JPS61500794A - 衝撃及び振動を緩衝する方法及びその物品 - Google Patents

衝撃及び振動を緩衝する方法及びその物品

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JPS61500794A
JPS61500794A JP50028185A JP50028185A JPS61500794A JP S61500794 A JPS61500794 A JP S61500794A JP 50028185 A JP50028185 A JP 50028185A JP 50028185 A JP50028185 A JP 50028185A JP S61500794 A JPS61500794 A JP S61500794A
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ステイーン クリフオード アール
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ラジエイシヨン ダイナミツクス インコ−ポレ−テツド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 衝撃及び振動を緩衝する方法及びその物品技術分野 本発明は、i#I撃及び振動を緩衝する技術に関し、より具体的には、共役ジエ ンブチルゴムとポリオレフィンとの混合物から成る材料で作製され、圧縮時に於 ける形状的安定性、(h撃の吸収性、(h撃エネルギの熱エネルギへの変換によ る動的緩衝性、非吸湿性等の特性を有するパッド若しくは挿入物に関する。
背景技術 皮革や金属製スプリング等の様々な材料や器具は、もしこれらが設けられなかっ た場合には互いに接触してしまうような物体に加わる衝撃若しくは振動の影響を 緩和する手段として永年にわたって利用されて来た。衝撃を緩和する原理は、f h撃若しくは振動によって生じる力を時間的並びに空間的に分散させることによ り有害な作用を軽減せしめることにある。物体に加わる上記(h撃力の好ましく ない効果としては、接触摩擦による過度な摩耗、変形、破損等が挙げられる。エ ラストマー材料で作製されたバンド等の従来の緩衝用器具は、元来、物体に加わ る力をより広い表面領域に分散させると共に、保護すべき物体に力が加わる時間 を延長するものであった。このような分散機能は多くの目的に好適であるけれど も、特殊な状況下に於ては不適当な場合がある。
例えば、蹄鉄用バッドによる緩(E作用の利点は、蹄鉄技術の分野に於て古くか ら知られているところである。具体的には、蹄鉄とヒヅメ (蹄)の間にパッド を取り付けることにより接触摩擦を減少させることが可能になると共に、馬のヒ ヅメや脚への衝撃を緩和し、これによって獣医の手当や鎮痛剤の使用の必要性も 少なくなるものである。かへ・る目的のために、永年にわたって皮革製のパッド が使用されて来た。然しなから、皮革を蹄鉄用パッドとして用いる場合、皮革は 圧縮時の応力に対して形状的な安定性を有さす、従って、比較的早期に緩んだり 外れたりしてしまうという欠点があった。更にまた、畜舎のような使用環境下に 於ては、皮革は水分、叩ち主として水や尿を吸収するので、極めて不利である。
皮革若しくは布製のパッドを用いた場合に於ける上記の如き問題点を解決するた め、蹄鉄技術の分野に化学合成によるポリマー製のパッドが導入された。−al len氏は米国特許第3.747,684号中に於て、蹄鉄用バンドとして皮革 やフェルト或いはゴムを用いる場合の幾つかの欠点について述べている。より具 体的には、Wallen氏はこれらの材料で作製されたパッドは剛性が欠如して いる点及び耐摩耗性が欠如している点を挙げている。そして彼は硬度の高いポリ ウレタン(ショアA硬度77〜87)で作製された緩fUパッドを提案している 。然しながら、Wallen氏はこれらのパッドが熱的に不安定であること、並 びに、充分な重合が行なわれるまで、従ってまたそのパッドの充分な強度が形成 されるまでには約5遍間の貯蔵が必要であることを指摘している。
一方、McDonald氏は、米国特許第3,603,402号中に於てボリカ ーポp−トで作製された、高い耐衝撃性を有するポリマーの蹄鉄用パッドを開示 している。また、Sherman氏の米国特許第3,628,608号は、緩t hのために金属粉末を分散含有させたエラストマー材料で作製した蹄鉄用パッド を開示している。Sherman氏は、蹄鉄用パッドに要求される耐久性を認知 しており、その結果、上記粉末を含有せしめることによって構造的な安定性と着 用性の向上を図っている。
