JPS615834A - 放射線用フアントム - Google Patents
放射線用フアントムInfo
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- JPS615834A JPS615834A JP59127179A JP12717984A JPS615834A JP S615834 A JPS615834 A JP S615834A JP 59127179 A JP59127179 A JP 59127179A JP 12717984 A JP12717984 A JP 12717984A JP S615834 A JPS615834 A JP S615834A
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Landscapes
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Nuclear Medicine (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
？）産業上の利用分野
本発明は放射線用ファントムに関するものである。
←）従来技術
光子を放出するＰｕ、２４’Ａｌｌ１％ ””Ｎｂ等の
放射性接種の生体内沈着量を測定する際、較正の基準と
なるファントムを必要とする。
放射性接種の生体内沈着量を測定する際、較正の基準と
なるファントムを必要とする。
従来より、この種のファントムはいくつが開発され、そ
の一つとしてポリウレタン樹脂を基材とし、この基材に
目標とする人体組織ないしＩＩ 諸ｔこ応じて異なる量
の炭酸カルシウムの粉末を添加したものを素材とするフ
ァントムが提案されている。
の一つとしてポリウレタン樹脂を基材とし、この基材に
目標とする人体組織ないしＩＩ 諸ｔこ応じて異なる量
の炭酸カルシウムの粉末を添加したものを素材とするフ
ァントムが提案されている。
しかし、この素材は添加剤としての炭酸カルシウムが粉
末で比重が比較的大きい（２，’ｉ’ＩＯ）ため、基材
の樹脂中で沈降して均等に分散しに＜＜、局部的に異な
る可能性が極めて高い。従って、添加後の素材の比重を
人体各部の組織の比重に近似させるための微細な調節が
極めて困難であり、部分的に放射線の線減弱係数が異な
るおそれがある。
末で比重が比較的大きい（２，’ｉ’ＩＯ）ため、基材
の樹脂中で沈降して均等に分散しに＜＜、局部的に異な
る可能性が極めて高い。従って、添加後の素材の比重を
人体各部の組織の比重に近似させるための微細な調節が
極めて困難であり、部分的に放射線の線減弱係数が異な
るおそれがある。
（ハ）目 的
本発明は以上の点にかんがみ、目的とする人体各部の組
ｔａ？ｃ等価な放射線特性（吸収散乱等）を有する放射
線用ファントムを提供することを目的とする。生体組織
における放射線特性、主として線減弱係数（＝密度×質
量吸収係数）をこ近似する素材を得る方法の一つとして
は、比重および線減弱係数が生体各部の組織のそれに近
似する素材を得ることである。
ｔａ？ｃ等価な放射線特性（吸収散乱等）を有する放射
線用ファントムを提供することを目的とする。生体組織
における放射線特性、主として線減弱係数（＝密度×質
量吸収係数）をこ近似する素材を得る方法の一つとして
は、比重および線減弱係数が生体各部の組織のそれに近
似する素材を得ることである。
に）構 成
本発明のファントムはポリウレタン樹脂にリン徴エステ
ル類化合物を添加した素材によって形成される。リン酸
エステル類化合物の添加量は、目的とする生体組織に応
じて各生体組織の線減弱係数ニ近似する素材が得られる
ように、ポリウレタン樹脂に対し０．１％〜１０数％の
範囲内で選定される。
ル類化合物を添加した素材によって形成される。リン酸
エステル類化合物の添加量は、目的とする生体組織に応
じて各生体組織の線減弱係数ニ近似する素材が得られる
ように、ポリウレタン樹脂に対し０．１％〜１０数％の
範囲内で選定される。
例えば人間の生体の筋肉は比重１．０４〜１．０６であ
り、線減弱係数は例えばエネルギーが１６．６ＫｅＶの
とき１．１５３ｎ−’である。本発明により、比重と元
素組成が人体のそれに近いポリウレタン樹脂ｔこリン酸
エステル類化合物、例えば（０２Ｈ４ＣＩＯ）５ＰＯを
８．２％添加した場合、この素材は比重が１．０６７で
線減弱係数が１．３２ａ１″″１であり生体筋肉組織の
比Δ 重および線減弱係数によく近似している。また、ポリウ
レタン樹脂に上記リン酸エステル類化合物を９％添加す
れば、素材の比重は１．０７１、線減弱係数は１．１８
３３−１となり生体肋軟骨の比重１．１０および線減弱
係数 Ｌ２１９α−１に近似する。さらに、上記リン酸
エステル類化合物を１％含むポリウレタン樹脂の４倍発
泡体は比重が０．２８０ 、 Ｍ減弱係数がＯ９］９傷
−１となり、生体の肺臓のそれに近似する。
り、線減弱係数は例えばエネルギーが１６．６ＫｅＶの
とき１．１５３ｎ−’である。本発明により、比重と元
