JPS62100867A - 自動取引処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）技術分野 この発明は一つの預金口座に対して複数のカード媒体を
発行する自動取引処理システムに関する（ｂ１発明の概
要 この発明に係る自動取引処理システムは、一つの預金口
座に対して複数のカードを用いて取引することのできる
自動取引処理システムにおいて、複数のカードの各々に
対して預金引き出し可能な残高を持分として設定するこ
とによって、それぞれの範囲内でしか引き出すことがで
きないようにし、各カード利用者が一方的に引き出すこ
とによって、他のカード利用者が預金残高不足で使用で
きな（なるといった不都合を解消する。

（Ｃ）従来技術とその欠点 近年、多くの金融機関は一つの預金口座に対し、て本人
カード、家族カードからなる複数枚のカート　（所謂、
キャッジ１−カード）を発行し顧客の便宜を図っている
。これらのカードのうち家族カードは、共同してその預
金口座を利用する者が所持する。例えば、父兄名義の口
座を遠隔地に居住するその子第が所持し、毎月の仕送り
がわりにこの口座から預金を引き出すため等に使用され
ているしかし従来は、自動取引処理機能は家族カードも
本人カードと変わりない機能を有しているため、上述の
ような家族カードの使用形態において、前記子第が父兄
が許可した金額以上の金額を引き出そうとした場合でも
、父兄はそれを未然に防止する有効な手段が無かった。

また逆に、父兄が気付かないうちに預金口座から一方的
に引き出すことによって、子第が預金残高不足でその口
座から引き出すことができなくなるという不都合もあっ
た。

（ｄ１発明の目的 この発明の目的は、複数のカードの各々に対して預金引
き出し可能な残高を持分として設定することによって、
それぞれの範囲内でしか引き出すことができないように
し、各カード利用者が一方的に引き出すことによって、
他のカード利用者が預金残高不足で使用できなくなると
いった不都合を解消した自動取引処理システムを提供す
ることにある。

（Ｑ）発明の構成及び効果 この発明は、１つの預金口座に対して、複数の利用者が
使用する複数のカードを発行する自動取引処理システム
において、 前記複数のカードのそれぞれに、各カードを識別する情
報を記憶する識別情報記憶部を設け、自動取引処理装置
に、カードリーグへ挿入されたカードを前記識別情報に
より識別するカード識別手段を設け、 カード発行機または前記自動取引処理装置に、前記複数
のカードの各々について口座残高に対する持分比を設定
する持分比設定手段を設け、センタに前記自動取引処理
装置にカードを使用して取引請求がされたとき、前記持
分比に相当する引き出し限度額を越えない範囲で引き出
しを許可する引出許可手段を設けたことを特徴とする。

以上の構成によって、自動取引処理装置側では挿入され
たカードがその預金口座のうち分配された持分を各カー
ドにおける残高として扱うことができ、カード利用者は
そのカードにおける残高を限度額として自由に引き出す
ことができる。したがって、各カード利用者が一方的に
引き出すことによって、他のカード利用者が預金残高不
足で使用できなくなるといった事態が発生しない。これ
によって、上記例の場合子弟が父兄の許可した金額以上
の金額を引き出すことを未然に防止することができ、ま
た父兄は子第が引き出すべき金額を常に口座残高に残す
ように意識する必要がなくなる。これによって、自動取
引処理装置を使用する取引が一層増加し、自動取引処理
装置の利用効率の向上、顧客ナービスの向上を図ること
ができる（ｆｌ実施例 第３図はこの発明の実施例である自動取引処理システム
を構成する自動取引処理装置（ＡＴＭ）の外観図である
。Ａ　Ｔ　Ｍの接客部の垂直パネル面には、取扱状態を
示す取扱表示器１１通帳挿入口２、カード挿入口３．現
金レシート受取口４が設けられている。取扱表示器１は
取引の取り扱い可能状態のとき取扱中を、取引の取り扱
いができない状態のとき取扱中止を表示する。通帳挿入
口２は通帳の挿入、放出に用いられる。銀行番号１ロ座
番号、暗証番号等が磁気記録されたカードはカード挿入
口３より挿入、返却される。現金・レシート受取口４は
支払い取引の紙幣の放出及び明細票の放出に用いられる
。

