JPS6212753A - 新規なアントラニル酸誘導体 - Google Patents

新規なアントラニル酸誘導体

Info

Publication number
JPS6212753A
JPS6212753A JP14995885A JP14995885A JPS6212753A JP S6212753 A JPS6212753 A JP S6212753A JP 14995885 A JP14995885 A JP 14995885A JP 14995885 A JP14995885 A JP 14995885A JP S6212753 A JPS6212753 A JP S6212753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
group
acid
anthranilic acid
trifluoromethylphenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14995885A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Sato
利夫 佐藤
Koichi Tada
多田 弘一
Takafumi Tominaga
富永 隆文
Keiji Takei
武井 啓司
Yukiharu Shibatomi
柴富 志治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INUIU YAKUHIN KOGYO KK
NIPPON REDARII KK
Pfizer Japan Inc
Original Assignee
INUIU YAKUHIN KOGYO KK
NIPPON REDARII KK
Lederle Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INUIU YAKUHIN KOGYO KK, NIPPON REDARII KK, Lederle Japan Ltd filed Critical INUIU YAKUHIN KOGYO KK
Priority to JP14995885A priority Critical patent/JPS6212753A/ja
Publication of JPS6212753A publication Critical patent/JPS6212753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なアントラニル酸誘導体に関し、さらに詳
しくは下記式 式中、 R’i!)リフルオロメチルフェニル基、チェニル基又
はビラゾニル基を表わし; R1は水素もしくはハロゲン原子又はニトロ基を表わし
; R3は水素原子、低級アルキル基又は塩形成性カチオン
を表わす、 ただし、R1が4−トリフルオロメチルフェニル基又は
2−チェニル基を表わす場合には、R2はハロゲン原子
又はニトロ基を表わすものとする、 で示されるアントラニル酸誘導体、その製造方法及びそ
の抗消化性潰瘍剤としての用途に関する。
本発明者らは、とれまで抗原−抗体反応によって誘発さ
れるケミカルメディエータ−の遊離を抑制する抗アレル
ギー剤、及びこれに関与する酵素反応機構の解明等の研
究を行なってきたが、その研究の過程で成る種のアント
ラニル酸誘導体が肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑
制し、それと同時に胃液の分泌も抑制する作用を有し、
抗消化性潰瘍剤としての可能性があることを究明した。
そこで、本発明者らは、多数のアントラニル酸誘導体を
合成し、それらの薬理作用を検討した結果、前記r(n
で示される一連の新規なアントラニル酸誘導体が肥満細
胞を安定化してヒスタミンの遊離を抑制し、同時に胃液
の分泌も抑制する作用を有し、抗消化性潰瘍剤として有
用であることを見出し、本発明を完成した。
前記式(I)において、R1によって表わされる「トリ
フルオロメチルフェニル基」には3−トリフルオロメチ
ルフェニル基及び4−トリフ/I/オロメチルフェニル
基が包含され、また「チェニル基」には2−チェニル基
及び3−チェニル基が包含される。R2によって表わさ
れる「ハロゲン原子」には、フッ素、塩素、臭素及びヨ
ウ素原子が包含される。一方、R8によって表わされる
「低級アルキル基」としては直鎖状又は分岐鎖状のいず
れのタイプのものであってもよく、例えばメチル、エチ
ル、n−グロール、イングロビル、n−ブチル、イソブ
チル、age−ブチル、tert−ブチル基等の炭素原
子1〜6個、好ましくは1〜4個のアルキル基が挙げら
れ、また、「塩形成性カチオン」としては、特に製薬学
的に許容しうる塩を形成しうるカチオンが適しており、
そのような塩の例としては、ナトリウム塩、カリウム塩
、リチウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マ
