JPS6214327Y2 - - Google Patents

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JPS6214327Y2
JPS6214327Y2 JP1982123426U JP12342682U JPS6214327Y2 JP S6214327 Y2 JPS6214327 Y2 JP S6214327Y2 JP 1982123426 U JP1982123426 U JP 1982123426U JP 12342682 U JP12342682 U JP 12342682U JP S6214327 Y2 JPS6214327 Y2 JP S6214327Y2
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JP
Japan
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oil
opening
oil cooler
valve body
main passage
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JP1982123426U
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンオイルを冷却するオイルク
ーラをバイパスできるようにした、オイルクーラ
バイパス装置に関する。
従来より、エンジンオイルを冷却する手段とし
て、オイルクーラを設ける場合があるが、このオ
イルクーラには、安全のためこれをバイパスする
バイパス通路が付設されている。
そして、このバイパス通路に設けるバルブとし
て、油圧が高くなつたときに開くバルブや、油温
が低いときに開くバルブが用いられているが、こ
のような従来の手段では、油圧および油温の両方
の制御のためにバルブを2個設けなければなら
ず、所要スペースが増すほか、重量が重くなつた
り、コストが高くなつたりするなどの問題点があ
る。
本考案は、上述の問題点の解決をはかろうとす
るもので、単一のバルブで、油圧および油温の双
方についての制御を可能にした、オイルクーラバ
イパス装置を提供することを目的とする。
このため、本考案のオイルクーラバイパス装置
は、オイルポンプとオイルギヤラリとを接続する
とともにオイルクーラを介装された主通路と、上
記オイルクーラよりも上流側の上記主通路に一端
を接続され他端が上記オイルクーラの下流の上記
主通路に接続されたバイパス通路とをそなえ、同
バイパス通路に設けられた第1開口と、上記オイ
ルクーラよりも下流側の上記主通路部分に設けら
れた第2開口と、上記第1開口の開成時に上記第
2開口を閉成し且つ上記第1開口の閉成時に上記
第2開口を開成する弁体と、上記バイパス通路か
らの油圧に抗して上記第1開口を閉成するように
上記弁体を付勢するスプリングと、上記他端より
下流の主通路に設けられ所定油温以下で上記スプ
リングの付勢力に抗して上記第1開口を開成する
ように上記弁体を駆動する感温部とをそなえて構
成されたことを特徴としている。
以下、図面により本考案の一実施例としてのオ
イルクーラバイパス装置について説明すると、第
1図はその全体構成図、第2,3図はいずれもそ
のサーモプレツシヤバルブの作用を説明するため
の断面図である。
第1図に示すごとく、オイルポンプ3が設けら
れており、このオイルポンプ3は、オイルパン1
内のオイルをオイルストレーナ2を通じて油路L
1側へ吐出するものである。
油路L1は油路L1′,L3およびL4を経て
オイルギヤラリ(メインギヤラリ)6に接続さ
れ、これらの油路L1,L1′,L3およびL4
は主通路Lを形成していて、この油路L1には、
フルフローフイルタ4が介装されており、油路L
1′とL3との間には、エンジンオイル冷却用の
オイルクーラ5が介装されている。
また、このオイルクーラ5をバイパスするバイ
パス通路L2が設けられており、このバイパス通
路L2は、オイルクーラ5よりも上流側の主通路
Lに一端を接続され、他端がオイルクーラ5の下
流の主通路Lに接続されて、オイルをバイパスさ
せるようになつている。
バイパス通路L2とバイパス通路に並設された
主通路部分L1′およびL3との接続部分である
上記他端には、サーモプレツシヤバルブTPVが
介装されている。
このサーモプレツシヤバルブTPVは、第2,
3図に示すごとく、バイパス通路L2に通じる第
1開口7a、オイルクーラ5よりも下流側の油路
L3に通じる第2開口7bおよびメインギヤラリ
6への油路L4に通じる第3開口7cと、これら
