JPS6127265A - サ−マルプリンテイングヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はファクシミリ、プリンタなどの感熱記録装置に
用いられるサーマルプリンティングヘッドの構造に関す
るものである。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

感熱記録は情報信号に応じて発熱抵抗体を駆動し、この
発熱抵抗体と接触する感熱記録紙を選択的に加熱、発色
させて記録を行うものであ夛、無騒音メンテナンスフリ
ー、低コスト等の点で他の記録方式よ）優れているため
各方面で注目されている。

近年サイリスタやシフトレジスタを有する半導体素子を
駆動回路に使用するようＫｌ）、従来のダイオードマト
リックス方式より同時加熱する発熱抵抗体数を多くシ、
記録速度を速くした同時駆動方式のサーマルプリンティ
ングヘッドが多く使用されるようになってきた。

ところで、ファクシミリに用いられる同時駆動方式のサ
ーマルプリンティングヘッドとしては８ドツト／朋の発
熱抵抗体密度を有するヘッドが一般的に用いられておシ
、また発熱抵抗体は窒化タンタル、ニクロム、またはシ
リコンとタンタルの合金膜が使用されているが、これら
は、いずれも工業的に形成し得る面積抵抗は約２００Ω
／口が限界である。従って、サーマルプリンティングヘ
ッドでは発熱抵抗体の抵抗値の限界は約４０００となる
。

このような抵抗値を有する発熱抵抗体を数１００個同特
上駆動して一括記録する場合には、共通電極に数１ＯＡ
の電流が流れることＫなるため共通電極の電流容量を大
きくする必要がある。そのために共通電極の幅を広くし
たシ、厚さを厚くして電流容量を上げる構造が考えられ
るが、この構造は製造価格を上げると共にサーマルプリ
ンティングヘッドを大形化する問題点がある。

またファクシミリなどの要求として感熱記録紙の流れの
方向を一定方向とする紙ガイドをサーマルプリンティン
グヘッドに一体化して形成すると云う条件もあシ、これ
を満足しなければならない。

上述したような問題点や要求を解決する構造として、従
来、例えば第４図に示すような構造のサーマルプリンテ
ィングヘッドが考えられている。

即ち、サーマルプリンティングヘッドはグレーズドアル
ミナなどからなる絶縁基板（１）の上に窒化タンタルな
どからなる発熱抵抗体（２）と、この発熱抵抗体（２）
の一方を第１の個別リード（３１）を介して共通電極（
４）に共通接続し、発熱抵抗体（２）の他方を第２の個
別リード（３，）を介して駆動回路（５）に接続し、共
通電極（４）の一部、第１の個別リード（３１）、発熱
抵抗体（２）及び第２の個別リード（３，）の一部上に
は保護膜（６）が形成されている。

また、共通電極（４）上には、耐半田メタライゼーショ
ン層（７）を介して断面半円形の半田層（８）が設けら
れ、この半田層（８）上及び半田層（８）の周辺部には
それソルダーレジス）　（１０ｓ）（１０Ｊが設けられ
ている８ 更に絶縁基板（１）は熱伝導のよい図示しない接着剤を
介して放熱板ａυ上に固定されている。

上述した耐半田メタライゼーション層（７）は第１及び
第２の個別リードとされるＣｒ−Ａｕを半田層（８）か
ら保護するためのものでちゃ、また半田層（８）の形成
にｔツルダーレジス）　（ＩＯＪを形成するのは、半田
メッキやスクリーン印刷したクリーム半日または糸半田
をフローさせたとき、半田が個別リード電極（４１）に
方向に流れるのを防止するためのものであシ、スクリー
ン印刷等で塗布する。またノルダーレジス）　（１０１
）は半田層（８）を絶縁するために設けられている。

このような構造では半田層（８）によシ共通電極（４）
の電流容量を上げられ、またソルダーレジスト（ｌＯｔ
）が紙ガイドとなる効果があるが、耐半田メタライゼー
ション層°（７）の形成、半田流出防止用のノルダーレ
ジス）　（１０，）の形成などの工程が余分にかかる。

また半田の抵抗値は比較的高く数１０Ａの電流を流す為
には断面積を大きくしなければならず、更に半田層（８
）を均一に設けることが困難であるなどの問題点がある
。

〔発明の目的〕

本発明は上述した諸問題点に鑑みてなされたものであ夛
、製造価格を低減すると共に共通電極の電流容量を確実
に増加させることが可能なサーマルプリンティングヘッ
ドを提供することを目的としている。

〔発明の概要〕

即ち、本発明は絶縁基板上に一列配列された複数個の発
熱抵抗体の一方を第１の個別リードを介して共通接続し
た共通電極及び発熱抵抗体の他方を第２の個別リードを
介して接続した駆動回路とを少くとも具備するサーマル
プリンティングヘッドにおいて、共通電極の一部または
全部に金属部材の一面を導電ペーストで接着してなるこ
とを特徴とするサーマルプリンティングヘッドである。