グネシウム塩、亜鉛塩などのアルカリ土類金属塩;アン
モニウム塩、トリエチルアンモニウム塩、ジイソプロピ
ルアンモニウム塩、シクロヘキシルアンモニウム塩など
のアンモニウム塩等が挙げられる。
しかして、本発明により提供される前記式(I)の化合
物の代表的なものを例示すれば以下のとおシである。
N−2′又は3′−テノイルアントラニル酸、N−2′
又は3′−テノイル−4−フルオロアントラニル酸、 N−2’ 又は3’−7−フィル−4−クロロアントラ
ニル酸、 N−2′又は3′−テノイル−4−ブロモアントラニル
酸、 N−2′又は3′−テノイル−4−ヨードアントラニル
酸、 N−2′又は3′−テノイル−4−ニトロアントラニル
酸、 N−ピラソンカルボニルアントラニル酸、N−tラジン
カルボニル−4−フルオロアントラニル酸、 N−tラジンカルポニル−4−クロロアントラニル酸、 N−ビラソンカルポニルー4−グロモアントラニル酸、 N−ビラジンカルボニル−4−ヨードアントラニル酸、 N−ビラノンカルボニル−4−ニトロアントラニル酸、 N−3′又ti4’−)リフルオロメチルベンゾ゛イル
アントラニル酸、 N−3′又は4′−トリフルオロメチルベンゾイル−4
−フルオロアントラニル酸、 N−3′又は4′−トリフルオロメチルベンゾイル−4
−クロロアントラニル酸、 N−3′又は4′−トリフルオロメチルベンゾイル−4
−・ブロモアントラニル酸、 N−3′又は4′−トリフルオロメチルベンゾイル−4
−ヨードアントラニル酸、 N−3′又は4′−トリフルオロメチルベンゾイル−4
−ニトロアントラニル酸及びこれら化合物の前記エステ
ル及び塩類。
上記化合物中、薬理効果の面から好適なものとしては、 N−2’−fノイル−4−ニトロアントラニル酸、 )(−S /−テノイル−4−クロロアントラニル酸、 N−ビラソンカルボニルアントラニル酸、N−3’−)
リフルオロメチルベンゾイル−4−ニトロアントラニル
酸、等が挙げられる°。
前記式(I)の化合物は、一般式 R1−C0OH@ 式中、R1は前記の意味を有する、 で示されるカルボン酸又はその反応性誘導体を一般式 式中、R2及びR3は前記の意味を有する、で示される
アントラニル酸化合物又はそのアミノ基の反応性誘導体
と反応させることからなる方法によって製造することが
できる。より具体的には、式(I)の化合物は、 A法:式(2)のカルボン酸の反応性誘導体を式(至)
のアントラニル酸化合物とそれ自体公知の方法で反応さ
せるか; B法:式(2)のカルボン酸を式(ホ)のアントラニル
酸化合物と縮合剤の存在下で直接縮合させるか;又は C法:式(2)のカルボン酸を式(ホ)のアントラニル
酸化合物のアミノ基の反応性誘導体と反応させることに
より製造することができる。以下、各方法についてさら
に詳細に説明する。
A法において、式(2)のカルボン酸の反応性誘導体と
してハ゛、酸ハロダン化物、酸無水物、混合酸無水物、
活性エステル等が挙げられる。例えば、弐面のカルボン
酸のハライド、例えばクロリドはそれ自体公知の方法、
例えば、弐面のカルボン酸を約1.2〜約10倍モル程
度の過剰の八口rン化剤、例えば塩イヒチオニルと無溶
媒もしくはベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素中で
加熱することによって容易に製造することができる。生
成する酸クロリドは過剰の塩化チオニル及び溶媒を減圧
留去したのち、通常、単離することなく、式[相]のア
ントラニル酸化合物とのアミド化反応に供することがで
きる。
該アミド化反応は、それ自体既知の方法に従い、例えば
、上記の如くして得られる式(2)のカルボン酸のハラ
イドを、(α)酸結合剤としての塩基の存在下に不活性
溶媒中で、又は(6)溶媒を兼ねる大過剰の有機塩基、
例えばピリジノ等の第3級アミン中で、弐lのアントラ
ニル酸化合物と反応させるか、或いは(C)塩基を用い
ず、適宜不活性溶媒中で、式(2)のカルボン酸のハラ
イドに対して2倍モル以上の式(ホ)のアントラニル酸
化合物と反応させることによシ行なうことができる。
上記(α)で使用される塩基としては、例えば、トリエ
チルアミン、ピリジノ等の第3級アミン;炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基
類が挙げられ、また上記(α)及び(C)における不活
性溶媒としては、例えば、塩化メチレン、クロロホルム
、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン
、ジオキサン、ツメチルホルムアミド、アセトン、アセ
トニトリル等が単独で又は混合溶媒として用いられる。
さらに上記(α)及び(b)において、式(2)のカル
ボン酸のハライドに対する式(イ)のアントラニル酸化
合物の使用割合は特に制限されるものではないが、一般
には、式(6)のカルボン酸のハライド1モル当り0.
