JPS62215174A - ダイヤフラム型圧電駆動式弁 - Google Patents

ダイヤフラム型圧電駆動式弁

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JPS62215174A
JPS62215174A JP5495586A JP5495586A JPS62215174A JP S62215174 A JPS62215174 A JP S62215174A JP 5495586 A JP5495586 A JP 5495586A JP 5495586 A JP5495586 A JP 5495586A JP S62215174 A JPS62215174 A JP S62215174A
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JP
Japan
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valve
valve body
piezoelectric
flow rate
piezoelectric element
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JP5495586A
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English (en)
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Toshio Ishii
敏夫 石井
Akira Saito
彰 齋藤
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧電体を駆動源として弁体の位置・を調整し
、流体の流量を制御する方式の弁(本明細書では圧電駆
動式弁という)の改良に関するものであり、特に、広範
囲の圧力域と比較的小流量域の流体を精度良く制御する
に適した圧電駆動式弁の構成に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、毎分数cc〜数百cc程度の比較的小流量域の流
体を取り扱う場合に使用される弁としては、例えば、ソ
レノイドを利用したソレノイドパルプ、あるいは金属の
熱膨張を利用したサーマルパルプ(U、S、P 3,6
50,565)等が知られでいる。
しかしながら、ソレノイドバルブは、微小流量を精度良
く制御することが比較的離しいこと、ソレノイドの励磁
によって生ずる鉄損や抵抗損等により発熱し易いこと、
構造部品が多く比較的複雑なため生産性および保守性に
おいて劣ること等の難点があった。また、サーマルバル
ブは、比較的精度の良い流量制御が可能であり小型の制
御弁が実現できる等の利点があるものの、金属の熱膨張
を利用して弁を駆動するため応答時間の点で問題があっ
た。
かかる従来技術の問題点を解消するものとして、最近、
圧電駆動式弁が提案され始めている。
すなわち、例えば流路内に円柱状圧電体を挿入し、該圧
電体の軸方向変化により生ずる流路断面積の増減によっ
て流量を制御するもの(特開昭55−14.9470号
公報)、高分子圧電材料フィルムより成る複数のバイモ
ルフ型圧電積層体の周辺部を固定し圧電積層体の変位に
より連結されたダイヤフラム弁を開閉するもの(特開昭
57−29801号公報)などがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
゛−3= しかしながら、上記円柱状圧電体を用いたものは、圧電
体の軸方向の変位を利用しており、その変位量がμm以
下のオーダーであるため流量の調整代が極く僅かである
。また、上記高分子圧電材料フィルムを用いたものは、
素子の中央部分の変位を利用するため、その変位量は通
常100μm前後と大きいものの、所望の駆動7カを得
るためには多数枚の圧電体を使用しなければならないた
め、構造が複雑となり信頼性や応答性に難点があり、し
かも、圧力の高い流体の流血は制御できなくなる難点が
ある。このため、広範囲ρ流体圧力に対して、微小流量
域の流体を精度良く制御できる小型の流量制御弁の出現
が望まれていた。
この発明は、上記要望に鑑み、広範囲の流体圧力に対し
て、流体のシールド性が良い圧電駆動式弁を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、印加する電圧に
対応して生ずる圧電体の変位を利用゛−4= して弁体を駆動し、弁体を弁座に着座または離間させる
ことにより流体の流量制御を行なう圧電駆動式弁におい
