JPS62225193A - 電動機監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用野） 本発明は、多数台電動機の運転状態を監視する電動機監
視装置に関する。

（従来の技術） 従来、特開昭５８−３６１９２号公報にも記載されてい
るように、共通の三相電源に接続される同一仕様の多数
台の電動機を３の倍数の電動機台数となるよう設定し、
これを更に３等分にし、各群の電流を異なる電源相で計
測するようにし、それらをＲ相群、Ｓ相部、Ｔ相部とす
る。このような群分けを行うことによって、変流器及び
検出回路の個数を低減することができる。電動機異常の
有無はこの変流器が各相に流れる電流を検出し、電流検
出回路にて、各相から得られた電流の和算を行なうこと
により判断できる。各電動機が全て正常であればその電
流はそれぞれ１２０’　　の位相差をもっている為、そ
の和は０になる。一方、ある電動機に何らかの異常が発
生した場合は、１１＋Ｌ＋Ｉ、　＝　Ｏとはならず、不
平衝電流が流れ、これを検出回路が検知し、電動機が異
常であることが判断される。

（発明が解決しようとする問題点） 前述したように、従来技術の電動機監視装置によれば、
各相に流れる電流を検出する変流器及び。

異常の有無を判断する検出回路の個数を低減することが
可能となる。しかし、例えば、Ｒ相部のある電動機が異
常により停止した場合は、検出回路は常に不平衝な電流
を検知し、他の電動機の監視ができないという欠点を有
していた。

本発明は、上記欠点を顧みたものであり、ある電動機が
停止しても他の電動機の監視を可能にする電動機監視装
置を提供することにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 多数台の電動機をＲ相部Ｎ台、Ｓ相部Ｎ台、Ｔ相部Ｎ台
と分け、各群に流れる電流をそれぞれｉＲ。

１３ｔ　ＩＴとすると、正常時のベクトル図は、第２図
となる。正常時でも各電動機のＲ相、Ｓ相、Ｔ相には不
平衝があるので、　ｉＲ＋ｉｓ＋１Ｔ＝＝　Ｏとはなら
ず。

不平衝な電流ｉ０が流れる。

従って、検出レベルｂの設定値はＯではなくｉ。

となる６ある電動機に異常が発生し、この検出レベルの
外に異常時のベクトルがある場合は検出可能となるが、
検出レベルの内側に異常時のベクトルがある場合は異常
機の検出はできない、ところで、実際には、Ｒ相、Ｓ相
、Ｔ相のｂｌずれ力１停」Ｅするかわからず、また不平
衝もあること力１ら、異常時の電流ベクトルは第３図に
示すよう番こ１０の終点を起点としである円内に存在す
ることしこなる。

この円と検出レベルの円が交わった部分に異常時のベク
トルＣがあると、異常機の検出はできなし）。

電動機が異常であるか否かを判定するには、ある基準を
作ることが必要であり、この基準と変流器からの出力を
比較することにより、異常の有無を判断することができ
る。

各電動機が正常でも、Ｒ相、Ｓ相、Ｔ相の電流和はＯに
はならず、不平衝な電流が流れる。この不平衝な電流は
、３６０”　　いずれの方向に出るかわからない為、こ
の基準は、変流器より出力された位相に対して消去でき
るような位相及び大きさを調整することによって作れば
よい。このようにしてできた基準はほぼ０であり、ある
電動機に異常が発生した場合は容易に異常を検出するこ
とができる。

今、Ｒ相部の電動機に異常が発生したとする。

この場合、前述の検出方式により異常を検出し、異常機
を停止することになるが、異常機を停止することにより
、電流ベクトルは、゛第４図のように、点Ａから点Ｂに
移り、当初設定しておいた検出レベルｂとは異なる。従
って、検出レベルは、異常機停止後の検出レベルｄに設
定し直す必要があるが、前述と同じように位相、大きさ
を調整することにより、設定レベルの変更は可能となる
。

このように１位相を調整でき、かつ検出レベルの大きさ
を７ＩＪ４整できるような検出器を設けることにより、
たとえ、ある電動機が異常により停止しても、他の電動
機の監視を継続することができる。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は１本発明の一実施例を示す構成図であり、Ｒ，
〜Ｉｌｎ、　Ｓ、〜Ｓｎ、　Ｔ、〜Ｔｎは電動機をｎ台
ずつ、Ｒ相部、Ｓ相部、′ｒ相相部分割したそれぞれの
群の電動機である。各相の電流は、変流器１により検出
され、ｔｔｔ流検出器８により、和算され、電圧レベル
として調整器４に入力される。この電圧レベルは第５図
の曲１ｉ１１Ａで示すような波形をしてし４る。一方、
電圧は変成器２より検出され、電圧検出器３に入力され
、電流検出Ｗｉ８より得られた波形を消去する為に使わ
れる。電圧検出器３における波形を第５図の曲線Ｂに示
す。電圧検出器３で得られた波形も調整器４に入力され
る。調整器４では電流検出器８から出力された電圧波形
と、電圧検出器３から出力された電圧波形が入力され。

電圧検出器３から得られた電圧波形の位相及び大きさを
電流検出器８より得られた波形に対して消去できるよう
に調整する（曲線Ｃ）。このようにして合成された波形
はほぼＯとなり、これが異常電動機を検出する為の基準
５となる（曲線Ｄ）。

基準５は比較器６に入力し、また、調整器４の出力も比
較器６へ入力して、それぞれを比較する。

全ての電動機群が正常に運転していれば、基準５と調整
器４から出力される波形は同一であり、異常は検出され
ない。一方、もし、ある電動機に異常が発生した場合は
、調整器４からは基準５と違った波形が出力され、容易
に異常を検出することかでざる。また、異常信号ａを出
力することにより、遠方から電動機の監視が可能となる
。

また、異常機を検出し、異常機を停止しても、前述と同
様に調整器４で、基準を変えることにより他の電動機を
監視することが可能である。

以上述べたように、本発明には次のような効果がある。

■　ある電動機が異常により停止しても、検出レベルを
変えることにより、他の電動機を監視することが可能と
なる。

■　本技術と従来技術の逆起電圧法を組合わせることに
より、どの電動機が異常であるかを容易に判断すること
が可能となる。

■　変流器、変成器及び検出回路の数が少なくてすむ為
、特に、多数台の電動機を監視する場合、経済的利点が
ある。

〔発明の効果〕

電圧の位相及び大きさを調整できる回路から成る零相電
流検出回路を具備したことにより、ある電動機が異常に
より停止しても、検出レベルを調整することにより、他
の電動機を監視することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電動機監視装置の構成
図、第２図乃至第５図は第１図の動作説明図である。 １・・・変流器　　　　・　２・・・変成器３・・・電
圧検出器　　　　４・・・調整器５・・・基準　　　　
　　　６・・・比較器７・・・零相電流検出回路　８・
・・電流検出器代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文 第１図 ｔ／Ｔ 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 共通の三相電源に３等分分割して接続される同一仕様の
   多数台の電動機と、これら３等分された電動機の各群の
   電流を互に異なる電源相の電流の和算を行う変流器を具
   備した電動機監視装置において、前記変流器より得られ
   る電流を電圧に変換する電流検出器と、前記電源相の電
   圧の位相及び大きさを検出器する電圧検出器と、この電
   圧検出器で検出した前記電圧を調整する調整器と、この
   調整器の出力を基準値と比較する比較器とを備えた電動
   機監視装置。