JPS6133797Y2 - - Google Patents
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- JPS6133797Y2 JPS6133797Y2 JP18165581U JP18165581U JPS6133797Y2 JP S6133797 Y2 JPS6133797 Y2 JP S6133797Y2 JP 18165581 U JP18165581 U JP 18165581U JP 18165581 U JP18165581 U JP 18165581U JP S6133797 Y2 JPS6133797 Y2 JP S6133797Y2
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- JP
- Japan
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- friction roller
- turntable
- driven friction
- driven
- shaft
- Prior art date
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- Expired
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- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、各ケージにターンテーブルを備えた
垂直循環式駐車設備の改良に関するものである。 従来、下部に入出庫口を形成し、適宜間隔をも
つて上下に配置した各2個宛のスプロケツトによ
り張設せる無端鎖をもつて多数の車両搭載用ケー
ジを循環させるごとくなし、各ケージの床台中央
に設けた凹所内において水平回転自在にターンテ
ーブルを支承した垂直循環式駐車設備があつた。 この種の駐車設備としては、入出庫口における
ケージ停止位置直下の固定床に回転駆動装置を設
置し、所望ケージが入出庫口手前に停止した際、
回転駆動装置を該ケージのターンテーブルに連係
させて該ターンテーブルを回転せしめるものでは
あるが、各ケージは循環移動中、特に上・下部に
おける施回移動時にターンテーブルが自由回転し
て不測の事故を起こさないように、適宜ロツク装
置を設けなければならない。 前述ロツク装置としては、例えば実開昭50−
91291号および実開昭50−91292号公報に示される
ごとく、ターンテーブルの外周面適所に凹溝を設
け、床台側には適宜ばねにより突子を前記凹溝に
嵌入させてターンテーブルのロツクを行うものが
ある。しかし、このロツク装置のロツク作用とし
てばね力のみに依存する場合は、ばね力が弱けれ
ば、ターンテーブルは少しの衝撃力でもロツクを
解除されてしまい、また逆にばね力が強いとロツ
ク装置としての信頼性は高まるものの、前述実開
昭50−91292号公報に開示されているような複雑
且つ高価なロツク解除装置を固定床に設置しなけ
ればならない欠点を有するものである。 本考案は前述事情に鑑み、各々床台中央上面に
形成せる凹所内に垂直軸心線まわりに回転自在に
ターンテーブルを支承した多数の車両搭載用ケー
ジを垂直方向に循環移動して車両の格納を行うご
とくしたものにおいて、前記凹所の外周部下方に
対面する床台に削設した開口内で水平の軸心線が
前記垂直軸心線と直交する向きに配置し軸を上下
動および回転自在に支持した従動摩擦ローラと、
前記開口内で前記軸心線に対し直角方向に延び中
間部を上下方向に揺動自在に枢支し一端を前記軸
に枢結した作動アームと、前記開口付近で床台に
上下摺動自在に配置し前記作動アームの他端を側
面に枢結させ上昇時上部がターンテーブル下面に
穿設せる穴内に嵌入可能としたストツパ部材と、
車両乗入位置の固定床に配置し駆動摩擦ローラの
上昇により前記従動摩擦ローラを押上げ該従動摩
擦ローラをターンテーブル下面に押付けおよび回
転可能とした回転駆動装置とから成り、前記従動
摩擦ローラは常時は自重により下降位置にあつて
前記作動アームを介しストツパ部材を上昇させて
前記穴内に嵌入せしめターンテーブルの自由回転
を阻止し、また前記駆動摩擦ローラの上昇時に作
動アームを介しストツパ部材を下降させて穴から
離脱せしめターンテーブルの回転を許容するごと
くなし、簡単且つ特別の動力源等を要することな
く、移動中におけるケージに対するターンテーブ
ルの自由回転の阻止および乗入位置における阻止
