JPS6139186Y2 - - Google Patents

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JPS6139186Y2
JPS6139186Y2 JP12822882U JP12822882U JPS6139186Y2 JP S6139186 Y2 JPS6139186 Y2 JP S6139186Y2 JP 12822882 U JP12822882 U JP 12822882U JP 12822882 U JP12822882 U JP 12822882U JP S6139186 Y2 JPS6139186 Y2 JP S6139186Y2
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JP
Japan
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layer
rubber
low
film
hose
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JP12822882U
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JPS5932787U (ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は低気体透過性ホースに関するものであ
る。更に詳しく述べれば、本考案はホース内より
気体漏洩量が極めて小さい低気体透過性ホースに
関するものである。
〔従来の技術〕
自動車は現代社会の重要な輸送手段として広く
普及している。自動車がこのように広く普及する
につれ、自動車に対する要求性能は年毎に高度化
してきている。例えば、最近の乗用車ではクーラ
ー装着が一般化してきている。
クーラー装着車では、エンジンルーム内に冷媒
のコンプレツサーを置き、コンプレツサーから車
内までは耐疲労性が優れた冷媒ホースで配管して
いる。
従来の冷媒ホースは、内層ゴムとしてニトリル
ゴムを用い、その上層に補強層を設け、更にその
上層に外層ゴムを押出し被覆して成るものであ
る。しかしながらこの従来の冷媒ホースであつて
も、冷媒漏れが避けられないるものである。これ
は冷媒として用いているフロン−11、フロン−
12、フロン−22等の沸点が−5℃以下と低いため
クーラー運転時の夏においてその蒸気圧が高く、
その上コンプレツサーで圧力を高めるため冷媒ガ
スが内層ゴムを介して外気中へ拡散漏洩してしま
うためである。漏洩した冷媒ガスは車内及び大気
の環境を悪化し、その上クーラー効率を低下させ
るものである。
このため冷媒ガスの漏洩が小さいホースが種々
検討されているが完全なものは得られていない。
例えば、低透過性フイルムを内層の内側または
外側に積層させることが行なわれているが、この
種のホースでは、フイルムを添えただけで積層
(ラツプ)、接着されていないため、フイルムのラ
ツプ部分の隙間から漏洩が生じ、その上湿気が侵
入しやすく、その湿気によりフイルムが侵され、
結果的に侵された部分から気体が漏洩してしまう
という難点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はかかる点に立つて為されたものであつ
て、その目的とするところは、前記した従来技術
の欠点を解消し、冷媒ガスの漏洩量が極めて少い
低気体透過性ホースを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の要旨とするところは、内層ゴム上に補
強層があり、該補強層の上層に外層ゴムが被覆し
て成る低気体透過性ホースにおいて、前記内層ゴ
ム外周上に両面ポリ塩化ビニリデンフイルムラミ
ネートポリビニルアルコールフイルムから成る積
層フイルム低透過層及び該積層フイルム低透過層
の上層に中間ゴム層を設け、しかも前記ポリ塩化
ビニリデンフイルムの熱融着により前記内層ゴム
と前記ポリビニルアルコールフイルムとの間及び
前記ポリビニルアルコールフイルムと前記中間層
ゴムとの間をそれぞれ接着せしめて成ることを特
徴とする低気体透過性ホースにある。
本考案において、内層ゴムは耐冷媒性に優れた
ゴムならよく、例えばニトリルゴムを用いること
ができる。補強層はポリアミド繊維、ポリエステ
ル繊維、ポリビニルアルコール系繊維等の編組し
たものである。外層ゴムは機械的性質の強いゴム
ならよく、例えばクロロプレンゴムを用いること
ができる。
本考案において、積層フイルム低透過層は、両
面にポリビニリデンフイルムをラミネートしたポ
リビニルアルコールフイルムである。この積層フ
イルム低透過層は縦沿え被覆、螺旋巻被覆のいず
れでもよい。
〔作 用〕
本考案の作用は、内層ゴム外周上に両面ポリ塩
化ビニリデンフイルムラミネートポリビニルアル
コールフイルムから成る積層フイルム低透過層及
び該積層フイルム低透過層の上層に中間ゴム層を
設け、しかも前記ポリ塩化ビニリデンフイルムの
熱融着により前記内層ゴムと前記ポリビニルアル
コールフイルムとの間及び前記ポリビニルアルコ
ールフイルムと前記中間ゴム層との間をそれぞれ
接着せしめることにより、内層ゴムと被覆層との
間を完全に密封化してホース内を通過する冷媒等
のガスの拡散、揮散を効果的に抑止したことにあ
る。
即ち、本考案はガス透過性が小さく、耐薬品性
がよく、しかも熱接着性がある。ポリ塩化ビニリ
デンフイルムラミネートポリビニルアルコールフ
イルムが、優れた不透過性を発揮することを見出
したものである。
〔実施例〕
次に本考案の低気体透過性ホースの一実施例を
図面により説明する。
第1図は本考案の低気体透過性ホースの一実施
例を示したものであつて、1はニトリルゴムから
成る内層ゴム、2はポリ塩化ビニリデンフイルム
ラミネートポリビニルアルコールフイルムから成
る積層フイルム低透過層、3はニトリルゴムから