1〜1.5モルの範囲内、通常はほぼ当モル量で使用す
るのが好都合である。
上記(α)〜(C)のアミド化反応は一般に室温ないし
反応混合物の還流温度の範囲内、通常約60〜約120
℃の一範曲内の温度で行なうことができる。
このアミド化反応を、式(2)のカルボン酸のノ・ライ
ドとしてクロリドを用い且つ上記(b)の態様によって
実施する場合を例にとってさらに具体的に説明すると、
式(ホ)のアントラニル酸化合物を5〜20倍量のピリ
ジノに溶解し、これに式(至)の化合物1モルに対し0
.5〜1.5モルの範囲、通常ははホ当モル量の式(2
)のカルボン酸のクロリドを攪拌しながら添加した後、
室温ないしピリジノの還流温度で、よシ一般的には約5
5〜約60℃で加熱することによって反応を円滑に進行
させることができ、か\る条件下に反応時間は通常5分
〜1時間程度で十分である。
B法の式(2)のカルボン酸と式(ホ)のアントラニル
酸化合物との直接アミド化反応において使用される縮合
剤としては例えば、オキシ塩化リン、三塩化リン、五塩
化リン等が好適に使用される。縮合反応は通常不活性溶
媒中で塩基の存在又は非存在下に行われるが、これら溶
媒及び塩基としてはA法について前述したものが用いら
れる。式(2)のカルボン酸1モル当シ、縮合剤は一般
に0.5〜10モル、好ましくは1〜1.5モル、式(
ホ)の化合物は一般に0.5〜3モル、好ましくは1〜
1.5モル、また塩基は通常0〜20モル、好ましくは
1〜2モルの範囲内で使用するのが、適当である。かか
る条件下に反応は一般に用いる溶媒の還流温度において
0.5〜3時間で円滑に進行する。
さらに、前記C法において使用される式[相]のアント
ラニル酸化合物のアミノ基の反応性誘導体としては、例
えば、式(至)の化合物をホスダンで処理することによ
シ得られるイソシアナート類(ただこれら反応性誘導体
と式(2)のカルボン酸とのアミ。、66゜6,1、t
rybf8Hk。!、1lLf。7  、゛ド化反応は
、一般に、不活性溶媒中で塩基の存在法について前述し
たものが用いられる。式(2)のカルボン酸に対する式
(イ)のアントラニル酸化合物のアミノ基の反応性誘導
体及び塩基の使用量は特に制限されるものでは々いが、
式(2)のカルボン酸1モル当り、前記反応性誘導体は
一般に0.5〜3モル、好ましくは1.2〜1.5モル
、そして塩基は一般に1〜4モル、好ましくは1〜1.
5モルの範囲内用いるのが適当である。かかる条件下に
反応は一般に、用いる溶媒の還流温度において1〜60
時間行なうことができる。
以上に述べたアミド化反応によって生成する前記式(I
)の化合物は、それ自体既知の方法、例えば、濃縮、洗
浄、抽出、再結晶、クロマトグラフィー等の手段により
、反応混合物から分離、精製することができる。
かくして得られるRsが低級アルキル基を表わす場合の
式(I)の化合物は、必要に応じて、常法により加水分
解することによシ遊離のカルボン酸又は塩に変えること
ができ、或いはR3が水素原子である場合の式(I)の
化合物は、必要に応じて、常法により塩又は対応する低
級アルキルエステルに変えることができる。
以上に述べた方法により製造される前記式(I)の化合
物は従来の文献に未載の新規な化合物であり、肥満細胞
を安定化しヒスタミンの遊離を抑制すると共に、胃液の
分泌も抑制する作用があり、抗消化性潰瘍剤として有用
であることが判明した。さらに、前記式(I)において
、R1が4−トリフルオロメチルフェニル基又は2−チ
ェニル基を表わし且つR1が水素原子を表わす場合の化
合物、すなわち、下記式 はそれぞれ英国特許第1.276.359号及び第1゜
229、509号明細書に開示された舞知の化合物であ
るが、上記のようなヒスタミンの遊離及び胃液分泌を抑
制する作用があることは従来全く知られていなかったが
、今回、本発明者らによって、上記既知の化合物もまた
前記式(I)の化合物と同様に優れたヒスタミンの遊離
及び胃液分泌の抑制作用があり、抗消化性潰瘍剤として
有用であることが見い出された。
しかして、本発明によれば、さらに、一般式式中、 R11はトリフルオロメチルフェニル基、チェニル基又
はピラジニル基を表わし; Rtlは水素もしくはハロダン原子又はニトロ基を表わ
