JPS6143663A - 有機顔料又は分散染料用粉砕助剤 - Google Patents
有機顔料又は分散染料用粉砕助剤Info
- Publication number
- JPS6143663A JPS6143663A JP59166110A JP16611084A JPS6143663A JP S6143663 A JPS6143663 A JP S6143663A JP 59166110 A JP59166110 A JP 59166110A JP 16611084 A JP16611084 A JP 16611084A JP S6143663 A JPS6143663 A JP S6143663A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dye
- pigment
- copolymer
- parts
- styrene sulfonate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Coloring (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は顔料又は染料の粉砕助剤に関し、更に詳しくは
顔料又は染料ケーキを水媒体中で微粒子化して均一な分
散液状とするのに優れた微粒子化促進効果を発揮する顔
料又は染料用粉砕助剤に関する。又、本発明は顔料又は
染料組成物に関し、更に詳しくは顔料又は染料の液状製
品の保存中において優れた分散性を発揮し、顔料又は染
料粒子の沈降による不良製品を発生させず、顔料又は染
料の製造時或いは染色時において泡によるトラブルを発
生させない顔料又は染料組成物に関するものである。
顔料又は染料ケーキを水媒体中で微粒子化して均一な分
散液状とするのに優れた微粒子化促進効果を発揮する顔
料又は染料用粉砕助剤に関する。又、本発明は顔料又は
染料組成物に関し、更に詳しくは顔料又は染料の液状製
品の保存中において優れた分散性を発揮し、顔料又は染
料粒子の沈降による不良製品を発生させず、顔料又は染
料の製造時或いは染色時において泡によるトラブルを発
生させない顔料又は染料組成物に関するものである。
[従来の技術及び問題点]
通常水不溶性染料である分散染料の製品化は、染料ケー
キをβ−ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物のナ
トリウム塩(以下SNFと略称する)などの比較的低起
泡性の界面活性剤を含む水媒体中で、0.5〜1μ程度
の染料粒子径となるまで微粒子化し、均一分散液状とす
る方法がよく行われている。t、’h−t、、微粒子化
促進或いは分散効果の不十分を補うため多量の界面活性
剤を必要とし、なおかつ微粒子化時間が長くかかる欠点
がある。この欠点解消の一つの方法として、通常前記S
NFの他に、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリ
ン縮合物のナトリウム塩(以下S/INFと略称する)
、2−ナフトール−6−スルホン酸とクレゾールスルホ
ン酸のホルマリン縮合物のす1−リウム塩(以下5NC
Fと略称する)、リグニンスルホン酸ナトリウム(以下
SLSと略称する)などの微粒子化促進能の良好な界面
活性剤を単独或いは併用することが行われている。しか
し、これらの界面活性剤は起泡性が著しく大きいため染
料製造時においては発泡による微粒子化機能の低下或い
は作業の停滞が起こる。又、発泡の大きいものは染料製
造時のみならず染色作業においても多大なる悪影響を及
ぼす。更に、SNF 、 5ANFSSNCF%SLS
の単独あるいは併用により微粒子化された液状染料製品
は貯蔵或いは製品の流通段階において染料粒子の沈降に
よる二相分離が起き不良製品が発生するなどの欠点があ
って、このようなSNF 、 5ANFSSNCF、
SLSの単独或いは併用した技(荷でもなお十分満足す
る効果を得ることができない。
キをβ−ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物のナ
トリウム塩(以下SNFと略称する)などの比較的低起
泡性の界面活性剤を含む水媒体中で、0.5〜1μ程度
の染料粒子径となるまで微粒子化し、均一分散液状とす
る方法がよく行われている。t、’h−t、、微粒子化
促進或いは分散効果の不十分を補うため多量の界面活性
剤を必要とし、なおかつ微粒子化時間が長くかかる欠点
