JPS62101253A

JPS62101253A - 脱臭剤

Info

Publication number: JPS62101253A
Application number: JP60242408A
Authority: JP
Inventors: 康夫矢島; 浩井上
Original assignee: Toyobo Co Ltd
Current assignee: Toyobo Co Ltd
Priority date: 1985-10-29
Filing date: 1985-10-29
Publication date: 1987-05-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は脱臭剤に関する。脱臭剤は１便所、ゴミ箱、冷
蔵庫１紙おしめ、家畜飼育場、し尿処理場、と殺場１食
品工場、病院、自動車内等のさまざまな場所において、
環境上、衛生上等の点から問題となる悪臭や異臭の除去
目的で使用されるものであＶ、極めて多分野において産
業上有用である。

従来、悪臭・異臭として知られる物質の中には。

未だ物質として化学的に明［相］に同定されているもの
はかりとは限らないが１例えば肉類などが腐敗した時に
放出されたり、動物・人間等の糞便や尿から発生するア
ンモニア、魚類などが腐敗した時に放出されるトリメチ
ルアミン等の種々のアミン類、キャベツやキュウリなど
の野菜類が腐敗した時に放出されるメチルメルカプタン
、卵や牛乳類が腐敗した時に放出される硫化水素等が知
られている。一般に環境上悪臭として問題となる場合は
。

これらの物質の１種または２種以上の混合物が。

生活環境中に放出されることによるが、その量は極めて
微量でもしばしば深刻な環境問題を引起こす原因となっ
ている。従って、これら悪臭・異臭をあらゆる生活環境
の中から効率良く除去することが出来れば産業上極めて
有用であり、意義あることである。

（従来技術）このような観点から従来種々の脱臭方法や脱臭剤が開発
されている。例えば１種々の活性炭は。

その多孔性構造が有する物質吸着能から脱臭剤として冷
蔵庫内や便所、靴底等に用いられている。

また第２鉄イオンの酸化力をネリ用した硫酸＠１鉄水溶
液または該水溶液を活性炭、綿１紙等に含浸させた脱臭
剤、そして最近ではこのような第１鉄イオン含有液に、
更にアスコルビン酸を溶解した脱臭剤等さまざまなもの
が開発されている。

（発明の解決しようとする問題点）しかしながら、これら従来の技術においては。

例えば単に活性炭を用いた脱臭剤においては、単なる物
理的吸着がその脱臭機構であり、従って、脱臭能力は、
活性炭上の吸着体積に依存するため。

吸着量が小さいという欠点に加えて、吸着は可逆的であ
るため、外部環境の例えば温度変化等により一端吸着さ
れた悪臭が、再び放出される場合があるという問題から
、十分な脱臭効果が達成されないことが問題とされてい
る。

また、第１鉄イオンを利用した例えば硫酸第１鉄水溶液
を主成分とする脱臭剤においては１例えばメチルメルカ
プタンや各種アミン類の如き悪臭の脱臭能力は極めて小
さく、このような悪臭の脱臭目的には使用が困雉である
。更にこのような硫酸第１鉄水溶液の脱臭力の欠点を改
善するものとして、硫酸第１鉄水溶液にアスコルビン酸
？添加した脱臭剤においては、例えばメチルメルカプタ
ン、硫化水素、アンモニアの如き悪臭の脱臭には。

効果的ではあるが、依然としてトリメチルアミン等の各
種アミン類の脱臭には効果が低いという欠点を有してい
る。

そこで本発明者等は、これら従来の脱臭剤のもつ種々の
問題点を解決し１種々の悪臭の混合物にも効果的な脱臭
力を有する多機能性脱臭剤を開発すべく鋭意研究を行な
った結果、化学的に反応性に富んだピルビン酸またはそ
の金属塩を活性炭に配合するだけで、極めて多種の悪臭
を効果的に除去し得る能力のあることを見出し１本発明
を完成するに至ったものである。

（問題を解決するための手段）本発明は、ピルビン酸またはその金属塩と活性炭を配合
してなることを特徴とする脱臭剤である。

本発明に２いて用いられるピルビン酸は、市販のピルビ
ン酸をその１ままたは、水で希釈して用いられるもので
ある。また、ピルビン酸の金属塩としては、ナトリウム
、カリウム等のアルカリ＆Ｍ塩、カルシウム、マグネ７
ウム等のアルカリ土類金属塩、その他の塩類、例えばア
ルミニウム塩。

