JPS6141659Y2 - - Google Patents
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- JPS6141659Y2 JPS6141659Y2 JP8142481U JP8142481U JPS6141659Y2 JP S6141659 Y2 JPS6141659 Y2 JP S6141659Y2 JP 8142481 U JP8142481 U JP 8142481U JP 8142481 U JP8142481 U JP 8142481U JP S6141659 Y2 JPS6141659 Y2 JP S6141659Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cart
- brake
- stopper
- caster
- restraint
- Prior art date
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- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、車輌・航空機等の中で使用するワゴ
ン等のサービスカートにおける、床面へのカート
拘束装置とキヤスターのブレーキ装置との同時解
除機構に関する。
ン等のサービスカートにおける、床面へのカート
拘束装置とキヤスターのブレーキ装置との同時解
除機構に関する。
「従来の技術」
カート拘束装置としては、例えば、簡単な構成
で必要に応じてカートを床面に拘束し又その拘束
を解除することができるものが、昭55−実願−第
115750号(実開昭57−37671号)「カートの拘束装
置」として出願済みである。
で必要に応じてカートを床面に拘束し又その拘束
を解除することができるものが、昭55−実願−第
115750号(実開昭57−37671号)「カートの拘束装
置」として出願済みである。
他方キヤスターブレーキ装置としては、例え
ば、1つのペタルで複数個のブレーキシユーを作
動させるのに好適であり、かつ構成が簡単で廉価
化、軽量化されたものが、昭54−実願−第105163
号(実開昭56−22101号)「キヤスターのブレーキ
装置」として出願済みである。
ば、1つのペタルで複数個のブレーキシユーを作
動させるのに好適であり、かつ構成が簡単で廉価
化、軽量化されたものが、昭54−実願−第105163
号(実開昭56−22101号)「キヤスターのブレーキ
装置」として出願済みである。
「考案が解決しようとする問題点」
このようなカート拘束装置とキヤスターブレー
キ装置とは、従来別々に操作され、特に各々の解
除操作が別々であつたため繁雑で手間がかかると
ともに、各々専用の機構を必要とするので重量が
重く価格も高くなるという欠点が指摘されてい
た。
キ装置とは、従来別々に操作され、特に各々の解
除操作が別々であつたため繁雑で手間がかかると
ともに、各々専用の機構を必要とするので重量が
重く価格も高くなるという欠点が指摘されてい
た。
そこでカートの拘束を解除する操作とキヤスタ
ーのブレーキ装置を解除する操作とを、連動して
同時に行うべく構成したものも開発されていた。
しかしながら従来の係る構成のものは、機構が複
雑であり、ロツド、ベルクランク等の数も多く、
依然として重量が重く価格も高くなるという問題
点を有していた。
ーのブレーキ装置を解除する操作とを、連動して
同時に行うべく構成したものも開発されていた。
しかしながら従来の係る構成のものは、機構が複
雑であり、ロツド、ベルクランク等の数も多く、
依然として重量が重く価格も高くなるという問題
点を有していた。
従来例ではこのような問題点が指摘されてい
た。
た。
「問題点を解決するための手段」および「作用」
本考案は、係る実情に鑑みなされてものであつ
て、それぞれのキヤスターのブレーキ装置におけ
る付勢手段を連結杆を介してベルクランクの互の
端部にそれぞれ連結し、該ベルクランクの一方の
揺動部が、カート拘束装置におけるストツパの上
部一端に設けた突出部と対向し、このストツパが
