JPS62212381A - ポリエポキシ化合物及びその製造方法 - Google Patents

ポリエポキシ化合物及びその製造方法

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JPS62212381A
JPS62212381A JP5467986A JP5467986A JPS62212381A JP S62212381 A JPS62212381 A JP S62212381A JP 5467986 A JP5467986 A JP 5467986A JP 5467986 A JP5467986 A JP 5467986A JP S62212381 A JPS62212381 A JP S62212381A
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JP5467986A
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Fumihiko Yamamoto
山元 文彦
Shigeo Yokoyama
茂雄 横山
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリフェノールのポリグリシジルエーテルから
成る新規なポリエポキシ化合物及びその製造方法に関す
るもつである。さらに詳しくいえば1本発明は、ガラス
転移温度、熱変形温度、耐熱弾性特性などの耐熱特性に
優れた硬化物を与えうるポリエポキシ化合物及びその製
造方法に関するものである。
従来の技術 従来、エポキシ樹脂は機械的特性、電気的特性。
接着性、耐熱性などに浸れていることから1例えば接着
剤、塗料、電子部品用封止剤、カーボン繊維強化プラス
チツク用マトリックス樹脂などに広範囲りζ使用されて
いるが、最近、成形材料、フェス、印刷回路用積層板、
電子部品用封止剤、先端複合材料(ACM )などの分
野においては、ガラス転移温度、熱変形温度、耐熱弾性
特性などの耐熱特性に優れたエポキシ樹脂硬化型組成物
が要望されているう これまで、耐熱性に優れたエポキシ樹脂硬化型組成物を
構成するポリエポキシ化合物としては、例えばエポキシ
化フェノールノボラック樹@、エポキシ化0−タレゾー
ルノボラック樹脂、  1,1゜2.2−テトラキス(
p−ヒドロキシフェニル)エタンのテトラグリシジルエ
ーテルなどの多核フェノール類のポリグリシジルエーテ
ル、キシリレンジアミンのテトラグリシジル化物、イン
シアヌル酸のトリグリシジル化物などの芳香族ポリアミ
ンのポリグリシジル化物などが広く利用されている。
しかしながら、これらのポリエポキシ化合物を用いたエ
ポキシ樹脂硬化型組成物は、前記の耐熱特性はいずれも
十分ではなく、さらに耐熱特性の優れたエポキシ樹脂の
開発が要望されている。
ところで、最近、テトラメチロールビスフェノールAと
フェノール又は0−クレゾールとの反応で得られる、一
般式 (式中のEは水素原子又・はメチル基である)で示され
るポリフェノールのへキサグリシジルエーテルが提案さ
れている(特表昭61−500024号公報)。
しかしながら、前記一般式C1lで示されるポリフェノ
ールは熱安定性が低く、加熱処理によって高分子量化し
やすいため、このものを製造する際に種々の問題が生じ
る。すなわち、該ポリフェノールを製造する際には、未
反応のフェノール又は〇−クレゾールを反応生成物中か
ら除去する工程が必要であり、通常真空蒸留;去や水蒸
気蒸留法によって未反応フェノール又は0−クレゾール
は除去しているが、これには温度を150〜180℃ま
で上げる必要がある。しかし、このような高温では。
該ポリフェノールは高分子量化しやすく、溶融粘度が上
昇して流動性が低下しかつ黒色に着色してくる上に、そ
の中にメチレンエーテル基(−cd2 oca2− )
をπする化合物が副生物として混入するようになる。一
般に、このメチレンエーテル基は熱的に不安定であり、
ポリエポキシ化合物中に存在するとその硬化物の耐熱・
注を著しく低下させるため、あらかじめ該ポリフェノー
ルを170℃以上の温度で加熱処理して、熱的に安定な
メチレン基C−cH2−)に変換しておく必要があるが
170℃以上の温度では該ポリフェノールの高分子量−
ヒを伴う。そして、このように高分子量化したポリフェ
ノールは、エピハロヒドリンとのニボキシ化反応が極め