上記接客部の水平パネル面には、操作案内表示用ＣＲＴ
５が設けられている。ＣＲＴ５は利用客の操作を誘導す
る操作誘導文言、ファンクションキーの機能表示、投入
金額その他のガイダンスを表示する。

第４図はＣＲＴ５周辺のキー配列を示している。６，７
は取引種類の指定等の入力に用いるファンクションキー
、８はテンキーである。テンキー８には「万」、「千」
、「円」等のキーが含まれ、これらのキーを使用して暗
証番号や請求金額等が入力される。各ファンクションキ
ーがどのような機能を有するかは各処理段階でＣＲＴ５
に表示される。ファンクションキー６の左横には入金紙
幣の挿入口と挿入紙幣の返却口とで構成された紙幣入出
金口９が設けられている。

第５図は上記ＡＴＭのブロック図である。このＡ　Ｔ　
Ｍは入出力装置として、支払紙幣を現金・レシート受取
口４に放出する紙幣放出機１０、紙幣入出金口９に挿入
された紙幣の真偽を判定するビルチェッカ１１、各取引
処理毎にその取引処理や支払金額、預金金額等の取引デ
ータを銀行の控として伝票に印字して記録する伝票発行
機１２、カード挿入口３に挿入されたカードに磁気記録
されている情報を読み取るカードリーダ１３、通帳に各
取引データを印字する通帳印字機１４、ファンクション
キー６．７及びテンキー８を含むキー人力装置１５、Ｃ
ＲＴ５を含む表示装置１６を備えている。

上記の入出力装置を制御する制御系は、１台のマスクＣ
ＰＵ　（Ｍ−ＣＰＵ）１８がパスラインを介して複数台
のスレーブＣＰＵ　（Ｓ−ＣＰＵ）１９〜２３を制御す
るマスクスレーブシステムによって構成されている。Ｍ
−ＣＰＵ１８，５−ＣＰ０１９〜２３には預金、支払等
の各取引処理の実行プログラムを予め記憶しているＲＯ
Ｍ２５〜３０がそれぞれ接続され、また種々の処理デー
タを−１１）記憶するＲＡＭ３２〜３７がそれぞれ接続
されている。前記パスラインには外部とデータ等の送受
を行う伝送制御装置３９が接続されており、伝送制御装
置３９は回線を介してセンタ４０と接続されている。

Ｍ−ＣＰＵ１８から５−ＣＰＵにコマンドが送られると
、各５−ＣＰＵはＲＯＭ２６〜３０にストアされている
ブ白グラムであって、そのコマンドにより指定された動
作を行うための実行プログラムに従い各入出力機器の制
御を行うとともに、その処理実行中に発生した必要なデ
ータをＭ−ＣＰＵ１８に送る。預金、支払等の取引にお
ける処理データはｊｖｌ−ＣＰＵＩ　８から伝送制御装
置３９を介してセンタ４０に伝送され、またセンタ４０
から必要な情報は伝送制御装置３９を介してＭ−ＣＰＵ
１８に送られる。

第１図は前記ＡＴＭを操作して利用者自身のカードに対
する残高照会を行った結果の表示例であ７）。同図より
明らかなように預金口座の残高以外にそのカードに設定
された持分に対応する残高を表示する。このような表示
を確認することによって、カード利用者は自身が引き出
すことのできる限度額を知ることができる。また、それ
とともに預金口座自体の残高との関係を知ることができ
る第２図はこの発明の識別情報Ｇこ相当し、一つの預金
口座に対して発行された複数のカードに記録されている
カードデータを表す図である。各々のカードには銀行番
号、支点番号９ロ座番号、暗証番号、持分の比率を表す
データ、そのカードが口座名義人のカード（本人カード
）であるかあるいは代理人のカード（家族カード）であ
るか等のカード区分を表すデータ等が磁気ストライプに
記録されている。

各々のカードはそれぞれ異なった暗証番号を設定するこ
とができ、カードＡの利用者は暗証番号Ａを用い、カー
ドＢの利用者は暗証番号Ｂを用いる。各カード利用者は
預金口座残高に対して前記持分の比率を表すデータに基
づいて引き出すことのできる限度額すなわちそのカード
の残高が定められる。

