JPS62129144A - 多孔性複合構造物およびその製造法 - Google Patents

多孔性複合構造物およびその製造法

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JPS62129144A
JPS62129144A JP26871685A JP26871685A JPS62129144A JP S62129144 A JPS62129144 A JP S62129144A JP 26871685 A JP26871685 A JP 26871685A JP 26871685 A JP26871685 A JP 26871685A JP S62129144 A JPS62129144 A JP S62129144A
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silica
alumina
composite structure
porous composite
adsorption
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JP26871685A
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English (en)
Inventor
Jintaro Yokoe
横江 甚太郎
Tetsuo Nakano
哲夫 中野
Toshiaki Tsuji
辻 利明
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Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シリカまたは/およびアルミナを核とする多
孔性複合構造物、殊に、混合ガス中の特定ガス成分を分
離回収するための吸着剤製造用の担体、水中塩素除去用
の吸着剤、その他多種の用途に使用しうる多孔性複合構
造物に関するものであり、また、そのような構造物を製
造する方法に関するものである。
従来の技術 活性炭は、上水、産業用水、下水、産業廃水などの水処
理、空気に同伴する溶剤・悪臭・煙中有害成分の吸着除
去、工業用ガスの精製、食品工業における液相の精製、
有害ガス・悪臭の防除、触媒担体などとして広く用いら
れている。
活性炭は、また、混合ガスから特定ガスを選択分離する
固体吸着剤用の担体としての利用が期待されている。た
とえば、PSA法(圧力変動により特定ガスを吸脱着す
る方法)またはTSA法(温度変動により特定ガスを吸
脱着する方法)によりCOを含む混合、ガスからcoを
分離回収する方法として、活性炭にハロゲン化銅(1)
、酸化銅(1)、銅(II )塩、酸化銅(II )な
どの銅化合物を担持させたものを固体吸着剤として用い
る方法が提案されている。(特開昭58−158517
号公報、特開昭59−68414号公報、特開昭59−
105841号公報、特開昭59−138134号公報
参照)なお、PSA法またはTSA法によりCOを含む
混合ガスからCOを分離回収するために用いるCO吸収
分離剤の製造法として、アルミナ、シリカ、シリカ/ア
ルミナなどの多孔性無機酸化物にハロゲン化銅(I)お
よびハロゲン化アルミニウム(m)の有機溶媒溶液を接
触させ、ついで遊離有機溶媒を除去する方法も提案され
ている。(特開昭80−90038号公報、特開昭80
−90037号公報参照) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、一般に活性炭の強度は必ずしも大きくは
ないため、取扱い中あるいは使用中に一部が破砕して粉
化することがある。特に再生のため過熱水蒸気処理を行
うと、強度低下および微粉化が著しい上、再生を繰返す
と細孔分布が変化し、相当程度吸着性能が低下すること
を免かれない。
また、PSA法またはTSA法によりCO。
N2.、CO2,などを含む混合ガスからcoを分離回
収すべく、活性炭に銅化合物を担持させたものを固体吸
着剤として用いる方法にあっては、塔に充填した吸着剤
が破砕しやすいため圧損変化を生じて制御が複雑となる
