JPS62172272A

JPS62172272A - 電力ケ−ブルの絶縁劣化検出装置

Info

Publication number: JPS62172272A
Application number: JP1448886A
Authority: JP
Inventors: Susumu Umeda; 進梅田; Osamu Shirahama; 白浜　治; Minoru Yamamoto; 実山本; Takashi Niimoto; 孝新元
Original assignee: Fujikura Ltd; Asahi Engineering Co Ltd Fukuoka
Current assignee: Fujikura Ltd; Asahi Engineering Co Ltd Fukuoka
Priority date: 1986-01-25
Filing date: 1986-01-25
Publication date: 1987-07-29
Anticipated expiration: 2009-03-02
Also published as: JPH0616069B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野〕架橋ポリエチレン電力ケーブルは、水トリーによる絶縁
破壊事故の発生が多い。

この発明は、活線下で、上記ケーブルの絶縁劣化検出を
行なうことを目的とした測定装置に関するものである。

［従来の技術］交直重畳法によるケーブル絶縁体の抵抗測定技術が従来
から公知である。その−例を第２図に示す（特公昭５９
−３４９７７号公報参照）。

１０は測定対象の架橋ポリエチレン電力ケーブルで（第
３図）、１２はケーブル導体、２０はケーブル絶縁体１
４の抵抗、１６はケーブル遮蔽層、２２はケーブルシー
ス１８の絶縁抵抗。

電力ケーブル１０は高圧以上の幹線２４に接続され、平
時（測定時以外）は、スイッチ２６が閉じ、ケーブル遮
蔽層１６が接地されている。

測定時には、スイッチ２６を開き、直流電源２８により
、接地用トランス３０の中性点を通して、ケーブル絶縁
体１４に直流電圧を重畳し、その漏れ電流を、ケーブル
遮蔽層１６に接続する直流電流計３２により測定し、絶
縁体抵抗２ｏの値を求める。

［発明が解決しようとする問題点］（１）上記の方式においては、ケーブル遮蔽層１６から
電流計３２を通って電源２８に至る回路の抵抗に比較し
て、シース絶縁抵抗２２が、誤差を生じない程度に高い
ことが必要になる。

シカシ、一般に不良を生じたケーブルシースの絶縁抵抗
値は、数にΩから数十にΩになることが多い、したがっ
て、そのような場合にケーブル絶縁体抵抗２０の真の値
を求めるには、まずシース１８の絶縁抵抗を求めたうえ
で、計算による補正を加える必要がある。

（２）また、ケーブルシース１８の絶縁抵抗が低下する
と、局部電池作用による直流電圧３４が発生し、これが
測定の障害になる。

たとえば、　′Ａ１１定′屯圧５０　Ｖで、２０００Ｍ
Ωの絶縁体抵抗２０を測定するためには、２５ｎＡの′
ＦＬ流を測定しなければならないが、シースの局部電池
は最大０．５Ｖ程度になるため、シースの絶縁抵抗２２
が１００にΩに低下したとすると、測定電流２５ｎＡに
対し２００倍の電流的５．Ａが流れることになる。

そのため、上記の局部電流を補償するいろいろな調整機
構が考えられているが、シース絶縁抵抗２２が数にΩに
もなると、測定不能になる恐れがある。

［問題点を解決するための手段］（１）実線路における測定から、シース絶縁抵抗２２が
低下したときに発生する上記直流ＴｒＬ流は、すべてケ
ーブルシース１８側が正極性であるという現象を基礎と
し、第１図のように、直流電源４０、直ｆｉ電流計４２
を含むループ回路中に、整！１１．素子４４を、前記直
流電源４ｏに対しては順方向に、ケーブル遮蔽層１６に
発生する直流電流に対しては逆方向に組みこむこと。

（２）また直流電源４０と直流電流計４２との間におい
て、前記ループ回路と大地間に、整流素子５０を、直流
電源４０に対して順方向になるように組みこむこと。

（３）前記ループ回路と大地間を、＠記整流素子５０以
外の点において直流的に絶縁すること、という構成をと
ることにより、上記の問題の解決を図った。

［その説明］幹線２４に電力ケーブルＩＯＡとＩＯＢとが接続されて
いる場合を、第１図に例示する。

３５はフィルタで、チョークコイル３６とコンデンサ３
８とからなり、交流会を阻止する。

４０は直流電源、４２は微少直流電流計、４４と５０は整咬素子で２半導体やセレンなどからなる
。

４５もフィルタで、チョークコイル４６とコンデンサ４
８とからなる。

５２は切換えスイッチである。

［作　用コ電力ケーブルＩＯＡを測定する場合について述べる。

（１）スイッチ２６Ａを開いて、絶縁体抵抗２０Ａ、直
流電源４０．直流電流計４２などを含む測定用ループ回
路を大地から浮かせる。

直流電源４０の電圧印加により、電流は、直流電流計４
２→整流素子４４→チヨ一クコイル４６→絶縁体抵抗２
０Ａ→幹線２４→接地用トランス３０の中性点→チせ−
クコイル３６→電源４０、の方向に泣れる。

