JPS6133125A - ヒト単クロ−ン性抗肺ガン細胞抗体 - Google Patents

ヒト単クロ−ン性抗肺ガン細胞抗体

Info

Publication number
JPS6133125A
JPS6133125A JP15422084A JP15422084A JPS6133125A JP S6133125 A JPS6133125 A JP S6133125A JP 15422084 A JP15422084 A JP 15422084A JP 15422084 A JP15422084 A JP 15422084A JP S6133125 A JPS6133125 A JP S6133125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
human
cancer
cell
antibody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15422084A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0429357B2 (ja
Inventor
Hironori Murakami
浩紀 村上
Shuichi Hashizume
秀一 橋爪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga and Co Ltd
Original Assignee
Morinaga and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga and Co Ltd filed Critical Morinaga and Co Ltd
Priority to JP15422084A priority Critical patent/JPS6133125A/ja
Publication of JPS6133125A publication Critical patent/JPS6133125A/ja
Publication of JPH0429357B2 publication Critical patent/JPH0429357B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明者らは、ヒト肺ガン細胞に特異的なヒト単クロー
ン性抗体を産生ずるヒトーヒトハイプリドーマを作成し
、更にその抗体を大量に且つ高純度で得ることが出来だ
。新規のハイプリドーマは、安定に継代培養され、肺ガ
ン細胞に対して特異的な抗体を産生ずる。
この肺ガン特異的抗体は、ガンの免疫学的研究、臨床診
断および免疫治療等の医学的分野での応用やガン特異抗
原の精製手段としての利用が出来る。
従来の技術 Kohler、G、およびMi 1stein、に、は
、マウス牌細胞とマウス骨髄腫細胞との細胞融合により
マウスの単クローン性抗体を産生じた( Nature
、256巻、495−497頁、1975年及びEur
J、Immunol 、5巻、511−519頁、19
76年)。ハイプリドーマによる単クローン性抗体の産
生法の特徴は、単一の抗原決定基にのみ反応する抗体を
生体外で大量に且つ繰シ返し得ることが出来ることにあ
る。従って、この方法を用い腫瘍、ウィルス等の抗原に
対する単クロー性抗体を産生じ、その抗体を生物・医学
研究に応用する試みがなされ、数多くの報告がなされて
いるが、殆んどがマウスの単クローン性抗体についてで
ある。
5teinity、M、はBpstein−Barrウ
イルステノ形質転換によって得られる抗体産生ヒ)B−
!jンパ球の培養によシ抗体を産生じた( Natur
e +269巻、420−422頁、1977年)。
発明が解決しようとする問題点 A、  Kohler及びMilsteinの基本的な
細胞融合の技術の提示以来、種々のハイプリドーマの作