こと、吸着剤がCOと同時にcoλなども共吸着する傾
向があるため高純度のCOを分離回収しがたいこと、吸
着剤のCo吸着量が必ずしも大きくはないことなどの問
題点があり、この方法を工業的規模において採用しうる
までには至っていない。
なお、多孔性無機酸化物にハロゲン化銅(I)およびハ
ロゲン化アルミニウム(III)を担持させた吸着剤を
用いる方法は、主としてCuAIX+(又はハロゲン)
のCO選択吸収性を利用するものであるが、COに対す
る吸着力が強すぎるため吸着したCOが説気時脱敲しに
くいこと、吸着剤製造時の操作を乾燥した不活性ガス雰
囲気中で行う必要があること、一度活性が低下した吸着
剤においては再び活性を回復させることが困難であるこ
となどの点で工業的にはなお改良を図る必要がある。
本発明は、このような状況に鑑み、それ自体は吸着剤、
担体などとしては完全でないシリカまたは/およびアル
ミナを原料として用いながらも、これを改良することに
よりこれらの目的に適合するようにしたものである。
問題点を解決するための手段 本発明の多孔性複合構造物は、シリカまたは/およびア
ルミナを核とし、その表面に活性を有する有機質材料炭
化物層が形成された構造を有するものである。
また、本発明の多孔性複合構造物の製造法は、シリカま
たは/およびアルミナに、炭化可能な有機質材料の溶媒
溶液または分散液を接触させ、ついで乾燥により溶媒を
除去した後、高温で炭化または賦活することを特徴とす
るものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明においては、多孔性複合構造物製造の原料として
シリカまたは/およびアルミナを用いる。
シリカは、たとえばケイ酸ナトリウム水溶液を塩酸など
の酸で中和して沈澱を析出させ、ついで水洗、乾燥し、
さらに必要に応じて減圧加熱により活性化し、粉粒状と
することにより取得される。アルミナは、たとえば可溶
性のアルミニウム塩の水溶液から水酸化アルミニウムを
沈澱させてろ過し、これを強熱することにより取得され
る。
シリカとアルミナを併用するときは、シリカとアルミナ
との単なる機械的混合物のほか、シリカゲルとアルミナ
ゲルとを湿った状態で練り合せる方法、シリカゲルにア
ルミニウム塩を浸漬する方法、シリカとアルミナとを水
溶液から同時にゲル化させる方法、シリカゲル上にアル
ミナゲルを沈着させる方法などが採用される。
本発明においては、シリカまたは/およびアルミナとし
て、500〜1000℃で焼成されかつ表面積が10〜
1000m2/gであるシリカまたは/およびアルミナ
を用いることが特に好ましい。
焼成温度が500℃未満のものは強度的に脆く、一方焼
成温度が1000℃を越えるものは細孔容積が低下し、
吸着能力や担持能力が不足するようになる。また、表面
積が10m2/g未満のものは吸着能力や担持能力が不
足し、一方表面積が1000m’/gを越えるものは担
持物の分子径より小さい微細孔が多くなり、細孔内への
均一担持が困難となる。さらに1表面積が1000m2
/gを越えるものは焼成温度が低いため、強度的に脆く
なるという傾向がある。ただし、用途によっては焼成温
度、表面積が上記範囲をはずれても差支えない場合があ
る。
シリカまたは/およびアルミナの粒径は特に限定はない
が、これを原料として製造した本発明の多孔性複合構造
物を混合ガスから特定ガスを選択分離する固体吸着剤用
の担体として用いるときには、塔に充填したときの圧損
等を考慮して粒径がたとえば1〜7ffI11程度の粒
状のものを選択することが望ましい。
本発明の多孔性複合構造物は、このようなシリカまたは
/およびアルミナを核とし、その表面に活性を有する有
機質材料炭化物層を形成したものである。
シリカまたは/およびアルミナへの炭化物層の形成は、
炭化可能で溶媒溶解性を有する有機質材料の溶媒溶液ま
たは分散液とシリカまたは/およびアルミナとを含浸ま
たは噴霧により接触させ。
ついで乾燥により溶媒を除去した後、高温で炭化または
賦活することにより得られる。
高温での炭化または賦活の具体的方法および条件として
は、たとえば、NZ、アルゴン、ヘリウムなどの不活性