回動し当接した際に押圧力を受けるべき位置に配
設された構成を有している。
て、それぞれのキヤスターのブレーキ装置におけ
る付勢手段を連結杆を介してベルクランクの互の
端部にそれぞれ連結し、該ベルクランクの一方の
揺動部が、カート拘束装置におけるストツパの上
部一端に設けた突出部と対向し、このストツパが
回動し当接した際に押圧力を受けるべき位置に配
設された構成を有している。
そこでレリーズペタルを押し下げるだけで、両
装置の解除が同時に連動して行えるとともに、そ
の為の機構が簡単で軽量かつ安価で故障も少ない
両装置の同時解除機構を得ることができる。
装置の解除が同時に連動して行えるとともに、そ
の為の機構が簡単で軽量かつ安価で故障も少ない
両装置の同時解除機構を得ることができる。
「実施例」
以下本考案を、図面に示すその実施例に基づい
て説明する。第1図,第2図,第3図はこの実施
例を示し、第1図は一部分解斜視図、第2図は正
断面図、第3図は底面図である。又第4図は概略
作動説明図であり、第5図は第2図のA−A線に
沿つた矢視断面図である。
て説明する。第1図,第2図,第3図はこの実施
例を示し、第1図は一部分解斜視図、第2図は正
断面図、第3図は底面図である。又第4図は概略
作動説明図であり、第5図は第2図のA−A線に
沿つた矢視断面図である。
まず構成について説明する。
カート拘束装置Cは、次のごとくなつている。
1はサービスカート本体であり、このサービス
カート本体1の下面中央部位置には、カート拘束
装置Cを構成するストツパ2,2が相対向して軸
3,3により回動自在に支承されている。
カート本体1の下面中央部位置には、カート拘束
装置Cを構成するストツパ2,2が相対向して軸
3,3により回動自在に支承されている。
ストツパ2,2の対向先端下部には、床面上に
固定した断面工字形状等の拘束金物の頭部4を下
方向に回動することにより係合拘束する係合部2
a,2aが形成されている。ストツパ2,2の上
部一端は延長されて互に係合するためのそれぞれ
2個に分岐した係合アーム2b,2b′および2
b,2b′が設けられ、一方のストツパ2の係合ア
ーム2bを他のストツパ2の係合アーム2bの下
側に対峙するように設けた場合には、一方のスト
ツパ2のもう1つの係合アーム2b′は他のストツ
パ2のもう1つの係合アーム2b′の上側に対峙す
るように設けられている。そこで係合アーム2
b,2b又は係合アーム2b′,2b′は、係合部2
aの回動時には、少なくともいずれかが一時的に
当接係合することになる。そしてストツパ2,2
の上部他端にはそれぞれ突出部2c,2cが形成
されている。
固定した断面工字形状等の拘束金物の頭部4を下
方向に回動することにより係合拘束する係合部2
a,2aが形成されている。ストツパ2,2の上
部一端は延長されて互に係合するためのそれぞれ
2個に分岐した係合アーム2b,2b′および2
b,2b′が設けられ、一方のストツパ2の係合ア
ーム2bを他のストツパ2の係合アーム2bの下
側に対峙するように設けた場合には、一方のスト
ツパ2のもう1つの係合アーム2b′は他のストツ
パ2のもう1つの係合アーム2b′の上側に対峙す
るように設けられている。そこで係合アーム2
b,2b又は係合アーム2b′,2b′は、係合部2
aの回動時には、少なくともいずれかが一時的に
当接係合することになる。そしてストツパ2,2
の上部他端にはそれぞれ突出部2c,2cが形成
されている。
5,5はレリーズペタルであり、軸6,6によ
り支承され、サービスカート本体1の前後両端に
配設されている。そしてこのレリーズペタル5,
5は、ストツパ2,2の例えば突出部2c,2c
とリンク7,7を介し連結されている。
り支承され、サービスカート本体1の前後両端に
配設されている。そしてこのレリーズペタル5,
5は、ストツパ2,2の例えば突出部2c,2c
とリンク7,7を介し連結されている。
カート拘束装置Cは、このようになつている。
次にキヤスターブレーキ装置Bについて述べ
る。
る。
キヤスターブレーキ装置Bは、ブレーキシユー