て進行しにりく、かつ得られたポリエポキシ化合物の軟
化点が非常に高くなるなどの間@を生じ、実用的に使用
することができない。
また、一般式(1)で示されるポリフェノールの製造(
でおいて、原料のテトラメチロールビスフェノールAの
メチロール基に対するフェノール又は〇−クレゾールの
フェノール性水駿基のモル比が2以下の場合には、オリ
ゴマーが主として生成し、目的の一般式C1)で示され
るポリフェノールは少量生成するにすぎない(特表昭6
1−500024号公報)。
したがって、高度に純粋なポリフェノールを得るには、
フェノール性水駿基/メチロール基のモル比を8以上と
非常に高くする必要があり、このたメ多量のフェノール
又はO−クレゾールを反応生成物より除去1回収せねば
ならず、その結果コストが上昇し経済的に不利になるの
を免れない。
このように、前記一般式(1)で示されるポリフェノー
ルは、それ自体熱安定性が低いという欠点を有するとと
もに、このものから得られるポリエポキシ化合物の硬化
型組成物も耐熱特性が十分ではないという欠点を宵して
3シ、さらにけ熱性の浸れたエポキシ樹脂の開発が要望
されている。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的はこの:うな事情のもとで、従来のものに
比べてガラス転移温度、熱変形温度、耐熱弾性特性など
の耐熱特性に優れた硬化物を与えるポリエポキシ化合物
を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者らは前記の望ましい性質を示す新規なポリエポ
キシ化合物を開発するために鋭意研究を重ねた結果、ポ
リメチロールビスフェノールAと2.6−キンレツール
から得られる特定の構造kljスルポリフェノールにエ
ピハロヒドリンを反応させることにより、その目的を達
成しうろことを見出し、この知見に基づいて本発明を完
成するに至つた。
すなわち、本発明は、一般式 C式中のYは 又は 0又は1〜3の整数である) で示されるポリエポキシ化合物を提供するものであり、
このものは、一般式 %式% (式中のXは 又:は H5 は1〜3の整数である) で示されるポリフェノールとエビハロヒドリンとを反応
させることによシ、製造することができる。
本発明において用いられる前記一般式(I[[)で示さ
れるポリフェノールは、一般式 (式中のAは水素原子又はメチロール基である)で示さ
れるポリメチロールビスフェノールAと2.6−キシレ
ノールとを酸性触媒の存在下に反応させることにより得
られる。
該一般式(財)で示されるポリメチロールビスフェノー
ルAは、例えば水散化ナトリウム触媒の存在下に、ビス
フェノールAとその1モルに対して4.0〜4.4モル
のホルムアルデヒドとを反応させることにより得ること
ができる。反応生成物は通常80%以上がテトラメチロ
ールビスフェノールAであるが、トリメチロールビスフ
ェノール人なども金石している。
このようにして得られた一般式収)で示されるポリメチ
ロールビスフェノールと、そのメチロール基に対して当
量以上の2,6−キシレノールとを酸性触媒の存在下に
反応させることによシ、前記一般式(コで示されるポリ
フェノールが得られる。メチロール基ニ対する2、6−
キシレノールのモル比は5通常1.0〜10.好ましく
は1.2〜5の範囲で選ばれる。このモル比が1.0未
満では反応生成物中にポリメチロールビスフェノールA
の自己縮合物が多く含まれる傾向があり、また10を超
えると過剰の2,6−キシレノールを反応生成物から除
去、回収する\コストが高くなるので好ましくない。
この反応において用いられる酸性触媒としては、例えば
塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸、シュウ酸、コハク酸
などの五機酸を挙げることができる。
これらの触媒の使用量は、ポリメチ白−ルビスフェノー
ルAと2,6−キシレノールとの合計tlK対し、通常
0.02〜2重量−の範囲で選ばれる。
また1反応温度は通常50〜120℃、好ましくは70
〜105℃の範囲で選ばれる。
このポリメチロールビスフェノールA、!:2,6−キ
シレノールとの反応においては、構造式で示されるヘキ
サフエ、/−ル化合物が主成分として生成し、その他種
々のオリゴマーも生成する。
