JPS62100868A - Ｉｃカ−ド個人照合方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は、例えば銀行等の金融機関が発行するキャッ
シュカードとして使用されるＩＣカードとそのカード所
有者との照合確認を行なう際に利用されるＩＣカード個
人照合方式に関する。

［従来技術とその問題点］ 近年はキャッシュレス時代と呼ばれており、銀行等の金
融機関により発行されたキャッシュカードを使用するこ
とにより、必要な時にのみ必要な金額の現金を引出すこ
とが可能となっている。すなわち、給料の銀行振込や公
共料金の自動振替、さらにはカードショッピングにおけ
る代金支払等により、現金の移動が少なくなっている。

上記キャッシュカードとしては、従来、プラスチックカ
ード、エンボスカード、磁気ストライブカード等が一般
に使用されているが、これらのカードは構造上偽造が簡
単であり、不正使用が問題になっている。このような問
題を解決するため、最近ではカード内に、暗証番号等を
記憶したＩＣ回路を組込み、暗証番号が外部から容易に
読出せないようにした情報カード、所謂ＩＣカードが開
発されている。このＩＣカードは偽造が困難でｍ密性に
優れ、また、多数の情報を記憶できるという利点がある
。しかして、上記のようなＩＣカードを使用して実際に
取引を行なう場合には、銀行あるいは商店等に設置した
ＩＣカードターミナルにＩＣカードを装着し、暗証番号
等を入力してカード所有者の照合を確認した後、所定の
取引処理が行なわれるようにしている。

しかしながら、上記のようなＩＣカードの内部メモリに
て記憶された暗証番号も、本人照合の際にカードターミ
ナルにてキー人力しなければならないため、他人に知ら
れることを完全には防止することができず、特に高額預
金者の暗証番号が盗まれてしまった場合、損害額の大き
い不正な取引が行なわれる可能性がある。

［発明の目的コ この発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、
例えば高額預金者の暗証番号が盗まれてしまった場合で
も、不正に高額取引が行なわれることを防止することが
可能となるＩＣカード個人照合方式を提供することを目
的とする。

〔発明の要点コ すなわちこの発明に係わるＩＣカード個人照合方式は、
予めＩＣカード内に暗証情報だけでなく、さらに生年月
日等の個人情報をも記憶させ、希望の取引金額が所定の
金額を越える高額取引の場合には、上記暗証情報と個人
情報との二重の個人照合を行なうように構成したもので
ある。

［発明の実施例］ 以下図面によりこの発明の一実施例を説明する。

第１図はそのＩＣカード個人照合方式を利用したＩＣカ
ード１１およびＩＣカードターミナル１２の外観構成を
示すもので、本方式におけるターミナル１２には、その
本体上面にキーボード１３、表示部１４および本体側面
に上記ＩＣカード１１との電気的接続を図るためのカー
ド挿入口１５が設けられている。上記キーボード１３は
、テンキー、ファンクションキー等と共に金額単位キー
も備えている。このキーボード１３は、本カード１１と
カード所有者との照合を行なう際に、その本人の暗証番
号ＰＩＮ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ　　Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａ
ｔｉｏｎ　　Ｎｕｍｂｅｒ）あるいは各種の個人情報（
生年月日、出身地、電話番号）を入力するのに、また例
えば預金口座からの払戻し金額を入力するのに使用され
るもので、上記暗証番号ＰＩＮは、カード所有者により
任意に設定される所定文字数のコードである。また、Ｉ
Ｃカード１１の本体上面には、カード挿入口１５に対す
る挿入方向を示す矢印Ａが、そして本体下面には接続端
子１１ａが設けられ、銀行等の金融機関に設置される上
記ＩＣカードターミナル１２との接続が図れるようにな
っている。