而して、上に述べたような蹄鉄用バンドに用いられる従来公知の弾性材料は、従 来公知の緩衝材と同様に、ih撃力を単に時間的及び空間的に再分配するものに 過ぎない。また、ゴム状の弾力性のある材料で作製されたバットを使用する場合 には、衝撃が加えられたときに発生する“スプリング力(springines s ) ″についても考察しなければならない。このような反撥特性は、衝撃と 反対方向の反作用を発生するため、衝撃効果を事実上増大させる可能性がある。
このような作用の典型的な一例としては、よく弾むテニスボールの反撥能力を、 弾まないポールのそれと対比してみれば理解できる。緩衝用のパッドに関連して いえば、このような反力力はしばしば不都合な場合がある。
而して、緩衝作用は各種器具の中に於て他の作用と共に発揮されるようにするの が望ましい。運動の分野に於ては、硬い面との間の衝撃によって負傷することが 多く、そのため、従って多数のパッドと保護カバーの開発が望まれている。より 具体的には、運動選手の管理に関与した人々は、競走の際に選手の両足や膝やを 髄に多大の衝撃が加わることを認めている。競走の際に生じる反復した衝撃は、 骨格及び軟骨組識に悪影響をもたらすものである。この問題を解決する試みとし て、負傷を最小限に留めるための手段及び物品の製造がなされるに至っている。
例えば、靴底は今日では緩衝効果を高めるため、’tTx th作用を有する弾 性材料の積層構造で構成され、各層は異なった時間的及び空間的な衝撃再分配特 性を有するように構成されている。これに加えて、靴底の面積を広くして、(h 撃をより広い面積及び時間にわたって分散させるような保護形態もとられており 、。
これにより特定の領域にか\る圧力を減少させ、また足及び身体に加わる力の割 合を減少させるようになっている。
緩ih装置は、人間が衝撃力と接する他の環境下に於ても利用分野を有する。圧 搾空気を利用したハンマや、これと同様の工具の操作の際には(h撃力が加わる 。従って、連続的に繰り返される衝撃力を単に再分配するだけでは工具の使用者 を保護することは殆ど不可能であり、そうであるとすれば工具の構成を衝撃の発 生しないものとする以外ないことになる。
上記の如き様々な装置、或いは緩衝用の他の様々の装置は、いずれも衝撃及び振 動に伴う力を再分配する機能を有しているものではあるが、その力の根拠となる エネルギを事実上減退させるための手段を提供するものではない。即ち、上に述 べたパッド機構はいずれも衝撃エネルギを別のエネルギ形態に変換する性能を有 するものではない。
発明の概要 従って、本発明の目的は、衝撃及び振動のエネルギを動的に減衰させるための方 法及び物品を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、衝撃エネルギを熱エネルギに変換し、この熱エネル ギを放散させるための方法を提供することにある。
本発明の更にもう一つの目的は、衝撃に基づくエネルギの少なくとも一部を熱に 変換すると共に、形状的な安定性に擾れ、且つ基本的に非吸湿性の動的緩衝材料 によって作製さ、れるバンドを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、二つの硬い部材の間に取り付けられ、衝撃エネルギ を最小限の圧損性能で時間的及び空間的に分散させると共に、エネルギの大半を 熱に変換して放散させる方法及び弾性パッドを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、馬のヒズメと蹄鉄との間に配置され、衝撃エネルギ を熱エネルギに変換してこれを放散せしめる材料で作製された形状的に安定した 蹄鉄用パッドを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、運動用の履物に使用され、弾性力を有し、(ft撃 及び撮動を緩衝せしめるパッドを提供することにある。
本発明のその他の目的は、自動車若しくは工具等に必要に応じて用いられ、弾性 力を有すると共に過酷なih撃及び振動を緩衝するための部品を提供することに ある。