9とその付勢手段Pとを有している。
9とその付勢手段Pとを有している。
8,8はサービスカート本体1の隅部に付設さ
れたキヤスターであり、9,9はキヤスターブレ
ーキ装置Bを構成するブレーキシユーである。こ
のブレーキシユー9,9はキヤスター8,8に押
接又は離反することにより、それぞれブレーキ、
ブレーキ解除の動作をなす。
れたキヤスターであり、9,9はキヤスターブレ
ーキ装置Bを構成するブレーキシユーである。こ
のブレーキシユー9,9はキヤスター8,8に押
接又は離反することにより、それぞれブレーキ、
ブレーキ解除の動作をなす。
このブレーキシユー9,9を引き上げ若しくは
押し下げる付勢手段Pは、次のごとくなつてい
る。例えば第5図等に示すごとく、この付勢手段
Pは該引き上げ方向に付勢するスプリング16,
16と、この付勢力に抗し該押し下げ方向に付勢
可能なレバー10,10と、アーム11,11と
を有している。そしてレバー10,10の一端は
ブレーキシユー9,9の上端に当接するととも
に、他端はアーム11,11の先端部に設けられ
たアジヤストスクリユー12,12の上端に当接
している。そしてこのアーム11,11は、トグ
ルリンクを形成するプレート状の連結杆13,1
3を介し、軸6,6により支承されかつサービス
カート本体1の前後両端にレリーズペタル5,5
と併設されてなるブレーキペタル14,14に連
結されている。すなわち例えば、アーム11,1
1は、基端部をサービスカート本体1に枢支され
るとともに、中央部を連結杆13,13の先端部
に取付けられ、連結杆13,13の基端部はブレ
ーキペタル14,14に固着されたブラケツトに
枢着されている。又更にこの連結杆13,13
は、連結杆17,17を介して、次に述べるベル
クランク15の両端にそれぞれ連結されている。
第5図等に示した付勢手段Pはこのようになつて
いる。
押し下げる付勢手段Pは、次のごとくなつてい
る。例えば第5図等に示すごとく、この付勢手段
Pは該引き上げ方向に付勢するスプリング16,
16と、この付勢力に抗し該押し下げ方向に付勢
可能なレバー10,10と、アーム11,11と
を有している。そしてレバー10,10の一端は
ブレーキシユー9,9の上端に当接するととも
に、他端はアーム11,11の先端部に設けられ
たアジヤストスクリユー12,12の上端に当接
している。そしてこのアーム11,11は、トグ
ルリンクを形成するプレート状の連結杆13,1
3を介し、軸6,6により支承されかつサービス
カート本体1の前後両端にレリーズペタル5,5
と併設されてなるブレーキペタル14,14に連
結されている。すなわち例えば、アーム11,1
1は、基端部をサービスカート本体1に枢支され
るとともに、中央部を連結杆13,13の先端部
に取付けられ、連結杆13,13の基端部はブレ
ーキペタル14,14に固着されたブラケツトに
枢着されている。又更にこの連結杆13,13
は、連結杆17,17を介して、次に述べるベル
クランク15の両端にそれぞれ連結されている。
第5図等に示した付勢手段Pはこのようになつて
いる。
キヤスターブレーキ装置Bは、このように構成
されている。
されている。
次にベルクランク15について述べる。
ベルクランク15は、例えばサービスカート本
体1の下面中央部付近に配設され、中心をピンに
よりサービスカート本体1に回動自在に止着され
ている。そしてその両端を連結杆17,17にそ
れぞれ連結されてなるとともに、その一方の揺動
部が前記したカート拘束装置Cの図面上では右側
のストツパ2の突出部2cと対向し、このストツ
パ2が時計方向に回動して当接した際に押圧力を
受けるべき位置に配設されている。
体1の下面中央部付近に配設され、中心をピンに
よりサービスカート本体1に回動自在に止着され
ている。そしてその両端を連結杆17,17にそ
れぞれ連結されてなるとともに、その一方の揺動
部が前記したカート拘束装置Cの図面上では右側
のストツパ2の突出部2cと対向し、このストツ
パ2が時計方向に回動して当接した際に押圧力を
受けるべき位置に配設されている。
