JPS61271253A - アルキリデンビスアニリン類の製造方法 - Google Patents

アルキリデンビスアニリン類の製造方法

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JPS61271253A
JPS61271253A JP11307885A JP11307885A JPS61271253A JP S61271253 A JPS61271253 A JP S61271253A JP 11307885 A JP11307885 A JP 11307885A JP 11307885 A JP11307885 A JP 11307885A JP S61271253 A JPS61271253 A JP S61271253A
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JP
Japan
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catalyst
ion
solid acid
reaction
bisaniline
Prior art date
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Pending
Application number
JP11307885A
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English (en)
Inventor
Katsuo Taniguchi
谷口 捷生
Yoshito Kurano
義人 蔵野
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルキリデンビスアニリン類の新規な製造方
法に関する。とくに非対称型のアルキリデンビスアニリ
ン類を高収率で製造しうる方法に関する。
〔従来技術〕
アルキリデンビスアニリン類は、染料、農薬等の中間体
、合成樹脂原料、ゴム薬原料、樹脂添加剤などとして有
用である。アルキリデンビスアニリン類のうち、アミン
基が互いにp−位に入った対称型のものを製造する方法
として、p−モノアルケニルアニリン類とアニリン類を
陽イオン交換樹脂の存在下で反応させる方法が特開昭5
8−189143号において提案されている。しかしな
がら陽イオン交換樹脂は低温度における活性が低いため
、や\高温にして反応を行わなければならないが、その
ため副生成物が多く。
しかも触媒寿命が短かいという欠点があるので工業的に
有利な方法とは言えない。とくに本発明者らが、p−モ
ノアルケニルアニリン類の代りにm−モノアルケニルア
ニリン類を用いた反応を試みたところ、収率はさらに低
下する傾向にあることが判った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、従来技術における上述の欠点を改善すべ
く検討を行いその改良法を見出するに至った。したがっ
て本発明はモノアルケニルアニリン類とアニ+)ン類を
工業的に一層有利に反応させる方法を提供するものであ
る。本発明はまたモノアルケニルアニリン類としてメタ
体を使用した場合にも高収率でアルキリデンビスアニリ
ン類を製造することが可能な新規な製造法を提供するも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によればモノアルケニルアニリン類とアニリン類
を固体酸触媒の存在下で反応させることを特徴とするア
ルキリデンビスアニリン類(D H遣方法が提供される
本発明におけるモノアルケニルアニリン類は、一般式 (式中、R′、 R2、Bs 、 R4、R5は、それ
ぞれ独立に水素、アルキル基又はアリール基であり%R
6は水素又はメチル基である。好ましくはR1が低級ア
ルキル基、とくにメチル基であり、R’、R3及び−基
に対いメタ又はバラの位置にある)で示されるものであ
って、具体的にはp−ビニルアニリy、m−ビニルアニ
リン% p−(ンプロベニルアニリン、m−インプロペ
ニルアニリン、p−インブテニルアニリン、m−インブ
テニルアニリン、6−メfルー3−インプロペニルアニ
!J ys  m−インプロペニル−N−メチルアニリ
ン、m−インプロペニル−N%N−ジメチルアニリン、
ナトヲ例示することができる。
もう一方の原料となるアニリン類は、一般式れぞれ独立
に水素、アルキル基又はアリール基を示す)で示された
ものであって、具体的にはア二!J ンs N −メチ
ルアリニン、N−エチルアニリン、N−シクロヘキシル
アニリン、N−フェニルアニリン* Ns N  ’/
メチルアニリン、N%N−ジエチルアニリン、〇−トル