解除を可能を可能とた、垂直循環式駐車設備を提
供せんとするものである。 以下、図面に示す実施例に基づき詳述する。説
明の便宜上、第1・2図における左・右を
「左」・「右」、第3図における左・右を「前」・
「後」と呼称する。 第1図は垂直循環式駐車設備1の地上入出庫口
2付近のみを示した図面である。 3は車両搭載用ケージで、床台4の中央上部に
凹所4aを形成し、該凹所4a内には上面を床台
4の上面と面一に軸5aにより垂直軸心線Mまわ
りに回転し得るごとく小判形のターンテーブル5
を支持している。6は前記凹所4aの床台4に垂
直軸心線Mから放射状に配置して軸支した3個の
支持ローラで下方よりターンテーブル5を水平に
支持している。 7は前記凹所4aの右端部に削設した矩形の開
口部、8は前記開口部7の前方寄り左・右内側に
削設した上下方向に細長い長溝で、該長溝8には
前記垂直軸心線Mを通る水平の軸心線Nをもつ軸
9の両端部を遊嵌させ、該軸9の中間に従動摩擦
ローラ10を回転自在に枢着してある。 しかして、前記従動摩擦ローラ10は自重で最
下降位置にあるとき、即ち、軸9の両端部が長溝
8の下端に衝合した状態において上部周面がター
ンテーブル5下面より所定距離下方に離れ、外力
を受けて上昇した際上部周面がターンテーブル5
下面に当接するごとく、長溝8の長さおよび従動
摩擦ローラ10の外径等の寸法決めを行つてい
る。 11は開口部7の左内側面に上下揺動自在に中
間屈曲部を枢支して作動アームで、短辺側先端部
に形成した二股状切欠き11aを前記軸9に遊動
状に外嵌し、長辺側先端部には長穴11bを削設
してある。12は開口部7の前左内側面に上下方
向に貫通して削設した案内溝で、該案内溝12に
は細長い矩形のストツパ部材13を上下摺動自在
に嵌挿し、該ストツパ部材13の中間部に突設し
たピン14を前記長穴11b内に遊嵌してある。 15a・15bは前記垂直軸心線Mから前記案
内溝12およびストツパ部材13までの距離に等
しく、且つ該垂直軸心線Mに対して対称位置にタ
ーンテーブル5下面に穿設した2つの係合用穴
で、いずれか一方の穴15aまたは15bが前記
案内溝12およびストツパ部材13の位置に一致
したとき、ターンテーブル5が床台4からはみ出
ることなく前記凹所4a内に完全に収まるように
位置決めしてある。 16は入出庫口2手前のケージ3停止位置直下
における固定床に形成させた小ピツチ17に設置
せる回転駆動装置で、減速機およびブレーキ付の
正逆転モータ18の左右水平に延びる出力軸18
a端に駆動スプロケツト19を固定し、該出力軸
18aには回転自在に揺動アーム20の中間屈曲
部を枢着してある。 21は前記揺動アーム20の長辺側先端に軸支
して左右水平方向に延びる回転軸で、左・右両端
に駆動摩擦ローラ22と従動スプロケツト23を
固定し、該従動スプロケツト23と前記駆動スプ
ロケツト19との間に無端鎖24を巻掛けてあ
る。 25は小ピツト17床に筒部を上下揺動自在に
取付けたエアシリンダで、ロツド25a先端を前
記揺動アーム20の短片側先端に枢結し、常時は
ロツド25a短縮により揺動アーム20を介し駆
動摩擦ローラ22および従動スプロケツト23等
を小ピツト17内に収納した状態に保持してい
る。 次に作用につき説明する。 いま回転駆動装置16はロツド25aの短縮に
より駆動摩擦ローラ22等を小ピツト17内に待
機させている。各ケージ3の従動摩擦ローラ10
は自重で下つてターンテーブル5下面より下方に
離れ、これにより作動アーム11を介しストツパ
部材13が持ち上げられて上部を穴15aまたは
15bに嵌入し、ターンテーブル5の自由回転を
確実に阻止ている(第1・3図に示す状態)。 この状態より、例えば出庫に際しては、所望ケ
ージ3が入出庫口2における車両乗入位置に停止
すると、先ずエアシリンダ25がロツド25aを
伸長して揺動アーム20を第5図で時計回り方向
に揺動させる。このとき、駆動摩擦ローラ22は
上昇途中で従動摩擦ローラ10下部周面に当接
し、さらに該従動摩擦ローラ10を持ち上げる。
従つて、作動アーム11は軸9が長溝8に沿つて
上昇するに伴ない時計回り方向(第5図で)に揺
動し、ストツパ部材13は案内溝12に沿つて押
し下げられて穴15bから下方に離脱し、ターン
テーブル5は回転自在となる。 そして、従動摩擦ローラ10の上部周面がター
ンテーブル5の下面に圧接したところで、前記ロ
ツド25aの伸長動作が停止する。次いで、モー
タ18の駆動により駆動スプロケツト19、無端
