JPS62188938A - 試料分析装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、試料分析装置、特に順次に装置に送給される
一連の試料の各々をそれぞれ自動的に順次の複数回の測
光検査をする分析装置に関するものである。

（従来の技術） 例えば、臨床診断の分野で広く使用されている種々の分
析技術には、試料の測光検査が含まれており、実施すべ
き各試料の測光検査において、長い期間にわたり少なく
とも間欠的に検査を行うことが特別に必要になる場合が
ある。このような検査を自動的に行うよう設計した既知
の分析装置においては、迅速に回転するロータによって
試料を担持し、試料を順次に適当な測光装置に送る。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、この型式の分析装置は試料群全体をロータに装
填してからでないと、いずれの試料の分析をも開始する
ことができないという欠点がある。

従って多くの用途に対して上述の必要条件を満足すると
ともに、順次に供給される一連の試料を処理することが
できる装置を得ることが望ましい。

しかし、ごのような装置を得るための種々の試みにおい
て、測光装置に送られた試料の検査が済んでからでない
と次の新たな試料を分析装置に供給することができない
という制約がある。従って試料の処理効率が大きく制限
を受けることになる。

本発明の目的はこの制限を受けない試料分析装置を得る
にある。

（問題点を解決するための手段） 本発明はこの目的を達成するため個別の試料を多数の位
置で担持することができるターンテーブルを具え、これ
ら試料担持位置をターンテーブルの回転軸線を中心とす
る円周上に円形に配列し、またターンテーブルの各試料
掛持位置に担持した試料を測光検査する測光装置と、前
記ターンテーブルを回転させるターンテーブル駆動装置
と、前記測光装置の少なくとも一部を回転させる測光装
置用駆動装置とを具え、これら双方の駆動装置により前
記ターンテーブルおよび前記測光装置の少な（とも一部
を相対回転させ、また前記ターンテーブル駆動装置は、
前記ターンテーブルの各試料担持位置を試料分配ステー
ションから試料排除ステーションに至るまでターンテー
ブルを、段歩回転させるものとして構成し、前記試料分
配ステーションと前記試料排除ステーンションは、両ス
テーション間の間隔が、前記ターンテーブルと前記測光
装置の少なくとも一部との相対回転によりターンテーブ
ルに導入した各試料を排除するまでに前記測光装置によ
って複数回の順次の測光装置を確実に行うに十分な間隔
となるよう配設したことを特徴とする。

（作　用） この構成によれば、ターンテーブルの各試料担持位置の
試料分配ステーションから試料排除ステーションに至る
段歩回転中に、ターンテーブルに対して相対回転する測
光装置が各試料担持位置における試料を複数回走査する
。試料排除ステーションにおいて検査済の試料は排除さ
れ、試料分配ステーションにおいて新たな試料を再び分
配する準備ができる。

（実施例） 次に、本発明の好適な図面につき説明する。

図示の装置は血液試料を一種または複数種の試薬との反
応の比色、光分散および発光分析の測定用に用いるもの
であり、中空の垂直トラニオン２を支持する固定フレイ
ム１を具える。トラニオン２の内側に同軸状に中空の回
転自在な軸３を延在し、この軸の上端をフレイム１上に
取り付けた電気モータ４にベルトプーリ装置および歯車
箱１３によって連結する。これらモータ４、ベルト−プ
ーリ装置および歯車箱１３は後に説明する測光装置用駆
動装置をなす。トラニオン２のまわりに同軸状に他の回
転自在の軸５を配置し、この軸の下端に水平のターンテ
ーブル６を取り付け、上端の他のプーリーベルト装置に
よって段歩モータである電気モータ１４（ターンテーブ
ル駆動装置）に連結する。

