JPS621265Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS621265Y2 JPS621265Y2 JP1983165860U JP16586083U JPS621265Y2 JP S621265 Y2 JPS621265 Y2 JP S621265Y2 JP 1983165860 U JP1983165860 U JP 1983165860U JP 16586083 U JP16586083 U JP 16586083U JP S621265 Y2 JPS621265 Y2 JP S621265Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base fabric
- timing belt
- threads
- weft
- plating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 38
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims description 10
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 1
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、タイミングベルトの噛合面に貼着し
てタイミングベルトの耐久性を向上させる基布に
関するものである。
てタイミングベルトの耐久性を向上させる基布に
関するものである。
一般にタイミングベルト1は第4図に示すよう
に、本体2の片面に歯3を有する柔軟なゴムベル
トであつて、前記本体2内に強力な糸よりなる抗
張体4が埋入されている。而してその噛合面は前
記歯車に噛合して動力を伝えるために、大きな外
力を受けるものであり、その外力に耐えるように
前記噛合面には薄く且つ柔軟な基布5が貼着され
る。この基布5は、タイミングベルト1の長さ方
向に延びるたて糸と、幅方向に延びるよこ糸とよ
りなつている。而してこの基布は、前記歯3の形
状に沿つて貼着される必要があるため、タイミン
グベルトの長さ方向に伸縮性を有していることが
必要であり、たて糸には通常合成繊維の捲縮加工
糸が使用されている。
に、本体2の片面に歯3を有する柔軟なゴムベル
トであつて、前記本体2内に強力な糸よりなる抗
張体4が埋入されている。而してその噛合面は前
記歯車に噛合して動力を伝えるために、大きな外
力を受けるものであり、その外力に耐えるように
前記噛合面には薄く且つ柔軟な基布5が貼着され
る。この基布5は、タイミングベルト1の長さ方
向に延びるたて糸と、幅方向に延びるよこ糸とよ
りなつている。而してこの基布は、前記歯3の形
状に沿つて貼着される必要があるため、タイミン
グベルトの長さ方向に伸縮性を有していることが
必要であり、たて糸には通常合成繊維の捲縮加工
糸が使用されている。
ところが従来のタイミングベルトにおいては、
第4図に示すように、前記抗張体4が前記歯3の
底に極めて近く設けられているので、抗張体4と
前記基布5とはほとんど接しており、このタイミ
ングベルト1が歯車に噛合した状態では、基布5
は歯車と抗張体4との間に強く挾まれ、局部的に
極めて大きい衝撃力を受けることとなり、基布5
が裂けてタイミングベルト1は容易に傷付くので
ある。またこのようにして基布5によつて摩擦さ
れるために、抗張体4も強い摩耗を受け、損傷し
易い。
第4図に示すように、前記抗張体4が前記歯3の
底に極めて近く設けられているので、抗張体4と
前記基布5とはほとんど接しており、このタイミ
ングベルト1が歯車に噛合した状態では、基布5
は歯車と抗張体4との間に強く挾まれ、局部的に
極めて大きい衝撃力を受けることとなり、基布5
が裂けてタイミングベルト1は容易に傷付くので
ある。またこのようにして基布5によつて摩擦さ
れるために、抗張体4も強い摩耗を受け、損傷し
易い。
本考案は、かかる事情に鑑みなされたものであ
つて、基布5の片面に太い添糸を沿わせ、この添
糸によつて基布6と抗張体4との間に間隔を保持
し、基布5や抗張体4が外力により傷付くのを防
止するものである。而して本考案は、前記タイミ
ングベルト用基布において、前記よこ糸より充分
に太い添糸を、前記基布の片側面において所定の
間隔毎に前記よこ糸と平行に配し、該添糸を所定
の間隔毎に前記たて糸で接結したことを特徴とす
るものである。
つて、基布5の片面に太い添糸を沿わせ、この添
糸によつて基布6と抗張体4との間に間隔を保持
し、基布5や抗張体4が外力により傷付くのを防
止するものである。而して本考案は、前記タイミ
ングベルト用基布において、前記よこ糸より充分
に太い添糸を、前記基布の片側面において所定の
間隔毎に前記よこ糸と平行に配し、該添糸を所定
の間隔毎に前記たて糸で接結したことを特徴とす
るものである。
第1図は、本考案のタイミングベルト用基布5
の、組織の一実施例を示す平面図である。この基
布5は、たて糸6とよこ糸7とよりなり、2/2の
綾織り組織で織成されている。この基布5の織り
組織は、この実施例のような2/2の綾織り組織に
限られるものではなく、平織り、3/3の綾織り、
トルコ朱子等の組織を使用することも可能であ
る。
の、組織の一実施例を示す平面図である。この基
布5は、たて糸6とよこ糸7とよりなり、2/2の
綾織り組織で織成されている。この基布5の織り
組織は、この実施例のような2/2の綾織り組織に
限られるものではなく、平織り、3/3の綾織り、
トルコ朱子等の組織を使用することも可能であ
る。
前記たて糸6は伸縮性を有する糸であつて、た
とえば合成繊維の捲縮加工糸が使用される。8は
添糸であつて、前記よこ糸7よりも充分に太い糸
を強く撚つた糸条であり、前記基布5の片側面に
おいて所定の間隔毎に前記よこ糸7と平行に配さ
れている。そしてこの添糸8は、所定の間隔毎に
前記たて糸6で前記基布5に接結されており、該
基布5の片側面に浮上つて突出した状態となつて
いる。
とえば合成繊維の捲縮加工糸が使用される。8は
添糸であつて、前記よこ糸7よりも充分に太い糸
を強く撚つた糸条であり、前記基布5の片側面に
おいて所定の間隔毎に前記よこ糸7と平行に配さ
れている。そしてこの添糸8は、所定の間隔毎に
前記たて糸6で前記基布5に接結されており、該
基布5の片側面に浮上つて突出した状態となつて
いる。
なおこの明細書において、基布5のたて糸6及