イジン、2./)−ジメチルアニリンなどを例示するこ
とができる。
本発明においては、前記モノアルケニルアニリン類とア
ニリン類を反応させるのに固体酸触媒を用いる。固体酸
触媒としては例えば活性白土、酸性白土、ベントナイト
、合成シリカアルミナ、シリカチタニア、モンモリロナ
イトおよび合成雲母と1−てフッ素金雲母四ケイ素雲母
、テンオライド。
ヘクトライトなどを例示することができる。これらの固
体酸触媒の中でベントナイト、モンモリロナイト、合成
雲母などは適当なイオンで一部又は全部がイオン交換さ
れていてもよい。とくに好ましい触媒は、モンモリロナ
イト系の触媒、中でも層間イオンの一部又は全部が水素
イオン又はアルミニウムイオン、ジルコンニウム、ある
いはチタニウムイオンで交換されたものが好ましい。
モンモリロナイト系の触媒は、ベントナイトなどの粘度
を構成する主要鉱物の一部で、主にケイ酸アルミニウム
からなり、かつアルミニウムの一部が鉄、マグネシウム
、マンガン等で置換された一mの固体酸である。このよ
うなモンモリロナイトとしては、3層構造のうち、8面
体層にギブサイト層をもち、主成分として一般的には、
下記の構造式で示されているものがある。
R+7s (Als /s Mgl/s ) S140
10 (○H)、−mH20ここでRは眉間陽イオンで
あり、 K 、 NaあるいはCa”  などが例示さ
れ、mは任意の値をとり得る。
モンモリロナイト系の触媒として市販され一部いるもの
に、豊順洋行(株)販売の一スーン■、ペン、■ ケル などがあり、いずれも使用することができる0 上記層間イオンの一部又は全部例えば10%ないし10
0%を水素イオン又はアルミニウムイオンでイオン交換
した触媒が本発明に2いて触媒活性が高く、特に好適に
用いられる。
これら固体酸触媒は粉末状であるいは粒状で用いられる
モノアルケニルアニリン類とアニリン類の反応は後者の
大過剰の状態で反応させるのが好ましく、通常前者1モ
ルに対し後者を3モル以上、より好ましくは5ないし2
0モルの割合で使用するのが好ましい。反応温度は触媒
の種類によっても若干異なるが通常130ないし200
℃、とくに150ないし180℃の範囲で選択するのが
好ましい。
反応に際し適当な稀釈剤を用いてもよい。かかる稀釈剤
として各棚炭化水素類、デカン、ドデカンクメン、サイ
メン、メシチレン、ジイソヲ°ロビルベンゼン、ニトロ
ベンゼン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼンなどを挙
げることができる。
反応は回分式であるいは連続式で行うことができる。回
分式反応においては、固体酸触媒の使用量は、反応原料
100重量部当り、通常6ないし20重量部程度と<K
5ないし15重量部程度とするのが好ましい。また連巳
式反応においては、滞留時間が0.2ないし1時間程度
となるように反応を行うのが好ましい。
反応終了後は、固体酸触媒を除いた反応混合物から蒸留
、再結晶などの通常の分離手段を採用することにより、
目的とするアルキリデンビスアニリン類、すなわち、 を単離することができる。
一方、使用した触媒はアセトン、メタノール、エタノー
ルなどを用い、加温下に洗浄することにより、再使用が
可能である。
〔効 果〕
本発明によれば、比較的低温度で選択性よ〈アルキリデ
ンビスアニリン類を製造することができる。とくにm−
アルケニルアニリン酸を原料に用いた場合にも高収率で
m、p−ビスアニリン類を製造することができる。また
触媒の活性低下が小さいので繰返し使用することができ
る。
以下に実施例を示す。
実施例1 畳11ス洋行社製ベントナイト(商品名 ペンゲル)1
0Iを14の水に懸濁し、24時間よく撹拌した後5%
−Al(No、)、水溶液150m/を加えさらに20
分間撹拌を続はアルミニウム型にイオン交換した。アル
ミニウム型にイオン交換されたベントナイトは遠心分離
により回収し、水でよく洗浄し更に乾燥(40℃、50
 mmE(g、10時間)した後反応に使用した。
なおこのアルミニウムイオン交換ベントナイトのイオン
交換率は85モル%であった。
こうして得られたアルミニウムイオン交換型ベントナイ
ト7yとアニリン1709とを50(]mlフmスフに
入れ、160℃に保ち、これにm−インプロペニルアニ
リン30&を約2時間にわたって滴下し、その後約1時
間にわたって160℃で撹拌を継続して反応させた。生
成物をガスクロマトグラフィーで分析したところm−イ
ンプロペニルアニリンは全量が反応しており、生成物は
下表の通りであった。
表   1 来1 2−(3−アミノフェニル)−2−(4−アミノ
フェニル)プロパン 来2 2−(2−アミノフェニル)−2−(3−7ミ/
