JPS6132129Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6132129Y2 JPS6132129Y2 JP6235082U JP6235082U JPS6132129Y2 JP S6132129 Y2 JPS6132129 Y2 JP S6132129Y2 JP 6235082 U JP6235082 U JP 6235082U JP 6235082 U JP6235082 U JP 6235082U JP S6132129 Y2 JPS6132129 Y2 JP S6132129Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- negative pressure
- valve
- engine
- fuel tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 27
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 claims description 14
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Safety Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、汎用エンジンにおいて燃料をエンジ
ン運転の有無に対応して、自動的に供給又は停止
させる燃料供給装置に関するものである。
ン運転の有無に対応して、自動的に供給又は停止
させる燃料供給装置に関するものである。
汎用エンジンにおいてはエンジン停止状態で粗
雑に持ち運ばれることが多々あり、このとき気化
器のフロート室の油面が変動する等してニードル
弁が開き、燃料タンクからの燃料がフロート室に
必要以上供給されてオーバフローする恐れがあ
る。そこで、このような危惧に対処するため、従
来燃料タンクと気化器の間の燃料コツクの操作に
より手動で燃料を供給又は停止させるような構造
になつている。
雑に持ち運ばれることが多々あり、このとき気化
器のフロート室の油面が変動する等してニードル
弁が開き、燃料タンクからの燃料がフロート室に
必要以上供給されてオーバフローする恐れがあ
る。そこで、このような危惧に対処するため、従
来燃料タンクと気化器の間の燃料コツクの操作に
より手動で燃料を供給又は停止させるような構造
になつている。
ところで、燃料コツクを開かない限り燃料は供
給されずエンジンの運転を行い得ないことから、
エンジン運転の際に燃料コツクを開くという操作
は忘れずに行われる。しかるに、エンジンの停止
は停止ボタンにより燃料コツクとは関係なく行わ
れるため、このエンジン停止後、燃料コツクを閉
じ忘れることがあり、これにより燃料コツクの存
在が無意味になつて燃料のオーバーフローを招く
ことがある。
給されずエンジンの運転を行い得ないことから、
エンジン運転の際に燃料コツクを開くという操作
は忘れずに行われる。しかるに、エンジンの停止
は停止ボタンにより燃料コツクとは関係なく行わ
れるため、このエンジン停止後、燃料コツクを閉
じ忘れることがあり、これにより燃料コツクの存
在が無意味になつて燃料のオーバーフローを招く
ことがある。
なお、インパルスポンプにより強制的に燃料タ
ンクから気化器へ燃料供給するようにしたものと
して、実開昭55−6459号公報がある。
ンクから気化器へ燃料供給するようにしたものと
して、実開昭55−6459号公報がある。
また、クランクケースのオイル内の負圧を利用
するものとして、例えば本件出願人による実願昭
55−163124号の考案があるが、これは潤滑用オイ
ルを自動的に補給するものである。
するものとして、例えば本件出願人による実願昭
55−163124号の考案があるが、これは潤滑用オイ
ルを自動的に補給するものである。
本考案はこのような事情に鑑み、燃料コツク操
作を改良して、エンジン停止後の操作忘れによる
不具合を完全に無くすようにした燃料供給装置を
提供するものである。
作を改良して、エンジン停止後の操作忘れによる
不具合を完全に無くすようにした燃料供給装置を
提供するものである。
この目的のため本考案の装置は、エンジン運転
中クランクケースのオイル内に負圧が存在する点
に着目し、この負圧の有無により開閉する負圧作
動式開閉弁を燃料タンクと気化器の間の燃料パイ
プ中に設けて、エンジン運転の有無に対応し自動
的に燃料の供給又は停止を行うようにしたことを
特徴とする。
中クランクケースのオイル内に負圧が存在する点
に着目し、この負圧の有無により開閉する負圧作
動式開閉弁を燃料タンクと気化器の間の燃料パイ
プ中に設けて、エンジン運転の有無に対応し自動
的に燃料の供給又は停止を行うようにしたことを
特徴とする。
以下、図面を参照して本考案の一実施例につき
具体的に説明すると、第１図において符号１はク
ランクケース、２はクランク軸、３はコンロツ
ド、４はピストンであり、エンジン運転時ピスト
ン４の往復運動によりクランクケース１の内部に
は正負の脈動圧が生じ、オイル内には第２図のよ
うな略一定の負圧が生じている。また、燃料タン
ク５からの燃料パイプ６がストレーナ７を介して
気化器８に連通され、このストレーナ７の個所に
負圧作動式開閉弁９が装着され、上記クランクケ
ース１の底部のオイル中と開閉弁９との間が負圧
管路１０で接続してある。
具体的に説明すると、第１図において符号１はク
ランクケース、２はクランク軸、３はコンロツ
ド、４はピストンであり、エンジン運転時ピスト
ン４の往復運動によりクランクケース１の内部に
は正負の脈動圧が生じ、オイル内には第２図のよ
うな略一定の負圧が生じている。また、燃料タン
ク５からの燃料パイプ６がストレーナ７を介して
気化器８に連通され、このストレーナ７の個所に
負圧作動式開閉弁９が装着され、上記クランクケ
ース１の底部のオイル中と開閉弁９との間が負圧
管路１０で接続してある。
第３図において負圧作動式開閉弁９について詳
記すると、ストレーナ７の本体７ａにダイヤフラ
ム１１が取付けられると共に、そのダイヤフラム
１１の片側に負圧室１２が形成され、負圧室１２
は上記負圧管路１０に連通し、その内部において
ダイヤフラム１１にリターン用のスプリング１３