ガス雰囲気下に300〜800℃の温度で30分ないし
4時間加熱処理するか、あるいは、水蒸気やCO2を含
むNZ 、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガス中で5
00−1000℃で30分ないし2時間加熱処理する方
法が好適に採用される。
ここで、有機質材料としては、炭化可能で溶媒溶解性を
有するものであれば多種のものが用いられ、たとえば、
水溶性有機質材料(ポリアクリルアミド、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸塩、ポリビニルメチルエーテ
ル、ポリエチレンオキサイド、カルボキシビニルポリマ
ー、ビニルアルコール系ポリマー、デンプン類、メチル
セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、アルギン酸塩、ゼラヂン、カゼイン、
デキストリン、デキストラン、キサンチンガム、グアー
ガム、カラギーナン、マンナン、トラガントガム、アラ
ビアガム、水溶性アクリル共重合体、水溶性ポリエステ
ル、フェノール樹脂初期反応物、木材・パルプ・製紙工
場における廃液含有物または中間生成物、ショ糖・デン
プン工場における廃液含有物または中間あるいは最終生
成物、接着剤・繊維工場における廃液含有物など)、有
機溶剤可溶性有機質材料(ポリアミド、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、
ポリウレタン、ポリアクリロニトリル、ポリオレフィン
、アクリル系樹脂、アセチルセルロース、石油または石
炭誘導体(たとえば、多環式芳香族化合物、複素環式化
合物中分子量の比較的大きいもの))などが例示される
。特に水溶性有機質材料が好ましく、これらの中から入
手の容易性や経済上の観点も加味して適当なものが選択
される。なお、上記で例示したもののうちポリマーは、
重合度の低いものやオリゴマーを含むものとする。
シリカまたは/およびアルミナの表面に形成させる炭化
物層の量的割合は、前者100重量部に対し後者を0.
1〜30重量部、特に0.5〜10重量部とすることが
望ましいが、必ずしもこの範囲に限られるものではない
。しかしながら、後者の割合が余りに少ないとシリカま
たは/およびアルミナに比し改良効果が十分に奏されず
、一方、後者の割合が余りに多いと強度、性能、寿命等
が低下するようになる。
このようにして得られた多孔性複合構造物、すなわち、
シリカまたは/およびアルミナを核とし、その表面に活
性を有する有機質材料炭化物層が形成された多孔性複合
構造物は、そのままの形態で、水処理、空気に同伴する
有害成分の吸着除去、ガスの精製、液相の精製、有害ガ
ス・悪臭の防除、分析用のカラム充填剤、化学反応触媒
などの目的に用いることができる。
またこの多孔性複合構造物は、化学反応の触媒を担持さ
せるための担体、混合ガスから特定ガスを分離回収する
ための吸着剤製造用の担体としての目的にも用いること
ができる。
上記多孔性複合構造物の担体としての用途のうち重要な
ものは、PSA法またはTSA法によりCO,N2.、
CO2,などを含む混合ガスからC0を分離回収するた
めの固体吸着剤の製造にあたり、銅化合物を担持させる
ための担体としての用途であるので、これについてやや
詳しく説明する。
上記多孔性複合構造物に′1i4(I)化合物、銅(I
I )化合物または銅(II )化合物の還元物などの
銅化合物を担持させたものは、従来の技術の項で述べた
吸着剤に比し、耐熱性、硬さ、耐久性の点で勝る上、製
品coの純度が高く、シかも反復使用性がすぐれている
ので、工業的に極めて有用である。
ここで銅(I)化合物としては、塩化¥M (I)をは
じめとするハロゲン化銅(I)、酸化m(I)、その他
のf@(I)化合物があげられ、銅(II)化合物とし
ては、塩化銅(II )をはじめとするハロゲン化銅(
II)、酸化銅(■)、その他の銅(II )化合物が
あげられる。銅(11)化合物を担体に担持させた場合
は、これを還元した還元物も用いられる。
多孔性複合構造物への銅化合物の担持量は、通常は0.