フエニル)フロパン 反応液を濾過することにより触媒を除去し、減圧蒸留に
よりm、p−ビスアニリンA42.?を得た0 実施例2 400℃で2時間焼成した和光紬薬製活性白±5.OI
Iとパラインフロベニルアニリン40gおよびアニリン
170.!;’とを150℃で3時間撹拌を続けて反応
させた。
反応終了後反応液を分析したところ、パラインプロベニ
ルアニリンはすべて反応していた。生成物の選択性(バ
ラインプロペニルアニリン基準)は2% P−ビスアニ
リンA97.7%o、p−ビスアニリンA1.8%、パ
ラインプロベニルアニリン2量体0.5%であった0 触媒を戸別し、アニリンを蒸留で除去した後、トルエン
で晶析したところ、純度999%、融点が162℃の白
色結晶が66Fが得られた。
実施例3 水沢化学工業(株)製酸性白土7I!およびm −イン
プロペニルアニリン30Fを170gのアニリンと混合
した後撹拌しながら温度を上昇し、180℃で2時間反
応した。反応液を分析したところ、メタイソプロペニル
アニリンはすべて反応していた。生成物の選択率(m−
インプロペニルアニリン基準)で次の通りであった。
m、p−ビス7=すyA      86.5o、m−
ビスアニリンA6.8 インプロペニルアニリン2量体  3.8その他高沸点
物       2.9 減圧蒸留によpm%p−ビスアニリンA39.9を得た
実施例4 トビ−工業社製合成雲母、ナトリウムテドッシリシツク
マイカの10wt%水溶液10011を12の水に懸濁
し、よく撹拌しながら5%−AE(NOs)s水溶液2
0011tl!を加え、さらに25分間撹拌を続はアル
ミニウム型にイオン交換した。アルミニウム型にイオン
交換された合成雲母は遠心分離により回収し、水でよく
洗浄し、更に乾燥(40℃、50mmHg、 10時間
) L7’C後1反応ニ使用した。なお、このアルミニ
ウムイオン交換合成雲母のイオン交換率は72モル%で
あった。
こうして得られたアルミニウム交換型口ケイ素雲母5L
m−インプロペニルアニリン30!Iおよびアニリン1
80gとを混合した後170℃で6時間反応した。
反応液を分析したところ、使用したm−インプロペニル
アニリンの78%が反応しており、生成物の選択率(m
−インプロペニルアニリン基準)はm% p−ビスアニ
リンA90.0%、o、 m−ビスアニリンA5.7%
、メタイソグロベニルアニリンオリゴマ−4,3%であ
った。減圧蒸留により粗m、p−ビスアニリンA35g
を得た。サイメンからの晶析により融点74〜75℃、
純度999%の白色結晶を得た。
比較例1 米国ローム・アンド・ハース社製強酸型イオン交換樹脂
アンバーリスト−15,10&を触媒に用い、実施例と
同じ方法でメタイソプロペニルアニリンとアニリンとの
反応を行った。反応終了後、反応液を分析したところ、
反応したメタイソプロペニルアニリンはわずかに8%の
みであり、そのほとんどが、メタイソプロペニルアニリ
ンの2.3を体であり、m、p−ビスアニリンAの収率
はわずか2%であっだ0 比較例2 触媒として濃硫酸5f!を使用する以外は、実施例と全
く同じ方法で、メタインプロペニルアニリンとの反応を
行った。メタインプロペニルアニリンの転化率は25%
であり、生成物の選択率((メタイソプロペニルアニリ
ン基準)はmD′−ビスアニリンA45.0%、0、m
′ −ビスアニリンA5.8%、イソフロベニルアニリ
ン2,3を体49.2%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 モノアルケニルアニリン類とアニリン類を 固体酸触媒の存在下で反応させることを特徴とするアル
    キリデンビスアニリン類の製造方法。
JP11307885A 1985-05-28 1985-05-28 アルキリデンビスアニリン類の製造方法 Pending JPS61271253A (ja)

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JPS61271253A true JPS61271253A (ja) 1986-12-01

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ID=14602919

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JP11307885A Pending JPS61271253A (ja) 1985-05-28 1985-05-28 アルキリデンビスアニリン類の製造方法

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