次に、第２図により上記ＩＣカード１１の回路構成につ
いて説明する。

同図において２１はシステム制御部で、このシステム制
御部２１には、アクセス礪構２２が協えられ、カード所
有者の暗証番号ＰＩＮを記憶するＰＩＮメモリ２３、預
金口座の口座番号ＰＡＮ（ｐｒ　１ｒｎａｒｙ　　Ａｃ
ｃｏｕｎｔ　　Ｎｕｍｂｅｒ）等を記憶する銀行コード
メモリ２４、カード所有者の生年月日、出身地、電話番
号を記憶する個人情報メモリ２５及び預金残高等の取引
情報を記憶するトランザクションメモリ２６が接続され
る。また、このシステム制御部２１には、カードターミ
ナル１２との接続マツチングを図るためのＩ１０インタ
ーフェイス２７との間に、暗証情報比較部２８、取引金
額比較部２９及び個人情報比較部３０が接続される。上
記暗証情報比較部２８は、Ｉ１０インターフェイス２７
を介してカードターミナル１２よりキー人力される暗証
番号と、上記ＰＩＮメモリ２３より出力ラインＯ１及び
システム制御部２１を介して読出される真のカード所有
者の暗証番号とが一致するか否かを照合判定するもので
、この比較部２８からの判定出力は、上記Ｉ１０インタ
ーフェイス２７を介してカードターミナル１２側に送信
されると共に、取引金額比較部２９に供給される。この
取引金額比較部２９は、上記カードターミナル１２より
キー人力される払戻し金額（Ｘ）が予め設定される所定
の取引金額（Ｙ）を越えるか否かを比較判定するもので
、この比較部２つからの判定出力は、上記Ｉ１０インタ
ーフェイス２７を介してカードターミナル１２側に送信
されると共に、システム制御部２１及び各入力ライン！
１．ｆ２を介して銀行コードメモリ２４０個人情報メモ
リ２５に、また個人情報比較部３０に供給される。この
個人情報比較部３０は、Ｉ１０インターフェイス２７を
介してカードターミナル１２よりキー人力される個人情
報と、上記個人情報メモリ２５より出力ラインｏ３及び
システム制御部２１を介して読出される真のカード所有
者の個人情報とが一致するか否かを照合判定するもので
、この比較部３０からの判定出力は、上記Ｉ１０インタ
ーフェイス２７を介してカードターミナル１２側に送信
されると共に、システム制御部２１及び入力ライン１１
を介して上記銀行コードメモリ２４に供給される。ここ
で、上記銀行コードメモリ２４及び１〜ランザクジヨン
メモリ２６の出力ライン０２及び０４は上記１１０イン
ターフエイス２７に、またトランザクションメモリ２６
の入力ラインｉ３はシステム制御部２１を介してＩ１０
インターフェイス２７に接続される。

次に、上記実施例方式にて例えば実際に預金口座の払戻
しを行なう場合の動作を、第３図（Ａ）〜（Ｃ）に示す
フローチャートを参照して説明する。

上記各フローチャートにおいて、中央縦線より左側はＩ
Ｃカード１１の動作を、そして右側はＩＣカードターミ
ナル１２の動作を示している。

まず始めに、カード所有者がカードターミナル１２の設
置場所に出向くと、上記ターミナル１２の表示部１４に
は、メツセージ「カードを挿入して下さい」が表示され
ている（ステップ８１）。ここで、ステップＳ２におい
て、ＩＣカードターミナル１２のカード挿入口１５に対
してＩＣカード１１の一端を挿入し、カード側の接続端
子１１ａとターミナル１２側の内部回路との電気的接続
を図ると、ステップＳ３に進み、銀行コードメモリ２４
より取出゛した口座番号ＰＡＮ等に基づき、本ＩＣカー
ド１１は現在接続中のカードターミナル１２に対して有
効であるか否がが判定される。このステップＳ３におい
てｒＮｏＪ　、つまり本カード１１は上記カードターミ
ナル１２では使用できないカードであると判定されると
、カードターミナル１２の表示部１４には、メツセージ
「あなたのカードは使用できません」が表示されると共
に、カード無効処理を行なう（ステップ８４）。一方、
上記ステップＳ３において「Ｙｅｓ」、つまり本カード
１１は現在接続中のカードターミナル１２に対応する正
当なものであると判定されると、ステップＳ５に進み、
ターミナル表示部１４は本人照合のためのメツセージ「
あなたの暗証番号を入力して下さい」を表示する。

ここでカード所有者は、カードターミナル１２のキーボ
ード１３を使用して自分の暗証番号ＰＩＮをキー人力す
る（ステップ８６）。すると、このキー人力によるＰＩ
ＮはＩＣカード１１内の暗証番号比較部２８に送られて
、ＰＩＮメモリ２３により予め記憶される本カード１１
の真の所有者の暗証番号ＰＩＮと比較照合される（ステ
ップ８７）。ここでｒＮＯＪ　、つまりキー人力による
暗証番号と真のＰＩＮとが一致せずカード所有者の正当
性が確１ｒきないと判定されると、その判定信号はカー
ドターミナル１２側に送信され表示部１４には、メツセ
ージ「入力暗証番号は誤っています」が表示されると共
に、暗証番号ＰＩＮ入力エラー処理を行なう（ステップ
８８）。一方、上記ステップＳ７においてｒｙｅｓＪ　
、つまり、上記入力暗証番号と記憶暗証番号とが一致し
、上記ステップＳ６におけるＰＩＮのキー人力者は、本
カード１１の真の所有者であると判定されると、その−
数詞定信号はカードターミナル１２に送信され、表示部
１４は次のメツセージ「金額を入力して下さい」を表示
する（ステップＳ９）。