鎖24、従動スプロケツト23、および回転軸2
1を介し駆動摩擦ローラ22が回転し、この回転
力は従動摩擦ローラ10を介してターンテーブル
5に伝わり、該ターンテーブル5を回転させる。 前記モータ18は、ターンテーブル5の180度
回転の若干手前において図示しない適宜停止信号
をうけて180度回転位置で停止し、これにより穴
15aが案内溝12の真上に一致し、ターンテー
ブル上の搭載車両Wの前部は入出庫口2に向けら
れる。続いてエアシリンダ25はロツド25aを
短縮させ、それにより駆動摩擦ローラ22等は再
び小ピツト17内に下降待機する。 前記駆動摩擦ローラ22等の下降動作に伴い、
従動摩擦ローラ10は自重により下降したターン
テーブル5から下方に離反し、また作動アーム1
1が前記従動摩擦ローラ10の下降に伴つて反時
計回り方向(第5図での方向)に揺動するため、
ストツパ部材13は持ち上げられて穴15aに嵌
入し、ターンテーブル5の自由回転を阻止する。 こうして、運転者は入出庫口2よりケージ3に
入つて搭載車両Wに乗り込み、前進運転でケージ
3および入出庫口2より退去する。 尚、入庫に際しては、空ケージ3が入出庫口2
に到達して停止してから、運転者は車両を前進運
転でケージ3のターンテーブル5上に乗り込ませ
るだけでよい。また、前記ストツパ部材13のタ
ーンテーブル側の穴15a・15bへの嵌入に際
しては、従動摩擦ローラ10の自重のみによら
ず、必要に応じ適宜ばね力を併用してもよい。 以上詳述せるごとく、本考案の垂直循環式駐車
設備によるときは、ケージの床台側に設けた従動
摩擦ローラが常時自重によりターンテーブルの下
面より離反して下降位置にあることにより、作動
アームを介してストツパ部材をターンテーブルの
穴に嵌入した状態を保持するため、ターンテーブ
ルの自由回転は完全に阻止され、またターンテー
ブルを回転させる必要のあるときのみ駆動摩擦ロ
ーラが上昇して従動摩擦ローラをターンテーブル
下面に圧接させるべく持ち上げ、この持ち上げ動
作に連動してストツパ部材を穴から離脱せしめる
ごとくしたため、ストツパ部材の係合離脱には特
別の駆動源を設ける必要なく、簡単且つ安価な機
構によりケージの循環移動中におけるターンテー
ブルの自由回転に伴う事故を完全に防止し得るも
のである。
垂直循環式駐車設備の改良に関するものである。 従来、下部に入出庫口を形成し、適宜間隔をも
つて上下に配置した各2個宛のスプロケツトによ
り張設せる無端鎖をもつて多数の車両搭載用ケー
ジを循環させるごとくなし、各ケージの床台中央
に設けた凹所内において水平回転自在にターンテ
ーブルを支承した垂直循環式駐車設備があつた。 この種の駐車設備としては、入出庫口における
ケージ停止位置直下の固定床に回転駆動装置を設
置し、所望ケージが入出庫口手前に停止した際、
回転駆動装置を該ケージのターンテーブルに連係
させて該ターンテーブルを回転せしめるものでは
あるが、各ケージは循環移動中、特に上・下部に
おける施回移動時にターンテーブルが自由回転し
て不測の事故を起こさないように、適宜ロツク装
置を設けなければならない。 前述ロツク装置としては、例えば実開昭50−
91291号および実開昭50−91292号公報に示される
ごとく、ターンテーブルの外周面適所に凹溝を設
け、床台側には適宜ばねにより突子を前記凹溝に
嵌入させてターンテーブルのロツクを行うものが
ある。しかし、このロツク装置のロツク作用とし
てばね力のみに依存する場合は、ばね力が弱けれ
ば、ターンテーブルは少しの衝撃力でもロツクを
解除されてしまい、また逆にばね力が強いとロツ
ク装置としての信頼性は高まるものの、前述実開
昭50−91292号公報に開示されているような複雑
且つ高価なロツク解除装置を固定床に設置しなけ
ればならない欠点を有するものである。 本考案は前述事情に鑑み、各々床台中央上面に
形成せる凹所内に垂直軸心線まわりに回転自在に
ターンテーブルを支承した多数の車両搭載用ケー
ジを垂直方向に循環移動して車両の格納を行うご
とくしたものにおいて、前記凹所の外周部下方に
対面する床台に削設した開口内で水平の軸心線が
前記垂直軸心線と直交する向きに配置し軸を上下
動および回転自在に支持した従動摩擦ローラと、
前記開口内で前記軸心線に対し直角方向に延び中
間部を上下方向に揺動自在に枢支し一端を前記軸
に枢結した作動アームと、前記開口付近で床台に
上下摺動自在に配置し前記作動アームの他端を側
面に枢結させ上昇時上部がターンテーブル下面に
穿設せる穴内に嵌入可能としたストツパ部材と、