成る中間ゴム層、4は補強層、5はクロロプレン
ゴムから成る外層ゴムである。
斯かる構成から成る低気体透過性ホースは、図
示はしないが、例えばマンドレル上に未加硫のニ
トリルゴムを押出被覆させて内層ゴム1を形成さ
せ、その外周にポリビニルアルコールフイルム6
の両面にポリ塩化ビニリデンフイルム7がラミネ
ートされて成る積層フイルムをラツプさせた状態
で縦添えすることによつて積層フイルム低透過層
2を形成させ、この積層フイルムの低透過層2上
に未加硫ニトリルゴムテープを縦添えさせて中間
ニトリルゴム層3とし、更に中間ニトリルゴム層
3上に繊維の補強層4を編組させ、更にその補強
層4上に未加硫のクロロプレンゴムを押出被覆さ
せることによつて、外層ゴム5を形成させた後、
全体を加熱加圧下で加硫を行なうことにより、第
1図に示すような加硫された低透過性ホースが製
造される。
加硫された低透過性ホースは、加硫時の加硫熱
によつてポリ塩化ビニリデンフイルム7が内層ゴ
ム1及び中間ニトリルゴム層3と熱融着により接
着一体化される。しかも、積層フイルム低透過層
2の合せ目(ラツプ部)においても、ラツプ部は
ポリ塩化ビニリデンフイルム面同志が重ねられた
状態となつているため、加硫の際は同材質による
融着して積層フイルムは低透過層は完全な管状体
に形成される。このため得られた本考案の低気体
透過性ホースは、内層と補強層との間に冷媒ガス
等を透過させない強力なガスバリアを有すること
になる。
ここにおいて、ポリビニルアルコールフイルム
6が湿気の侵入により侵される恐れがあつても、
湿気に強いポリ塩化ビニリデンのフイルム7層に
より湿気の侵入を防止するといつた極めて理想的
な効果が得られる。
次に、両端に金具を締結した長さ3mの本考案
の低気体透過性ホースと従来のホースとをそれぞ
れ用意し、その一端をシールし、他端より圧力10
Kg/cm2の窒素ガスを封入し、30℃、72時間後の窒
素ガス漏洩量を測定した。その結果、本考案の低
気体透過性ホースの窒素ガス漏洩量は従来のホー
スの1/7であつた。
尚、この考案の一実施例では低透過層2を構成
する積層フイルム低透過層は縦添えにより形成し
た場合を示したが、螺旋巻きでもよい。
また中間層3も縦添えにより形成した場合を示
したが螺旋巻きでも押し出し被覆でもよい。
更に、外層ゴム5はクロロプレンゴム以外にも
用途に応じて変えることができ、例えばポリ塩化
ビニル、ポリウレタンなどを用いることができ
る。
〔考案の効果〕
本考案の低気体透過性ホースは、冷媒ガス等の
配管ホースとして用いたときのガス漏洩量が極め
て小さく、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の低気体透過性ホースの一実施
例を示す説明図、第2図は第1図の低気体透過性
ホースで用いた積層フイルム低透過層の拡大説明
図である。 1:内層ゴム、2:積層フイルム低透過層、
3:中間ゴム層、4:補強層、5:外層ゴム、
6:ポリビニルアルコールフイルム、7:ポリ塩
化ビニリデンフイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内層ゴム上に補強層があり、該補強層の上層に
    外層ゴムが被覆して成る低気体透過性ホースにお
    いて、前記内層ゴム外周上に両面ポリ塩化ビニリ
    デンフイルムラミネートポリビニルアルコールフ
    イルムから成る積層フイルム低透過層及び該積層
    フイルム低透過層の上層に中間ゴム層を設け、し
    かも前記ポリ塩化ビニリデンフイルムの熱融着に
    より前記内層ゴムと前記ポリビニルアルコールフ
    イルムとの間及び前記ポリビニルアルコールフイ
    ルムと前記中間ゴム層との間をそれぞれ接着せし
    めて成ることを特徴とする低気体透過性ホース。
JP12822882U 1982-08-25 1982-08-25 低気体透過性ホ−ス Granted JPS5932787U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12822882U JPS5932787U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 低気体透過性ホ−ス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12822882U JPS5932787U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 低気体透過性ホ−ス

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Publication Number Publication Date
JPS5932787U JPS5932787U (ja) 1984-02-29
JPS6139186Y2 true JPS6139186Y2 (ja) 1986-11-11

Family

ID=30290960

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JP12822882U Granted JPS5932787U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 低気体透過性ホ−ス

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JPH0140391Y2 (ja) * 1985-06-05 1989-12-04

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JPS5932787U (ja) 1984-02-29

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