の開口7a〜7cを有するバルブケース7と、後
述する弁体10aおよび戻しバネ(スプリング)
10bとをそなえている。
そして、このバルブケース7内には、感温部8
と感圧部10とが設けられている。
感温部8は、上記他端より下流の主通路Lに設
けられていて、すなわち、第2開口7bの下流側
のバルブケース7内に設けられていて、所定温度
以下で戻しバネ10bの付勢力に抗して第1開口
7aを開成するように弁体10aを駆動するもの
で、ワツクス8bを内部に有する筒状体8aをそ
なえており、この筒状体8aはバルブケース7付
きのガイド7dに案内されるようになつている。
さらに、筒状体8aは、これと、バルブケース
7に取り付けられた環状バネ受け9との間に装填
された戻しバネ8cによつて、第2,3図中右方
へ付勢されている。したがつて油温が低い場合
は、第3図に示すように、筒状体8aは、戻しバ
ネ8cによつて右方に移動している。
一方油温が高い場合は、第2図に示すようにワ
ツクス8bが膨張し、これにより戻しバネ8cの
力に抗して、筒状体8aが左方へ移動する。
なお、油温の状態にかかわらず、バネ受け9と
筒状体8aとの間には、オイル流通用隙間Gが絶
えず形成されている。
ところで、筒状体8aには、弁案内用ロツド8
dが突設されており、このロツド8dには、第1
開口7aおよび第2開口7bを開閉する弁体10
aが摺動自在に嵌装されている。
なお、この弁体10aは、第1開口7aを開い
ているときは、第2開口7bを閉じており、逆に
第2開口7bを開いているときは、第1開口7a
を閉じるように構成されており、2つの弁体が一
体に形成されている。
また、弁体10aと筒状体8aとの間には、感
圧部10を構成する戻しバネ10bが装填されて
いて、この戻しバネ10bにより弁体10aは絶
えず第2,3図中左方へ付勢されている。
すなわち、この戻しバネ10bにより、弁体1
0aが、バイパス通路L2からの油圧に抗して第
1開口7aを閉成するように付勢される。
上述の構成により、例えば通常作動時のごとき
高油温で低油圧の場合は、第2図に示すように、
油温が高いので、ワツクス8bの膨張に応じて筒
状体8aが左方へ移動して、戻しバネ10bを収
縮させながら弁体10aで第1開口7aを閉じて
いる。
このとき第2開口7bは開状態になるので、オ
イルはオイルクーラ5で冷却されてから油路L
3,第2開口7b,バルブ内隙間G,第3開口7
cおよび油路L4を経て、すなわち主通路部分
L′,L3を経て、メインギヤラリ6へ供給され、
また弁体10a背面をオイルの流体圧力により押
圧している。
また、エンジン始動時のごとき低油温の場合
は、第3図に示すごとく、油温が低いので、筒状
体8aが右方へ戻ることにより同時にロツド8d
のT状部が弁体10aを右方に駆動し、戻しバネ
10bの収縮力が弱まる。
したがつて、弁体10aが第1開口7aを開く
とともに、第2開口7bを閉じる。これによりオ
イルはオイルクーラ5を経由せずにすなわちオイ
ルクーラ5で冷却されることなく、第1開口7
a,バルブ内隙間G,第3開口7cおよび油路L
4を経て、すなわちバイパス通路L2を経て、メ
インギヤラリ6へ供給される。
さらに、オイルクーラ5が、目詰まりした異常
時のごとき高油温且つ高油圧の場合は、油温が高
いので、筒状体8aが左方へ移動して、戻しバネ
10bを収縮させている。しかしオイルクーラ5
が目詰まりするとオイルクーラ5のオイル出口側
の吐出量が減少し、オイルクーラ5入口の油圧上
昇に反比例して弁体10aに作用するオイル出口
側の油圧が低下するため油圧差が大きくなり、弁
体10aは戻しバネ10bに抗して第2図におい
て右方に摺動し第1開口7aを開くとともに第2
開口7bを閉じる。これによりオイルはオイルク
ーラ5を経由せずに第1開口7a,バルブ内隙間
G,第3開口7cおよび油路L4を経て、すなわ
ちバイパス通路L2を経て、メインギヤラリ6へ
供給される。
このように感温部8および感圧部10の2つの
機能を用いることによつて、油温が高く、油圧が
低いとき即ち通常走行時には、弁体10aで第1
開口7aを閉じ、第2開口7bを開いて、バイパ
ス通路L2を閉じ、通常走行時以外のときには、
弁体10aで第1開口7aを開き、第2開口7b
を閉じて、バイパス通路L2を開くようにするこ
とができる。
以上詳述したように、本考案のオイルクーラバ
イパス装置によれば、簡素な構成で、油温および
油圧を単一の弁で同時に制御することができ、こ
れにより少ないスペースでの配設が可能となるほ
か、軽量化およびコストの低下に寄与しうる利点
がある。
さらに、本考案のオイルクーラバイパス装置に