車両乗入位置の固定床に配置し駆動摩擦ローラの
上昇により前記従動摩擦ローラを押上げ該従動摩
擦ローラをターンテーブル下面に押付けおよび回
転可能とした回転駆動装置とから成り、前記従動
摩擦ローラは常時は自重により下降位置にあつて
前記作動アームを介しストツパ部材を上昇させて
前記穴内に嵌入せしめターンテーブルの自由回転
を阻止し、また前記駆動摩擦ローラの上昇時に作
動アームを介しストツパ部材を下降させて穴から
離脱せしめターンテーブルの回転を許容するごと
くなし、簡単且つ特別の動力源等を要することな
く、移動中におけるケージに対するターンテーブ
ルの自由回転の阻止および乗入位置における阻止
解除を可能を可能とた、垂直循環式駐車設備を提
供せんとするものである。 以下、図面に示す実施例に基づき詳述する。説
明の便宜上、第1・2図における左・右を
「左」・「右」、第3図における左・右を「前」・
「後」と呼称する。 第1図は垂直循環式駐車設備1の地上入出庫口
2付近のみを示した図面である。 3は車両搭載用ケージで、床台4の中央上部に
凹所4aを形成し、該凹所4a内には上面を床台
4の上面と面一に軸5aにより垂直軸心線Mまわ
りに回転し得るごとく小判形のターンテーブル5
を支持している。6は前記凹所4aの床台4に垂
直軸心線Mから放射状に配置して軸支した3個の
支持ローラで下方よりターンテーブル5を水平に
支持している。 7は前記凹所4aの右端部に削設した矩形の開
口部、8は前記開口部7の前方寄り左・右内側に
削設した上下方向に細長い長溝で、該長溝8には
前記垂直軸心線Mを通る水平の軸心線Nをもつ軸
9の両端部を遊嵌させ、該軸9の中間に従動摩擦
ローラ10を回転自在に枢着してある。 しかして、前記従動摩擦ローラ10は自重で最
下降位置にあるとき、即ち、軸9の両端部が長溝
8の下端に衝合した状態において上部周面がター
ンテーブル5下面より所定距離下方に離れ、外力
を受けて上昇した際上部周面がターンテーブル5
下面に当接するごとく、長溝8の長さおよび従動
摩擦ローラ10の外径等の寸法決めを行つてい
る。 11は開口部7の左内側面に上下揺動自在に中
間屈曲部を枢支して作動アームで、短辺側先端部
に形成した二股状切欠き11aを前記軸9に遊動
状に外嵌し、長辺側先端部には長穴11bを削設
してある。12は開口部7の前左内側面に上下方
向に貫通して削設した案内溝で、該案内溝12に
は細長い矩形のストツパ部材13を上下摺動自在
に嵌挿し、該ストツパ部材13の中間部に突設し
たピン14を前記長穴11b内に遊嵌してある。 15a・15bは前記垂直軸心線Mから前記案
内溝12およびストツパ部材13までの距離に等
しく、且つ該垂直軸心線Mに対して対称位置にタ
ーンテーブル5下面に穿設した2つの係合用穴
で、いずれか一方の穴15aまたは15bが前記
案内溝12およびストツパ部材13の位置に一致
したとき、ターンテーブル5が床台4からはみ出
ることなく前記凹所4a内に完全に収まるように
位置決めしてある。 16は入出庫口2手前のケージ3停止位置直下
における固定床に形成させた小ピツチ17に設置
せる回転駆動装置で、減速機およびブレーキ付の
正逆転モータ18の左右水平に延びる出力軸18
a端に駆動スプロケツト19を固定し、該出力軸
18aには回転自在に揺動アーム20の中間屈曲
部を枢着してある。 21は前記揺動アーム20の長辺側先端に軸支
して左右水平方向に延びる回転軸で、左・右両端
に駆動摩擦ローラ22と従動スプロケツト23を
固定し、該従動スプロケツト23と前記駆動スプ
ロケツト19との間に無端鎖24を巻掛けてあ
る。 25は小ピツト17床に筒部を上下揺動自在に
取付けたエアシリンダで、ロツド25a先端を前
記揺動アーム20の短片側先端に枢結し、常時は
ロツド25a短縮により揺動アーム20を介し駆
動摩擦ローラ22および従動スプロケツト23等
を小ピツト17内に収納した状態に保持してい
る。 次に作用につき説明する。 いま回転駆動装置16はロツド25aの短縮に
より駆動摩擦ローラ22等を小ピツト17内に待
機させている。各ケージ3の従動摩擦ローラ10
は自重で下つてターンテーブル5下面より下方に
離れ、これにより作動アーム11を介しストツパ
部材13が持ち上げられて上部を穴15aまたは
15bに嵌入し、ターンテーブル5の自由回転を
確実に阻止ている(第1・3図に示す状態)。 この状態より、例えば出庫に際しては、所望ケ
ージ3が入出庫口2における車両乗入位置に停止
すると、先ずエアシリンダ25がロツド25aを
