JPS6167447A - 高純度植物性蛋白の分離法 - Google Patents

高純度植物性蛋白の分離法

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JPS6167447A
JPS6167447A JP18930284A JP18930284A JPS6167447A JP S6167447 A JPS6167447 A JP S6167447A JP 18930284 A JP18930284 A JP 18930284A JP 18930284 A JP18930284 A JP 18930284A JP S6167447 A JPS6167447 A JP S6167447A
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JP
Japan
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protein
starch
tank
fine particles
rice
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JP18930284A
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English (en)
Inventor
Genichi Shigehiro
重廣 元一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、米もしくは小麦の澱粉抽出滓、米らしくは小
麦の加水分解滓、または酒粕がら高純度の植物性蛋白を
分離するとともに前記滓等に含まれていた澱粉を液化し
て有効に利用する方法に関する。
従来の技術およびその問題点 米もしくは小麦の澱粉抽出滓または米もしくは小麦の加
水分解滓には蛋白、灰分、繊維質のほか未抽出の固形澱
粉が含まれている。このような滓を用いてアミノ酸を製
造すると、蛋白の純度が低いため効率が悪いだけでなく
、残存する固形澱粉の影響で製品に着色が生じるという
弊害がある。また、飼料とする場合でも蛋白純度が低い
ため低価格で取引されることになる。
一方、酒粕中にも蛋白が含有されているが、酒粕をその
まま発酵させて酢を造ると、この蛋白の有効利用が図れ
なくなる。
従って、蛋白と澱粉とを効率よく分離して各々を有効に
利用する方法が望まれてあり、例えば、持久[58−1
1979号記載の方法を用いることも考えられるが、前
記滓等においては、蛋白粒子の塊の中に固形澱粉が包含
されており、その分離が困難であるため澱粉含有量の少
ない高純度蛋白を得ることは不可能祝されていた。
問題点を解決するための手段 本発明においては、蛋白と澱粉との分離を完全に行なう
ため、滓または酒粕を含む液を撹拌して蛋白および固形
澱粉を微粒子状態に分散させた後、固形澱粉を液化して
蛋白と固液分離する。すなわら、本願発明の要旨は、米
もしくは小麦の滓または酒粕を微粒子状態で水に分散さ
せた液をほぼ中性となるようl)H調整し、液中の澱粉
を液化酵素で液化した後、酸性化して植物性蛋白を凝集
させ取り出すことにある。
なお、本願の特許請求の範囲に言う「微粒子状態で水に
分散させた」とは水中でホモジナイズ(均質化)したこ
とを意味する。
作用 本願発明においては、滓または酒粕を撹拌等により充分
に粉砕して分散させる。従って、蛋白粒子の塊の中に取
り込まれていた固形澱粉粒子は、微粒子状態で浮遊する
蛋白粒子の表面に付着するか、または、単独の微粒子状
態で液中に浮遊することとなり、液との接触が良好とな
る。そして、後述するように、すべての固形澱粉は液化
酵素に接して液化されることになる。
次に、この分散液のI)I−1を液化酵素が最大の活性
を示す値である6、4〜6,6に調整して液化酵素を添
加し、液中の固形澱粉を完全に液化して可溶性澱粉とす
る。
液化完了後、蛋白粒子と可溶性澱粉の混合液から固液分
離により蛋白を取り出せばよい。この際、I)H値を4
.4〜5.4に下げれば、酵素が失活するとともに微粒
子状態で分散している蛋白の凝集を促し固液分離が容易
となる。このようにして固液分離を行なうことにJ−り
、蛋白はケーキとして、澱粉は溶液として、それぞれ不
純物の少ないものを(qることができる。
実施例 以下に本願発明の一実施例を工程図により説明する。
(11)は原料タンクであり、米もしくは小麦の澱粉抽
出滓、米もしくは小麦の加水分解室、または酒粕を収容
し適岳を溶解機(12)へ供給する。溶解機(12)へ
送られた滓等は、後述する濾液タンク(28)から搬送
された濾液で溶解・混合された後、サービスタンク(1
4)へ収容され、ここr:55℃に加熱される。この混