て、弁本体とハウジングとの間に、弾性を有するダイヤ
フラムからなる弁体な設置するとともに、前記弁本体に
設けた一方の流路と連通する弁室を形威し、該弁室内に
前記弁本体に設けた他方の流路に連通する弁孔を有する
弁座を突設して前記弁体と対向せしめ、さらに該弁体と
ダイヤフラムの背面、すなわちハウジング側に面に圧電
素子を固着した弁体駆動素子とを連結し、かつ、該弁体
駆動素子に対する押圧力の付加、除去等の調整自在な調
整機構を、前記ハウジングに装着したことを特徴とする
ものである。
第1図は、本発明による圧電駆動式弁の基本構成の一例
を示す断面図である。
第1図において、1は弁本体で、図示しないボルト等公
知の結合手段でハウジング2を固着してお、す、この弁
本体1とハウジング2どの間にダイヤフラムよりなる弁
体3を設置し、弁室4を形成している。そして弁本体1
から弁室4内に向かって弁孔5を有する弁座6が突設さ
れている。また弁本体1とハウジング2との間には後述
のように構成された弁体駆動素子7がOリング8を介し
て挟持されており、連結体9を介して弁体3と結合して
いる。
さらに、ハウジング2にはねじを介して弁体駆動素子7
の方向に進退する荷重調整ねじ10が螺着されており、
弁体駆動素子7を弾力的に押圧するばね11を装着して
いる (第1図に示す例は荷重調整ねじ10にばね11
が内装され、ボール12を介して弁体駆動素子7を押圧
するようになっている)。なお、弁本体1には弁孔5に
連通する流路13と、流路14を介して弁室4と連通す
る流路15とが設けられている。
第2図は、上記構成の本発明圧電駆動式弁における弁体
3の構成例を示す錯視図である。
本発明における弁体は、基本的には第1図に示すように
ダイヤフラム板16から構成されるが、第2図に示す例
ではダイヤフラム板16における弁座6に対向する側の
面に弾性体17を固着してなるものである。
また、第3図は本発明における弁座の一例を示す要部斜
視図であり、弁座6の弁体当接部18には放射状に複数
個の流量調整溝19が形成されている。しかしこの溝1
9は基本的にはなくてもよい。
第4図は本発明における弁体駆動素子7の一例を示す斜
視図であり、ダイヤフラム板20の一方の面に圧電セラ
ミック体21を固着してなるいわゆる圧電ユニモルフ型
圧電素子から構成されている。
なお、本発明における圧電素子としては、上記の圧電ユ
ニモルフに限定されるものではなく、後述のように、い
わゆる圧電バイモルフや圧電積層体を用いても良く、圧
電材料として電歪材料を用いても良い。
〔作 用〕
上記構成の本発明ダイヤフラム型圧電駆動式弁は、次の
ように作用する。圧電セラミック体21に直流電圧を印
加すると圧電ユニモルフは外周部から中央部にかけて凸
もしくは凹に屈曲する。本発明においては、この圧電ユ
ニモルフの屈曲運動が連結体9を介してダイヤフラム板
からなる弁体3の屈曲運動に変換され、弁体が弁座6に
着座または離間して流体の流量を制御する。なおこの際
、弁座6には流量調整溝19が形成され弁体3に弾性体
17が固着されてい・ると、弾性体17の変形程度によ
って前記流量調整溝19の開口面積が変化するため、該
溝19を通って流入する流体の流量を一層微細に制御す
ることが可能となる。
すなわち、本発明においては、圧電素子に直流電圧を印
加したときに生ずる圧電素子の機械的変位を利用して弁
体を駆動し、弁本体から弁室への流出入口の開口部断面
積を変化せしめることにより流量制御するのである。
また、弁体駆動素子7とは別個にダイヤフラムによる弁
体3を用いることにより、弁体駆動素子7の直径を充分
に大きくとり、駆動力と屈”−8= 曲量を大きくするとともに、弁体3の直径を小さくした
ので、流体の圧力による影響を小さくすることが可能と
なるとともに、流体のシールド性を高めることが可能と
なる。
また、本発明においては、ハウジング2に螺着した荷重
調整ねじ10をねじることによってこの荷重調整ねじ1
0を進退させ、これに装着したばね11を介して弁体駆
動素子7に対する押圧力を調整して所望の初期流量を設
定することができるのである。
また、圧電素子としてバイモルフ型を用いることにより
、弁体を弁座に対して正逆両方向に駆動することができ
るのでガス流量の制御範囲を拡大することができ、積層
型を用いることにより駆動力を高め制御可能なガス圧の
範囲を拡大することが可能となる。
また、圧電材として電歪材を用いることにより、ヒステ
リシスの影響を小さくシ、温度特性を良くすることが可
能となる。
なお、本発明において圧電素子には、直流電源や発振器
等により所定の周波数をもつ電圧を発生し、直接あるい