そして、カード、ｑ　ｊ　？ｉが上記金額入力メツセー
ジに従いカードターミナル１２のキーボード１３を使用
して自分の口座より払戻しを行ないたい金額（Ｘ）をキ
ー人力する（ステップ５１０）。すると、このキー人力
による金額データ（Ｘ＞はＩＣカード１１内の取引金額
比較部２９に送られて、この比較部２９にて予め記憶さ
れる所定の取引限度金額（Ｙ）と比較される（ステップ
５１１）。

ここで、カード所有者が希望する払戻し金額（Ｘ）は上
記取引限度額（Ｙ）以下の低額のものであると判定され
ると、その判定信号はカードターミナル１２に送信され
ると共に、システム制御部２１にも供給される。これに
より、カードターミナル１２はＩＣカード１１の銀行コ
ードメモリ２４より読出した口座番号ＰＡＮデータ等に
基づき、ステップ８１２において、取引銀行とのオンラ
イン接続によるホストコンピュータとの間で所定の取引
認証処理を行なう。この後、ステップ８１３に進み、カ
ードターミナル１２はＩＣカード１１のトランザクショ
ンメモリ２６に対して上記取引情報を書込み、指定金額
の現金の払戻しを行なうと共に、ステップＳ１４に進み
、ＩＣカード１１をカードターミナル１２のカード挿入
口１５より排出させる。これにより、カード所有者は、
上記取引認証処理により払戻された現金を受取ると共に
、カード挿入口１５より排出された自分のＩＣカード１
１を取出し、払戻し金額（×）が取引限度額（Ｙ）を越
えない場合の低額の銀行取引を終了する〈ステップ５１
５）。

一方、上記ステップ３１１において、カード所有者が希
望する払戻し金額（Ｘ＞は上記取引限度額（Ｙ）を越え
る高額のものであると判定されると、その判定信号はカ
ードターミナル１２に送信され、さらに、ターミナル表
示部１４は本人照合のためのメツセージ「あなたの生年
月日を入力して下さいＪを表示する（ステップ８１６）
。

ここでカード所有者は、カードターミナル１２のキーボ
ード１３を使用して自分の生年月日をキー人力する（ス
テップ５１７）。すると、このキー人力による生年月日
データはＩＣカード１１内の個人情報比較部３ｏに送ら
れて、個人情報メモリ２５により予め記憶される本カー
ド１１の真の所有者の生年月日と比較照合される（ステ
ップ８１８）。ここでｒＮＯＪ　、つまりキー人力によ
る生年月日と真の生年月日とが一致せずカード所有者の
正当性が確認できないと判定されると、その判定信号は
カードターミナル１２側に送信され表示部１４には、メ
ツセージ「入力生年月日は誤っています」が表示される
と共に、入力エラー処理を行なう（ステップ５１９）。

一方、上記ステップＳ１８においてｒＹｅｓＪ、つまり
、上記入力生年月日と真の生年月日とが一致し、上記ス
テップ８１７における生年月日のキー人力者は１本カー
ド１１の真の所有者である可能性が高いと判定されると
、その一致判定信号はカードターミナル１２に送信され
、表示部１４は次の本人照合メツセージ「あなたの出身
地を入力して下さい」を表示する（ステップ８２０＞。

ここでカード所有者は、カードターミナル１２のキーボ
ード１３を使用して自分の出身地をキー人力する（ステ
ップ５２１）。すると、このキー人力による出身地デー
タはＩＣカード１１内の個人情報比較部３０に送られて
、個人情報メモリ２５により予め記憶される本カード１
１の真の所有者の出身地と比較照合される（ステップ５
２２）。

ここで「ＮＯ」、つまりキー人力による出身地と真の出
身地とが一致せずカード所有者の正当性が確認できない
と判定されると、その判定信号はカードターミナル１２
側に送信され表示部１４には、メツセージ「入力出身地
は誤っていますＪが表示されると共に、入力エラー処理
を行なう（ステップ５２３）。一方、上記ステップ８２
２において「ＹｅＳ」、つまり、上記入力出身地と真の
出身地とが一致し、上記ステップ８２１における出身地
のキー人力者は、本カード１１の真の所有者である可能
性が極めて高いと判定されると、その一致判定信号はカ
ードターミナル１２に送信され、表示部１４はさらに次
の本人照合メツセージ「あなたの電話番号を入力して下
さい」を表示する（ステップ５２４）。

