JPS62150171A - 計器用光変成器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はガス絶縁開閉装置（以下ＧＩＳと称す）の計
器用光変成器に関するもので、特に前記ＧＩＳ内部の光
変成器センサ部からの光情報を。

前記ＧＩＳ外部外部光受光部間をやり取りする空間低板
方式光伝送路の改良に関する。

〔従来の技術〕

従来のＧＩＳ用計器用光変成器は例として第４図の空間
伝搬方式を利用した場合に示すような構成にて光変成器
センサ部との光情報の受は渡し光伝送路を構成している
。

図において、４は充電部導体で外被タンク５内に収納さ
れ絶縁スペーサＩＯによって支えられている。外被タン
ク５内にはＳＦ、、絶縁ガス７が充てんされている。充
電部導体４には周知の光変成器センサ２が取り付けられ
ており、この光変成器センサ２と外被タンク５外部の発
受光部との間は空間伝搬方式光伝送路６、光伝送貫通部
３を介して接続されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このＧＩＳ用計器用光変成器は、主にＧＩＳ保護方式の
中の保護継電器による機器保護の一部として用いられて
いるが、ＧＩＳの内部において電気的事故（地絡故障、
短絡故障）が発生し、それに伴う高温のアーク電流がＧ
ＩＳ充電充電体導体間くは導体と接地電位タンク間、も
しくはその両方の絶縁ガス中に出現した場合以下に示す
問題点があった。

■　ガス中発光スペクトルによる。乱迷光の光伝送路へ
の侵入。

■　ガス中子−ク発生に伴う絶縁ガス媒体の化学変化に
よる分解ガス生成物による光情報伝送特性への影響。

第５図にはガス中アーク発光スペクトルにょる乱迷光の
光伝送路への侵入例及びアークによる分解ガス成形物に
よる光情報伝送特性への影響例を示す。

ここでは充電部導体４から外被タンク５の間に地絡アー
ク１が発生することにより、そのアーク部分から発生す
る光が光変成器２と外被タンク光伝送貫通部３を結ぶ光
空間伝送路６に乱迷光として侵入することにより光変成
器の光学情報が乱されることとなる。

また同様に地絡アーク１がＳＦ、絶縁ガス７中において
発生することにより、熱的、化学的にＳＦｓ絶縁ガス７
が分解され、その結果得られた固体分解生成物８による
光路の遮り、及び気体分解生成分９による発受光面の化
学変化などが発生する。

本発明は以上の欠点を改良して耐アーク性能を高めて、
計器用変成システムの信頼性向上を計った計器用光変成
器を得ることを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は絶縁媒体を封入した容器内部に充電部を収納し
てなるガス絶縁開閉装置の充電部導体における電流及び
電圧を光磁界センサ及び光電界センサを用いて計測する
計器用光変成器への光情報伝送路を、前記充電部導体を
接地変位より支持する絶縁スペーサを中空成形した内部
に設けるようにしたことを特徴とする。

〔作用〕

絶縁スペーサ内部に光情報伝送路を設けることによりガ
ス絶縁開閉装置内部の絶縁ガス空間雰囲気から隔順が可
能となり光伝送路への外乱の影響を取り除くことができ
る。

〔発明の実施例〕

以下に本発明の一実施例をまず第１図を用いて説明する
。光変成器２は導体部４に印加される電圧、電流より発
生する電界もしくは磁界条件を、ポッケルス効果もしく
はファラデイー効果を応用して光情報に変換する光変成
器である。ここで光変成器２は絶縁スペーサ１０部分に
おいて充電部導体４近傍に設置されている。ここで絶縁
スペーサ１０は、内部に光伝送路を通す中空部分１１を
有するが、この中空部分１１は、光伝送路設置後ＳＦ、
ガスを充填することにより、絶縁耐力を保持することと
なる。この絶縁支持スペーサ１０内部にＳＦ、ガス中空
間伝搬路６を設けることにより、ＧＩＳ内部ＳＦ、絶縁
ガス空間７雰囲気からの隔離が可能となり、光伝送路へ
の外乱の影響が排除されている。

また別の実施例として第２図及びそのＡ−Ａ’断面図で
ある第３図を用いて説明する。

この例では充電部導体４を２重円筒構造とし、外側導体
パイプをガス気密構造とすることにより光変成器センサ
２と光伝送路６を含む空間を、一括ガス区画としてＧｒ
Ｓ本体ガス区画からは分離し事故波及性の分離を可能と
し、また空間伝搬方式でＧＩＳ本体直付けの発受光部１
４を採用することにより総合的に極めて信頼性の高いシ
ステムとしている。

またここで光伝送貫通部３と光伝送路６の開口寸法を十
分作業員の手が挿入可能な大きさとすることにより、光
変成器センサ部の内部点検時および万一の光変成器セン
サ部の不具合発生時にも、ＧＩＳ本体のガス処理をする
ことなく容易に修理交換が可能となっている。

一方この光変成器システムを３相一括形ＧＩＳに適用し
た場合、充電部導体４の材質を銅や鉄材とし、さらに光
変成器センサガス区画部分について導体表面に磁気シー
ルド１５を施すことにより、他相の導体を流れる電流に
より発生する他相磁界の影響を回避することが可能とな
る。

〔発明の効果〕

以上述べたようにＧＩＳに計器用光変成器を設置する場
合、前記計器用光変成器の光情報外部受は渡し空間光情
報伝送路を、前記ＧＩＳの絶縁支持スペーサ内部に設け
ることにより、ＧＩＳ内部ＳＦ、絶縁ガス空間で発生す
る地絡アークなどによる外乱の影響を排除でき信頼性の
高く、且つ別ガス区画とする事により２点検作業性の向
上された計器用光変成器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す計器用光変成器の断面
図、第２図及び第３図は本発明の他の実施例を示す断面
図、第４図は従来の計器用光変成器の断面図、第５図は
従来の計器用光変成器の地絡アークによる影響を示す断
面図である。 １・・・地絡アーク ２・・・光変成器 ３・・・光伝送貫通部 ４・・・充電部導体 ５・・・外被タンク ６・・・空間伝搬方式光伝送路 ７・・・ＳＦＧ＄４：縁ガス ８・・・固体分解生成物 ９・・・気体分解生成物 ＩＯ・・・絶縁スペーサ １１・・・スペｉす中空部 １４・・・発受光部 ２７・・・磁気シールド 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文 第　　１　　図 第　　２　図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁媒体を封入した容器内部に充電部を収納して
   なるガス絶縁開閉装置の前記充電部導体における電流ま
   たは電圧を光磁界センサまたは光電界センサを用いて計
   測する計器用光変成器への光情報伝送路を、前記充電部
   導体を接地電位より支持する絶縁支持スペーサを中空成
   形した内部に設けることを特徴とした計器用光変成器。
2. （２）ガス絶縁開閉装置の外被タンク部分に発受光部装
   置を直付け構造としたことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の計器用光変成器。
3. （３）光変成器センサ部及び絶縁支持スペーサ中空部を
   一体ガス区画とし、ガス絶縁開閉装置内部ガス区画から
   独立区画としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の計器用光変成器。
4. （４）絶縁支持スペーサ中空部の内径を作業員の手が挿
   入可能な寸法にしたことを特徴とする特許請求の範囲第
   ３項記載の計器用光変成器。
5. （５）光変成器センサ部をガス絶縁開閉装置内部ガス区
   画から気密分離するケースを磁気シールド効果のある材
   料を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載
   の計器用光変成器。