JPS6140288B2 - - Google Patents
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- JPS6140288B2 JPS6140288B2 JP20729982A JP20729982A JPS6140288B2 JP S6140288 B2 JPS6140288 B2 JP S6140288B2 JP 20729982 A JP20729982 A JP 20729982A JP 20729982 A JP20729982 A JP 20729982A JP S6140288 B2 JPS6140288 B2 JP S6140288B2
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- gold
- activated carbon
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- coal
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Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
この発明は、金鉱山で金を回収するための
Carbon in Pulp(CIP法)と言われる金回収方法
の改良に関する。 採掘した金を含む金鉱石から金を採収するため
CIP法が使用される。このCIP法とは、まず金鉱
石を粉砕し水と混合して鉱泥とし、それにシアン
化ナトリウムを反応させ鉱泥中に含まれる金をシ
アン化してイオン化し〔金はAu(CN)− 2というイ
オンで鉱泥中にある〕、それを活性炭を使用して
吸着させ、さらに金を活性炭から脱着させての
ち、脱着した金を精練する方法である。一方、活
性炭はさらに再利用される。 従来からこのCIP法においては椰子殻活性炭が
使用されている。これは他の原料の活性炭に比べ
て吸着能が大きく、また再利用の際必要な硬度も
ある程度あるからである。しかし変動の大きい金
相場が低下した場合には、金含有率の低い金鉱石
しか産出しない鉱山では従来の方法によると採算
がとれない場合がある。したがつて従来から高吸
着能の活性炭が要求されていた。この方法では活
性炭に要求される性能としては、(1)シアン化金の
吸着速度が速いこと、(2)吸着終了後の液中の金濃
度が低いこと、(3)再使用に際して摩耗による減少
が少いこと、すなわち硬度の高いことがあげられ
る。 この発明はこのような事情に鑑みなされたもの
であつて、その目的は金イオンの吸着能が高く、
金イオンの吸着速度の速い活性炭を用いて金を回
収する方法を提供することにある。 すなわちこの発明はCIP法において金イオン回
収用活性炭として、石炭を原料とし水浸PH
(JISK−1474)が9以上である活性炭を用いて金
を吸着させ回収することを特徴とする。 以下この発明を詳細に説明する。まず金鉱石を
粉砕し水と混合して鉱泥とし、それにシアン化ナ
トリウム(NaCN)を反応させ鉱泥中に含まれる
金をシアン化し〔Au(CN)− 2〕、それを石炭を原
料とし水浸PHが9以上である活性炭を用いて吸着
し、さらに金を脱着させてから脱着した金を精練
する。石炭を原料とする活性炭は、椰子殻活性炭
と比べ、硬度が高く、耐摩耗性の強いものの製造
が可能であるため、再利用の際に要求される耐久
性能において優れている。また石炭を原料とする
活性炭の方が椰子殻活性炭と比べ細孔径が大き
く、Au(CN)− 2イオン等の大きさの分子の吸着に
適している。さらに石炭を原料とする活性炭に
は、酸化アルミニウム(A2O3)、酸化珪素
(SiO2)が含まれており、これらもAu(CN)− 2の吸
着に対して良い効果を与えると考えられる。この
ように石炭を原料とする活性炭は金回収用として
好適のものであるが、さらに使用する活性炭の水
浸PHが9以上であることが必要である。この理由
について詳細は不明であるけれども、水浸PHに影
響を与える活性炭中灰分のアルカリ成分、例えば
Na,Ca,K等の化学的な影響が、シアン化され
た金イオンすなわちAu(CN)− 2の活性炭への吸着
に良い効果を与えるものと考えられる。 この発明において、水浸PHの値は、JISK−
1474に規定される測定方法により定められるもの