がある。この欠点解消の一つの方法として、通常前記S
NFの他に、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリ
ン縮合物のナトリウム塩(以下S/INFと略称する)
、2−ナフトール−6−スルホン酸とクレゾールスルホ
ン酸のホルマリン縮合物のす1−リウム塩(以下5NC
Fと略称する)、リグニンスルホン酸ナトリウム(以下
SLSと略称する)などの微粒子化促進能の良好な界面
活性剤を単独或いは併用することが行われている。しか
し、これらの界面活性剤は起泡性が著しく大きいため染
料製造時においては発泡による微粒子化機能の低下或い
は作業の停滞が起こる。又、発泡の大きいものは染料製
造時のみならず染色作業においても多大なる悪影響を及
ぼす。更に、SNF 、 5ANFSSNCF%SLS
の単独あるいは併用により微粒子化された液状染料製品
は貯蔵或いは製品の流通段階において染料粒子の沈降に
よる二相分離が起き不良製品が発生するなどの欠点があ
って、このようなSNF 、 5ANFSSNCF、
SLSの単独或いは併用した技(荷でもなお十分満足す
る効果を得ることができない。
最近、顔料・染料業界では顔料又は染料製造時に優れた
微粒子化促進能を発揮する界面活性剤及び顔料、染料の
液状製品の保存安定性に優れた界面活性剤の出現が強く
要望されていた。
微粒子化促進能を発揮する界面活性剤及び顔料、染料の
液状製品の保存安定性に優れた界面活性剤の出現が強く
要望されていた。
その理由は、微粒子化時の界面活性剤の削減或いは微粒
子化時間の短縮による住産性の向上による省資源、省エ
ネルギーを期待しているためである。更に顔料、染料製
品の高濃度化が可能となり運搬及び貯蔵経費の削減が期
待され、染色業界においては顔料、染料製品の安定化に
よる染色時の再現性の向上、染色トラブルの解消が期待
される。又、界面活性剤の削減による染色廃水負荷の低
減と染着効率の低減による染料の有効利用などが期待さ
れる。
子化時間の短縮による住産性の向上による省資源、省エ
ネルギーを期待しているためである。更に顔料、染料製
品の高濃度化が可能となり運搬及び貯蔵経費の削減が期
待され、染色業界においては顔料、染料製品の安定化に
よる染色時の再現性の向上、染色トラブルの解消が期待
される。又、界面活性剤の削減による染色廃水負荷の低
減と染着効率の低減による染料の有効利用などが期待さ
れる。
[問題点を解決するための手段]
本発明者らは、上述のような顔料又は染料組成物を得る
ぺ<tSt意検討した結果、スチレンスルホン酸塩の重
合体(又は共重合体)が上記目的によ(適合し、これら
を顔料又は染料製造時に使用すると極めて優れた微粒子
化促進能を発揮し、更に顔料又は染料の液状製品に含有
させると保存安定性に極めて優れた顔料又は染料組成物
が得られることを見いだし本発明に到達したものである
。
ぺ<tSt意検討した結果、スチレンスルホン酸塩の重
合体(又は共重合体)が上記目的によ(適合し、これら
を顔料又は染料製造時に使用すると極めて優れた微粒子
化促進能を発揮し、更に顔料又は染料の液状製品に含有
させると保存安定性に極めて優れた顔料又は染料組成物
が得られることを見いだし本発明に到達したものである
。
即ち本発明はスチレンスルホン酸塩の重合体(又は共重
合体)を必須成分とする顔料又は水不溶性染料の粉砕助
剤を提供し、更には、顔料又は水不溶性染料とスチレン
スルホン酸塩の重合体(又は共重合体)を含有すること
を特徴とする顔料又は染料組成物を提供するものである
。
合体)を必須成分とする顔料又は水不溶性染料の粉砕助
剤を提供し、更には、顔料又は水不溶性染料とスチレン
スルホン酸塩の重合体(又は共重合体)を含有すること
を特徴とする顔料又は染料組成物を提供するものである
。
本発明においてスチレンスルホン酸塩の重合体(又は共
重合体)とは、スチレンスルホン酸塩を重合(又は他の
コモノマーと共重合)して得られるポリスチレンスルホ
ン酸塩(又は共重合体塩)はもちろん、ポリスチレン(
又はスチレンと他のコモノマーとのコポリマー)をスル
ホン化して得られるポリスチレンスルホン化物の塩(又
は共重合体塩)を含む。
重合体)とは、スチレンスルホン酸塩を重合(又は他の
コモノマーと共重合)して得られるポリスチレンスルホ
ン酸塩(又は共重合体塩)はもちろん、ポリスチレン(
又はスチレンと他のコモノマーとのコポリマー)をスル
ホン化して得られるポリスチレンスルホン化物の塩(又
は共重合体塩)を含む。