し; R3は水素原子、低級アルキル基又は塩形成性カチオン
を表わす、 で示されるアントラニル酸誘導体を有効成分として含有
することを特徴とする抗消化性潰瘍剤が提供される。
上記式(I−1)のアントラニル酸誘導体の優れた薬理
効果は以下のin vivo及びi%νttr。
試験によって立証することができる。
(被験薬) 各試験化合物を2%アラビアコ0ム溶液(
和光純薬工業株式会社製)中に溶解または歴濁させ、各
動物に5d/に9体重の割合で投与した。
一方、対照として溶媒のみ(2%アラビアコ゛ム溶液□
以下対照溶媒という)を5m//kl?体重の割合で投
与した。
(I−α) 幽門結紮潰瘍 (方法) 体重140〜1859のSpraque−D
awLey系雄性ラットを48時間絶食後1群4〜10
匹とし、5ILcLyらの速決〔ガストロエンテロロソ
ー(Gastroenterolo(61)  t 5
 、 43 tl 945)に基き、エーテル麻酔下で
幽門を結紮し、直ちに被験薬又は対照溶媒を十二指腸又
は腹腔内に投与した。絶食絶水下で18時間放置後、ク
ロロホルムを用いて動物を致死せしめ胃を摘出し、大骨
側で切開し、1%ホルマリン溶液で10分間固定処、理
後コルク板上に広げAdαmiらの方法〔アーチプ・エ
ンタナショナル・ド・ファーマコデイナミ・工・ド・テ
ラピー(Arch、Int。
pharmtxcodyn、)、  147 t 1’
13 * 1964]K*L!M“KQ’l:)、、*
a@t”tf4DL、fc・*、yi’r    、−
下記表1に示す。
(I−b)  インドメタシン潰瘍 (方法) 体重150〜400 f(DSpaqxa−
Dawley系雄性ラットを18時間絶食後1群4−8
匹とし、被験薬及び対照溶媒を経口投与し10分後に1
%インドメタシン懸濁液〔溶媒はポリソルベート−80
(Po1yaorbatt−80) (0,1%W/V
)及びナトリウムカルボキシメチルセルロース(1,0
%F/F)を含む蒸留水〕を20岬/m体重の割合で背
部皮下投与した。絶食下で7時間放置後、クロロホルム
を用いて動物を致死せしめ、胃を摘出した。摘出前は大
骨側で切開し、1%ホルマリン溶液で10分間固定処理
後、コルク板上に広げて背体部に発生した潰瘍を以下の
基準により採点し、採点数の総和を潰瘍係数とした。
採点1:直径3n以下の潰瘍 5:直径3sm以上の潰瘍 結果を下記表2に示す。
(II)  水浸拘束ストレス潰瘍 (方法) 体重170〜2102のWistar系雄性
ラットを18時間絶食後1群3−8匹とし、被験薬及び
対照溶媒を経口投与し、直ちにストレスケーソに入れ2
3±1℃の水中に胸骨剣状突起の深さまで浸した。7時
間後クロロホルムを用いて動物を致死せしめ胃を摘出し
、大骨側で切開し、1%ホルマリン溶液で10分間固定
処理後、コルク板上に広げて背体部に発生した潰瘍の数
を計測し、潰瘍係数とした。結果を下記表3に示す。
(被験薬) 試験化合物を2%アラビアゴム溶液(和光
純薬工業株式会社製)中に溶解または懸濁し、各動物に
5d/kg体重の割合で投与した。対照として溶媒のみ
(2%アラビアゴム溶液−以下対照溶媒という)を5g
It/に9体重の割合で投与した。
(方法) 体重110〜150fのSpraqua−D
awlay系雄性ラットを48時間絶食後1群5〜6匹
とし、エーテル麻酔下に5hayらの方法に従い幽門を
結紮した後、直ちに被験薬又は対照溶媒を十二指腸内に
投与した。絶食給水下で5時間放置後、クロロホルムを
用いて動物を致死せしめ、胃を摘出し胃内容物を採取し
た。これを遠心分離(3000rpm、10分間)し胃
液量を計測した。ま−た、α5N苛性ソーダ水溶液によ
り滴定CpHa5.ypH−ルフタレイン)シ胃液酸T
IT 、 Compound 48 / 80によるラ
ット肥満J焦 (被験薬) 実施例5及び6の化合物を1%NaHCO
3水溶液に溶解し、必要に応じて燐酸緩衝液にて希釈し
て実験に用いた。
(方法) 体重200〜250fのウィスター系雄性ラ
ットを断頭によシ放血致死せしめ、生理溶液(NaC1
137rrdllol 、 CaC1,2,7tnMo
l 。
xgct、・6#t01.0常Mol、グルコース5.
