JPS62157224A

JPS62157224A - 内燃機関の吸気装置

Info

Publication number: JPS62157224A
Application number: JP60293496A
Authority: JP
Inventors: Shunichi Aoyama; 俊一青山; Takashi Fujii; 敬士藤井
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1985-12-28
Filing date: 1985-12-28
Publication date: 1987-07-13
Anticipated expiration: 2009-11-02
Also published as: JPH0686814B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は気筒毎に２つの吸気弁を備える内燃機関の吸気
装置に関する。

〈従来の技術〉この種の内燃機関の吸気装置の従来例として、第４図〜
第６図に示すようなものがある（特開昭６０−１１９３
２５号公報参照）。

すなわち、機関の各気筒には第１吸気弁ＬＡ。

第２吸気弁ＩＢ及び第１．第２排気弁２Ａ、２Ｂが設け
られており、吸気ボートは第１吸気ポート３Ａと第２吸
気ポート３Ｂに分けられ、第２吸気ボー）３Ｂには開閉
弁４が設けられている。開閉弁４は低速あるいは部分負
荷領域（以下低速域と称す）等機関運転条件を検出する
制御回路５により駆動される電磁弁６からの制御負圧に
より作動するアクチュエータ７によって開閉制御される
。

そして、低速域ではこの開閉弁４を閉じることにより第
２吸気弁ｌＢを事実土間じたのと同様の効果を与え、一
方から吸気を導入してスワールを形成すると共に排気の
吹返しを防止している。中〜高速・高負荷領域（以下中
・高速域と称す）ではこの開閉弁４を開き、第１及び第
２吸気弁ＩＡ。

ＩＢの双方から吸気を導入し、吸気充填効率を確保する
。開閉弁４は常用運転領域では開弁する頻度は小さいた
め、安定した空燃比、応答性を得るために燃料噴射弁８
は、第５図に示すように常時第１吸気弁ＩＡを介して燃
焼室９に吸気を導入する第１吸気ポート３Ａ側に設けで
ある。ＩＯは点火プラグ、１１はアキュームレータ、１
２は逆止弁、１３は弁軸である。第６図は第１．第２吸
気弁ＩＡ。

ＩＢ及び第１．第２排気弁２Ａ、２Ｂのリフト特性であ
る。第１．第２排気弁２Ａ、２Ｂは同一のリフト特性で
あるが、第１吸気弁ＩＡのリフト特性は第２吸気弁ＩＢ
のリフト特性と比較すると、開時期は遅く、閉時期は早
く、作動角、最大リフト雇共に小さくなっており、第１
吸気弁ＩＡを低速用とすれば第２吸気弁ＩＢは高速用の
リフト特性となっている。

この構成によれば、低速域においては開閉弁４を閉じて
、第１吸気ポー１−３Ａ側からのみ吸気を行い、第１吸
気弁ＩＡのリフト特性を生かしてスワール強化による燃
費・安定度向上の他、低速のｌ・ルク向上効果を図ると
共に、高速域においては開閉弁４を開弁じて、第２吸気
ポート３Ｂ側からも吸気を行い、高速の特性に設定され
た第２吸気弁ＩＢのリフト特性を生かして充分な吸気充
填効率を確保するようにしている。

〈発明が解決しようとする問題点〉ところで開閉弁４が開く運転領域はエンジン使用によっ
ても異なるが、例えば機関回転数３，０００〜４，０Ｏ
Ｏｒ、ｐ、ｍ、でかつ吸気絞弁全開時より吸気流量の多
い中・高速域に設定されているため、開閉弁４が常時閉
弁する低速域でのみ運転すると、以下の不具合がある。

すなわち、アイドル運転時等の吸入負圧が大きな運転領
域ではハルブオーハラソプ１す１間中に開閉弁４下流の
第２吸気ポート３Ｂ内に燃焼室９から排気が流入する。

この排気中にはカーボン等が多く含まれているため、こ
れらが第２吸気ボート３Ｂ内に残留する混合気中の燃料
或いはオイルをバインダーとして開閉弁４の周囲に堆積
する。これらの堆積物は開閉弁４が開く頻度が高ければ
早期に吹き払われるため、大量に堆積するおそれはない
。

しかし例えば自動変速機付車両等で平地でゆったりした
通常運転をすると、機関回転数が３，０００ｒ、ｐ、ｍ
、以上の運転領域は殆ど使用されない場合が発生する。

これにより開閉弁４が長期間閉弁状態に維持されるため
、前記堆積物が多量に堆積し開閉弁４の周縁部と第２吸
気ボート３Ｂの内周部とを埋め、開閉弁４がスティック
して開弁できなくなるおそれがある。

また、スティックにより開閉弁４が開弁じないときでも
制御回路５は機関運転状態により開閉弁４の開弁時期と
判断し電磁弁６に制御信号を出力すると共に機関の点火
時期等を変える。このため吸気流量が単に不足して機関
出力が低下するだけでなくノ・７キング等の発生により
機関の損傷を招くおそれがあった。

本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、前
記中・高速域以外の通常運転時にも開閉弁を開弁させる
ことにより堆積物を吹払って開閉弁のスティックを防止
できる内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする
。

く問題点を解決するための手段〉このため、本発明は第１図に示すように第１及び第２吸
気ボー１−Ａ、Ｂと、これら第１及び第２吸気ボー）Ａ
、Ｂに夫々介装される第１及び第２吸気弁Ｃ，Ｄと、前
記第２吸気ボートＢに介装され中〜高速・高負荷運転領
域にて開弁する開閉弁Ｅと、を気筒毎に備える一方、所
定運転時に機関の燃料供給装置Ｆの作動を停止させる燃
料供給停止手段Ｇを備える内燃機関において、前記燃料
供給装置Ｆの作動が停止されたときに前記開閉弁Ｅを開
弁させる弁駆動装置Ｈを備えるようにした。