即ち、本発明の必須成分であるスチレンスルホン酸塩の
重合体はスチレンスルホン酸塩を重合するか、或いはポ
リスチレンをスルホン化することにより容易に製造する
ことができる。スチレンスルホン酸塩の重合体は次の式
で表わされる骨格を有するものである。
重合体はスチレンスルホン酸塩を重合するか、或いはポ
リスチレンをスルホン化することにより容易に製造する
ことができる。スチレンスルホン酸塩の重合体は次の式
で表わされる骨格を有するものである。
分子量は1000以上、好ましくは10000〜300
万である0MはL1% Nas K等のアルカリ金属塩
類又はNH、アルキルアミン、アルカノールアミン等を
意味する。
万である0MはL1% Nas K等のアルカリ金属塩
類又はNH、アルキルアミン、アルカノールアミン等を
意味する。
共重合体についてはスチレンスルホン酸塩と他のモノマ
ーを共重合するか或いはスチレンと他のモノマーとの共
重合体をスルホン化することにより容易に製造すること
ができる。共重合の場合は本発明の効果を害しない範囲
であればよい。共重合の相手モノマーとしてはアルキル
アクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルアルキ
ルエーテル、酢酸ビニル、エチレン、ブdピレン、ブチ
レン、ブタジェン、ジイソブチレン、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、アクリルニトリル、スチレン等の疎水性上
ツマ−1及びアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
フマール酸、無水マレイン酸、ビニルアルコール、アク
リルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、N−ビニルピロリドン、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸、メタアリルスルホン酸等
の親水性モノマー等が用いられる。
ーを共重合するか或いはスチレンと他のモノマーとの共
重合体をスルホン化することにより容易に製造すること
ができる。共重合の場合は本発明の効果を害しない範囲
であればよい。共重合の相手モノマーとしてはアルキル
アクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルアルキ
ルエーテル、酢酸ビニル、エチレン、ブdピレン、ブチ
レン、ブタジェン、ジイソブチレン、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、アクリルニトリル、スチレン等の疎水性上
ツマ−1及びアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
フマール酸、無水マレイン酸、ビニルアルコール、アク
リルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、N−ビニルピロリドン、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸、メタアリルスルホン酸等
の親水性モノマー等が用いられる。
本発明に係る粉砕助剤は親水性基としてスルホン酸基を
有し、疎水性基は有機顔料又は染料と同種の芳香族化合
物から成り、更に極めて大きな分子量を有する線状ポリ
マーであることが重要である。疎水性基が芳香族系でな
いポリアクリル酸ソーダ或いはポリアリルスルホン酸ソ
ーダ等では微粒子化促進能や長期分散安定性が小さいの
で好ましくない。更に分子量の極めて大きいことも重要
である。オリゴマー程度の低分子量領域では微粒子化促
進能や長期分散安定性が小さいので好ましくない。逆に
大きすぎても増粘作用が顕著となり実用上好ましくない
。
有し、疎水性基は有機顔料又は染料と同種の芳香族化合
物から成り、更に極めて大きな分子量を有する線状ポリ
マーであることが重要である。疎水性基が芳香族系でな
いポリアクリル酸ソーダ或いはポリアリルスルホン酸ソ
ーダ等では微粒子化促進能や長期分散安定性が小さいの
で好ましくない。更に分子量の極めて大きいことも重要
である。オリゴマー程度の低分子量領域では微粒子化促
進能や長期分散安定性が小さいので好ましくない。逆に
大きすぎても増粘作用が顕著となり実用上好ましくない
。
又、共重合体においてはスチレンスルホン酸塩の共重合
比が50モル%以上であることが好ましく、それ以下で