6mMol、  ヘパリン 1単位/−及び燐酸緩衝液
(pH7,2) 5 mMo1 ) 20 d、/動物
を腹腔内に注入し、約2分間膜部をマツサージした後開
腹し、腹腔内細胞液500×G、4℃で3分間遠心分離
し、沈渣に氷冷した前記リン酸緩衝液を適量加えて3回
洗浄し、肥満細胞数が約5X10’個/dとなるようラ
ット腹腔内細胞浮遊液を調製した。
上記の浮遊液2.5−に被験薬物溶液0.3−を加え、
37℃で5分間インキュベートした後、CompoSn
d 48 / 80の生理食塩水溶液(5,0μr/m
g) 0.71r!加え、さらに10分間インキュベー
トした。水冷にて反応を停止し、遠心分離しfc 後、
S h o r a らの方法〔ジャーナル・オツ・フ
ァーマコロジ−・アンド・エクスベリメンタル・テラブ
ーティックス(J、 of phartruxcolo
gyand  Eyaparirneutal  Th
erapeutica )22 (21。
89.1978)によシ遊離ヒスタミン量及び残存ヒス
タミン量を蛍光定量した(蛍光光度計;日立製モデル1
01型)。
結果を下記表5に示す。
C”cmposnd 48/ 80濃度: 1. OI
t f/yd以上述べたとおり、種々の潰瘍実験モデク
を用い前記式(I−1)の各種のアントラニル酸誘導体
の抗潰瘍作用を検討した結果、胃液中の酸、ペプシンな
どの攻撃因子の侵襲が発生要因といわれる幽門結紮潰瘍
、および胃運動亢進、胃粘膜血流減少による胃粘膜減弱
が要因にあげられている水浸拘束ストレス潰瘍に対して
、式(I−1)の化合物は明らかな抑制作用を示す。ま
た、胃液分泌の大通、胃粘膜プロスタグランソン含量の
低下、血流減少および粘液分泌減少などの胃粘膜障害に
起因するといわれているインドメタシン潰瘍に対しても
式(I−1)の化合物は明らかな抑制作用を示す。従っ
て、式(I−1)の化合物は抗消化性潰瘍剤の有効成分
として、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、腸炎等の症状の
治療、処置に使用することが考えられる。
また、式(I−1)の化合物は、上記■に示す試験結果
から明らかなとおり、肥満細胞からのヒスタミンの遊離
を抑制する効果があシ、抗アレルギー剤としての有用性
も考えられる。
式(I−1)の化合物を抗消化性潰瘍剤として使用する
に際して、投与方法としては、例えば、経口的又は非経
口的(例えば、筋注、静注、皮下及び直腸内)投与等の
方法が考えられるが、特に経口投与が適している。また
、該化合物の有効投与量範囲としては、成人1日につき
3〜say/ゆ体重の範囲が考えられるが、勿論、患者
の症状の@量、性別、体重、医者の判断等により上記範
囲よシ少量又は多量を投与することも可能である。
本発明の化合物を薬剤として使用する場合、製薬学的に
許容しうる液体又は固体の担体又は希釈剤、例えば、で
んぷん、乳糖、白糖、結晶セルロース、リン酸水素カル
シウム等の賦形剤;アカシア、ヒドロキシグロビルセル
ロース、アルギン酸、ゼラチン、ポリビニルピロリドン
等の結合剤;ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸カルシウム、タルク、水添植物油等の滑
沢剤;加工でんぷん、カルシウムカルボキシメチルセル
ロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース等の崩壊
剤;非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤等の
溶解補助剤等と共に、経口投与又は非経口投与に適した
剤型、例えば、錠剤、コーティング錠、カプセル剤、顆
粒剤、細粒剤、坐剤、注射剤等の剤型に製剤化すること
ができる。
以下に実施例及び製剤例を挙げて本発明をさらに説明す
る。
チオフェン−2−カルボン酸9.6 f及び塩化チオ=
#48F。、4.、ヤ4エヵ。□□□    1(1゜ 80〜90℃)した後、未反応の塩化チオニルを   
   ′1.′、1゜ 減圧下に留去した。                
    14−クロロアントラニル酸12.1tのピリ
ジノ(60m)溶液に上記で得たチオフェン−2−カル
ボン酸クロリド10.9Fを少量ずつ添加した後、  
    ”護60℃で19時間攪拌した。放冷後、析出
した結晶ヤV、つ、つ、。1,7.□や、え。2゜お□
    □−2N苛性ソーダ水溶液35m!7iび水1
500−の      □↓混合液に加温溶解し濾過し
た・ν液を4N塩酸″t’       1)。
p H1,7に調節し、析出した結晶を濾過し、水洗、
乾燥後、標題化合物(5t)を白色結晶として得た。
融点:254〜256°C(メタノールから再結晶) Mass:tn/a2B1 (M  + 100%)。
