JPS6127663B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6127663B2
JPS6127663B2 JP8433078A JP8433078A JPS6127663B2 JP S6127663 B2 JPS6127663 B2 JP S6127663B2 JP 8433078 A JP8433078 A JP 8433078A JP 8433078 A JP8433078 A JP 8433078A JP S6127663 B2 JPS6127663 B2 JP S6127663B2
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JP
Japan
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cooking
exhaust
shutter
heating chamber
steam
Prior art date
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Expired
Application number
JP8433078A
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English (en)
Other versions
JPS5512358A (en
Inventor
Tetsuo Obata
Nagaharu Keino
Mitsuhiro Muramoto
Yukio Kawada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8433078A priority Critical patent/JPS5512358A/ja
Publication of JPS5512358A publication Critical patent/JPS5512358A/ja
Publication of JPS6127663B2 publication Critical patent/JPS6127663B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は高周波とスチームと電熱を利用して
調理を行なうようにした調理装置に関するもので
ある。 従来から各種加熱調理手段を単独に使用した調
理装置が提案されているが、いずれも調理範囲が
かなり限定されてしまい使いずらいという欠点が
あつた。 この発明はかかる従来の欠点に鑑み、高周波と
スチームと電熱とを使用して同一の加熱室内にて
調理が行なえるように成すとともに、各加熱手段
による調理条件に適合するよう加熱室の吸気風路
と排気風路とを制御する吸気シヤツターと排気シ
ヤツターとを設け、最適な調理条件を達成させる
ようにしたものである。 以下この発明を図示一実施例に基づいて説明す
る。 この第1図はこの発明の一実施例を示す調理装
置の正面図、第2図はその天部を取り除いた一部
切欠き平面図、第3図は第2図の−断面図、
第4図は第2図の前方ドア部分を左側から見た一
部切欠き要部左側面図、第5図はドア開放状態に
おける一部切欠き平面図、第6図は第2図の−
線断面図、第7図は第2図の−線断面図、
第8図は第1図右上の操作盤の要部拡大正面図、
第9図は同じく操作盤の調理選択機構を示す正面
図、第10図はその側面図、第11図は同じく第
10図のものの要部を縦に切欠いて背面から見た
図、第12図〜第14図は同じく第11図と同様
に各調理時におけるカムと操作腕の状態図であ
る。 第3図において1は内部に加熱室3を形成した
金属製の加熱箱2と、この加熱箱の周囲を間隔を
もつて覆う本体ケース4と、加熱箱2が載置され
た底板5とを備えた調理装置本体である。しかし
て加熱箱2はU字状の胴板6と背面板7と天板8
とをそれぞれ溶接して形成されている。 第5図中の9は加熱室3の前面開口で、第2図
中の10は背面に加熱室3の開口9周縁部が固着