である。すなわち、乾燥試料3.0gを、三角フラス
コ200mlに移し入れ、水100mlをこれに加えて静か
に沸騰が続くように5分間加熱し、常温まで冷却
後ガラス電極PH計を用いてPHを測定し、その測定
値を水浸PH値とする。 上記に示すこの発明方法によるとイオンの吸着
量においてすぐれた効果が得られるが、さらに本
発明者は金イオンの活性炭に対する吸着速度向上
方法についても考究した。 従来のシアン化工程と活性炭による吸着工程と
の方法は、金を含有する鉱泥をPH9〜11でシアン
化ナトリウムと反応させ、その後PH9〜11のまま
椰子殻活性炭によりシアン化金を吸着していた。
本発明者は、金を含有する鉱泥のPHが、金イオン
が活性炭に吸着される速度に影響を与えることを
見い出した。すなわち金を含有する鉱泥をシアン
化処理し、この鉱泥から水浸PHが9以上の活性炭
を用いて金を吸着させる際、この鉱泥すなわちシ
アン化金含有液のPHを5以下にすることにより金
イオンが活性炭に吸着される速度が増加するので
ある。PHは鉱泥に硫酸等を加えて調節する。 以上のように石炭を原料とし水浸PHが9以上で
ある活性炭を用いるこの発明の方法によれば、従
来方法にくらべ金を含有する鉱泥から高い収率で
金を回収することが可能となり、省力化が進み、
金鉱石中の金含有率の低い鉱山でも金回収の採算
がとれる。またこの発明方法において、さらに、
シアン化された鉱泥のPHを5以下とすることによ
り金の吸着速度を増大し得て金回収についてより
一層の効率化が達成され、その結果金回収費用の
大幅な低減が期待される。 以下にこの発明の実施例について述べる。 実施例1ないし3および比較例1ないし7 原料が石炭であり、水浸PHが10.1,BET比表面
積が990m2/g、および細孔容積が0.52ml/gで
ある活性炭を空気中120℃で3時間乾燥したの
ち、100メツシユの篩いで篩い落したものをさら
に200メツシユの篩いにかけ残つたものを試料と
して使用した。 シアン化金ナトリウム〔NaAu(CN2〕を用いて
金濃度が100mg/である水溶液を調製し共栓付
500ml三角フラスコにこの水溶液の250mlを入れ
た。次に前記処理済みの試料活性炭を、0.25g,
0.50g,0.75g,1.00g秤量し、それぞれを上記の
水溶液を入れた三角フラスコに入れた。48時間放
置したのち、その水溶液を過した。その後液
の残存金濃度を原子吸光分光光度計により求め
た。このデーターより吸着等温線を作成しフロイ
ンドリツヒ型吸着等温式(
Carbon in Pulp(CIP法)と言われる金回収方法
の改良に関する。 採掘した金を含む金鉱石から金を採収するため
CIP法が使用される。このCIP法とは、まず金鉱
石を粉砕し水と混合して鉱泥とし、それにシアン
化ナトリウムを反応させ鉱泥中に含まれる金をシ
アン化してイオン化し〔金はAu(CN)− 2というイ
オンで鉱泥中にある〕、それを活性炭を使用して
吸着させ、さらに金を活性炭から脱着させての
ち、脱着した金を精練する方法である。一方、活
性炭はさらに再利用される。 従来からこのCIP法においては椰子殻活性炭が
使用されている。これは他の原料の活性炭に比べ
て吸着能が大きく、また再利用の際必要な硬度も
ある程度あるからである。しかし変動の大きい金
相場が低下した場合には、金含有率の低い金鉱石
しか産出しない鉱山では従来の方法によると採算
がとれない場合がある。したがつて従来から高吸
着能の活性炭が要求されていた。この方法では活
性炭に要求される性能としては、(1)シアン化金の
吸着速度が速いこと、(2)吸着終了後の液中の金濃
度が低いこと、(3)再使用に際して摩耗による減少
が少いこと、すなわち硬度の高いことがあげられ
る。 この発明はこのような事情に鑑みなされたもの
であつて、その目的は金イオンの吸着能が高く、
金イオンの吸着速度の速い活性炭を用いて金を回
収する方法を提供することにある。 すなわちこの発明はCIP法において金イオン回
収用活性炭として、石炭を原料とし水浸PH
(JISK−1474)が9以上である活性炭を用いて金
を吸着させ回収することを特徴とする。 以下この発明を詳細に説明する。まず金鉱石を
粉砕し水と混合して鉱泥とし、それにシアン化ナ
トリウム(NaCN)を反応させ鉱泥中に含まれる
金をシアン化し〔Au(CN)− 2〕、それを石炭を原