第６図は上記センタ４０の記憶装置の要部構成図である
。エリアＭ１にその日の日付が記憶され、エリアＭ２に
は全ての預金口座のデータが記憶されている。エリアＭ
３はバッファであり、端末からデータの伝送があったと
きそのデータを一時記憶する。エリア２の各預金口座の
データは口座番号（Ｍ２Ｏ）、口座残高（Ｍ２１）、Ａ
カード（本人カード）によるカード残高（Ｍ２２）、Ｂ
カード（家族カード）によるカード残高（Ｍ２Ｓ）、前
記ＡカードとＢカードによる持分の比率（Ｍ２４）、こ
の預金口座の前回の使用日（Ｍ２Ｓ）、一定期間の更新
期日（Ｍ２Ｏ）で構成されている。ここで、持分は第２
図に示した各カードに記録されている持分と同一であり
、後述するカード発行機から出力されたデータに基づい
て設定される。例えばＡカードが８割、Ｂカードが２割
の比率として設定しておけば、預金口座の残高を８：２
の比率で引き出しの限度額が定められる。また前記一定
期間は例えば「毎月２５日」等に設定されている。

バッファ（Ｍ３）は、データ伝送のあった端末番号（Ｍ
２Ｏ）、取引要求のあった預金口座の番号（Ｍ３１）、
取引の種別（Ｍ３２）、支払取引である場合の支払請求
金額（Ｍ３３）等で構成されている。

以下フローチャートを参照してこの自動取引処理システ
ムの処理動作を説明する。

第７図は前記ＡＴＭにカードを挿入して、支払いを行う
ときの動作と残高照会を行うときの動作を示す。まずキ
ーの読み込みを行い、操作されたキーが支払いを指示す
るキーであれば、カードの挿入を待つ（ｎ　１０−ｎ　
１２−＝ｎ　１４）。カードが挿入されたならそのカー
ドを読み取って有効なカードであるかチェックを行う　
（ｎ　１６→ｎ　１．８）。有効なカードであれば暗証
番号の入力を待ち、入力された暗証番号がカードデータ
と一致するか判別を行う　（ｎ　２２）。一致すれば請
求金額の入力を待ち、請求金額が入力されたなら、その
データとカードデータとをセンタに送信する（ｎ２６）
。センタ４０から出金可能のデータが送られてきたなら
、伝票および通帳に印字を行い、これを放出する（ｎ２
８−ｎ、３０→ｎ３２）。その後、請求された金額の出
金を行って、カードを返却する　（ｎ、　３４−ｎ　３
６）。

ステップｎｌｏで操作されたキーが残高照会のキーであ
れば、カードの挿入を待ち、カードが挿入されたならそ
のカードデータを読み込み、有効なカードであるか判別
を行う（ｎ　４６）。有効なカードであれば、暗証番号
の入力を待ち、入力された暗証番号と前記カードデータ
との一致判別を行う　（ｎ５０）。一致すれば残高照会
を要求するデータをセンタに送信し、センタから口座残
高を受信する。得られた口座残高に対して前記カードデ
ータに含まれている持分の比率データを乗算することに
よってそのカードの残高すなわち引き出し限度額を求め
る（ｎ　５４）。さらにセンタから受信した口座残高と
演算によって求めたカード残高を第１図に示したように
表示し、また伝票に印字して放出する（ｎ５６→ｎ５８
）。

なお、上記ステップｎ１６．ｎ１８．ｎ２２゜ｎ４４．
ｎ４６．ｎ５０がこの発明のカード識別手段に相当する
。

第８図は端末であるＡＴＭからデータを受信したときの
センタの動作を示すフローチャートである。ＡＴＭから
データを受信すれば、そのデータが支払取引に関するデ
ータであるかその他の処理に関するデータであるかを判
別する。支払取引に関するデータであれば、口座残高を
第６図に示したエリアＭ２１から読出し、カード残高を
算出する（ｎ６４−−ｎ６６）。このカード残高の算出
は口座残高に対して第６図のエリアＭ２４に示した持分
の比率データを乗算することによって求める。このよう
にして求めたカード残高が請求額以上であるかどうか判
別を行う（ｎ６８）。請求額以上であれば、支払いが可
能であることを表すデータを端末へ送信するとともに口
座残高とカード残高をともに更新する（ｎ７０−ｎ７２
）。カード残高が請求額未満であれば、支払いが不可能
であることを表すデータを端末へ送信する（ｎ７４）な
−Ｊ汽上記ステップｎ６８．ｎ７０がこの発明の引出許
可手段に相当する。