された前板で、中央には開口9と対応して予め開
口11が形成されており、第5図に示すように下
端は前記底板5に、また上端は前記本体ケース4
にそれぞれ固定されている。 第6図・第7図中の12は加熱室3の外壁面を
包囲した断熱材で第3図中の13は胴板6の相対
向部分に複数個それぞれ対応するように一体に突
設した支持部、14はこの支持部上に載置される
仕切板で、アルミニウム板の路全面にわたつて多
数の透孔15を穿設して形成されている。 16は同じく支持部13上に必要に応じて載置
される金属皿で、予めその全面には所定の厚さに
ホーローがけが行なわれている。17は加熱室3
内下部に着脱自在に設置したターンテーブルで、
底板5の下方に設置したギヤーモータ18により
駆動軸19を介して回転駆動される。20はモー
タカバーで、下面に多数の流通孔21を形成して
いる。22は加熱室3内上部に略水平に設けられ
た平面形状が略W字状のヒータ、23は同じく加
熱室3内の底板とターンテーブル17との中間に
設けられたW字状のヒータ、24,24は加熱室
3の背面を貫通してその外部へ導入された前記ヒ
ーク22,23の端子部へ給電を行なうソケツ
ト、25は加熱室3の底面に形成された前記ター
ンテーブル17の駆動軸19用貫通孔、26は同
じくその底面に形成された水抜き孔、27は加熱
室3の底面と底板5との間に形成した空間28内
に設置された水受板で、第4図に示すように水抜
き孔26から滴下する水を受け止めてこれを底板
5の前部でかつ後述するドア32の枢支側寄りに
設けた集水孔29へ案内するよう全体が傾斜して
いる。 第4図中の30は底板5の下方に着脱自在に挿
入設置される集水器で、前記集水孔29からの滴
下水が溜められる。31は集水孔29の周囲に形
成した凹部であり、第5図中の32は加熱室3の
前面開口9を開閉自在で覆うドアで、上記一側縁
部をピン35により底板5にそれぞれ回動自在に
枢支されている。 第4図中の36はドア32の外表面を形成する
金属製外枠、37はこの外枠の内側に収納された
金属製内枠、38はこの内枠に固定され、ドア3
2閉合時本体1の前板10に接触する金属製内
板、39はこの内板の外周縁部と内枠37外周縁
部との間に形成したチヨーク室、40はこのチヨ
ーク室の入口を覆うカバーで、一端部を内枠37
に固定され、他端部には内板38の外周縁部が係
合する溝41が形成されている。 42はカバー40と外枠36と内枠37との間
に挾持され、ドア32の閉合面側に突出した縦断
面形状が略U字状の合成樹脂製露受けで、ドア3
2の横幅いつぱいにほぼ対応するよう設けられる
とともに、ドア32の枢支側すなわちピン33側
へ行くに従つて低くなるよう全体がゆるやかに傾
斜している。第4図中の43はこの露受けの底面
のうち最も低い部分に形成した排水孔であり、こ
の排水孔の位置はまたドア32を閉じた状態にお
いてちようど前記凹部31の上方に位置するよう
になつている。44はドアハンドルであり、第5
図中の45は本体1に係合するトアラツチであ
り、第4図中の46は前板10の下端部に形成し
た段部で、ドア32閉合時にその露受け42の先
端部が当たらないようにするためのものである。 47は同じく前板10の下端部に形成した切欠
きで、ドア32から滴下した水が集水孔29側へ
流れるのを妨げないようにするためのものであ
る。 第3図中の48は加熱室3の天井面中央に設け
た電波供給口、49はこの供給口をたの下方から
密閉する耐熱性かつ電波透過性を有する例えばシ
リコン樹脂積層板等のカバー、50は供給口48
の上方を覆うように設けた導波管で、供給口48
と反対側の端部には高周波発振源となるマグネト
ロン51のアンテナ52が突出している。53は
導波管50の上面(実施例ではさらに供給口48
と対向する部分)に設けた透孔で、この透孔の径
は電波が透過しない程度の適当な大きさに形成さ
れている。 第2図中の54は底板に形成した吸気口55か
ら主に外気を吸引し、これをダクト56を介して
マグネトロン51の発熱部57に送る送風機であ