したがって、電流計４２の読みから、ケーブル絶縁体抵
抗２０Ａを求めることができる。

（２）また、シース絶縁抵抗２２Ａの低下に起因する正
極性の発生電位による逆方向の電流は、整流素子４４に
よって阻止されて、電波計４２には流れない。

（３）また、この′ＡＩｌ定川の回用は、大地から独立
したループ回路になっているので、シース絶縁抵抗２２
Ａの低下による測定誤差も発生しない。

（４）また、大地から独立した閉回路であるため、大地
の迷送電流の影響も受けない。

（５）また、測定対象外の電力ケーブルＩＯＨの絶縁体
抵抗２０Ｂを通って流れる電流は、電源４０から整１ｉ
ｔ素子５０を通って波れ、電流計４２には流れないから
、測定誤差が発生しない。

（６）なお、もし整流素子５０がないとすると、ケーブ
ルＩＯＨの絶縁体抵抗２０Ｂを通って流れる電流は、ケ
ーブルＩＯＡのシース絶縁抵抗２２Ａを通る。そのため
に、直流Ｔｆｔ流計４２はケーブル絶縁体の抵抗２０Ａ
、Ｂを通って流れる電流の和となり、誤った劣化判定を
する危険がある。

（７）なおまた、もし、整１ｉ素子５０無しで直接接地
にしたとすると、上記の危険はとり除くことはできるが
、印加電圧は、絶縁体抵抗２０Ａとシース絶縁抵抗２２
Ａの抵抗分圧となり、整流素子４４の動作電圧以下とな
り、測定不可能になる。

ｒ発明の効果ｊ（１）整流素子４４を使用したループ回路を作り。

前記ループ回路中において、整流素子４４を、前記直流
電源４０に対しては順方向に、ケーブル遮蔽層１６に発
生する直流電流に対しては逆方向に組みこんだので、シ
ースの絶縁抵抗２２の低下による発生電位の影響を完全
にとり除くことができ、補償回路をつけてバランス？と
る必要がない。

（２）また直流電源４０と直流電流計４２との間におい
て、前記ループ回路と大地間に、整流素子５０を、直流
電源４０に対して順方向になるように組みこんでいるの
で、シースの絶縁抵抗２２が数にΩに低下しても、Ｊ１
１定障害は起きない（実線路では、絶縁低下しているも
のが多い）。

（３）前記ループ回路と大地間を、前記ｇ、流素子５０
以外の点において直流的に絶縁し、大地から浮かせたの
で、大地の迷送電流の影響を受けない。

（４）また」４定対象外のケーブルの劣化による誤電流
が直流電流計４２に流れない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明図２第２図は従来技術の説明図、第３図は電力ケーブル１０の説明図。１０：電力ケーブル　１２−ケーブル導体１４：ケーブ
ル絶縁体　１６：ケーブル遮蔽層１８：ケーブルシース２０、ケーブル絶縁体の抵抗２２：シースの絶縁抵抗　２４：幹線２６：スイッチ　　　３０：接地用トランス３５：フィ
ルタ　　　４０：直流電源４２：直流電流計　　４４：整プ窺素子４５：フィルタ
　　　５０：整流素子特許出順人　　旭エンジニアリング株式会社藤倉電線株
式会社

Claims

【特許請求の範囲】電力ケーブル１０のケーブル導体１２およびケーブル絶
縁体１４に対して直列に接続する直流電源４０と直流電
流計４２とを含むループ回路を備え、かつ電力ケーブル
１０に加わる交流電圧に前記直流電源４０ｎ直流電圧を
重畳するようにした、架橋ポリエチレン電力ケーブルの
絶縁劣化検出装置において、前記ループ回路中に、整流素子４４を、前記直流電源４
０に対しては順方向に、ケーブルシース１８に発生する
直流電流に対しては逆方向に組みこみ、また直流電源４０と直流電流計４２との間において、前
記ループ回路と大地間に、整流素子５０を、直流電源４
０に対して順方向になるように組みこみ、また、前記ループ回路と大地間を、前記整流素子５０以
外の点において直流的に絶縁したことを特徴とする、電
力ケーブルの絶縁劣化検出装置。