JPS6141442A

JPS6141442A - 分娩監視装置

Info

Publication number: JPS6141442A
Application number: JP16271784A
Authority: JP
Inventors: 池田　一寛; 斉藤　武男
Original assignee: TOITSU KOGYO KK
Current assignee: TOITSU KOGYO KK
Priority date: 1984-07-31
Filing date: 1984-07-31
Publication date: 1986-02-27
Also published as: JPH0233254B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は分娩監視装置、更に詳しくは胎動を自動的に記
録できる機能を備えた分娩監視装置に関するものである
。

（従来の技術）胎動は胎児の生存状態を示す重要な指標として１頁古くから注目されていた。

従来、この種の胎動の検出方法としては、胎動を妊産婦
が感知したときにリモートマーカスイッチを押し、分娩
監視装置内臓の記録器を用いてマーカを記録する方法が
一般的であった。

（発明が解決しようとする問題点）しかしこれは自覚的な方法であり、すべての胎動を記録
できず、また個人差を名慮しなければならず、胎動計測
として欠点があった。

本発明ば」−記のような従来の欠点を除去し、自動的に
胎動マーカを記録する分娩監視製置を提供することを目
的とする。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記目的を達成するための手段として、超音
波を妊産婦の体表から入射する手段と、妊産婦の体内の
非静止部分からドプラ効果による周波数偏移を生して反
射した超音波の反射波のうち、主として胎児の運動ずな
わら胎動によって周波数偏移を生した反射波の成分のみ
を胎動検出用の受信信号として選択的に分離する抽出手
段と、２亘前記受信信号を記録に通ずる低周波の胎動信号に変換す
る変換手段と、前記胎動信号を記録する記録手段とを備
えたことを特徴とする。

（構　成）以下本発明を、図面に示す実施例により詳細に説明する
と、１は超音波振動子で、妊産婦の腹壁上にテープまた
はベルトなどで固定されている。

２は超音波送信回路で、腹壁」二から妊産婦の体内に向
は超音波を送信すると、この超音波の一部は体内の組織
やその界面などから反射し、ふたたび体表面にかえって
くる。

３は超音波受信回路で、上記反射波による情報を受信、
増幅し、検波回路４へ送る。このとき界面などが運動し
ていると、ドプラ効果によって周波数が偏移した受信波
と送信波との差の周波数成分を有する信号（以下ドプラ
信号と称する）を検波回路４から得ることができる。

ドプラ信号の周波数は、運動体の運動速度（Ｖ）、超音
波周波数（Ｆ）、超音波速度（Ｃ）、および入射角度（
θ）によって変わり、上述の場合３頁には、得られる１〜ルブラ号の周波数は近ｆｌｕ的に、
ドプラ周波数　Ｆｄ＝　Ｆ　Ｘ　（２ＶＸ　ＣＯ５θ）
／Ｃとなる。

すなわち運動速度に対応した周波数のｉ゛プラ信号現れ
る。

」二記検波回路４から得られるドプラ信号には、妊産婦
の動きによるものと、胎動によるもの、また胎児の心拍
動によるものが含まれている。

例えば−例として、２　Ｍ　Ｉｌｚの超音波でドプラ効
果により運動を検出すると、妊産婦の動きによる信号は
Ｏ〜１０１１ｚに、また胎児の心拍動による信号（以下
心拍動信号と称する）は１００１１ｚ以上に分布する。

これに対し胎動による信号（以下胎動信号と称する）は
２０１１ｚ〜６０１１ｚに存在する。

超音波の周波数は任意の周波数でよいが、周波数に比例
してドプラ周波数は変化するため、ここでは２Ｍ１ｌｚ
の場合を例として説明するが、本発明はこの周波数に限
定されないことは勿論である。