〔発明の実施例〕

次に本発明のサーマルプリンティングヘッドの一実施例
を第１図及び第２図によシ説明する。但し、第４図と同
一符号は同一部を示す。

即ち、サーマルプリンティングヘッドはグレーズドアル
ミナなどからなる絶縁基板（１）上に窒化タンタルなど
からなる発熱抵抗体（２）と、この発熱抵抗体（２）の
一方を第１の個別リード（３１）を介して共通電極（４
）に共通接続し、発熱抵抗体（２）の他方を第２の個別
リード（３りを介して駆動回路（５）に接続し、共通電
極（４）の一部、第１の個別リード（ａｔ）、発熱抵抗
体（２）及び第２の個別リード（３，）の一部上にはＴ
ａ１０ｇ　−８ｉｏｌをスパッタ等によ多形成した保護
膜（６）が設けられている。

これらの製造方法は、絶縁基板（１）上に窒化タンタル
などからなる発熱抵抗体（２）用の抵抗薄膜、Ｃｒ−Ａ
ｕなどからなる共通電極（４）及び個別リード（３１）
。

（３鵞）用の導体膜を順次積層し、所要パター／に例え
ばフォトエツチング方法を用い形成する。

また、共通電極（４）上には導電ペースト（財）を介し
て発熱抵抗体（２）側に傾斜面（２２１）を有する断面
はぼ三角形状の銅などからなる棒状の金属部材に）の−
面が共通電極（４）の全面に接着されている。また少く
とも傾斜面（２２１）には保護膜（ハ）が設けられてい
る。

更に絶縁基板（１）は熱伝導のよい図示しない接着剤を
介して放熱板Ｉ上に固定されている。

上述のような構造にすることによ）、金属部材（２）の
傾斜面（２２１）は保護膜（２）を介して感熱記録紙の
紙ガイドとなるし、また金属部材（２）は共通電極（４
）の電流容量を上げることが可能となる。この場合、金
属部材（２）の−面を導電ペーストによシ共通電極（４
）の全面に接するようにすることによシ金属部材（２）
による共通電極（４）の電流容量を均一かつ確実に上げ
ることができる。

本実施例は単に金属部材（至）を導電は−ス）　ｔａｍ
）で共通電極（４）に接着するという簡単な構造ながら
共通電極（４）の電流容量を均一かつ確実に上げられる
と共に紙ガイドが得られるので従来に比較し、製造工程
も簡単とな夛、安価な同時駆動形のサーマルプリンティ
ングヘッドが得られる。

次に１本発明の他の実施例を第３図により説明する。但
し前の実施例と同一符号は同一部を示し特に説明しない
。

即ち、本実施例においては共通電極（４）上に導電ベー
ス）　ａｍ）を介して断面がほぼ長方形の銅などからな
る棒状の金属部材（至）の−面を露出するようにエポキ
シ樹脂のモールド剤（至）で成形したモールド体（財）
を共通電極（４）上に接着する。即ち、金属部材ｃ（壜
から見れば共通電極（４）の一部に接着されていること
になる。

本実施例によれば、金属部材（至）の−面が露出するよ
うにモールド剤（至）で成形したモールド体（ロ）を別
に作っておいて、このモールド体（至）を導電ベース）
Ｃ（Ｉ）Ｋよシ共通電極（４）上に接着するという簡単
−な工程で紙ガイドを有し、かつ共通電極（４）の電流
容量を上げたサーマルプリンティングヘッドが出来るの
で、前の実施例よ）、更に製造工程が簡単で安価なサー
マルプリンティングヘッドが得られる。

〔発明の効果〕

上述のように本発明によれば紙ガイドを有し１、　共通
電圧の電流容量を確実に上げた同時駆動式のサーマルプ
リンティングヘッドを安価に提供することが可能である
。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明のサーマルプリンティングヘ
ッドの一実施例な示す図であ夛、第１図は要部平面図、
第２図社第１図をＡ−Ａ線に沿って切断し、矢印方向に
見た断面図、第３図は本発明のサーマルプリンティング
ヘッドの他の実施例の要部断面図、第４図は従来サーマ
ルプリンティングヘッドの一例の要部断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　絶縁基板上に一列配列した複数個の発熱抵抗体の一方
   を第１の個別リードを介して共通接続した共通電極及び
   前記発熱抵抗体の他方を第２の個別リードを介して接続
   した駆動回路とを少くとも具備するサーマルプリンテイ
   ングヘツドにおいて、前記共通電極の一部または全部に
   金属部材の一面を導電ペーストで接着してなることを特
   徴とするサーマルプリンテイングヘツド。