は微粒子化促進能や長期分散安定性が小さくなるため好
ましくない。
比が50モル%以上であることが好ましく、それ以下で
は微粒子化促進能や長期分散安定性が小さくなるため好
ましくない。
本発明の顔料又は染料組成物中の粉砕助剤の配合量は特
に限定されないが、顔料又は染料に対する粉砕助剤の割
合が重量比で100:5〜50が適当である。又、本発
明の顔料又は染料組成物は前記SNF 、 5ANF、
5NCF及びSLSやポリアクリル酸塩、ポリメタク
リル酸塩、アクリル酸塩とマレイン酸塩の共重合物、ス
チレンとマレイン酸塩の共重合物等のアニオン性界面活
性剤或いはポリオキシアルキレン系の非イオン性界面活
性剤と併用することもできる。
に限定されないが、顔料又は染料に対する粉砕助剤の割
合が重量比で100:5〜50が適当である。又、本発
明の顔料又は染料組成物は前記SNF 、 5ANF、
5NCF及びSLSやポリアクリル酸塩、ポリメタク
リル酸塩、アクリル酸塩とマレイン酸塩の共重合物、ス
チレンとマレイン酸塩の共重合物等のアニオン性界面活
性剤或いはポリオキシアルキレン系の非イオン性界面活
性剤と併用することもできる。
尚、本発明における顔料とは有機及び無1顔料を意味す
るが特に有a顔料に対して効果が顕著である。又、染料
は水不溶性染料を意味し、分散染料、建染染料、硫化染
料等が含まれ、こ 4れら染料に対しては
特に効果が顕著である。
るが特に有a顔料に対して効果が顕著である。又、染料
は水不溶性染料を意味し、分散染料、建染染料、硫化染
料等が含まれ、こ 4れら染料に対しては
特に効果が顕著である。
[発明の効果]
本発明に係る粉砕助剤は顔料又は染料製造時で顔料又は
染料ケーキの微粒子化に際し、優れた微粒子化促進能を
発揮し、得られた分散液は長期保存中において極めて良
好な分散安定性を示す。又、起泡性が小さいため、顔料
又は染料製造時の作業性への影響が小さく、染色時の泡
によるトラブルも極めて少ない。このように優れた粉砕
助剤の出現によって微粒子化時間の短縮による生産性の
向上、省資源、省エネルギー及び顔料、染料製品中の粉
砕助剤の削減による顔料、染料製品の小型化、それによ
る運搬、貯蔵経費の低減、染色廃水負荷の減少及び染着
率の向上による染料の有効利用、液状顔料・染料製品の
分散安定化による染料再現性の向上など工業的価値の高
い顔料、染料組成物を得ることができる。
染料ケーキの微粒子化に際し、優れた微粒子化促進能を
発揮し、得られた分散液は長期保存中において極めて良
好な分散安定性を示す。又、起泡性が小さいため、顔料
又は染料製造時の作業性への影響が小さく、染色時の泡
によるトラブルも極めて少ない。このように優れた粉砕
助剤の出現によって微粒子化時間の短縮による生産性の
向上、省資源、省エネルギー及び顔料、染料製品中の粉
砕助剤の削減による顔料、染料製品の小型化、それによ
る運搬、貯蔵経費の低減、染色廃水負荷の減少及び染着
率の向上による染料の有効利用、液状顔料・染料製品の
分散安定化による染料再現性の向上など工業的価値の高
い顔料、染料組成物を得ることができる。
本発明においては顔料又は染料組成物に用いられる粉砕
助剤として多種のビニル系ポリマーのうち芳香族スルホ
ン酸を有するビニル系ポリマーであるものを限定して用
いたことに特徴がある;このように基本骨格を限定して
用いたことにより、従来解決することのできなかった顔
料又は染料の微粒子化促進能を著しく増大せしめること
が可能になり、液状製品の長期保存安定性を著しく高め
ることが可能になったのである。この効果の大きさは実
施例にも示した如く公知の顔料又は染料用分散剤では発
現しえないものである。例えば実施例1においては本発
明に係る粉砕助剤と共に、公知のSNF 、 5ANF
、 5NCF及びSLSについて、微粒子化促進能の評
価の結果を示しであるが、第1.2.3及び4表に見ら
れる通り、公知の染料用分散剤のいずれよりも本発明に
係る粉砕助剤の微粒子化能がより優れていることを示し
ている。このことは本発明に係る粉砕助剤が染料製造の
技術に最も適用されうるちのであることを示しているの
である。
助剤として多種のビニル系ポリマーのうち芳香族スルホ
ン酸を有するビニル系ポリマーであるものを限定して用
いたことに特徴がある;このように基本骨格を限定して
用いたことにより、従来解決することのできなかった顔
料又は染料の微粒子化促進能を著しく増大せしめること
が可能になり、液状製品の長期保存安定性を著しく高め
ることが可能になったのである。この効果の大きさは実