このオリゴマーとしては1次に示す二量体及び三量体が
挙げられる。
(三量体) このオリゴマーの生成機構については、例えばテトラメ
チロールビスフェノールAとトリメチロールビスフェノ
ールAとの縮合反応によシ、構造式 で示される中間体が生成し、この中間体に2,6−キシ
レノール≠1反応して、前記の二量体が生成すると考え
られる。三量体以上のオリゴマーについても同様の生成
機構が考えられる。トリメチロールビスフェノールA 
ト2.6−キシレノールとの反応では次の構造式のポリ
フェノール化合物などが生成する。
このような反応によって得られる前記一般式@)で示さ
れるポリフェノールは、約70%が前記式(V)で示さ
れるヘキサフェノール化合物で、約30チがオリゴマー
類である。
一般式(ON)で示されるボリフエ、ノールの型造にお
いては、前記したように酸性触媒で反応全行うtめ、ポ
リメチロールビスフェノールAの異なる分子中のメチロ
ール基との間の縮合反応は、メチロール基と2,6−キ
シレノールの環水素との縮合反応より反応速度が大きい
ため、前記のオリゴマーの生成tTh実質的に零にする
ことは不可能であるが上記のメチロール基相互の縮合反
応をできるだけ抑制するため、酸性触媒下で過剰(て存
在する2、6−キシレノール中にポリメチロールビスフ
ェノールAを少量づつ滴下して反応させる方法を用いる
ことが好ましい。
このようKして、ポリメチロールビスフェノールAと2
,6−キシレノールとを反応させて得られた反応液中に
は、生成物の一般式卸で示さnるポリフェノール以外に
、 過剰の2.6−キシレノール及び触媒が含まれてい
るため、まず反応液を水で抽出して該触媒を除いたのち
、真空蒸発器などにより該2,6−キンレツールを除去
することが望ましい。2,6−キシレノールの除去は通
常150〜160℃の温度で行われる。さらに1反応生
成物中に微澄に存在するメチレンエーテル結合(−cH
2ocH2−)を肩する化合物を分解して、安定なメチ
レン結合(−CH2−)に変換するために、反応生成物
を通常180℃の温度で1時間程度加熱処理することが
好ましい。
一般式CI[lで示されるポリフェノールは熱安定性に
侵れているため、前記のような加熱処理操作によって高
分子量化することはほとんど認められない。この熱安定
性の原因はその化学構造に起因すると考えられる。す、
tわち、一般式0コで示されるポリフェノールの主成分
は。
で示さユるヘキサフェノール化合物であり、この化合物
は、フェノール性水酸基に対して、 ’2,4.6の位
置にメチル基又はメチレン基が結合しているため、反応
活性点が存在せず、したがって、加熱処理操作により、
該化合物相互の反応が進行せず、高分子量化しないもの
と考えられる。
これに対し、一般式(1) (式中のEは水素原子又はメチル基である)で示される
ポリフェノール(特表昭61−500024号公報)は
、フェノール性水酸基に対して% 2.6位の少なくと
も1個所は置換基が結合していないため活性点が存在し
、加熱処理操作により該ポリフェノールはなんらかの反
応が起こり、高分子量化するものと届Δつれる。
本発明の一般式(■)で示されるポリエポキシ化合物は
、一般式((l[)で示さするポリフェノールとエビハ
ロヒドリンとを触媒の存在下で反応させることによす、
該ポリフェノールのハロヒドリンエーテルを生成させた
のち、このノ・ロヒドリンエーテルと水酸化アルカリと
を反応させることによりi造される。本発明の方法にお
いて使用さするエビハロヒドリンとしては1例えばエピ
クロルヒドリン、エビブロモヒドリン、エビヨードヒド
リンなどを挙げることができる。該エビハロヒドリンの
使用割合は、前記ポリフェノールのフェノール住水醒基
1モルに対して通常1−15モル、好ましくは3〜7モ
ルの範囲である。
本発明の方法において使用される触媒としては塩基又は
アンモニウム塩などを例示することができ、具体的には
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アル
カ1ハ プロピルアミン、ブチルアミンなどの第一級ア
ミン、ジブチルアミンなどの第二級アミン、トリブチル
アミンなどの第三級7 ミン、塩化ベンジルトリメチル
アンモニウムなどの第四級アンモニウム塩などが挙げら
れる。
これらの触媒の使用割合は前記のポリフェノール1モル
当量に対して通常0.0005〜0.5モル、好ましく
