JPS6218106Y2 - - Google Patents

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JPS6218106Y2
JPS6218106Y2 JP15300281U JP15300281U JPS6218106Y2 JP S6218106 Y2 JPS6218106 Y2 JP S6218106Y2 JP 15300281 U JP15300281 U JP 15300281U JP 15300281 U JP15300281 U JP 15300281U JP S6218106 Y2 JPS6218106 Y2 JP S6218106Y2
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instrument panel
protrusion
bracket
reinforcing plate
fixed
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JP15300281U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のインストルメントパネル構
造、詳しくは自動車の前部座席の前方にあつてメ
ータ類の周囲あるいはセンターコンソール部にお
いて乗員に向けて突出した部分を有する合成樹脂
製のインストルメントパネルの構造に関するもの
である。
自動車の前部座席の周囲には、種々のメータや
グローブボツクス等を配設する前面パネル部と、
カセツトデツキ、FMチユーナー等を装備し、上
記前面パネル部中央下部より下方に伸びるセンタ
ーコンソール部とからなるインストルメントパネ
ルが設けられ、このインストルメントパネルはデ
ザイン上乗員の方に向かつて突出した縁部を有す
るものが多い。(例えば実開昭54−115049号) インストルメントパネルは、比較的薄い合成樹
脂製の成形パネルであつて、堅固なフレーム上に
固定されているが、上記のように乗員に向けて突
出成形された突出部を有するものの場合は、この
突出部を補強する構造が必要となる。特に乗員の
前方にあつて乗員に向かつて突出成形された突出
部を有するインストルメントパネルの場合は、自
動車が急ブレーキをかけた時など、乗員の身体の
一部がその突出部に衝突して突出部が破損するお
それがある。
そこで、インストルメントパネルの突出部の衝
撃に対する強度を増すために、突出部内部に発泡
体を密着、充填させ、衝撃エネルギーを吸収する
とともに破損した場合でも破片が飛散しないよう
にするものが知られている。(実公昭49−5624
号) しかしながら、このように発泡体を充填するも
のでは、製造工程上、成形後樹脂を発泡させる必
要があり、工程が面倒になる上、製造コストが高
くなるという難点がある。
本考案は製造工程上簡単に組み立てることがで
き、しかも安価で、耐衝撃強度の大きいインスト
ルメントパネル構造を提供することを目的とする
ものである。
本考案のインストルメントパネル構造は、乗員
に向けて突出成形された突出部を有する合成樹脂
製のインストルメントパネルの内面に、前記突出
部の形状に沿つた補強板を固定し、インストルメ
ントパネルのフレームには、前記補強板の内側に
位置して前記突出部の長手方向に延び、長手方向
の断面がほぼコ字形をしたブラケツトの両端を固
定したことを特徴とするものである。
補強板としては、例えばインストルメントパネ
ルの内面に沿つて固定されたU形ブラケツトが採
用される。前記コ字形のブラケツトは、例えば両
端を外側に折り曲げられ、前記フームに溶接等で
固定される。
上記のように構成されたインストルメントパネ
ル構造によれば、強固なフレーム上に固定された
コ字形のブラケツトがパネル内面の補強板とほぼ
直角方向に2重に重なつた形となるので、突出部
に正面から加わつた衝撃荷重は帯板によつて吸収
され、この突出部に横(突出部の幅方向、第2図
に矢印で示す)から加わつた荷重は補強板によつ
て対抗されて、合成樹脂製のインストルメントパ
ネルは衝撃に対して十分な強度を有し、容易に破
損することはない。また、発泡体を使うこともな
く、単にブラケツトと補強板の2種の板材を固定
するだけの構造であるから、製造工程も簡単であ
り、製造コストも安い。
以下、図面によつて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は自動車の前部座席周囲のインストルメ
ントパネルの例を示す斜視図、第2図は本考案の
インストルメントパネル構造をセンターコンソー
ル部のパネルに適用した実施例を示す断面図、第
3図および第4図は第2図の構造に使用されるブ
ラケツトと補強板をそれぞれ示す斜視図である。
第1図に示すように、自動車の前部座席の周囲
には、前面にメータ類の計器盤用の窓11を有
し、その周囲に乗員の方に向けて突出成形された
計器盤周囲の突出部12と、グローブボツクス1
3を備えた前面のパネル10と、その中央下部に
連設され、車体の中央に延び、乗員に向けて突出
成形された突出部21を有するセンターコンソー
ル部20とからなるインストルメントパネルが設
けられている。計器盤用窓11の周囲の突出部1
2とセンターコンソール部20の突出部21は、
ともに比較的薄い合成樹脂製のパネルを中空に突
出成形して形成されたもので、衝撃には弱いもの
である。本考案のインストルメントパネル構造
は、これらの突出部の強度を大きくするもので、
第2図に、本考案の構造をインストルメントパネ
ルのセンターコンソール部に適用した例を示す。
第2図に示すように、車体のフロアートンネル
22に固定されたフロアーブラケツト23に、フ
レーム24の下端部がボルト等で固定される。フ
レーム24はセンターコンソール部20の中に左
右に一対立ち上がつて固設され、これらのフレー
ム24に隣接してコンソール部20の突出部21
が位置する。コンソール部20は上端を前面のパ
ネル10の下面にボルト等で連結固設され、図示
せぬ部分においてフレーム24に固定されて支持
されており、中央にはカセツトデツキ、チユーナ
ー等を収容し、保持する収容部25がボルト26
等で固定されている。(この収容部25は第1図
では省略されている。) フレーム24の乗員側端縁24aには、フレー
ム24の長手方向(突出部21の長手方向)に沿
つて、長手方向の断面がコ字形をし、両端30a