（作用）このようにして、中・高速域の他燃料供給が停止された
ときにも開閉弁を開弁させ吸気を開閉弁を通過させて堆
積物を早期に吹き払って堆積を抑制する。

〈実施例〉以下に、本発明の一実施例を第２図及び第３図に基づい
て説明する。尚、従来例と同一要素には第４図と同一符
号を付して説明を省略する。

アクチュエータフに制御負圧を供給する電磁弁６を開閉
制御する制御回路２１には機関回転数と吸気絞弁開度等
の機関負荷とが人力されている。

また、第１吸気ボート３Ａに燃料を噴射供給する燃料供
給装置としての燃料噴射弁８は燃料制御′Ａ置２２から
の噴射信号により開閉駆動される。この燃料制御装置２
２の噴射信号は前記制御回路２１に入力されている。

燃料制御装置２２は、特開昭５６−５０２３２号公悩に
示すように、減速運転時でかつ機関回転数が１０００〜
２００Ｏｒ、ｐ、ｍ、　（冷却水温度が上昇した条件）
以上の運転領域では燃料噴射弁８への噴射信号出力を停
止させ機関への燃料供給を停止させる一方、減速運転時
以外の運転領域では運転状態に応じた燃料量を機関に供
給するように噴射信号を出力するように構成されている
。したがって、燃料制御装置２２が燃料供給停止手段を
構成する。

また、制御回路２１は第３図に示すフローチャートに従
って作動する。ここでは、電磁弁６．アクチュエータ７
及び制御回路２１が弁駆動装置を構成する。

次に作用を第３図のフローチャートに従って説明する。

Ｓｌでは機関回転数、吸気絞弁開度等の機関負荷及び噴
射信号等の各種信号を読込む。

Ｓ２では燃料噴射弁８への噴射信号出力の有無により燃
料供給が停止されているか否かを判定する。そして、燃
料供給が停止されているときすなわち噴射信号の出力が
停止されているときには後述するＳ５に進み、燃料供給
が通常に行なわれているときすなわち噴射信号が出力さ
れているときにはＳ３に進む。

Ｓ３では、入力された機関回転数と機関負荷とに基づい
て機関運転状態が中・高速域か否かを判定し、ＹＥＳの
場合すなわち中・高速域ではＳ５に進みＮＯの場合すな
わち低速域ではＳ４に進む。

Ｓ４では、電磁弁６への通電を停止させアクチュエータ
フに大気を導入させることにより開閉弁４を閉弁させる
。

Ｓ５では、電磁弁６に通電しアクチュエータフに制御負
圧を導入させることにより開閉弁４を開弁させる。

したがって、開閉弁４は中・高速域と機関への燃料供給
が停止される１０００〜２０００ｒ、ｐ、ｍ、以上の低
速域の減速運転時とに開弁される。したがって、平地で
ゆったりした通常運転時にも開閉弁４が開弁されるので
、第２吸気ボート３Ｂに流入して堆積する堆積物は吸気
により早期に吹き払われるため、堆積物が多量に堆積す
るのを防止でき開閉弁４のステインクを防止できる。

ここで、低速域にて開閉弁４を閉弁する目的は主として
第１吸気ボート３Ａからのみ吸気を導入することにより
スワールを形成し燃焼の改善を図ることであるため、燃
料供給を停止させるときに開閉弁４を開弁させても悪影
啓は発生しない。また、減速時には吸気絞弁が全閉され
るので、吸気流量が略一定になるため、ボンピングロス
によるブレーキ効果には開閉弁４の開弁は悪影響を与え
ない。

また、第１吸気ボー）３Ａに燃料噴射弁８から燃料を噴
射するようにしたので、噴射された燃料によりカーボン
等の堆積物が洗浄されるため有効である。

尚、燃料供給を停止させる運転条件としては実施例の地
文差点等の車両停止時に燃料供給を停止させ機関を慣性
により運転させるようなときが考えられる。

〈発明の効果〉本発明は、以上説明したように、所定運転領域で機関へ
の燃料供給が停止されたときにも開閉弁を開弁させるよ
うにしたので、第２吸気ボートに堆積する堆積物が吸気
により早期に吹き払われる。

このため、堆積物が多量に堆積するのを防止でき、開閉
弁のスティックを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のクレーム対応図、第２図は本発明の一
実施例を示す平面図、第３図は同上のフローチャート、
第４図は内燃機関の吸気装置の従来例を示す平面図、第
５図は同上の拡大図、第６図は吸・排気弁のリフト特性
図である。ＩＡ・・・第１吸気弁　　ＩＢ・・・第２吸気弁３Ａ・
・・第１吸気ボート　　３Ｂ・・・第２吸気ポート４・
・・開閉弁　　６・・・電磁弁　　７・・・アクチュエ
ータ　　８・・・燃料噴射弁　　２１・・・制御回路　
　２２・・・燃料制御装置特許出願人　　日産自動車株式会社代理人　弁理士　笹　島　　冨二雄第５図

Claims

【特許請求の範囲】

第１及び第２吸気ポートと、これら第１及び第２吸気ポ
ートに夫々介装される第１及び第２吸気弁と、前記第２
吸気ポートに介装され中〜高速・高負荷運転領域にて開
弁する開閉弁と、を気筒毎に備える一方、所定運転時に
機関の燃料供給装置の作動を停止させる燃料供給停止手
段を備える内燃機関において、前記燃料供給装置の作動
が停止されたときに前記開閉弁を開弁させる弁駆動装置
を備えたことを特徴とする内燃機関の吸気装置。