料とし水浸PHが9以上である活性炭を用いて吸着
し、さらに金を脱着させてから脱着した金を精練
する。石炭を原料とする活性炭は、椰子殻活性炭
と比べ、硬度が高く、耐摩耗性の強いものの製造
が可能であるため、再利用の際に要求される耐久
性能において優れている。また石炭を原料とする
活性炭の方が椰子殻活性炭と比べ細孔径が大き
く、Au(CN)− 2イオン等の大きさの分子の吸着に
適している。さらに石炭を原料とする活性炭に
は、酸化アルミニウム(A2O3)、酸化珪素
(SiO2)が含まれており、これらもAu(CN)− 2の吸
着に対して良い効果を与えると考えられる。この
ように石炭を原料とする活性炭は金回収用として
好適のものであるが、さらに使用する活性炭の水
浸PHが9以上であることが必要である。この理由
について詳細は不明であるけれども、水浸PHに影
響を与える活性炭中灰分のアルカリ成分、例えば
Na,Ca,K等の化学的な影響が、シアン化され
た金イオンすなわちAu(CN)− 2の活性炭への吸着
に良い効果を与えるものと考えられる。 この発明において、水浸PHの値は、JISK−
1474に規定される測定方法により定められるもの
である。すなわち、乾燥試料3.0gを、三角フラス
コ200mlに移し入れ、水100mlをこれに加えて静か
に沸騰が続くように5分間加熱し、常温まで冷却
後ガラス電極PH計を用いてPHを測定し、その測定
値を水浸PH値とする。 上記に示すこの発明方法によるとイオンの吸着
量においてすぐれた効果が得られるが、さらに本
発明者は金イオンの活性炭に対する吸着速度向上
方法についても考究した。 従来のシアン化工程と活性炭による吸着工程と
の方法は、金を含有する鉱泥をPH9〜11でシアン
化ナトリウムと反応させ、その後PH9〜11のまま
椰子殻活性炭によりシアン化金を吸着していた。
本発明者は、金を含有する鉱泥のPHが、金イオン
が活性炭に吸着される速度に影響を与えることを
見い出した。すなわち金を含有する鉱泥をシアン
化処理し、この鉱泥から水浸PHが9以上の活性炭
を用いて金を吸着させる際、この鉱泥すなわちシ
アン化金含有液のPHを5以下にすることにより金
イオンが活性炭に吸着される速度が増加するので
ある。PHは鉱泥に硫酸等を加えて調節する。 以上のように石炭を原料とし水浸PHが9以上で
ある活性炭を用いるこの発明の方法によれば、従
来方法にくらべ金を含有する鉱泥から高い収率で
金を回収することが可能となり、省力化が進み、
金鉱石中の金含有率の低い鉱山でも金回収の採算
がとれる。またこの発明方法において、さらに、
シアン化された鉱泥のPHを5以下とすることによ
り金の吸着速度を増大し得て金回収についてより
一層の効率化が達成され、その結果金回収費用の
大幅な低減が期待される。 以下にこの発明の実施例について述べる。 実施例1ないし3および比較例1ないし7 原料が石炭であり、水浸PHが10.1,BET比表面
積が990m2/g、および細孔容積が0.52ml/gで
ある活性炭を空気中120℃で3時間乾燥したの
ち、100メツシユの篩いで篩い落したものをさら
に200メツシユの篩いにかけ残つたものを試料と
して使用した。 シアン化金ナトリウム〔NaAu(CN2〕を用いて
金濃度が100mg/である水溶液を調製し共栓付
500ml三角フラスコにこの水溶液の250mlを入れ
た。次に前記処理済みの試料活性炭を、0.25g,
0.50g,0.75g,1.00g秤量し、それぞれを上記の
水溶液を入れた三角フラスコに入れた。48時間放
置したのち、その水溶液を過した。その後液
の残存金濃度を原子吸光分光光度計により求め
た。このデーターより吸着等温線を作成しフロイ
ンドリツヒ型吸着等温式(
【式】x:単位
当りの活性炭に吸着した金の吸着量、C:平衡濃
度、K,n:定数)によりK値、n値を求めた。
なお、ここにK値は吸着点の量に関する、因子、
n値は吸着点の質に関する因子である。K値、n
値の大きいものが吸着能に優れると判断できる。
実施例1では下表に示すようにK値は20でありn
値は24であつた。 同様な実験を実施例2〜3及び比較例1〜7と
して、下表に示す各特性を有する活性炭を用いて
実施し、K値、n値を求めた。その結果をも下表
に一括して示す。
度、K,n:定数)によりK値、n値を求めた。
なお、ここにK値は吸着点の量に関する、因子、
n値は吸着点の質に関する因子である。K値、n