る。第6図において58はマグネトロン51に送
られた前記冷却用送風を加熱室3の側面上部に設
けた小孔群からなる導入口59へ導く吸気ダク
ト、60はこのダクト内に形成される吸気風路S
を導入口59の手前で遮断するように設けられた
吸気口シヤツターで、枢軸61に一端を固定され
た支持板62とこの支持板の両面に固着されたゴ
ム製の当て板63,64とから成つている。65
は吸気風路Sの上面に形成した排気孔である。 しかして前記吸気シヤツター60は第6図に示
すように、導入口59を密閉し排気口65が開放
される位置Aと、導入口59と排気口65の両方
が開放されるようにその略中間の位置Bと、導入
口59を開放しかつ排気孔65が密閉される位置
Cとの3つの位置へ任意に切換えられるようにな
つている。また吸気シヤツター60は常に導入孔
59を閉成するような方向に枢軸61を介して付
勢されている。 66は排気孔65の孔縁部に取り付けられた平
面形状がコ字形の案内板であり、第2図に示す6
7は前記吸気孔55の近傍に設置した高圧トラン
スである。第7図において68は前記導入孔59
と相対向する側の加熱室3側面上部に形成した小
孔群からなる排気口、69は加熱室3の外部に設
けた排気ダクトで、一端流入口70を前記排気口
68に接続し、また他端の流出口71を本体ケー
ス4の上面に形成した排気孔72の近傍に位置さ
せて内部に排気口68から排気孔72に至る縦断
面形状がL字形の排気風路Eを形成している。 73は排気ダクト69内の流入口70の寄りに
設けた調理温度設定用液体膨張式温度調節器(図
示せず)の温度検知部で、排気ダクト69の横幅
全体に及ぶような長さに形成されている。74は
排気風路Eを温度検知部73より流出口側で遮断
する排気シヤツターで、排気ダクト69を横に貫
通するように設けた枢軸75と、この軸に固定さ
れた上下一対の支持板67と、この支持板にて挾
持された可撓性、弾力性を有する当て板77とか
ら形成されている。しかしこのシヤツターは常時
第7図に示すように排気風路Eを完全に遮断する
方向に枢軸75を介して付勢されており、この付
勢に抗して同図の仮想線にて示すように排気風路
Eをその断面積比率で約1/3開放する位置Bと、
全開する位置Cとのいずれにも任意に切換えでき
るようになつている。 また第6図に示す吸気シヤツター60の枢軸6
1と第7図に示す排気シヤツター74の枢軸75
とは、具体的構成は図示しないが第2図に一点鎖
線で示すように互いに機械的に連結されており、
吸気シヤツター60が(A)位置、(B)位置、(C)位置に
設定されると同時に排気シヤツター74も(A)位
置、(B)位置、(C)位置に設定される。 第2図及び第3図中の78は前面と背面側が開
放した金属製支持枠、第1図及び第5図中の79
はこの支持枠に対応して前板10に形成した透孔
(図示せず)を開閉自在に覆う蓋、80はこの蓋
を開けて透孔(図示せず)から支持枠78内に挿
入設置される全体が透明な合成樹脂製の密閉形給
水タンクであり、第3図に示す81はこの給水タ
ンクから定水位置機構(図示せず)を介して給水
が行なわれる蒸気発生器で、外底面に電熱ヒータ
(図示せず)が設けられている。 82は加熱室3側面の支持部13より下方でか
つターンテーブル17との対向部分より上方の位
置に設けた噴出孔(図示せず)に一端を接続した
接続チユーブで、他端は前記蒸気発生器81に接
続されている。 83,84は本体ケース4の側面に形成した流
通孔、85.86,87は同じく本体ケース4の
上面に形成した流通孔であり、第1図において8
8は前記蓋79をピン89により回動自在に支持
した飾り枠、90は蓋79の中央に穿設した貯水
量確認窓で、この窓を通して前記給水タンク80
内の水量を確認できるようになつており、かつこ
の窓の側縁には水量の表示目盛91が記載されて
いる。92は前記給水タンク80から蒸気発生器
81に至る間に設けた前述定水位機構(図示せ
ず)の排水つまみで、このつまみを回すことによ
り定水位機構(図示せず)を介して給水タンク8
0内の水を前記集水器30内へ排水させることが