283(M+2,36%) 元素分析値: C1!E、ClN01Sとして、計算値
(’51.16% 実測値C5α91H2,86H2,
77 N  4.97      N  4.7’3ル酸 ♂ラジンカルボンg1115M、)ルエン105f及び
塩化チオニル18Fの混合物を4時間加熱還流(浴温8
9〜108℃)した後、トルエン及び未反応の塩化チオ
ニルを減圧下に留去した。
アントラニル酸1stのピリジノ、(75m)溶液に上
記で得たピラノンカルボン酸クロリドを添加し、55〜
65℃で10分間攪拌したのち、室温まで放冷した。析
出した結晶を炉底し、少量のピリジノで洗滌後、2N苛
性ソーダ水溶液30ゴ及び水500−の混合液に加温溶
解し濾過した。
F液を4N壌酸で中和し、析出する結晶を炉底し、水洗
及び乾燥後、標題化合物(142)を微黄色結晶として
得た。
融点:243〜244℃(酢酸エチルから再結晶)Mα
88ニジ’g243(&+) 元素分析値: Cw*H0NsOsとして計算値C59
,26% 実測値C59,0,2H五73      
H5,65 N17.28      #17.08実施例3〜10 上記実施例1又は2と同様の方法により下記化合物が製
造された。
融点:291.5〜293℃ 軸重275〜276.5℃       l“““3°
°゛(M)    ; □ 融点:273〜274℃ Mass:m/e554(M  ) 融点:225.5〜227℃ 実施例11:  N−2’−テノイル−4−二トロ4−
ニトロアントラニル酸259のぎりソン溶液(220y
)に2−テノイルクロリド22.1Fを少量づつ添加し
た後、60℃で1時間攪拌した。
放冷後、析出した結晶をピリジン40−で洗滌した。こ
の結晶を2N苛性ソーダ水溶液70ゴ及び水2000 
mlの混合液に加温溶解し濾過した。p液を4N塩酸で
pH1,7に調節し析出した結晶を濾過し、水洗、乾燥
後N−2′−テノイル−4−二トローアントラニル酸1
3tを黄色結晶として得た。
N−2′−テノイル−4−ニトロ−アントラニル酸13
f1炭酸カリウムa1f及びDMF15〇−の混合液に
攪拌しながら、ソエチル硫酸2Q、52を少量づつ添加
し、1時間加熱した。反応液を常温に冷却し、水750
d及び2N苛性ソーダ溶液40−を添加し攪拌後析出し
た結晶を濾過し、水洗、乾燥後標題化合物10tを黄色
結晶として得た。
融点:182〜183.5℃(酢酸エチルから再結晶) Mass:mle520(M  ) 元素分析値 ”14 ”12 N20sSとして計算値
C52,50%  分析値(:’52.19H3,78
N5.66 N  &75      N  a30実施例11と同
様の方法によシ製造された。
融点:135.5〜138℃ Mass:271(&  ) 元素分析値二〇□H,,!’Is osとして、計算値
C61,99,% 実測値C62,31H4,85H4
,81 #15.49      #15.35製剤例1: カ
プセル剤 主薬;#−37−テライル−4−クロロアントラニル酸
            10011I賦形剤:でんぷ
ん           62wII      :崩
壊剤:加工でんぷん        15Wq全量(1
カプセル嶋り)   180av主薬に賦形剤、崩壊剤
を加え混合し、更に滑沢剤を加え混合した後、硬質カプ
セルに充填する。
製剤例2: カプセル剤 主薬: # −S /−テノイル−4−クロロアントラ
ニル酸          20011P賦形剤:でん
ぷん          471q崩壊剤:加工でんぷ
ん        20q結合剤:ポリビニルピロリド
ン    10119滑沢剤ニステアリン酸マグネシウ
ム   3η全量(1カプセル当り)  280岬 生薬に賦形剤、崩壊剤を混合し、結合剤溶液を加え造粒
、乾燥、粉砕及び篩別し、更に滑沢剤を混合した後ζ硬
カプセルに充填する。
製剤例3: 錠 剤 生薬:N−ビラソンカルボニルアントラニル酸100q
  200■ 賦形剤:でんぷん     16q   32■乳糖 
  40岬 801q 崩壊剤:″″″′幅″″′0幻チ“Oo−1ス    
         8wg   16wg結合剤:ヒド
ロキシグロビルセルロース4Wq8jIP 滑沢剤ニステアリン酸マグネシウム 2 q4 my       、: 全量(1錠当り)17019 340■生薬に賦形剤、
崩壊剤を混合し、結合剤溶液を加え、造粒、乾燥、粉砕
及び篩別し更に滑゛沢剤を混合した後、打錠する。又、
必要に応じ適当な剤皮を施す。
製剤例4: 細 粒 生薬:N−2’−テノイル−4−ニトロアントラニル酸
     100η 200■賦形剤:でんぷん   
 100岬 100■乳糖  770ttq 6701
11?結合剤:ヒドロキシグロビルセルロース30岬 
 30岬 1000v1000■ 主薬に賦形剤を加え混合し、これに結合剤溶液を加え、