伸長して揺動アーム20を第5図で時計回り方向
に揺動させる。このとき、駆動摩擦ローラ22は
上昇途中で従動摩擦ローラ10下部周面に当接
し、さらに該従動摩擦ローラ10を持ち上げる。
従つて、作動アーム11は軸9が長溝8に沿つて
上昇するに伴ない時計回り方向(第5図で)に揺
動し、ストツパ部材13は案内溝12に沿つて押
し下げられて穴15bから下方に離脱し、ターン
テーブル5は回転自在となる。 そして、従動摩擦ローラ10の上部周面がター
ンテーブル5の下面に圧接したところで、前記ロ
ツド25aの伸長動作が停止する。次いで、モー
タ18の駆動により駆動スプロケツト19、無端
鎖24、従動スプロケツト23、および回転軸2
1を介し駆動摩擦ローラ22が回転し、この回転
力は従動摩擦ローラ10を介してターンテーブル
5に伝わり、該ターンテーブル5を回転させる。 前記モータ18は、ターンテーブル5の180度
回転の若干手前において図示しない適宜停止信号
をうけて180度回転位置で停止し、これにより穴
15aが案内溝12の真上に一致し、ターンテー
ブル上の搭載車両Wの前部は入出庫口2に向けら
れる。続いてエアシリンダ25はロツド25aを
短縮させ、それにより駆動摩擦ローラ22等は再
び小ピツト17内に下降待機する。 前記駆動摩擦ローラ22等の下降動作に伴い、
従動摩擦ローラ10は自重により下降したターン
テーブル5から下方に離反し、また作動アーム1
1が前記従動摩擦ローラ10の下降に伴つて反時
計回り方向(第5図での方向)に揺動するため、
ストツパ部材13は持ち上げられて穴15aに嵌
入し、ターンテーブル5の自由回転を阻止する。 こうして、運転者は入出庫口2よりケージ3に
入つて搭載車両Wに乗り込み、前進運転でケージ
3および入出庫口2より退去する。 尚、入庫に際しては、空ケージ3が入出庫口2
に到達して停止してから、運転者は車両を前進運
転でケージ3のターンテーブル5上に乗り込ませ
るだけでよい。また、前記ストツパ部材13のタ
ーンテーブル側の穴15a・15bへの嵌入に際
しては、従動摩擦ローラ10の自重のみによら
ず、必要に応じ適宜ばね力を併用してもよい。 以上詳述せるごとく、本考案の垂直循環式駐車
設備によるときは、ケージの床台側に設けた従動
摩擦ローラが常時自重によりターンテーブルの下
面より離反して下降位置にあることにより、作動
アームを介してストツパ部材をターンテーブルの
穴に嵌入した状態を保持するため、ターンテーブ
ルの自由回転は完全に阻止され、またターンテー
ブルを回転させる必要のあるときのみ駆動摩擦ロ
ーラが上昇して従動摩擦ローラをターンテーブル
下面に圧接させるべく持ち上げ、この持ち上げ動
作に連動してストツパ部材を穴から離脱せしめる
ごとくしたため、ストツパ部材の係合離脱には特
別の駆動源を設ける必要なく、簡単且つ安価な機
構によりケージの循環移動中におけるターンテー
ブルの自由回転に伴う事故を完全に防止し得るも
のである。
図面はいずれも本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は本考案の垂直循環式駐車設備の入出
庫口付近の正面図、第2図は第1図の−矢視
平面図、第3図は第1図の−矢視拡大側面
図、第4図は第3図の−矢視平面図、第5図
は作用説明図である。 図中、3はケージ、4は床台、5はターンテー
ブル、7は開口部、9は軸、10は従動摩擦ロー
ラ、11は作動アーム、13はストツパ部材、1
5a・15bは穴、16は回転駆動装置、22は
駆動摩擦ローラである。
で、第1図は本考案の垂直循環式駐車設備の入出
庫口付近の正面図、第2図は第1図の−矢視
平面図、第3図は第1図の−矢視拡大側面
図、第4図は第3図の−矢視平面図、第5図
は作用説明図である。 図中、3はケージ、4は床台、5はターンテー
ブル、7は開口部、9は軸、10は従動摩擦ロー
ラ、11は作動アーム、13はストツパ部材、1
5a・15bは穴、16は回転駆動装置、22は
駆動摩擦ローラである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各々床台4中央上面に形成せる凹所4a内に
垂直軸心線Mまわりに回転自在にターンテーブ
ル5を支承した多数に車両搭載用ケージ3を垂
直方向に循環移動して車両に格納を行うごとく
したものにおいて、前記凹所4aの外周部下方
に対面する床台4に削設した開口7内で水平の
軸心線Nが前記垂直軸心線Mと直交する向きに
配置し軸9を上下動および回転自在に支持した