は増幅器を介してこの電圧が印加されるようになってい
る。そしてこの印加電圧の大きさを調整することにより
圧電素子の変位量の調整ができ、また印加電圧のパルス
中と周期を調整することにより圧電素子が変位している
時間を調整し、弁体の駆動時間を調整することができる
ようになっている。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて、より詳細に説明する
(実施例1) 直径8fflIIlミ厚さ0.IIIIIIlの5US
316製のダイヤフラムにより弁体3を形成した。弁本
体1はステンレス鋼より作成し、弁体3はゴム設置面側
を弁座6に対向させた形で、弁室4の天井部に溶接し弁
室4を密閉状態に作成した。弁座6の弁体当接部18は
研摩により平坦に加工した。さらに、直径16IIII
111厚さ0 、1 mmのステンレス!l!振動板(
ダイヤフラム板)20に、直径12IIIL11.厚さ
0.27mmのPZT系圧電セラミック体21を接着し
たユニモルフ型圧電素子を用いて弁体駆動素子7を得た
。この弁体駆動素子7のダイヤフラム板(すなわち圧電
素子の振動板)20の周辺部分を、Oリング8を介して
ステンレス鋼からなる弁本体1とハウジング2とで挟持
し、弁体3と弁体駆動素子7とはステンレス製の連結体
9を介して接着し、第1図で示したような構造の圧電駆
動式弁を製造した。
なお、本発明においては、弁本体1とハウジング2とに
よりステンレス製振動板20とを挟持するのに、必ずし
もOリングを介装する必要はないが、ステンレス製振動
板20の周辺部にOリングを介装すると、圧電ユニモル
フの屈曲運動が行なわれ易くなるとともに、弁全体の密
封度を向上することができるので好ましい。
次に、荷重調整ねじ10によりばね11を介して弁体駆
動素子7を弁座6の弁体当接部18に押圧する押圧力を
調整し、圧電素子に電圧を°−11− 300V印加した状態において、弁体3が弁体当接部1
8に密着するようにした。従って、圧電素子に電圧を3
00■印加した状態では、〃ス等の流体の流れは阻止さ
れている。
第5図は印加電圧と、圧電素子すなわち弁体3の変位量
との相関を示したものである。印加電圧を上げるにつれ
て変位量も大きくなっており、印加電圧により弁体駆動
素子7の変位量が調整できることを示している。印加電
圧の上昇時と下降時とで変位量が異なるのは、圧電セラ
ミック体21のヒステリシスによるものであり、変位量
や流量を印加電圧にフィードバックしてこれを調整する
こと等により改善することができる。
上述のように、圧電素子よりなる弁体駆動素子7が変位
し、弁座6の弁体当接部18から離れたり近接したりし
て流路の面積が調整されるのである。
第6図は圧電素子への印加電圧の大きさとガス流量との
相関を示したもので、流入側の〃ス゛−12= 圧力(以下−大正という)は0.5〜3kg/CL11
2に変化させて測定した。各ガス圧に対して、印加電圧
によりガス流量が制御できるとともに、ガスー次圧変化
に対しても急激な変化がないことを示しており、いずれ
も、300V以内の印加電圧でガス流量を調整できるこ
とを示している。
一方、直径8Iのダイヤフラムによる弁体3を用いず、
圧電駆動素子7として用いた直径16IIII11圧電
ユニモルフにより 直接ガス流量を制御する第7図の構
造では〃スー大正の変化に対して、ガス流量特性は約4
倍の変化を示し、〃スー大正が3 kg/ mm2の時
には、印加電圧300Vにおいてもガス流を阻止するこ
とができず、約300CI6″/ll1in流れる結果
を得た。
また、第1図において、弁体駆動素子7を裏表逆に装着
することにより、圧電セラミック体21への印加電圧が
0の時にガス流量が阻止され、印加電圧を上昇するとと
もにガス流量を増加させることも可能である。
(実施例2) 第8図は本発明の第2実施例を説明するための図である
。圧電駆動式弁の構造は実施例1 (第1実施例)とほ
ぼ同様とした。
荷重調整ねじ10によりばね11を介して弁体3を弁座
6の弁体当接部18に押圧する押圧力を調整し、圧電素
子に電圧を印加しない状態で、〃スー大正が0 、5 
 kg/ aI112のガス流量を7 、000 cm
’/ win となるようにした。
第8図は以上の条件下で圧電素子への印加電圧の大きさ
とガス流量との相関を示したものである。
圧電素子に電圧を印加すると初期位置より圧電素子は変
位し、ガス流量は ? 、OOOcm”/minを基点
として印加電圧とともに変化し、〃スー大正が0.5〜
3  kg/cvn2のガスに対して流量を6.500
−7.000  cm’/minに制御でき、荷重調整
ねじ10を調整することにより任意のガス流量付近でガ
