JPS6210496Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6210496Y2
JPS6210496Y2 JP1980055907U JP5590780U JPS6210496Y2 JP S6210496 Y2 JPS6210496 Y2 JP S6210496Y2 JP 1980055907 U JP1980055907 U JP 1980055907U JP 5590780 U JP5590780 U JP 5590780U JP S6210496 Y2 JPS6210496 Y2 JP S6210496Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toothed clutch
meshing
rotating shaft
fixed position
meshing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980055907U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56157440U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980055907U priority Critical patent/JPS6210496Y2/ja
Publication of JPS56157440U publication Critical patent/JPS56157440U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6210496Y2 publication Critical patent/JPS6210496Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転物を常に同一位置に停止させる定
位置停止装置に関する。
自動車に用いられるトランスミツシヨンやデフ
アレンシヤルギヤ等をはじめとして種々の分野で
利用されている回転機械にあつては、その製造ラ
インでの検査や試験のため動力計等の試験機に取
付けられる。この場合の試験機と被試験機との連
結にはカツプリングやスプライン等の継手類が用
いられる。従来、これらの継手類の連結は人手に
よつて合わせる方式か、あるいは相対的に回転運
動を与えておき、軸方向に押し付けて噛み合い部
分を噛み合わせる方式のものがあるが、前者の方
式では自動化を行なうことはできず、また連結作
業にも時間がかかり製造ラインの運転上不都合で
あつた。また、後者の方式でも軸方向への推力の
付与に機械の構成上の制約があり、噛み合い不能
となつたり、噛み合いが不完全となり、接手部分
の破損に至ることもある。
また、被試験機を試験機の横方向から移動して
セツトし、自動的に連結する方式が最も好ましい
が、これを実現するためには試験機の回転軸を常
に一定位置に停止させておくとともに被試験機も
常に一定位置に回転軸を停止させておく必要があ
る。このうち、後者の被試験機については組立時
に一定位置とすれば良く簡単であるが、回転して
いる試験機を一定位置に停止させることのできる
簡単で確実な装置がなかつた。
本考案はかかる従来技術の欠点に鑑みてなされ
たもので回転物を簡単な機構でしかも確実に常に
一定位置に停止させることのできる定位置停止装
置の提供を目的とする。かかる目的を達成する本
考案の構成は、継手を有する回転軸に取付けられ
噛み合い歯を具えた噛合板と、この噛合板と対向
して該噛合板に噛み合い可能に前記回転軸上に設
けられた前記噛合板と回転方向所定位置のみで噛
み合う歯を具えた歯形クラツチと、この歯形クラ
ツチに一端が取付けられ他端が固定され当該歯形
クラツチが低回転の前記噛合板と噛み合う際の回
転力を吸収するとともに定位置に引き戻して停止
させる緩衝器とでなることを特徴とする。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図は本考案の定位置停止装置が適用される
試験機の概略正面図である。
被試験機(図示省略)を回転駆動する電動機1
が架台2上に取付けられるとともに回転軸3に定
位置停止装置4が同軸に配設してある。この定位
置停止装置4は歯形クラツチ5と緩衝器6等で構
成され、歯形クラツチ5に対向して電動機1の回
転軸3に噛合板7が取付けてあるとともに回転軸
3の端部には被試験機との連結を行なうための継
手8が設けてある。この継手8は試験機側に形成
された凸部8aと被試験機側に形成された凹部8
bとを嵌合することで連結がなされるものであ
る。
次に、定位置停止装置4を第2図および第3図
に基づいて詳細に説明すると、電動機1の回転軸
3が電動機1のブラケツト1aに取付けた軸受9
を介して支承される。また、ブラケツト1aには
歯形クラツチ5を回転軸3と同軸に非接触状態で
支持するための支持ブラケツト10がボルトで取
付けられる。そして、この支持ブラケツト10の
外周に嵌着されたオイルレス軸受11を介して歯
形クラツチ5が噛合板7と対向して噛み合い可能
に取付けてある。また、支持ブラケツト10の先
端部にストツパ10aとばね10bが取付てあ
る。そして、この歯形クラツチ5に形成された凹
部に励磁コイル5aが取付けてある。そして、こ
の歯形クラツチ5が伝達アーム12と長さ調整用
のターンバツクル13を介して緩衝器6の一端部
に連結され、緩衝器6の他端部は架台2に固定さ
れたクレビスアーム14を介して固定されてい
る。この緩衝器6は内部にばねを具え、通常は最
も縮んだ状態である。
一方、歯形クラツチ5の歯とわずかな間隙を介
して対向して回転軸3には噛合板7が取付けら
れ、この噛合板7と一体に継手8の一方側が形成
してある。この歯形クラツチ5の歯5bの形状は
第3図に示すように、円周上に四分割された各位
置にそれぞれ数の異なる(図示例では三個、四
個、五個、六個)歯5bが形成され、噛合板7に
は歯形クラツチ5の歯5bに対応して円周上に四
分割された各位置にそれぞれ三個、四個、五個、
六個の噛み合い歯としての歯溝7aが形成されて
いる。つまり歯形クラツチ5と噛合板7は歯5b
と歯溝7aの数が一致した位置の一箇所だけの
(歯5bが六個形成された位置には歯溝7aが六
個形成された位置でしか歯形クラツチ5と噛合板
7は噛み合わない)所定位置のみで噛み合うよう
にしてある。
次に、このような定位置停止装置の作動につい
て説明する。
継手8を介して連結されている被試験機(図示
省略)の試験等が終了すると、試験機側の電動機
1を制動して減速するが、ある回転速度(実用的
に歯形クラツチ5の安全噛み合い速度は50r.p.m.
以下)まで減速したら、歯形クラツチ5の励磁コ
イル5aを励磁する。尚、この回転速度は回転検
出器を設け、この信号を用いて励磁コイル5aを
励磁することで自動化できる。このため噛合板7
に歯形クラツチ5が引き付けられ歯5bと歯溝7
aの数が一致する噛み合い位置で歯形クラツチ5
と噛合板7とが噛み合う。このとき、歯形クラツ
チ5が隋力で回転されるが、この歯形クラツチ5
が伝達アーム12、緩衝器6、クレビスアーム1
4、架台2の順に固定されているため、緩衝器6
のばねに抗して回転するが、わずかに回転したと
ころで停止し、こののち、緩衝器6のばねが縮む
ことでばねの自然長の位置、すなわち所定の位置
で試験機および被試験機が停止される。
尚、上記実施例では本考案装置の被試験機の駆
動側の回転軸に取付けたものを示したが、反直結
側あるいは試験機内部等回転軸のいずれの場所に
設けても良く、設置スペース等の条件により適宜
選択して取付ければよい。
以上、実施例とともに具体的に説明したように
本考案によれば、回転物を常に定位置に停止でき
るとともにその停止位置の精度が極めて良好であ
り、自動化や無人化に好適である。また、作動開
始を減速させ、停止前に行なうので作動に要する
時間がきわめて短い。したがつて、次の被試験機
との交換等が極めて能率良く行なえる。また、回
転物の停止には緩衝器を介するので無理なく安全
であるとともに停止位置も緩衝器との接続距離を
ターバツクルを回して調整するだけで行なうこと
ができる。また、構造が簡単であり、その設置場
所の制限もなく極めて汎用性がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の定位置停止装置が適用される
試験機の概略正面図、第2図および第3図は本考
案の定位置停止装置の一実施例にかかり、第2図
は主要部の縦断面図、第3図は第2図中のA−A
線矢視図である。 図面中、1は電動機(試験機)、2は架台、3
は回転軸、4は定位置停止装置、5は歯形クラツ
チ、5aは励磁コイル、6は緩衝器、7は噛合
板、8は継手、8aは凸部、8bは凹部、9は軸
受、10は支持ブラケツト、11はオイルレス軸
受、12は伝達アーム、13はターンバツクル、
14はクレビスアームである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 継手を有する回転軸に取付けられ噛み合い歯を
    具えた噛合板と、この噛合板と対向して該噛合板
    に噛み合い可能に前記回転軸上に設けられ前記噛
    合板と回転方向所定位置のみで噛み合う歯を具え
    た歯形クラツチと、この歯形クラツチに一端が取
    付けられ他端が固定され当該歯形クラツチが低回
    転の前記噛合板と噛み合う際の回転力を吸収する
    とともに定位置に引き戻して停止させる緩衝器と
    でなることを特徴とする定位置停止装置。
JP1980055907U 1980-04-25 1980-04-25 Expired JPS6210496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980055907U JPS6210496Y2 (ja) 1980-04-25 1980-04-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980055907U JPS6210496Y2 (ja) 1980-04-25 1980-04-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56157440U JPS56157440U (ja) 1981-11-24
JPS6210496Y2 true JPS6210496Y2 (ja) 1987-03-12