施例にも示した如く公知の顔料又は染料用分散剤では発
現しえないものである。例えば実施例1においては本発
明に係る粉砕助剤と共に、公知のSNF 、 5ANF
、 5NCF及びSLSについて、微粒子化促進能の評
価の結果を示しであるが、第1.2.3及び4表に見ら
れる通り、公知の染料用分散剤のいずれよりも本発明に
係る粉砕助剤の微粒子化能がより優れていることを示し
ている。このことは本発明に係る粉砕助剤が染料製造の
技術に最も適用されうるちのであることを示しているの
である。
又、本発明に係る粉砕助剤は微粒子化促進能において著
効を示すという効果のほかに、液状製品の長期保存時の
分散安定性に優れるという別の効果を発現する。実施例
3に公知の染料用分散剤とともに本発明に係るスチレン
スルホン酸塩の重合体(又は共重合体)の長期保存にお
ける分散安定性が評価されているが、公知の染料用分散
剤のいずれよりも本発明に係るスチレンスルホン酸塩の
重合体(又は共重合体)は分散安定性が優れていること
を示している。
効を示すという効果のほかに、液状製品の長期保存時の
分散安定性に優れるという別の効果を発現する。実施例
3に公知の染料用分散剤とともに本発明に係るスチレン
スルホン酸塩の重合体(又は共重合体)の長期保存にお
ける分散安定性が評価されているが、公知の染料用分散
剤のいずれよりも本発明に係るスチレンスルホン酸塩の
重合体(又は共重合体)は分散安定性が優れていること
を示している。
[実施例]
以下、本発明を本発明顔料又は染料組成物に含有させる
スチレンスルホン酸塩の重合体(又は共重合体)の製造
例と実施例により更に詳細に説明するが、本発明はその
要旨を越えない限り以下によって制約されるものではな
い、尚、例中「部」とあるのは全て重量部を示すもので
ある。
スチレンスルホン酸塩の重合体(又は共重合体)の製造
例と実施例により更に詳細に説明するが、本発明はその
要旨を越えない限り以下によって制約されるものではな
い、尚、例中「部」とあるのは全て重量部を示すもので
ある。
製造例1
スチレンスルホン酸ソーダ200部をイオン交換水80
0部に溶解し、窒素シール下で60℃に昇温し、次いで
過硫酸アンモニウム1.4部を添加して、65℃で3時
間反応させた。平均分子量約100万のポリスチレンス
ルホン酸ソーダを得た。
0部に溶解し、窒素シール下で60℃に昇温し、次いで
過硫酸アンモニウム1.4部を添加して、65℃で3時
間反応させた。平均分子量約100万のポリスチレンス
ルホン酸ソーダを得た。
製造例2
スチレンスルホン酸ソーダ200部をイオン交換水80
0部に溶解し、窒素シール下で60℃に昇温し、次いで
過硫酸アンモニウム16部を添加して、65℃で3時間
反応させた。平均分子量約10万のポリスチレンスルホ
ン酸ソーダを得た。
0部に溶解し、窒素シール下で60℃に昇温し、次いで
過硫酸アンモニウム16部を添加して、65℃で3時間
反応させた。平均分子量約10万のポリスチレンスルホ
ン酸ソーダを得た。
製造例3
スチレンスルホン酸ソーダ200部をイオン交換水80
0部に溶解し、窒素シール下で60℃に昇温し、次いで
過硫酸アンモニウム50部を添加して、65℃で3時間
反応させた。平均分子量約1万のポリスチレンスルホン
酸ソーダを得た。
0部に溶解し、窒素シール下で60℃に昇温し、次いで
過硫酸アンモニウム50部を添加して、65℃で3時間
反応させた。平均分子量約1万のポリスチレンスルホン
酸ソーダを得た。
製造例4
スチレンスルホン酸ソーダ165部及びアクリル酸14
部をイオン交換水733部に溶解し、窒素シール下で8
0℃に昇温し、次いで過硫酸アンモニウム2.7部を添
加して、80℃で2時間反応させた。反応終了後、苛性
ソーダ8部にて中和し、共重合比80720モル%のス
チレンスルホン酸ソーダとアクリル酸ソーダの共重合物
を得た。
部をイオン交換水733部に溶解し、窒素シール下で8
0℃に昇温し、次いで過硫酸アンモニウム2.7部を添
加して、80℃で2時間反応させた。反応終了後、苛性
ソーダ8部にて中和し、共重合比80720モル%のス
チレンスルホン酸ソーダとアクリル酸ソーダの共重合物
を得た。
製造例5
スチレンスルホン酸ソーダ103部及びメタクリル酸4
3部をイオン交換水462部に溶解し、窒素シール下で
80℃に昇温し、次いで過硫酸アンモニウム7.3部を
添加して、80℃で2時間反応させた。反応終了後、苛
性ソーダ20部にて中和シ、共重合比50:50モル%