きる。 第1図及び第8図中の93は操作盤で、ここに
は調理選択つまみ94、ヒータ22,23の通電
状態選択つまみ95、電熱調理時における調理温
度の設定つまみ96、スチーム加熱およびヒータ
加熱調理時間を制御するタイマー(図示せず)の
つまみ97、高周波加熱時間を制御するタイマー
(図示せず)のつまみ98、調理開始スイツチ9
9、スチーム加熱とヒータ加熱(オーブン)の各
調理中を表示するランプ100、高周波加熱(レ
ンジ)の調理中に点灯するランプ101とをそれ
ぞれ備えている。 第1図及び第8〜10図中の103は前記選択
つまみ94を回してそのつまみの周囲に表示した
調理手段もしくは調理順序を選定したとき、その
選定したものと同一の調理手段、調理順序を操作
盤93の表示窓104から表示するように設けら
れた円形の表示ドラムで、このドラムの周囲には
第8図〜第10図に示すように「レンジ→スチー
ム」、「スチーム」、「オーブン」、「オーブン→レン
ジ」、「レンジ→オーブン」、「レンジ強」、「レンジ
弱」の7種類の調理手段もしくは調理順序がこの
順序で記載されている。 第9図及び第10図に示す105は表示ドラム
103を軸106,107により回動自在に支持
した金属製の取付枠で、操作盤93の裏面に固定
されている。 108は一端に選択つまみ94が取り付けられ
た第1の操作軸で、他端部には第1の歯車109
とかさ歯車110とが固定されており、中間には
主歯車111が固定されている。 112は取付枠105を前後方向に貫通するよ
うに設けられた第2の操作軸、113は前記主歯
車111から回転力を受けてこれを第2の操作軸
112に伝える第2の歯車、114は制御回路
(図示せず)を内蔵した制御器で、前記第2の操
作軸112により操作される。すなわちこの制御
器により「レンジ→スチーム」、「レンジ→オーブ
ン」、「オーブン・レンジ」に設定すると、その表
示の順序に従つて調理順序が決定され、前段の調
理手段による調理が終了後後段の調理手段による
調理へ自動的に移行するように制御回路が切り換
えられるものである。また「スチーム」に設定す
ると蒸気発生器81によるスチーム単独での加熱
調理が行なわれ、「オーブン」の場合には上下ヒ
ータ22,23の一方または両方による電熱加熱
調理が行なわれ、「レンジ強」「レンジ弱」の場合
は高周波により所定の出力であるいは低出力でそ
れぞれ調理が行なわれるようそれぞれ制御回路
(図示せず)が切り換えられるようになつてい
る。 第10図に示す115は軸107に取り付けら
れたかさ歯車で、前記かさ歯車110とかみ合つ
ている。 第9図に示す116は第3の歯車で、前記第1
の歯車109とかみ合つている。 しかして第10図に示すようにこの第3の歯車
と第1の歯車109の歯数109の歯数に形成さ
れている。第11図〜第14図中の117は第3
の歯車116を取付枠105に回動自在に支持さ
せた軸118はこの軸に固定され、第3の歯車1
16と一体的に回動するカムで、第1の凸面11
9と第2の凸面120と残余面121とをそれぞ
れ周面に形成している。しかしてこれら第1、第
2の凸面119,120と残余面121はその全
面がそれぞれ同一の中心からそれぞれ異なる半径
の円弧面となるように形成されている。 第9図及び第11図〜第14図に示す。122
は下端部を枢軸123により取付枠105に回動
自在に支持された操作腕で、カム118との対向
部分に折曲部124を形成している。 第9図中の125は操作腕122の上端部と取
付枠105との間に張架された引張りバネで、前
述したように排気シヤツター74と吸気シヤツタ
ー60とをそれぞれ加熱室3を閉成する方向に付
勢している。 126は取付枠105に一体に形成された案内
片、127は操作腕122の上端にピン128に
より一端を連結された連結板で、この他端部は前
記吸気シヤツター60と排気シヤツター74の機
械的連結機構(第2図中に一点鎖線で示すよう)
に対して連結されている。 そして選択つまみ94で調理の切り換え動作を
行なうとカム118が回動して操作腕122を回