は0.001〜0.1モルの範囲である。このハロヒド
リンエーテル化反応は通常50−100 ℃の温度で実
施される。
本発明の方法において、該ノ・ロヒドリンエーテルの脱
ハロゲン化水素化反応は水酸化アルカリの存在下に実施
される。この水酸化アルカリとして(d、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどを挙
げることができるが、水酸化ナトリウム金使朋するのが
好適である。また水酸化アルカリの使用割合は前記ポリ
フェノールのフェノール性水酸基1モルに対して通常1
3.80〜1.2モル、好ましくは0.95〜1.1モ
ルの範囲である。脱ハロゲン化水素反応はエビノ・ロヒ
ドリン溶媒中で実施されるがメチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンなどのケトン類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素、メタノール、イソ
プロパツールなどのアルコール類。
メチル七ロソルプ、エチルセロソルブなどのエーテル類
などの溶媒中で実施することもできる。これらの溶媒の
使用割合は原料のポリフェノール1重量部に対し、通常
1〜10重量部の範囲である。
該脱ハロゲン化水素化反応は通常50〜100℃。
好ましくは60〜90℃の温度で実施される。脱ハロゲ
ン化水素化反応の終了した反応混合物から溶媒及び生成
した塩を分離除去することによりポリフェノールのポリ
グリシジルエーテルが得られ、乙、 本発明のポリエポキシ化合物は硬化剤と共に配合するこ
とによりエポキシ樹脂硬1ヒ型組成物の用途に利用され
る。このエポキシ樹脂硬化型組成物に配合される硬化剤
としては、従来からエポキシ樹脂の硬化剤として知られ
ている化合物の中から任意のものを使用することができ
る。例えばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミンなどの鎖状脂肪族系ポリアミン、メンタ/ジアミン
N−アミノエチルピペラジン、インホロンジアミン、1
,3−ジアミノンクロヘキサンなどの環状脂肪族系ポリ
アミン、ジエチレントリアミンとエチレンオキサイドあ
るいはプロピレンオキサイドとの付加物などの脂肪族系
ポリアミンアダクト、ダイマー酸・ジエチレントリアミ
ン縮金物などのポリアミドアダクト、  4.4’−メ
チレンジアニリン、m−)ユニしンジアミン、キシリレ
ンジアミン々どの芳香族系アミン、無水メチルテトラヒ
ドロフタル酸、無水7タル散などの酸無水物系硬化剤、
ノボラック又はレゾール型のフェノール樹脂初期縮合物
などのフェノール性水識基を有する化合物、ジシアンジ
アミド、アニソ/・ポルアルデヒド樹脂。メラミン樹脂
、尿素樹脂などを用いることができ、使用目的に応じて
これらの硬化剤の中から適当なものを選択して配合する
ことが好ましい。
該エポキシ樹脂硬化型組成物には、前記のポリエポキシ
化合物及び硬化剤の他に、必要に応じて硬化促進剤、無
機又は有機の充填剤、難燃剤、耐熱安定剤、抗酸化剤、
滑剤などの各種配合剤を配合することができ、またポリ
エポキシ化合物として本発明のポリエポキシ化合物の他
に従来がら公知のポリエポキシ化合物を併用することも
可能である。
硬化促進剤としては、従来から公知の硬化促進剤、例え
ばベンジルジメチルアミン、2−(ジメチルアミノメチ
ル)フェノール、2.4.6−)リス(ジメチルアミノ
メチル)フェノール、2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール、2−フェニルイミダゾールなどを使用することが
できる。該硬化促進剤の配合割合は、前記エポキシ化合
物’L 00重量部に対して通常9.1〜10重1部、
好ましくは1〜5重量部の範囲である。
無機充填剤として具体的には、シリカ、シリカ・アルミ
ナ、アルミナ、ガラス粉末、ガラス繊維、アスベスト、
マイカ、グラファイト、カーボン繊維、酸化チタン、二
硫化モリブデン、酸化ベリリウム、酸比マグネシウム、
金属粉末、金属繊維などを例示することができる。これ
らの無機充填剤のいずれを配合した場合にも耐熱特性並
びに機械的特性は向上する。
これらの無機充填剤の配合割合は、そのエポキシ樹脂硬
化型組成物に配合される該無機充填剤の種類や該エポキ