＠１鉄塩、第２鉄塩、亜鉛塩、ニッケル塩、スズ塩、銅
塩等が利用可能であり、これら金属塩類は水溶液として
もまたは粉末としても使用されるものである。

また、本発明において用いられる他方の原料である活性
炭としては、植物系活性炭、動物系活性炭１石炭系活性
炭等いずれの起源の活性炭でも使用可能であジ、ヤシガ
ラ活性炭、木材活性炭、獣炭、骨炭、血炭、砂糖炭、コ
ークス等があげられる。また、これら活性炭の使用形籾
は、粉末状でも１粒状等の特殊成形加工した形感でも使
用可能である。

次に１本発明においては、前記の如きピルビン酸または
その金属塩と活性炭を配合して、脱臭剤が製造されるも
のであるが、それらの配合割合は通常、ピルビン酸また
はその金属塩１重量部に対して、活性炭１乃至１００重
量部、好ましくは５乃至５０重量部であり、目的に応じ
て適宜決定されるものである。また、これら両原料の配
合方法は１両原料を物理的に手または適当な混合機を用
いて、単に良く混合することにより配合されるものであ
り、該配合によって本発明の脱臭剤愕餐ルに　角μち１
１＋（３。

（実施例）次に本発明を実施例によジ更に詳しく説明する。

実施例１市販ピルビン酸（９６％含有率）２ｒ’ｉ４〜３２メツ
シユの市販活性炭２０２に混合しながら噴霧し、脱臭剤
を作成した。こうして得た脱臭剤５２ｔｌｌ容バイアル
ビンにはかり取！ｌｌ密栓した。次にアンモニアガス３
０〜（３，８％Ｖ／Ｖ　）、トリメチルアミン１００■
（３，４５％Ｖ／Ｖ）、メチルメルカプタン６０■（２
，７５％Ｖ／Ｖ）、ジメチルスルフィド１３■（１，０
４％Ｖ／Ｖ）をガスタイトシリンジを用いて胃栓したそ
れぞれ別のバイアルビンに注入し、室温放置１分、３分
、５分。

１０分および２０分後にバイアルビン内のガスを採気し
、ガスクロマトグラフへ注入した。対照として、空の密
栓したバイアルビンに前記のガスをそれぞれ注入し、同
様に経時的にバイアルビン内のガスをガスクロマトグラ
ムへ注入した。得られタクロマトグツム上のピークの高
さを測定した。

一方、対照としてピルビン酸を含有しない前記と同様の
活性炭を用いて同様に測定し、対照における測定値を１
００として各測定時刻におけるガスの残存率を氷めた。

結果は第１表に示す通シであり、極めて迅速かつ効率良
く各種ガスの脱臭が行なわれた。

第　　　　１　　　　表実施例２実施例１と同様にして脱臭剤を調製した。一方アンモニ
ア水０．１ｍｌを水道水２　ｍｌに溶解し、これを２１
の脱脂綿に浸みこませた。次ＶＣ＠記調製の脱臭剤２２
２とアンモニア水を浸みこませた脱脂綿を両者が接触し
ないようにポリエチレン袋（５０（７）Ｘ　３　Ｑ　ｃ
ｍ　）に入れ、密封した後、注射器を用いて５Ｊの空気
を入れ、３０℃の恒温室中に静置した。静置後経時的に
注射器を用いて１００　ｙｓｌの気体をポリエチレン袋
から抜き取り、無作為に抽出した１０人の男女に鼻でア
ンモニア臭をかいでもらった。尚、コントロールとして
、アンモニアを含まない点を除いてはすべて同じ条件を
設定し比較した。その結果は第２表に示す通りであった
。

第　　　　２　　　　表（発明の効果）前記実施例に示される如く１本発明の脱臭剤は各種の悪
臭に対して効果的な脱臭力を有することが明らかであり
、産業上極めて有用な脱臭剤となり得る可能性があるこ
とが期待される。

Claims

【特許請求の範囲】

ピルビン酸またはその塩と活性炭を配合してなることを
特徴とする脱臭剤。