而して、本発明に係る物品は、成る特定の種類に属する材料を用いて作製される 。このような材料は、“エラストプラスチックス(elastoplastic s+弾性プラスチックス)”と称されるものである。エラストプラスチックスは 、衝撃及び振動エネルギをkx ih L、これを消散させる上で優れた特性を 有していることが判明している。本発明に利用されるエラストプラスチックスは 、従来公知のゴム状の材料と比較した場合、1弾力性(springy ) ″ を有さず、そのため前に述べた弾まないテニスボールのような反撥特性を示す。
更にまた、上記エラストプラスチックスは、製造直後から優れた物理的特性を有 することが判明しており、従って過酷な条件下、例えば蹄鉄用パッド等に直ちに 使用することが可能である。本発明に従って作製されたパッドは、過度の圧縮応 力に対しても形状的な安定性を保持し、環ID特性は最小限であり、本質的に非 吸湿性であり、熱を加えられても形状的な安定性を維持し、且つ衝撃若しくは振 動エネルギを熱エネルギに変換してこれを放散せしめる特性を有している。より 具体的には、本発明は、振動及び衝撃を緩衝し得る特性を有する材料、耶ちC2 〜C3ポリオレフィン若しくは置換C2〜C3ポリマーと、共役ジエンブチルゴ ムとの混合物に放射線照射処理を行なって得られる特性と同様の特性を有する材 料から作製された物品の使用に関する。
図面の簡単な説明 第1図は、蹄鉄用パッドの形態を有する本発明の望ましい実施例を示す説明図、 第2図は、本発明に従って作製された積層構造を有する靴底の側面図、 第3図は、ネジ山が設けられた機械部品(threaded machine  member )の斜視図 第4図は、本発明に従って作製されたブッシング(bushing軸套)の斜視 図である。
望ましい実施例に関する詳細な説明 本発明を通用した物品及び方法は極めて広い分野に於て利用し得るものである。
そのうち最も過酷な条件で利用されるのは蹄鉄用パッドの場合である。従って、 以下の説明ではこの蹄鉄用パッドに焦点を当て\説明するが、これは本発明の利 用分野が蹄鉄用パッドに画定されるという訳ではなく、単に説明の便宜のためで ある。
馬のヒヅメに取り付けられ、畜舎の中や走行というような過酷な条件に耐えられ る構造的に堅固な動的緩衝作用を有する蹄鉄用パッドを提供するためには特殊な 材料が必要とされる。例えば、共役ジエンブチル(CDB)ゴム単独若しくはこ れとEPDM(エチレンプロピレンジエンモノマー)ゴム或いはポリノルボルネ ンとの混合物を、鎖長の短い構かけ反応可能な02〜C3ポリマーと混合したよ うな多重不飽fO樹脂がこのような材料として通していることが判明した。
上記混合材料は、従来公知の弾性樹脂(elastomeric resins )と公知の熱可塑性材料(thermoplastic materials  )の両方の特性を示すため、“エラストプラスチック(elastoplast ic弾性プラスチック)”としての性質を有するものである。本発明に利用され るこれらのエラストプラスチックスの好ましい諸特性としては、過大な圧縮応力 が加えられても形状的な安定性を有すること、非吸湿性であること、加熱時に於 ても形状的な安定性を有すること、衝撃エネルギを熱エネルギに変換することに より動的1ftiE作用を有すること等が挙げられる。これらの特性は、蹄鉄用 パッドとして利用する場合の理想的な材料であることを示している。本発明の望 ましい実施例に関連して主として用いられる特定の材料は、共役ジエンブチルゴ ムと、低密度の鎖状ポリエチレンとの混合物に放射線照射を行なったものであり 、これについてはAnthony Berejka氏米国特許第4.264 、 490号の特許請求の範囲に記載されたものであるので、参考のためその要点を こ\に記載する。
叩ち、本発明の方法に於て混合成分として利用される共役ジエンブチルポリマー (以下CDBと称する。)は、単一のポリマー若しくはこれらのポリマーの二つ 若しくはそれ以上が組み合せられたものを含むものである。上記二種以上のポリ マーの組み合せられたものとしては、炭素数4ないし7個のイソオレフィンと、 04〜CII+共役ジエンの共重合体が挙げられ、より望ましくはイソブチレン と05共役ジエンの共重合体が挙げられる。従って、米国特許第3.968.1 85号、第3,616,371号及び第3,775,387号に開示され且つそ の特許請求の範囲に記載されている化合物や、278頁に所載のBaldwin 氏他が著した” Graft Curing with Modified B utyl Rubber (改質ゴムのグラフト和硫)Conjugated  Diene Butyl (共役ジエンブチル)”に記載の化合物は、本発明に 於て採用される調合の際に用い得るものであり、従って、参考までにこれを以下 に記載する。