シ樹脂硬化型組成物の使用目的によって大きく異なるが
、前記ポリエポキシ化合物100重量部に対して通常1
〜250重量部、好ましくは30〜200重量部の範囲
で選ばれる。
M機充填剤としては、¥M々の高分子重合体、繊維状重
合体などが配合される。高分子重合体としては1例えば
、ポリテトラフロロエチレンのようなフッ素系重合体な
どを用いることができる。
また、有機:3を惟状充填剤としては、例えばポリテレ
フタロイル−p−フェニレンジアミン、ポリイソフタコ
イル−p−フェニレンジアミンなどの全芳香族ポリアミ
ド、ナイロン66%ナイロノ6゜ナイロン10.ナイロ
ン12などのポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリ−1,4−ブチレンテレフタレートなどのポ
リエステル繊維などの重縮合型合H,礒維などを挙げる
ことができる。該■機復惟状充填剤の配合割合は前記エ
ポキシ化合物100重量部に対して通常1〜60重1部
好ましくは、5〜40重1部の範囲である。
難燃剤としては、例えはノ・ロゲン化脂肪族炭化水素、
ハロゲン化指環族炭北本累、ノ・ロゲン化芳香族炭北本
素、ノ・ロゲ/化芳香族エーテル、ノ・ロゲ7化フェノ
ール類、ノ10ゲン化ノボラック型フエ/−ル樹脂、ノ
10ゲン化エポキシノボラック型フェノール主脂などの
有機ハロゲン化合物、ホウ素化合物、無機リン化合物、
有機リン化合物などのリン化合物、無機アンチモン化合
物、ビスマス化合物、ヒ素化合物などを挙げることがで
きる。
該難燃剤の配合割合は、前記ポリエポキシ化合物100
重1部に対して通常1〜100重量部、好ましくは3〜
50重1部の範囲である。
発明の効果 本発明のポリエポキシ化合物は、特にガラス転移iし熱
変形温度、耐熱弾性特性などの耐熱特性に優れる上に1
曲げ強度、アイゾツト衝撃強度などの機械的特性にも優
れた硬化物を与えることができ、例えば接着剤、°ワニ
ス、塗料、絶縁材料。
積層板、印刷回路用積層板、あるいはトランジスター、
IC,LSIなどの封止用材料やスイッチ、コネクター
などの成形材料などに好適に用いられる。
実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
実施例1 ビスフェノールA228F(1,0モル)を2tのガラ
ス製フラスコに入れ、エタノール20(1,水520り
、カセ・fソーダ80 F (2,0モル)を加え60
℃で30分間かきまぜたのち、室温に冷却して37%ホ
ルマリン水路液328 F (4,05モル)ムアルデ
ヒドは0.30%(ホルムアルデヒド反応率96.7%
)であり、液体クロマトグラフィーによる分析の結果、
テトラメチロールビスフェノールAが82%、トリメチ
ロールビスフェノールAが17%であった。原料ビスフ
ェノールAは検出されなかった。
ポリフェノールの製造 3tのガラス製フラスコに2,6−キシレノール976
 F (8,0モル)を入れ、触媒として36%塩酸1
42を加えたのち、前記のポリメチロールビスフェノー
ルAの反応液を36%塩酸で中和した溶液を反応温度を
80℃に保ちながら2時間かけてフラスコ内に滴下し、
さ゛らに80℃で5時間かきまぜた。次に反応液を室温
まで冷却し静置したのち、上層の水、9を除きM機層を
水1000−で3回洗浄し、次いで真空エバポレーター
を用いて150℃で3時間かけて溶媒及び2.6−キシ
レノールを除去した。さらにメチレンエーテル結合を除
去するため180℃で1時間加熱処理したところ、黄色
透明固型物のボリフエ、ノール695 P C,ヘキサ
フエ、ノールについての理論値の91%)が得られた。
このポリフェノールの組成は、ゲル浸透クロマトグラフ
ィーにより分析した結果、構造式Hv+で示さnるヘキ
サ7エ、ノール化合物が70%、オリゴマーが27%、
ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)メ
タンが3%であった。
このポリフェノールをクロロホルム−d1中に溶解して
IHl及び15C核磁気共、11スペクトルを測定した
結果、次の構造式の化合物が主成分であることが確認さ
れた。
エポキシ化 前工程で得られた生成物のポリフェノール300? (
0,393モル)f2tのフラスコに入し、エビクロロ
ヒドリン1527 ? (16,5モル)、メチルセロ