以上のようにして挿入したカードに応じたカード残高を
求め、支払いおよび残高照会を行うことができる。なお
、支払の場合カード残高はセンタで算出し、残高照会の
場合は端末側でカード残高を算出する例であったが、こ
れに限らず処理効率の高い方法を採用することができる
。

第１０図はカード発行機の処理手順を表すフローチャー
トである。カード発行機は磁気カードの磁気ストライプ
に対して第２図に示した所定のカードデータを記録する
とともに、センタに対して必要なデータを伝送する装置
であり、キーボード、ＣＰＵ、磁気カードライタ等より
構成されている。キーボードから口座番号を人力すれば
、センタに対して、この口座が存在するかどうかチェッ
クを行う　（ｎｌ１２−ｎｌ１４）、ＯＫであれば暗証
番号、持分比率等のデータを入力した後、ブランクの磁
気カードをカードライタに挿入することによって、カー
ドデータ（特に持分比率のデータ）をセンタに伝送し、
カードに対してカードデータの書き込みを行う（ｎ　１
２６）。

なお、上記ステップｎ１２４およびｎ１２６がこの発明
の持分比設定手段に相当するが、これを前記自動取引処
理装置（ＡＴＭ）で行うように構成することも可能であ
る。

上記実施例はカード残高を求めるとき、その時点におけ
る口座残高に対して持分の比率を乗算することによって
求める例であったが、あるカードによる引き出し限度額
を予め定めた期日を基準として定めることもできる。第
９図（Ａ）、　　（Ｂ）はその場合のセンタの処理を表
すフローチャートである。まず第９図（Ａ＞に示すよう
に毎月の更新１す］日（例えば２５Ｂ）に達して預金口
座に対して振り込みがなされたかどうか判別する（ｎ８
０）。振込が行われたなら、すなわち２５日になったと
き、預金口座の残高を更新するとともにへカード、Ｂカ
ードのいずれについても更新された口座残高と持分の比
率データに基づいてカード残高を算出し、第６図のエリ
アＭ２２およびＭ２３に示したカード残高を更新する（
ｎ、８２−＝ｎ８４−０８６）。

このようにして預金口座に振込が行われたときをＷ　Ａ
’として各カードの引き出し限度額を定める第９図（Ｂ
）は第８図に示した処理に対応する処理を表すフローチ
ャートであり、第８図と異なるところは第８図における
ステップｎ６４．ｎ６６の処理が第９図（Ｂ）において
ｎ、　９４に変えられている点である。すなわちス′テ
ップｎ９４でば上述のようにセンタ側で既に求められた
カード残高を読み出すだけである。

このように預金口座に振込が行われたときを基準として
各カードの引出限度額を定めることによって次の振込期
日までの間はその限度額までしか引き出しが出来ないよ
うにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である自動取引処理システム
におけるＡＴＭの表示例を表す図、第２図は各カードに
記録されているカードデータの例を表す図、第３図は上
記ＡＴＭの外観図、第４図は上記Ａ　ＴＶの表示部付近
のキー配列を示す図、第５図は上記ＡＴＭのブロック図
、第６図は上記センタのメモリの要部構成図、第７図は
上記ＡＴＭの処理手順を表すフローチャート、第８図は
上記センタの動作を表すフローチャー１−１第９図（Ａ
）および（Ｂ）は上記センタの他の動作を示すフローチ
ャート、第１０図はカード発行機の処理手順を表すフロ
ーチャートである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）１つの預金口座に対して、複数の利用者が使用す
   る複数のカードを発行する自動取引処理システムにおい
   て、 前記複数のカードのそれぞれに、各カードを識別する情
   報を記憶する識別情報記憶部を設け、自動取引処理装置
   に、カードリーダへ挿入されたカードを前記識別情報に
   より識別するカード識別手段を設け、 カード発行機または前記自動取引処理装置に、前記複数
   のカードの各々について口座残高に対する持分比を設定
   する持分比設定手段を設け、センタに、前記自動取引処
   理装置にカードを使用して取引請求がされたとき、前記
   持分比に相当する引き出し限度額を越えない範囲で引き
   出しを許可する引出許可手段を設けたことを特徴とする
   自動取引処理システム。