成およびこれらのハイプリドーマによシ産生される単ク
ローン性抗体の基礎的または応用的研究について多くの
努力がされてきた(例えばAnnual Rev、Bi
ochem、 、 50巻、657−680頁、198
1)。この文献ならびにこの文献に引用されている文献
は【ハイプリドーマから単クローン性抗体を産生ずるこ
とによシ得られる多くの利点と同時にその操作及びその
結果の複雑さを示している。
一般的技術は、概念的にはよく理解されているが各特定
の場合に多くの困難があシ、従ってそれを解決するため
の変更が要求されるとともに不確定の要素が存在する。
事実、一定のハイプリドーマを作成する場合には、所望
のハイプリドーマが得られるかどうか、仮シにそれが得
られた場合抗体を産生ずるかどうか、あるいはまたその
ように産生された抗体が所望の特異性をもつかどうかは
全く予測し難い。成功の程度は、主としていかに多くの
生きのよい抗体産生リンパ球細胞を得るかおよび融合に
用いる親細胞としての腫瘍細胞の選択とその細胞の生き
のよさによシ影響を受ける。
しかし、それでも成功を左右する未知の不確定の要素が
多くあると考えられ、所望の特異性をもつ単クローン性
抗体を産生ずるハイプリドーマの作成は非常に難し層。
特にヒト−ヒトハイプリドーマの場合には、ヒト抗体産
生融合細胞を得ることすら難しく、所望の特異性をもつ
単クローン性抗体を産生ずるヒト−ヒトハイプリドーマ
の作成は困難を極めるといってよい。
B、生体外でヒトのガンに対するヒト単クローン性抗体
を製造するためのアプローチがいくつか試みられたが、
それらは、現在のところ大きく成功していない。これら
には例えば次のことが挙げられる。
(a)  Bpstein−Barr  ウィルスによ
るガン患者の抗体産生リンパ球の形質転換による方法。
この形質転換細胞を確立するには長く冗長な過程を必要
とし、またクローン化が非常に困難であるので、この方
法はほとんど成功の例がない。
Φ) マウス骨髄腫とガン患者の抗体産生リンパ球細胞
との細胞融合による方法。この方法はマウス−マウスハ
イプリドーマと同様に優れた増殖性を有するマウス−ヒ
トハイプリドーマを製造するが、それはまた、この雑種
細胞が固有の遺伝学的不安定性を有するという大きな不
利な点をも持ち合わせている。すなわち、抗体にとって
重要な意味をもつカッパー鎖を形成するための遺伝子が
位置するヒトの染色体をマウス骨髄腫が融合細胞外へ放
出してしまうということである。従って、ヒト単クロー
ン性抗体を産生ずるハイプリドーマの出来る可能性は非
常に低い。
C,マウス−マウスのハイプリドーマによシ産生された
ヒトのガンに対するマウス単クローン性抗体は数多く作
成されているが、これらはヒトにとっては異物であるた
め、例えば、ヒトに反復注射した場合ショックを起こす
危険性がある。従って、ヒトの腫瘍細胞とヒトのガンに
対する抗体を産生ずる細胞とを融合して形成されたヒト
−ヒトハイプリドーマを用いることは有効である。すな
わち、このハイプリドーマはショックの危険の少ないヒ
トのガンに対する単クローン性抗体を産生ずることが出
来るからである。
D、ハイプリドーマを生体外で大量培養し、単クローン
性抗体を産生ずる場合、培地として牛胎児血清(以下、
Fe2という)等の血清添加培地(以下、血清培地とい
う)を一般的に使用している。
しかし、血清は高価であること及びロット間のばらつき
があることから、血清培地は大量培養に適さない。更に
、血清は数十以上の成分から成シ且つ多量に添加される
ため、培地中に分泌された抗体の精製は非常に困難であ
る。
問題点を解決するだめの手段と作用 A0問題点Aについて。
(a)  多くの生きのよい所望のヒト抗体産生リンパ
球細胞を得るために、肺ガン患者から摘出したリンパ節
の中で特にガン細胞が混入しているものを選びそれから
リンパ球細胞を調製した。そのリンパ球細胞をすばやく