のスチレンスルホン酸ソーダとメタクリル酸ソーダの共
重合物を得た。
3部をイオン交換水462部に溶解し、窒素シール下で
80℃に昇温し、次いで過硫酸アンモニウム7.3部を
添加して、80℃で2時間反応させた。反応終了後、苛
性ソーダ20部にて中和シ、共重合比50:50モル%
のスチレンスルホン酸ソーダとメタクリル酸ソーダの共
重合物を得た。
製造例6
スチレンスルホン酸ソーダ206部及びスチレン26部
をイオン交換水426部とイソプロピルアルコール28
4部の混合溶媒に溶解し、窒素シール下で80℃に昇温
し、次いで過硫酸アンモニウム4.6部を添加して、8
0℃で3時間反応させた。
をイオン交換水426部とイソプロピルアルコール28
4部の混合溶媒に溶解し、窒素シール下で80℃に昇温
し、次いで過硫酸アンモニウム4.6部を添加して、8
0℃で3時間反応させた。
反応終了後、イソプロピルアルコールをイオン交換水で
置換し、共重合比80 : 20%のスチレンスルホン
酸ソーダとスチレンの共重合物を得た。
置換し、共重合比80 : 20%のスチレンスルホン
酸ソーダとスチレンの共重合物を得た。
実施例1
前記製造例で製造した粉砕助剤を用いて各種の染料ケー
キを下記容量にて微粒子化し、得られた分散液の微粒子
化状態を調べ微粒子化能を判定した。
キを下記容量にて微粒子化し、得られた分散液の微粒子
化状態を調べ微粒子化能を判定した。
五ヶ嵐製作所製サンドグラインダー
1500rpm x 3〜10時間
上記の如く微粒子化後、オフタワサンドを濾別し、染料
分散液を得た0次いで堀場製作所製自動粒度分布測定装
置でその染料分散液の平均粒子径を求め微粒子化促進能
を判定した。尚、比較のため他の界面活性剤(粉砕助剤
)単独で使用した場合の結果も併記した。
分散液を得た0次いで堀場製作所製自動粒度分布測定装
置でその染料分散液の平均粒子径を求め微粒子化促進能
を判定した。尚、比較のため他の界面活性剤(粉砕助剤
)単独で使用した場合の結果も併記した。
その結果は第1〜4表の通りであった。
上記第1〜4表から明らかなように、染料ケーキの微粒
子化において、本発明の粉砕助剤はSNF或いは他の粉
砕助剤(界面活性剤)を使用した場合と比較して少量の
粉砕助剤量及び短時間で優れた微粒子化促進能を示す。
子化において、本発明の粉砕助剤はSNF或いは他の粉
砕助剤(界面活性剤)を使用した場合と比較して少量の
粉砕助剤量及び短時間で優れた微粒子化促進能を示す。
実施例2
実施例1で得られた微粒子化後の染料分散液を60℃で
4時間熱処理を行い、比較的濃厚系における染料分散液
の熱安定性を調べた。評価は熱による状態の変化及び実
施例1で用いた堀場製作所製遠心式自動粒度分布測定装
置で平均粒子径を求め染料粒子の凝集状態より判定した
。
4時間熱処理を行い、比較的濃厚系における染料分散液
の熱安定性を調べた。評価は熱による状態の変化及び実
施例1で用いた堀場製作所製遠心式自動粒度分布測定装
置で平均粒子径を求め染料粒子の凝集状態より判定した
。
尚、第5表はC,1,Disperse Red 60
:粉砕助剤=100:25及び100 : 50の
混合比で10時間微粒子化して得られた染料分散液の結
果を示すものである。
:粉砕助剤=100:25及び100 : 50の
混合比で10時間微粒子化して得られた染料分散液の結
果を示すものである。
第 5 表
上記第5表から明らかなように、本発明の染料組成物は
比較的濃厚な染料分散液において、SNF或いは他の界
面活性剤を使用した場合に比較して優れた分散安定性を
示す。
比較的濃厚な染料分散液において、SNF或いは他の界
面活性剤を使用した場合に比較して優れた分散安定性を
示す。
実施例3
実施例1に基づいて染料:粉砕助剤=ioo:50の混
合比で10時間微粒子化を行ない各種染料分散液を調製
した。得られた染料分散液を50m lの沈降試験管に
入れ25℃で30日間静置し、比較的濃厚系における染
料分散液の長期安定性を調べた。評価は全層に対する上
澄層の割合より沈降率を求め安定性を判定した。
合比で10時間微粒子化を行ない各種染料分散液を調製
した。得られた染料分散液を50m lの沈降試験管に
入れ25℃で30日間静置し、比較的濃厚系における染
料分散液の長期安定性を調べた。評価は全層に対する上
澄層の割合より沈降率を求め安定性を判定した。
その結果は第6表の通りである。
上記第6表から明らかなように、本発明の染料組成物は
比較的濃厚な染料分散液でSNF或いはその他の界面活
性剤を使用した場合に比較して優れた分散安定性を示す