造粒、乾燥、粉砕及び篩別し細粒を製造する。必要に応
じ、滑沢剤、及び帯電防止剤を加える。
特許出願人  日本レダリー株式会社 同  佐藤利夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、 R^1はトリフルオロメチルフェニル基、チエニル基又
    はピラジニル基を表わし; R^2は水素もしくはハロゲン原子又はニトロ基を表わ
    し; R^3は水素原子、低級アルキル基又は塩形成性カチオ
    ンを表わす、 ただし、R^1が4−トリフルオロメチルフェニル基又
    は2−チエニル基を表わす場合 には、R^2はハロゲン原子又はニトロ基を表わすもの
    とする、 で示されるアントラニル酸誘導体。 2、一般式 R^1−COOH (II) 式中、 R^1はトリフルオロメチルフェニル基、チエニル基又
    はピラジニル基を表わす、 で示されるカルボン酸又はその反応性誘導体を一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 式中、 R^2は水素もしくはハロゲン原子又はニトロ基を表わ
    し; R^3は水素原子、低級アルキル基又は塩形成性カチオ
    ンを表わす、 で示されるアントラニル酸化合物又はそのアミノ基の反
    応性誘導体と反応させることを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、 R^1、R^2及びR^3は前記の意味を有する、ただ
    し、R^1が4−トリフルオロメチルフェニル基又は2
    −チエニル基を表わす場合 には、R^2はハロゲン原子又はニトロ基を表わすもの
    とする、 で示されるアントラニル酸誘導体の製造方法。 3、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I −1) 式中、 R^1^1はトリフルオロメチルフェニル基、チエニル
    基又はピラジニル基を表わし; R^2^1は水素もしくはハロゲン原子又はニトロ基を
    表わし; R^3は水素原子、低級アルキル基又は塩形成性カチオ
    ンを表わす、 で示されるアントラニル酸誘導体を有効成分として含有
    することを特徴とする抗消化性潰瘍剤。
JP14995885A 1985-07-10 1985-07-10 新規なアントラニル酸誘導体 Pending JPS6212753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14995885A JPS6212753A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 新規なアントラニル酸誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14995885A JPS6212753A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 新規なアントラニル酸誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6212753A true JPS6212753A (ja) 1987-01-21

Family

ID=15486318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14995885A Pending JPS6212753A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 新規なアントラニル酸誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6212753A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496685U (ja) * 1991-01-31 1992-08-21
JPH0971566A (ja) * 1995-06-30 1997-03-18 Eisai Co Ltd ヘテロ環含有カルボン酸誘導体及びそれを含有する医薬
WO2007044724A3 (en) * 2005-10-06 2007-06-28 Exelixis Inc Aminopyrimidine, aminopyridine and aniline derivatives inhibitors of pim-i and/or pim-3

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496685U (ja) * 1991-01-31 1992-08-21