その患者のガン細胞及びリンパ球幼若化因子等とともに
培養し、芽球化させた。
(b)  融合に用いる親細胞としての腫瘍細胞として
融合効率の高いNAT−30(特願昭58−24777
2号、「ヒト・・イブリドーマ作成用親細胞株」)及び
その亜株を用いた。
NAT−30及びその亜株とは、ヒトバーキットリンパ
腫細胞であるナマルバ細胞のヒポキサンまた、その細胞
を生きのよい状態にするために、その継代培養用培地(
30μl/m)6−チオグアニン入シ培地)から6−チ
オグアニンを除き10日間培養、そして融合2日前から
毎日培地を半分ずつ新しい培地と交換した。
(a)、Φ)等によシ所望の肺ガン細胞に特異なヒト単
クローン性抗体を産生ずるヒト−ヒトハイブリドーマが
作成された。
B0問題点Bについて。
本発明者らは、HGPRT欠損の安定なヒトの腫瘍細胞
株からの細胞で特に融合効率の高い、NAT−30及び
その亜株を用いヒト−ヒトハイブリドーマを作成し、そ
の問題点を解決した。
C0問題点Cについて。
本発明者らは、ヒト−ヒトハイブリドーマを作成するこ
ととし、(a)肺ガン患者の抗体産生細胞と(b) H
G P RT欠損の安定なヒトの腫瘍細胞株からの細胞
との融合によシ、ヒトの肺ガンに対するヒト単クローン
性抗体を安定に産生ずるヒト−ヒトハイブリドーマを作
成し、その問題点を解決した。
D1問題点りについて。
本発明者らは血清を添加しない培地(以下、無血清培地
という)でもハイプリドーマが増殖し且つそれが単クロ
ーン性抗体を産生ずる系を作成するために、無血清培地
でも増殖するヒトの腫瘍細胞NAT−30およびその亜
株を親細胞とじて用いた。この親細胞を用いたハイプリ
ドーマは親細胞と同様に無血清培地で増殖した。且つそ
のハイプリドーマは無血清培地中で単クローン性抗体を
産生じた。
なお、無血清培地としては、例えば、(a)インシーリ
ン、ラクトフェリン、エタノールアミン及びセレニウム
の4成分を含むDulbecco改質培地(以下、Du
lbecco改質培地のことをDMEというがある。
無血清培地を用いることにより、ハイプリドーマの培養
が安価に出来るようになり、更に精製も非常に簡単に出
来るようになった。
実施例1 ヒト抗体産生リンパ球細胞の調製 ヒトリンパ球細胞は、肺ガン患者から摘出したリンパ節
のうち特にガン細胞の混入しているリンパ節を選び、す
みやかにこれを10%FC8添加DME中で細切し、更
に2枚のスライドグラスでこの細切した組織を紘さみ押
しつけることによりリンパ球細胞およびガン細胞等を浮
遊させた。
このようにして浮遊させた細胞を、1M上上記培地クシ
1〜2×10個リンパ球細胞になるように調製し、これ
に10μP/mlのpokeweed mitogen
を添加した。これをシャーレ中で2〜 (以下余白) 3日間、37°Cの5%炭酸ガスインキ−ベーター内で
培養した。培養後、通常の方法でリンノく球細胞を調製
し、これをヒト抗体産生りンノ(球細胞画分とした。
NAT−30細胞およびその亜株の調製NAT−30細
胞を調製するには、以下のようにした。
まずナマルバ細胞(大日本製薬)を45°Cで、0.2
5%寒天を含むDME+10%FC8添加血清培地に1
×103個/プの細胞濃度で浮遊させ、5crrIシヤ
ーレにその5 mlを取シ、37°Cで5%炭酸ガス及
び95%空気のインキュベーター内で3週間培養した。
その後生育したクローン90個を1つずつ96ウエルプ
レート(ヌンク社)(1ウエルにつき200μtの培地
)に取シ出し、寒天を含まない上記血清培地中で、同様
にして2週間培養した。抗体産生能のない株を選択する
目的から、各ウェルの培養上清をとりエンザイムイムノ
アツセイ(カッベル社)によシその上清中の抗体量の測
定を行った。その結果抗体の全く検出されなかっだ細胞
株7株を選び、96ウエル中で十分に増殖させた。増殖
した細胞株をそれぞれ24ウエル(1ウエルにつき1.