が外側に折り曲げられた帯板からなるブラケツト
30が、これらの両端30aにおいて溶接等によ
つて固定されている。(第3図参照)そして、こ
のブラケツト30を覆う位置において、インスト
ルメントパネルの突出部21の内面に補強板40
が固定されている。(第4図参照)この補強板4
0は、突出部21の内面に沿つた断面U形の板状
部材であり、ボルト26によつて突出部21側の
パネルと収容部25との間に挾持されて固定され
ている。したがつて、ブラケツト30と補強板4
0は互いにほぼ直角方向に2重に重なつた状態で
フレーム24と突出部21の間に固設されること
になる。
ブラケツト30は例えば比較的厚い鉄板で形成
され、コ字形をして両端30がフレーム24に固
定されているから、突出部21に対する外からの
衝撃荷重を受けて若干変形することにより、この
衝撃エネルギーを吸収することができる。したが
つて、これにより、前方への衝撃によるインスト
ルメントパネル20の破損を防止することができ
る。
補強板40は例えば比較的薄い鉄板で形成さ
れ、インストルメントパネル20側に固定され、
ブラケツト30の上を直角方向に覆う形状をして
いるから、突出部21に横方向(幅方向)の力が
加わつてブラケツト30が倒れそうになつても、
この方向の力に対して強く対抗することができ、
このブラケツト30が倒れて突出部21が横に折
れて破損することを防止することができる。
このように、ブラケツト30と補強板40の共
同作用によつて、突出部21は前後方向にも横方
向にも強く補強されるので、本実施例のセンター
コンソール部(インストルメントパネル)は衝撃
に対して前後にも左右にも大きい強度を有する。
なお、ブラケツト30は衝撃荷重を受けて変形
することにより衝撃エネルギーを吸収する一方、
補強板40はブラケツト30が横方向に倒れるの
を防止するものであつて、エネルギーを吸収する
ものではない。したがつて、ブラケツト30は補
強板40に比して板厚を厚くする必要がある。
上記実施例はセンターコンソール部に関するも
のであるが、これは計器盤の周囲のインストルメ
ントパネルについても同様に適用されうるもので
ある。また、ブラケツト、補強板の数は各1つに
限られるものではなく、突出部が長い場合には長
手方向に2個以上並べて配置してもよい。またセ
ンターコンソール部の場合、第2図に示したよう
に左右2つの突出部のうち、前部座席に近い方の
一方のみに本考案の構造を採用してもよいし、両
方に採用してもよい。また、ブラケツト、補強板
の固定方法も、上記実施例では前者が溶接、後者
がボルトによつているが、これらの固定方法に限
られるものではなく、フレームやインストルメン
トパネルへの固定個所あるいはこれらの形状によ
つて適宜周知の各種の固定方法を採用しうること
は言うまでもない。
以上詳述したように、本考案によるインストル
メントパネル構造は、発泡体等を使用することな
く、ブラケツトと補強板を機械的に固定するだけ
の構造で十分な対衝撃強度を実現することができ
るので、製造工程上、また製造コスト上有利であ
り、実用上の価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の対象となる自動車のインスト
ルメントパネルの例を示す斜視図、第2図は本考
案の一実施例によるセンターコンソール部におけ
るインストルメントパネル構造を示す断面図で、
左が垂直断面図、右が水平断面図である。第3図
は第2図の実施例におけるブラケツトを示す斜視
図、第4図は同じく補強板を示す斜視図である。 10……前面パネル、11……計器盤用窓、1
2,21……突出部、20……センターコンソー
ル部、24……フレーム、30……ブラケツト、
40……補強板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 乗員に向けて中空状に突出成形された突出部
    を有する合成樹脂製のインストルメントパネル
    の突出部内面側に該突出部の形状に沿つた補強
    板を固定し、インストルメントパネルの内方に
    設けられたフレームには、前記補強板の内側に
    位置して前記突出部の長手方向に延び、長手方
    向の断面がほぼコ字形をしたブラケツトの両端
    を固定したことを特徴とする自動車のインスト
    ルメントパネル構造。 2 前記補強板がU形ブラケツトであることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    自動車のインストルメントパネル構造。
JP15300281U 1981-10-15 1981-10-15 自動車のインストルメントパネル構造 Granted JPS5856624U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15300281U JPS5856624U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 自動車のインストルメントパネル構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15300281U JPS5856624U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 自動車のインストルメントパネル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5856624U JPS5856624U (ja) 1983-04-16
JPS6218106Y2 true JPS6218106Y2 (ja) 1987-05-11

Family

ID=29945631

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JP15300281U Granted JPS5856624U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 自動車のインストルメントパネル構造

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JPS5856624U (ja) 1983-04-16

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