JPH0971566A (ja) * 1995-06-30 1997-03-18 Eisai Co Ltd ヘテロ環含有カルボン酸誘導体及びそれを含有する医薬
WO2007044724A3 (en) * 2005-10-06 2007-06-28 Exelixis Inc Aminopyrimidine, aminopyridine and aniline derivatives inhibitors of pim-i and/or pim-3
US8053454B2 (en) 2005-10-06 2011-11-08 Exelixis, Inc. Pyridopyrimidinone inhibitors of PIM-1 and/or PIM-3
AU2006302174B2 (en) * 2005-10-06 2013-06-20 Exelixis, Inc. Pyridopyrimidinone Inhibitors of PIM-1 and/or PIM-3

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3866041B2 (ja) スルホンアミド含有インドール化合物
NO151320B (no) Analogifremgangsmaate for fremstilling av terapeutisk aktiv pyrrolidylmetyl-2-metoksy-4-amino-5-isopropyl-sulfonylbenzamider
NO159166B (no) Analogifremgangsmaate for fremstilling av farmakologisk aktive benzoazepinderivater.
GB2140412A (en) Thiazolidine derivatives, process for the preparation and pharmaceutical compositions thereof
JPS63502031A (ja) ヒドロキシおよびアミノチオゾリル−ベンゾジアジノン化合物、これを含む強心性組成物、およびその使用
JP3122792B2 (ja) 新規な活性化合物
US5464849A (en) N-hydroxyurea derivatives as antiallergy and antiinflammatory agents
JPH01110682A (ja) 抗アレルギー性活性を有する新規ベンゾチオフエン
JPS6121471B2 (ja)
JPH04211684A (ja) ベンゾフラン類
JPS6212753A (ja) 新規なアントラニル酸誘導体
WO1989005799A1 (en) Novel tetrahydropyridine derivatives, pharmaceutical compositions containing them and process for preparing same
US3946004A (en) Phenothiazines, phenoxazines and acridan bis-pyrrolinyl derivatives
JPH07267954A (ja) 新規の3−フェニルスルホニル−3,7−ジアザビシクロ[3,3,1ノナン−化合物、その製法及び抗不整脈剤
JPH0327363A (ja) チオウラシル誘導体
US4871758A (en) Pharmacologically active cholinergic compositions, and methods for making same and use thereof in treating disease
JP2005320250A (ja) ビスラクトン誘導体及びその医薬組成物としての使用
EP0767787B1 (en) (3,4-dioxocyclobuten-1-yl)chromene, indene, and dihydronaphthalenone derivatives as smooth muscle relaxants
JPH10505330A (ja) ハロゲンイミダゾピリジン
KR960007077B1 (ko) 사이클릭 안트라닐산 유도체 및 이의 제조방법
JPH02289557A (ja) 新規な5―アシルベンゾキサゾリノン誘導体
EP1626044A1 (en) Novel piperidine derivative
JPS63284170A (ja) 新規グアニジノメチル−チオフエンカルボン酸誘導体
JPH068283B2 (ja) ベンズイミダゾ−ル誘導体およびその製造法ならびにこれを含有する抗潰瘍剤
JPS61140593A (ja) 新規ベンジルホスフイン酸エステル誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする医薬組成物