JPS614672A - 研掃材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鋼構造物の表面錆落しを効率よく行うための
研掃材に関する。

従来の技術 従来、鋼構造物の表面錆落しは、被研掃材の研掃面に対
して、圧縮空気を用いて、研掃材である鋼粒を噴射して
行われている。しかしながら、かかる従来のものでは、
鋼粒が研掃材に衝突した際に、鋼粒の割れによる微細粒
化並びに表面摩耗が発生して、研掃材自体の研掃能力が
低下するといった問題点がある。また、研掃後の鋼粒ば
、錆を分離するために水洗を施すが、その際、鋼粒に錆
が発生する。錆が発生した鋼粒を研掃材として使用する
と、研掃面に錆の再付着（もらい錆）が発生するという
問題点がある。

発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、（１）研掃時における鋼粒の割れ並び
に摩耗を低減して、研掃効率を向上させる事、並びに（
２）錆を分離するための水洗時の鋼粒表面の錆発生を抑
制して、研掃面に錆が再付着することを低減する事ので
きる研掃材を提供することである。

問題点を解決するための手段 本発明は、鋼粒表面をボロン化処理してその表層部にＦ
ｅ２Ｂ層を形成してなることを特徴とする耐摩耗性およ
び耐食性の鋼表面の錆落し用研掃材に関する。第１図に
、本発明の研掃材の調製を説明する。密封容器４内に、
鋼粒１を粒末ボロン化剤（主成分０ａ２Ｂ６０１１　）
２とを混合して設置し、蓋５をした後、おもり３を載せ
る。

その後、該密封容器４を８００〜１０００℃で１〜１２
時間保持し、鋼粒１の表面に３００μｍ程度の厚さのＦ
ｅ２Ｂ層を生成させた後、本発明の研掃材として使用す
る。

作用 上記のように、鋼粒の表層部にＦｅ２Ｂ　層を形成させ
ることによって、その硬度をＨｖ＝２０００程度まで高
められる。表面が硬化された鋼粒は、硬化する前の鋼粒
よりも耐摩耗性、強度が上がることによって、表面の変
形、割れが抑えられる。また、鋼粒の表層部にＦｅ２Ｂ
層を形成させることによって、耐食性が向上し錆の発生
が低減される。

本発明の研掃材では、鋼粒の表層部をボロン化処理し、
Ｆｅ２Ｂ層を形成させると七によシ表面硬度が上がシ、
耐摩耗性、耐衝撃性が改善できる。そのため、ボロン化
処理しない鋼粒に比較して、速度４０　ｍ’　／　ｅで
３００醪の距離から同程度の錆をもった鋼板を研掃した
際の性能は向上している。その測定結果を、第１表に示
す。

さらに、その際の鋼粒（α６目直径の場合）が２００μ
ｍ以゛下に破砕させる量は、−回の研掃につき、ボロン
化処理することによって０．３％から［１０８％に減少
し、使用寿命が延びることがわかる。

第　　１　　表 また、ボロン化処理することによシ、耐食性が向上し、
鋼粒の錆発生が低減されるため、研掃面の錆付着が抑え
られる効果がある。

発明の効果 本発明の研掃材の効果をまとめると、以下のようになる
。

（１）鋼粒をボロン化処理することによって表面を硬化
させ、研掃時における鋼粒の割れ、摩耗を減少させるこ
とによって研掃能力を向上させると、共に鋼粒の使用寿
命を延長させる事ができる。

（２）鋼粒をボロン化処理することによって、水洗時に
発生する錆を抑制して、研掃面への錆−の再付着を低減
する事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の研掃材の調製方法の説明図である。 復代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 鋼粒表面をボロン化処理してその表層部に Ｆｅ＿２Ｂ層を形成してなることを特徴とする耐摩耗性
   および耐食性の鋼表面の錆落し用研掃材。