JPS61500468A - 食品添加用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 塩類の混合物 この発明は、食品添加物、防腐剤、果物用塩、ふくらし粉あるいは健康保持用調 合剤として使用可能な塩類の混合物に関する。

今日人間が、過剰なカルシウムと特にナトリウムとを食品から得ている一方、柵 めて少ないカリウムとマグネシウムしか摂取していないことは良く知られでいる 。この様なことは、過剰あるいは不足、また発作、高血圧症、心１１ｉｉｉｉ不 整脈（ｃａｒｄｉａｃ　ａｒｒｈｙｔｈｍｉａｓ）の如き病気、更には心臓に原 因のある突然死の状態ざえ惹起する。

利尿剤類が高血圧症の治瞭に広く使用されている。

利尿剤類は、尿中へのナトリウムの排出の増加により、ナ。トリウムの身体に対 する負担（ｂｏｄｙ−ｂｕｒｄｅｎ）　％減少させる。しかし利尿剤類は、また カリウム、マグネシウムおよび水素イオンの排出をも増加させる。最も広く使用 されでいるジアザイド系利尿剤は、同時にカルシウムの排出を減少させる。この ことは、特にナトリウム、カルシウム、カリウムおよびマグネシウムの不均衡な 供給と一緒になって、カリウムあるいはマグネシウムの不足、水素イオンの不足 即ちアルカロシス（ａｌｋａｌｏｓｉｓ）およびカルシウムの過剰と有害な増加 を惹起する。

このアルカロシスは、体液（ｐｌａｓｍａ）およびその他の細胞外液中の既に少 な過ぎるカリウムとマグネシウムの濃度を、更に減少させる理由により特に有害 である０体液およびその他の細胞外液中における、カリウム、マグネシウムおよ び水素イオン濃度の減少とカルシウム濃度の増加は、心臓性不整脈の発生や、ま た心筋の損傷例えば心臓梗塞（ｈｅａｒｔ　１ｎｆａｒｃｔ）の危険を更に増加 させる。

しかし、カリウムのみの投与は、例えば、心臓性不整脈の防止に対して、特に患 者が同時にマグネシウム不足を病んでいる場合には、効果的であると証明されて いない、カリウムのみの投与が、有害な効果を伴なってマグネシウムの不足を増 大させることさえ見出されている。一方、マグネシウムのみの投与は、増加した マグネシウムにより活性化されたトリフオスファターセ（ＡＴＰａｓｅ）−カリ ウム−ナトリウムが、カリを細胞内に移動する際に、細胞外におけるカリの濃度 の有害な減少さえ引起こす、更にナトリウムの多量供給は、カリウムおよびマグ ネシウムの尿への排出を増加させる。

カリウムとマグネシウムの同時投与でさえ、患者が同時にアルカロシスを病んで いる場合には、心臓性不整脈ａよび心筋の損傷の防止に効果的でない、このアル カロシスは、生理学的に使用可能な多くのカリウムあるいはマグネシウムが、ア ルカリ化効果を有する理由により、悪化さえする。

水素イオンのみの濃度増加は、栄養管（ａｌｉｍｅｎｔａｒｙｔｒａｃｔ）から 細胞外域に対して供給可能なカリウムおよびマグネシウムが充分な量でない限り 、細胞内におけるカリウムとマグネシウムの量の大きな減少を引起こす。

ナトリウムか、部分的にあるいは全体的に他の物質で置代えられ、且つナトリウ ム塩の味を真似ている塩類の混合物を使用することにより、ナトリウムの過剰供 給を是正する試みも知られている。一般的に、カリウムあるいはカルシウムの塩 が、この代替物質として使用されてきた。しかしカルシウム塩類の使用は、これ が、既に高過ぎるカルシウムの身体に対Ｔ６″ｋｍ％更に増加させる理由により 、合理的でない、一方、カリウム塩類のみでは、苦い不愉快な後味を出すことが 、しばしば見出されている。