素組成が人体のそれに近いポリウレタン樹脂ｔこリン酸
エステル類化合物、例えば（０２Ｈ４ＣＩＯ）５ＰＯを
８．２％添加した場合、この素材は比重が１．０６７で
線減弱係数が１．３２ａ１″″１であり生体筋肉組織の
比Δ 重および線減弱係数によく近似している。また、ポリウ
レタン樹脂に上記リン酸エステル類化合物を９％添加す
れば、素材の比重は１．０７１、線減弱係数は１．１８
３３−１となり生体肋軟骨の比重１．１０および線減弱
係数 Ｌ２１９α−１に近似する。さらに、上記リン酸
エステル類化合物を１％含むポリウレタン樹脂の４倍発
泡体は比重が０．２８０ 、 Ｍ減弱係数がＯ９］９傷
−１となり、生体の肺臓のそれに近似する。
従って本発明ｔこよれば、目的とする生体部位ないし器
官の比重と線減弱係数を知り、この比重および線減弱係
数と同一または近似する比重および線減弱係数が得られ
るような量のリン酸エステル類化合物を添加したポリウ
レタン樹脂を素材として使用することにより当該生体部
位ないし器官に比重および線減弱係数、従って放射線特
性が近似するファントムを得ることができる。
官の比重と線減弱係数を知り、この比重および線減弱係
数と同一または近似する比重および線減弱係数が得られ
るような量のリン酸エステル類化合物を添加したポリウ
レタン樹脂を素材として使用することにより当該生体部
位ないし器官に比重および線減弱係数、従って放射線特
性が近似するファントムを得ることができる。
←）実施例
次に上記のような素材を使用して人体に模して作製した
具体的なファントムの例を説明する。
具体的なファントムの例を説明する。
このファントムは首から上、両腕、両脚の大腿部中央以
下を除いた人間のほぼ胴体全体に模して作られ、はぼ胸
部に対応する上方部分（胸部模擬体）１０、腹部上半に
対応する中央部分１１．下腹部以下ｔこ対応する下方部
分１２の三つの部分から構成されている。これら三部分
１０．１１，１２は中央部分１１および下方部分１２の
上面の突起１３（第４図）とそれぞれ上方部分１０およ
び中央部分１．１の下面に突設した対応する孔（図示略
）とｔこよって結合分離自在となっている。
下を除いた人間のほぼ胴体全体に模して作られ、はぼ胸
部に対応する上方部分（胸部模擬体）１０、腹部上半に
対応する中央部分１１．下腹部以下ｔこ対応する下方部
分１２の三つの部分から構成されている。これら三部分
１０．１１，１２は中央部分１１および下方部分１２の
上面の突起１３（第４図）とそれぞれ上方部分１０およ
び中央部分１．１の下面に突設した対応する孔（図示略
）とｔこよって結合分離自在となっている。
１４はＩ／１部および腹部前面の脂肪、筋肉および皮膚
を包括的に模した体壁模擬体で、カバー状に上方部分Ｎ
ｏ、中央部分１１の前面を覆って取り外し可能に取り付
けられる。体壁模擬体１４は、人間の筋肉や脂肪層の個
体差に応じて、放射線特性（線減弱係数）の異なるもの
を複数個用意して交換使用できるようにするのが望まし
い。
を包括的に模した体壁模擬体で、カバー状に上方部分Ｎ
ｏ、中央部分１１の前面を覆って取り外し可能に取り付
けられる。体壁模擬体１４は、人間の筋肉や脂肪層の個
体差に応じて、放射線特性（線減弱係数）の異なるもの
を複数個用意して交換使用できるようにするのが望まし
い。
１５は、上方部分１０に埋設した胸部骨格を模した骨格
模擬体で、肋軟骨の模擬体１５ａを含む。
模擬体で、肋軟骨の模擬体１５ａを含む。
１０ａは上方部分（胸部４１擾体）１０の前面部分を切
り離して着脱自在となした蓋である。上方部分１０の内
部には空洞１０ｂが形成され、この空洞１０ｂ内ｔこ両
肺臓の模擬体１６ａ、１６ｂ、心縁の模擬体１７が取り
出し可能に収容設置され、中央部分１１の上面には肝臓
の模擬体１８が一体的【こ隆設されている。
り離して着脱自在となした蓋である。上方部分１０の内
部には空洞１０ｂが形成され、この空洞１０ｂ内ｔこ両
肺臓の模擬体１６ａ、１６ｂ、心縁の模擬体１７が取り
出し可能に収容設置され、中央部分１１の上面には肝臓
の模擬体１８が一体的【こ隆設されている。
上記上方部分１０．中央部分１１、下方部分１２は既述
の生体筋肉に対応する素材すなわちリン酸エステル類化
合物８．２％を混入したポリウレタン樹脂によって形成
される。骨格模擬体１５は人骨によって作られるのが望
ましいが、類似の材料で作ってもよい。肺臓模擬体１６
ａ、１６ｂは既述量のリン酸エステ／Ｌ’類化合物を含
む発泡ポリウレタン樹脂で作られ、また心臓模擬体１７
、肝臓模擬を混合したポリウレタン樹脂を素材として作
られるＯ 内臓模′擾体は表面を特定な色に塗装して識別を容易に
してもよい。また内臓模擬体には放射性物質を収容した
カプセルを挿入するための適当な数の孔（図示省略）が
穿設されている。
の生体筋肉に対応する素材すなわちリン酸エステル類化
合物８．２％を混入したポリウレタン樹脂によって形成
される。骨格模擬体１５は人骨によって作られるのが望
ましいが、類似の材料で作ってもよい。肺臓模擬体１６
ａ、１６ｂは既述量のリン酸エステ／Ｌ’類化合物を含