よれば、オイルクーラにより冷却されたオイルの
温度に応じて、第1開口,第2開口および弁体よ
りなる弁の開閉を制御できるという利点があり、
所定温度に正確に制御されたオイルがエンジンの
軸受部,摺動部に供給されるため、オイルの油膜
のせん断抵抗が減少しさらにエンジンの機械損失
が減少することによつてエンジンの出力が向上し
また燃費も向上するという効果がある。
また、本考案のオイルクーラバイパス装置によ
れば、構成上、スプリングを弱く設定できるの
で、オイルがオイルクーラに流入する通常運転の
場合、オイルクーラの流入口側(バイパス通路の
第1開口)の油圧上昇に反比例して、弁体の背面
側に働く第2開口から吐出される油圧が低下する
ため、管路内の圧力が異常に高くなることなく、
弁体が摺動しバイパス通路が連通される。これに
より、高油温時にオイルクーラに目詰まりが生じ
た場合には、オイルの粘度によらず、弁が開成さ
れるので、管路の接続部のシール材等を劣化させ
ることもない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例としてのオイルクーラバ
イパス装置を示すもので、第1図はその全体構成
図、第2,3図はいずれもそのサーモプレツシヤ
バルブの作用を説明するための断面図である。 1……オイルパン、2……オイルストレーナ、
3……オイルポンプ、4……フルフローフイル
タ、5……オイルクーラ、6……オイルギヤラリ
としてのメインギヤラリ、7……バルブケース、
7a……第1開口、7b……第2開口、7c……
第3開口、7d……ガイド、8……感温部、8a
……筒状体、8b……ワツクス、8c……戻しバ
ネ、9……バネ受け、10……感圧部、10a…
…弁体、10b……戻しバネ(スプリング)、G
……オイル流通用隙間、L……主通路、L1,L
1′,L3,L4……油路、L2……バイパス通
路、TPV……サーモプレツシヤバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルポンプとオイルギヤラリとを接続すると
    ともにオイルクーラを介装された主通路と、上記
    オイルクーラよりも上流側の上記主通路に一端を
    接続され他端が上記オイルクーラの下流の上記主
    通路に接続されたバイパス通路とをそなえ、同バ
    イパス通路に設けられた第1開口と、上記オイル
    クーラよりも下流側の上記主通路部分に設けられ
    た第2開口と、上記第1開口の開成時に上記第2
    開口を閉成し且つ上記第1開口の閉成時に上記第
    2開口を開成する弁体と、上記バイパス通路から
    の油圧に抗して上記第1開口を閉成するように上
    記弁体を付勢するスプリングと、上記他端より下
    流の主通路に設けられ所定油温以下で上記スプリ
    ングの付勢力に抗して上記第1開口を開成するよ
    うに上記弁体を駆動する感温部とをそなえて構成
    されたことを特徴とする、オイルクーラバイパス
    装置。
JP12342682U 1982-08-14 1982-08-14 オイルク−ラバイパス装置 Granted JPS5928613U (ja)

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JP12342682U JPS5928613U (ja) 1982-08-14 1982-08-14 オイルク−ラバイパス装置

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JP12342682U JPS5928613U (ja) 1982-08-14 1982-08-14 オイルク−ラバイパス装置

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JPS5928613U JPS5928613U (ja) 1984-02-22
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JP12342682U Granted JPS5928613U (ja) 1982-08-14 1982-08-14 オイルク−ラバイパス装置

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JPS6032330Y2 (ja) * 1981-02-28 1985-09-27 いすゞ自動車株式会社 エンジンの滑潤油還流装置

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