合液においては滓等の分散は充分でなく、蛋白粒子の塊
の中に固形II)が取り込まれている。
次に、この混合液をホモミキサー(15)へ送り、滓等
が蛋白おにび固形澱粉の微粒子となるまで充分に撹拌す
る。このようにして得られた分散液をサービスタンク(
17)へ搬送し、ここでpf−1調整および液化酵素の
添加を行なう。本発明に用いる滓等は本発明の前処理で
ある澱粉抽出・加水分解等により酸性化されているため
、サービスタンク(17)でのpH調整(中和)には炭
酸ナトリウムまたは水酸化ナトリウム等の塩基性物質を
使用する。調整後のpHIflとしては液化酵素が最高
の活性を発揮する値である6、4〜6.6が望ましい。
このように最適のDH饋に調整された分散液中に分散し
ている固形澱粉は、液化酵素の動きて可溶性澱粉に液化
されるのであるが、この液化を完全なものとするため分
散液を分解機(18)  (19)へ送り100℃まひ
加熱する。原料として酒粕を用いた場合には、酒粕中に
残存していたアルコール分をこの加熱により留出させ捕
集することが可能である。
(20)はその際に用いる冷却器である。
次に、液化完了後の蛋白分散液をタンク(21)へ送り
、pH値が4.4〜5.4となるまで乳酸または硫酸等
の酸性化剤を添加する。この酸性化処理は、酵素を失活
させるとともに、分散している蛋白微粒子を凝集させ濾
過性を高めるためである。
酸性化処理後の蛋白′a集液をデカンタ−型の脱水機(
22)で固液分離する。この分離で得られる濾液(a)
は、可溶性澱粉を不純物の少ない状態で溶解しており、
利用価値が高いのでd液タンク(23)で貯蔵する。一
方、ケーキ(A)は溶解8JI(25)へ送られ、後述
する浦波タンク(33)中の濾液(C)と混合された後
、タンク(26)を経て、脱水機(27)へ送られ再度
固液分離される。脱水111(27)r?9らレルu’
a (1))には、脱水機(22)のケーキ(A)に付
着していた若干の可溶性澱粉が溶解しているが、この濾
液(1)ンを濾液ダンク(28)を杼Cポンプ(29)
で溶解機(12)へ搬送し原料の滓等を溶解・混合する
のに用いる。次に、脱水機(27)で得たケーキ<8>
を溶解機(30)へ送り、これを80℃の熱水で溶解・
混合した後、この混合液を水洗式の有孔壁脱水1(32
)にて固液弁ll111する。この脱水機(32)で得
た濾液(C)は濾液タンク(33)を経てポンプ(34
)で溶解機(25)へ搬送され、脱水機(22)のケー
キ〈Aを溶解・混合するのに用いられる。脱水8!(3
2で得られたケーキ(C)は乾燥機<35)で乾燥され
高純度の蛋白製品となる。
発明の効果 本発明は、米もしくは小麦の滓または酒粕を微粒子状態
に分散させることにより、滓等に含まれている固形澱粉
の液化を完全に行なわせ蛋白と固形澱粉との分離を容易
かつ完全に行なうものである。従って、従来、充分に活
用されていなかった滓等から高純度の蛋白を取り出すと
ともに、不純物の少ない可溶性澱粉液を得ることができ
、資源を無駄なく利用する。
本発明によって得られる高純度植物性蛋白はアミノvi
製造原料、食料用または飼料用蛋白等として、可溶性澱
粉液は糖製造原料、発酵用原料等として広範に活用可能
である。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の一実施例を示す工程図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、米もしくは小麦の滓または酒粕を微粒子状態で水に
    分散させた液をほぼ中性となるようpH調整し、液中の
    澱粉を液化酵素で液化した後、酸性化して植物性蛋白を
    取り出すことから成る高純度植物性蛋白の分離法。
JP18930284A 1984-09-10 1984-09-10 高純度植物性蛋白の分離法 Pending JPS6167447A (ja)

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JP18930284A JPS6167447A (ja) 1984-09-10 1984-09-10 高純度植物性蛋白の分離法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08294362A (ja) * 1995-04-27 1996-11-12 Sakuma Seika Kk そば粉末蛋白およびその製造方法、ならびにそば粉末蛋白含有食品
JP2016082878A (ja) * 2014-10-22 2016-05-19 株式会社サタケ 米に含まれるタンパク質の回収方法及び該方法により得られるタンパク質

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