JPS6214794A - 発酵法によるグアノシン及び/またはイノシンの製造法 - Google Patents

発酵法によるグアノシン及び/またはイノシンの製造法

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JPS6214794A
JPS6214794A JP15065985A JP15065985A JPS6214794A JP S6214794 A JPS6214794 A JP S6214794A JP 15065985 A JP15065985 A JP 15065985A JP 15065985 A JP15065985 A JP 15065985A JP S6214794 A JPS6214794 A JP S6214794A
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英次 中沢
Hiroshi Sonoda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は5′−イノシン酸ナトリウムおよび5′−グア
ニル酸ナトリワムなどの核酸系旨味調味料としての素材
1.飼料添加剤、各種核酸関連化合物の医薬等に広く利
用されているグアノシン及び/またはイノシンの製造法
に関するものである。
(従来の技術) 従来よシパチルス属、ブレビバクテリウム属、コリネバ
クテリウム属に属する微生物によシイノシン及び/また
はグアノシンなどの核酸関連化合物は発酵法によシ工業
的に製造されている。これらの微生物は生育に酸素を必
要とするため、このような微生物を用いてイノシン及び
/またはグアノシン発酵を成立させるためには酸素の供
給が必須である。一般的には従来から酸素の供給のため
にイノシン及び/またはグアノシン発酵培地中に空気を
通気し、攪拌によって気泡を細かくするなど培地中への
酸素濃度および吸収速度を高める方法が試みられている
。しかしながら、従来のイノシン及び/またはグアノシ
ン発酵の中には、空気を通気攪拌しても培地中にアセト
インおよび2,3−ブチレングリコールが副生ずること
がわかった。
アセトインおよび2.3−ブチレングリコールの副生は
目的とするイノシン及び/またはグアノシン発酵の収率
を低下させ、イノシンおよびグアノシンの生産性は低下
するという欠点を有していた。
(本発明が解決しようとする問題点) 本発明が解決しようとする問題点は上述の欠点を解消し
、工業的に従来以上に安価なグアノシン及び/またはイ
ノシンを生産する方法を開発することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはグアノシン及び/またはイノシンの発酵収
率をさらに向上させ、工業的に有利な発酵法によるグア
ノシン及び/またはイノシンの製造法を開発すべく鋭意
研究した結果、空気中の酸素濃度以上の酸素を培地中に
供給することにより、培地中のアセトインおよび2,3
−ブチレングリコールが低下し、目的とするグアノシン
及び/またはイノシンの収率および生産量が向上するこ
とを知った。本発明はこの知見にもとづき更に研究を行
った結果なされたものである。
即ち、本発明は、グアノシン生産菌及び/またはイノシ
ン生産菌をグアノシン及び/またはイノシンの生産液体
培地中に接種、培養し、該培養液中で生成の著しいアセ
トインに着目し、その生成量が少なくとも0.051/
dtに達した時期から該培養液中のアセトインの量が0
.05〜1ti7txtの範囲になるように通常の空気
よりも酸素濃度を高めた酸素富化空気を培地に供給しな
がら培養することを特徴とする発酵法によるグアノシン
及び/またはイノシンの製造法に関する。
本発明で用いる微生物はグアノシン及び/Iたはイノシ
ン生産能を有する微生物であればいずれでもよい。該生
産菌の具体例としては次のような菌株がある。
バチルス ズブチリス AJ3772 、FERM−P
2555(イノシン生産菌) バチルス ズブチリス A J 3617 、 FER
M−P 2313(グアノシン生産菌) 本発明で使用するグアノシン及び/またはイノシン生産
培地としては、従来よシ知られているグアノシン及び/
またはイノシン生産菌に適したグアノシン及び/または
イノシン生産培地であればいずれも使用可能である。更
に本発明においては従来の空気中の酸素濃度以上の酸素
量を供給するために、培地中の栄養物は従来の培地組成
以上の濃度のものでも使用可能である。例えば、イノシ
ンおよびグアノシン生産培地の場合、従来菌体生育に必
要なアデニン、アデノシン又はRNAなどのアデニン源
を最大生育濃度以下に制限する必要があったが、本発明
の方法を行えば最大生育濃度以下に制限する必要はなく
、他の栄養物のバランスを失わない限シ高濃度にしても
良い。
本発明においては培地中のアセトイン又は2.3−ブチ
レングリコール量を測定し、アセトイン又は2.3−ブ
チレングリコールがあらかじめ決めた濃度になった時点
よシ空気中の酸素濃度以上の酸素をL−アミノ酸生産培
地に供給する。アセトインおよび2.3−ブチレングリ
コールの測定は迅速性があれば公知のいかなる方法でも
良いが、通常はガスクロマトグラフィーによって行われ
る。空気中の酸素を供給する時点での生成アセトイン量
は使用するイノシン又はグアノシンの種類、生産菌の種
類により、任音に1守すれげ白い71億的には0,05
〜197di、望ましくは0.0597diに到達した
時点で空気中の酸素濃度以上の酸素を培地中に供給すれ
ば良い。
本発明において使用される酸素は液体酸素P、S、A(
フレラシャ−・スイング・アブソープション)法又は酸
素富化膜法によって製造される酸素などがある。
P、S、A、法による酸素製造とは具体的には酸素ガス
は吸収せず、窒素ガスを選択的に吸収する多孔性の微粒
子層、例えば、合成ゼオライト、合成アルミナシリケー
トの金属塩よシなる多孔性の微粒子層に空気全加圧して
送シ込み空気中の酸素分圧以上の酸素を製造する方法で