上記ドプラ信号を、胎動信号用フィルタ５で胎動による
信号成分だけをとりだした後これを胎動４頁信号検波回路６で検波し、胎動信号増幅回路７で増幅す
る。

前記胎動フィルタ５は、胎児の心拍動から発生する高い
周波数成分と、妊産婦の腹壁又は生体内部で発生する内
臓の動きから発生ずる低い周波数を遮断できるものであ
る。

胎動信号増幅回路７で増幅された胎動信号は、電圧比較
回路８で胎動基準電圧と比較され、大きい場合は記録器
９のマーカ部へ胎動マーカ信号として出力される。

胎動基準電圧は胎動基準電圧設定回路１０で作られ、胎
動以外の雑音信号では胎動マーカ信号が出力されないよ
うに雑音信号より大きい電圧が設定される。

胎動信号増幅回路７で増幅された胎動信号は、胎動とと
もに発生しスパイク状の波形となり出力されるが、電圧
比較回路８でｒｌＪ　　ｒＯＪの論理信号に変換するこ
とができる。この論理信号を胎動マーカ信号として記録
することにより、胎動の有無を知ることができる。また
この記録は妊産婦５頁が胎動を感知してリモ−１・マーカスイッチを押して記
録したものと表現が同しため、従来の胎動記録と同様に
扱え診療に役立てることができる。

上記は検波回路４でドプラ信号を検出し、その信号から
胎動マーカ信号をとりだす手段を説明したが、次ぎにこ
のドプラ信号から胎児の心拍動信号を抽出する手段と、
陣痛信号を得るために陣痛信号の抽出手段を説明する。

検波回路４から出力されたドプラ信号より、心拍動信号
フィルタ１１で胎児心拍動による信号成分をとりだす。

この胎児心拍動信号は、心拍動信号検波回路１２で検波
した後、心拍数計数回路１３にて心拍数に変換され、３
チヤンネル記録器９にて記録される。

一方腹壁土のストレインゲージ１４で検出された陣痛信
号は、陣痛信号増幅回路１５で増幅され、同じく３チヤ
ンネル記録器９にて記録される。

これらの心拍数・胎動・陣痛記録は、３チヤンネル記録
器で同時に紙上に記録でき、共通の時間軸を用いて記録
できるため心拍数・胎動・陣痛の６頁関連を観察できる利点を備えている。

胎動はｒｌＪ　　ｒＯＪの論理信号に変換されているた
め、３チヤンネル記録器のかわりに２チヤンネル記録器
を使用し、陣痛信号の記録に１胎動あり」すなわち「１
」のときだけマークが入るようにすることもできる。

このマークは棒でも矢印でもよい。すなわちここでは３
チヤンネル記録器を用いて説明しているが、本発明は記
録器の種類に限定されないことは勿論である。

本実施例では胎動の有無をｒｌＪ　　ｒＯＪで表示する
場合について述べたが、前記胎動増幅回路７の出力をそ
のまま出力として記録することも勿論可能であり、更に
雑音を含む一定しヘル以下の出力をリジェクタでルり除
き、一定レベル以上の出力のみを振幅の情報を含めて記
録するなど各種の変形が考えられるが、これらの変形は
いずれも本発明の思想を逸脱するものではない。

（効　果）本発明に係る分娩監視装置は、上記の如き構成７頁からなるものであるから、ドプラ信号とト・１ｊ痛信号
により連続的にまた客観的にしかも簡便に心拍数・胎動
・陣痛の同時記録が得られ、それらの関連を確認できる
といった諸’ｌノ果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る分娩監視装置の実施例を示すブロッ
ク図である。１・・超音波振動子、　２・・超音波送信回路、３・・
超音波受（８回路、４・・検波回路、５・・胎動信号用
フィルタ、６・・胎動信号検波回路、７・・胎動信号増幅回路、８・・電圧比較回路、９・・
３チヤンネル記録器、１０・・胎動基準電圧設定、１１・・心拍動信号用フィルタ、１２・・心拍動信号検波回路、１３・・心拍数計測回路、１４・・ス１−レインゲージ
、１５・・除痛信号増幅回路。８百手続補正書（方式）昭和６０　　年１　月　７　日

Claims

【特許請求の範囲】

超音波を妊産婦の体表から入射する手段と、妊産婦の体
内の非静止部分からドプラ効果による周波数偏移を生じ
て反射した超音波のうち、主として胎児の運動すなわち
胎動によって周波数偏移を生じた反射波の成分のみを胎
動検出用の受信信号として選択的に分離する抽出手段と
、前記受信信号を記録に適する低周波の胎動信号に変換
する変換手段と、前記胎動信号を記録する記録手段とを
備えたことを特徴とする分娩監視装置。