ターンテーブル６は円形にして固定カバー１７によって
覆い、ターンテーブルの中心をトラニオン２並びに軸３
および５の共通軸線上に位置させ、ターンテーブルの外
周のまわりには複数個のキュヘットまたはガラス管を等
間隔で配置する。これらのガラス管はターンテーブル６
に対して固定するのが望ましいが、他の方法としてター
ンテーブルに形成した切欠内に着脱自在にはめこむこと
もできる。各ガラス管をターンテーブルの水準からフレ
イム１の内部に下方に延長する。ターンテーブル６の下
方に位置する軸３の下端を軸３に対して半径方向に延長
する水平腕７に連結する。軸３は腕のための均衡重錘１
８にも連結する。腕７により２本のガラス繊維光案内８
および９を支持する。

光案内８の入力端を軸３の上端に配置し、光案内を軸３
内で同軸状に垂直方向下方に延長する。軸３の下端にお
いて光案内８を腕７に沿って半径方向外方に延長し、光
案内８の出力端を台６の外周の内方の位置に腕に沿って
配置する。光案内８の出力端はスリット状の出力孔を限
定する。光案内９の入力端は台の外周の外方で腕７上に
取り付け、光案内８の端部と整列させる。光案内９の入
力端はスリット状の入力孔を限定する。光案内９を台の
外周から腕７に沿って半径方向内方に延長し、この出力
端を軸３の軸線に沿って垂直方向下方に指向させる。こ
れらの光案内は半径方向および軸線方向部分間の曲率が
過度にならないように曲げる。

軸３の上端の上方にはランプ１０を配置し、光を光案内
８の入力端によって限定される円形の入力孔内に垂直方
向下方に指向させる。ランプ１０と入力孔との間に入力
孔に入る光の波長を選択するフィルタまたは格子ユニッ
トを取り付け、これにより異った反応を測定できるよう
にする。光案内８の出力端の半径方向外方に修正スリッ
ト（図示せず）、集束レンズ１１および他の修正スリッ
ト（図示せず）を具える光学系を設け、ガラス管内の液
体に光案内によって送られる光を集束させる。光学系を
腕７に形成した水平スライドに容易に調節できるようク
ランプする。液体を透過した光は光案内９の入力端に入
ってその出力端に送られ、ここから軸３の軸線に沿って
垂直方向下方に光増幅器１２に送られる。これらランプ
１０、光案内８，９、集束レンズ１１、光増幅器１２は
測光装置をなす。

血液分析機の作動時には、ターンテーブル６はモータ１
４によって、例えばターンテーブル６の外周のまわりの
切欠内に取り付けられたガラス管内の検査済の試料を排
除して清浄する試料排除ステーション１５、およびター
ンテーブル６の順次の段歩回転運動間の各滞留時間中に
血液試料および所定量の試薬（および恐らく希釈剤およ
び／または染剤も）を異ったガラス管内に入れる試料分
配ステーション１６を通過して回転する。同時に、モー
タ４により軸３を各滞留時間中に少なくとも一回転させ
、これにより腕７を回転させて光案内９からの光線がガ
ラス管を順次に走査し、ガラス管内の液体を透過する光
を光案内９で受光して光増幅器１２に送って出力電圧を
供給し、この出力電圧の大きさは光案内９が受光する光
の強さによる。光増幅器１２をコンピュータ（図示せず
）に接続し、これにより各ガラス管に対する光増幅器１
２の出力電圧を表わす軸３の各回転による一セットのデ
ータを蓄積する。実際には、ターンテーブル６の各滞留
時間中だけモータ４を回転させるよりも絶えず回転させ
ておくのが好適である。この場合、順次の滞留時間相互
の間のターンテーブル６の各段歩回転運動中に受けるデ
ータを無視するようコンピュータを構成する。更にモー
タ４を軸３の各滞留時間中は非整数回転数で回転させ、
コンピュータが実際の回転数以下の最も近い整数の軸回
転数に対するデータだけを受けるようコンピュータを構
成する。

分析装置は連続動作させる。即ち、成る試料が試料分配
ステーション１６においてガラス管に分配されたとき、
ターンテーブル６はそのガラス管が試料排除ステーショ
ン１５に達するまで、段歩回転し、この試料排除ステー
ション１５で試料の排除、清浄化が行われ、更にこの試
料排除ステーション１５から再び試料分配ステーション
１６に至るまで段歩回転し、この試料分配ステーション
１６において新たな試料が分配され、このことが順次連
続的に繰返される（第２図参照）。このターンテーブル
６の連続的な段歩回転および各ステーションにおける試
料の分配および排除とは別個に軸３も連続的に回転し、
これにより試料分配ステーション１６から試料排除ステ
ーション１５まで段進するガラス管を光案内８からの光
線により複数回走査する。