Family

ID=29650537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980055907U Expired JPS6210496Y2 (ja) 1980-04-25 1980-04-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6210496Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008035395A1 (de) * 2008-07-29 2010-02-04 Flamm Ag Verriegelung eines verdrehbaren Teils

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4733112U (ja) * 1971-05-15 1972-12-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4733112U (ja) * 1971-05-15 1972-12-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56157440U (ja) 1981-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6934858B2 (ja) 特に膨張ストローク及び/又は圧縮比を調節する内燃機関の調節軸へ連結するためのアクチュエータ
JP2001501433A (ja) アダプタ装置
CN108189074A (zh) 采用三级同步带减速器的机器人关节及其控制方法
JPS60186384A (ja) ロボツトの駆動装置
JPS6210496Y2 (ja)
CN208215393U (zh) 采用三级同步带减速器的机器人关节
JPH0472659B2 (ja)
CN209432437U (zh) 用于谐波减速机的寿命测试工装
JP3724528B2 (ja) ブレーキ試験装置
JP2591028B2 (ja) 油圧ロータリアクチュエータ
JPH0443800Y2 (ja)
JP3477820B2 (ja) 内燃機関試験設備
CN209130072U (zh) 大负载驱动装置
US5065854A (en) Security and regulation mechanism to be used as instantaneous antireturn system in both rotational turns levoturn and dextrotur
JPS6113949Y2 (ja)
JP2002214081A (ja) 変速機の試験装置
JPH0230744Y2 (ja)
CN115184706A (zh) 直驱结构车辆电驱动系统在线检测用加载结构
JPS6224855Y2 (ja)
JPS5817018Y2 (ja) エレベ−タにおけるブレ−キ装置
JPH0121996B2 (ja)
JPH0630324Y2 (ja) モ−タ内蔵型工作機械のロ−タ支持構造
JPH027196Y2 (ja)
JPH0226359A (ja) 間欠回動装置
JPS63210439A (ja) 駆動装置