ス流量を精度良く調整することができた。
(実施例3) 第9図は第3実施例における圧電駆動式弁の要部拡大断
面図である。
その構造は前記実施例1.2のものとほぼ同様であるが
、ダイヤフラム板16にはさらにその片側に厚31.5
mmのゴム17を固着して第2図のような弁体3を構成
し、また弁座6の弁体当接部18には第3図のように中
心から外周部へ向かう放射状の流量調整溝19を5〜2
0μmの深さで形成した。
荷重調整ねじ10によりばね11を介して弁体3を弁体
当接部18に押圧する力を調整し、〃スー大正が3 k
g/ cn+2のガス流に対して、圧電素子に電圧を3
00■印加した状態で弁体3が弁体当接部18に密着す
るとともに、流量調整溝19をも完全に閉鎖する状態に
した。
各〃スー大正に対して、圧電素子への印加電圧をOから
徐々に上昇させると、圧電素子は徐々に弁座側に湾曲し
、弁体3はまず弁体当接部18の先端部に接触し、さら
に電圧を上昇させlb− るとゴム17の一部が流量調整$19にそって歪み始め
、徐々に流量調整溝19を閉じていく。
従って、本実施例の構造にすると流量の微少量制御が可
能である。
第10図は、3 kg/ cTa”のガスに対して、こ
の微少量制御を行なったときの印加電圧とガス流量との
相関を示したものであり、50cI11′/min以下
の微量のガス流量でも十分に精度良く制御できることを
示している。
(実施例4) 第11図は本発明の第4実施例を説明するための弁体駆
動素子の拡大断面図である。
圧電駆動式弁の構造は実施例1(第1実施例)とほぼ同
様とし、弁体駆動素子7には第11図に図示した圧電バ
イモルフ素子を用いた。
すなわち、直径16mm、厚さ0 、1 mmのステン
レス製振動板(ダイヤフラム板)20の両面に直径12
m+n、厚さ0.27111fflのPZT系圧電セラ
ミック体21.22を接着し圧電バイモルフ素子を得た
’−16− 圧電セラミック体21.22は、それぞれダイヤフラム
板20側の面をマイナス電極とし、反対側の面をプラス
電極にとり分極処理を施した。
第11図において、圧電セラミック体21に電圧を印加
すると、圧電バイモルフは圧電セラミック体21側に湾
曲し、圧電セラミック体22に電圧を印加すると圧電セ
ラミック体22側に湾曲する。それぞれの湾曲量は第5
図とほぼ同様である。
第12図は、以上の構造の圧電駆動式弁を用い、荷重調
整ねじ10により、圧電素子に電圧を印加しない状態に
おいて弁体3がの弁体当接部18に密着するように調整
した時の、圧電セラミック体22への印加電圧の大きさ
V2とガス流量との相関を示したものである。
圧電セラミック21に電圧を印加しない状態では、ガス
流は阻止されており、印加電圧を大きくするとともにガ
ス流量が増加した。
第13図は、荷重調整ねじ10により圧電素子に電圧を
印加しない状態でガスー次圧が0゜5 kg/ 0m2
の時にガス流量を約500 cm3/ minに調整し
た時の圧電セラミック体21への印加電圧■、と圧電セ
ラミック体22への印加電圧■2とガス流量との相関を
示したものである。
ガス流量の制御範囲が実施例1に比べて数倍に拡大して
いる。
(実施例5) ′ 直径16mm、厚さ0 、i n+mのステンレス
製振動板(ダイヤフラム板)20に、厚さ0.15++
+Imの電歪材のシートを200層積層した10mm角
、高さ30ml11の電歪積層体23を固着して弁体駆
動素子7番作成した。
他の部分は実施例1とほぼ同様とし、第14図で示した
ような構造の圧電駆動式弁を製造した。荷重調整ねじ1
0の構造を一部変更し、ばね11は利用せずねじのみに
よった。電歪材には、Pb(Zr = Ti )03−
8r(Ni+z+ Nb2z3)0、系電歪材を用いた
第15図は印加電圧と、電歪積層体23、すなわち、弁
体3の変位量との相関を示したものである。
印加電圧が200Vの時、室温において約30μIの変
位が得られ、200℃においても2、0μmの変位が得
られており、しかも、ヒステリシスの影響がほとんどな
く、印加電圧の上昇・下降時ともほぼ同一の変位量を示
した。
第16図は、ガスー次圧を10kg/cI112にし、
電圧を印加しない状態でガス流量が500 cm’/a
+inになるように調整した時の、電歪素子への印加電
圧の大きさとガス流量との相関を示したものである。室
温および200℃においてもガス流量をO−500ca
+3/ minに制御できることを示している。なお、
通常の圧電体ではキュリ一温度が通常100〜250℃
にあり、高温では急激に変位量が低下するとともに、圧
電特性が大巾に劣化し、高温では流量を制御することが
できなくなる。