ソルブ450りを加え、容量したのち、温度60℃に昇
1し、48%カセイソーダ 196 F (2,358
モル)を3.5時間かけて、一定流量でフラスコ内に滴
下した。反応Wf−冷却したのち、析出した食塩とろ別
し、ろ液中の過剰のエピクロルヒドリン。
メチルセロソルブ、水を真空エバポレーターを用いて、
80〜90℃で蒸発除去した。次に、得られた固型物に
メチルインブチルケトン1500Fを加えて溶解したの
ち、この溶液に水750りを加えて振とうし残存する食
塩を抽出除去した。この抽出操作を3回線シ返奏した。
得られた有機層を真空エバポレーターを用いて、温度1
40〜150 ℃まで上げて溶媒を除去したところ、透
明淡黄色固型物のポリエポキシ化合物4282が得られ
た(ヘキサグリシジルエーテルについての理論値の99
%)。
このものは、1H及びi3q核磁気共鳴スペクトルによ
る構造解析、ゲル浸透クロマトグラフィーによる分析の
結果、下記の構造式のへキサグリシジルエーテルが主成
分であることが確認された。
また、CTAB法(セチルトリメチルアンモニウムブロ
マイド法)によるエポキシ当量は198であった。
なお、第1図は前記ポリフェノールのゲル浸透クロマト
グラフィー(GPC)のチャートである。フェノールノ
ボランク樹脂を用いた検量線では、保持容1120mは
分子量が約2000.22rnlは分子量が約1000
. 24−は分子量が約500であった。
第1図における保持容量23−のピークが、構造式(V
)で示されるヘキサフェノール化合物(分子量764)
であることは明らかである。
第2図は前記ポリエポキシ化合物のGPCチャートであ
る。エポキシクレゾールノボラック樹脂を用いた検量線
では、保持容量20ゴは分子量が約2500.22Td
は分子量が約1500.24mは分子量が約800であ
った。
第2図における保持容量23dOピークが、構造式(V
+で示されるヘキサフェノール化合物のエポキシ化物(
分子量1178)であり、保持容量18〜22−のピー
クがオリゴマ一体のエポキシ化物である。
第3図は該ポリフェノールを1%TMSを含むCD c
t3に溶解し5日本分光■展GX−270型FT−NM
Rを使用したプロトン−核磁気共鳴(11(−NMR)
スペクトル図であり、それぞれのシグナルの帰属は以下
のとおりである。
ケミカルシフト  帰属 1.4〜1.7 ppm :  ビスフェノールAに由
来するメチル基の水素 1.8〜2.2 ppm :2.6−キシレノールに由
来す2るメチル基の水素 3.6〜3.9 ppm :  ビスフェノールAと2
,6−キシレノール又ハビスフェノー ルAを結合しているメチレン 基の水素 4.7〜4.9 ppm :  フェノール性水駿基の
水素6.6〜7.2 ppm :  芳香族環に直拮し
ている水素また。この図のそれぞれのシグナルの強度比
よす、このポリフェノールは、ビスフェノールA1分子
当り、約3.5分子の2.6−キシレノールと約3.5
当lのメチレン基が結合していることが明らかであり、
この結束は、第1図のGPCチャートと良く対応してお
り、該ポリフェノールが約70%のモノマ一体と約30
チのオリゴマ一体を含むことを示している。
第・を図は前記と同一の機種による該ポリフェノ−ルの
15C−NIARスペクトル図であり、それぞ几のシグ
ナルの帰属は以下のとおりである。
ケミカルシフト   滞 属 16ppm    :2.6−キシレノールに由来する
メチル基の炭素 31.5ppm    :ビスフェノールAに由来fる
メチル基の炭素 36.5ppm    :ビスフェノールAと2.6−
キンレツール又ハビスフェノー ルAとを結合しているメチン ン基の炭素 42−Oppz    °ビスフェノールAに由来スル
四級炭素 123〜151 ppm :芳香族環を形成する炭素ま
た、13C−NMRの場合にはシグナルの強度比は必ず
しもそれぞれの炭素の存在と同一ではない。
第5図は該ポリエポキシ化合物を1%の′:MSヲ含む
CDCl3に溶解して測定1−た1H−NMRスペクト
ル図である。
第3図と比較すると、4.7〜4.9ppzK存在して
いた水酸基の水素のシグナルが消失しており。
新たに2゜4〜4.2ppmにグリシジル基の3種類の
水素の複雑なシグナルが出現している。
第6図は該ポリエポキシ化合物の150−NMRスペク
トル図である。
第4図と比較すると44.5 ppm、  50.5 