5〜l Om−mol/g、好ましくは1〜6層−mo
l/Hの範囲から選択する。
CO分離回収用固体吸着剤は、本発明の多孔性複合構造
物に銅化合物の溶液または分散液を含浸、スプレーなど
の手段により接触させた後、溶媒を除去することにより
製造される。溶媒としては、水、塩酸、酢酸、ギ酸、ア
ンモニア性ギ酸水溶液、アンモニア水、含ハロゲン溶剤
、炭化水素、アルコール、ケトン、エステル、エーテル
、セロソルブ、カルピトールなどが用いられる・多孔性
複合構造物に銅化合物の溶液または分散液を接触させた
後は、不活性ガス雰囲気下に溶媒を除去して乾燥し、さ
らに必要に応じて不活性ガスまたは還元性ガス雰囲気下
に加熱処理を行う。特に銅(II )化合物を用いた場
合にはこの加熱処理は重要である。加熱処理温度は、窒
素、アルゴンなどの不活性ガス中においては200〜6
00℃、好ましくは400〜550℃、Co、Hlなど
の還元性ガス中においては100〜230℃とするのが
適九である。
上記のようにして得られた吸着剤は、吸着塔に充填され
、PSA法またはTSA法により、COを含む混合ガス
からのCOの分離回収が遂行される。PSA法によりC
Oの分離回収を行う場合は、吸着工程における吸着圧力
は大気正置−L、たとえばO〜6 Kg/ am Gと
することが望ましく、真空脱気工程における真空度は大
気圧以下、たとえば200〜10Torrとすることが
望ましい。TSA法によりCoの分離回収を行う場合は
、吸着工程における吸着温度はたとえばO〜40℃程度
、脱気工程における脱気温度はたとえば60〜180℃
程度とすることが望ましい。PSA法とTSA法とを併
用し、吸着を大気圧以上で低温条件下に行い、脱気を大
気圧以下で高温条件下(こ行うこともできる。
作   用 本発明の多孔性複合構造物においては、シリカまたは/
およびアルミナを核とし、その表面に活性を有する有機
質材料炭化物層が形成された構造を有するので、シリカ
または/およびアルミナを用いたことによるすぐれた強
度、硬度、ガス選択吸着性を維持しながらも、その弱点
である酸化しやすい性質が炭化層により改善されて、性
能の劣化が効果的に抑制され、また、表面炭化層の形成
によりガス中、液中の不純物や有害成分の除去性能も具
備するようになる。
実  施  例 次に、実施例をあげて本発明をさら番こ説明する。以下
「部」、「%」とあるのは重量基準で表わしたものであ
る。
L         本−1の −゛ 実施例1 温度570℃で焼成され、表面積が2E13rrr′/
gである平均粒径2mmの活性アルミナ粒子を準備した
固形分47.5%の亜硫酸パルプ廃液を水で10倍量に
希釈した液30ccに、上記の活性アルミナ粒子30c
cを投入し、常温で30分間浸漬処理した後、ろ別し、
温度110℃で4時間乾燥した。乾燥後、加熱炉を用い
てN2.ガス雰囲気下5℃/winで昇温し、ついで5
50℃で1時間加熱処理して炭化を行った・ これにより、活性アルミナ粒子を核とし、その表面に有
機質材料炭化物層が形成された多孔性複合構造物が得ら
れた。活性アルミナ粒子100部に対する炭化物層の量
的割合は2.3部であった。
実施例2 亜硫酸パルプ廃液を水で20倍に希釈した液を用いたほ
かは実施例1と同じ方法で多孔性複合構造物を製造した
。活性アルミナ粒子100部に対する炭化物層の量的割
合は1.1部であった。
実施例3 亜硫酸パルプ廃液の希釈液30ccに代えて、グラニュ
ー糖3.0gを水に溶解して30ccとした液を用いた
ほかは実施例1と同じ方法で多孔性複合構造物を製造し
た。活性アルミナ粒子100部に対する炭化物層の量的
割合は1.8部であった。
実施例4 温度500℃で焼成され、表面積が568rn”/gで
ある平均粒径3m層のシリカ−アルミナ粒子を準備した
活性アルミナ粒子に代えてこのシリカ−アルミナ粒子3