動させ、吸気シヤツター60と排気シヤツター7
4とをその設定する調理内容に応じた位置に移動
させるものであり、各調理手段に応じた吸気シヤ
ツター60と排気シヤツター74の設定位置は第
6図、第7図に示す(A)、(B)および(C)位置のうち次
のとおりである。
【表】 第10図中の130は取付枠105の上面に一
端をネジ131で固定され、他端を表示ドラム1
03の上面中中部に垂下させたバネ板製のストツ
パーで、表示ドラム103を1/7回転ずつ止める
ように設けられている。 以上の構成において、次にその動作を説明す
る。まずスチーム調理を行なう場合について説明
すると、給水タンク80を蓋79を開けて取り出
し、水を入れて再び支持枠78内へ設置する一
方、選択つまみ94をこのつまみの周囲に記載さ
れた「スチーム」の表示に合わせる。するとこの
「スチーム」の文字が第8図に示すように表示窓
104を介して表示ドラム103にても表示され
るので設定条件の確認が容易に行なえる。 ついで第1図に示すタイマー97で調理時間を
設定しておき、加熱室3内に仕切板14を設置
し、この上に食品をのせておいてドア32を閉め
たのち調理開始スイツチ99を押せば、蒸気発生
器81のヒータ(図示せず)に通過が行なわれる
ので、短時間のうちに接続チユーブ82から加熱
室3内下部へ高温のスチームが噴出される。 ここで前記選択つまみ94の設定により第3の
歯車116が回転し、これと一体のカム、118
は第12図に示すような位置まで回転される。従
つて第1の凸面119により接作腕122が枢軸
123を中心としてバネ125の付勢力に抗した
回動するので、第9図に示す連結板127が押さ
れ吸気シヤツター60を第6図の(A)位置に、また
排気シヤツター74を第7図の(A)位置にそれぞれ
配置させ、導入口59を密閉するとともに排気風
路Eを遮断するから噴出されたスチームは仕切板
14の下方に最初充満し次第に透孔15から仕切
板14の上方にも充満し、最終的には加熱室3内
全体に充満する。 従つて仕切板14上に置かれた食品は高温のス
チーム雰囲気中に置かれるので全体から効率良く
加熱調理される。 次第8図に示すように「レンジ→スチーム」を
選択し、高周波加熱からスチーム加熱へ自動的に
調理手段を移行させる場合について説明する。 まず加熱室3内から仕切板14を取り出してお
いて、ターンテーブル17上に食品を置き、選択
つまみ94を「レンジ→スチーム」に設定する
と、第1の操作軸108により主歯車111が回
転されて第1の歯車109と第2の歯車113が
回転し、カム118は第11図に示すように第1
2図の位置から時計方向に1/7回転する。従つて
この位置では第1の凸面119により操作腕12
2はカム118から最も離れた位置であり、よつ
て吸気シヤツター60は導入口59を密閉する位
置Aに保持され、また、排気シヤツター74も排
気風路Eを遮断するように保持されているので、
タイマー97,98をそれぞれ設定して調理開始
スイツチ99を押すと、マグネトロン51が駆動
され、そのアンテナ52から発振された高周波電
波は供給口48から加熱室3内へ照射される。こ
のためターンテーブル17上の食品は高周波によ
りむらなく加熱される。 一方第3図に示すマグネトロン51の駆動と同
時に第2図に示す送風機54も運転されるので、
排気孔55から吸引した外気は第3図に示す高圧
トランス67を冷却したのちマグネトロン51の
発熱部57へ送られる。 そして発熱部57を冷却した送風はダクト58
により案内され、導入口59の手前で排気孔65
から排出され、この排気は第2図と第6図に一点
鎖線の矢印で示すように案内板66により加熱室
3の上方方向へ案内され、本体ケース4に設けた
第3図に示す流通孔86等から外部へ放出され
る。 そしてこの高周波加熱タイマー98の設定時間
中行なわれ、設定時間が経過すると、マグネトロ
ン51と送風機54の運転が自動的に停止する一
方、タイマー97が作動しはじめ、蒸気発生器8
1のヒータ(図示せず)に通電を行なつて加熱室