5)の培地)、5crnシヤーレ(1枚につき5dの培
地)の順に用いて培養液量を増加していき、約5 X 
106細胞ずつを得た。それぞれの株について3 X 
10’細胞を残し、他の細胞を、新しく調製した上記血
清培地15ゴに浮遊させ、−5°Cで凍結後室温で融解
するという凍結・融解操作を2回縁シ返し細胞を死滅さ
せた。この生き残った細胞を遠心によシ集めそれぞれの
株について、96ウエルプレート30ウエルに移植した
。4〜6日ごとに培地を交換しつつ3週間培養した結果
、増殖のみられた株は上記7株中2株についてであった
。2株について、増殖速度の速い5個ずつのウェルの細
胞を上記の順に培養液量を増加し、それぞれ約1×10
細胞を得た。それぞれの細胞を別々に遠沈によシ集め、
1回DMEで洗い、無血清培地(ITES培地、pr 
oc、 Na t l。
Acad、 8ci、 U S A 、 79巻、11
58−1162頁、1982年)5ゴにそれぞれ浮遊さ
せた。上記と同様に4週間、4〜6日ごとに培地を換え
培養した。この無血清培地での培養で増殖速度の早いも
のから3種類の細胞を選び、十分に増殖させて約1×1
0個ずつの細胞を得た。これらをそれぞれ3μl” /
 mlの6−チオグアニンを含む上記血清30μl/I
dの6−チオグアニンを含む同一培地に1×10個/d
濃度となるように浮遊させ、上記と同様に4週間培養し
た。このようにして6−チオグアニン耐性株を得た。こ
の株をNAT−30と命名した。
NAT−30細胞の亜株は、NAT−30細胞を0.2
5%寒天を含む培地(30μI/mlの6−チオグアニ
ンおよび10%FC8添加DME)に103個/dの細
胞濃度で浮遊させ、37°Cの5%炭酸ガスインキエベ
ーター内で3週間培養した。その間に増殖したクローン
のうち生育の一番よかったクローンを選びこれをNAT
 30−8と命名した。
NAT−30およびNAT 30−8は30μt/ゴの
6−チオグアニンを含む上記血清培地で継代培養をする
。融合に用いる10日前から培地を6−チオグアニン無
添加の血清培地に換え更に融合2ハイプリドーマの作成 上記NAT−30またはNAT30−8細胞の3 X 
107個と上記ヒト抗体産生リンパ球細胞3〜10 X
 107個とを細胞融合に用いた。各細胞をDMEで2
回洗浄し、50ゴの遠心管中で混合し、1.20 Or
pmで7分間遠沈した。上清を完全に除去し、得られた
細胞ペレットに、あらかじめ37゜Cに加温した42.
5%ポリエチレングリコール(平均分子量1,500)
及び15%ジメチルスルホキシド添加DM’HのIMを
1分間かけ少しずつ加えた。更に、1分間37°Cで放
置した後、あらかじめ37°Cに加温しておいたDME
を5分間かけ徐々に9d加えた。1.50Orpmで1
0分間遠沈し、上清を除去した。得られた細胞ベレット
に15%FC8添加DMB100+11/を加えて、9
6ウエルプレートに夫々100μlずつ分注した。24
時間後、2倍濃度のHAT培地(上記15%FC8培地
にヒボキサンチン2X10 M、アミノブチ日ごとに培
地の半分を捨て、HAT培地100μlを各ウェルに加
える操作を繰り返し、4−6週間7%酸素、5%炭酸ガ
スを含むインキュベーター内で37°Cで培養した。こ
の間に増殖した)・イブリドーマについては、更に1週
間HT培地(HAT培地からアミノプテリンを除いた培
地)で培養した後、無血清及び血清培地で培養した。
なお、ハイプリドーマは、現在7か月を経ているが、依
然として安定に抗体を産生じている。
間接螢光抗体法 特異性の判定は以下のような方法を用いた。
96ウエルプレート又は組織培養用チェンバー(ラブー
チック社)にガン細胞及び正常二倍体細胞を1〜5日間
37°Cの5%炭酸ガスインキスベーター中で培養し付
着させた。培養後、0.05%グルタルアルデヒド又は
4%ホルムアルデヒドで固定する。固定後、リン酸緩衝
化生理食塩水(以下、PBSという)で3回洗浄し、3
%牛血清アルブミンを誉むPBSを加え室温で30分間
放置する。放置後、PBSで5回洗浄し、バイブリドで
30分間放置する。この後、PBSで5回洗浄し、螢光
標識(FITC)したヤギのヒト抗体に対する抗体(例
えば和光純薬社、タボ社)を20〜50倍にPBSで希
釈し加え、37°C15%炭酸ガスインキ−ベーター中
で30分間放置する。
放置後、PBSで5回洗浄し、直に螢光顕微鏡で観察し
た。判定としては、特異的な螢光が50%以上の細胞に
認められる場合が併とし、25−50%の場合が廿とし
、25%以下の場合が十とし、特異的な螢光が認められ
ない場合及びほとんど見当らない場合が−とした。
表−1はハイプリドーマを血清培地中で培養し、産生さ
れた単クローン性抗体の特異性を調べたものである。表
−1に示したようにHyb−10−7は肺ガン細胞株で
あるPC−8と特に強く反応し、他の肺ガン細胞株であ
るQG−56及びQG−90とも反応した。その他のガ
ン細胞株とはほとんど反応しなかった。正常2倍体細胞
とは反応しな培養細胞とも反応した。