特許公報ＦＩ　６０．＋０７（特許公報ＣＢ　２．０＋５．８６３に相当）にお いて、５０から６５重量％の塩化ナトリウム、２０から４０重量％の塩化カリウ ムおよび５から２０重量％の塩化あるいは硫酸マグネシウムを含有する塩類混合 物が提案されている。この混合物を通常の食卓塩の代りに使、用することにより 、ナトリウムの供給を減少古せ、カリウムおよびマグネシウムの供給を増加させ ることが出来る。しかしこの塩類組成物は、カワウ、ムとマグネシウムの物質代 謝における水素イオンの極めて重要な役割が理解されていない理由により、満足 なものではない、一方ＦＩ　６０．＋０７　の塩組成物にあっては、硫酸マグネ シウムあるいは塩化マグネシウムの水化物を使用する必要がある。これは、他の 大部分のマグネシウム塩類が水に充分溶解しない理由による。塩化マグネシウム は極端に吸湿惟であり、硫酸マグネシウムは、暖かい条件でその結晶水をＭｊｌ ｌに放出する。これは、この混合物が容易に湿気を得てべとつく理由である。

この発明の目的は、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよびマグネシウムの不 均衡な供給の諸欠点および避けられない利尿剤による害を、自然的な方法で防止 するが、一方において昧および物理的緒特性が人間に受入れられる塩組成物を創 造することにある。

今や、生理学的に使用可能な化合物類の混合物であって、マグネシウム、カリウ ム、ナトリウムおよび水素イオン類を解離可能なカチオン類（ｄｉｓｓｏｃｉａ ｂｌｅｃａｔｉｏｎｓ）として含有するものが見出された。該イオン類の合計モ ル量に対して、マグネシウムイオンの量は１から８０％、カリウムイオンの量は ２から９０％、ナトリウムイオンの量はＯから８０％および水素イオンの量は０ ．５から８０％である０発見されたこの塩類混合物を、食卓塩あるいは既知の塩 組成物の代つに使用することにより、不均衡挙食品、物質別の分離投与および利 尿剤による医学的処理の結果として、体中の電解質収支に生じる欠点を防止する ことが出来、更にはアルカ０シスにおける体中の水素イオン濃度を増加きせるこ とも出来る。

又この発明による組成物が、全く予想されなかった幾つかの特性を付加的に有す ることも見出された。

いわゆる自然高血圧のねずみ（ｓｐｏｎｔａｎｅｏｕｓｌｙｈｙｐｅｒｔｅｎｓ ｉｖｅ　ｒａｔ）に、８％の塩化ナトリウムを含有するトライブードを与えると 、ねずみの血圧は強く上昇し、このねずみは脳出血の発作で早期に死亡する。

この発明による混合物を塩化ナトリウムの代りに同量使用すると、血圧は上昇す るが、塩化ナトリウムが使用された場合程ではない、これ等のねずみは、全体的 に予想外に＊Ｓであり、低い食塩含有量の１ｍ￥！与えられ相対的に血圧の低い ねずみより、むしろ長命でさえある。自然高血圧症のねずみの反応は、また人間 の高血圧の研究の良いモデルであると証明されている。

従って、この発明混合物が、人間においても同一の効果を出すと期待される。

この発明による１３１類混合物の防腐上の特性は、カリウムおよびマグネシウム を含有する他の混合物類の防腐特性より優れて″いることが証明された。また低 下したｐＨ［が防腐の貢を更に改善する理由により、防腐に必要な塩の総量を、 減少させることが出来る。

この発明による塩組成物にあってはまた、酸化マグネシウムあるいは炭酸マグネ シウムの如き、Ｍ牲媒貢においてのみ可溶牲であるマグネシウム化合物を使用す ることが出来る。その結果として、硫酸マグネシウムあるいは塩化マグネシウム の使用を避けることが出来、暖かく、また湿原のある気象条件における組成物の 使用を可能にする。

又酸類および酸性塩が、この混合物の塩味を増強することが注目されている。こ のことは、又ナトリウム使用の必要性を減少する。

この発明による塩組成物類は、より健康的である理由により、ヨウ素、ふっ素、 銅、セレン、クロム、亜鉛、鉄等の微量元素あるいはビタミン類を多数の住民集 団の全ての群へ供給するという点において、従来の食卓塩あるいは塩混合物に比 し、より受入れられ易い、多くの微量元素化合物類の溶解度が増加され、又この ことか、微量元素化合物の生物学的な有用性を増加する。