以上、詳述したように本発明による圧電駆動式弁は、変
位量の比較的大きな圧電ユニモル7二19−゛ 等の圧電素子により弁体駆動素子を構成し、ダイヤフラ
ムからなる弁体を駆動することにより、高範囲の流体圧
力に対してシールド性良く〃ス等の流体の流量を応答性
良く制御することができるものである。
また、ハウジングに荷重調整ねじを設け、このねじを回
すことによって弁体と弁体当接部との間隔や弁体への押
圧力を調整して、流体の初期流量を任意に調整すること
ができるものである。
また、弁体の弁体当接部側の表面にゴム等の軟質材料を
被着したり、弁座の弁体当接部に溝等の凹凸を形成した
りすることにより、極微少量から比較的大きな流量まで
流量制御ができるものである。
また、弁体駆動素子として電歪材料を用いることにより
、より高温までヒステリシスの影響なく精度良く流量制
御がで詐るものである。
本発明において用いる圧電素子の形状は上記実施例のも
のに限るのではなく、前記のように、−20= 圧電ユニモルフやこれと同等の機能をもつものであれば
、ランジュバン型等いずれの形であっても良い。
また、圧電体や電歪材には上記組成に限るものではなく
、P b(Z r t T i )03− P b(M
g+ysNb2yr )03やP b (Mg+z3N
b2za ) Oy −P bT io 3等、同等の
特性を示すものであれば良い。
また、弁体の表面に被着する軟質材料の材質は上記実施
例のようにゴムに限るものではなく、弁体当接部の凹凸
に適応するものであれば他のものでもよい。そしてこの
凹凸の形状も上記実施例のように溝に限るものではない
なおまた、弁体の初期位置の調整機構も上記実施例のよ
うにねじに限るものではなく、弁体の位置や押圧力を変
化させうるちのであればよい。
〔発明の効果〕
以上、詳述したことから明らかなように、本発明による
グイヤ7ラム型圧電駆動式弁は、次のような特有の効果
を有するものである。
(1)一般に数μSeeから数m secと応答速度の
早い圧電素子自身により弁が駆動されるため、流体の流
量制御時の応答性が良い。
(2)圧電素子自身の厚みは数lから30mm程度であ
り、弁全体の構造が非常に小型に形成できる。
(3)圧電セラミックスは絶縁体であり、電流がほとん
ど流れないため、発熱量が非常に少ない。
(4)弁室の直径がダイヤフラム板の直径のみで決まり
1、弁体駆動素子よりも小さくすることができるため、
流体の広範囲の圧力変化に対して、良好な流量制御特性
が得られ、しかも、ガスのシールド性が良い。
(5)変位量の比較的大きな圧電ユニモルフや圧電バイ
モルフにより弁体の駆動を打なうことにより極少量から
比較的大きな量まで連続的に流体の流量を制御すること
ができる。
(6)駆動力の大きな圧電積、フ体により駆動を行なう
ことにより圧力の高い流体の流量を制御することができ
る。
(7)圧電体として、ヒステリシスがなく、より高温ま
で変位量の低下しない電歪材を用いることにより、より
精度良く、高温まで流体の流量を制御することができる
(8)圧電素子に印加する電圧の大きさやパルス中、周
波数等を変化させることにより、容易に流体の流量が調
整できる。
(9)電圧を印加しないときの流体の初期流量を弁の外
部から調整でき、微少量付近とともに大流量付近でも流
体の流量を精密に制御することができる。
(10)弁体表面に適当な材質の軟質材料を被着したり
、弁座の弁体当接部に適宜の形状、寸法の溝等の凹凸を
設けることにより、流体の微少な流量を比較的容易に制
御することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるダイヤフラム型圧電駆°−23= 動式弁の基本構成を説明するための断面図、第2図は同
しく弁体の構成例を示す斜視図、第3図は同じく弁座の
一例を示す要部斜視図、第4図は同じく弁体駆動素子の
一例を示す斜視図、第5図、第6図は第1実施例におけ
る印加電圧と圧電素子の変位量との相関および圧電素子
への印加電圧とが大流量との相関を示す図、第7図はダ
イヤフラムを用いない圧電駆動式弁を示す断面図、第8
図は第2実施例における印加電圧とガス流量との相関を
示す図、第9図、第10図は第3実施例における圧電駆
動式弁の要部断面図および印加電圧とガス流量との相関
を示す図、第11図は第4実施例における弁体駆動素子
を示す断面図、第12図、第13図は同じく第4実施例
における印加電圧とガス流量との相関を示す図、第14
図は第5実施例における圧電駆動式弁の断面図、第15
図は同じく第5実施例における電歪積層体への印加電圧
と変位量との相関を示す図、第16図は同じく第5実施