ppm。
73〜74 ppmにグリシジル基の3種類の炭素のシ
グナルが新たに出現している。
また、該ポリフェノールを180℃で5時間加熱処理後
のGPCチャートを第7図に示す。第1図と第7図とか
ら、加熱処理前と加熱処理後とでほとんど変化していな
いことが分かる。
実施例2〜5 実施例文と同様の操作により、第工表に示す条件でポリ
フェノール及びポリエポキシ化合物を合成した。
7′ 7・′ 比較例 実施例1のポリフェノールの製造において、2.6−キ
シレノールの代シにフェノールを用いた以外は、実施例
1と同様にして下記の構造式のへキサフェノール化合物
を主成分とするポリフェノールを得た。
さらに実施例1と同様にエビクロロヒドリンと反応させ
てエポキシ樹脂を得た。
第8図は前記ポリフェノールのGPCチャートであり、
第9図は該ポリフェノールを180 ’Cで5時間加熱
処理後のGPCチャートである。第9図から、保持容量
24−に存在していたモノマ一体が減少し、高分子量物
が増加していることが分かる。
実施例6 実施例1.比較例1で得たエポキシ樹脂、及びエポキシ
クレゾールノボラック樹脂(T!、CN −273。
旭化成@H)を用いて、第2表の硬化剤、配合組成、硬
化条件で硬化し、得られた硬化物の物性を測定した。そ
の結果を第3表に示す。
第    2    表 注IJ DAP  メタフェニレンジアミン2)DDM
ジアミノジフェニルメタン 3」当量/エポキシ当量 第    3    図
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図及び第4図はそれぞれ実施例1で得られ
たポリフェノールのGPCチャート、’H−NMRスペ
クトル図及び13C−NMRスペクトル図、第2図、第
5図及びM6図はそれぞれ実施例文で得られたポリエポ
キシ化合物のGPCチャート。 ’H−NMRスペクトル図及び13C−NMRスペクト
ル図、第8図は比較例で得られたポリフェノールのGP
Cチャートである。 第7図及び第9図はそれぞれ実施例1で得られたポリフ
ェノール及び比較例で得られたポリフェノールの180
℃、5時間加熱処理後のGPCチャートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のYは ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ Zは水素原子又は▲数式、化学式、表等があります▼ nは0又は1〜3の整数である) で示されるポリエポキシ化合物。 2 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるヘキサグリシジルエーテルを主体とする特許
    請求の範囲第1項記載のポリエポキシ化合物。 3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のXは ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ Rは水素原子又は▲数式、化学式、表等があります▼、
    nは0又 は1〜3の整数である) で示されるポリフエノールとエピハロヒドリンとを反応
    させることを特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のYは ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ Zは水素原子又は▲数式、化学式、表等があります▼、 nは0又は1〜3の整数である) で示されるポリエポキシ化合物の製造方法。 4 ポリエポキシ化合物が、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるヘキサグリシジルエーテルを主体とするもの
    である特許請求の範囲第3項記載の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016199641A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 昭和電工株式会社 感光性樹脂、感光性樹脂組成物、硬化物及びカラーフィルター

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