値の大きいものが吸着能に優れると判断できる。
実施例1では下表に示すようにK値は20でありn
値は24であつた。 同様な実験を実施例2〜3及び比較例1〜7と
して、下表に示す各特性を有する活性炭を用いて
実施し、K値、n値を求めた。その結果をも下表
に一括して示す。
【表】
上記の表より石炭を原料とし水浸PHが9以上で
ある活性炭がK値、n値とも高く吸着能が優れて
いることがわかる。 実施例 4 金濃度を5mg/に調製したシアン化金ナトリ
ウム溶液250mlに硫酸を加えPHを4とした後、温
度110〜120℃で15時間乾燥した石炭を原料とし水
浸PHが10.2である活性炭を0.5gを上記のPH4の溶
液の投入し、振盪機で撹拌した。0.5,1,3,
4,18時間撹拌後シアン化金ナトリウム溶液を少
量づつ採取し、原子吸光分光光度計により溶液中
の残存金濃度(mg/)を測定した。図のように
片対数グラフの横軸に時間、縦軸に残存金濃度
(対数値)をとりプロツトすれば直線が得られ
る。この直線からラングミユアの吸着速度式の積
分形〔V=Vm(1−e-〓t)V:吸着量、Vm:
平衡状態における飽和吸着量、t:時間、α:吸
着速度定数〕が近似的に得ることができて、この
直線の傾きとラングミユアの吸着速度式における
吸着速度定数が一致する。したがつて直線の大き
さより吸着速度を比較することができる。この傾
きをαとすると、実施例4におけるα値は0.38で
あつた。図に実施例4における、撹拌時間と残存
金濃度の関係を示す。 なお、上記のシアン化金ナトリウム溶液に硫酸
を加えないでPHが7の溶液を用い、上記の水浸PH
が10.2の活性炭を用いて同様の操作をおこないα
値を求めたところ0.31であつた。 実施例 5 石炭を原料とし水浸PHが9.1である活性炭を用
いた以外は実施例4と同様な操作で、PH4のシア
ン化金ナトリウム溶液から金を吸着させ、実施例
4と同様にしてα値を求めた。この結果、α値は
0.38であつた。 実施例 6 PHが5のシアン化金ナトリウム溶液を使用した
以外は、実施例4と同様な操作で、石炭を原料と
し水浸PHが10.2である活性炭を用いて上記溶液か
ら金を吸着させ、実施例4と同様にしてα値を求
めた。この結果、α値は0.36であつた。 実施例 7 PHが3のシアン化金ナトリウム溶液を使用した
以外は、実施例4と同様な操作で、石炭を原料と
し水浸PHが10.2である活性炭を用いて上記溶液か
ら金を吸着させ、実施例4と同様にしてα値を求
めた。この結果、α値は0.38であつた。 実施例4〜7の結果から石炭を原料とし水浸PH
が9以上の活性炭を用いたこの発明において、さ
らにシアン化金ナトリウム溶液のPHをも5以下に
したときには、α値が大きく吸着速度についても
増大することができて、一層金回収効果において
すぐれたものとなることがわかる。
ある活性炭がK値、n値とも高く吸着能が優れて
いることがわかる。 実施例 4 金濃度を5mg/に調製したシアン化金ナトリ
ウム溶液250mlに硫酸を加えPHを4とした後、温
度110〜120℃で15時間乾燥した石炭を原料とし水
浸PHが10.2である活性炭を0.5gを上記のPH4の溶
液の投入し、振盪機で撹拌した。0.5,1,3,
4,18時間撹拌後シアン化金ナトリウム溶液を少
量づつ採取し、原子吸光分光光度計により溶液中
の残存金濃度(mg/)を測定した。図のように
片対数グラフの横軸に時間、縦軸に残存金濃度
(対数値)をとりプロツトすれば直線が得られ
る。この直線からラングミユアの吸着速度式の積
分形〔V=Vm(1−e-〓t)V:吸着量、Vm:
平衡状態における飽和吸着量、t:時間、α:吸
着速度定数〕が近似的に得ることができて、この
直線の傾きとラングミユアの吸着速度式における
吸着速度定数が一致する。したがつて直線の大き
さより吸着速度を比較することができる。この傾
きをαとすると、実施例4におけるα値は0.38で
あつた。図に実施例4における、撹拌時間と残存
金濃度の関係を示す。 なお、上記のシアン化金ナトリウム溶液に硫酸
を加えないでPHが7の溶液を用い、上記の水浸PH
が10.2の活性炭を用いて同様の操作をおこないα
値を求めたところ0.31であつた。 実施例 5 石炭を原料とし水浸PHが9.1である活性炭を用
いた以外は実施例4と同様な操作で、PH4のシア