が付勢してある。また、ダイヤフラム１１の負圧
室１２と反対の側には弁体１４が取付けられ、こ
の弁体１４が燃料パイプ６とストレーナ７の間の
燃料流入路１５を開閉するようになつている。
記すると、ストレーナ７の本体７ａにダイヤフラ
ム１１が取付けられると共に、そのダイヤフラム
１１の片側に負圧室１２が形成され、負圧室１２
は上記負圧管路１０に連通し、その内部において
ダイヤフラム１１にリターン用のスプリング１３
が付勢してある。また、ダイヤフラム１１の負圧
室１２と反対の側には弁体１４が取付けられ、こ
の弁体１４が燃料パイプ６とストレーナ７の間の
燃料流入路１５を開閉するようになつている。
このように構成されているから、エンジン運転
中はクランクケース１のオイル内に生じた負圧が
負圧管路１０を介して開閉弁９の負圧室１２に導
入されるため、ダイヤフラム１１がスプリング１
３に抗して撓み、弁体１４を後退することで燃料
流入路１５が開いて燃料タンク５からストレーナ
７を介して気化器８の方に燃料が自動的に供給さ
れるようになる。一方、エンジンが停止ると上記
クランクケース１のオイル内の負圧が消失するた
め、開閉弁９の負圧室１２は大気圧になつてスプ
リング１３により弁体１４が突出し、燃料流入路
１５を閉じることで、燃料供給が自動的に停止す
る。
中はクランクケース１のオイル内に生じた負圧が
負圧管路１０を介して開閉弁９の負圧室１２に導
入されるため、ダイヤフラム１１がスプリング１
３に抗して撓み、弁体１４を後退することで燃料
流入路１５が開いて燃料タンク５からストレーナ
７を介して気化器８の方に燃料が自動的に供給さ
れるようになる。一方、エンジンが停止ると上記
クランクケース１のオイル内の負圧が消失するた
め、開閉弁９の負圧室１２は大気圧になつてスプ
リング１３により弁体１４が突出し、燃料流入路
１５を閉じることで、燃料供給が自動的に停止す
る。
なお、エンジンの始動時にはクランクケース１
のオイル内に充分な負圧を生じないで開閉弁９を
閉じているが、この場合の一時的な運転はストレ
ーナ７以降、気化器８のフロート室の燃料でまか
なうことが可能である。また、開閉弁９のダイヤ
フラム１１には手動の操作手段を付設することも
可能であり、こうすると長時間の不使用で気化器
８側の燃料が蒸発して極度に少なくなつている場
合に、エンジンの始動に際し上記手動の操作手段
で燃料補給することもできる。
のオイル内に充分な負圧を生じないで開閉弁９を
閉じているが、この場合の一時的な運転はストレ
ーナ７以降、気化器８のフロート室の燃料でまか
なうことが可能である。また、開閉弁９のダイヤ
フラム１１には手動の操作手段を付設することも
可能であり、こうすると長時間の不使用で気化器
８側の燃料が蒸発して極度に少なくなつている場
合に、エンジンの始動に際し上記手動の操作手段
で燃料補給することもできる。
以上の説明から明らかなように本考案による
と、従来のような燃料コツクの手動操作に代り、
エンジン運転の有無に対処して自動的に燃料の供
給又は停止が行われ得るので、エンジン停止後の
燃料のオーバフローは完全に防止され、操作性も
向上する。クランクケース１のオイル内の負圧を
利用し、負圧作動式開閉弁９を用いてストレーナ
７の燃料流入路１５を開閉する構造であるので、
動作が確実で、構造も簡単である。
と、従来のような燃料コツクの手動操作に代り、
エンジン運転の有無に対処して自動的に燃料の供
給又は停止が行われ得るので、エンジン停止後の
燃料のオーバフローは完全に防止され、操作性も
向上する。クランクケース１のオイル内の負圧を
利用し、負圧作動式開閉弁９を用いてストレーナ
７の燃料流入路１５を開閉する構造であるので、
動作が確実で、構造も簡単である。
第１図は本考案による装置の一実施例の概略を
示す図、第２図はクランクケースオイル内の負圧
を示す線図、第３図は負圧作動式開閉弁を示す断
面図である。 １……クランクケース、５……燃料タンク、６
……燃料パイプ、７……ストレーナ、８……気化
器、９……負圧作動式開閉弁、１０……負圧管
路。
示す図、第２図はクランクケースオイル内の負圧
を示す線図、第３図は負圧作動式開閉弁を示す断
面図である。 １……クランクケース、５……燃料タンク、６
……燃料パイプ、７……ストレーナ、８……気化
器、９……負圧作動式開閉弁、１０……負圧管
路。
Claims (1)
- 燃料タンクから気化器への燃料パイプ中に負圧
作動式開閉弁を設け、該開閉弁をクランクケース
のオイル内の負圧の有無により開閉するように構
成したことを特徴とする燃料供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6235082U JPS58163670U (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6235082U JPS58163670U (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 燃料供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58163670U JPS58163670U (ja) | 1983-10-31 |
| JPS6132129Y2 true JPS6132129Y2 (ja) | 1986-09-18 |
Family
ID=30072508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6235082U Granted JPS58163670U (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 燃料供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58163670U (ja) |
-
1982
- 1982-04-28 JP JP6235082U patent/JPS58163670U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58163670U (ja) | 1983-10-31 |
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