0ccを用いたほかは実施例1と同様にして多孔性複合
構造物を得た。シリカ−アルミナ粒子100部に対する
炭化物層の量的割合は2.0部であった・ 実施例5 亜硫酸パルプ廃液に代えて、デンプンとその分解物を含
む廃水、水溶性ポリエステル洗浄廃液、アクリル系塗料
残液のアルコール希釈液を用いたほかは実施例1と同様
にして多孔性複合構造物を得た。活性アルミナ粒子10
0部に対する炭化物層の量的割合は1.2〜3.0部で
あった。
乳11スj 脱塩素試験例1〜2 塩素濃度2 ppmの水道水30ccそれぞれ実施例1
および実施例2で得た多孔性複合構造物1gを投入し、
経時的に塩素濃度を測定した。
同様に、実施例1で用いた活性アルミナ粒子おまび市販
の平均粒径3m+wの活性炭についても脱塩素試験を行
った。
結果を下記に示す。
脱塩素試験例1 10分後    0.8 ppm 30分後    0.3 ppm 60分後    o、t ppm 脱塩素試験例2 10分後    1.0 ppm 30分後    0.4 ppm 60分後    0.1 ppm 活性アルミナ粒子 60分後    2.0 ppm 活性炭 5分後   0.2 ppm 10分後    0−Oppm 以上の結果から1本発明の多孔性複合構造物は、活性炭
と同様に脱塩素作用があり、アルミナとは大きく性質が
異なることがわかる。
肛生盈1 本発明の多孔性複合構造物の耐粉化性を見るために、各
実施例で得られた粒子のうち20メツシユふるい上げ品
50gを直径13mm、厚さ1.2mmの銅板5枚と共
に20メツシユふるい付きの円筒状の容器に入れ、受皿
と一緒に振どう機にて15分間激しく振とうしてからふ
るい分けしてから20メツシユふるい下の割合を調べた
。また、このふるい上げ品を過熱水蒸気処理したものに
ついても同様の試験を行った。
比較のため、平均粒径2mmの市販の活性炭のうち20
メツシユふるい上げ品およびそれを過熱水蒸気処理した
ものについて同様の試験を行った。
結果を次の表に示すわ 以Eの結果から、本発明の多孔性複合構造物は、衝壁が
加わっても破砕せず、また過熱水蒸気によっても脆化し
にくいことがわかる。
L止二立1■3 CO分離回収試験例1 約60℃にあたためた塩酸1θCCに塩化銅(1)6g
を溶解した。この溶液中に、 100℃に加熱した実施
例1で得た多孔性複合構造物30ccを加え、引き続き
マントルヒーターで200℃に加熱しつつ、N2気流中
で溶媒を留去した後、室温まで冷却し、CO分離回収用
の吸着剤を得た。
上記で得た吸着剤を吸着塔(15+amφX300mm
H)に充填し、この吸着塔に Co  :  71.Ovo1% NZ  :  12.8マO1% CO2,:  1G、2マロ1% よりなる組成の1気圧の混合ガスを供給して20℃でC
Oを吸着させた。このときのco吸着量は18.0 c
c/ecであった・ 吸着操作後C090+slで塔内を洗浄し、ついで真空
ポンプを用いて圧力50Torrで5分間脱気を行い、
吸着されているガスを放出させた。このときのCo放出
量は13.0 cc/ccであり、回収ガス組成は、 Co  :  99.9マロ1% COZ :   0.1マロ1% N2   :   trace であった。
この吸着剤を48時間大気中に放置した後、同じ吸着テ
ストを行った。このときのCo放出量は11.0 cc
/ccテあった・ また、この吸着剤をNz中、 200℃で処理した後、
同じ吸着テストを行った。このときのCo放出量は13
.0 cc/ccであった。
CO分離回収試験例2 実施例1で得た多孔性複合構造物に代えて、グ実施例4
で得た多孔性複合構造物を用いたほかはCo分離回収試
験例1と同様にして吸着剤の製造、さらには吸着テスト
を行った。
このときのCO吸着量は17.f3 cc/cc、 C
o放出量は12.8 cc/ccであった・ この吸着剤を48時間大気中に放置した後、同じ吸着テ