従動摩擦ローラ10と、前記開口7内で前記軸
心線Nに対し直角方向に延び中間部を上下方向
に揺動自在に枢支し一端を前記軸9に枢結した
作動アーム11と、前記開口7付近で床台4に
上下摺動自在に配置し前記作動アーム11の他
端を側面に枢結させ上昇時上部がターンテーブ
ル5下面に穿設せる穴(15aまたは15b)
内に嵌入可能としたストツパ部材13と、車両
乗入位置の固定床に配置し駆動摩擦ローラ22
の上昇により前記従動摩擦ローラ10を押上げ
該従動摩擦ローラ10をターンテーブル5下面
に押付けおよび回転可能とした回転駆動装置1
6とから成り、前記従動摩擦ローラ10は常時
は自重により下降位置にあつて前記作動アーム
11を介しストツパ部材13を上昇させて前記
穴(15aまたは15b)内に嵌入せしめター
ンテーブル5の自由回転を阻止し、また前記駆
動摩擦ローラ22の上昇時に作動アーム11を
介しストツパ部材13を下降させて穴(15a
または15b)から離脱せしめターンテーブル
5の回転を許容するごとくしたことを特徴とす
る、垂直循環式駐車設備。 (2) 前記回転駆動装置16は、固定床に設備した
モータ18と、該モータ18の出力軸18aに
固定した駆動スプロケツト19と、前記出力軸
18aに中間部を回転自在に枢支した揺動アー
ム20と、該揺動アーム20の一端にロツド2
5a先端を枢結し筒部を上下揺動自在に固定床
に支承したエアシリンダ25と、前記揺動アー
ム20の他端に枢着せる回転軸21に固定した
前記駆動摩擦ローラ22および従動スプロケツ
ト23と、該従動スプロケツト23と前記駆動
スプロケツト19との間に張設した無端鎖24
とから成る、実用新案登録請求の範囲第1項記
載の垂直循環式駐車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18165581U JPS5885050U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 垂直循環式駐車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18165581U JPS5885050U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 垂直循環式駐車設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5885050U JPS5885050U (ja) | 1983-06-09 |
JPS6133797Y2 true JPS6133797Y2 (ja) | 1986-10-02 |
Family
ID=29979325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18165581U Granted JPS5885050U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 垂直循環式駐車設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5885050U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103982070A (zh) * | 2014-05-21 | 2014-08-13 | 重庆大学 | 一种回转台驱动器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6449508B1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-01-09 | 三菱重工機械システム株式会社 | 垂直循環式駐車装置及びその改造方法 |
-
1981
- 1981-12-04 JP JP18165581U patent/JPS5885050U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103982070A (zh) * | 2014-05-21 | 2014-08-13 | 重庆大学 | 一种回转台驱动器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5885050U (ja) | 1983-06-09 |
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