Hyb−860、Hyb −7及びHyb−9について
はすべての細胞について全く反応しなかった。
実施例2 実施例1のハイプリドーマを無血清培地で培養しその培
地について実施例1に記載した特異性の判定を行った〇 なお、無血清培地の組成は、インシュリン10μP/I
d 、ラクトフェリン25μP/ mA! % エタノ
ールアミン10μM及びセレニウム2.5X10Mの4
成分を含むD M Bでおる。
表−2から明らかなように無血清培地で培養してもそれ
ぞれの単クローン性抗体の特異性は何ら変化しない。
(以下余白) 実施例3 Hyb−10−7を血清及び無血清培地でそれぞれ1t
ずつ培養し、その単クローン性抗体の精製を行った。
表−3に示したように、無血清培地で培養した場合には
0−50%飽和硫安分画及び5epharoseCL−
4B(ファルマシア社)によるゲル濾過のみによシ高純
度の単クローン性抗体が製造出来た。
培   地       65    14     
22無血清培地  硫 安 画 分     16  
  7    448epharose4B画分   
  5    5   100培   地     3
.790    41      1血清培地 硫安画
分   540  16   28epharose4
B画分   370   16     4発明の効果 肺ガン細胞に特異的に反応するヒト単クローン性抗体を
産生するヒトーヒトノ1イブリドーマを作成することが
出来た。また、このハイプリドーマは、無血清培地中で
抗体を産生じ得ることから、容易に安価で高純度の抗体
を得ることが出来た。
このような肺ガン特異ヒト単クローン性抗体の製造は、
ガンの免疫学的研究、臨床診断、免疫治療等の医学的分
野での応用やガン特異抗原の精製手段としての利用に役
立つものと思われる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)肺ガン患者の抗体産生細胞と、ヒト腫瘍細胞株か
    らの細胞との融合によって形成されたハイブリドーマに
    よって産生され、次の特徴を有するヒト単クローン性抗
    肺ガン細胞抗体。 (イ)肺ガン細胞と強く反応する。 (ロ)胃ガン、腎臓ガン、メラノーマおよび膀胱ガンな
    どの細胞とはほとんど反応しない。 (ハ)正常細胞とは反応しない。
  2. (2)ヒト腫瘍細胞株からの細胞が、ヒトバーキットリ
    ンパ腫細胞であるナマルバ細胞のヒポキサンチン−グア
    ニン−ホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損突然変異
    細胞である特許請求の範囲第1項記載のヒト単クローン
    性抗肺ガン細胞抗体。
  3. (3)肺ガン患者の抗体産生細胞と、ヒト腫瘍細胞株か
    らの細胞との融合によって形成され、次の特徴を有する
    ヒト単クローン性抗肺ガン細胞抗体を産生するハイブリ
    ドーマ。 (イ)肺ガン細胞と強く反応する。 (ロ)胃ガン、腎臓ガン、メラノーマおよび膀胱ガンな
    どの細胞とはほとんど反応しない。 (ハ)正常細胞とは反応しない。
  4. (4)ヒト腫瘍細胞株からの細胞が、ヒトバーキットリ
    ンパ腫細胞であるナマルバ細胞のヒポキサンチン−グア
    ニン−ホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損突然変異
    細胞である特許請求の範囲第3項記載のハイブリドーマ
  5. (5)肺ガン患者の抗体産生細胞と、ヒト腫瘍細胞株か
    らの細胞との融合によって形成されたハイブリドーマの
    産生する単クローン性抗体の製造方法において、無血清
    培地または牛胎児血清添加培地で培養することを特徴と
    するヒト単クローン性抗肺ガン細胞抗体の製造方法。
JP15422084A 1984-07-25 1984-07-25 ヒト単クロ−ン性抗肺ガン細胞抗体 Granted JPS6133125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15422084A JPS6133125A (ja) 1984-07-25 1984-07-25 ヒト単クロ−ン性抗肺ガン細胞抗体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15422084A JPS6133125A (ja) 1984-07-25 1984-07-25 ヒト単クロ−ン性抗肺ガン細胞抗体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6133125A true JPS6133125A (ja) 1986-02-17
JPH0429357B2 JPH0429357B2 (ja) 1992-05-18

Family