この発明の混合物において、使用可能なマグネシウム化合物類は、特に、硫酸マ グネシウム、酸化マグネシウムおよび炭酸マグネシウムであるが、他の多くの化 合物も使用可能である。適当なカリウム化合物類は、例えば、炭酸カリウム、酒 石酸水素カリウム、酒石酸カリウム−ナトリウム、また特に塩化カリウムおよび 炭酸水素カリウムである。使用可能なナトリウム化合物類は、例えば、グルタミ ン酸ナトリウム、くえん酸ナトリウム、また特に塩化ナトリウムおよび炭酸水素 ナトリウムである。水素イオンを出す化合物類として、特にリジンヒドロクロリ ド、酒石酸およびくえん酸を使用することが出来る。これ等以外にも使用可能な 化合物があるが、特にその中に安息香酸、ソルビン酸、アスコルビン酸およびグ ルタミン酸ヒトＯクロリド並びに他の幾つか酸性なアミノ酸およびその塩類があ る。

この発明に従った混合物は、食卓塩としての塩化ナトリウムに置代る食品添加物 として、防腐剤、果物用塩、ふくらし粉あるいは健康保持用調合剤として使用出 来る。

食卓塩としてのある適当な調合では、マグネシウムイオンの量か１から３０％（ 特には２から１５％）、カリウムイオンのそれが１ｏから８０％（特には１５か ら４０％）、ナトリウムイオンのそれが１５から９０％（特には５０から８０％ ）および水素イオンのそれが０．５から２０％（特には１から５％）である、２ 種の好ましい割当量が冥施例の１および２に示されている。

特に防腐剤として、２から２０％のマグネシウムイオン、１５から４０％のカリ ウムイオン、４ｏから７０％のナトリウムイオンおよび５から２０％の水素イオ ンを含有する混合物が使用出来る。１ｆ！の好ましい組成が実施例３に示されで いる。

特に果物用の塩類の調合は、３から８０％のマグネシウムイオン、４から９０％ のカリウムイオン、０から８ｏ％のナトリウムイオンおよび２から８０％の水素 イオンを含有する。この混合物は、受入れられる味の数種の果寅酸、例えば上記 カチオン類のモル量合計の２から７５％および好ましくは炭酸水素イオンを含有 し、その溶液は、泡を出す新鮮な昧の飲物となる。

代表的な果物用塩類の調合が実施例４に記！！されている。

この発明に従ったふくらし粉は、４から８０％のマグネシウムイオン、４から８ ｏ％のカリウムイオン、５から９０％のナトリウムイオンおよび０．５から４０ ％の水素イオンを含有する。更にこの混合物は、炭酸水素イオンを含有しなけれ ばならず、炭酸水素イオンから二酸化炭素が放出されて、練り粉Ｖ！ふくらませ る。実施例５にふくらし粉に好ましい混合物が記載されている。

健康保持および電解質収支の乱れを防止する為の調合剤は、２から９０％のマグ ネシウムイオン、２から９０％のカリウムイオン、０から７０％のナトリウムイ オンおよび１．５から８０％の水素イオンを含有する。実施例６および７に、好 ましい数種の混合物が記載されている。

