JPS6151711A - 電気機器用絶縁電線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、高周波り一２ツ線、リアクトル線、発電機の
巻線用などの電ター機器用絶縁電線に関するものである
。

［従来の技術］ 多数のエナメル線を撚り合せたもの、また１士それを圧
ＩＩａ整形したもの、もしくはそれらの最外層にナイロ
ンやポリエステルの不織布テープを巻いたものなどがあ
る。

［解決しようとする問題点］ （］）＃熱性について： エナメル皮膜や外ａ′１ＩｋＩ！、縁暦の材料の＃熱温
度によって制限されて、あまり高温まで使用できない、
また耐熱性エナメル、たとえばポリイミドなどを使用す
ると２３０６Ｃの高温で使用することができるが、非常
に高価なものになる。

（２）占積率について： たとえば０．５層１φの外１線に０．０３５ｍ層のエナ
メル皮膜を設けた素線７木を撚り合せた電線の占縫率は
０．５９５であり、極めて小さい。

で表わされる数値をいう。

（３）短絡した場合について： 素線間または同−素線間で短絡した場合、循環Ｍ絡電流
が流れ、火花が発生して大きな事故に発展するとか、外
部絶縁が損傷されるなどの欠点がある。

（４）加工費について； １本ごとの銅線の上にそれぞれエナメルの塗布乾燥工程
を複数回縁返えしてエナメル皮膜を形成してから撚り合
せるのであるから、加工費が非常に高く５また作業時間
が長くなる。

（５）圧縮整形について： 圧縮するとき、エナメル皮膜がはがれたりすることがあ
る。

［問題点を解決するための手段］ 第１図のように。

（１）銅線１２の表面に酸化銅皮膜１４を形成した素線
１０を使用すること、 （２）上記の素線ｌＯを撚り合せ、その上に無機質材料
からなる絶縁層１６を設けること。

を特徴とする。

酸化銅皮膜１４を形成するには、銅ＩＪＱ１２を撚り合
せた後、一括して全部の素線１０の表面を酸化させ、酸
化第二銅皮膜を形成する。その厚さは、０．０００５ｍ
ｓ＋程度でよい。

絶縁層１６は。

りガラス糸またはガラステープを巻く、２）上記のガラ
スａ、！′の上に、シリコーン、アルキッド、エポキシ
、ポリエステルイミド、ポリイミドなどの有機ワニスを
塗布し乾燥させる。

３）ガラス、石英ガラス、アルミナのｔＡ組。

などにより構成する。

また第２図のように、撚り線径、圧縮整形する場合もあ
る。

また圧縮整形する代りに、平角の銅線工２を使用する場
合もある。

〔実施例１］ 本発明のガラス巻線またはガラス編組線の絶縁ｉｍをｉ
ｔ磁調理器に使用した場合、従来のポリエステルイミド
線のものが２００”Ｃの耐熱性しか猫足しなかったのに
対し、３００’Ｃ以上に耐えることが可能になった。

一般に、電＆ｉ調理器の上の鍋は３００〜３５０”Ｇに
なるため、その下のコイルが焼損しないように、断熱す
るかもしくは冷却する必要があったが５本発明の絶縁Ｔ
Ｌ線を使用すれば、その必要がなく、極めて大！ｔな利
点がもたらされる。

［実施例２］ 発電機もしくは大型回転機のスロット内に使用する電線
は、２〜数十本が同一導体として使用されており、かつ
それらは少なくとも１周は転位撚りされる。

たとえば従来の絶縁厚０．０８ｖａの２ｘ５ｍｉ＋の平
角エナメル線を４１本転位撚りした場合、スロット深さ
は４５．８８ｍｍとなり、同じく絶縁が０．１５＋＋■
のガラス巻きの場合は、４９．７５ｍｍになる。

それに対して、６１木の３．１ｍ■φの本発明の圧縮整
形撚り線を使用した場合は、スロット深さが４３．８ｍ
＋ｍになり、　２〜８ａｍ縮小されることになる。

発ＴＬ機において、ロータの直径が少なくとも４〜１２
ｍｍ小さくなることは極めて画期的なことであり、その
経済メリットは１！線価格の数倍にも及ぶことになる。

［実施例３１ 本発明の圧ｌｉｉ整形撚り線を乾式変圧器に使用した場
合、従来の３ｘ１５龍の２重ガラス巻き平角銅線の場合
の導体損失（銅損）がＲａｃ／　Ｒｄｃ＝　１．３であ
ったのに対して、１．０７と、極めて小さくなった。

［発明の効果］ （１）耐熱性について： 素線の絶縁が酸化銅皮膜でなされているため、２３０″
Ｃ以上の高温にも十分耐えることができる。

また絶縁層１６が無機質材料で構成されているため、超
耐熱電線となっている。

（２）占Ｉａ率について： たとえば第３図のように、直径ｄが０．５厘層の銅線１
２にｏ、ｏｏｏｓ鳳層の酸化銅皮膜１４を形成した素線
１０を、　７本撚り合せた場合についていまＬ算すると
、撚り線の仕上径Ｄ　＝０．５０１ｘ３　Ｉｌｍである
から、その断面積Ｓ　＝１．７７３■ばである。

また銅線１２の断面績の和は、１．３７４ｍｒｎ″であ
るから、占積率＝１．３７４７１．７７３　＝０．７７
５になり、はぼ理論的な値に近ずけることができる。

（３）短絡した場合について： 素線絶縁が酸化銅皮膜の半導電層であるため、素線間に
発生する電圧は長手方向に等分ｌ／１１となり、単位長
さ当りの電圧は極めて小さくなる。したがって素線間に
移動する電流（渦電１ｉ）は長手方向の電流に対して省
略できるほど小さくなって、素線絶縁が有効に働く。

しかも部分的に素線間がｎ絡していたとしても、素線間
の発生電圧が極めて小さいため、短絡箇所で流れる部分
的な短絡電流は、全体の長手方向の電流に対して無視で
きるほど小さくなる。

すなわち部分的に短絡してもよい画期的な構造の素線絶
縁の機能が発明された。

（４）加工費について： ｍ線１２を撚り合せてから一括しで酸化銅皮ｎグ１４を
形成することができるので、加工費が安くなる。

（５）圧縮整形について： 圧縮整形した後に酸化銅皮膜１４を形成することができ
るので、圧縮時における素線絶縁の剥落がない。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は木）Ａ明の異なる実施例の説明図、 第３図は占８１率の説明図である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）銅線の表面に酸化銅皮膜を形成した素線を撚り合
   せ、その上に無機質材料からなる絶縁層を設けたことを
   特徴とする、電気機器用絶縁電線。
2. （２）無機質材料は、ガラス糸またはガラステープであ
   ることを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の電
   気機器用絶縁電線。
3. （３）無機質材料は、ガラス、石英ガラス、アルミナ編
   組からなることを特徴とする、特許請求の範囲第１項に
   記載の電気機器用絶縁電線。
4. （４）素線を撚合せ後、圧縮整型したことを特徴とする
   、特許請求の範囲第１項に記載の電気機器用絶縁電線。
5. （５）素線が平角銅線であることを特徴とする、特許請
   求の範囲第１項に記載の電気機器用絶縁電線。