所望に応じ、図示の装置は血液試料の比色分析に使用す
ることができる。しかし、僅かな変形を加えることによ
って、この装置は血液試料の光分散または発光分析に使
用することができる。この変形例を第１図に破線で示し
、これは光案内９を光案内９′としたものであり、光案
内９′の入力端をガラス管の下方に垂直に且つ光案内８
の出力端に直角にし、光案内９′の出力端と光増幅器１
２との間にカラーフィルタを位置させる。この場合光増
幅器の出力電圧はフィルタによって予め定められた所定
の波長帯域における光案内８からの光がガラス管を通過
する強度による。

上述したように、モータ１４はターンテーブル６をｌ・
ラニオン２並びに軸３および５の共通軸線のまわりに段
歩的に回転させる段歩モータである。

テーブルは順次の段歩運動間の所定滞留時間は静止して
おり、この滞留中に試料排除ステーション１５における
ガラス管は検査済みの試料が排除されて清浄化される（
ガラス管がターンテーブルから取外せる場合試料の入っ
たガラス管全体を試料の入っていない清浄なガラス管と
交換することもできる）とともに、試料分配ステーショ
ン１６においては新たな血液の試料および試薬がガラス
管内に分配される。

（発明の効果） 本発明によれば、試料の分析装置への供給即ち試料のタ
ーンテーブルへの分配は、測光装置の検査には無関係に
、先行の試料担持位置のガラス管への試料分配が済んで
後続の試料担持位置の試料排除ステーションで清浄化さ
れたガラス管が分配ステーションに段進しさえすれば、
新たな試ネミ１分配を行うことができる。従って試料の
処理効率が飛躍的に向上する。

また各試料が試料分配ステーションから試料排除ステー
ションに至る段歩回転中に測光装置が各試料を複数回走
査するため、分配された試料の反応の経時変化を測定す
ることもでき、またこの測定は連続的に行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明試料分析装置の実施例としての自動血液
分析機の部分の縦断面図、 第２図は第１図の装置ｎ−ｎ線上の横断面図である。 １・・・［フレイム　　　　２・・・トラニオン３．５
・・・軸　　　　　　　４，１４・・・モータ６・・・
テーブル　　　　　７・・・腕８．９．９　’・・・光
案内　　　１０・・・ランプ１１・・・集束レンズ　　
　　１２・・・光増幅器１３・・・歯車箱 １５・・・試料排除ステーション １６・・・試料分配ステーション 特許出願人　　　ナショナル・リサーチ・ディベロソプ
メントコーポレーション

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、個別の試料を多数の位置で担持することができるタ
   ーンテーブルを具え、これら試料担持位置をターンテー
   ブルの回転軸線を中心とする円周上に円形に配列し、ま
   たターンテーブルの各試料担持位置に担持した試料を測
   光検査する測光装置と、前記ターンテーブルを回転させ
   るターンテーブル駆動装置と、前記測光装置の少なくと
   も一部を回転させる測光装置用駆動装置とを具え、これ
   ら双方の駆動装置により前記ターンテーブルおよび前記
   測光装置の少なくとも一部を相対回転させ、また前記タ
   ーンテーブル駆動装置は、前記ターンテーブルの各試料
   担持位置を試料分配ステーンションから試料排除ステー
   ションに至るまでターンテーブルを、段歩回転させるも
   のとして構成し、前記試料分配ステーションと前記試料
   排除ステーションは、両ステーション間の間隔が、前記
   ターンテーブルと前記測光装置の少なくとも一部との相
   対回転によりターンテーブルに導入した各試料を排除す
   るまでに前記測光装置によって複数回の順次の測光装置
   を確実に行うに十分な間隔となるよう配設したことを特
   徴とする試料分析装置。