実施例　１　食卓塩調合 Ｍ　９Ｓ　０　・７　Ｈ２Ｏ１２９ ＫＣＩ　２８（］ Ｎａ１ｌ　５８９ リジン・ＨＣＩ　２９ （モル比Ｍ９．に：Ｎａ：Ｈは約３：２６：６９：Ｉ）実施例　２　食卓塩調合 Ｍ　（ｌ　ＣＯ３１９ Ｍ９０　２９ ＫＣ１２５Ｑ ＮａＣ１６０９ 酒石酸　１０９ リジン・ＨＣＩ　２に１ （モル比Ｍ９：に：Ｎａ：Ｈは約４：２に６６：９）実施例　３　防腐剤用塩 Ｍ　９　Ｃｌ　２　・６Ｈ２０９９ ＫＣＩ　２１９ ＮａＣ１５０９ 安息香酸　２０９ （モル比Ｍ９：に：Ｎａ：Ｈは約４：２４：５８：１４）実施例　４　果物用塩 Ｍ９０　２ｇ ＫＨＣＯ３２０Ｇ＋ ＮａＨＣＯ３２０９ Ｎａ２ＧＯ３３ｇ 酒石酸カリウムーナトリウム　１９ くえん酸　２７９ 酒石Ｍ　２７９ （モル比Ｍ９：に：Ｎａ：Ｈは約４：１６：２＋　：６０）実施例　５　／ｓＳ くらし粉 Ｍ　９０　２０９ ＫＨＩＣ０３６０Ｑ ＮａＨＣＯ３１０Ｑ リジン・ＨＣＩ　１０９ （モル比Ｍ９：に：Ｎａ：Ｈは約３９：４７：９：４）実施例　６１康保持用調 合剤の錠剤あるいはカプセル用 Ｍ２Ｏ２Ｂ、５９ ＫＣＩ　５２．７９ Ｎ）１４ｃｌ　１８．８９ （モル比Ｍ９：に：Ｈは約４０　：　４０　：　２０）実施例　７　ｊＢ康保持 用調合剤の起泡牲錠剤あるいはドーレパウダー（ｄａｒｅ　ｐｏｗｄｅｒｓ）用 Ｍ９０　９９ ＫＣＩ　５９ ＫＨＣ０３１６Ｑ くえん酸　６７９ （モル比Ｍ９：に：Ｈは約２８　：　３３　：　３９）国際調査報告 ｌｅ＋−＋ｎａ−＾１１”ｔ・１ｌａｌＩ　Ｎ纏　ＰＣＴ／ｒ　１８Ａ１０００ ８ｍ喜ｍｗｎａ＋ｉｅ＋＋ａ１４６％ｌｃａｂ６ＭｔｔｃＰＣ７／Ｆ１８４１０ ００８４

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．解離可能なマグネシウム、カリウム、ナトリウムまたは水素のイオンを含有 し、該イオン類のモル量の合計に対して、マグネシウムイオンの量が１から８０ ％、カリウムイオンの量が２から９０％、ナトリウムイオンの量が０から８０％ および水素イオンの量が０．５から８０％であることを特徴とする生理学的に使 用可能な化合物類の混合物。
2. ２．請求の範囲第１項記載の混合物において、該イオン類のモル量の合計に対し て、マグネシウムイオンの量が１から３０％、カリウムイオンの量が１０から８ ０％、ナトリウムイオンの量が１５から９０％および水素イオンの量が０．５か ら２０％であることを特徴とする混合物。
3. ３．請求の範囲第２項記載の混合物において、該イオン類のモル量の合計に対し て、マグネシウムイオンの量が２から１５％、カリウムイオンの量が１５から４ ０％、ナトリウムイオンの量が５０から８０％および水素イオンの量が１から５ ％であることを特徴とする混合物。
4. ４．請求の範囲第２項あるいは第３項に記載された混合物の食品添加物としての 使用。
5. ５．請求の範囲第２項記載の混合物において、該イオン類のモル量の合計に対し て、マグネシウムイオンの量が２から２０％、カリウムイオンの量が１５から４ ０％、ナトリウムイオンの量が４０から７０％および水素イオンの量が５から２ ０％であることを特徴とする混合物。
6. ６．請求の範囲第２項あるいは第５項に記載された混合物の食品防腐用としての 使用。
7. ７．請求の範囲第１項記載の混合物において、該イオン類のモル量の合計に対し て、マグネシウムイオンの量が３から８０％、カリウムイオンの量が４から９０ ％、ナトリウムイオンの量が０から８０％および水素イオンの量が２から８０％ であり、且つ該カチオン類のモル量の合計に対して５から７０％の水素イオンの 供給源としての果実酸類を含有することを特徴とする混合物。
8. ８．請求の範囲第１項記載の混合物において、該イオン類のモル量の合計に対し て、マグネシウムイオンの量が４から８０％、カリウムイオンの量が４から８０ ％、ナトリウムイオンの量が５から９０％および水素イオンの量が０．５から４ ０％であり、且つ二酸化炭素を放出する炭酸水素イオンを、該カチオン類の量に 対して５から１００％の量として、追加的に含有することを特徴とする混合物。
9. ９．請求の範囲第８項に記載された混合物の練り粉のふくらましの為の使用。
10. １０．請求の範囲第１項記載の混合物において、該イオン類のモル量の合計に対 して、マグネシウムイオンの量が２から９０％、カリウムイオンの量が２から９ ０％、ナトリウムイオンの量が０から７０％および水素イオンの量が１．５から ９０％であることを特徴とする混合物。