あシ、この方法によって得られる酸素は多孔性の微粒子
の種類、空気の加圧条件等によって任意の空気圧以上の
酸素濃度を有する高酸素ガスを得ることができる。
酸素富化膜法による酸素製造とはフッ素系、ポリオレフ
ィン系、ポパール系、シリコーン系又ハフッ化炭素系の
薄膜を用い、酸素ガスのみを選択的に透過させて、空気
圧以上の酸素を製造するものである。酸素の供給は培地
中のアセトインのレベルによシ供給量を適宜調整すれば
良い。この場合過剰の酸素ガスを供給しても発酵収率に
影響を及ぼさないが、経済的な酸素供給量は培地中のア
セトイン量が111/dl以下になるような量で良く、
一般的には酸素を空気で希釈した酸素濃度30〜55チ
の酸素富化空気の場合は115〜1/I VVM程度で
ある。
空気以上の酸素を供給する方法は空気と酸素を培養タン
ク内に両者を別々のパイプで供給しても良く、空気と酸
素を混合した後に供給しても良く、またアンモニアガス
と混合して供給しても良い。
更に酸素を培地の表面から供給することも可能である。
本発明において、空気中の酸素濃度以上の酸素の供給を
停止する時点は、該ガスの供給を停止しても培地中のア
セトインの生成が認められなくなる時点で停止すれば良
い。
なお、各イノシン及び/またはグアノシンの発酵液から
のイノシン又はグアノシンの単離方法は常法に従って行
なえば良く、特別な方法を必要としない。
実施例1 グ#:+−ス3 fl/dl 、 )G(2PO40,
051/dt 、 MgSO4−7H200,04g/
dt 、■4C10,3み4b酵母エキス0.05め檜
t。
FeSO4・7H2011nIydt、 Mn5o4’
7H201yui/di 、 RNA 0511/di
 。
大豆蛋白酸加水分解液120 m97di (全窒素と
して)を含む種母培地をp+(6,5に調節し、その5
0fntを50〇−容肩付フラスコに入れ加熱殺菌した
バチルス ズブチリスA J 3772 、 FERM
−P2555(A)、バチルス ズブチリスA J 3
617 、 FERM−P2313(119をそれぞれ
接種し、34℃に保ちつつ16時間振盪培養した。
一方、グルコース201/dt 、双、PO40,1υ
Q。
MgSO4・7H200,04gAIt 、 NH2C
l O,51/di 、 KCl 1.5に包。
FeSO4’7H201m9/di 、 Mn5o4’
7H201m9/dt 、 RNA 170〃個、大豆
蛋白酸加水分解液120号勺(全窒素として)、DL−
メチオ= y 50 rn9/dtを含むp)16.5
に調節した培地の285rntを11容ファーメンタ−
に入れ殺菌した。これに上記種母培地をそれぞれ15ゴ
づつ接種した。培養は34℃、回転数1.000 rp
mでアンモニアガスにてpH6,5〜7.0に保持しつ
つ行った。通気は空気(0,5VVM )だけの場合お
よび空気(0,4VVM )と酸素(0,I VVM 
)との混合ガスの場合の二連シについて行った。酸素と
の混合ガスの場合は、アセトインの生成が0.05℃勺
に達した時期から酸素ガスの通気を開始し、アセトイン
が0.15117dlを超えないように通気する。酸素
の量全コントロールしてそれぞれ培養し、酸素ガスの通
気を停止してもアセトインの生成量が0.05 g/d
1以上にならなくなるまで培養を行った。その結果生成
したイノシンまたはグアノシンの量及び対糖収率は第1
表に示す通シであった。
実施例2 菌株バチルス ズブチリスA J 3772 FERM
−P2555囚。
及びバチルス ズブチリスA J 3617 FERM
−P2313(B)を実施例1に示した種母培地で34
℃に保ちつつそれぞれ16時間振盪培養した。
一方、グルコーク10シ包、 KH2PO40,21/
dl 。
MgSO4・7H200,2シ包、 NH2Cl 0.
51/dt 、 KCl 2.9屑。
FeSO4・7H201m9/di 、 MnSO4’
7H201WKvdt 、 RNA 100弔令、大豆
蛋白酸加水分解液150rn9/dt(全窒素として)
、DL−71チオニン50rn9Atを含むpH6,5
に調節した培地の285−を11容ファーメンタ−に入
れ殺菌した。これに上記種母培地をそれぞれ15−づつ
接種した。培養は34℃、回転数1.0.0Orpmで
アンモニアガスにてpH6,5〜7.0に保持しつつ行
った。通気は空気(o、 s 輛)だけの場合および空
気(0,3VVM )と酸素(0,2VVM )との混
合ガスの場合の二連りについて行った。酸素との混合ガ
スの場合はアセトインの生成が0.05ル包に達した時
期から酸素ガスの通気を開始し、アセトインが0.21
17diを超えなくなるまで行った。
培養36時間目からは培養液中のグルコース濃度が3〜
6I々の範囲にコントロールされるように7017dt
 /” ルコ−スとRNA 100 m9/dtの混合
溶液を連続的にフィードしながら120時間まで培養を
続けた。その結果生成したイノシンまたはグアノシンの
生成量は第2表に示す通υであった。
第  2  表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. グアノシン生産菌及び/またはイノシン生産菌をグアノ
    シン及び/またはイノシンの生産液体培地中に接種、培
    養し、該培養液中のアセトインの生成量が少なくとも0
    .05g/dlに達した時期から該培養液中のアセトイ
    ンの量が0.05〜1g/dlになるように通常の空気
    よりも酸素濃度を高めた酸素を培地に供給しながら、培
    養することを特徴とする発酵法によるグアノシン及び/
    またはイノシンの製造法。
JP15065985A 1985-07-09 1985-07-09 発酵法によるグアノシン及び/またはイノシンの製造法 Granted JPS6214794A (ja)

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