ID=15579468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15422084A Granted JPS6133125A (ja) 1984-07-25 1984-07-25 ヒト単クロ−ン性抗肺ガン細胞抗体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6133125A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57126424A (en) * 1980-11-07 1982-08-06 Wistar Inst Production of human monoclonal antibody by human hybridoma
JPS58201994A (ja) * 1982-05-21 1983-11-25 Hideaki Hagiwara 抗原特異的ヒト免疫グロブリンの生産方法
JPS58216125A (ja) * 1982-06-09 1983-12-15 Asahi Chem Ind Co Ltd ヒト抗体の産生方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57126424A (en) * 1980-11-07 1982-08-06 Wistar Inst Production of human monoclonal antibody by human hybridoma
JPS58201994A (ja) * 1982-05-21 1983-11-25 Hideaki Hagiwara 抗原特異的ヒト免疫グロブリンの生産方法
JPS58216125A (ja) * 1982-06-09 1983-12-15 Asahi Chem Ind Co Ltd ヒト抗体の産生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0429357B2 (ja) 1992-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4472500A (en) Rat myeloma cell lines
JPH02227096A (ja) 抗体およびその製法
JPH0690753A (ja) ハイブリドーマセルラインの製造法
US4574116A (en) Methods and cell lines for immortalization and monoclonal antibody production by antigen-stimulated B-lymphocytes
CA2323681C (en) Development of human monoclonal antibodies and uses thereof
Kromenaker et al. Stability of producer hybridoma cell lines after cell sorting: a case study
HU190908B (en) Process for preparing humane-humane hybridomes and - by means thereof - monoclonal antibodies
JPS59169489A (ja) ヒト培養株化細胞
US5114847A (en) Process for the production of permanently culturable animal and human cell lines and the use thereof
RU2431667C9 (ru) Слитые клетки-партнеры
US4618585A (en) Hybridoma cell lines producing monoclonal antibodies directed against cervical cancer cells
JPS6133125A (ja) ヒト単クロ−ン性抗肺ガン細胞抗体
JPH0551277B2 (ja)
JPH06189750A (ja) ヒト単クローン性抗肺ガン細胞抗体を産生するハイブリドーマ
JPS6356283A (ja) ヒト又は動物細胞の不滅化法
JP3043023B2 (ja) ハイブリドーマ
JP2764101B2 (ja) ヒトハイブリドーマ作製用の親細胞株
US4316962A (en) Novel cell line
KR900007950B1 (ko) 모노클로날 항체의 제조방법
GB2079313A (en) Improvements in or relating to rat myeloma cell lines
JPS63185374A (ja) ヒト−ヒトハイブリド−マ作製用親細胞株
JPH02138969A (ja) ヒトt交雑細胞ライン
JPS6152287A (ja) 細胞融合方法
JP3662012B2 (ja) 融合細胞株
CS276448B6 (cs) Způsob výroby permanentních buněčných lini-í živočišného i lidského původu