cの総量のうち該物質B及びDK結合していないものの
比率価)」け巴×100で近似されるので、予備試験用
分析素子■〜■についてその結果を比較すると、次の表
1のようになった。
表  1 また、これらの素子において、10μtの流体試料は直
径1.2 crsの円形に展開した。
(5)分析素子の作成 下引済ポリエチレンテレフタレートのフィルム上に、下
記のような組成の発色試薬層を水系塗布、乾燥により作
成した。
更に、該発色試薬層の上に、下記のような組成の標識物
層を、ブタノールにより塗布した。
更に、(4)で用いた処理済F紙粉末■〜■を用いて、
次のような繊維分散液をv、J製し、この上に塗布乾燥
した。
こうして作成した、該処理済F紙粉末■を用いた本発明
の分析素子、及び該処理済F紙粉末■〜■を用いた比較
例用の分析素子について、種々の濃度のヒトエgG溶液
10μtを滴下し、15分間37℃でインキュベート後
492 nmの反射濃度を測定、検量線を作成したとこ
ろ第16図のようになった。
すなわち第16図は、本発明の実施例及び比較例の検量
線をヒトエgG濃度(nl/a/、横軸)と反射濃度(
縦軸)との関係で示したグラフであり、■が本発明の実
施例である。
第16図から明らかなようK、■及び(のけ濃度差によ
る反射濃度変化がなだらかであり、■及び■は高a度の
ものが判定できない。結局、■の本発明の検量線が有効
である。
〔発明の効果コ 以上説明したように、本発明の分析素子によれば、実施
者の意図する該特定成分の謎度範囲において安定した検
量線が与えられ、操作が簡単かつ汎用性があり、精度及
び再現性の優れた分析が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第5図〜第11図、及び第15図〜第15図は
、本発明の分析素子の1実施の態様に示す断面概略図、
第2図は第1図の部分拡大図、第5図は標識物Cの模式
図、第4図は本発明を説明する模式図、第12図は第1
1図の斜視図、第16図は、本発明の実施例及び比較例
における検量線を、ヒトIgG 8度と反射s度の関係
で示したグラフである。 1:多孔質反応層B−D、2:該物質Bが固定された粒
状体、3:該物質りが固定された粒状体、4.:調整の
ため添加された粒状体、5:該物質B、6:該物質D、
7:特定成分A、 8:特定成分A又はその類縁体、9
:標識、10:標識物C111:光透過性支持体、12
:光反射性支持体、13:光反射層、14:標識物C含
有層、15:タイミング層、16:試薬層、17:マウ
ント、18:光反射性多孔質反応層D、19:多孔質反
応層B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、流体試料中の特定成分Aを、該特定成分Aと特異的
    に結合し得る物質Bと、特定成分A又はその類縁体と標
    識とが結合した標識物Cとの競合反応によって測定し分
    析するための分析素子であって、該物質Bに結合してい
    ない該標識物Cの標識部位に特異的に結合して該標識に
    起因する信号を変調させる物質Dを用い、該物質B及び
    該物質Dが、担体に固定化された形でそれぞれ多孔質反
    応層の一部及び/又は全部に含有されている分析素子に
    おいて、該特定成分Aを実質上含有しない流体試料を用
    いて所定の分析操作を終了した時点で、分析素子内の反
    応に関与した該標識物Cの総量のうち3〜70%が該物
    質Bと結合し、かつ0.1〜10%が該物質B及び該物
    質Dと結合していないように、該物質B及び該物質Dの
    含有量が設定されていることを特徴とする分析素子。
JP9129886A 1986-04-22 1986-04-22 分析素子 Pending JPS62249062A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008050566A1 (fr) * 2006-09-26 2008-05-02 Arkray, Inc. Procédé de formation d'une couche réactive dans un appareil d'analyse, procédé de fabrication d'un appareil d'analyse et appareil d'analyse

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008050566A1 (fr) * 2006-09-26 2008-05-02 Arkray, Inc. Procédé de formation d'une couche réactive dans un appareil d'analyse, procédé de fabrication d'un appareil d'analyse et appareil d'analyse

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