基本的には、上記CD B 調合物は重量比で85ないし95.5%の04〜C フイソオレフインと04〜C1+共役ジオレフインを含み、これにより約5,0 00ないしsoo 、 oooの分子量を有する共重合体を形成するものである 。
本発明の実施にとって主に関係があるのは、イソブチレンと下記の式で表される 共役ジエンを含む不飽和炭化水素の骨格を有するCDBポリマー類である。
上記共役ジエンの量は望ましくは5モル%以下、一層好ましくは1〜2モル%程 度であるのが良い。この結果得られるポリマーは、一般的には下記の構造式、即 ちニー・−−−−−(A) −・−・・−・・−(B) で表されるもの、若しくは上記(A)及び(B)の混合物であり、ここでN、M 、P及びRはこれらの合計が上記範囲の共役ジエンとなるような充分な大きさの 有限数である。
EPDM (エチレンプロピレンジエンモノマー)ゴム、或いは不飽和性のポリ マーとしての骨格を有する他の樹脂質材料は、効果的には幾分劣るけれども、こ れに02〜c3ポリオレフインを混合したときに略同等の態動緩衝特性を示す。
EPDM又はポリノルボルネンにCDBを加えた材料で製造されたパッドは、望 ましい物理的特性がかなり低下する。これに対して、E P D’Mとポリノル ボルネンの調合物に於いては、CDBをヘースとするエラストプラスチックスと 同程度の動的振動緩(h特性と、非吸湿性と、構造的安定性が得られるものであ り、従って本発明のもう一つの実施例と見なされるものである。
本発明に於て使用される上記c2〜c3オレフィン系ポリマーは、電離放射線( ionizing radiation)で照射したとき分裂(degrada tion )に対する耐性を有する部類に属する。CDBと混合し、然るのち放 射線照射を行なった場合には、より容易に分裂した材料(c3より大)から成る パッドは、tF撃エネルギが熱工矛ルギに変換されるため、より大きな加熱ひず みを示す。分裂は、放射線照射による鎖の切断に起因するものであるから、七ツ マ−の鎖長が増大するのに対応して分裂も増加する0本発明の範囲内に於て実施 可能ではあるけれども、ポリブチレン若しくは他のより大きなポリオレフィン系 化合物は、圧縮強度が劣り、従って余り好ましくない。更にまた、射出成形の結 果としてCDB/ポリブチレン製のパッドは顕著なヒビ割れの問題を生じる。踵 (かかと)からつま先にかけて曲げられたとき、上記パッドはヒビ割れを生じ、 これは望ましいことではない。炭素鎖長の短いポリマー、特に02をヘース(エ チレン)とするポリマーと混合物は、このような分裂及び加熱ひずみの問題に対 してより高い耐性を有すると共に、電離放射線を照射したきに橋かけ反応を生し 、これによりその強度が向上することが判明した。分裂の程度はポリプロピレン に於いては一層顕著に大きく、ポリブチレンに於てはそれ以上であることは明ら かである。従って、ポリエチレン若しくはエチレンビニルアセテートのような置 換C2含有ポリマーが望ましい。
意外なことに、蹄鉄用パッドの動作特性(performancecharac teristics )は、高密度のポリエチレンの場合よりも、低密度の場合 、特に低密度(0,91)の鎖状ポリエチレンの混合物の場合の方が向上するこ とが判明した。低密度の鎖状ポリエチレンを含む混合物は、実質的に同等の硬度 と緩衝性を示すが、圧縮ひずみに対するかなり顕著な抵抗性を育すると共に、圧 縮された形状を維持(compressionset圧縮残存)することが判明 した。このような動作の向上は、低密度の鎮状ポリエチレンを含む混合物が異方 性を有するとはいっても、高密度且つ分子量の大きなオレフィンポリマーが高い 異方性を有するのに比べれば殆ど異方性を育さないということから説明され得る であろう。
従ワて、本発明に用いるエラストプラスチックスとして最も望ましい成分は、低 密度の鎮状ポリエチレンサーモプラスチックスと、共役ジエンブチルエラストマ ーとの混合物である。
以下、エラストプラスチックスの物理的特性並びにその成分の割合との関係につ いて述べる。まず第一に、サーモプラスチック成分の硬度(若しくは柔らかさ) が、最終的な製品の硬度を決定する。第二に、上記調合物中に於けるCDBO量 が多ければ多い程緩衝性が増大する。また最後に、CDBの代替物、即ちE P  D、 M若しくはポリノルボルネンの割合が増大する程最終製品に於ける成る 特定の望ましい特性が損なわれる。