例における圧電駆動式弁への印加電圧と〃スー24二 流量との相関を示す図である。 1 :弁本体、 2 :ハウジング、 3 :弁体、 
4 :弁室、 5 :弁孔、 6 : 弁座、7 :弁
体駆動素子、 9 :連結体、 10 :荷重調整ねじ
、  13  、14  、15  :流路、16 :
 ダイヤフラム板、  17 : 弾性体、18 : 
弁体当接部、  19 :流量1g!整溝、20 :ダ
イヤ7ラム板、 21  、22  :  圧電セラミ
ック体、 23 :電歪積層体代理人 弁理士 本  
間     崇第 / 面 第 2 図 第 3 図         節4 図/8−#林台#
8                2/a噴忙セラミ
・ツク林シ/省流量調V溝   7□2Yよ9、第5 
図 o   yoo   zoo   、soθ対加震圧(
V) 第 6 図 (u、7 % μクツ n’s )ぐ、&% q 図 第 10  回 2θO ミ 痣760 と 申 頚ioo  \ べ    \ jp  6゜ 第 71図 第 72 画 卯加電圧(V) (u、7uシim) lF’yx、、≠牙璃

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印加する電圧に対応しで生ずる圧電体の変位を利
    用して弁体を駆動し、弁体を弁座に着座または離間させ
    ることにより流体の流量制御を行なう圧電駆動式弁にお
    いて、弁本体とハウジングとの間に、弾性を有するダイ
    ヤフラムからなる弁体を設置するとともに、前記弁本体
    に設けた一方の流路と連通する弁室を形成し、該弁室内
    に前記弁本体に設けた他方の流路に連通する弁孔を有す
    る弁座を突設して前記弁体と対向せしめ、さらに該弁体
    と、ダイヤフラムのハウジング側の面に圧電素子を固着
    した弁体駆動素子とを連結し、かつ弁体駆動素子に対す
    る押圧力の付加、除去等の調整機構を、前記ハウジング
    に装着したことを特徴とするダイヤフラム型圧電駆動式
    弁。
  2. (2)弁体の弁座と対向する面に軟質材料を被着したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のダイヤフラ
    ム型圧電駆動式弁。
  3. (3)弁座の弁体と対向する面に溝等の凹凸を形成した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に
    記載のダイヤフラム型圧電駆動式弁。
  4. (4)上記圧電素子がユニモルフ型圧電素子であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか
    に記載のダイヤフラム型圧電駆動式弁。
  5. (5)上記圧電素子がバイモルフ型圧電素子であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか
    に記載のダイヤフラム型圧電駆動式弁。
  6. (6)上記圧電素子が積層型圧電素子であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載
    のダイヤフラム型圧電駆動式弁。
  7. (7)上記圧電素子が電歪材料よりなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載のダ
    イヤフラム型圧電駆動式弁。
  8. (8)上記流体がガスであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載のダイヤフラム
    型圧電駆動式弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5296978A (en) * 1988-08-26 1994-03-22 Canon Kabushiki Kaisha Information signal reproducing apparatus
KR101301487B1 (ko) * 2011-06-07 2013-08-29 경원산업 주식회사 압전 밸브

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US5296978A (en) * 1988-08-26 1994-03-22 Canon Kabushiki Kaisha Information signal reproducing apparatus
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