3内へスチームを噴出する。 このため高周波加熱時に食品等から生じた蒸気
や熱気を加熱室3外へ排出することなくスチーム
を続けて供給することが出来るから、スチーム供
給時の温度立上り時間が短く、効率良く調理が行
なえるものである。 なお高周波加熱中はランプ101が点灯し、ス
チーム加熱に移行するとランプ101が消えると
ともにランプ100が点灯するので使用者には現
在どのような手段で調理が行なわれているのか容
易に確認できるものである。 次に「オーブン」を選択つまみ94で選択して
電熱調理を行なう場合について説明すると、まず
加熱室3内へ金属皿16を設置してこの上に食品
を置くか、あるいはターンテーブル17上に置
く。つまみ95で通電するヒータを選択したりそ
の発熱容量を選択して電熱調理温度をつまみ96
で設定する。そしてタイマー97を設定したのち
調理開始スイツチ99を押すと加熱室3内の上部
と下部に設けたヒータ22,23の両方もしくは
何れか一方によりターンテーブル17または金属
皿16は高温にされ、食品調理が行なわれる。 この電熱調理時においては第13図に示すよう
にカム118はスチーム調理時(第12図)から
反時計方向に1/7回転した位置となり、第2の凸
面120にて操作腕122を押圧する。このため
吸気シヤツター60と排出シヤツター47とはつ
まみ96の設定と同時に連動してそれぞれ半開き
状態、すなわち第6図と第7図における(B)の位置
に保持されるので、導入口59から自然対流によ
り放出される熱気は吸気風路Sを介してマグネト
ロン51側へ逆流することはなく、排気孔56か
ら放出され、従つてマグネトロン51が過熱され
ることはない。 一方排気風路Eにおいては排気シヤツター74
が吸気風路Eの全風路断面積の約2/3を遮断して
いるので、加熱室3内の熱気はそれ自身の自然上
昇速度を抑えられ、所定の低速度で本体1外部へ
放出していく。このため温度検知部73での温度
検知能力が向上し、加熱室3内雰囲気の温度上昇
に充分追従してヒータ22,23の通電を制御で
きるものである。 次に「オーブン→レンジ」をつまみ94で選択
した場合には最初前述のとおりのオーブン調理を
行なう手順で各つまみ95,96を操作し、タイ
マー97を設定して調理開始スイツチ99を押せ
ば電熱加熱調理が所定時間行なわれ、この調理が
終了すると自動的にマグネトロン51と送風機5
4が運転され、高周波加熱調理が行なわれる。 ここで「オーブン→レンジ」を設定するとカム
118は第13図に示す位置から反時計方向に1/
7回転しているためいぜんとして第2の凸面12
0に操作腕122が当接しており、従つて吸気シ
ヤツター60と排気シヤツター74とはいずれも
半開き(B)位置に設定される。 このため電熱調理時において温度検知部73で
加熱室3内の温度調節が行なえ、また高周波調理
時においては導入口59から外気を導入して加熱
室3内に滞留した蒸気等を排気口68から排気風
路Eを介して外部へ放出させることができる。 次に「レンジ→オーブン」を行なう場合につい
ては前述した「オーブン→レンジ」の逆であるか
ら説明を省略する。 次に「レンジ強」あるいは「レンジ弱」を行な
う場合には、つまみ94を所定位置へ設定するこ
とはもちろん、タイマー98を設定して調理開始
スイツチ99を押せば送風機54とマグネトロン
51が駆動されるものであり、この場合例えば
「レンジ弱」であれば第14図に示すようにカム
118の残余面121が操作腕122に当接する
ので、操作腕122の位置はカム118に対して
最も近い位置であり、従つて連結板127が引か
れ、吸気シヤツター60と排気シヤツター74と
はそれぞれ導入口59および排気風路Eを全開す
るように保持されるので送風機54からの冷却風
は加熱室3内に導入され、加熱室3内の蒸気等と
ともに排気口66から外部へ送出されるものであ
る。 なお、前記実施例では高周波調理からスチーム
調理へ調理手段を自動的に移行させる調理方法を
設定できるものについて説明したが、この発明は
前記実施例に限定されるものではなく、スチーム