ここで再びカード所有者は、カードターミナル１２のキ
ーボード１３を使用して自分の電話番号をキー人力する
（ステップ５２５）。すると、このキー人力による電話
番号データはＩＣカード１１内の個人情報比較部３０に
送られて、個人情報メモリ２５により予め記憶される本
カード１１の真の所有者の電話番号と比較照合される（
ステップ８２６）。ここで「ＮＯ」、つまりキー人力に
よる電話番号と真の電話番号とが一致せずカード所有者
の正当性が確認できないと判定されると、その判定信号
はカードターミナル１２側に送信され表示部１４には、
メツセージ「入力電話番号は誤っています」が表示され
ると共に、入力エラー処理を行なう〈ステップ＄２７）
。一方、上記ステップ８２６において「ＹｅＳ」、つま
り、上記入力電話番号と真の電話番号とが一致し、上記
ステップ８２５における電話番号のキー人力者は、本カ
ード１１の真の所有者であることが略確定したと判定さ
れると、その−数詞定信号はカードターミナル１２に送
信されると共に、システム制御部２１にも供給される。

これにより、カードターミナル１２はＩＣカード１１の
銀行コードメモリ２４より読出した口座番号ＰＡＮデー
タ等に基づき、ステップ８１２において、取引銀行との
オンライン接続によるホストコンピュータとの間で所定
の取引認証処理を行なう。この後、ステップＳ１３に進
み、カードターミナル１２はＩＣカード１１のトランザ
クションメモリ２６に対して上記取引情報を書込み、上
記ステップ８１０における入力指定金額の現金の払戻し
を行なうと共に、ステップＳ１４に進み、ＩＣカード１
１をカードターミナル１２のカード挿入口１５より排出
させる。

これにより、カード所有者は、上記取引認証処理により
払戻された現金を受取ると共に、カード挿入口１５より
排出された自分のＩＣカード１１を取出し、払戻し金額
（Ｘ）が取引限度額（Ｙ）を越える場合の高額の銀行取
引を終了する（ステップ５１５）。

したがってこのように構成されるＩＣカード個人照合方
式によれば、カード所有者が低額の払戻しを行なう場合
には、暗証番号のみによる本人照合によりカード所有者
の正当性を確認し、また、高額の払戻しを行なう場合に
は、暗証番号のみならず、さらに３つの個人情報（生年
月日、出身地。

電話番号）による本人照合によりカード所有者の正当性
を確認し、この後に払戻しの取引認証処理に移行するよ
うにしたので、万一暗証番号が盗まれて不正に払戻しが
行なわれる場合でも、その他個人情報による本人照合の
全てにおいて一致判定を得るのは極めて困難であり、損
害額の大きな不正取引は未然に防止されるようになる。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、予めＩＣカード内に暗
証情報だけでなく、さらに生年月日等の個人情報をも記
憶させ、希望の取引金額が所定の金額を越える高額取引
の場合には、上記暗証情報と個人情報との二重の個人照
合を行なうように構成したので、例えば万一高額預金者
の暗証番号が盗まれてしまった場合でも、不正に高額取
引が行なわれることを防止することが可能となり、損害
額を最小限に止どめることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係わるＩＣカード個人照
合方式を利用したＩＣカード及びＩＣカードターミナル
を示す外観構成図、第２図は上記第１図におけるＩＣカ
ードの回路構成を示すブロック図、第３図（Ａ）〜（Ｃ
）はそれぞれ上記ＩＣカード個人照合方式による照合取
引動作を示すフローチャートである。 １１・・・ＩＣカード、１２・・・ＩＣカードターミナ
ル、１３・・・キー人力部、１４・・・表示部、１５・
・・カード挿入口、２１・・・システム制面部、２３・
・・ＰＩＮメモリ、２４・・・銀行コードメモリ、２５
・・・個人情報メモリ、２７・・・Ｉ１０インターフェ
イス、２８・・・明証情報比較部、２９・・・取引金額
比較部、３０・・・個人情報比較部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　暗証情報を記憶する暗証情報記憶手段と、個人情報を
   記憶する個人情報記憶手段と、上記暗証情報、個人情報
   及び取引金額を入力する入力手段と、この入力手段によ
   り入力される暗証情報と上記暗証情報記憶手段により記
   憶される暗証情報とが一致するか否かを判定する暗証情
   報照合手段と、この暗証情報照合手段により上記入力暗
   証情報と記憶暗証情報との一致が判定された際に上記入
   力手段により入力される取引金額が予め設定される所定
   の取引金額を越えるか否かを判定する取引金額比較手段
   と、この取引金額比較手段により上記入力取引金額が所
   定の取引金額を越えたと判定された際に上記入力手段に
   より入力される個人情報と上記個人情報記憶手段により
   記憶される個人情報とが一致するか否かを判定する個人
   情報照合手段とを具備し、上記入力取引金額の大きい場
   合には二重の個人照合を行なうことを持徴とするＩＣカ
   ード個人照合方式。