JPS6139932Y2 - - Google Patents

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JPS6139932Y2
JPS6139932Y2 JP16865181U JP16865181U JPS6139932Y2 JP S6139932 Y2 JPS6139932 Y2 JP S6139932Y2 JP 16865181 U JP16865181 U JP 16865181U JP 16865181 U JP16865181 U JP 16865181U JP S6139932 Y2 JPS6139932 Y2 JP S6139932Y2
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JP
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pipe
electromagnetic flowmeter
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JP16865181U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁流量計に関し、外部から迷走電流
が流れ込んできても正確な流量測定ができるよう
企図したものである。
一般に電磁流量計は、第1図に示すように、パ
イプ1の内周面にテフロン等の絶縁材からなるラ
イニング2を内張りして管体3を形成している。
このとき管体3には磁界発生手段(図示省略)に
より発生せしめられた磁界Bが作用しているた
め、管体3内を流通する被測定流体4に誘導起電
力Eが生起される。そしてこの誘導起電力Eは管
体3に装着された一対の電極5,5aから取り出
され、この取り出された電圧値から被測定流体4
の流量が計測される。
ここでこの種の電磁流量計の動作をその等価回
路で示す第2図を参照しつつ説明する。第2図に
おいて、Vは流速に比例した起電力、RIは被測
定流体4の内部インピーダンス、RWは管体3の
内周側のインピーダンス、VMは測定電極5,5
a間の電位差、即ち電磁流量計の出力電圧であ
る。そしてこの等価回路から出力電圧VMは次式
で表されることがわかる。
VM=RW/RI+RWV ……(1) このときライニング2が絶縁体であるため RW>>RI ……(2) となるため、(1),(2)式から VM≒V ……(3) となる。つまり電磁流量計の出力電圧VMは流
速に比例した起電力Vと略等しくなり、被測定流
体4の流量に比例した値となる。
ところでこの種の電磁流量計は、上述した如く
ライニング2が必要であるため、次のような欠点
がある。即ち (イ) パイプ1の内周面に均一な厚さでライニング
2を内張りするという難しい作業を要するた
め、製作に手間がかかるとともにコストがアツ
プする。
(ロ) ライニング2には、耐食性、耐摩耗性及び耐
熱性のみならず十分な機械的強度等を持つてい
ることが要求される。したがつて一般にテフロ
ンやゴム等の高分子材料によりライニング2を
形成しているが、これら高分子材料であつても
上記総ての要求を十分に満たすことができなか
つた。
(ハ) ライニング2の内周面に導電性物質が付着す
るとインピーダンスRWが低下するため、(2)式
の条件(RW>>RI)が満たされなくなる。こ
のため(1)式からわかるように出力電圧VMの値
が流量に比例しなくなり、流量測定が不能にな
る。
このようにライニングを有する電磁流量計では
ライニングに起因する多数の欠点がある。このた
め上述した欠点を解消すべくライニングが不要な
ライニングレス電磁流量計が最近開発された。以
下にこのライニングレス電磁流量計をその断面図
である第3図、その正面図である第4図及びその
等価回路を示す第5図を基に説明しておく。
ライニングレス電磁流量計には、第3図及び第
4図に示すように、補助電極6,6a及び増幅器
7,7aからなる給電手段が備えられている。更
に詳言すると、銅からなる補助電極6,6aは
夫々測定電極5,5aを囲繞するようにパイプ1
に溶接されている。このとき測定電極5,5aは
パイプ1と絶縁されてこのパイプ1に装着されて
いる。また利得1の増幅器7,7aは、夫々測定
電極5,5aから取り出された電圧を補助電極
6,6aに帰還させることにより、測定電極5と
補助電極6との電位、並びに測定電極5aと補助
電極6aとの電位を等しくしている。このため第
5図に示す等価回路からわかるように、測定電極
5と補助電極6間のインピーダンスR1や、測定
電極5aと補助電極6a間のインピーダンスR2
には電流が流れない。したがつてインピーダンス
R1,パイプ1のインピーダンスRW及びインピ
ーダンスR2を通る経路を介して測定電極5,5
a間に電流が流れることはない。また言うまでも
ないことながら被測定流体4の内部インピーダン
スRIに電流が流れることはない。この結果電磁
流量計の出力電圧VMは流速に比例した起電力V
と等しくなる。つまり出力電圧VMの電圧値が被
測定流体4の流量に比例した値となり、流量測定
ができる。なおインピーダンスRWを介して増幅
器7から増幅器7aに向い電流Jが流れている
が、上述した如く出力電圧VMは電流Jにより何
ら影響を受けることはない。
ところでこのようなライニングレス電磁流量計
ではライニングが不要であるという長所を持つて
いる反面、ライニングがないために外部から迷走
電流が流れ込むと正確な流量測定ができないとい
う欠点があつた。これは、迷走電流がパイプ1に
流れ込むとパイプ1の電位が迷走電流に対応した
分だけ上昇するのであるが、迷走電流は一般にそ
の周方向に亘る分布が不均一であるため、補助電
極6と補助電極6aとにおける電位の上昇値が異
なつてしまい、測定値が迷走電流の影響を受ける
からである。
本考案は、上記従来技術に鑑み、外部から迷走
電流が流れ込んできても正確な流量測定ができる
ライニングレス電磁流量計を提供することを目的
とする。かかる目的を達成する本考案の構成は、
被測定流体を流通させるパイプと、このパイプの
軸心に直交する磁界を発生する磁界発生手段と、
前記パイプに装着されるとともにこのパイプ内を
流通する被測定流体に発生する誘導起電力を取り
出す測定電極と、前記パイプのうち少なくとも前
記測定電極の装着部近傍の電位分布が前記誘導起