ベルクランク15は、このようになつている。
以上が構成の説明である。
次に作動等について説明する。
なお、第6図,第8図,第10図は、各々作動
説明図であり、第7図,第9図,第11図は、各
図の要部矢視図であり、これらの各図をも参照し
て、作動等を説明する。ここにおいて、第6図は
カート拘束装置Cによる拘束前およびキヤスター
ブレーキ装置Bによるブレーキ前の通常使用時の
状態を示している。又第8図は同拘束および同ブ
レーキ状態を示し、第10図は同拘束解除および
同ブレーキ解除時を示している。
説明図であり、第7図,第9図,第11図は、各
図の要部矢視図であり、これらの各図をも参照し
て、作動等を説明する。ここにおいて、第6図は
カート拘束装置Cによる拘束前およびキヤスター
ブレーキ装置Bによるブレーキ前の通常使用時の
状態を示している。又第8図は同拘束および同ブ
レーキ状態を示し、第10図は同拘束解除および
同ブレーキ解除時を示している。
サービスカート本体1がカート拘束装置Cによ
り拘束されているとともに、そのキヤスター8,
8がキヤスターブレーキ装置Bによりブレーキさ
れている第8図の状態から、第10図に示すごと
く、このサービスカート本体1の拘束およびキヤ
スター8,8のブレーキを同時に解除するには、
次に述べるごとくなす。
り拘束されているとともに、そのキヤスター8,
8がキヤスターブレーキ装置Bによりブレーキさ
れている第8図の状態から、第10図に示すごと
く、このサービスカート本体1の拘束およびキヤ
スター8,8のブレーキを同時に解除するには、
次に述べるごとくなす。
まず、いずれかのレリーズペタル5の自由端に
外力を加えて押し下げれば、リンク7を介し、係
合アーム2b,2b又は係合アーム2b′,2b′の
一時的係合により、両ストツパ2,2共上方に回
動する。
外力を加えて押し下げれば、リンク7を介し、係
合アーム2b,2b又は係合アーム2b′,2b′の
一時的係合により、両ストツパ2,2共上方に回
動する。
これにより、ストツパ2,2の係合部2a,2
aと拘束金物の頭部4との係合拘束状態は解放さ
れ、サービスカート本体1のカート拘束装置Cに
よる拘束は解除されるに至る。
aと拘束金物の頭部4との係合拘束状態は解放さ
れ、サービスカート本体1のカート拘束装置Cに
よる拘束は解除されるに至る。
これと同時に、前記した図面上では右側のスト
ツパ2の上方向すなわち時計方向への回動によつ
て、そのストツパ2の突出部2cがベルクランク
15の一方の揺動部に当接する。
ツパ2の上方向すなわち時計方向への回動によつ
て、そのストツパ2の突出部2cがベルクランク
15の一方の揺動部に当接する。
するとこれにより、ベルクランク15は押圧力
を受け時計方向に回動するので、トグルリンクを
形成する連結杆13,13およびアーム11,1
1、レバー10,10を介し、ブレーキシユー
9,9の圧下する力は除かれ、ブレーキシユー
9,9はスプリング16,16の弾撥付勢力によ
りキヤスター8,8と離反する。よつてサービス
カート本体1の各隅部に付設されたキヤスター
8,8のブレーキも解除されるに至る。
を受け時計方向に回動するので、トグルリンクを
形成する連結杆13,13およびアーム11,1
1、レバー10,10を介し、ブレーキシユー
9,9の圧下する力は除かれ、ブレーキシユー
9,9はスプリング16,16の弾撥付勢力によ
りキヤスター8,8と離反する。よつてサービス
カート本体1の各隅部に付設されたキヤスター
8,8のブレーキも解除されるに至る。
このようにして、第8図の状態から、いずれか
のレリーズペタル5の押し下げにより、第10図
に示すごとく、カート拘束装置Cの拘束解除とキ
ヤスターブレーキ装置Bのブレーキ解除とが、連
動して簡単容易かつ同時に実現される。
のレリーズペタル5の押し下げにより、第10図
に示すごとく、カート拘束装置Cの拘束解除とキ
ヤスターブレーキ装置Bのブレーキ解除とが、連
動して簡単容易かつ同時に実現される。
以上が作動等の説明である。
「その他」
なお、第8図のカート拘束装置Cによる拘束お
よびキヤスターブレーキ装置Bによるブレーキ状