む発泡ポリウレタン樹脂で作られ、また心臓模擬体１７
、肝臓模擬を混合したポリウレタン樹脂を素材として作
られるＯ 内臓模′擾体は表面を特定な色に塗装して識別を容易に
してもよい。また内臓模擬体には放射性物質を収容した
カプセルを挿入するための適当な数の孔（図示省略）が
穿設されている。
体壁模擬体１４は異なる量の脂肪組織を含む筋肉組織に
対応すべく異なる量のリン酸エステル類化合物を含むポ
リウレタン樹脂によって複数個を作製しておいて交換択
一的に使用する。
対応すべく異なる量のリン酸エステル類化合物を含むポ
リウレタン樹脂によって複数個を作製しておいて交換択
一的に使用する。
なお、図示例においては人体ファントムを三つの部分に
よって構成したがこの構成に限定されるものではなく、
二つの部分から構成してもよいし、また胸部模擬体ＩＯ
のみであってもよい。
よって構成したがこの構成に限定されるものではなく、
二つの部分から構成してもよいし、また胸部模擬体ＩＯ
のみであってもよい。
また収容される内臓模擬体も図示のものに限られない。
図示のファントムを使用するには内臓模擬体の孔に線源
を挿入して密封し各部を組立てて表面からの放射線量を
測定すればよい。
を挿入して密封し各部を組立てて表面からの放射線量を
測定すればよい。
なお、本発明のファントムは人体形状に模した形状に限
られず他の適当な形状であってもよい。
られず他の適当な形状であってもよい。
（ホ）効 果
以上のように、本発明のファントムは人の生体組織に等
価ないし極めて近似した放射線特性を有するので、この
ファントムによる放射線の測定データに基づき生体内に
おける放射ｌＩＪ核種の沈着量の測定を正確に行なうこ
とができる。
価ないし極めて近似した放射線特性を有するので、この
ファントムによる放射線の測定データに基づき生体内に
おける放射ｌＩＪ核種の沈着量の測定を正確に行なうこ
とができる。
なお、本発明は主として光子の低エネルギー領域（１０
−１５０ＫｅＶ ）を対象とするものであるが、高エネ
ルギー領域（１５０ＫｅＶ以上）においてもリン削エス
テル類化合物の量を変更することによって実施可能であ
る。
−１５０ＫｅＶ ）を対象とするものであるが、高エネ
ルギー領域（１５０ＫｅＶ以上）においてもリン削エス
テル類化合物の量を変更することによって実施可能であ
る。
第１図は本発明による人体を模したファントムの斜視図
、ｔ′Ｂ２図、第３図、第４図、第５図はそれぞれ第１
図のファントムを分解して示す図である。 １０・・・胸部模擬体、 １０ａ・・・胸部模擬体の蓋
、１０ｂ・・・空洞、 １４・・・体壁模擬体、１
５・・・骨格模擬体、 １６ａ、１６ｂ・・・肺臓模擬体、 １７・・・心臓模擬体、 １８・・・肝臓模擬体。 第１図 第２図 第３図 勺 第４図 第５図
、ｔ′Ｂ２図、第３図、第４図、第５図はそれぞれ第１
図のファントムを分解して示す図である。 １０・・・胸部模擬体、 １０ａ・・・胸部模擬体の蓋
、１０ｂ・・・空洞、 １４・・・体壁模擬体、１
５・・・骨格模擬体、 １６ａ、１６ｂ・・・肺臓模擬体、 １７・・・心臓模擬体、 １８・・・肝臓模擬体。 第１図 第２図 第３図 勺 第４図 第５図
Claims (3)
- （１）ポリウレタン樹脂にそれぞれ異なる量のリン酸エ
ステル類化合物を添加することにより人の生体の所定の
組織または器官の比重と同一または近似する比重をもち
、かつ放射線に対する特性が前記組織または器官と等価
な素材によってそれぞれ形成した複数の個体からなる放
射線用ファントム。 - （２）人体のほぼ上半身を模した模擬体の空洞内に人体
の上半身の内臓の少なくとも一種を模した内臓模擬体を
着脱自在に収容するとともに、前記上半身模擬体の前面
に人体の体壁を模した複数個の体壁模擬体を択一的に交
換可能に装着し、ポリウレタン樹脂に異なる量のリン酸
エステル類化合物を混合することにより対応する生体の
組織または器官の比重と同一または近似する比重をもち
、かつ放射線に対する特性が前記組織または器官と等価
な素材によって前記模擬体のそれぞれを形成した放射線
用ファントム。 - （３）脂肪組織の割合が異なる生体の軟組織に対応させ
るべく前記複数個の体壁模擬体をポリウレタン樹脂に異
なる量のリン酸エステル類化合物を加えることにより作
製し、脂肪量の変動に伴う較正を可能とした特許請求の
範囲第２項に記載の放射線用ファントム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59127179A JPS615834A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 放射線用フアントム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59127179A JPS615834A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 放射線用フアントム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS615834A true JPS615834A (ja) | 1986-01-11 |