電力の電位分布と略等しくなるように前記測定電
極から取り出された電圧を受けて前記パイプに所
定の電圧を印加する給電手段とを具備した電磁流
量計において、前記測定電極を間に挟むように2
つの高導電率材料をパイプに同心状に形成したこ
とを特徴とする。
以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。なお従来技術と同一部分には同一番号を付
し重複する説明は省略する。
第6図は本考案の実施例を示す正面図である。
同図に示すように、パイプ1の両端部外周面には
夫々銅リング8,8aが固着されている。そして
測定電極5,5aは両銅リング8,8aに挟まれ
るような位置に占位している。このため例えばパ
イプ1の右端から迷走電流が流れ込んできてこれ
が銅リング8に達すると、銅リング8の導電率が
大きいため、迷走電流はその周方向に亘る分布が
均一となる。そして分布が周方向に亘り均一にな
つた迷走電流が補助電極6,6aを通つてパイプ
1の左端に至り外部に流れ出る。同様に、パイプ
1の左端から迷走電流が流れ込んできても、銅リ
ング8aにより周方向に亘る分布が均一になつた
迷走電流が補助電極6,6aを通る。したがつて
パイプ1に迷走電流が流れ込んでも、迷走電流に
起因する補助電極6,6aの電位上昇値が互いに
等しくなる結果、迷走電流による悪影響を除去し
得る。
第7図は本考案の第2の実施例を示す。同図に
示すように本実施例では銅リング8,8aを夫々
接地している。このためパイプ1の右端から流れ
込んだ迷走電流は銅リング8を介し、また左端か
ら流れ込んだ迷走電流は銅リング8aを介して接
地されてしまう結果、補助電極6,6aにはほと
んど迷走電流が通らない。しかも補助電極6,6
aを通る微少な迷走電流は銅リング8,8aによ
り周方向に亘り分布が均一になつている。よつて
本実施例は第6図に示す実施例より一層効果的に
迷走電流による悪影響を除去し得る。
第8図は本考案の第3の実施例を示す。同図に
示すように銅リング8,8aは、パイプ1に形成
された周方向に伸びる溝に嵌まり込んで前記パイ
プ1に固着されている。またパイプ1の外周面の
うち銅リング8,8aで挟まれた部分は絶縁物9
で被覆されている。したがつて銅リング8,8a
で挟まれた部分が結露水等によりコイル10や他
の部品(図示省略)等に短絡されることはない。
このため周方向に亘り分布が均一にされた迷走電
流は、短絡によりその分布状態が乱されることは
ない。なお迷走電流による悪影響を効果的に除去
するため、本実施例においても銅リング8,8a
を接地してもよい。
以上実施例とともに具体的に説明したように本
考案によれば、測定電極を間に挟むように2つの
高導電率材料をパイプに形成したため、外部から
電磁流量計のパイプに流れ込んだ迷走電流は周方
向に亘る分布が均一になつて補助電極の装着部を
流れる。したがつて迷走電流が電磁流量計に流れ
込んでもこの電磁流量計の出力電圧は乱されるこ
となく常に被測定流体の流量に比例した値とな
り、正確な流量測定ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はライニングを有するタイプの従来の電
磁流量計の要部を示す断面図、第2図はその等価
回路を示す回路図、第3図及び第4図はライニン
グを有しないタイプの従来の電磁流量計に関し、
第3図はその要部の断面を示す断面図、第4図は
その要部を示す正面図、第5図はその等価回路を
示す回路図、第6図ないし第8図は本考案に関
し、第6図は第1の実施例を示す正面図、第7図
は第2の実施例を示す正面図、第8図は第3の実
施例を一部破断して示す正面図である。 図面中、1はパイプ、4は被測定流体、5,5
aは測定電極、6,6aは補助電極、7,7aは
増幅器、8,8aは銅リング、9は絶縁物、10
はコイルである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被測定流体を流通させるパイプと、このパイ
    プの軸心に直交する磁界を発生する磁界発生手
    段と、前記パイプに装着されるとともにこのパ
    イプ内を流通する被測定流体に発生する誘導起
    電力を取り出す測定電極と、前記パイプのうち
    少なくとも前記測定電極の装着部近傍の電位分
    布が前記誘導起電力の電位分布と略等しくなる
    ように前記測定電極から取り出された電圧を受
    けて前記パイプに所定の電圧を印加する給電手
    段とを具備した電磁流量計において、前記測定
    電極を間に挟むように2つの高導電率材料をパ
    イプに同心状に形成したことを特徴とする電磁
    流量計。 (2) 前記高導電率材料を夫々接地したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    磁流量計。 (3) パイプに形成された2つの高導電率材料間を
    絶縁物で被覆したことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項または第2項記載の電磁流
    量計。
JP16865181U 1981-11-12 1981-11-12 電磁流量計 Granted JPS5874122U (ja)

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JP16865181U JPS5874122U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 電磁流量計

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JP16865181U JPS5874122U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 電磁流量計

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Publication Number Publication Date
JPS5874122U JPS5874122U (ja) 1983-05-19
JPS6139932Y2 true JPS6139932Y2 (ja) 1986-11-15

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