次に、製造工程について簡単に要約すれば、本発明に係る物品及び方法に用いる 上記混合物は、前記Berejka氏の特許に従い、且つ製造されるべきバンド の所望の特性に合わせた範囲内で適宜変更して調合される。
上記エラストマー、サーモプラスチック及び各種改質剤を公知の装置内で撹拌し 、且つ粉体化する。上記粉体化された材料を押し出し、成形し、若しくは他の公 知の処理を施す、上記エラストプラスチックに対して高エネルギの重上で顕著な 効果が得られる。望ましくは、本発明の譲受人であるラジエイション ダイナミ ックス インコーポレーテソドの製造に係る” Dynamitron” (登 8商標)のような電子ビーム源を用いて、上記エラストプラスチックを2ないし 15メガラド(Mrads) 、望ましくは8メガラドの電子ビーム照射量で照 射する。上記の如き照射を行なうことにより、圧縮残存率や緩衝性能に影響を及 ぼすことなく、上記エラストプラスチックスの強度及び耐久性を向上させること ができる。“強度(toughness ) ”の増大は、当該材料による電子 の吸収に起因するものである。然しなから、放射線照射技術との関連でいえば、 照射量を高くすればエラストプラスチックスの望ましい特性のうち成るものは損 なわれる。なお、上記の如き照射処理は、エラストプラスチックスの製造の前段 階若しくは後段階のいずれで行なっても所望の特性を得ることができる。
一般的に以下に述べる混合に於ける調合は、パンバリミキサにエラストマー成分 を65〜104℃(150〜220”F)の温度範囲に於て充填し、然るのち残 りの成分を加える。
これらの材料は約121〜126°C(250〜260°F)の温度に於て完全 に溶融混和されるので、この混合物を132〜276℃(270〜35Q’F) の温度に於て約10分間ミリングしたのち取り出す。上記混合物はベレット化さ れ、約232℃(250°F)の温度で融解されたのちシート状に形成される。
上記の如くしてシート状にされた材料は切断され、50,000ないし60,0 00 psiの圧力下に1分間ないし1分30秒間圧縮することによりバンド状 に形成される。より望ましい結果を得るためには、10,000 psiの圧力 を30秒間加え、然るのち1分ないし1分30秒の間so、ooo〜60,00 0 psiの圧力を加えると良い。
以上を要約すれば、本発明の望ましい実施例に於ては、低密度の鎖状ポリエチレ ンに共役ジエンブチルゴムを混合し、上記混合された材料をシート状に形成し、 然るのちこれを切断、圧縮成形してバンド状に形成するものである。
本発明の範囲内に於て用いられる上記調合物及び材料の#細については、以下の 幾つかの例によって明らかとなろう。多(の場合、それぞれの例には、各種テス トを行なった結果に基づく性能の評価が併記されている。勿論これらの例は、本 発明の望ましい実施例を示すものに過ぎず、他の実施例に変更することも可能で あり、従ってここに掲げられた例に限定されるものではない。
以下に掲げる表について簡単に説明すれば、これらの表には、各種調合物に対す る分析試験によって得られた幾つかの定性値が示されている。ASTMに基づく 試験についてはその旨が表中にそれぞれ記載してあり、その具体的な試験方法の 番号が併記されている。緩衝平均反撥(DampingAverage Reb ound )と圧縮ひずみ(Compression Creep )の二つの 試験については、それらの詳細な手続きは表中に記載してないので、これを以下 に詳述する。
緩衝平均反@(Damping Average Rebound )とは・材 料の反撥性能に関する測定を指している。この測定を行なうにはしりpke振子 を用いた。エネルギ損失の割合を測定する装置及び方法については、フロリダ用 Malabar所在のにrieger Publishing Co、発行のR ubber Technology第2版(1981年刊)の 135頁に記載 されている。この試験方法について具体的に述べれば、1インチ平方のパッド( 最小厚さ0.18インチ)を、曲がりのない状態でアンビル上に取り付ける。ラ ムは静止した状態に於てその衝突点が上記パッドと丁度接触するように調整し、 この状態に於てスケールが“0”を指すよう調整する。然るのち、上記(h突点 をスケールが“ 100”を示す位置まで移動させ、これを解除する。
このようにして衝撃を反復して加える(4回)と、上記パッドは熱的な平衡状態 に達する。こうして5回目の解除時に於ける反taを測定する。この測定により 、上記ラムに於けるエネルギ回収とエネルギ損失を計算する。