。
比較的濃厚な染料分散液でSNF或いはその他の界面活
性剤を使用した場合に比較して優れた分散安定性を示す
。
手1?Jer嗜]j正書(自A)
昭和59年9月1°0日
特願昭59−166110号
2、 fi明の名称
顔料又は染料用粉砕助剤及びそれを
含有する顔料又は染料組成物
3、補正をする者。
事件との関係 特許出願人
(091)花王石鹸株式会社
4、代理人
明細口の発明の詳細な説明の欄
8、補正の内容
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、スチレンスルホン酸塩の重合体(又は共重合体)を
必須成分とする顔料又は水不溶性染料の粉砕助剤。 2、顔料又は水不溶性染料とスチレンスルホン酸塩の重
合体(又は共重合体)を含有することを特徴とする顔料
又は染料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59166110A JPS6143663A (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | 有機顔料又は分散染料用粉砕助剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59166110A JPS6143663A (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | 有機顔料又は分散染料用粉砕助剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143663A true JPS6143663A (ja) | 1986-03-03 |
JPH046225B2 JPH046225B2 (ja) | 1992-02-05 |
Family
ID=15825204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59166110A Granted JPS6143663A (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | 有機顔料又は分散染料用粉砕助剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143663A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55160062A (en) * | 1979-05-01 | 1980-12-12 | Japan Exlan Co Ltd | Dispersant for dye |
JPS5795396A (en) * | 1980-12-05 | 1982-06-14 | Sumitomo Chemical Co | Dispersant of paper coating pigment |
JPS58208351A (ja) * | 1982-05-28 | 1983-12-05 | Sanyo Shikiso Kk | 顔料組成物 |
JPS598748A (ja) * | 1982-06-22 | 1984-01-18 | インペリアル・ケミカル・インダストリ−ズ・ピ−エルシ− | 有機固体粒子の水性媒体中の分散体 |
JPS5947254A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-16 | Sanyo Shikiso Kk | ポリエステル着色用組成物 |
-
1984
- 1984-08-08 JP JP59166110A patent/JPS6143663A/ja active Granted
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55160062A (en) * | 1979-05-01 | 1980-12-12 | Japan Exlan Co Ltd | Dispersant for dye |
JPS5795396A (en) * | 1980-12-05 | 1982-06-14 | Sumitomo Chemical Co | Dispersant of paper coating pigment |
JPS58208351A (ja) * | 1982-05-28 | 1983-12-05 | Sanyo Shikiso Kk | 顔料組成物 |