態について説明しておく。
よびキヤスターブレーキ装置Bによるブレーキ状
態について説明しておく。
すなわち、第6図に示したカート拘束装置Cと
キヤスターブレーキ装置Bとの双方が解除された
通常使用状態から、第8図に示した各々拘束およ
びブレーキ状態とする場合には、次のとおり各々
別々になされる。
キヤスターブレーキ装置Bとの双方が解除された
通常使用状態から、第8図に示した各々拘束およ
びブレーキ状態とする場合には、次のとおり各々
別々になされる。
まずキヤスター8,8をブレーキする場合は次
のごとくなる。
のごとくなる。
すなわちいずれか一方側のブレーキペタル14
の自由端に外力を加えて押し下げることにより、
トグルリンクを形成する連結杆13,アーム1
1,レバー10を介し、スプリング16の弾撥力
に抗してブレーキシユー9がキヤスター8に圧接
し、その回転を制動し、ブレーキがかかる。
の自由端に外力を加えて押し下げることにより、
トグルリンクを形成する連結杆13,アーム1
1,レバー10を介し、スプリング16の弾撥力
に抗してブレーキシユー9がキヤスター8に圧接
し、その回転を制動し、ブレーキがかかる。
これと同時に、トグルリンクを形成する連結杆
13と連結杆17を介しベルクランク15がブレ
ーキ解除の状態の位置から反時計方向に回動す
る。
13と連結杆17を介しベルクランク15がブレ
ーキ解除の状態の位置から反時計方向に回動す
る。
すると、反対側のトグルリンクを形成する連結
杆13を介し、反対側のブレーキペタル14が押
し下げられるとともに、更にアーム11,レバー
10を介しスプリング16の弾撥付勢力に抗して
反対側のブレーキシユー9がキヤスター8に圧接
し、その回転を制動し、ブレーキがかかる。この
ようにして、いずれかのブレーキペタル14の押
し下げにより、キヤスター8,8にブレーキがか
かることになる。なお、このブレーキ状態は前述
のトグルリンク機構の作用とストツパー(図示せ
ず)により維持する。
杆13を介し、反対側のブレーキペタル14が押
し下げられるとともに、更にアーム11,レバー
10を介しスプリング16の弾撥付勢力に抗して
反対側のブレーキシユー9がキヤスター8に圧接
し、その回転を制動し、ブレーキがかかる。この
ようにして、いずれかのブレーキペタル14の押
し下げにより、キヤスター8,8にブレーキがか
かることになる。なお、このブレーキ状態は前述
のトグルリンク機構の作用とストツパー(図示せ
ず)により維持する。
次にサービスカート本体1を拘束装置により拘
束する場合は、次のごとくなる。
束する場合は、次のごとくなる。
すなわちサービスカート本体1を拘束金物に沿
つて進行せしめると、拘束金物の頭部4と一方の
ストツパ2の係合部2aとの当接により、ストツ
パ2は上方に持ち上げられる。サービスカート本
体1をさらに進行させ、拘束金物の頭部4と双方
のストツパ2,2が対応する位置まで進行せしめ
ると、双方のストツパ2,2が、自重と対向する
いずれかの係合部2b,2b′の一時的係合とによ
り落下し係合部2a,2aと拘束金物の頭部4と
が係合するため、サービスカート本体1は拘束さ
れるに至る。
つて進行せしめると、拘束金物の頭部4と一方の
ストツパ2の係合部2aとの当接により、ストツ
パ2は上方に持ち上げられる。サービスカート本
体1をさらに進行させ、拘束金物の頭部4と双方
のストツパ2,2が対応する位置まで進行せしめ
ると、双方のストツパ2,2が、自重と対向する
いずれかの係合部2b,2b′の一時的係合とによ
り落下し係合部2a,2aと拘束金物の頭部4と
が係合するため、サービスカート本体1は拘束さ
れるに至る。
この拘束状態の場合には、ベルクランク15側
のストツパ2の突出部2cは、ベルクランク15
とは当接せず、拘束解除の状態より反時計方向に
回動して位置していることになる。
のストツパ2の突出部2cは、ベルクランク15
とは当接せず、拘束解除の状態より反時計方向に
回動して位置していることになる。
以上が第6図の状態から第8図の拘束、ブレー
キ状態への説明である。