みは基本的には一定の圧力を加えた場合に於ける変形の時間的な増加として示さ れる。この測定値は、材料の圧縮後の弾性的な復元を測定した圧縮残存量と良い 対照をなすものである。上記試験を行なうために用いる装置は、互いに平行にし っかりと配置された2枚の平坦な板を有し、その一方は可動、他方は固定とされ 、両者の間に試料となる材料が配置される。上記可動板には上記試料に対して加 えられる特定の大きさの荷重がかけられるようになっている。
上記可動板の移動量を測定するため、上記装置には0.001インチづつの増加 量を測定し得る計器が取り付けられ、その目盛は0にil!l整される。厚さ0 .06〜0.25インチで0.5ないし1インチ平方の大きさのパッドを、計器 が0を示しているか否かと、パッドの寸法を確認したのち、室温(23±1°C )に於て上記両方の板の間に挟む。(厚さを増大させたい場合には必要に応して 複数のパッドを積み重ねれば良い。)このとき例えば5psi程度の軽い圧縮力 を上記可動板に加え、0の時点に於けるパッドの厚さを記録しておく。
然るのち約10秒間程度均−且つ充分な圧縮力を加える。その後所望の時間間隔 、例えば1分、12分、1時間、1日毎に計器を読取りこれを記録する。各時間 間隔に於ける圧縮ひずみは下記の式に従って%単位で示されるものである:%圧 縮ひずみ − To −Ti X100T。
ここで、To−当初即ち時刻Oに於ける厚さTi−特定の時間間隔を経たのちの 厚さである。
第1図は蹄鉄とヒヅメの間に挿入して固定される蹄鉄用バットの一形態を示して いる。図示した如く、パッド1oは、蹄鉄の外形に実質的に一致するよう形成さ れ、従ってヒゾメの蹄叉(frog)の部分は露出したま\の状態となる。複数 の孔I2は、蹄鉄をヒヅメに釘づけする際に上記バフ)がこれを阻害しないよう にしてヒヅメへの取付けを容易ならしめるために設けである。競馬用のパッドは 第1図に示したような形態のものである。これに対してml&用のバットは、ヒ ヅメ全体をカバーするような形態のものであり、これにより大きな石などでヒヅ メが傷つかないようになっている。
第2図には、積層構造の靴底20が示されている。前に述べた特許の方法による 混合物の幾つがのものは擦り減りに対する耐久性が必ずしも充分でなく、そのた め比較的早期に摩耗してしまう。この問題を解決するための一つの試みは、上記 パッドの表面を硬化させることである。具体的には、例えば上記パッドが3/1 6インチの厚さを有するものであるときには、耐摩耗性を向上させるため、各表 面から20ミル(nil )の厚さの領域をバンドの内部に比べて高い放射線量 で照射する(貫通量を制御することによって照射量を変化させる。)ものである 。このようにして上記混合物を硬化させることは、エネルギの吸収性能を低下さ せる虞れがあるが、表面だけを硬化させることにより、バンドの内側に於けるエ ネルギ吸収性能に実質的な影響がないようにすることができる。
上記混合物を靴に用いた場合に於ける摩耗を防止するための第二の試みは、積r M措造の靴底とすることである。積層構造の靴底20は、履き易さが長持ちする という利点と共に、本発明に係る動的緩衝材料で作製された層24に従来公知の 材料で作製された耐久性の高い底部の層22を取り付けることによって動的緩衝 性も確保されるという利点を有するものである。上記湿ih ’5の上側にも従 来公知の所望の材料で作製された層26を取り付ける。層22と26として、そ の内部に微細なエアポケットを有する材料を用い、これによりヘローズ効果が生 して最大の緩衝性能が得られるように構成しても良い、なお、ここで考庄に入れ るべき事柄は、層24に於て発生する熱である。発生した熱が使用者の履き心地 を損なわないようにするため、層26に断熱作用を持たせるようにしても良い。
第3図は、緩i打特性を有する上記のポリマー混合物若しくは化合物のもう一つ の利用形態を示している。具体的には、取付は手段n及び34を含むブッシング (bushing ) 30が示されており、この場合、ネジを切った部材によ り組立部材(図示せず)に固定されるようになっている。
第4図は、本発明に係る緩fE材料で作製されたワッシャ50を示しており、当 該ワッシャ50は組立部材(図示せず)を挿入するための孔52を有している。