調理から高周波調理へ調理手段を自動的に移行さ
せる調理方法を設定できるように成してもよいも
のである。この場合、スチーム調理時と高周波調
理時とのいずれの時も吸気シヤツター60を導入
口59の閉塞位置に、また排気シヤツター74も
排気風路Eを遮断位置に保つようにし、スチーム
調理時の熱気を高周波調理時に排出しないように
して加熱室3の温度低下を防ぐことができる。 また前述の実施例では、電熱調理時に吸気シヤ
ツター60は導入口59を開放しているが、密閉
するようにしても良い。 以上のようにこの発明によれば、スチームと高
周波と電熱を利用して同一の加熱室内で効率良く
種々の調理が行なえるとともに、高周波調理から
スチーム調理へ調理手段を自動的に移行させる調
理方法あるいはスチーム調理から高周波調理へ調
理手段を自動的に移行させる調理方法の少なくと
もいずれか一方を設定できるように成し、かつこ
の調理方法を実施する場合は吸気シヤツターと排
気シヤツターとがいずれの加熱手段にても閉塞す
ように構成したことにより、前段の調理時の熱気
が加熱室の温度を高めているため、後段の調理の
加熱効果がただちに発揮して無駄に消費されるこ
とがなく、全体として熱効率が向上し、短時間に
調理を完了させ得るとともに、調理手段の切り換
えの手間がいらないので使い勝手も格段と向上す
る等種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す調理装置の
正面図、第2図はその天部を取り除いた一部切欠
き平面図、第3図は第2図の−線断面図、第
4図は第2図の前方ドア部分を左側から見た一部
切欠き要部左側面図、第5図はドア開放状態にお
ける一部切欠き平面図、第6図は第2図の−
線断面図、第7図は第2図の−線断面図、第
8図は第1図右上の操作盤の要部拡大正面図、第
9図は同じく操作盤の調理選択機構を示す正面
図、第10図はその側面図、第11図は同じく第
10図のものの要部を縦に切欠いて背面から見た
図、第12図〜第14図は同じく第11図と同様
に各調理時におけるカムと操作腕の状態図であ
る。 図中、1は本体、3は加熱室、22,23はヒ
ーター、51はマグネトロン、59は導入口、6
0は吸気シヤツター、68は排気口、73は温度
検知部、74は排気シヤツター、81は蒸気発生
器、94は選択つまみ、103は表示ドラム、E
は排気風路、Sは吸気風路である。なお、図中同
一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スチームと電熱と高周波の3加熱手段により
    同一の加熱室内で調理を行なうように成したもの
    において、この加熱室の壁面に導入口と排気口と
    をそれぞれ形成し、上記加熱室の外部にその導入
    口と排気口を介してそれぞれ上記加熱室内に連通
    する吸気風路と排気風路とを設けて、上記の吸気
    風路−導入口−加熱室−排出口−排気風路を連通
    させ、さらに上記排気風路もしくは排気口に排気
    シヤツターを、また上記吸気風路もしくは導入口
    に吸気シヤツターをそれぞれ設け、上記排気シヤ
    ツターと上記吸気シヤツターとは高周波調理設定
    時にともに開放し、スチーム調理設定時にともに
    閉塞するように成し、かつ制御装置によりスチー
    ム調理から高周波調理へあるいは高周波調理から
    スチーム調理へその調理手段を自動的に切り換え
    る調理方法を設定できるように成すとともに、そ
    れらの調理方法を設定した状態ではその前段と後
    段の調理中いずれも上記吸気シヤツターとおよび
    上記排気シヤツターとをそれぞれ閉塞するように
    構成したことを特徴とする調理装置。
JP8433078A 1978-07-11 1978-07-11 Cooking device Granted JPS5512358A (en)

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