JPS598748A (ja) * | 1982-06-22 | 1984-01-18 | インペリアル・ケミカル・インダストリ−ズ・ピ−エルシ− | 有機固体粒子の水性媒体中の分散体 |
JPS5947254A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-16 | Sanyo Shikiso Kk | ポリエステル着色用組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH046225B2 (ja) | 1992-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4460732A (en) | Particulate dispersions | |
US3960584A (en) | Water-dispersible, high molecular weight polymer compositions | |
EP0570404B1 (de) | Agglomerierte polymerteilchen aus feinteiligen, wasserlöslichen oder wasserquellbaren polymerisaten | |
JP2553841B2 (ja) | ポリマ−増粘剤及び該増粘剤含有組成物 | |
IE840800L (en) | Copolymer | |
JPS5989313A (ja) | 増粘用アルキルアクリルアミド含有エマルジヨンコポリマ− | |
WO2007135935A1 (ja) | 分散剤 | |
JPS61138667A (ja) | 顔料組成物およびその製造方法 | |
AU2016279858B2 (en) | Polymer blend in granular form and process for making same | |
JP2502146B2 (ja) | 微小カプセルの製造方法 | |
US4252697A (en) | Process for preparing an aqueous dispersion of synthetic resin mutually dissolved with a cellulose acetate alkylate | |
WO2004024856A2 (en) | Liquid detergent builder and liquid detergent containing the same | |
US6020061A (en) | Emulsion polymerization using polymeric surfactants | |
JPS6143663A (ja) | 有機顔料又は分散染料用粉砕助剤 | |
EP0796876B1 (en) | Dye compositions and methods for the manufacture thereof | |
JP5052062B2 (ja) | 高濃度ボルドー液組成物の製造方法 | |
US4795792A (en) | Process for preparing particles of olefin-maleic anhydride copolyer | |
US4502863A (en) | Solid dyestuff formulations containing ethylenically unsaturated acid, ester and acrylonitrile copolymer | |
CN111972407A (zh) | 一种农药悬浮分散剂及其制备方法 | |
JPS5835230B2 (ja) | ガンリヨウソセイブツ オヨビ ソレノセイゾウホウホウ | |
JP2002510718A (ja) | サーフマーを用いた重合によるポリアクリトニトリル粒子および化学イオン交換によるナトリウムの除去 | |
CN111171215B (zh) | 一种环保型农用分散剂及其制备方法 | |
US3324063A (en) | Mixture of two anionic polymeric dispersing agents one of which contains a carboxyl group | |
JPS6015405A (ja) | アゾ系重合開始剤捏和体 | |
EP3548545B1 (en) | Method for producing a granular polymer blend |