| JPH0375170B2 JPH0375170B2 (ja) | 1991-11-29 |
Family
ID=14953624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59127179A Granted JPS615834A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 放射線用フアントム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS615834A (ja) |
Cited By (7)
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|---|---|---|---|---|
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| WO2007144443A1 (es) * | 2006-06-09 | 2007-12-21 | Centro De Investigaciones Energeticas, Medioambientales Y Tecnologicas (Ciemat) | Detector o maniquí polimórfico para la detección de partículas energéticas compuesto de piezas indivuales |
| WO2011125238A1 (ja) * | 2010-04-07 | 2011-10-13 | 国立大学法人東北大学 | モニタリング装置、モニタリング方法、放射線治療システム及びファントム |
| JP2015110770A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-06-18 | 三洋化成工業株式会社 | 水等価ファントム材用ポリウレタン樹脂 |
| JP2016090342A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 日本メジフィジックス株式会社 | 脳ファントムおよび中・間脳ファントム |
| JP2016101182A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 株式会社アキュセラ | マルチセル構造型ファントム、その制御方法およびその制御システムならびにプログラム |
| WO2016181703A1 (ja) * | 2015-05-11 | 2016-11-17 | 三洋化成工業株式会社 | 水等価ファントム材用ポリウレタン樹脂 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5312035B2 (ja) * | 2006-10-25 | 2013-10-09 | 株式会社朝日Ｆｒ研究所 | 全身ファントム及びその製造方法 |
Citations (4)
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| JPS5353993A (en) * | 1976-10-26 | 1978-05-16 | Alderson Res Lab | Scanning tomograph tester |
| JPS55129036A (en) * | 1979-03-26 | 1980-10-06 | Asahi Dow Ltd | Phantom for disnosing reflection |
| JPS59111741A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-28 | イライアス・エイ・ザ−ホ−ニ | 計算型断層撮影により肺の小結節を分析するための放射線写真テスト模型 |
-
1984
- 1984-06-19 JP JP59127179A patent/JPS615834A/ja active Granted
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| WO2007144443A1 (es) * | 2006-06-09 | 2007-12-21 | Centro De Investigaciones Energeticas, Medioambientales Y Tecnologicas (Ciemat) | Detector o maniquí polimórfico para la detección de partículas energéticas compuesto de piezas indivuales |
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