ン化金ナトリウム溶液から金を吸着させ、実施例
4と同様にしてα値を求めた。この結果、α値は
0.38であつた。 実施例 6 PHが5のシアン化金ナトリウム溶液を使用した
以外は、実施例4と同様な操作で、石炭を原料と
し水浸PHが10.2である活性炭を用いて上記溶液か
ら金を吸着させ、実施例4と同様にしてα値を求
めた。この結果、α値は0.36であつた。 実施例 7 PHが3のシアン化金ナトリウム溶液を使用した
以外は、実施例4と同様な操作で、石炭を原料と
し水浸PHが10.2である活性炭を用いて上記溶液か
ら金を吸着させ、実施例4と同様にしてα値を求
めた。この結果、α値は0.38であつた。 実施例4〜7の結果から石炭を原料とし水浸PH
が9以上の活性炭を用いたこの発明において、さ
らにシアン化金ナトリウム溶液のPHをも5以下に
したときには、α値が大きく吸着速度についても
増大することができて、一層金回収効果において
すぐれたものとなることがわかる。
図はこの発明の実施例4における溶液の撹拌時
間と残存金濃度との関係を示す直線図である。
間と残存金濃度との関係を示す直線図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金を含有する鉱泥をシアン化処理したのち、
鉱泥中にある金を吸着させて回収するCarbon in
Pulp(CIP)法において、石炭を原料とし水浸PH
が9以上である活性炭を用いて金を吸着させ回収
することを特徴とする金回収方法。 2 シアン化処理した鉱泥のPHが5以下である特
許請求の範囲第1項記載の金回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20729982A JPS5996233A (ja) | 1982-11-26 | 1982-11-26 | 金回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20729982A JPS5996233A (ja) | 1982-11-26 | 1982-11-26 | 金回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5996233A JPS5996233A (ja) | 1984-06-02 |
JPS6140288B2 true JPS6140288B2 (ja) | 1986-09-08 |
Family
ID=16537477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20729982A Granted JPS5996233A (ja) | 1982-11-26 | 1982-11-26 | 金回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS5996233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016163864A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | Jx金属株式会社 | 活性炭の再生方法及び、金の回収方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6183710B1 (en) * | 1999-04-08 | 2001-02-06 | E. I Du Pont De Nemours And Company | Sodium cyanide paste composition |
-
1982
- 1982-11-26 JP JP20729982A patent/JPS5996233A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016163864A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | Jx金属株式会社 | 活性炭の再生方法及び、金の回収方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5996233A (ja) | 1984-06-02 |
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