びよこ糸7というのは、前述のように、タイミン
グベルトの長さ方向に伸びる糸をたて糸6と言
い、これに交差するようにタイミングベルトの幅
方向に伸びる糸をよこ糸7というものであつて、
基布を織物として見た場合の、製織技術上のたて
糸及びよこ糸の間係とは必ずしも一致するもので
はない。
びよこ糸7というのは、前述のように、タイミン
グベルトの長さ方向に伸びる糸をたて糸6と言
い、これに交差するようにタイミングベルトの幅
方向に伸びる糸をよこ糸7というものであつて、
基布を織物として見た場合の、製織技術上のたて
糸及びよこ糸の間係とは必ずしも一致するもので
はない。
而してこの組織においては、前記添糸8は前記
よこ糸7よりも充分に太い糸であり且つ組織点が
少ないので、前述のように、前記たて糸6とよこ
糸7とで組織される基布本体から片面に突出し、
第2図に示すように基布5の片面に突条9を形成
する。
よこ糸7よりも充分に太い糸であり且つ組織点が
少ないので、前述のように、前記たて糸6とよこ
糸7とで組織される基布本体から片面に突出し、
第2図に示すように基布5の片面に突条9を形成
する。
本考案の基布5を使用してタイミングベルト1
に貼着した状態を、第3図に示す。基布5は、前
記突条9がタイミングベルトのゴム10中に食込
むように貼着されており、タイミングベルト1の
歯車との噛合面は突条9のない平滑な面を形成し
ている。
に貼着した状態を、第3図に示す。基布5は、前
記突条9がタイミングベルトのゴム10中に食込
むように貼着されており、タイミングベルト1の
歯車との噛合面は突条9のない平滑な面を形成し
ている。
このタイミングベルトにおいては、タイミング
ベルト1の歯3の底部において、抗張体4と基布
5とが前記突条9により間隔をおいて支持され、
該間隔部にタイミングベルト1を構成するゴム1
0が侵入し、該ゴム層を介して前記抗張体4と基
布5とが接する状態となる。准つてこのタイミン
グベルトが歯車に噛合したとき、該歯車と前記抗
張体4とは、基布5と前記ゴム層とを介して衝突
することとなり、前記ゴム層がクツシヨンとなつ
て、抗張体4及び基布5に大きく衝撃力が作用す
ることがなく、基布5が裂けたり抗張体4が激し
く摩耗されたりして、大きく損傷することがない
のである。
ベルト1の歯3の底部において、抗張体4と基布
5とが前記突条9により間隔をおいて支持され、
該間隔部にタイミングベルト1を構成するゴム1
0が侵入し、該ゴム層を介して前記抗張体4と基
布5とが接する状態となる。准つてこのタイミン
グベルトが歯車に噛合したとき、該歯車と前記抗
張体4とは、基布5と前記ゴム層とを介して衝突
することとなり、前記ゴム層がクツシヨンとなつ
て、抗張体4及び基布5に大きく衝撃力が作用す
ることがなく、基布5が裂けたり抗張体4が激し
く摩耗されたりして、大きく損傷することがない
のである。
本考案によれば、以上述べたように抗張体1及
び基布5が局部的に大きな損傷を受けることがな
く、タイミングベルト1の噛合面を有効に保護す
るので、タイミングベルトの耐久性が格段に向上
し、長期間に亙つて安定して使用することができ
るのである。
び基布5が局部的に大きな損傷を受けることがな
く、タイミングベルト1の噛合面を有効に保護す
るので、タイミングベルトの耐久性が格段に向上
し、長期間に亙つて安定して使用することができ
るのである。
第1図は、本考案のタイミングベルト用基布の
平面図であり、第2図は、第1図における−
断面図である。第3図は、本考案の基布を使用し
たタイミングベルトの縦断面図である。第4図
は、従来の基布を使用したタイミングベルトの縦
断面図である。 1……タイミングベルト、4……抗張体、5…
…基布、6……たて糸、7……よこ糸、8……添
糸。
平面図であり、第2図は、第1図における−
断面図である。第3図は、本考案の基布を使用し
たタイミングベルトの縦断面図である。第4図
は、従来の基布を使用したタイミングベルトの縦
断面図である。 1……タイミングベルト、4……抗張体、5…
…基布、6……たて糸、7……よこ糸、8……添
糸。
Claims (1)
- タイミングベルトの長さ方向に延びる伸縮性の
たて糸と、前記タイミングベルトの幅方向に延び
るよこ糸とよりなる、タイミングベルト用基布に
おいて、前記よこ糸より充分に太い添糸を、前記
基布の片側面において所定の間隔毎に前記よこ糸
と平行に配し、該添糸を所定の間隔毎に前記たて
糸で接結したことを特徴とする、タイミングベル
ト用基布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983165860U JPS6075476U (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | タイミングベルト用基布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983165860U JPS6075476U (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | タイミングベルト用基布 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6075476U JPS6075476U (ja) | 1985-05-27 |
JPS621265Y2 true JPS621265Y2 (ja) | 1987-01-13 |
Family
ID=30363258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983165860U Granted JPS6075476U (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | タイミングベルト用基布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6075476U (ja) |
-
1983
- 1983-10-25 JP JP1983165860U patent/JPS6075476U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6075476U (ja) | 1985-05-27 |
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