ストを行った。このときのCo放出量は11・Occ/
ccであった。
また、この吸着剤をNz中、 200°Cで処理した後
、同じ吸着テストを行った。このときのCo放出量は1
2.7 cc/ccであった。
CO分離回収比較例1 多孔性複合構造物に代えて市販の活性炭(粒径3 mm
)を用いたほかはCO分港回収試験例1と同様にして吸
着剤を製造し、この吸着剤を用いて上記と同様の実験を
行った。ただし洗浄CO量は90 mlでは不足するの
で180+alとした。結果は次の通りであったφ CO吸着量   19.1 cc/ccCO放出量  
 6.9 cc/cc 回収ガス組成 Co  :   97.0マロ1% CO2,:    2.2マロ1% N2.    :       0.8vo1%48時
間大気中放置後吸着テストを行ったときのCo放出量 
  6.1 cc/ccN2.中、200℃で処理した
後、吸着テストを行ったときのCo放出量 8.9 cc/cc すなわち、この比較例においては、洗浄coの丑を多く
しても回収ガス中に相当量のCO2,とN、が混入し、
高純度の製品COが得られないことがわかる。
CO分離回収比較例2 多孔性複合構造物に代えて、 100℃に加熱した平均
粒径2mmの活性アルミナ粒子(実施例1で用いたもの
) 30ccを用いたほかはCO分離回収試験例1と同
様にして吸着剤を製造し、この吸着剤を用いて上記と同
様の実験を行った。結果は次の通りであった・ CO吸着量   18.3 cc/ccCO放出量  
 13.1 cc/cc回収ガス組成 Co  :   99.9マロ1% COλ:0.1マO1% N2.  :   trace 48時間大気中放置後吸着テストを行ったときのCO放
出量  7.3 cc/ccN2中、 200°Cで処
理した後、吸着テストを行ったときのCO放出量 7.4  cc/cc すなわち、この比較例においては、第1回目の吸着テス
トでは実施例1とほぼ同じCO吸着量、CO放出量が得
られるが、48時間大気中放置後の性能は実施例1に比
しては低下が目立ち、またこの性能低下はN2中200
℃で処理しても回復しないことがわかる。
発明の効果 本発明の多孔性複合構造物は、シリカまたは/アルミナ
の持つすぐれた強度、硬度、ガス選択吸着性をそのまま
保有し、しかもシリカまたは/アルミナの弱点である酸
化しやすい性質が改善されると共に、液相または気相中
の不純物・有害成分の吸着能の不足も改善される。
また、本発明の多孔性複合構造物を担体とし、これに銅
化合物を担持させたGo分離回収用吸着剤は、極めてす
ぐれたCO分離回収能を持っている上、たとえ空気中で
酸化により劣化しても、不活性ガスまたは還元性ガス雰
囲気下で加熱すれば当初の吸着能を回復し、長期にわた
り反復再使用できる。
手続補正書(自発) 昭和62年 2月zr日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シリカまたは/およびアルミナを核とし、その表面
    に活性を有する有機質材料炭化物層が形成された構造を
    有する多孔性複合構造物。 2、シリカまたは/およびアルミナに、炭化可能な有機
    質材料の溶媒溶液または分散液を接触させ、ついで乾燥
    により溶媒を除去した後、高温で炭化または賦活するこ
    とを特徴とする多孔性複合構造物の製造法。 3、シリカまたは/およびアルミナとして、500〜1
    000℃で焼成されかつ表面積が10〜1000m^2
    /gであるシリカまたは/およびアルミナを用いること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の製造法。
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