JPS62157891A - 送流整流翼 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転翼に整流翼を設けたことを特徴とする送流
整流翼であって、回転翼の回転により翼の半径方向外方
へ逸流する流体を整流翼によって軸方向に変向させ、流
体を高効率で送流するようにした送流整流翼に関する。

第１図は従来公知のスクリューを例示し、この種のスク
リュー１は回転軸２に所定のピッチ角を有する複数の回
転翼３・・・が周方向等間隔に取付けられている。この
スクリュー１が例えば右ねし方向のピッチ角を有し、図
中矢線ａ方向に回転すると回転翼３に接する流体は矢線
すで示す軸方向の推力を受ける。卯ち航空機、送風機、
ガス流送機であれば気体に、船舶、送水機、油輸送機等
であれば液体に、粉粒体輸送機等であれば固体に推力を
与え、自ら軸方向に移動するか又は、流体を移動させる
。ところで、回転翼３表面に接する上記流体は回転翼３
表面と流体との相互摩擦力によって回転力が与えられ、
これによって生じる遠心力によって回転翼３に沿って矢
線Ｃで示すように半径方向外方へ逸流する。このため前
記推力は減殺され、スクリューｌによる送流効率は低下
し、この傾向は粘性の大な流体程著しい。

本発明は上記従来のスクリュー又はプロペラの欠点を除
去するもので、以下本発明実施例を図面に基いて説明す
る。

第２図及び童３図に示す第１実施例は、スクリュー１０
の回転軸１１呻所定のピッチ角で複数の回転翼１２・・
・が周方向等間隔に取付けられ、この回転翼１２の半径
方向外端部に周方向に沿う弧形板状の整流翼１３が設け
られている。

このスクリュー１０が例えば右ねじ方向のビッ千角を有
し、図中矢線ａ方向に回転すると、回転Ｎ３に接する流
体に矢線すで示す軸方向の推力が与えられ、又同時に回
転翼３に接する流体は回転翼３表面と流体との相互摩擦
力によって回転力が与えられ、これによって生じる遠心
力によって流体は回転翼３に沿って矢線ｄで示すように
半径方向外方へ逸流されるが、回転翼３の外端において
整流翼１３によって軸方向へ変向される。この変向され
た軸方向流ｄは前記軸方向の推力すと協働し、流体の送
流効率を著しく向上させる。又回転翼３端の前後圧力差
により生じる渦流を防止できるので抗力が減少し推力が
増大する。これはプロペラにても同様である。

尚弧形板状の整流Ｈ１３は紡錘形のブロックとしてもよ
い。

第４図及び第５図に示す第２実施例は、複数の回転翼１
６・・・の半径方向外端部及び中間部に同心状に円筒形
の整流翼１７．１８を二重に設けたものである。この送
流整流翼１５の作用は第１実施例と同様であり、かつ回
転翼１６・・・が整流翼１７，１８によって強固に支持
されるため、大形化及び高速回転化が可能であり、又大
推力が得られる。

尚、上記円筒形の二重整流翼１７．１８は円筒形でなく
第２図に示したような各葉独立型として重量軽減を計っ
てもよい。

第６図に示す第３実施例は、スピンナ２１を有するプロ
ペラ２０（回転翼）の半径方向外端よりやや内側に軸方
向に突出する整流翼２２を設けたもので、前記同様の作
用により推力を増大したプロペラを得ることができる。

以上説明したように、本発明は回転翼に整流翼を設けた
のみでプロペラ効果を最大にすることができるので、ダ
クトでスクリューやプロペラを囲った従来公知の方式等
に比し、ダクトが不要で安価となるのみならず、簡単な
機構で高い送流効率が得られる。

又翼の回転数を大きくして遠心力による半径方向外方へ
の流体の逸流が多くなっても、これはすべて整流翼で軸
方向に変向されて推力となり効率が向上する等、本発明
はプロペラ、スクリュー、ファン、ブロア、コンプレッ
サ、等に使用して極めて効果が高く、かつ利用価値が大
で、省エネルギにも寄与する優れた発明である。

前記実施例の他、プロペラやスクリュー及び整流翼の形
状、構造の変形や異なる組み合わせ等種々の変形はすべ
て本発明に含まれるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来公知例の斜視図 第２図は本発明第１実施例の斜視図 第３図は第２図の側面図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転翼に整流翼を設けたことを特徴とする送流整流翼。