キ状態への説明である。
「考案の効果」
本考案に係るサービスカートにおけるカート拘
束装置とキヤスターブレーキ装置との同時解除機
構は、以上説明してきたごとく、それぞれのキヤ
スターのブレーキ装置における付勢手段を連結杆
を介してベルクランクの互の端部にそれぞれ連結
し、該ベルクランクの一方の揺動部がカート拘束
装置におけるストツパの上部一端に設けた突出部
と対向し、このストツパが回動し当接した際に押
圧力を受けるべき位置に配設されている構成を有
してなつている。
束装置とキヤスターブレーキ装置との同時解除機
構は、以上説明してきたごとく、それぞれのキヤ
スターのブレーキ装置における付勢手段を連結杆
を介してベルクランクの互の端部にそれぞれ連結
し、該ベルクランクの一方の揺動部がカート拘束
装置におけるストツパの上部一端に設けた突出部
と対向し、このストツパが回動し当接した際に押
圧力を受けるべき位置に配設されている構成を有
してなつている。
そこでレリーズペタルの押し下げにより、カー
ト拘束装置の拘束解除とキヤスターブレーキ装置
のブレーキ解除とが連動してなされ、もつて両装
置の解除が1つの動作で同時に行え、サービスカ
ートの操作が非常に簡単容易となる効果がある。
更にその為の機構が簡単であるので、軽量、安
価、故障も少なく、従来のこの種のサービスカー
トが有した問題点が一掃される等、その有する効
果は大なるものがある。
ト拘束装置の拘束解除とキヤスターブレーキ装置
のブレーキ解除とが連動してなされ、もつて両装
置の解除が1つの動作で同時に行え、サービスカ
ートの操作が非常に簡単容易となる効果がある。
更にその為の機構が簡単であるので、軽量、安
価、故障も少なく、従来のこの種のサービスカー
トが有した問題点が一掃される等、その有する効
果は大なるものがある。
第1図,第2図,第3図は、本考案に係る同時
解除機構の実施例を示し、第1図はその一部を分
解して示した斜視図、第2図はその正断面図、第
3図はその底面図である。第4図は、その概要を
説明するため各部分について視角を変え簡略化し
て示した、概略作動説明図である。第5図は、第
2図のA−A線に沿つた矢視断面図である。第6
図,第8図,第10図は、分解して示す作動説明
図であり、第6図はカート拘束装置による拘束前
およびキヤスターブレーキ装置によるブレーキ前
の通常使用時の状態を示し、第8図は同拘束およ
び同ブレーキ状態を示し、第10図は同拘束解除
および同ブレーキ解除時を示している。第7図
は、第6図のD−D線に沿つた矢視図、第9図
は、第8図のE−E線に沿つた矢視図、第11図
は、第10図のF−F線に沿つた矢視図である。 1……サービスカート本体、2……ストツパ、
2a……係合部、2b,2b′……係合アーム、2
c……突出部、3……軸、4……拘束金物の頭
部、5……レリーズペタル、6……軸、7……リ
ンク、8……キヤスター、9……ブレーキシユ
ー、10……レバー、11……アーム、12……
アジヤストスクリユー、13……トグルリンクの
連結杆、14……ブレーキペタル、15……ベル
クランク、16……スプリング、17……連結
杆、C……カート拘束装置、B……キヤスターブ
レーキ装置、P……付勢手段。
解除機構の実施例を示し、第1図はその一部を分
解して示した斜視図、第2図はその正断面図、第
3図はその底面図である。第4図は、その概要を
説明するため各部分について視角を変え簡略化し
て示した、概略作動説明図である。第5図は、第
2図のA−A線に沿つた矢視断面図である。第6
図,第8図,第10図は、分解して示す作動説明
図であり、第6図はカート拘束装置による拘束前
およびキヤスターブレーキ装置によるブレーキ前
の通常使用時の状態を示し、第8図は同拘束およ
び同ブレーキ状態を示し、第10図は同拘束解除
および同ブレーキ解除時を示している。第7図
は、第6図のD−D線に沿つた矢視図、第9図
は、第8図のE−E線に沿つた矢視図、第11図
は、第10図のF−F線に沿つた矢視図である。 1……サービスカート本体、2……ストツパ、
2a……係合部、2b,2b′……係合アーム、2