上記の如く、緩衝特性を有する材料は多くの目的及び多くの形態に於て利用され 得るものである。ここで開示した例は本発明の望ましい実施例の幾つかを示すも のに過ぎない。また、当業者であれば上記の説明に基づいて他の多く従って、そ れらの変更実施例や改良実施例は以下の請求の範囲に規定された本発明の範囲に 属するものである。
FIG、 1 国際調査報告

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.下記のステップ、即ち、 a)第一の物体に対して、(1)オレフィン、置換オレフィン若しくは不飽和ビ ニルアセテートモノマーから成る群より選択されたポリマーと(2)共役ジエン ブチルゴムとを含むエラストプラスチック性混合物で、緩衝作用、エネルギ吸収 作用、形状的安定性及び液体を吸収しない特性を有する材料で作製されたパッド を取り付けるステップと、b)上記物体に対して第二の物体から衝撃力若しくは 振動力を加え、このエネルギの大部分を上記パッド内に熱として放散せしめるス テップと、 を含むことを特徴とする動的な力を緩衝する方法。
  2. 2.上記エラストプラスチック性混合物に対して高エネルギ放射線照射を行なう ステップを含む請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.上記ポリマーが上記高エネルギの放射線照射に対して耐分裂性を有する請求 の範囲第1項記載の方法。
  4. 4.上記エラストプラスチック性混合物が最小限の異方性しか有さない請求の範 囲第3項記載の方法。
  5. 5.上記ポリマーがC2〜C3ポリオレフィンである請求の範囲第4項記載の方 法。
  6. 6.上記ゴム質の材料が共役ジエンブチルゴム及びエチレンプロピレンジエンモ ノマーゴムを含む群から選択された多重不飽和ポリマーである請求の範囲第1項 記載の方法。
  7. 7.上記多重不飽和ポリマーに多重環状オーガニックポリマーを混合するステッ プを含む請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 8.上記オーガニックポリマーが不飽和である請求の範囲第7項記載の方法。
  9. 9.上記ゴム質の材料がポリノルボルネンを含む請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 10.30〜70%の範囲のゴム質の材料に30〜70%のポリマーを混合する ステップを含む請求の範囲第8項記載の方法。
  11. 11.40〜60%のポリマーに40〜60%のゴム質の材料を混合する請求の 範囲第10項記載の方法。
  12. 12.上記ポリマーが低密度鎖状ポリエチレンである請求の範囲第6項記載の方 法。
  13. 13.上記ゴム質の材料が共役ジエンブチルゴムを含み、上記ポリマーが低密度 鎖状ポリエチレンである請求の範囲第8項記載の方法。
  14. 14.上記第一及び第二の物体の間に上パッドを挿入するステップを含む請求の 範囲第1項記載の方法。
  15. 15.上記材料を蹄鉄の形態に形成し、上記パッドを少なくとも蹄鉄とヒヅメの 間に挿入するステップを含む請求の範囲第1項記載の方法。
  16. 16.上記材料を、耐久性に優れた着用可能な底部の層と、動的緩衝材料から成 る層とを含む靴底に形成するステップを含む請求の範囲第1項記載の方法。
  17. 17.自動車のバンパを形成するステップを含む請求の範囲第1項記載の方法。
  18. 18.ブッシングを形成するステップを含む請求の範囲第1項記載の方法。
  19. 19.下記のステップ、即ち、 a)共役ジエンブチルゴムを含むゴム質の材料30〜70%と、ポリオレフィン 30〜70%の混合物を調合するステップと、 b)上記混合物から所望の物品を製造するステップと、c)上記物品を衝撃エネ ルギが加わる第一及び第二の物体間に配置し、上記エネルギの少なくとも一部を 熱エネルギに変換して放散せしめるステップと、から成る衝撃エネルギを熱エネ ルギに変換する方法。
  20. 20.a)蹄鉄と、 b)ポリオレフィンと共役ジエンブチルとの混合物から作製され、非吸湿性、形 状的安定性、及び衝撃エネルギの大部分を熱に変換せしめることによる緩衝作用 を有するパッドと、 c)上記蹄鉄を上記パッドを挟んで馬に取り付ける手段と、 を組合せて成る器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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