c……突出部、3……軸、4……拘束金物の頭
部、5……レリーズペタル、6……軸、7……リ
ンク、8……キヤスター、9……ブレーキシユ
ー、10……レバー、11……アーム、12……
アジヤストスクリユー、13……トグルリンクの
連結杆、14……ブレーキペタル、15……ベル
クランク、16……スプリング、17……連結
杆、C……カート拘束装置、B……キヤスターブ
レーキ装置、P……付勢手段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 カート拘束装置Cとキヤスターブレーキ装置B
とを備えたサービスカートであつて、 上記カート拘束装置Cは、ストツパ2,2とレ
リーズペタル5とを有し、 該ストツパ2,2は、対をなし互いに対向して
回動自在に配設されてなり、各々対向する係合部
2aと分岐した係合アーム2b,2b′とが形成さ
れ、該係合部2aは、床面上に固定した拘束金物
の頭部4を上下方向に回動することにより係合拘
束するとともに拘束解除し、該係合アーム2b,
2b′は、該係合部2aの回動時には対向するもの
どおしのうち少なくともいずれかが、互に係合可
能に位置してなり、又上記レリーズペタル5は該
ストツパ2に連結されてなり、 上記キヤスターブレーキ装置Bは、それぞれの
キヤスター8に押接および離反してブレーキおよ
びブレーキ解除する各ブレーキシユー9と、該ブ
レーキシユー9にそれぞれ施されこれを引き上げ
若しくは押し下げるよう構成された付勢手段Pと
を有してなる、 係るサービスカートにおけるカート拘束装置C
とキヤスターブレーキ装置Bとの同時解除機構で
あつて、 上記カート拘束装置Cの対向するストツパ2,
2の少なくともいずれか一方の上部一端に、突出
部2cを設けてなるとともに、 上記キヤスターブレーキ装置Bの付勢手段P
を、ベルクランク15の互の端部に、それぞれ連
結杆17を介して連結してなり、 かつ該ベルクランク15の一方の揺動部は、上
記ストツパ2に設けた突出部2cと対向し、スト
ツパ2が回動し当接した際に押圧力を受けるべき
位置に、配設されていることを特徴とする、 サービスカートにおけるカート拘束装置とキヤ
スターブレーキ装置との同時解除機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8142481U JPS6141659Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8142481U JPS6141659Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57192869U JPS57192869U (ja) | 1982-12-07 |
JPS6141659Y2 true JPS6141659Y2 (ja) | 1986-11-27 |
Family
ID=29876938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8142481U Expired JPS6141659Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6141659Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0647381B2 (ja) * | 1985-03-29 | 1994-06-22 | 昭和飛行機工業株式会社 | 航空機搭載用カ−トの拘束装置 |
JPH0755121Y2 (ja) * | 1986-10-06 | 1995-12-20 | 株式会社イトーキ | 運搬車 |
-
1981
- 1981-06-02 JP JP8142481U patent/JPS6141659Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57192869U (ja) | 1982-12-07 |
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